君 × あなた
「僕はもうすぐ消えるかもしれない……」情けない話だ
あんな約束をしておいて結局君を守れないだなんてさ
「君を笑顔にしてみせる」と誓ったのに最後まで君の笑った顔見れなかったよ
君はそうやって一人になろうとして耳を塞いで何も知らない振りをするんだ
「私を殺して」あぁ、僕には聞こえない
あなたはあなたのままでいいから傷ついた心も弱虫な所も全部見せて
癒してあげる受け入れて支えてあげる
私はあなたが…………
僕は知ってた君が笑顔を失くした理由人を信じられなくなった理由
思ったんだ人間って汚いなぁって他人の幸せを奪いあげていくんだ
どこまでもズルくて賢い何でだろう何なんだろうそんなのシラナイヨ……
君を傷つけるくらいならいっそこのまま消えてしまった方が楽だってそんな世界ならめちゃくちゃに壊してしまった方がいいって
あなたがあなたのままでいてくれたらその他は何も望まないよ
私の為に傷つかないで消えないであなたは────────……生きて
「生きる」事に執着「嘘」に依存何もかも黒い海に飲み込まれていく
冷たく閉ざされた僕の心に君が温かく優しい「愛」を教えてくれる
消えかけてた僕の体をそっと抱き寄せ耳元で囁いた言葉は……
「僕は消えたいんだ……」
眠るように誰にも気づかれる事なく
約束守れなくてごめん でも僕は信じてるよ
僕が居なくても君が笑える日が来ると信じてる────────……
あなたは覚えていますか約束覚えていますか
私は覚えています
あなたに一つだけお願いがあります
どうか……どうか……私の事忘れないで
今幸せですか幸せです
あなたの居ない世界で笑っても何も意味ないよ────────……
Re: 詩集 夜神沙夜兎 @kano3
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