第7話

 バダガンラの存在が大人にばれることは、僕にとって現実的にかなり問題のあることだった。

 まず、バダガンラはこの国の法律では確実に認められていない。有害な植物だからだ。

 そして、バダガンラの存在を知った国家がどう動くかも問題だった。あの植物はあまりにも力が強すぎるのだ。

 しかし、何よりショックを受けたのは、どのような理由であれ少女が秘密を人に言ったということだった。信じていた。信じていたのに。君はもう少女ではない。そう悟った。

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