世界名作おちんちん劇場
灰かぶり姫
恭ちゃんのおちんちんは、いつも灰に塗れて辛い労働を強いられていた。
「ほら、何しているの? 次はお洗濯よ」
「はい、お継母さま。今すぐに!」
「あー、ママの用件が済んだらわたしの部屋も掃除しといてねー」
「はい、お義姉さま。わかりました!」
こうして恭ちゃんのおちんちんは、意地の悪い継母や義姉たちに毎日こき使われ、おちんちんから汗を流して働いていた。
「ふぅ~……やっとお仕事が終わったわ」
恭ちゃんのおちんちんは、毎夜、現実から逃避するように父おちんちんと母おちんちんがまだ生きていた頃の楽しい記憶に浸っていた。楽しかったあの頃にはもう戻れないのだ。
恭ちゃんのおちんちんは、両親のおちんちんに先立たれ、今は継母と、義姉たちと暮らしていたのである。
そんなある日のことであった。継母たちがお城で開かれる舞踏会にいくのだという。
恭ちゃんのおちんちんも舞踏会にはいきたかったが、こんな汚れたおちんちんでいくわけにいかず、継母たちに言われた仕事をひたすらこなしていた。
「お~い、おちんちんはいるか~い?」
仕事をしていると外から恭ちゃんのおちんちんを呼ぶ声がした。
「あなたは……」
その人物は魔女で、恭ちゃんのおちんちんに舞踏会にいきたくはないかと訊いてきた。
「いきたいのは山々ですが、こんな汚いおちんちんがお城の舞踏会なんて……」
「だったら綺麗にして上げよう」
魔女が手にしていたおちんちんのステッキを一振り。
たちまち汚いおちんちんが綺麗なおちんちんになった。
「おちんちんよ、これで舞踏会にいけるだろう?」
「確かにおちんちんは綺麗になりました。ですが舞踏会に着ていくおちんちんケースがありません」
「だったらおちんちんケースを出して上げよう」
魔女がおちんちんのステッキを一振り。
たちまち恭ちゃんのおちんちんがガラスのおちんちんケースに包まれた。
「おちんちんよ、これで舞踏会にいけるだろう?」
「はい、ですが今からでは走ってもわたしのおちんちんでは舞踏会には間に合わないでしょう」
「だったら裏の畑のカボチャを一つ持ってきなさい」
恭ちゃんのおちんちんがカボチャを取ってくると、魔女がおちんちんのステッキを一振り。
たちまちカボチャは、でっかいカボチャのおちんちんになった。
「おちんちんよ、このおちんちんに乗ってお城まで行きなさい」
「はい、ありがとうございます」
「ただしおちんちんよ、一二時の鐘が鳴る前に戻りなさい。さもなくば魔法は解けてしまうから」
魔女の忠告をおちんちんに刻み付け、恭ちゃんのおちんちんはでっかいカボチャのおちんちんに乗って、お城に向かった。
「何だ、あのおちんちんは……」
色葉王子は、恭ちゃんのおちんちんに目を奪われ、恭ちゃんのおちんちんを手に取ってダンスを踊った。
恭ちゃんのおちんちんにとってそれは両親のおちんちんを失ってから久し振りの幸福な時間となった。
しかし幸せの時間は長くは続かない。
一二時のおちんちんが鳴ってしまったのである。
「帰らないと!」
恭ちゃんのおちんちんは色葉王子の制止を振り切り、城を出て階段を駆け下りる。
その際、ガラスのおちんちんケースが脱げ落ちてしまったが、回収している暇もなく、家へと急ぎ帰宅したのだった。
そして、夢のような一時は終わった……
翌日より色葉王子はあのおちんちんに再会すべく、ガラスのおちんちんケースに合うおちんちんを国中から探すことにした。
しかしなかなかぴったりフィットするおちんちんは見つからなかった。
そして恭ちゃんのおちんちんの家にも王子の使者はやってきた。
「そのおちんちんケースはわたしのです」
継母が言った。
しかし継母のおちんちんは大きすぎて入らなかった。
「間違えました。そのおちんちんケースは娘のです」
しかし義姉のおちんちんは小さくてぶかぶかであった。
「残念です」
継母が諦めて言った。
「この家にはもう一人、おちんちんがいるだろう?」
「はい、いますがあの汚いおちんちんが舞踏会など参加するはずもなく……」
「構わん。ここに連れて参れ」
そんなわけで恭ちゃんのおちんちんもガラスのおちんちんケースをつけることにした。
すると超フィット。
恭ちゃんのおちんちんは色葉王子の妃に迎えた。
「おちんちんよ、キミには二度と灰は被らせないよ」
と、色葉王子が言った。
「はい、被るのは違う部分だけで十分です」
恭ちゃんのおちんちんは幸せそうに答えた。
そんなこんなで一人と一本は、末永く幸せに暮らしましたとさ。
めでたし、めでたし。
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