勝利の報酬
紋章官ロジェは羊皮紙に新しい紋章を描き込みながら、目の前に山と積まれた羊皮紙を見てニンマリと笑みを浮かべる。
薄暗い天幕の中、一人で。ちょっと不気味な様子ですらある。
しかし幸いと言うべきか、残念ながらと言うべきか、ロジェの奇行を止める者はこの天幕にはいなかった。
ウィルやアリエルは所用で出かけているのだ。
ウィルと聖翼騎士団の三人の試合結果は瞬く間に街じゅうに流布された。
それは『聖翼騎士団の精鋭』が『誇りのない騎士』に敗れた、というだけではない。
騎士たちが卑怯な不正をおこなって、その上で負けた、という最も不名誉な事実を伴って広まっていた。
彼らとしては隠しておきたい事なのだが、試合場という多くの人の目のある場所で暴かれたために隠蔽は不可能だった。
すべての観客の口をふさぐ事は出来ないからだ。
当然、騎士の不正に関して教会には苦情が殺到し、大司教アドルムスは「不正は騎士が独断でおこなった」と
しかし『聖翼騎士団』は聖地奪還の為に教会主導で組織された騎士団。
その装備の管理や人員の選出、運営はすべて教会が行っている。
それなのにこのような見解が出され、信者や住民の多くは大司教に不審を募らせる結果となった。
不穏な空気を漂わせる街とは打って変わって試合場は活気に満ちている。
我が物顔で居座っていた聖翼騎士団の騎士たちがいなくなったことと、ウィルの派手な試合が多くの騎士の闘争心に火をつけたからだ。
こうしてロジェが天幕にこもっていても、外からは大きな歓声と騎士の勝鬨らしき雄たけびが聞こえてくる。
いままで初の開催地ということで様子見をする騎士が多かったのだが、ウィルの試合の後は積極的に勝負を受けたり、挑んだりして試合をおこなっている。
聖翼騎士団のお披露目をおこなって大会を盛り上げようとしたアドルムスにとっては皮肉な結果となった。
「よし、出来た!」
ロジェは描き終えた新しい紋章を確認して満足げに頷いた。
ウィルは先の勝利で紋章を三つ手に入れた。
聖翼騎士団の三人が持っていた紋章だ。
十字架の紋章と鳩の紋章、そして鐘の紋章だ。
いずれも教会の保有する最も小さい領地、『小教区』における『十分の一税』の徴税権だ。小教区というのは教会周辺にある土地を小さく分けた区分で、だいたい十から二十家族が暮らしている。そして十分の一税というのはその住民たちの収益の十分の一を教会のために徴収する税のことだ。
収入の面で言えばそこまで価値の高い紋章ではない。
しかし身代金を支払っての返却依頼をロジェとウィルは断った。
ロジェは今回の勝利をウィルの宣伝材料として使うためにこの紋章を欲していたし、ウィルもあの連中に紋章返すつもりは毛頭なかった。
ロジェは
楯の形をしたベースを縦に二分割して、左側に
紋章が四つある場合の
クォータリングする場合、左上と右下の紋章が他の紋章よりも上位の紋章とされるのだ。
しかしロジェは楯を左右で二分割にするハーフリングという方法を用いた。
ハーフリングには二つの紋章をあわせる場合の方法で、それぞれの紋章を半分に切って合体させるデミディエイションという方法と、それぞれの紋章をそのままの形で合体させるインペイルメントという方法がある。
ロジェはまずインペイルメントを使って、左の上位側にウィルの持っていた『
これはあからさまに聖翼騎士団の騎士たちの紋章を格下に扱った処置だ。
しかしそれによって不名誉な騎士を討伐した、という印象を強めるのが狙いなのだ。
その宣伝効果のおかげもあってか、現在ウィルの元には捌ききれないほどの試合申し込みが殺到していた。
これはウィルの実力を侮って簡単に勝てそうだから挑む、といった類の挑戦ではなく、強く誇り高い評判の騎士と正々堂々戦った、という名誉が欲しい騎士たちからの挑戦だった。
こうした騎士は紋章が目当てではない中堅の騎士たちで、彼らの目的は勝利ではない。今話題の『誇りのない騎士』と戦う事自体が目的なのだ。
彼らはほとんどが責任ある立場であり、多少紋章試合で勝っても意味はない。これが騎士王となると話は別だが、勝ち数がひとつふたつ増えても出世のタネにはならないのだ。
だから彼らは『名誉』になる話題を求めている。
この間の試合によってウィルの評判と実力は広く喧伝された。
聖翼騎士団の不正を暴いた事、迫害を受けるユート人の為に戦った事、そうした『いかにも騎士らしい行為』によって名誉ある騎士としての評判が出来てきたのだ。
更に挑戦する騎士にとって都合の良い事に、ウィルは未だに『無敗の騎士』である。
つまり心置きなく負けることが出来る相手なのだ。
ウィルと戦うことで、「あの話題のウィリアム・ライオスピアと戦って惜しくも負けた」という箔と話題を手に入れて、宮廷などの社交の場での武器にするのだろう。
そして、この展開はまさにロジェの狙い通りの展開だ。
ウィルの活躍が広まればいずれはこうなると分かっていたことだが、こんな早い段階で有名になるとは予想外だった。
下位の騎士と紋章試合をしても手に入る紋章は価値の低いものしかない。だからこそ、いままでは勝っても身代金だけを取って紋章を返還してきたのだ。
しかしこれからは価値のある中堅クラスの紋章がよりどりみどりだ。
自然とロジェの顔に笑みが浮かぶというものだ。
殺到する試合申し込みの書類に埋もれながらも、顔が緩むのを我慢できそうもない。
自分の計画した予定を踏み越えて、騎士の名声が大きくなっていく。
これこそがロジェの求めていた騎士だ。
なんと『挑戦』しがいのある相手だろう。
「いいわ、アタシが絶対にウィルを史上最高の『騎士王』にしてみせる!」
ロジェはここに居ないウィルに宣戦布告した。
相手が大きければ大きいほど、取り組む事が難しければ難しいほどロジェの心は燃え上がる。
彼女は常に『挑戦する』。
それがロジーナ・オウルクレストの『
◇
街外れのアウグスティヌス修道院、ここは現在エレインが修道院長を務めるユート人修道士たちの集う教会だ。
この教会にウィルとアリエル、ランスロットが訪れていた。
ウィルの目の前には古びているが手入れの行き届いた厩舎があった。
十数頭の馬がのんびりと草を食んでいる。
「元気でね、コールブランド」
ウィルは目を細め、静かに立つ老馬の首筋を撫でた。
サラが厩舎から飼葉の入った木桶を運んできてくれた。
老馬は嬉しそうに木桶に顔を突っ込んだ。
「エレイン様、コールブランドを引き取ってくださって、ありがとうございます」
アリエルがエレインに静かに笑みを向ける。
それにエレインも上品な笑みで返した。
「孫娘のために戦ってくれた勇敢な馬です。むしろ光栄ですわ」
公爵令嬢と元王女だけあって二人が笑いあうだけで古ぼけた修道院が王宮のように感じられてしまう。
気品というのは場を支配する空気だ。二人はそれを自然と纏っていた。
それは相手を屈服させるような強圧的なものではないが、同席した者の姿勢が自然と正されてしまうような厳かなものだ。
公式な会見の場でないのにこのようにアリエルがかしこまっているのは、ひとえにウィルの為に頑張った老馬コールブランドのためだ。
老馬コールブランドは最後の試合の無茶な跳躍によって脚を負傷した。
幸いにも歩行に支障が出るほどの怪我ではなかったが、騎士を乗せて走ることは出来ない身体になってしまったのだ。
普通の馬なら解体して食料にしてしまう。しかし、ウィルが無茶をさせたせいで走れなくなってしまったことを考えると、それはあまりにも非情に思えた。
そこでエレインに頼み、余生を修道院の厩舎で過ごさせてもらうことにしたのだ。
「すまない、もう戦うことも畑を耕すことも出来ないが、静かに暮らさせてやって欲しい」
ランスロットはそう言って金貨の詰まった袋を取り出した。
ウィルだけでなく老騎士や老侍女、アリエルも出し合ったお金だ。
まともに働ける馬を預けるのならばむしろお金を貰ってもいいぐらいだが、コールブランドは荷物や鍬を引くことも、人を乗せることも出来ない。
「ランスロット様、このようなお気遣いは……」
「いや、せめてこれぐらいは受け取ってくれ」
しきりに遠慮するエレインだったが、ランスロットは強い調子で金貨を差し出す。
騎士にとって馬は大事な相棒だ、妥協は出来ない。
「分かりました、必ず天寿を全うできるようにお世話しますわ」
エレインはランスロットの、騎士の心意気を受け取ることにした。
馬に限らず自ら歩けなくなった生き物は、どれだけ必死に看病して世話をしても死んでしまう。
実際ウィルも試合直後はコールブランドが死んでしまうと覚悟していたのだ。
「この子とウィリアム様は聖翼騎士団の不正を暴いてくれました。教会にとっても救世主ですから、ご安心ください」
エレインは慈しむような笑みを老馬に向ける。
しかしランスロットはその言葉に顔をしかめた。
「聖翼騎士団、あまり評判はよろしくないようじゃな」
「ええ、アドルムス大司教の肝いりで結成され、聖地奪還を謳ってかなり強引にお金を集めていましたからね」
「これでアドルムス大司教は罷免ですか?」
アリエルの言葉にエレインは静かに首を振った。
「まさか、それほどの影響はありませんよ。表向きは騎士たちが勝手にやったことになっていますし」
エレインの言葉にウィルは嫌そうに顔をする。
「トカゲの尻尾切り?」
「分かりません。表向きは、と言いましたが、実際に大司教は不正に関しては知らなかった可能性もあります。何が何でも勝つように、とは言っていたと思いますけど……」
その言葉にウィルはトーナメントのことを思い出した。
元々はトーナメントで勝つためにあの三人を負傷させようとしていたのだった。
「しかしもうトーナメントに聖翼騎士団は出場させないでしょうね。外聞が悪すぎます、聖地奪還運動もしばらくは控えざるを得ないでしょう」
アリエルはそれを聞くと安堵のため息を漏らした。
「ではウィルは無事に守護獣の紋章を手に入れることが出来ますね」
「おや、アリエノール様まだ試合前ですよ?」
エレインの注意にアリエルは年相応の子供っぽい笑みを浮かべた。
「ウィルが負けるはずありませんわ。ましてや今度は彼女のためではなく、私の為に戦ってくれるのですから、必ず勝ちます!」
チラリとサラに対抗するような視線を向けて、ウィルに見せ付けるように胸を張る。
サラは反対に自らの胸を隠すように縮こまった。
ウィルは不思議そうに首を傾げる。
エレインはそんな三人の様子を見てコロコロと笑った。
「まぁまぁ、凄い信頼ですわね」
「あら、貴女だってランスロットが自分の為に戦ってくれるならそう思うでしょ?」
アリエルにそう言われてエレインは顎に手を当て考え込んだ。
そしてその情景が脳裏に浮かんだのか、年に似合わぬ艶然とした笑みを浮かべた。
「――確かに。アリエノール様のお気持ちが分かりましたわ」
「でしょ?」
「ひ、姫様っ! 戯れはおやめくだされ!」
共犯者のように笑い合う二人にランスロットは慌てる。
そんなアリエルをサラは羨望の眼差しで見ていた。
「どうしたの?」
「アリエノール様って素敵な方ですね……」
「そうでしょ」
アリエルが褒められると、まるで自分が褒められたように嬉しそうな顔をした。
しかしその顔を見て、サラの表情は暗くなる。
今度はそんなサラを見てウィルが顔をしかめた。
「えっ、ど、どうしましたか?」
いきなり不機嫌になったウィルにサラは狼狽えた。
するとウィルは口を尖らせた子供っぽい表情で言う。
「笑ってよ。サラに笑って欲しくて戦ったのに、そんな顔されたら意味ないよ」
「え? そ、そうなんですか?」
「そうだよ。サラをイジメる奴はやっつけたんだから、もうそんな顔しなくていいでしょ?」
サラはウィルの言葉に驚き目を丸くした。
そして頬が熱くなり、胸がドキドキし始めた。
確かにそうなのだ、ウィルは『サラの為に』戦って、勝ってくれた。
その事を意識すると胸が熱くなり、ふわふわとした喜びが全身を包んだ。
「そ、そうですよね。こ、こうでしょうか?」
サラはぎこちなくも一生懸命笑みを浮かべている。
だがそれはどこか固く、ウィルの思っていたモノと違った。
「なんか引き攣ってない?」
「ちょっ、ヒドいです! 頑張って笑ってるのに!」
「だってなんだか固いんだよ。前に馬に乗ってたときは、もっとこう……」
「うぅ、頬っぺた引っ張らないでくださいっ」
ウィルはサラの柔らかいほっぺたをむにっとつまむ。
サラは真っ赤になってその手から逃れようとするが、珍しく強引なウィルによって解放してもらえないで居た。
じゃれあう二人にアリエルが真剣な表情で近づく。
「サラさん」
「はっ、はい! ごめんなさい!」
その迫力に思わず姿勢を正して頭をさげてしまうサラ。
それによってサラはウィルの手からは逃れた。ウィルは不満そうな表情をする。
アリエルはそんなウィルに笑みを浮かべると素早い動きでウィルの頭を抱き寄せた。
ウィルの頭を柔らかな双つの膨らみが包み、花のような甘い香りが鼻腔をくすぐる。
そのまま優しい手つきで髪を
そして豊かな胸から解放されたと思ったら、ふわりと鼻に黄金色の髪が降り注ぎ、ちゅっ、と啄ばむように頬にキスをされる。
いつもの事と言えばそうなのだが、それでもウィルはかぁ、と頬が赤くなるのを感じた。
それを見ていたサラは驚いた表情を浮かべたまま顔を真っ赤にして硬直している。
「自分の為に戦ってくれた騎士には、こうして『貴婦人の接吻』を与えるんですよ?」
アリエルはそういって胸を張る。
騎士道の美徳のひとつに『奉仕』という概念がある。
騎士は力なき者の為に、己の力を無償で提供し救うべきという教えだ。
そしてこの場合の力なき者というは、高貴な身分の子女『貴婦人』である。
『奉仕』を受けた『貴婦人』が感謝の証として行うのが『貴婦人の接吻』だ。
「姫様っ、『貴婦人の接吻』ならば頬にするだけで良いのです! 抱きかかえる必要はありません!」
「ランスロットはケチね。いいじゃない、これぐらい」
ランスロットの口煩い言葉に拗ねた顔をしてみせるアリエル。
しかしそんな二人のやりとりもサラの耳には届いていなかった。
頭の中には先ほどのアリエルの行為と『接吻』という言葉がぐるぐると回っていた。
若干血走った目でウィルを凝視して、肩を掴む。
「わ、わかりました! こ、こうですねっ」
「むぐっ」
ウィルは予想外に強い力で抱き寄せられる。
ぼふんと先ほどよりもさらに大きな膨らみに包まれた。
サラが必死になってぎゅうぎゅうと締め付けるせいで、ウィルの顔全体に大きな水風船を押し付けたような感触が広がった。
ウィルの顔に一瞬にして血が昇り、頬どころか耳まで真っ赤に染めあげる。
幼い頃から姉弟同然に育ったアリエルだからこそ、何とか過度に動揺せずに済むのだ。
アリエル以外にこんなことされて平静ではいられるハズもない。
ようやく暴力的ともいえる圧倒的な質量から解放されると、ウィルの目の前には潤んだ瞳を向けるサラの顔があった。
褐色に近い肌をほんのりあずき色に染め上げて、どこか追い詰められたような表情でウィルを見つめてくる。
ウィルは試合の時でも感じたことのないような緊張に襲われた。
その真剣な瞳に呑まれたように身動きをとることが出来ない。
サラの震える腕がウィルを抱き寄せる。
ウィルの胸板にサラの大きな胸が押し当てられて変形する。
熱を持った耳が熱い、火でもつきそうだ。
同じように熱を持つウィルの頬に、更に熱く柔らかい塊が押し当てられた。
アリエルよりも強くぐっと唇を押し当てて、飛び退くようにサラは離れた。
「あ、あの、その……本当にありがとうございましたっ」
真っ赤な顔で必死に言うサラの表情はウィルが見たかった笑顔ではなかった。
しかしウィルの心臓は痛いほどに鼓動し、胸の奥にえもいわれぬ満足感が広がった。
同時にここから逃げ出したいような照れくささに襲われる。
そんなウィルの様子を見てアリエルはニヤリと笑った。
「サラちゃん、なかなかやるわね! いいでしょう。貴女をライバルと認めるわ!」
「えっ、サラちゃん? いえ、そ、そんなつもりじゃ……」
アリエルの言葉にサラは目を白黒させて戸惑う。
ウィルは熱に浮かされたような表情で呆然としていた。
そんな三人の様子をエレインとランスロットは楽しげに見守っていた。
「こうしていると年相応の子供たちですねぇ」
「ま、たまには姫にも生き抜きが必要じゃろうて」
◇
翌日、トーナメントの予選が行われた。
予選には五十六名の騎士が参加する。
十二対十二のチーム戦が四回行われて、それぞれの試合で活躍のめざましい騎士十名が選出されて五対五で決勝戦を行うのだ。
聖翼騎士団はあの三人組だけでなく、すべての団員が不参加だった。
ウィルはコールブランドの代わりにランスロットの馬を借りて出場した。
その日の予選は妙に上の空なウィルによって一方的な試合となる。
加減という言葉をどこかに落としてきたようなウィルの攻撃は、触れる騎士を全て一撃で落馬させた。
ぼーっとしているので隙だらけに見えるのだが、近づく端から吹き飛ばされる。
気の毒なのはウィルと敵対したチームなった騎士だけではなかった。
味方のチームとなった騎士たちも、ぐずぐずしていると全てウィルに倒されてしまうのだ。必死になって相手を探すが、ウィルがすれ違うと次々と騎士が落馬していく。
結局、相手チームの八割をウィルが落馬させて、最多勝利数の騎士として決勝戦への切符を手に入れた。
そんなウィルの勇姿にアリエルは大喜びし、サラは頬を赤く染めて、ロジェは戦慄した。
もはやこの街にウィルを『誇りのない騎士』と侮る人間はいなかった。
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