第六章 顔も知らないパパと遊ぼう

第六章 三つのプロローグ

 鬱蒼とした森を抜けた先にその屋敷はあった。

 かつてそこは猫屋敷と呼ばれていた。恐るべき力を持った妖術師が住み、彼が創りあげた化け猫であふれているという事からついた名である。

 屋敷の主からも、主と馴染みの妖術師達からも、ある種の親しみを込めてその呼び名で呼ばれていたが、今や見る影も無く朽ちかけている。

 猫の姿もまるで見当たらない。どうしてこんなことになったのか、猫屋敷を訪れた雫野累は確認するまでもなく理解している。


 金髪緑眼の美少年は憂いの表情を浮かべた。何もかもが予測の範囲内。この先で御目にかかるであろう、これから会いに行く人物のことを考えると、気が重い。


「ミルク、エボニー」


 朽ちかけた屋敷の門の前に、白と黒の二匹の猫を確認して、累はそれぞれの猫の名を呼んだ。

 二匹の猫のうち黒い猫の方が、累の姿を見て鳴きながら駆け寄ってくる。白い猫はすねたような眼差しを累に向けて、ふんと鼻を鳴らしただけだった。


「君達は……生きていたんですね。いや……残っていたというのが正しい……ですか」


 しゃがみこんで黒猫の喉を撫でて、語りかける累。


 戸を開けて中へと入る。和風の邸宅である。

 驚いたことに屋敷の庭は荒れ放題で外観も朽ちかけていたにも関わらず、内部は随分と手入れが行き届いている。まるで人が住んで生活しているかのように。

 それが何を意味するか、誰が手入れをしているのかも、累には全てわかる。少なくともこの屋敷の主ではないのは確かであるが。


 黒猫と白猫が累の前を走る。屋敷の主の下へと案内しているのだ。累はそれについて行く。

 階段を上り、二匹の猫が立ち止まった前のふすまを開けた。そこにいた人物の、予期したとおりの姿を見て、累は哀しげに目を細めた。


 二十代後半ほどの白い着物姿の男が、畳の上で胡坐をかいて、呆けたような顔で天井を見上げていた。いや、実際放心しているのだ。半開きの口の端からは涎が垂れ続けている。すでに己の意志は無いに等しい。


「無様な有様です……ね。服を替えているのは君達ですか」


 足元の猫達に話しかけると、黒猫の方が忌々しげに唸って頷いた。おそらくは排泄などの介護も行っているのであろうと想像がつく。


草露香四郎くさつゆこうしろう


 放心している男の名を累が呼ぶ。

 返答は無い。反応すら無い。しかし自分の声は聞こえているであろうし、こちらを見なくても気配で相手に伝わっているであろうと、累は確信したうえで話しかけた。


「やっぱり、貴方では駄目でしたね……香四郎。僕が警告した通りになってしまいましたね」


 二匹の猫が気を利かせて姿を消した。ふすまが閉まる。閉めたのは累ではない。もちろん呆けている男でもない。猫である。


「人間は――いや、全ての生き物は、定められた時間の中だけで輝くもの。永遠の命など、この世界の法則に反する不自然なものだと、何度も言いました。僕の……あの不肖の弟子が口にした言葉ですけどね。貴方はそれを聞き入れなかった」


 普段はたどたどしい喋り方の累であるが、その時はいつもに比べると流暢だった。真剣な時にはこうなる。


「永遠の命を持つということは、この世界への反逆に……等しい。世界はそれを許さない。永遠の命に耐えられるのは、世界に抗い続ける事ができる者。魂の限界を越えた者だけ」


 神々しいまでの美貌と少年の姿を数百年維持し続けている伝説の魔人は、ぴしゃりと断言する。己自身が今の言葉に符合することを誇りたいわけではないが、少し嫌味になってしまうなと、口にした直後に累は思った。


「でも、僕も含めて全ての過ぎたる命を持つ者達も、その心を正常なまま保っているわけではないんですけれどね……。一応これでも、大きな代償はあるんですよ。……聞いていますか? 香四郎」


 累の声に呼応するかのように、男の目から涙が一粒こぼれる。

 それを見て累はなんともいえぬ哀しげな表情になる。完全に心が朽ちたわけではなかったようだが、最早時間の問題であろう。それ以上は何も言わずに部屋を出る。


 おそらくもう会うことも無い。たとえ命だけ生きながらえていても、心が死んだ者は長くは生きられない。

 不老化の性質を手に入れて肉体の老いを止められても、精神の老いを止められるのは、適正がある者のみ。その限れられた者だけが『過ぎたる命を持つ者』、もしくは『オーバーライフ』と呼ばれ、真の不死者となり得る。


「そう……それなりに代償があるんですよ……。僕にも……。世界の法則に反した代償が」


 自虐的に呟いた直後、廊下にいた二匹の猫と目が合う。累は照れくさそうに微笑むと、そのまま猫屋敷を後にした。


 それが七十年程前の話。


***


 裏通りの住人が表通りへ干渉を行うのは、基本的にビジネスに留めるようにして、それ以外の干渉は出来るだけ避けている。

 警察も裏通りの住人を積極的に取り締まりはしないが、度の行き過ぎた犯罪行為に及んだ者に対しては、黙っていない。例えば目に見えた殺人事件などがあった場合は、捜査もするし逮捕も有りうる。事件そのものを揉み消すこともできるが、それは条件が限られている。


 いや、警察に目をつけられるより前に、裏通りを仕切る『中枢』から抹殺指令が出る。表通りの治安が極端に悪くなることは、裏通りからしてみても歓迎できない事態であるからだ。

 ごくわずかではあるが、中枢が抹殺を決定してなお生き延び続けている者がいる。彼等は『タブー』と呼ばれる、凄腕にして危険極まりない存在である。


 薬仏市警察署は他の暗黒指定都市指定されている都市の警察署同様に、裏通りの荒くれ者に引けをとらぬよう、特に荒事に長けた選り抜きの警察官が配置されていた。

 銃器も一世紀前から延々と使い続けている拳銃ではなく、袖の下にデリンジャー等のポケットピストルやペンシルガン等を仕込み、マシンピストル等も支給されている。警棒も電撃仕込みのものを携帯している程だ。

 しかし彼等は動かない。裏通りやマフィアのトラブルに巻きこまれた市民の要請に、一切答えてくれないことを、薬仏市にいる者なら誰もが知っている。薬仏に就任した警察官は皆、自分の身可愛さを優先する。もちろんそうではない警察官もいたが、そういうまともな警察官はすぐに他所へと飛ばされる。

 それは薬仏市が他の暗黒都市に比べてはるかに危険であるうえに、裏通りとはまた異なる領域であるマフィア達の台頭があるせいだ。まともに市民を守ろうとすると、高確率で死に至る。故に警察官達は市民を守ろうとしない。


 その警察官達が、薬仏市警察署の一階ホールにて、肉塊となって散乱している。比喩ではなく文字通りの、十センチあまりの肉塊だ。何十人もの警官が、原型すらわからないほどにばらばらにされているのだ。切断されてではない。引きちぎられてである。

 血と硝煙と汚物の匂いが充満した空間。床一面を覆いつくす血。生存者は四名しかいない。一人は今、体の末端部分から少しずつちぎられている男性警官。一人は恐るべき握力と膂力でもって、人間の体をいとも容易くちぎって肉片にしていく男――つまりはこの惨状を作り上げた張本人。一人は犬のように這い蹲らされた格好で、頭を抱えて震える婦人警官。そしてもう一人は、震える少女。


「ふう、中々楽しかったぜ」


 にやにやと笑いながら、警官の胸部を引き裂いて肋骨を一本一本もぎ取り、全身返り血まみれのその男は、返り血で真っ赤に染まった顔に凄絶な笑みを浮かべる。


 男は二十代半ばから後半ほど。褐色の肌は移民か移民の血を引く事を伺わせ、身長は明らかに190を越えている。

 赤茶けた髪をオールバックにし、筋肉を誇示するかのような露出度の高い服を着ている。筋肉質ではあるが、肥大したマッチョではなくスレンダーな体型で、余分な肉が一切ついていない、しなやかな筋肉の持ち主だ。非常に面長で鼻梁が高く彫りが深い目鼻立ちの整った顔は、十分に美男子の部類に入るであろうが、大きく口の端を吊り上げたその笑みは、凶暴で獰猛な印象を際立たせている。


 へらへらと笑いながら胸の奥に手を突っ込み、心臓を抜き取り、まだどうにか生きている警官の顔の上で楽しそうにかざして見せる。

 元々絶望の表情を浮かべていた警官であったが、自分の心臓を見せつけられて、さらにその絶望の色が濃くなった。警官のその反応を見届けてから、男は無造作に心臓を遠くへと投げ捨ててみせる。

 床に這いつくばって震えていた婦人警官は、己にも死の運命が降りかかるであろうことを認識し、ほぼ全ての感情が死滅していたが、ただ一つだけ、署内のどこかには生き残りがいたとしたら、この男が立ち去る前に一階には下りてこないでほしいと祈っていた。


「あらよっと」


 男は女の首に背後から手をかけて、あっさりとねじ回す。

 絶望に満ちた女の顔を目の当たりにして、男は満足げに笑いながら、女から離れた。そのはずみに、オールバックにしている髪の一部が前に垂れてきて、男はうるさそうにそれを後ろになでつける。


「なんつーか、シュールだな。首だけ反対とか」


 這いつくばって尻を突き上げたまま、首だけは仰向けに天井を見上げた格好になった婦人警官の亡骸に向かって、男は告げた。


 こうなった経緯は実に単純だ。気に入らない人間がたまたま警察官だったので、警察署に壊しに来た。

 そのついでに、邪魔者となった署の警察官も全て壊した。それだけの話だ。この男には徒手空拳でそれだけのことを出来るだけの力があり、躊躇いなく実行しようと思い立つ思考回路があった。故にタブーに指定されることになる。


「終ったぞ」


 男は獰猛な表情のまま、傍らに視線を落とす。視線の先には、床にぺたんとへたりこみ、目の前で繰り広げられた惨状に震える一人の少女。年齢は十歳から十二歳の間であろう。


「仇を討ってやったぜ。警官と父親の立場を利用してお前を玩具にしていた糞と、その糞仲間共、望み通り全部壊してやった」


 少女の震えが止まった。返り血が滴る男の顔に優しい笑みが浮かんでいた。それを見ただけで、恐怖が失せてしまった。

 この恐ろしい男は、少女にとっては白馬の王子様に等しい存在だった。己を地獄から救い出し、地獄の鬼を全て成敗して、少女の心をも射止めた。


「で、藍ちゃんよ。行くあてがねーなら、うちに来るか? 俺の御主人様はガキが一匹増えた所で、気にしねーからよ」


 差し出された血だらけの大きな手に、藍と呼ばれた少女も手を伸ばす。男の手が藍の手を掴み、一気に引っ張り上げた。

 褐色の肌の男は、返り血まみれの格好で警察署の外へと出て、少女と手を繋いで悠然と街を歩く。行き交う人々がぎょっとした顔になったり、慌てて眼を背けたりするのを見ても、男は何の反応もせずに歩いていく。

 歩いている途中、ポケットの中に振動を感じ、指先携帯電話を取り出した。


『何やってんだ、カス』


 ボイスチェンジャーでもかけたかのような、異質な響きの声がした。男にとっては聞きなれた声であるが。


「暇だからちょっと遊んでただけだ」


 こめかみの上辺りの髪がまた前に垂れてきて、それを指で後ろに払って答える。


『中枢はお前を処分することに決めたですよっと。すぐにそちらに中枢の刺客が行くぜ』

「そいつぁ楽しみだね。タブーの十一人目になりゃあ、俺も箔がつく」


 男は不敵に笑う。


『それだけならまだしも、薬仏市に芦屋黒斗が来ているって話もあるし。そいつと出くわしたらとっとと逃げろよボケ』

「はあ? 誰に言ってんだよ」


 笑みがあっさり消え、男の顔が不機嫌そうに歪む。


『お前は私が作った最高傑作の一つだ。だがまだまだ芦屋には遠く及ば――』


 通話途中で男は携帯電話を切った。誰であろうと自分が負けることなど有りえない、己こそが最強であると、彼は信じて疑っていなかったからだ。それを頭ごなしに否定されるなど、断じて認めたくなかったし、腹立たしくて仕方が無い。

 再び電話が鳴る。無視したかったが、逆らえない相手であるし、仕方なく取る。


『途中で切るな屑。殺すぞ』


 機械的な響きの声が怒気をこめて告げる。


『早く帰って来い。とっとと遊園地行くぞ』

「またかよ……今週二度目だろ? どうせ観覧車にしか乗らないんだから、おめーさ、もう観覧車の中に住んじまえよ」


 溜息混じりに半ば本気で男は言った。


『あ? 水族館も行ってるですし。激しい乗り物とかいらね。ていうか乗れないし。いいから早く帰って来いノロマ。お前が芦屋にのされると私も遊園地に行けな――』


 再び電話を切る。今度は電源も切っておいた。相手は彼の主にあたる人物であるが――いや、だからこそ自分の敗北をこの相手に確信を持って告げられることが、頭にきた。こうなったら何が何でもその芦屋とやらを返り討ちにして、見返してやろうと心に決める。


 それが十二年前の話。


***


――アルラウネに関する考察――


 吸血鬼ウイルスは、三狂と呼ばれる日本で最も危険かつ優秀な三人のマッドサイエンティストの一人、草露ミルクによって作られ、環境保護団体『グリムペニス』と懇意であるテロリスト集団『海チワワ』によって拡散されている。


 日本においては感染者に人工血液の配布等を行っているが、水面下での差別が激しく、感染者は感染していることを公にできない。未成年の感染者は感染しても保護者に訴えることができず、血液を摂取できずに凶暴化、衝動的に暴行、殺人を行うケースが多々。

 欧米では隔離施設に入れられる等、国によっては宗教の観念上から、日本以上に激しい差別対象となっている。

 我が国における発症報告は未だに無い。隠蔽の疑いはもたれるが、詮索する者はいない。発症したとしても、隠蔽できる規模という見方もできる。


 このウイルスは、アルラウネから発生させたものだという説が、非常に有力である。

 十年前のアルラウネ怪獣化騒動も然りだが、かの神秘の有機物質は、人の想いを反映させて進化を促すことが可能であるがため、神話や伝承を具現化するウイルスを創り出すことができたとして、不思議ではない。

 また、吸血鬼ウイルス製作者の草露ミルクが、日中合同アルラウネ研究チームの中にいたことから見ても、アルラウネを利用した可能性が高い。


 かつて三狂は日中合同アルラウネ研究チームの中核となっていたが、米中大戦の煽りを受けて日中の国交が断絶、チームは空中分解して研究は頓挫した。

 その際にアルラウネのオリジナルが何者かにより持ち逃げされ、日中両国政府はその行方を追っている。


 三狂もアルラウネのコピーを持ち出したが、彼等もまたオリジナルの所在を掴めていない模様。

 彼等がオリジナルの行方を捜していた形跡は幾つか見受けられる。東京湾に現れた大怪獣ですら、コピーから進化したものであったことを見ても、オリジナルの力と可能性は計り知れない。

 アルラウネのコピーを所持する三狂――草露ミルク、雪岡純子、霧崎剣は、今なお研究を継続中であると見られる。

 特に草露ミルクは、その成果たる吸血鬼ウイルスを創りあげたことからも、かなり研究が進んでいると見てよい。


 草露ミルクはネット上にしかその姿を現さない。この謎に満ちた人物は、表舞台に出た痕跡が一切無いがために、電脳世界に派生した自我を持つデータであるという噂すら、まことしやかに伝えられている。

 二○八×年より以前であるならば一笑に付したであろうが、霊魂の存在が実証された今となっては、霊魂が電子化して電脳世界に根を下ろしているという話が、世迷言ではなく可能性としては大いに有り得る。

 日本の裏社会においても三狂の影響力と知名度は絶大であり、裏通りの生ける伝説の一つと化している。

 迂闊に手を出すのは危険であるが、草露ミルクの正体を暴こうとする者は後を絶たず、我々も幾度となく調査したものの、杳として正体は知れぬままだ。


 一つ判明したのは、この国に古来より存在する妖術流派のうちの一つに、草露流という一子相伝の流派があるということのみ。

 だがそれも、草露香四郎の記録を最後に途絶えてしまっている。日本人の姓に草露という苗字は非常に稀有ではあるため、草露ミルクと何らかの関連があるのではないかと考えたが、関連は不明。


 また、米中大戦で初投入されたバトルクリーチャーも、製作段階にアルラウネ――当然コピーないしリコピーだ――の移植があったからこそ、スムーズな遺伝子操作による生物兵器化が可能であったという説が有力だ。

 米中大戦時、アメリカが我が国にバトルクリーチャーなる生物兵器を投入するという話を聞いて、当時の軍も政府も与太話と思ったが、実際に投入されてみると、想像をはるかに上回る被害を出した事により、笑ってはいられない存在となった。

 我が国も驚くほど早い段階でバトルクリーチャーの製作と量産に成功する。その出来はアメリカのそれに全く引けをとらない水準であり、生産数では大きく上回っていた。加藤達弘なる人物がアメリカからデータを盗んで、我が国へと持ち込み、我が国の研究機関がそれを模倣したという説もある。

 大戦前に日中合同研究チームに在籍していた科学者のうち、三狂の一人雪岡純子は、大戦時にはアメリカ軍へと籍を移していたがため、彼の国にてバトルクリーチャーの製造に、雪岡純子が関与していた可能性は高い。


 現在は三十年前より遺伝子工学が発達しているが故に、アルラウネのゲノムなど無くとも、より殺傷力の高いバトルクリーチャーの製作が可能である。

 だが三十年以上所在不明となったままのオリジナルのアルラウネが発見され、これが解析された場合には、より強力な生物兵器の着手ができるであろうことは疑いようがない。

 否、生物兵器のみに留まる話ではない。アルラウネのオリジナルには現在の地球上の生物全てに、革命をもたらす可能性があると断言できる。


――終――


 特殊工作部隊『煉瓦』の隊長、王秀蘭ワンシゥランが、この報告文を最後に見たのは二年前の話。書かれたのは六年前と思われる。

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