第2話


ふんふふふんふ~♪


まずは~机を移動させて床掃除~

…って、机無いだろうが!

いやぁ、楽々楽チンだなぁ~

あとは窓と黒板拭けばいいだけだし♪




ここを真っ赤に染め上げた犯人、実は親切な人だったりして!!



タッタッタッタ…


あれ、誰か来る。

1番手は私だぞ!!

来たらその人に自慢しよ~



ガラガラ……



お!



「先生、おはようございます。


あっ!先生聞いてくださいよ!

みんな、まだ来てないんですよー、とっくに登校時刻過ぎてるのに。

普通なら、私が遅刻して怒られるところなんですけどね~



…あれ、どうしたんですか?


顔、怖いですよ?


それに、


服が、真っ赤じゃあないですか。


それにナイフも持ってる。銃刀法違反で捕まっちゃいますよ?先生なのに。



あぁ!!

成る程~、犯人はせんせ…」






転入生がいたことを思い出した。

引き返してきて、正解だったようだ。


しかし、おかしいな。

まだ、俺が担任だと知らなかったはずなんだが。

しかも、彼女は職員室にすら来ていない。

なぜ、クラスが分かったんだ……?





まぁいい。


もう、この世に存在しないのだから。





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短いお話。 @over

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