起章 《授業2と暗躍》
アナスタシアの書斎に入ると、いつも通りの上級親衛隊とアナスタシア、そして何故かルヴィアもいた。ルヴィアはいつも通りの服装で紅茶を飲んでいる…どっちかというとあんたは服装的に飲むより注ぐほうだぞ
アナスタシアは俺をニコニコしながら見つめる。そして一枚の紙を渡す
「メラちゃんが育て守ってきた会社を全て帝国に移すらしいわね」
俺は頷く
カップを優雅に置いたルヴィアが口を開く
「決心はついたようですね。けど、注意しなさい。あなたのパートナーとなる帝国皇帝ユニは、隣にいるアナスタシアとはまた違うタイプの扱いづらい皇帝です。隣にいるのは今すぐ精神科に送りつけないといけないほどの狂人ですが、ユニは極度の現実主義者です」
アナが加える
「私の評価はさて置き…」
ルヴィアが阻止する
「そこが重要です。アナスタシアが扱いずらい理由はこの狂人は全てを己の感性で生きているからです。凡人の感性ならたかが知れてますが、ここまで重症ですと我々にはどうしようもありません」
アナが笑う
「いいじゃない、おかげでこの国はあなたたちから独立出来たのだし…」
ルヴィアがため息をつく
「ええ、<SECT>といい、親衛隊といい、あなたにそっくりな狂人がうじゃうじゃ出てきて泣きそうですよ」
俺はこの女の恐ろしさを知る。この女は正確に狂っているのだ。この女にしてみれば普通の人間が狂っており、自分たち狂人が普通の人間なのだ。
アナが嗤う
「欲望に忠実なだけよ。あなた方は旧いし、つまらない。だからニナちゃんと手を組んだのだけど、邪魔されたわね。主席殿…あなたにね」
俺は首を傾げる
アナが狂ったように続ける
「この女はニナちゃんの妹であるユニちゃんを誑かしたのよ。けど、結果はあなたの惨敗ね。ユニちゃんはあなたではなく。クロウィン君を選んだもの」
傍に控えていたドーラも加わる
「ユーロピアが落ち着いた後、帝国ではクーデターが起きたのよ。ユニは実の姉から皇帝位を奪い、シャンバラという小国に幽閉したのさ」
ルヴィアが説明する
「ユニは極端な現実主義者でしたが、彼女の姉であるニナは極端な理想主義者でした。連邦と終戦協定を結んだあと、彼女は国内の特権階級を一掃しました。その後、新たなる国造りを始めました。その時のスローガンが、「自由と平等を重んじる民の国」を作るです」
俺は戦慄を覚えた。狂っていやがる…
アナが爆笑する
「私もびっくりしたよ。あの子がここまで壊れてるなんて、そして私がここまで壊したことに。私の願いは一つ。「今の世界はつまらない、混沌とかして、私を楽しませろ」だ。私がこの国の長となった理由は、もしこの国がバラバラになったらどうなるんだろう!だね。幸い、主席殿を含めた鬱陶しい存在がいるからなかなかできないけれど…」
ルヴィアが冷たい視線で睨む
俺は言う
「平等は平和と停滞を、自由は進歩と争いを生む。相反する二つのことを並立させるなど不可能だ」
ルヴィアは冷たく言う
「政治形態は直接民主制…一億の意見が統一するとは思えませんが…ニナだけなら出来るでしょう。この理想郷は…彼女はそれを出来るだけのカリスマがあります。皆無意識に彼女の奴隷となるでしょう。彼女の次となると悲惨なことになります。そのことに気づいた連中がいたため私が手助けを差してあげました」
ドーラは言う
「あとは知っての通り、三つに分裂した。大帝国の皇帝ファティーマは元々、反中華連盟の盟主だったからな。彼女の一族は最後まで抵抗したことで有名だ。中華がヒンドゥラを攻めたとき、アラビア、ペルシャ、東ローマと手を組んで、ヒンドゥラを支援したし。中華がヒンドゥラを落とした時は三カ国で対抗、アラビアとペルシャが落とされたとき、アラビアとペルシャの精鋭兵や金銀財宝など、抵抗の役に立つものを全てビザンティウムに送り、根こそぎ持ってきた資金でユーロピアやアフリカの傭兵を雇いまくったしな。それだけでなく、ビザンティウムを守るため、矛先をスエズに移し、スエズを影で支援するなど行ったからな。ファティーマは今回、被害国全てと中華に対抗するため軍事同盟を結び、同胞の結束を強める方法として宗教を用いり、連邦から領土をかすめ取る強かさがある」
ルヴィアは相変わらずの無表情だ
「逆にユニはもっと恐ろしいですよ…最初の5年間を敢えて腐敗させ、国を憂う者を影で保護しました。5年後は全国で一斉にクーデターを起こし、全ての権力を握りました。膿を全て出し切ってまで…幸い、軍閥と財閥の腐敗がひどかった為、軍は脆く崩れ去り、後に軍閥兵は皆失職しましたね。財閥に関しては徹底的に解体しましたね。全ての株式を市場に流しました。財閥が無数の零細企業となってしまいました。はっきり言って、自由市場を知らない元国有企業が市場に投げ込まれたら…普通は倒産します。そこで会長が持っていた中小企業群が活躍します。技術も経験もノウハウも無い企業がその全てを揃える企業と合弁を始めたのです」
俺は嗤う
「今まで帝国は軍需、官需、輸出需要、民需の順に生産していた。だが、帝国はその順番をひっくり返したのだんだよ。これにより今まで抑圧された民需特需が発生し合弁企業が昼夜問わず工場を動かしたわけさ」
アナが
「労働力は失職した兵士ね」
俺は頷く
「財閥の上層部は皆死に、残った下っ端は中小企業の中間管理職で活躍してくれるだろう」
ルヴィアが加える
「彼女が恐ろしいのは、それを中華だけで行っていることです。支尼華帝国は中かを中心とする連邦国家です。中華のみ経済を立て直すだけでなくどんどん経済成長をしている傍ら、他の国々は、ブロック経済圏と貿易協定により、支尼華帝国内でしか貿易が出来ません」
アナが冷や汗をかく
「他の国々は連邦の技術を投入する以前の旧式の機械しかなく、今まで軍需しか作ってこなかったため、民需を作ることが出来ない。仮に作ったとしても質が悪くコストがかかる。よって、安くて質がいい中華産に自国の経済が握られるわね。しかも貿易協定により関税がかけれない…生き残る道は唯一、農業や資源を輸出するモノカルチャー経済のみね。それらはブロック経済圏により中華しか輸出が出来ない。自国が栄えるために他の国を搾りとるね」
ルヴィアは言う
「中華のみブロック経済圏から飛び出て貿易が出来ます。過去の金だけを喰う軍事侵略を反省して金を生み続ける経済侵略を行うあたり、彼女は侮れませんね」
親衛隊の禿が重苦しい口を開く
「帝国軍は自国の人口比に比例した数までの軍を出す方式に変えたぞ…だが、多くの国は軍を維持する力がないため解雇しているが、中華は維持する金がある。規則では中華だけで最高100万の軍を出すことが出来るが、あの小娘は20万しか出していない。大帝国は国境に60万もの兵力を置いているにも関わらず」
俺は嗤う
「それだけで十分さ、連邦とはもう戦争をしないし、大帝国は攻められるまで軍を動かせない。あとは加盟してる国が反乱を起こさないように見張るだけで十分だ」
その後、色々話し合った結果、<NovyiMir>と<SECT>は帝国には手を出さない。担当は全て俺に押し付けることで決まった。
アナが一言
「ねぇ、クロウィン君…一つ依頼できるかな?」
俺は頷く
「ニナちゃんを助けてくれないかしら。ニナちゃんはとても優しい子なのよ。シャンバラという国はイカれているわよ。私が君主になりたいぐらい…けど、彼女にはきついわ」
ルヴィアが資料を読み上げる
「政治は宦官が握り、軍事は傭兵が担当しており、生産は奴隷が行っています。ニナの性格からすると、奴隷を解放しようとするが、腐りきった宦官がそれを阻止し、ことを起こそうにも傭兵を雇う力は無い。奴隷は横暴な傭兵を恐れ、事を起こさない。彼女にしてみれば地獄でしょう。あと数年すれば衰弱死間違いがございません」
アナが嗤う
「お願い…いいでしょ」
俺はアナの本心がわかった。こいつ衰弱死させる前に壊す気だ。国を離れた彼女は国を…奴隷を捨てたという罪悪感にさいなまれるだろう…哀れだな…天子ニナよ
俺は了承した。後日、ホノリアを連れてシャンバラを目指す。
一方で…
「二時限目は25年前の戦争についてやる」
エルが嫌そうに言う…連邦からすれば嫌な記憶の一つだろう
「まずは前史からだ。事の発端は連邦の諜報部が掴んだ一つの情報だ。国境の100万が120万になったという情報だ。その情報から一か月後は160万と増えていき、それに加えて帝国東部に総動員令がかけられたという情報を受け取った。連邦政府はこのことを重く見て連邦東部に動員令を発動した。それにより国境にいた20万の兵士が60万に増員、新たに連邦軍に編成し、警戒態勢に入った。その一か月後、帝国は西部、中部の各貴族を東部へ移動させ、全土に徴兵令が布告した。それにより帝国軍は一気に250万まで膨れ上がった。このことに驚いた連邦政府は東部全域に緊急動員令を発令し、連邦軍を60万から100万まで増員し、戦闘態勢を整えるべく要塞に入った。その後、すぐに開戦になるかと思われたが、帝国は動かなかった。理由は海軍の編成が遅れていたためだ。その間、連邦政府は東部の緊急動員令を総動員令に格上げし、他に西部に動員令を布告し、全土で新たに連邦軍を招集して編成訓練を開始、万全の体制を整えた。一方で、帝国は全土に総動員令を布告し、属国属領では男女問わず、強制的な徴兵を整え、国境には300万の軍を並べた」
エルは一旦息をつく
「開戦は突然だ。帝国の戦車部隊が電撃戦をしたんだよ。だが、主戦場となったモンゴリア平原には連邦が築いた三重要塞線が並んでいた。南から全長630Kmのサンライン要塞(モデル:ジークフリート線)、全長322Kmライン要塞(モデル:マジノ線)、最後はやや未完成のスターライン要塞(スターリン線)の三つだ。相手もアホじゃねーから迂回しようとするが、東側は氷獄の地である極東があるため、進軍が不可能で、西側は平均5000メートル級の山々が並ぶ大山脈が邪魔をするから、真正面に突っ込むしかない。他にもライン要塞がサンライン要塞の半分しかない理由は、これらの間には撤退と侵攻がしやすいようにライン要塞に集中するよう道路が作られているからだ。仮にサンラインが突破されても帝国軍はサンラインとは比べ物にならないほど重武装したライン要塞が待ってるわけだ」
エルは突然生徒に質問する
「帝国軍は中華の軍隊である直属軍、属国属領の軍隊である属州軍、そして反逆者や囚人などで構成されている戦奴兵に分かれているが…連邦軍もいくつかに分かれている!答えれる奴いるか?」
エレナが手をあげて答える
「連邦軍は中央連邦管区を治める王政府直轄の精鋭部隊である中央軍管区所属の中央軍、連邦の政治を司る連邦政府直下の州政府が市民を徴兵して編成した州兵、そして各軍管区所属の地方軍、最後は貴族と騎士をを中心として編成した諸侯軍の内、中央軍を除いた全ての軍を集めて形成した軍です」
エルは満足そうに頷く
「普通なら寄せ集めの軍などただの烏合の衆で、役に立たないが、連邦は不思議なことに、国民皆兵制度をしいている。そのため、高等部から義務教育としての軍事訓練があるほどだ。そのため、州軍はしっかりと基礎があり、しかも戦時に連邦軍として統合することを前提に組織訓練をしている」
「ちなみに連邦軍最高司令官に任命されたのは中央軍管区総司令官ゴルシェンコ元帥だ。彼は過去に4回参戦してる名将だ。で、100年前の戦争でも最高司令官をしてたぞ。彼を一言で言い表すと狡猾だが堅実なジジイだ。この男は常に最新を求めるジジイだ。帝国の司令官、陸軍大将軍は豪傑、こいつは戦奴を捨て石として使い潰す強引な戦術と大軍を横に広く伸ばし、敵を常に包囲する戦術を好んで使う。あとは海軍大提督ネレイアデスだ。彼女の戦術はいずれやる」
「サンライン要塞に突っ込んだ帝国戦車部隊は主に重戦車と中戦車を中心とした編成だった。軽戦車と歩兵をを想定して作られたサンライン要塞では太刀打ちできないと考えたゴルシェンコは少しずつ、部隊と装備ををライン要塞に移した。で、一か月後は空となったが、帝国軍はそのことに気付かず、アホみたいに要塞に向けて砲撃を繰り返し要塞を粉々にして進軍したんだ。コンクリートの塊を壊しただけだぞ…次の戦場はライン要塞へと移る。この要塞ははっきり言って固い。サンラインは1年半かけて作られたが、この要塞は10年かけて作ったもんだから質が違う。突っ込んだ敵戦車はことごとく破壊され、要塞を何とか迂回しようとしたら、待ち伏せしてる連邦の軽戦車や駆逐戦車によって破壊される。この戦いがなんと3か月も繰り広げられたが、この後、東部全域を放棄してまで撤退することになる」
ユンファとアラリヤ以外は何で?という顔をしている
エルはそのことに気付き笑う
「太平洋と地中海で行われていた海戦で連邦が敗れたからだ…それだけでなく太平洋の壁(モデル:ノルマンディーのオマハなどで代表される大西洋の壁)と呼ばれる太平洋海岸に築かれた要塞線が突破されたからだ。実は帝国は従来の東部だけでなく西部も戦場にしたんだ。流石に連邦もそのことは想定内だ。海戦の主戦場となった地中海の戦いでは、連邦は北方艦隊、バルチック艦隊、黒海艦隊、地中海艦隊の連合艦隊がネレイアデス率いる帝国海洋艦隊1軍と激突し、結果は連邦は戦艦20数隻を含めた200隻以上船をを失い壊滅したからな。太平洋の海戦では連邦は東洋艦隊、太平洋艦隊、オホーツク・ベーリング艦隊と海洋艦隊2軍が激突したが、こちらは何とか痛み分け…双方大打撃を受けたが、戦っている隙に敵部隊の上陸を許し、海岸で食い止めたが、後に来た敵艦隊の艦載射撃により崩壊したんだ。これだけならまだ幸せだが…ライン要塞が落ちたんだ」
一拍置いて、エルは電子黒板に向き、ペンを走らせる
「連邦軍は質が高い。国力が帝国に比べ高いから、高等部から軍の育成をするなど、「質」を重視している。故に女性士官が破格に多い。一方で、帝国は国力は連邦に比べ低いが、人数が多い。故に「物量」を重視しているが、この戦いの帝国は「質」を上げたんだよ。代表的な例は巨大兵器の建造だ。帝国はライン要塞をぶち抜くために、全長140メートルを超える陸上戦艦一基、全長20メートル、全幅10メートルを超す超巨大戦車八基、大型榴弾砲やカノン砲を装備した装甲列車、焼夷迫撃砲を兼ね備えた大型戦車などを200基以上、傾斜装甲を施した新型戦車多数などを急に前線に配備して、たったの1週間で落としたんだ…いや、連邦が1週間も守ったんだ。この戦いで、帝国の死傷者数は40万で連邦は30万だ。極東、シベリア、ウラルの軍管区所属の軍で構成される東部総軍はウラル連邦管区にあるウラル要塞に立てこもることになった。半面西部戦線では、帝国陸軍2軍はセバストーポリに上陸し、そこに築かれたクリミヤ要塞群で連邦と激しく戦闘したが、川をさかのぼり、カスピ小艦隊及び河川艦隊を一蹴した海洋艦隊の援護で突破し順調に北上した」
皆は固唾を吞む
「連邦政府はこのことに対し迅速な行動を行った。まず、児童を北に疎開させた。次は工場など生産ラインを全て北に移した。最後は周辺の農民を食料ごと大都市に集め、都市を要塞に改造したのだ。これによって、帝国軍は必死に攻撃したがいたずらに犠牲が増えるだけなので、包囲し兵糧攻めする作戦を取った。その間、都市は郊外からの砲撃、最新兵器である爆撃機や戦闘機による空襲、戦艦などの艦載砲による射撃。しかも連邦は川が多い、昔は陸路よりも河路が何かと便利であったため、連邦は1000年かけて川と川を繋ぐ大運河を作りまくったんだよ。そのため、川をさかのぼった海洋艦隊にいいようにやられるんだ。そのためのカスピ小艦隊や河川艦隊がいるんだが、負けて制河権をとられたんだ。お前らに覚えてほしい都市は三つ、キエフとアナスタシアグラード、ユースタシアグラードだ。キエフは守りが破られ悲惨な市街戦に突入した都市で、ユースタシアグラードはスオミ湾(フィンランド湾)に侵入してきた世界最大の戦艦…排水量7万トン越えの戦艦3隻を筆頭とした5万トン越えの戦艦多数とその他多くの軍艦の艦載砲射撃で焼け野原になった都市だ。最後のアナスタシアグラードは餓死寸前まで包囲された都市だ。前の二つの都市はあらかじめ掘っておいた地下路を通じて一般市民の多くは脱出に成功したが、正規軍と義勇軍は最後まで立てこもったな…」
エルは遠い眼をしながら言った…彼女は多分その戦場で戦ったのだろう
「その後、海洋艦隊は川をさかのぼり、冬都郊外の川まで侵入し、艦載射撃を開始したんだ。陸からも激しい射撃をしたんだが、三重城壁は特殊な素材を使っていたから壁を一枚破るのが限界だった…更にアホみたいに突っ込んできた陸軍は、壁から放たれる弾の嵐にことごとくミンチにされ、出来ることは包囲することだけだった。一方で冬都は、各都市との間に張り巡らされた地下路を通じて人と物資が集まり順調に力を付けていった」
そしてエルは楽しそうに笑う
「その後、ある男が敵の占領下にあったユースタシアグラードを解放し、北から帝国の包囲を突き破り冬都に入ったんだ」
「連邦反撃の狼煙を最初に上げた男の名は、
北西軍管区総司令官ステッセルニ元帥」
つづく…
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