変革の時
世界の変革を感じる・・・。
かつて代償と共に得た力は俺自身のすべてを変えた。
その時感じた風と何か同じ気がしたのは、ただの気のせいかもしれない。
「雷榎」
九十九の声が扉の向こうから聞こえる。
同時に扉の向こう側から複数の気配を感じた。
「ああ、今行く」
白家の王である証しを手にし、彼は執務室の扉を開ける。
そこには白雷炎に使えし3人の守護騎士が揃っていた。
「今日は何処へお出かけですか?
主殿?」
守護騎士隊長・白
「面倒な書類は回さないで下さいよ?
超過勤務は嫌ですから」
守護騎士・白 サクラ
「書類仕事以外の任務なら、なんでも言ってくれよ?
俺の剣でお前を守ってやる」
守護騎士・白
これが俺の持ち札。
最強にして最高の駒。
「行くぞ、生命の泉へ。
変革の時だ」
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