泣き女×首斬り男=? みなさん、この問題は解けるでしょうか?


 子どもはみんな可愛い……例えそれが妖怪であったも。そんな言葉が思わず浮かぶようなほのぼのしたお話でした。
 まるで、連続テレビ小説の学校の風景を見ているような感覚に襲われました。個性あふれる妖怪のキャラクター、子どもであるが故の、無邪気さ。
「ああ、自分にもこんな時があったなぁ」と思わず振りかえっていました。

 個性的な妖怪の子どもたちが巻き起こす数々の可愛い事件簿。皆様、GWに一読いかがでしょうか?

 以下感想です

 大人になって必死に泣くのを我慢する泣き女の鈴子先生
 対照的に河童の九助君は自分の本能に我慢できずに失敗するシーンがありました。大人になるってことはこう言う事なのかなと少し勝手に考えさせられました。

 そしていつか、みんな大人になる。河童が人命救助して、天邪鬼が素直に愛を誓い、泣き女が満面の微笑みを浮かべ、首斬り男が就職する、猫女が犬神と親友になり、雪女が海辺で日向ぼっこ。
 少し妄想部分もありますが、そんな事を想像して思わずほのぼのしてしまいました。

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