暁桜編〈役得?〉
“さくら(キャラ)”を消失したDOLLは、学習記録(メモリー)以外すべてが初期化(イニシャライズ)されており、起きたら起動はしていたが、無表情のデフォルトのキャラに戻っていた。
そして、PCにつないでDOLLのアプリの一覧からタスクマネージャーまでくまなく探したが、“霞さくら”のキャラクターマスクの復元はおろか、インストール&デリートした履歴などの痕跡すら消えていて、当の“ブルーフィーナス”のDL(ダウンロード)サイトまで閉鎖されている状態だった。
(……くそう、一体どうしたってんだ?)
わけが判らず、悶々と悩んでいたが、とりあえず着替えを届けに病院と学校に行く事にする。
病院に着き、昨日の件(キス)を思い出してお互い照れるが、さくらの消失(ロスト)を知られたくないので、早々に学校に行こうとするが挨拶すらしない、無反応のDOLLを訝(いぶか)しんだフローラに、さくらが消失したことが見破られてしまう。
「――裕貴はどうしたい? このまま他のキャラをインストールするか?」
今朝知り得た事を話すとフローラが聞いてきた。
「いいや、“他のキャラは使わない”ってさくらと約束した。だからもう一度インストール……と言うのか判らないけど、戻って来て欲しいと思っている」
そう答えるとフローラはすこし俯き、一つため息をついた後、真っ直ぐ俺を見てこう言ってきた。
「……ふう。そうか、ならまずは開発者である“大島緋織”って人を探し出して聞いてみよう」
「そうだね」
「そうすると、ゆかりのある祥焔(かがり)先生に聞くのが一番だな」
「ああ、それは学校行って、先生に直接聞いてみようと思っている」
「判った、だが……」
言葉を詰まらせるフローラに聞き返す。
「どうしたの?」
「いや、何となくさくらの消失が大事(おおごと)の様な気がしてな」
「気がする? なんで?」
学者肌で理論的に物事を考えるフローラにしては、珍しく抽象的な物言いが気になり聞き返す。
「うん、何か目的があって裕貴のDOLLに“インストールしてきたはず”なのに、目的を達成したようにも見えないまま、いきなり消失したっていうのがな」
「それって、俺は“人間的な学習”の実験とかだと思ってたけど」
「じゃあ聞くが、裕貴はその人間的な学習とは“具体的”にはなんだったと思っている?」
「そうだね、これだけDOLLが普及していて、さらに芸能プロダクションなんだから、通常会話みたいなありきたりなデータ収集とかは違うよね、あとはその先、ディープな喜怒哀楽、友情や恋愛だよね……って、そうか!!」
「判ったか?」
「ああ、じゃあさくらが居なくなった訳は……その」
その理由に思い至り、口ごもる。
「言ってみろ」
フローラがからかうでもなく、茶化すでもなく、真剣な眼差しで聞いてくる。
「……う、その……おっ俺が、……そのフローラとキッ、……ス、ししたから?」
「おそらくな、この国の言葉で言えば、“身を引いた”と言ったところだろうな」
照れてどもりながら言うと、フローラも照れて肯定した。
「そうか……ん? でもフローラが思う“大事(おおごと)”ってなんなのさ」
「それなんだが、単に恋愛経験を積ませたいだけなら、“一葉”みたいな何個体もの下位A・Iを作ったり、その上の上位A・Iのさくらを用意する必要はないだろう? 仮にそんなデータが必要なら、恋愛ゲームに探査プログラムを割り込ませて調査すればいいし、その方が効率的に大量のデータが集められる」
「おお、確かにそうだ」
「私が言いたいのは“なぜ裕貴を選んだのか?”と言う事なんだ」
以前にもフローラが言っていた事。だがこういう事態になるとさらに重みが増す。
「俺を選んだ理由……それは判らないなあ」
「不自然な裸体撮影に寝相の盗撮、過剰なほどの情報収集に、裕貴に対する、時に理不尽で意味不明な行動、過剰な思いやりとやさしさ。……これらから推察するに、“A・Iさくらは最初から恋愛と言う概念を理解できていた”し、その実践をしていたと考えるのは妥当だと思う」
“恋愛ができる状態から接触してきた”――という逆説的な考えは驚きだった。
「じゃあ、さくらは“最初から俺を選んで恋に落ちた”ってフローラは思うの?」
フローラは大きくうなずき、さらに異を唱える。
「ああ。……だが、ここまで大掛かりな仕掛けでもって、裕貴にアプローチをかけて、本当にこれで終わりなのか?、と言うのが私の疑問なんだ」
「……うん」
さくらにしてもブルーフィーナスの基幹コンピュータの最深部を普通の高校生(おれたち)に晒し、そのうちの一個体(ひとは)まで涼香に譲っている。
フローラの言う通り、これだけ大掛かりな展開が、フローラとの仲が進展しただけで収束とは、あまりにもお粗末の様な気がする。
そうして腕を組んで、フローラとしばし思索を巡らせる。
「……一葉、そうだ。涼香に話されるかもしれないけど一応聞いてみるか」
ふと思いつき、以前のように一葉だけと話ができないか提案してみる。
「……答えるかな?」
「判らないけど、ダメもとで聞いてみる」
さくらと違い、いくらか機械的な一葉で、しかも上位A・Iについて教えてくれるとは限らないが、何かしらのヒントは得られるかもしれない。
そうしてキャラ不在で今は虚ろなDOLL(さくら)に指示を出す。
「涼香のDOLL、一葉宛てにメール、“さくらについて教えて欲しい事がある。涼香には内緒で”――これで送信して」
すると、OKAMEと同じように聞き返してきた。
「涼香さんではなく、一葉にですか?」
「そう、できるか?」
「できません。宛先不明案件です」
ですよね……。ガックリ。
「ぶはっ!」
フローラが吹き出す。
「ごめんフローラ、今こいつのデフォのキャラじゃ融通聞かないみたいだ。OKAMEに代わりに聞いてもらってくれる?」
初期状態の学習不足か、OKAMEのキャラとの差かは不明だが、改めて“どノーマル”のDOLLの不足を痛感する。
「くくく、判った、OKAME――」
そうして代弁してもらうと、一葉から音声通話で返信が来た。
『最初に言っておくけど、さくら――いえ、お姉ちゃんとブルーフィーナスの事には一切答えられないわ。ちなみに今の裕貴の状況もアタシは理解しているけど、涼香は何も知らないから余計な事は言わないで』
(……涼香にリークして心配かけるなって事か)
「もちろんだ、つか俺を涼香の何だと思っている?」
『そうだったわね、悪かったわ』
「いやいい、……そうか、ありがとう一葉」
そう言って切ろうとしたらフローラが割り込んできた。
「待て一葉。質問を替えるがいいか」
『どうぞ』
「裕貴はこれからどう行動したらいいと思う?」
「フローラ?」
限りなくグレーゾーンな質問にびっくりする。だが、さすが機械的なA・Iなのか、変化球な質問にもまったくブレなかった。
『その答えも禁則事項を話す事と同義だからムリ。誘導しようとしても対話シュミレーションデータベースは、お姉ちゃん以上だから諦めてちょうだい』
そこまで言われると、さしものフローラも歯噛みする。
「わかった、こちらで調べよう。」
フローラがそう言って通話を切ろうとしたら一葉が呟いた。
『……そうね。アタシなら好きになった相手なら、初期化されても追いかけるわね』
「どういうことだ?」
俺が聞き返す。
『言葉通りよ』
そう言われて一葉の言葉の意味を考える。
(惚れた相手なら、死んでも追っかける――か。……ってまさか!)
その考えに初期化状態だった一葉をインストールした時の事を思い出す。
(……一葉が好いて尽くしているのは涼香だ、だけどその好意の源はそもそも何だ?)
そしてなぜさくらは涼香のDOLLにインストールさせたのか?
12番まであった一葉を含む下位A・I達、だがさくらが案内した部屋に12体はいなかったような気がする。
では、そのほかのナンバーズはどこにいたのか?
さくらが一葉を涼香に勧めた理由、今の一葉の言葉、考えられる事は一つだ。
―― 一葉(№012)は以前から涼香を知っていた。そして初期化されてあの部屋で待機していた。
では以前は“どうしていた”のか?
掲示板で見た一般配布されたほかのさくらのキャラとの差。
一葉のインストール前、盗撮やイタズラをやめたあたりからのさくらの変化。
それらから考えられる可能性……。
さくら以下のA・Iは何らかの形で世間に散らばっていて活動をしている。
そして活動中、涼香を見染めた(?)№012は初期化前に“お姉ちゃん”に願いとメモリーを託していた。
では№012はどこで活動していたのか?
人間でも記憶喪失になったとしても、外部記憶(アルバムや日記)などで自分の経験や想いを追従(トレース)できる。
ましてやこのA・I達なら、自分の想いを復旧(リカバー)するのは造作もないだろう。
記憶(メモリー)が内にあるか外にあるかの違いは、コンピュータにとっては大した差ではないのだ。
それにA・Iにとって本人が本人であろうとする自我に対するこだわりは、人間のソレよりははるかに薄いのかもしれない。
一部思考のもやが晴れ、自然と笑みがこぼれるのを感じつつ一葉に聞いてみる。
「涼香の裸を変なカッコで撮影してないだろうな?」
『してないし必要ない。アタシの当初の目的は達成しているわ』
これ以上のない回答を貰い改めて言う。
「そうか、これからも涼香を頼んだぞ」
『心配無用よ。例え1バイトの存在になってもそうするわ』
「ありがとう一葉」
そうして通話を終えると、腑に落ちない顔ををしたフローラが聞いてきた。
「どういう事だ?」
そうして今の考えをフローラに語り、一葉のヒントの推測をしてみる。
「おそらくさくらは初期化されて、次の対象……ユーザーに送られるかもしれない。そして一葉は俺にその可能性を暗示して、同時に好きならさくらを追いかけろって焚き付けているんだと思う」
「なるほど。……なら逆にさくらを再び取り戻すのは、開発者の妨害がある事も考えられるから、さらに困難になるんじゃないのか?」
フローラの言う事はもっともだ。だとしたら、さくらが再配布される前に取り戻す必要があり、追及にあまり時間はかけられない事になる。
「そうだね……となると、やっぱり身内特権を持っていそうな祥焔先生に聞いてみるのがよさそうだね」
「ああ、そうした方がいいだろう」
„~ ,~ „~„~ ,~
学校に着くと、すでに一時限が始まっていた。
そして、三時限からは二時限連続の祥焔先生の授業、――製図実習があり、先生は生徒の監督をするだけなので話をする余裕はあるはずだ。
そうして二時限が終り、製図実習が始まるが、副担任が前回の続きをやるよう言い渡すと、さっさと退室して自習になってしまう。
そうしておしゃべりや生真面目に自習をそれぞれ始める生徒達。
俺はと言えば、製図用大型ディスプレイを前に肘をついて、祥焔先生の不在を疑問に思っていると、西園寺雨糸がおしゃべりの為に席を外して不在の隣席に座って声をかけてきた。
「おっす。なんか大変だったみたいね。大丈夫?」
今日の西園寺は、黒いおかっぱ風の頭の右上を、ピンクの玉の付いた輪ゴムで止めていた。
服は段々にほつれたダメージフリルでベリーショートのスカートの下に、黒のスパッツみたいな
「なんで知ってるんだよ」
「涼香から“LOOP”が回ってきたの。裕貴の事気にかけてくれって」
“LOOP”――登録したメンバー内による、言いっぱなしの多人数向け短文メールアプリの事だ。
そういう仲のいい友人が多いわけでもないし、このアプリでほぼ学校内の人間関係がカテゴライズされてしまうのがイヤで、俺はインストールしていなかったが涼香は違ったようだ。
「……涼香め、余計な事を」
「で、どうなの?」
ズケズケと聞いてくるが、言葉以上に含みがないキャラなのは知っていたので、かいつまんでフローラの状況を説明した。もちろん仲が進展したことは伏せて。
「ふうん、その割に落ち込んだ様子がないわね。よかった」
「まあ、フローラの性格のおかげかな、落ち込んでたら逆にシメられちまう」
「ふふ、そうなんだ」
「そういえば祥焔先生はどうした? 休みか?」
「うん、なんか急に引っ越す事になったとかで、しばらくお休みになるって」
「引っ越し? 転勤になるとかか?」
驚いて聞き返す。
「ううん、住所が変わるだけで転勤ではないみたい」
「そうか、……よかったけど、うう~ん……どうすっかな」
相談事が頓挫してしまい、思い悩む。
「どうしたの? 急に暗い顔して」
「いや、ちょっと祥焔先生に相談があってな」
「ふうん……」
思い切って電話で聞いてみることにして、隣の製図準備室に行って電話をかけるが、留守電モードになっていて連絡がつかない状態だった。
「……まずいな」
「何がまずいの?」
独り言に返事があり、驚いて飛び上る。
振り返ると、いつの間に入ってきたのか、扉の陰に西園寺が立っていた。
「おおお、びっくりした。……驚かすなよ」
「隠れて祥焔先生に連絡しようなんて一体どうしたの?」
「何でもねえよ、放っておいてくれ」
さくらの事は個人的にも公的にも一大企業のトップシークレットに関わる。一女子高生においそれとは話せないので、ぶっきらぼうに突き放す。
だが、へこたれた様子もなく西園寺が言ってくる。
「……ねえ、さくらちゃんの反応ないけどどうしたの? 削除(デリート)……するわけないわよね、トラブル?」
「デリートしないって、どうしてそう思うんだよ! たかがマスクキャ「“たかが”って、ならなんでさくらちゃんをバカにされた時見延(みのべ)先輩達に反論したのよ!」……ぐっ」
図星を突かれ、俺の逆ギレにさらにキレられ、しかも的確にカウンターを決められて言葉に詰まる。
(おまえの人格アバターも絶対格闘キャラだろ!)
腰に左手を当て俺を指さし、フンっと胸を張る西園寺の肩に乗る格闘中国娘系DOLL、“雛菊(デイジー)”を見て心の中で悪態をつく。
「………………………………………」
こういう言論格闘家には敵わないのを熟知しているので、黙秘を決め込み教室に戻ろうとすると、すれ違い様に西園寺が手を取って俺を引き留めた。
振り返ろうとしたら後ろから抱き付かれ、泣きそうな声で西園寺がしゃべる。
「ねえ、私じゃ力不足かもしれないけど話してくれない?」
その悲壮な声に冷静さを取り戻すが、やはり迂闊に話せる事ではないのでやんわりと断る。
「すまないが、やっぱり話せない」
そう言って体に回された手をほどこうとするが、逆にさらに強く抱きしめられる。
「……西園寺」
「……ねえ、涼香と何があったの?」
「どうしてそう思う?」
「だって、フローラさんがケガをして裕貴が辛いはずなのに、涼香は自分がフォローするんじゃなくて、みんなにフォローを求めたのよ?」
「………………………………」
俺と涼香の事情を知る、西園寺のその疑問はあまりにも的確で重かった。
(涼香……お前もか)
そんな事を考えながら、西園寺には答えられずに立ち尽くしていると、西園寺がさらに言葉をつなぐ。
「さくらちゃんが普通のキャラとは全然違う事も、裕貴の大事なパートナーとしての存在だったのも判っていたわ」
「さくらが違うって、どうしてそう思うんだ?」
「わたしも“霞さくら”のキャラをDL(ダウンロード)したことがあるのよ」
「!!」
「……驚いちゃった。声こそは同じだったけど、杓子定規なリアクションしかしなくて、裕貴のさくらちゃんとは全然違うんだもの」
「……西園寺」
「ひょっとして祥焔先生に連絡を取りたがっていたのはさくらちゃんの事? 先生なら最初にDOLLに校内規定をインストールするから、さくらちゃんが普通と違うのも判っていたよね?」
答えず、西園寺の洞察に驚きを隠せず逆に聞いてみる。
「なんで俺の為にそこまで世話を焼こうとする?」
世話好き、おせっかい、アネゴ肌、快活と言った印象のちょっと距離があった幼なじみだが、さすがにおせっかいが過ぎるような気がした。
すると、とんでもないことを西園寺が口にした。
「私、西園寺雨糸は小学生の頃からずっと水上裕貴君が好きだったからです」
「――なっ!!」
その爆弾発言に、心臓がのどから飛び出したような短い雄たけびが漏れる。
「だから君をず~~~~と見ていました。……まる」
照れ隠しなのか、小学生が絵日記を読み上げるような、棒読みの明るく快活な告白をされる。
「西園寺、俺は……」
そう言おうとしたら背中に当てられた西園寺の頭が左右に振れた。
「裕貴が誰を好きでもいいの。そんなのは涼香を裕貴がずっと守り続けてきたのを見ていたから、私の片思いでいいんだ。私はただ裕貴が辛そうにしてるのを私が見ていられないの。……だから訳を話して私に協力させて?」
「俺は西園寺の気持ちには応えられないんだぞ?」
念を押して断ろうとするも、少しの沈黙の後西園寺が提案をする。
「…………………………そうね、じゃあ問題が解決したら、私に言って欲しいセリフがあるの。それでどう?」
「なんだ?」
「それはその時まで内緒」
「でもそれじゃ……」
「安心して。好きって言えとかそんなんじゃないの。どっちかといえば、言わせた私の方が恥ずかしいと思うセリフ。あとは裕貴に憧れてる女子全員に自慢できる事ね」
「俺に憧れてる女子? そんなのいるのかよ」
「……そうね、裕貴はだから裕貴なんだわ」
「わけわかんねえ……」
「だから聞かせてくれる?」
「ああ」
回した腕がほどかれて振り向くと、はらはらと泣いている西園寺の顔があった。
「……やだ、ちょっと拭かせて」
ハンカチを取り出そうとポケットを探る仕草に、思わず手を上げて涙をぬぐってやりたくなるが、半ばまで上げて止める。
「おっと、いただき!」
西園寺はその上げかけた俺の手をとると、すかさず俺の手で涙をぬぐう。
「お前……」
「へっへっへ、役得役得」
「どこの時代劇の小役人だよ……」
そう言いつつも、諦めて西園寺の頬を撫でながら親指で涙をぬぐう。
「ごめん、ちょっとだけ……ほんのちょっとだけこの手を貸して」
頬に当てた俺の右手に自分の左手を重ね、声を上げずに再び泣き始める西園寺を、泣き止むまで静かに見つめていた。
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