弱さからの呆れ

何個目の目覚まし?

何回目の繰り返し?


起きない貴方

「時間だよ?」の声に

布団を深くかぶる


鳴り続ける目覚まし

言い続ける私


相変わらずの貴方

さっきより布団深くないですか?


頭を抱えて

小さなため息を吐く私

その後の深呼吸


布団を無理やり貴方から剥がして

『寒いでしょ?』

毛布だけを又探して被る


私は毛布をもう一度剥がし

両頬に接吻をする


『いいかげんに……』

-起きて-

という言葉を遮る様に接吻をする貴方


起きてくれない怒りのような呆れは

そんなこんなで

どうでもいいものに姿を変えてしまいます

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