第11話彼女はこの世界に神は唯一の物だと確信した
アイリーシャは半ば強引に羅刹王母。そして八戒と共に東安近郊の村に行くことになった。中庭を抜け、裏口から城の北側から出る。
「どうして城の中庭と裏口が繋がっているんですか?」
「簡単だブフー。お城に盗っ人なり暗殺者なりが忍び込んだりするブフー」
「まぁ。そういう事も十分ありえますね」
「真夜中に城の中庭で小龍の餌になるだけだブフー」
「あっ、そういえば。ワニがいるから・・・。でも城に普通に御用がある人はどうなります?」
「そういう人はちゃんと昼間、正門から入ってくるブフー。城壁を越えたりするのは悪い奴のする事なんだブフー」
八戒の説明は、言われてみればもっともな話であった。
街の北側には市場と、それに付随する倉庫街が広がっている。
それらで働く労働者の為の住宅も併設されてはいるものの、基本的には倉庫街と言っていい。山積みにされた石材。山積みにされた木材。山積みにされた砂。石壁の倉庫などが建ち並ぶ。市場の方からは家畜の放つ独特の臭いと、馬のいななきが聞こえる。干し草を積んだ荷車が入っていくし、この厩舎では馬が取り扱われているようだ。
羅刹王母はそちらには一切興味を示さずに真っ直ぐ道を歩いていく。
「あの。馬は買わないのですか?」
アイリーシャが二年の長旅の中で真っ先に習熟させられたのは馬の扱いであった。それだけでなく、道中で脚の折れた馬を屠り、その日の晩餐としたこともある。
愛馬を食す事とになったその悲嘆は筆舌にしがたいが、大粒の涙を零しながら彼女が言った言葉は、
「シャーロット、おいしい・・・」
である。その日、彼女は逞しくなった。
「此度の旅では馬は買わん」
羅刹王母は答える。
「長旅に馬は必須です。荷物を持ってくれますし、その背で休むこともできます。いざとなれば彼ら自身を賄いとして胃袋を満たすこともできます」
「確かにそうだな。だが此度に関していえば大きな荷物はすべて八戒が持ってくれる。街道沿いに旅するので休む時は宿を利用するのが多いであろう。それに道中の大半は船になる」
「船、でございますか?」
「そうだ。青河という河より船に乗って河下りをする。まぁすべての道中を船に乗っているわけにはまいらんから、ある程度は歩くことになると思うがな」
「非常食なら問題ないんだブフー。ボクが非常食になるんだブフー」
八戒が言った。旅行用の荷物を背負ったオークとしか表現しようのない人物を、アイリーシャは無言で見上げる。
「冗談だブフー?どうしたんだブフー?」
三人は北門から楼蘭の街の外へと出る。街の中に入った時と比べ、外へ出る時は手続きは簡素な物であった。
「こないだ南門から入った際には手荷物の中を開け、中身を調べたような」
「ブフー。街の中に入るときと違って、出る時は審査は緩々なんだブフー」
「そういうものなの?」
「御禁制の品とか、色々あるらしいから荷物の持ち込みに関しては結構厳しいんだブフー。でも出ていくときは基本的に緩々なんだブフー。それこそ賞金首とか出ない限り、兵の数も増えないしほとんど顔もみないんだブフー」
街壁の北側には、南と同様に門前宿場町があった。そこを抜けると、徐々に畑や、沼。森林が増え始める。
「変な形の森がありますね」
葉っぱが妙に尖っている。人間の骨格のような形で、同じ大きさの緑色のつつのような細い幹が天高くそびえている。そんな奇怪な木々が何十本も生えていた。
「あの竹林がどうかしたのかブフー?」
「チクリン?」
「あんなものはただの竹藪ではないか。ほれ」
羅刹王母は自分の腰巻に取りつけた荷から、緑色の筒を取り外してアイリーシャに渡した。
「あれは竹と言ってな。中が空洞になっておる。だからそのように栓をつけて水筒として使う事が可能なのだ」
「まぁ。水筒になる木なんですか」
「それだけじゃないんだブフー。竹藪では満月の日に地面を掘ると黄金が出るという伝説があるんだブフー」
「それは本当ですか?」
「同じくらい死体が埋まっているという話も聞くがな」
竹藪を通り過ぎ、さらに一時間ほど歩き小高い丘を越える。すると港町が見えてきた。
その向こうに見えるのは。
「大きな海・・・」
「海ではないぞ。よく見るがいい。向こう側にちゃんと対岸の陸地が見えるではないか」
「えっ?!」
言われてみれば確かに。うっすらと陸地の様なものが見える。
「この青河は央原でも一番大きな河であろうからな。それゆえ船を使って大きな荷物運ぶのだ」
「それならいっそのこと河沿いに街を発展させたらいいのでは?」
「あったらしいぞ。楼蘭の都が」
「え?ですからわたくしはなんで楼蘭の都が丘一つ越えて河から離れた場所にあるかをお尋ねしているのであって」
「楼蘭の都は確かにその河の中にあるんだブフー」
「いやですからわたくしは河沿いが便利であるなら、どうして都がその河に沿った場所にないかお尋ねしてあるのであって」
「鄭国が趣味で古文書漁りしているときに面白い物を見つけたんだブフー。その昔、楼蘭の都はだいたいこのあたりにあったらしいんだブフー」
「昔?」
「妾が産まれる何百年も大昔らしいぞ。朽ちかけた木簡に書かれてらしいので嘘か真かは知らぬがな」
「でもその都は大洪水が起こって河の底に沈んでしまったんだブフー」
「それは単なる伝承なのでしょう?」
「いや。河の底に都があるのは本当だ。港に住む漁師が素潜りで魚や貝を取る事があるのだが、
どうも街の名残らしき石跡が多数あってな。漁のついでに金貨の類を拾ってくる者も多い。もっとも、財宝を探すのに夢中になってそのまま河で溺れ死ぬ者も多いがな」
港町には、小型の漁船もあったが、比較的中型の船舶が多く、大型船もあった。
だが奇妙な事に、それらはアイリーシャの知るどの船とも似ても似つかない構造であった。ハンザコック。カラベル。ラウンドシップ。カラック。そして大型のガレアス。そのどれでもなかった。
「変な形の船ですね」
「大民船を見たことがないのか?」
羅刹王母はアイリーシャに問うた。
「あの船は正方形の帆が張られているであろう?」
「はい。私の祖国の船は三角形です」
「あの船。帆が四角いであろう?あれには横方向に多数の割り竹が挿入されておってな。ほれ、さっきみた竹林とか、その水筒にもつかわれておるその竹だな。それで風上への切り上り性に優れ、横風に対する安定性が高く、突風が近づいた時も素早く帆を下ろすことができるのだ。また座礁しにくく波にも強く、基本速度も速い」
羅刹王母は木で作られ、竹の帆を持つ一風変わった___それはアイリーシャにとってのみであり、この央原の地ではごく普通の船の建材であったが___彼女を連れて乗り込むことにした。
「船に乗りたい。大人一人。子供一人。それと」
乗船券を買う際に八戒をチラリと見てから。
「荷物を運ぶ家畜一匹」
「大人一人と子供一人。それに荷役家畜一頭ですな。二分二朱五十文になりますぜ」
モギリの男は羅刹王母の言葉に特に疑問を抱かずに代金を提示した。羅刹王母は財布から四角い銀貨を二枚、丸い銀貨を二枚。そして銅貨を五枚取り出して渡す。乗船券の一つをアイリーシャに渡すと、もう一つを八戒の首にぶら下げ、最後の一つを自分が持った。
「さて、乗るとしようか」
「八戒さんって家畜扱いでよろしいのですか?」
「貨物で載せた方が船賃が安く済むからよいではないか」
アイリーシャの問いに、羅刹王母は一国の女王らしからぬ発言で答える。そんなに彼女の国は貧乏なのだろうか?
舩には出向作業中の水夫らしきもの。大工道具を抱えた男性。彼は船が損傷した際に応急措置を行うのだろう。
乗客などに混じって奇妙な人物がいた。神官風の衣装を身にまとったその人は、船の船首辺りに蝋燭を灯し、なにやら紙切れを燃やしていた。
「なんなのですか。あれは」
「あれは祈祷師に決まっておろう」
「祈祷師?」
「航海の無事を祈るのだ。多少の呪術の心得はある。流石に台風を消し飛ばす様な真似はできんが
それでも船が難破したり、妖怪変化に襲われる危険は下がるらしいぞ」
羅刹王母そこまで言ってから、
「もっとも、積荷を狙って襲ってくる海賊は防げんがな」
とも付け加えた。
耳を澄まさずとも、その祈りの声は聴こえる。
皆で御仏に祈ります
よき航海を授けてほしい
高見におわします
我が御仏の御慈悲をば
願わくば竜巻に会わぬように
嵐を近づけぬように
我ら信徒を護り給え
しばらくして祈りの声が止んだ。どうやら祈祷は終わったようだ。船首に祈りを捧げていた人物は船室に続く階段に向かおうとしたが、途中で進路を変えてこちらに近づいてきた。
「ご機嫌麗しゅう。羅刹王母様」
「おや。お前は」
話しかけてきたのは、女性の司祭。尼僧であった。紫色のヴェールを頭からすっぽりとかぶっているものの、声音、体型からして成人女性であることは間違いない。年は羅刹王母と同じぐらいであろうか。
「優曇華院媽祖之比丘尼(ウドンゲインマソノビクニ)ではないか」
なんだかやたら長ったらしい名前だな。と、アイリーシャは感じた。
「相も変わらず御趣味の御忍び旅でございますか?」
「趣味もあるが今回は仕事も兼ねておる」
ウドンゲインと名乗ったシスターは八戒にも声をかけた。
「八戒様もお変わりなく」
「う、お、お久しぶりなんだブフ・・・」
心なしか八戒は怯えているようであった。
「美味しそうでございますね」
美しい唇の端からだらしなく涎をたらし、足元に水溜りを創りながら優曇華院は八戒に口づけするようににじり寄る。
彼女の四、五倍はあるかと思われる太さの恰幅の良い腹を揺らして小鹿の様な怯えた声をあげ、子兎のように俊敏な逃げ足で飛び跳ね、子鼠のように縮こまると、八戒はアイリーシャを盾にするようにその背後に隠れようとする。
「あら?随分とまぁ珍しい井出達の娘さんね。天主教の国の方?」
羅刹王母もそうであるが、ここ西梁国の住人の大半は黒髪黒瞳である。それに対し、アイリーシャは金髪碧眼。一目で異人と判別できるであろう。
まぁ八戒は人間かどうかも怪しいが。
「はい。神聖ガロア帝国よりやってまいりました。アイリーシャと申します」
アイリーシャは眼の前の人物が尼僧(プリーステス)であることを理由に警戒を和らげた。彼女もまた、自分と同じ神を信奉する敬虔なる信徒なのであろう。
ただ、十字架の類は首から提げておらず、代わりになぜかネックレスを手に持っていた。しっかりと握っている。首から提げずに手に握りしめるとは、よほどそのネックレスは彼女にとって大事な物だろう。
「かなり遠いところから来られたようですね。この国には何をしに参られたのですか?」
「父である皇帝ラスカロスより、この国の女皇である羅刹王母様に親書をお渡しするように命を受けてまいりました」
優曇華院は左手にネックレスを持ったまま、右手をアイリーシャに差し出した。然したる疑念も抱かずにアイリーシャはその手を握り返す。
「改めてお尋ねいたします。貴方の御名前は逢璃紗。産まれは牙露阿の国。この国の女帝である羅刹王母に父から渡された親書を渡すために参った。相違ありませんね?」
「はい。間違いありませんが、それが何か?」
「おいおい優曇華院よ。何も子供相手に虚言罰歯の法をかけることもあるまい」
羅刹王母が脇から声をかける。
「それは違いますよ羅刹王母。嘘をつくものは目上の人を馬鹿にし、使用人を虐待し、人を意味なく殺すものばかり。すべての悪行の基となるのです。ですがご安心を。過律(倫理、道徳上の悪い行いのこと)がないものは何も怯えることなどないのです」
「もしあったのなら?」
そのアイリーシャの問いに、優曇華院は笑顔のまま、
「閻魔様に舌を抜かれてしまいますよ」
と答えた。
「だからそう子供を驚かすではないと言っているだろう」
羅刹王母は優曇華院の手をアイリーシャから引きはがした。
「虚言抜歯というのは極めて初歩的な法術でな。死者を蘇らせる反魂の義を十とすればその習術に難易度は一だな」
「そうです。ですが反魂の儀同様、信心深い御仏の信徒でなければ決して使えないのです。仏門に帰依しない者や悪行を働く者は決して御仏は御力を御貸し下さらないのです」
「もし嘘をつくとどうなるのですか?」
アイリーシャは二人に尋ねてみた。
「以前宮中に異国からの密偵が入り込んだ事があってな。名前と素性を偽っておったので優曇華院が軽く掠めただけで半殺しになってしまったぞ」
「か、掠めただけで?!」
「その者が嘘偽りをするからいけないのです。他国に忍び込み、毒薬を作り、人を脅し、人を殺める。そのような罪業をすべて御仏は見抜いておられます」
優曇華院はネックレスを持った両手を併せてそんなことを言った。
「そういえばあの密偵は名前を偽っただけであったが、もし魔法で姿を変えたものがいればどうなるのだ?」
「その偽りも罪です。半殺しです」
「じゃあ魔法で姿を変え、名前を偽る者がいたらどうなるのだ?」
「全殺しになるでしょうね」
「それは恐ろしいな」
「まさか。そんな人間この世いるわけないでしょう。それでは萬流歸宗(バンリュウキシュウ)ですよ?」
「ばんりゅうきしゅうとな?」
「剣術の習熟者は法術を少し齧った程度ですぐその奥義の極みに達することができるという謎理論です」
「何?そんな便利な術の習得方法があったのか。なら妾も剣術を真面目に嗜んでみることにするか」
「そんなことあるわけないでしょう。剣術の鍛錬の過程で多少の精神修行はあっても、それと御仏の加護は別物です」
「そうなのか?」
優曇華院は羅刹王母の鍛え上げらた腹筋を触りながら言う。
「羅刹王母。貴方の普段の鍛錬からもたらせた体力、持久力はかなりのものです。だからと言って法術が得意というわけではないでしょう?」
「剣術の修行をすれば法術が使えるようになるのではないのか?」
優曇華院は多きくため息をついた。
「相も変わらず貴女は脳まで筋肉でできているようですね」
「似たようなことを鄭国にも言われたな」
「羅刹王母。十八般兵器というのをご存知ですか?」
「知らん」
羅刹王母はキッパリと答えた。
「八戒。お前知っておるか?」
「知らないブフー」
「逢璃紗。お前は?」
知る道理がない。アイリーシャは首を振った。
「流派によって違いはありますが、弓、弩、槍、矛、剣、斧、鉞(マサカリ)、鞭、殳(シュウ、)【棒の事】、火器、牌(盾)、鉤(カギ)、耙(レキ)、戈(カ)、錘(スイ)、杵(キネ)、綿縄、白打。以上の十八です」
武器の種類区分を聞いているだけなのに、アイリーシャは軽く眩暈(メマイ)を起こした。なんだか邪悪な念術師に催眠術をかけられているような、そのような気分になってくる。
「あら?斧と鉞って一緒なのでは?」
「小さな手斧と、羅刹王母様が城から出る際にお持ちになる大きな戰斧とでは扱いに差があるのです。例えば手斧ならいざとなれば手裏剣のように投げて使う事もできますが、戰斧はできないでしょう?」
「いや妾は天竺人が使う戰圏のように投げて使うが?」
天竺人、というのはゾウのいたあたりの地域だろうか?となれば戰圏というのはチャクラムという、丸い輪っかの金属の武器だ。
でもあれは投げた後、持ち主の手元に戻ってきてはいなかったか?
「そんな事ができるのは羅刹王母様だけだブフー」
「八戒お主できんのか?」
「力任せに放り投げることはできても、それがきちんと人間に命中させられるかどうかは別問題だブフー」
という事は八戒も一応放り投げられなくはないらしい。
「耙ってなんですか?」
「農具のことです」
「そんなものが武器になるわけないでしょう。馬鹿馬鹿しい」
「ブフー?僕は農具を武器にするんだなぁ」
八戒が肩に担いでいる獲物。それは六本の刃を持つ馬鍬であった。
「御仏の使いは嘘をつきません。我が理はすべてこの世の真実なのです」
優曇華院はネックレスを持った両手を合わせ、そう静かに語る。
「じゃ、じゃあ戈というのはなんなんのですか?」
「工具の事です」
「そんなものが武器になるわけないでしょう。バカバカしい」
「おいおい嬢ちゃん。そんなことはないぜ。この世界は、いや宇宙は広いんだぜ?」
唐突に船の船員の一人がアイリーシャに突如語り掛ける。彼は(圭)状の鉄兜を被っていた。
「俺はこの船で修理工をしているものだ。工具は素晴らしい武器になるんだ」
言って、(圭)型の兜を被った船の修理工は手にしたノコギリを見せた。
「死肉という化け物を知っているかい?牛の肝臓の様な見た目でな。湿った洞窟なんかに住み着いているだがこれは人間の死体に寄生して、自分の餌、つまり生きている人間を殺させようとするんだ。そういう時はコイツの出番さ。手足をバラバラにしてやれば息の根を止めることができるんだ」
説明を簡単に終えると、(圭)型の兜を被った船の修理工は再び自分の仕事に戻って行った。
「御仏の使いは嘘をつきません。我が理はすべてこの世の真実なのです」
優曇華院はネックレスを持った両手を合わせ、そう静かに語る。
「な、なら錘っていうのは?」
優曇華院はすぐそばの木箱に立てかけてあった物を手に取った。
長い金属棒の先端に、楕円形の球体が取りつけられている。
仮にこれを手に持ち、振り回して相手に叩きつければ、鋼鉄の鎧の上からでも相手に大きなダメージを与えることができるであろう。スケルトンなどに極めて有用なこの武器を、アイリーシャは見たことがあった。メイスである。
「私達は剣を持ちません。代わりにこの錘のような武器を用いて仏敵を征伐するのです」
なるほど。戒律で刃物が持てないから代わりにメイスで戦うのか。優曇華院は雲の隙間から日の差す天に向かい、ネックレスを持ったまま祈りを捧げ始めた。
間違いない。彼女は自分と同じ。天におわします唯一なる父を信じる者なのだ。アイリーシャは優曇華院にならって、空に向かって祈りを捧げることにした。
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