絶望にまみれた悪夢のような世界。微塵の希望も救いも感じさせない、だが霧のように朧げな記憶を頼りに死を乗り越え男は突き進む。そして暗く悪意に満ちた世界観。悍ましき化け物ども。素晴らしい。もう一度言おう、素晴らしいと。この物語を紐解き、共にこの巡り合わせに出会えた喜びを分かち合おう。共に腹の底から深く生暖かい息を吐こうではないか。
文章もストーリーも素晴らしく見入ってしまいました。摩訶不思議な世界に美しい文章が魅力的で、主人公がどうなるのかドキドキしてしてしまいます。まだ話数は少ないですが、ぜひ最後まで読みたい作品です。