第2話 襲撃と会談

ドスッ。



嫌なほどにベッドが軋んだ。うつ伏せになっていた体全体に振動が走る。


「……………‼︎」


そして、精神的にも衝撃が走る。



何だ一体。何が起きた。

文字の羅列で埋まっていた視界は、一瞬にして鈍く光る銀色に占領された。


「…………………」

「チッ、外したか」


錆び付いた鉄扉の様な動きで、声の聞こえた方を向く。


カーテンが風に靡く。

窓枠に足をかけて何かを投げたフォームのまま静止している女が1人いた。


「やあ毛虫。貴様の様な毛虫が読書などという人類の真似をしたところで、所詮は毛虫だぞ。確かに形から入るという言葉も存在するが、貴様に関しては原型すら毛虫なのだから、形から入るもクソもない。つまり、貴様がどう足掻こうとも毛虫は毛虫なのだ」


何を訳のわからないことを長々と・・・


口と身体は動かないが、脳内では気味が悪いほど冷静に突っ込みを入れる。慣れってのは恐ろしいモンだ。


……さて。行動も態度も無遠慮極まりないこの女は、あろうことか無許可で人の部屋に侵入してきた(窓から)。本を突き抜けベットに深々と刺さったそれを左右に大きく動かして引き抜き、慣れた手つきで腰に挿す。

言わずもがな、この動作で本の中心の穴はさらに広がり、見事に破れた。本の穴から覗……かずとも分かる。ベットは確実にアウトだ。


おい、前回お前に壊されたベット直すの大変だったんだぞ。


女は、ベットの上で固まっている俺を腕を組んで見下ろす。人をこれ以上にないほどに馬鹿にした態度も表情も、隠す様子は微塵もなくこちらを見下している。


「我が〈エフルール〉の威力、美しさ。身を以って思い知るがいい」

「………………」


手元にある、たった今 見通し と 風通し の良好になった分厚い本を手に取り無言で立ち上がる。ゆっくりと侵入者に視線を合わせてニィっと笑ってやれば、そいつも不敵に笑って返す。



「器物損害及び不法侵入だな。1度ならず2度までも人様のベットに風穴開けやがって」

「風通しが良くなって良いだろう。寝具に湿気は大敵だ」


ニヤニヤとした、一切の反省の色を見せない笑い顔にふつふつと殺意を覚える。この不届き千万な輩に制裁を下すべく、俺は自分で出来る最大の笑顔を顔に貼り付けた。



つい最近購入し、つい先ほど駄目になった『クリスタル・コアについて』を構えながら。







ドシン、ドシン!!ガタンッ!ドンッ!!



「……またか」


ドスンッ!バタバタバタッ!


ため息と共に吐き出されたおじさんの声は、あっという間にかき消される。二階で幼馴染と大乱闘しているであろう弟を思い浮かべながら、アシュリーは苦笑いを溢す。



「いつも元気で、良いことですね。あは…」 パリーンっ!


「……」

「……」


不吉な高い音が微かに聴こえた。直後、バタバタと騒がしく階段を駆け下りてくる少年が、1人。



「ぶっ殺す‼︎」



血走った目を見開きただ一言恐ろしい言葉を口走りながら、穴が開き縁や角という角がボロボロになった本を片手に嵐の如く家を飛び出して行く。


この間、わずか13秒。


荒々しく開かれた扉は力任せに閉じられる……こともなく、意外と丁寧に閉じられた。

パタン。という今までの騒音は一体何だったのかと思わせる程の気の抜けるような音が届き、それからは信じられないくらいの静寂が訪れた。



……あの本、確かこの間買ってきた物じゃなかったっけ……?


「うん。アムラは今日も元気一杯ねー。……二階の窓、直さなきゃ。」

「………大変だな……何というかー…やっぱりやめておくか?」


呆れた声で労りの言葉をかけられるが、慌てて首を横に振る。


「いえいえ、とんでもない!折角のイベントなんです、私だって手伝いますよ!」


ニコニコ笑顔で言い切って、さっと手元の資料に目を落とす。



「ふふ、とっても楽しみですね!」

「ああ。折角の祭りだ。目一杯楽しまなくてはな。」

「今から待ち遠しいです。では、料理は私たちに任せてくださいね!」


「…たち?」



笑顔で意気込みを語るアシュリーの言葉に首を傾げる。


私=1人。私たち=複数形。





「………アムラ達にも手伝わせるのか?」


「え?」

「え?」




(この街では、比較的悪ガキとして名を馳せている)

(けれど、本当はとってもいい子達なんです)





最近よく来やがるおっさんと姉をスルーして家を飛び出し、全力疾走。目の前に横たわる丸太を跳び越える。

視線の先にしっかり捉えた金髪のポニーテールに狙いを定め、ズタズタになった本に縦回転を加えて投げ付ける。同時に、足元に転がる手頃な木片を蹴り上げて拾い、続けて投げる。


「‼︎」


木片と一緒に蹴り上げた土と若草が宙で踊る。

微かに揺れる標的。


金色のポニーテールがきらめく。

くるりと振り返ると同時に、手にした〈相棒〉を横に振り払い、手首を切り返しながら勢いを殺さずに斜め上へ切り上げる。分厚い表紙と紙束を真っ二つに斬り裂いて、天高く木片を弾き飛ばしたそいつは、清々しい程の笑顔を向けてきた。


「投擲の腕は認めようじゃないか。」

「そりゃコーエイだ。お前もさっさと市場に行ったらどうだ?そんだけの腕がありゃ、大抵の肉魚なんざあっという間に捌き切れるだろ。」


肩を竦めて言ってやる。すれば、あいつは両手を軽く広げて見せた。


「ああ、無論。この私の腕にかかれば、大鮭の1匹2匹は1分とかからない。まあ、百聞は一見にしかず。手始めにまず目の前の大毛虫でも捌いて見せよう」

「上等だコラ、ぶちのめしてやる」

「フフフフ、我が剣さばき、とくと…

「あ、エフルールちゃん!」



…………ちょっと待って。先に向こうを〆ることに今決めた。」

「……あっそ」



遠くからハートを撒き散らしながら駆け寄ってくる馬鹿を静かに見つめる。自分を見てくれた事が嬉しいのか、奴は片手を振りながら近寄ってくる。


ふと、視界の上方隅に動く物体を捉える。スーっとなんの音も無く重力に従って落下してくるそれを目で追えば、それは、丁度エフルールの頭上に収まる位置。段々と速度を増して落ちてくるそれが、エフルールの頭にぶつかる———


「⁉︎エフルールちゃん危ない——」


……寸前、軽やかに身を翻しながら自らの頭上に迫ったそれを、剣で前方直角に弾き飛ばす。


パコンッ‼︎と小気味良い音と共に、前方にいた…奴は倒れた。



何の警告もなく、寧ろ危険を警告してくれた者に対してこの仕打。長い付き合いだから知っているが、こいつは手加減というものを知らない。相手が何処の誰で何であろうと、情け容赦一切無い。知り合いだろうが、例外じゃない。寧ろ知り合いの方が危ない。


勢いよくひっくり返った奴の額に赤々と残る痕と、若干歪んだ木片がそれを物語っている。



「ああ、知ってる」


・・・それは、奴の最期の言葉(「⁉︎エフルールちゃん…以下略))に対する返答か?


冷たい。北国ノルリエの真冬の風さえも遥かに凌駕する程に凍えきっている。


ウザい奴ではあるが、ピクリとも動かなくなった腐れ縁に、少々同情はする。まあ、その……………今のは、間違いなく痛いやつだ。






(今のは、たかが木片からそうそう出る音ではない)





「ありがとうございます、何から何まで」


つい先程、強烈な木片を受けてひっくり返ったこいつを取り敢えず回収し、我が家へ。アシュリーが応急処置を施してやった。


善意で出されたマグカップを片手に、湿布を貼り付け気色の悪い笑顔で姉に礼を述べる奴の額に狙いを定める。殻付きの胡桃を指で弾き飛ばせば、カツッ!と音を立てて標的に飛んで行き、見事にヒット。デレデレだった顔が一転、苦悶の色に染まっていく。


レパード・レイス。俺の腐れ縁の内の1人で、まとも寄りな人物。

(あくまで「寄り」)


…この紹介に、特別意味はない。


「———っ‼︎痛いなぁ、何するんだいきなり!」

「顔がキメェ、普段の3割り増しだ。あと、痛いのは自分だけだと思ったら大間違いだ」



なんだ、その不服そうな顔は。素手で殻付きの胡桃を弾き飛ばして、無傷な訳ねぇだろうが。


ピリピリと嫌な痛みと熱を持つ指を摩っていれば、隣に座る私物デストロイヤーがニヤニヤと嫌な笑み向けてくる。



ざまあ(笑)



顔の表情が、全身全霊でそう物語っている。



………エフルール・ローパス。さっきも言ったが、毎回俺の家の窓から侵入して来ては私物を片っ端から破壊していく文字通りデストロイヤーだ。ベッドの被害こそ2度目だが…本や水差しなんかは、毎度毎度狙っているんじゃないかと思う程度にやられている。数?んなの一々数えてられるかよ!とにかく、この俺に自らが被害に遭った回数を数える事を放棄させるほど日常的とだけ言っておこう。

そして、今日もまた奴は悪びれも無くこうして俺の前に現れてくる。



そっと木の実籠から数粒のフラワーベリーを掴みとる。そして静かに、真顔で聞いてやる。



「次はお前か?」

「そう来たか。……折角だが遠慮しよう。物理的ダメージが無くとも、それはそれで面倒だ」


意外だったのか、目を丸くしたエフルールはそう言った。そして同じく籠に手を伸ばし、適当に掴んだ木の実を口に放り込む。



「ふむ、この味この香り……やっと春が来た、というところか。招春祭の準備も着々と進んでいるようだな。」

「ちなみに、今年はどうする予定だい?」


ウインクをしたレパードに一瞬ゴミを見る視線を向けた(見る「ような」では無い)後、しんみりとした様子で口を開く。


「……厳しい冬を終え、暖かな春を迎える…。コミュニケーションにおいて、挨拶は基本であると言えるだろう。奴からは未だその類の音沙汰は何もないが…



……………一個人としては、長老宅にフラワーベリーの投下を希望する」


「おい、またやる気なのか、あれを……」



不気味な笑みを浮かべて足を組むエフルールを他所に、去年起きた惨事が頭をよぎる。




【ノルリエ・植物図鑑】


*フラワーベリー:春に取れる代表的な木の実だ。甘いが、柔らかいからよく潰れる。果汁が布に付いたら色が落ちない。この季節になると、木の実を取りに行ったチビ共がよく服をダメにして帰ってくる。…その性質を利用して、布を染める奴もいる。

byアムラ



さて、察しの良い奴はこれで何と無く想像は付くだろう。


去年の招春祭の出来事だ。

招春祭ってのは、読んで字の如く春を招き、それを祝う祭だ。皆して外へ出て、歌って踊って飲んで食べて。思い思いに楽しむ祭なんだが……外へ出る祭なんだよ。どいつもこいつも、この日には家から出てほぼ一日中外で過ごす。どこを見ても屋内に人影はない。老若男女問わずだ。


んで、比較的民家の密集していない場所に、うちの街の長老の家がある。長老宅にあの馬鹿2人と、この場には居ないがもう1人腐れ縁のバーナード(通称バード)って奴。そして巻き込まれる俺を合わせて合計4人で、毎年恒例で陰湿な……悪戯?嫌がらせ?まあ、何かしらその類のものを計画・実行している。



ああ、被害者は長老な。これは普段からだが……こいつ等から執念深くターゲットにされている。


まずバード。毎度毎度懲りもせずに何をするか考えてくる。悪事やトラブル、事の発端を辿れば大抵こいつに辿り着く。嫌がらせをさせたら多分無双だぞ、ほんっっとに……


態々持ち込んで長老宅で斬り刻んだ多量の玉葱を、密閉状態にした長老宅全室にばら撒いた時は酷ェもんだったぜ。処理しようにも、分かりにくい場所に隠すからそう簡単には見つからねぇし。目が痛くなるから、布で拭くなり水で洗うなりするだろう?それも見越して、家中にあるタオルやら水桶にも玉葱が仕込まれる。しかもご丁寧にすり下ろして。


(その後暫くの間、長老宅に近寄ろうとする奴はいなかった。あとは…風下の住人から苦情が来た、とは聞いた)


次、エフルール。あいつが言動からは想像できねぇが結構頭が回るんだよ。手先も器用だから、あいつが計画を立てて小細工をする。しかも悪ノリするからタチが悪い。さっきの玉葱の件も、本来は刻んだ玉葱を放り込むだけで被害は済んだはずだったんだぜ?当初はな。こいつが関与したが最後、妥協無しの本気で息の根を止めにかかるレベルのモノを作り上げる。


最後、レパード。1番無害そう見えるが…まず無害そうな見た目と、比較的友好的な態度で、あまり警戒されない。次に、口が上手いから、気が付いたら良いように丸め込まれている。そして1番怖いのが、無駄に顔が広いから一体どこからどこまでが「黒」か分からない。

この「黒」ってのは、協力者の事な。ほら、ドッキリ仕掛ける時の仕掛け人。こいつの一声で、結構の街の連中が悪意なく黒に染まる。


性格に難があり過ぎるその他2名とはまた違う何かを持ってる。時々、度肝を抜くような事を言い出すから怖い。


流れ的には、バードが提案、エフルールが計画、レパードがカムフラージュしてる内に実行。敵に回すにはあまりにも悪質な人材ばかり揃ってやがる。


…俺?言っただろ、なんだかんだと言って巻き込まれているだけだ。


長老も馬鹿じゃねえから、何かしら対策を練ってトラップ仕掛けてたりするんだが、あっさり避けられて終わる。



話が逸れた。去年の事だったな。去年はフラワーベリーを4人掛かりで集めるだけ集めて、その汁で家中ペイントしたんだよ。全部。

玉葱の後だからショボく感じるかもしれねぇが、考えてみろ。祭から帰ってきてみれば、家が一色に染まってるんだぜ?家の中も視界に入る物全てがデロデロになってる。更には全室ベリーで塗られた!って油断した所に、寝室だけはハバネロでペイントしてある。全域に広がってた玉葱と違って、ずっと同じ匂いではない。今の今までベリーの甘酸っぱい、言ってしまえば心地の良い香りの中に居たのだ。緩みきった神経に大打撃を与えるには十分過ぎる。況してや視覚的には同じ様な色というフェイント。人間ってのは、突然の出来事にはすこぶる弱い。何が原因なのか、一体その刺激物の正体は何なのか。予測不能で大混乱。さらに不安も相まって、その破壊力たるは凄まじい。


ちなみに、長老の帰宅を確認した瞬間に玄関は外から封じられる。


さて。これは世間話だが、これ以来、長老宅にはガスマスクが常備してあるらしい。

だが、悲しいかな。折角用意したそのガスマスクさえも、そう遠くない将来奴らの醜悪な罠へと変貌を遂げるのであろう……。


長老に対するこの執拗なまでの嫌がらせ。何が捻くれてこんな事になったのかは知らないが、ある種の狂気さえ感じられる。



・・・まあ、ぶっちゃけ面白いけどな?リアクションデカいし。あと、何が凄いって、此処まで長老を追い掛け回す奴らも奴らだが……此処までされて、未だピンピンしているあのジジィも十分凄ぇよ…





凶悪なデストロイヤーを冷ややかに見つめていれば、ふー、と息を吐き、そして、手の中のベリーをそっと見つめて呟いた。



「だが、飽きて来たという本心もないわけでは無い………さて、そろそろ本腰を入れて仕留めに掛かるか」

「何をする気だお前⁈」


口元にベリーを運ぶ手は実に緩やかなものだが、目が据わっている。さっきまでのおふざけモードはどこへ行った。



「もう、あんまり長老様に意地悪したら駄目だよ?」


苦笑いするアシュリーに、レパードは人懐っこく微笑んだ。


「あはは、大丈夫ですよ。長老はあの程度じゃビクともしませんからね」

「化け物じゃねぇか‼︎「あの程度」とかよく言ったな!」


一体、お前の中の長老像はどうなってんだ⁉︎



「その通り。水攻め、玉葱、煙玉に蝋燭固め……奴は、我らの猛攻を全て受けて尚モノともせずに生きて来た。それどころか、威力・命中率は別としてトラップさえ仕掛けてくる」


ふー…と息を吐きながら腕を組み、こめかみにそっと指を添える。


「………凄まじい生命力だ。正にゴキブリの化身……いや、ゴキブリと言っても過言では無いだろう。素直に賞賛に値する。そして、そう………今年こそは息の根を止める」

「エフルールちゃん、それは流石に…ああほら、こっちでいいんじゃないかい?」


ギラリと目を光らせながら微笑むエフルールに、あろう事か俺を指差しやがった。こいつ、長老の前に1度闇に葬ってやろうか?






・・・ん?



「……なあ」


興味に流されるままに、特に考えることもなく一言投げ入れる。


ふと、本当に唐突に思い浮かんだ疑問だった。今までたった1度も不思議に思った事さえなかったことだが、今考えてみればとても不思議に思うこと。湧き水の様に湧き上がってくる好奇心に、レパードへの殺意も流された。



「え、ツッコミ無し。珍しいなあ……」

「発言を許可しよう。」


一瞬空気が静まり返った後、各自肯定の意を返した(例え上から目線であったとしても)ことを確認し、俺はベリーを弄る手を止めた。頬杖を付いたまま、ただ、純粋に思った事を口にする。



「お前ら……





長老に何か恨みでもあんの?」



「「いや?」」

「…………」





ああ、こんな事があり得るのだろうか。

だがしかし、今目の前にいる主犯達は確かに否定した。



「…………………………へえ」



そうだった。そういう奴らの集まりだった。分かりきっていたことであった。


あまりにも予想出来る反応に、質問をしておいて感嘆詞しか出なかった。あの怒涛に押し寄せる好奇心は、嘘のように一瞬にして霧散した。



「………え、終わり?他には?」

「それだけのために、私の時間を無駄にしたのか」



そしてこのリアクション。

みろ、あの清々しいまでの無表情。罪悪感どころか、悪いとさえも思ってねぇぞ。



(これはひどい)





end



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る