009 誠心誠意

 だが、数時間もしないうちに、将は現実に引き戻されることとなる。

 護が戻ってきたのだ。

 親は土曜日も仕事に出る。そのため兄妹は当番制で昼を作っている。それで、今日の当番である将が帰ってきていないかを確かめに来たのだ。いつもなら扉越しに声を掛けてくる程度の彼女だが、今日は開けっ放しだった所為か、部屋の中まで入って来た。


「お兄ちゃんいないの?」

 確かめるように呟きながら、彼女はなぜかそのまま後ろ手に扉を閉める。


「なんだよ」

 折角寝ていたのに邪魔しやがって……と、返事をして将は気がついた。口から出るのは、にゃあという音――自分はまだ、猫のままだということに。驚いた顔の護と目が合う。しまったと思ったが後の祭り、彼女はいつぞやのように、


「猫だあああ!」

 と駆け寄ってきた。子猫サイズの将からしたらゴジラに襲われる気分だった。かなり怖い。

 にゅっと腕を伸ばし、護は将がエロ本を回収した時よりも綺麗なフォームでベッドに飛び込むと、強く抱きしめてきた。将の喉がきゅうと鳴る。

 あ、俺、妹に絞められて死ぬんだな、と悟った。


「うちに迷い込んじゃったの? 私の部屋に来てくれたらよかったのに~」

 護は猫のことになると我を忘れてしまう。どうして二階に子猫がいるかとか、服だけ残して兄はどこへ消失したのかというあれこれは、考えてもいないようだった。将は、ちょっと彼女の将来が心配だった。

 早く逃げなければ。首を捻って脱出経路を捜す。しかし既にドアは堅く閉ざされ、鍵までかけてあった――


「っていつの間に鍵を!? なんでだよ!」

 将は思わず叫んだが、何と言ったのか妹には伝わるはずもなかった。……彼女の目がある中で壁をすり抜けるのはまずいだろうし、だとすると窓から逃げるしかない。こちらはまだ開けっぱなしだ。ぎんが出ていけたのだ、霊猫になっている今の俺ができないはずがない。

 護は黒猫の頭をわしゃわしゃと撫でて、肉球を揉み、臀部を触りはじめた。将は、猫状態のこの体が自分のものだという意識はあまりなかったが、それでも裸であることには変わりない。感覚としては素肌を撫でられているのと同然だ。

 いかん、妹にされるがままの兄という図は非常によろしくない――焦る将だが、困ったことに護が触ってくる部位は、猫にとって気持ちの良いところばかりだった。

 いよいよ将はおかしくなりそうだった。特に尻はまずかった。理性と関係なしに喉がごろごろ言っているし、鼻息も荒くなっている。みっともなくて恥ずかしかった。

 一方護も目尻がさがっていて、ゆるゆるの笑顔を浮かべていた。将は、なんだか見ちゃいけないものを見てしまった気がした。護は普段兄に対してそっけないので、こんな表情を見せてくれたことなどない。

 小学生の頃はそうでもなかったかもしれないが……。 


「ごろーん」

 護は俺を抱えたまま寝転んだ。ふわりと髪が舞い、良い香りがした。臀部を撫でられている将は腰の力が抜けていて、為すすべがない。そのまま一緒に、向き合う形で倒れ込んでしまう。ふたりは互いにふにゃふにゃのへろへろで。いつまでもこうしていたかった――


「いやいや駄目だって!」

 我に返って将は自分の腕に噛みついた。すっきりした彼はすぐにでも走って逃げれるようにタイミングを計る。未だに彼を撫でる護の手は止まる気配がない。だが、段々眠くなってきたのか目を閉じていて、猫の奇行には気づいていないようだった。その間将は眠れ眠れ、と強く念じ続けた。


「お兄ちゃん……」

 寝言のように、彼女はそう繰り返す。念じるのに忙しい将は、その違和感に気づくことはなかった。

 やがて手の動きも緩慢になり、すうすう、と護は寝息を立て始めた。

 逃げるなら今しかない。将は滑るようにベッドを抜け出した。妹が自分のベッドで寝ているという問題については後回しだ。彼はそのまま開け放した窓に向かってダッシュする。

 あちこち撫で回されて理性を失っていた将は、失念していた。護が眠った今、わざわざ窓から逃げる必要などなかった。堂々と壁を通り抜ければよかったのである。だが彼は、この場から一秒でも早く離れなければという一心で、勢いよく外に飛び出してしまい――気づいた時には空中にいた。



○●○●○●



 今度こそ死ぬ。

 一気に開けた視界に、将は漠然と思った。たとえ人間状態であったとしても、地上四メートル以上離れた二階から跳び下りればただでは済まないだろう。無意味だと分かってはいたが、無我夢中で手足をばたつかせる。


 彼の部屋の窓の真下には、クッションとなる庭や植木の類はない。ただ頑丈なコンクリート塀と、その向こうにアスファルトの道路があるだけだ。ぐんぐんと迫る灰色に、将は反射的に目を閉じた。

 しかし、いつまで経っても地面に落下する気配がない。もしかして痛みを感じる間もなくぽっくり逝ってしまったのか。恐る恐る目を開けた将は、ぎょっとして全身の毛を逆立ててしまった。本当に自分は死んだのだと思った。


 彼は地面すれすれの宙を歩いていた。落下しながら手足を動かしていたためか、水中を泳ぐかのように、ゆっくりと進んでいた。思えば壁を通り抜けれることも、かなり常軌を逸している。こうして空中散歩ができても不思議ではなかった。そうしてふと思い出す。霊猫は浮世と常世、どちらにも立つもの……もしかしたらこの状態の自分は、生きてもいれば死んでもいるのではないかと。

 ぞっとした。今更ながら、人間とは程遠い存在であることを自覚する。


「いてっ!」

 その途端、頭から地面に落ちてしまった。人間が持っていない力、それを使えることの気味悪さを意識したゆえだった。やがて将は四肢に力を入れて立ち上がったが、アスファルトが火傷するほど熱くて跳び上がった。感覚としては裸足で道路に立っているようなものだ。そのままよろよろと電柱に向かって歩くと、その影に身を隠した。隙間から周囲を見回すが、幸い目撃者はいないようだった。


 ひとり外界に放り出されて、将は早くも心細さを感じていた。見慣れているはずの道路が、こうも広いなんて。向かいの自分の家までが、かなり遠い。幼い頃に返ったかのようだった。


 これからどうしよう。再び家に戻って、妹のいない部屋にこもってやり過ごすのも手だ。将は首を傾げて考える。まだぎんに頼るつもりはなかった。このまま彼女が戻ってこなければ自分は一生猫のままなのに――どうするのが一番いいかは将自身よく分かっていたが、ぎんを許せない今はとてもできそうにない。

 その時頭上から声が降ってきた。


「こんなところにいたのか!」

 まさかと思って顔を上げる。

 そこには、コンクリート塀の上から自分を見つめる猫の姿があった。だがそれはぎんではなく、大きな雄猫だった。白い毛に茶の模様のぶちだ。長いひげを震わせてこちらに首を伸ばし、笑っているように見える。

 ぎょっとして将は飛びのいてしまう。とっくに猫に慣れたものだと思っていたが、そんなことはなかった。警戒して毛を逆立て体を膨張させるのに構わず、ぶち猫は塀から跳び下りて近づいてきた。


「そうビビんなさんなよ、俺はお前を迎えに来たんだ」

 距離を取ろうと将は後ずさりするが、塀にぶつかって下がれなくなった。迫る大きな猫を恐る恐ると見上げる。

 どうやらただの野良猫のようだが、今の将には猫の言葉が分かるらしい。これまでぎん以外の猫の声を聴いたことがなかっただけに、驚きも大きい。

 相手の声はその大きな体に合う低音で、体は薄汚く臭かった。将は一瞬でもぎんだと勘違いした自分に腹が立った。……彼女が駆けつけてくれるわけがないのに。

 しかし、なぜ自分に話しかけてくる? 疑問が次々と沸き上がる。


「む、むむ迎えに?」

 素っ頓狂な声を上げて聞き返すと、相手は頷くように喉を鳴らした。言葉が通じた。確かに今の自分は猫だが、実際に会話が成立するなんて。将にはその事実がにわかには受け入れがたかった。


「おうよ。手間かけさせやがって。ついてこい」

 ぶち猫はひょいと将の首根っこを掴むと、そのままどこかへ向かって歩き出した。


「――っ、ちょっと待てよ、迎えってどういうことだよ?」

「礼儀を知らんな、こいつ。ここらの首領が俺ってことくらい、分かってるはずだよな?」

 ぶちの噛む力が強くなり、もちろん知らないとは言えなかった。

 彼は何か勘違いをしている、自分に用のある猫などいるはずがない。将は言い返したかったが、うなじを噛まれているとうまく声が出せないことに気がついた。抵抗したくても、身体の自由がきかない。将自身どうにもできなかった。

 ぶちは、将の葛藤などどこ吹く風で、満足そうに喉を鳴らす。そうしてそのまま、彼は歩き出した。



○●○●○●



 ぶち猫は、将を咥えたまま近所のマンションで足を止めた。堂々とした足取りで併設された立体駐車場の奥へと進んでいく。中はコンクリートの柱が立ち並び、外の気温と比べるとずっと涼しい。駐車されている車は途方もなく大きく、将には見下ろされているように感じた。それが少し怖くて、目線を駐車場の奥に移す。灯りは少なく暗かったが、今の彼には向かいの壁までよく見えた。

 何があるんだろう。もしかして猫の集会とかだろうか。このぶち猫がここ一帯のボスだというのなら、その可能性も十分ありえた。だとしたら勘弁してほしい。

 しかし将の予想はあっけなく外れた。駐車場の隅に薄汚い毛布があった。その中にはうずくまるように三匹の黒猫がいる。大きいのが一匹で、小さい子供が二匹だ。糞尿の臭いが漂い、思わず顔をしかめてしまう。長い間ここを離れていないらしいということは雰囲気で分かった。そして、これからぶちが何を言うかということも、将にはなんとなく想像できた。


「ほれ、早くママのとこに帰れよ。捜してたんだぞ」

「違う! ひと違い……ねこ違いだから!」

 地面に降ろされた将はすぐさま抗議した。こいつ、首領のくせに自分のテリトリーの猫は把握していないのか。行方不明の子供を捜すような、いい奴ではあるようだが。


「はあ、やんちゃ坊主め。そう言ってまた逃げる気なんだろ」

「ちげーから! っていうかこのひと誰だよ!」

 話が通じない。勘弁してほしい、将は呻いた。このままだと俺は野良猫の子どもとして生きていかなきゃいけなくなる。この充満した臭いの時点ですでにアウトだった。将が助けを求めて親猫に目をやると、相手もそろそろ言うタイミングだと悟っていたらしい。


「この子はうちの子ではありませんよ。あの子は、もっと小さいですから」

 穏やかな女性の声で、猫は言った。だがそれは弱々しく、あまり覇気がない。少し落ち着いた将は今の状況を整理しようとした。この黒猫にはもう一匹子供がいて、それが行方不明? それで首領のぶち猫が捜して回っていて――それではなぜこの母親自らが動かないのだろう。


「ン……そうなのか。すまん」

 ぶちはようやく勘違いを認めて、場を取り繕うように体を掻きはじめた。


「このママさんはよ、俺の縄張りの猫じゃねえんだが、最近足を痛めちまって動けなくなってたんで特別に許可してるんだ。ここなら優しい人間が飯くれるしよ――ちびっ子たちにとっちゃ、遊び場がねえから退屈だったんだろうが。どこ行っちまったんだかなあ」

 とりあえず誤解は解けたらしい。自分は解放されたのだ。将はくるりと元来た方角に方向転換した。


「じゃ、じゃあ俺はこれで」

 猫の問題なんて、知ったことではなかった。とっとと退散しようと思った。


「ねえ僕、ひとりぼっちなの?」

 そんな彼を母猫が呼び止める。将は思わず「えっ」と声を上げて振り返ってしまった。声だけだと、母猫の声は人間の女性と何ら変わりない。


「迷子なのかしら。お腹はすいてない?」

 彼女の優しい声に、将はなぜか自分が幼かった頃の母親の姿を思い浮かべた。人間とは似ても似つかない猫なのに、その顔が重なって見えたのだ。ゆえに、いつもは怖くて見られない猫の丸い目を、将は見つめ返すことができた。猫でも母親であることは変わらなかった。

 

「俺は――」

 将は返事をしようとして、急に罪悪感に襲われた。彼女だって怪我をして、子どもが行方不明で大変なのに、赤の他人の俺を心配してくれる。余裕のない俺とは違って。

 将は自分のこと以外考えられなかった。動けない母猫のことも、その子どものことも、彼にとってはどうでもよかったのである。だが、いくら猫が苦手だからって、さすがに酷い性格じゃないか? 

 将ははっとした。

 ぎんのことも、そうだ。あの時は自分のことでいっぱいいっぱいで、彼女を傷付けることを言ってしまったかもしれない。

 黙ってその場に突っ立っている将に、母猫はどこまでも柔らかい口調で声をかけてくる。


「もしよかったら、あまり出ないかもしれないけれど、お乳をどうぞ」

「ぶっ!!」

 突拍子もない発言に、将はこらえきれず変な音を出してしまった。

 俺が子猫にしか見えてないからそう言ってくれたんだろうけど、――もしよかったらとか言わないでください! 

 将はちょっと気が抜けて楽になった。


「いえ、俺は大丈夫なので。それより、自分に何かできることは――?」

『その必要はない』

 その時、凛とした声が駐車場を支配した。それは、他の猫と違って心に直接響くものだった。皆が皆、体にびりりと電流が走ったかのように声の方へ目を走らせる。

 彼女はいつの間にか将の隣に立っていた。


「ぎん……なのか?」

 だがその見た目は、彼の記憶にあるものと違った。ぎんは猫の将と瓜二つの、子猫の姿だったはずだ。しかし今や彼女は――眩しい白の毛こそ変わらないものに――立派な大人の雌猫となっていた。こちらの見た目の方が、声に合っていた。


『こちらの姿でないと、皆には見えぬからのう……何事も使い分けじゃな』

 ぎんはひとりではなかった。傍らに小さな黒猫を連れている。鼻先で尻をついて促すと、子猫は転がるように母親の元へ駆けて行った。……だが、何故ぎんが? 将は困惑した。彼女は何も事情を知らないはずだ。まさか、俺をどこか遠くから見ていてくれてたんだろうか。

 しかし彼女は早口で否定する。


『烏に狙われた黒猫がおったので、そちじゃと思って駆けつけたら見間違いじゃった』

「間違えるなよ自分の下僕を」

 嘘かどうか、怪しいところだった。将も将で下僕と認めてしまうように言い返してしまったが、今はあまり気にならなかった。


『なんじゃ、涙目じゃぞ?』

「んなわけねえだろ」

 素直にぎんに会えて嬉しいと思った。この数時間、心細くて自分が情けなくて、色んな気持ちがごちゃまぜになって。そんな自分にいつものように接してくれるぎんの優しさに、心から感謝できた。

 言いたいことは沢山あったが、どれも上手く言葉にできない。口をぱくつかせる将を置いて、ぎんはしゃなりしゃなりと母猫の方へ歩いて行く。礼を言う彼女の言葉を無視して、母猫の後脚をじっと観察していた。何やらぶつぶつ呟いている――将が耳を傾けると、『憑依』とか『悪霊』とかいう単語が聞き取れた。何をしているんだろう?


『帰るぞ』

 用は済んだとばかりに、ぎんは歩き出す。だが将は、母猫に目が釘づけになって動くことができなかった。


「お、おい! お前何したんだよ!?」

 ぶち猫の太い声が駐車場に反響する。彼もまた驚愕した表情で母猫を見つめていた。

 脚を痛めていたはずの母猫が、しっかりと立ち上がっていた。彼女も子猫たちも、信じられないという風に目を丸くしている。

 だが、ぎんはそれを無視した。


『何をぼうっとしておるのじゃ』

 ぎんが声をかけたのは、将だった。はっと我に返ると、彼女は既に駐車場の出入り口に向かって歩いていた。だから彼も、慌てて追いかけるしかなかった。


『浄霊じゃ。妾の霊力を用いて憑いていた悪霊を分析し、それだけを祓って喰らった』

 将がぎんの隣にようやく並んだとき、小声で彼女はそう言った。突然何を言い出すのかときょとんとしてしまう。理解しようと頭を巡らせたのもつかの間、ふたりは駐車場の外に出た。途端、将はあまりの眩しさにふらついてしまった。ぎんがすかさず体を傾けて彼を支える。ぎんのさらさらした毛並みはひんやりとしていた。


『悪かったのう、放ってしもうて。そちは何も気にせんで良い。妾が悪いのじゃ。先ほどは言い過ぎて、すまなんだ』

 彼女はそう謝罪した。実にあっけなく、将より先に、自分の非を認めた。それは将より遥かに長寿だからなのか、あるいは――自分が子供だからなのか。将には分からない。

 支えられている将からは、ぎんがどんな顔をしているかは見えなかった。しかし、心にじんわりと響く声が嘘偽りではないことはすぐに分かった。


『今後は初心うぶなそちを傷つけぬ言葉を選ぶよう、心がける』

「……初心ってなあ」

 さっそく傷つくんだけれど。

 将の中を、色んな感情が濁流のように押し寄せる。どれも上手く言葉にすることができなかったが、ぎんはそのひとつひとつを丁寧に読み取っているように見えた。

 初めて、通じ合うことを嬉しいと、将は思った。


『妾がなぜ霊力を必要としておるかについてじゃが』

 再び歩き出しながら、ぎんは彼の心の声を遮るように強い口調で話題を変える。


『まだ、話すことはできん。もう少しだけ、妾に整理する時間をくれんか』

「わかった」

 ぎんが何者か分からない今は、完全に信用することは難しい。だけどいつかきっと話してくれる、そう信じようと決めた。ぎんは悪い奴ではない、将はそう思いたかった。野良猫を癒すあの手際の良さ……もしかしたら、学校に行ってる間は、いつもああして誰かを助けているのかもしれない。


 ぎんの体は、再会した時と比べて若干輝きが褪せて見える。霊力を消耗したのだろうと将には分かった。あとで、たっぷりキスされるんだろうな。だがそれも、今は快く受け入れられる気がした。




[第一章 しろとくろ、出会う 完]

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