第33話 夜、ふたり



 朝香瞬は、誰かに肩を揺すられていた。

 だが、猛烈な眠気に、瞼(まぶた)はくっついたままで、離れようとしない。


「起きて、瞬君」


 わずかに眼を開いた。優しく、あきれたような宇多川鏡子の表情が、あった。

 ちょうどどこかの海溝くらいの深さの眠りに落ちたばかりだったらしく、強気な眠気が、瞬を襲い続けていた。


「瞬君。もう遅いし、今晩、私、ここにお泊りして、いい? 昨日も夜遅くまで特訓につきあったし、今日も、応援に力入って、疲れちゃったから、中距離のテレはきついのよ。どうせ明日また、迎えに来て、戻るだけだから。控室に置いてある下着も、持ってきたし……」


 鏡子が何か、話をしているようだった。

 耳に聞こえてはいるのだが、頭は理解していなかった。瞬はとりあえず、もう少しだけこのまま眠ろうと決めながら、ムニャムニャ言った。


「じゃ、お泊りするね、瞬君」


 とにかく眠い瞬は、特に何も考えず、「うん」とうなずいた。鏡子はクラスでも、どこでも、賢明な少女だから、彼女の提案はだいたい、いつも正しかった。

 瞬はベッドのサイドボードにもたれたまま、改めて本格的に寝入った。



 また、誰かが、瞬の肩を揺さぶっていた。


「瞬君。お風呂、入ったら? お湯、貯めてあるよ。わたし、先にいただいたから」


 眼を閉じたまま、瞬は応じた。


「ごめん。もう、お風呂はいいよ。試合の後、シャワー、浴びたから」


 もういい。このまま、朝まで眠りたかった。


「でも、焼肉の匂い、ついてるよ。絆創膏も取りかえたほうがいいし。瞬君……瞬君たら!」

 

 激しく揺り起こされて、瞬はしかたなく、うっすらと、眼を開いた。

 本当はじっと見つめていたい。かと言って、見ていてはいけないものが、目の前にある気がした。


 瞬は、悲鳴に近い驚きの声を発した。たちまち、覚醒した。


「き、鏡子さん? な? 何? いったい、どうしたの?」


 瞬の目の前で、鏡子は、長い髪をおろし、下着姿で正座していた。

 真っ白なレース地だが、刺激的なセパレート水着のように、本当に必要な個所を、必要な範囲でしか、隠していなかった。


 湯上りで上気した頬や肌は、つややかで、むき立てで湯気を立てているゆで卵か何かを思わせた。だが、匂いは、鏡子の身体が発しているのか、ラベンダーのような香りだった。


 瞬は、その魅惑的な対象から、適切な距離を取るべく、のけぞろうとした。が、背にベッドがあるため、身動きが取れなかった。


「き、鏡子さん。ど、どうして、そんな恰好、してるの?」

「だって、せっかくお風呂に入ったのに、汗かいた服、着るの、いやだもの」


「じゃ、じゃ、じゃあ、とりあえず、僕の部屋着か、何か、着る?」


 鏡子は、白い掌で、頬を扇(あお)ぎながら、首を横に振った。


「今、湯上りで、暑いから、要らないわ。とりあえず、瞬君。お風呂、入ったら?」

「は、はい」

 

 瞬は、リビングから逃げ出すように、洗面室に駆けこんだ。中は、独りなのに、なぜかあわてて服を脱ぎ、浴室に入った。

 ラベンダーのような鏡子の香りがする。

 シャワーを浴びた。

 眼を閉じると、さっき見た鏡子の白い肢体が、浮かんだ。


(明日乃さんとは、全然違うタイプなんだけど……

 似ているところがあるのかな……

 それにしても、きれいだったな……)

 

 身体を洗っていると、傷が痛む。

 眼を開けて鏡を見ると、今日の試合後に、鏡子がてぎわよく手当てしてくれた身体中の絆創膏が、いくつも眼に入った。


 傷に注意しながら身体を洗い終えると、湯に入った。

 鏡子が使ったバスタブに身を沈めるのが、うれしかった。


(……明日乃さんと、鏡子さん……

 ……僕はいったい、どっちが好きなんだろう……

 ……どっちも、素敵だよな……僕は、いいかげんな人間だ……

 ……まずいな……

 ……僕は、二人とも、好きなのかも、知れないな……)


 外から、鏡子のソプラノが聞こえた。


「瞬君。まだ身体、洗っているよね?」

「え? ああ、もう湯船に浸かっているけど」

「じゃ、入るわよ」


 洗面室のドアが開く音がした。


「え? ちょっと、待って! そ、それはまずいよ!」


 瞬は、叫びながら、浴室のドアに向かって、身構えた。

 まさか鏡子も、明日乃のようにして、浴室に入って来るつもりだろうか。だいたい鏡子は、すでに入浴を済ませたはずだ。なぜもう一度、入る必要があるのか。


 浴室の外で、からかうような声が聞こえた。


「あら、瞬君。なんか、勘違いしたんじゃないの? ここで洗濯機を回すから、まだ、入っていてね」


 鏡子は、浴室ではなく、洗面室に入る許可を求めていたらしい。

 瞬は、ほっとしながらも、ひどく落胆した。

 

 浴室の天井を見つめながら、瞬は、己の失敗に気づいた。

 鏡子の艶(なま)めかしい姿に焦っていた事情もあり、洗面室に着替えを持ってくるのを忘れた。人間は、同じ失敗を何度も繰り返すものだ。

 まあ、バスタオルで腰を巻いて出れば、すむ話だ。


 実は、瞬も、風呂上がりに服を着て、むだに汗をかくのが、好きでなかった。

 四月中旬以降、暖かい日が続き、汗がひくまで、パンツ一丁でいたりしたが、ルームメイトの長介の前では、特に問題がなかった。

 今日は何かを着る必要があるだろう。だが、鏡子は持っていないのではないか。

 予科生の男女二人が、寮の一室で、夜遅く、下着姿のままで過ごすというのは、いかにもうまくない。

 

 瞬はさて、どんな姿でいるべきか。

 パジャマ姿は、女子予科生の手前、かっこ悪いから、やめよう。

 ――いや、待てよ。

 最近、特訓続きで、しかも長介がいないから、洗濯物がずいぶん溜まっていた。着る服と言えば、パジャマくらいしか、ない。

 そういえば、明日着る服も、今晩、洗濯をするつもりだった。


 入浴後に鏡子は、また手当てをしてくれるはずだ。身体中に傷があるから、鏡子はパンツ一丁か、バスタオル姿を要求するだろう。バスタオルのほうが、隠せる部分が多いから、少し気が楽だ。


 そうは言っても、時間も遅いから、鏡子は手当てをしてくれた後、すぐに帰るはずだ。それまでの間だけなら、バスタオル姿でかまわないだろう。

 そうしよう。決めた。


 瞬が、洗面室から出ると、鏡子は、さっきと同じ魅惑的な姿で、瞬を待っていた。

 瞬の姿を見ると、食卓にコーヒーカップを置いてくれた。


「さ、ホットミルクを淹(い)れたわ。よく眠れるように、はちみつを入れたの。どうぞ、召し上がれ」


 鏡子が微笑むと、下着姿でも、優雅に見える。


「あ、ありがとう」


 鏡子はやさしさだけでなく、気配りがある。


「飲んでいるうちに、身体も乾いているだろうし、手当てしてあげるね」


 瞬は、鏡子とふたり、たがいに、尋常でない姿で、机ごしに向かい合っている。あまり見つめてはいけないと思い、鏡子のコーヒーカップに眼をやった。


「ねえ、瞬君は、神頼みって、意味がないと、思う?」


 鏡子はカップをソーサーにコトリと置いた。

 あくまで上品で優雅な仕草だ。だが、いつもは制服で隠されている白い二の腕も、肩から、胸元まですっかり露わになっている。


 瞬はごくりと、唾を飲んだ。


「よく、分からないな……。神様はいるような気も、するけどね……」


 胸がドキドキするだけで、うまく思考が回らなかった。せっかく作ってもらったハニー入りホットミルクの味も、分からなかった。


「瞬君を見ていると、兄に似ているなって、思う時があるの。兄はね、最後の最後まで諦めずに、努力する人だった」


 亡くした兄について話す時、鏡子の視線は、いつも遠くを見ている気がした。


「瞬君。努力を重ねて、すべてをやり尽くした人は、最後の最後に、何をしたらいいんだろう?」

「……そうか、お祈りをするくらいしか、残っていないか……」


「そう、思う。私、兄の影響もあって、神社フリークなの。何もせずに、お祈りするんじゃないわ 。すべてをやり尽くして、もうやることがなくなった時に、お参りをするの。だから兄は、すべての戦いに勝ってきた。最後の最後、未適応症にだけは、勝てなかったけれど……。明日、神社にお参りしましょ。必勝祈願に行くの。さ、手当てしてあげるから、瞬君は飲んでいて」


 鏡子は机の上に、小さな救急セットを置くと、瞬の前にやってきた。頬の傷から、処置してくれるらしい。

 瞬としては相変わらず、目のやり場に困る状況だった。


 不本意ながら、とりあえず眼を瞑っているうち、鏡子特製のホットミルクのおかげもあったのか、眠気が襲ってきた。

 本能が睡眠を求めていた。鏡子に対する邪(よこしま)な気持ちが吹き飛ぶくらい、瞬は疲れ切っていた。

 鏡子に指示されるまま、夢うつつで、腕を上げたり、身体を動かしていく。


 鏡子は、腕にシップをして、包帯で巻いてくれていた。

 上半身の手当てが終わると、鏡子は正座をして、すねの絆創膏をすばやく剥(は)がして、傷口に新しく貼りなおしてくれた。


「ひざ裏も、ケガしていたよね? 瞬君、立ちあがって、後ろを向いて」


 瞬が立ち上がると、緩(ゆる)んでいたらしいバスタオルが、ハラリと落ちた。

 鏡子が、悲鳴を上げた。両手を顔にあてているが、胸元まで、真っ赤になっていた。

 非常事態に気づいた瞬は、あわててバスタオルを拾いあげると、急いで腰に巻いた。後ろを向く。


「……ご、ごめん、鏡子さん。つまらない物を、見せてしまって……」


 鏡子は、黙って、ひざ裏の手当てをしてくれていたが、やっと聞こえるような声で、つぶやいた。


「……つまらなく、ないわ……」


 最後にハプニングはあったが、無事に手当てが終了した。


「鏡子さん、今日も、色々と、本当にありがとう」


 まるで恋人のように、鏡子は、瞬に尽くしてくれる。

 客観的に見れば、ふたりは、かなり恋人に近い関係だと思う。

 もしかして、鏡子はすでに、瞬の恋人でいるつもりなのだろうか……。それはそれで、うれしいのだが、もしもそうなら、もう一人の少女を、明日乃を、諦めなければいけない。


「今日は瞬君、疲れ切っているでしょ。もう寝て。私、片づけておくから」

「ごめんね、本当にありがとう……」


 鏡子のサイ発動にも、時間が必要だろう。誠に申しわけないが、そうさせてもらうことにした。

 歯を磨き、パンツを履いて、バスタオルを取る。


 瞬が、二段ベッドの上をのぞくと、布団がきれいに敷きなおされていた。


「鏡子さん、何から何まで、ありがとう。あれ? 僕のパジャマみたいなの、なかった?」


「ああ、あれね。長いこと、洗ってないみたいだったし、私の服といっしょに、さっき洗濯機に放りこんだの。私のも全部、今、洗っているから」

「……そうなんだ。ありがとう……」


 着る服がないが、とにかく今は、横になりたかった。

 布団の中にすべり込んだ。五月上旬でもあり、バスタオル姿でいたために湯冷めしたのか、身体が冷えていた。


「瞬君。洗濯機はもう一度、回したほうがいいね」

「うん。でも、時間がかかるし、鏡子さんは気にしないで、そろそろ帰ってね。もう、十二時、回っているし……」

「あれ? さっき、言ったじゃないの。私、今晩、ここに泊まっていくって」


 瞬は、目を丸くして、ベッドの上で、半身を起こした。鏡子は、食卓のコーヒーカップを片づけながら、けげんそうな顔をした。


「瞬君。もしかして、私の話、聞いてなかったの?」

「え? ……いや、その……」

「私も疲れているから、テレポート、きついのよ。もう終電もないし」


 瞬はひどく疲れていた。

 明日は、鏡子の地獄の特訓も、待っている。一刻も早く、眠りたかった。寮を出る時もテレポートだから、女子予科生を宿泊させたとは、誰にも分かるまい。


「ま、いいか。変に、気を回さなくても……。ベッドは二つあるんだしね。君が寝るんなら、長介も、ウェルカムだろうし」


 瞬はむしろ、長介が羨ましい気がした。


「鏡子さん、上に寝る? 僕が下に、行こうか?」

「ううん、そのままで、いて。さ、済んだわ」


 照明が消されると、月明かりが、部屋に差した。


「でも、私も疲れちゃったから、洗濯は、明日にしよう。……身体が、冷えちゃったな……」


 鏡子の独り言が聞こえるが、瞬はもう答える力もなく、眠りに落ちようとしていた。

 瞬がまさに睡魔に身を委ねようとした時、すべすべして生温かい感触が、瞬の半身を心地よく襲い始めた。

 温かい。天国のような感触が、瞬の身体のすぐそばを通って行く。


 懸命な努力で、瞬が寝ぼけ眼を開いた。

 温かい感触のほうに眼をやると、月あかりに、ぼんやりと、ちょうど鏡子のレースのブラジャーが見えた。

 鏡子が下着姿で、瞬の狭いベッドの隣に、すべりこんでいた。


 まるでバーコードの「サイコキネシス基礎理論Ⅱ」の授業を受けている間のような、高度の睡魔に襲われているせいで、瞬は意識がまだ覚醒していない。

 瞬が強い好意を持っている、優しい美少女が、すぐそばにいてくれる。温かい。気持ちいい。別に、それで何か、問題でも……

 ――あるに、決まっていた!


 覚醒した瞬は、がばりと半身を起こした。


「き、鏡子さん、何? どうして、ここに? 下、空いてるよ!」

「いやなの。他人(ひと)のベッドで、寝るの……」


 鏡子は眠いのか、瞬のほうに身体を向けて横たわり、眼を閉じていた。


「でも、だって、ここも――」

「瞬君は、別。あなたのベッドなら、いいの」

「……で、でもさ、鏡子さん。君みたいに良識のある人なら、分かると思うけど、これって、極めてまずい状況じゃないのかな?」


 鏡子は半身を起こすと、ひどく悲しげな眼で、瞬を見た。


「……もしかして……いや、なの? ……瞬君?」


 瞬はあわてて、両手を振った。


「ご、誤解しないで。け、決してそういうわけじゃないよ。君なら、もちろん大歓迎なんだけど……。それでも……だけど、世間一般の良識に照らした場合……」


 いや世間はともかく、瞬は、自分の理性にも、自信が持てなかった。


「世間は今、見ていないわ。もう遅いから、寝ましょ」


 鏡子は本当に眠そうに、あおむけになった。

 月に照らされて、鏡子の白い肌が、眼下に浮かび上がっている。

 瞬は、ごくりと唾を飲んだ。


「瞬君、見つめていないで、寒いから、布団をかけて。風邪をひくじゃないの」


 言われるがままに、とりあえず、横になった。布団を被る。

 成り行きとはいえ、瞬は今、鏡子と肌を接しながら、狭いベッドの上に寝ていた。ふたりとも下着姿だ。だが、幸か不幸か、見えてはいない。

 ちらりと、鏡子を見た。安らかな寝息を立てていた。

 もういい、寝よう……。

 睡魔にまかせて、瞬は、眠りに落ちた。



***

 宇多川鏡子は、眠っていなかった。

 寝たふりをしていた。不安と喜びで、胸が高鳴って、眠れなかった。

 瞬は、鏡子をどう思っただろうか。

 はしたないと、思いはしなかったろうか。


 布団をかぶった瞬は、すぐに寝息を立て始めた。

 よほど疲れていたに違いない。

 瞬の身体が規則正しく、上下し始めると、鏡子は、掛け布団をのけた。

 鏡子は、瞬の上から、覆いかぶさった。

 狭いベッドで寝返りを打てば、身体が重なり合う時だって、あるだろう。


 瞬の整った顔が間近にあった。月明かりで、よく見えた。


(……どうして、天城さんには、してあげたのかな……

 ……どうして、私には、しようとしないんだろう……

 ……天城さんとしたのなら……私、だって……)


 鏡子は、顔を近づけていく。

 ふたりの息が、交じり合った。

 鏡子は、自分の唇を、瞬の唇に重ね合わせた。



 宇多川鏡子は、洗面室がカチャリと閉じられる音で、眼を覚ました。

 瞬も、起こさないように、そっと開け閉めをしている様子だが、静まり返った明け方には、金属音が響く。


 鏡子が、頭をリビングのほうに向けると、勉強机の照明がついていた。

 耳を澄ませた。

 瞬が、洗濯乾燥機から、服を取り出しているようだ。衣ずれの音もした。

 照明が消えた。


 瞬が近くに寄ってきた気がした。


「鏡子さん……起きて、ないよね……」


 ささやき声がしたが、鏡子は寝ているふりをした。

 しばらくして、玄関を出る音が聞こえた。

 あたりはまだ真っ暗だ。時計は近くにないが、午前三時か、四時くらいだろう。


(……瞬君、どこへ、行くのかな……トレーニング……?

 ……和仁君が言っていたように、天城さんの研究所……?

 ……届ける物もないのに……どうして……?

 ……会えないのに、……どうして……?)


 鏡子は寝返りを打った。

 掛け布団のおかげで、瞬の寝ていた部分の温もりが、まだ残っていた。

 そこへ、素足を入れ、さらに、身体を移動させた。

 甘いような瞬の匂いがした。



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■用語説明No.33:予科生寮

全寮制をとる国立兵学校に付属する予科生のための寮。

各兵学校予科(空間操作科)では、敷地内または近傍に、定員(一学年一八〇名)分の寮が付設されている。一年次は合同寮であるが、二年次からは霊石の六属性に対応して、寮が分けられる。

第二兵学校では、属性ごとに一学年三〇名程度、二学年で六〇名程度の定員で、三〇余の寮室(相部屋)が、塔状の建築物に用意されている。

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