第12話第Ⅰ部3年後(3 Jahre)~英雄再臨(Advent Helden)~後編終章(Nach dem letzten Kapitel Serie)

第Ⅰ部3年後(3 Jahre)~英雄再臨(Advent Helden)~後編終章(Nach dem letzten Kapitel Serie)

帝國暦72年

 ダイン・ヴェスタニエの船は北の荒れ狂う吹雪を超えて極北の貿易地ベルガモットに船を泊めた。ダインはガウェインを探しにベルガモットまで着くと帝国の旗印と龍の騎士団は潰されていた。

円卓の騎士団が壊滅後ガウェインは消息を絶ちここで姿を消した。

雪深いこの場でダインはティーチを連れて動くとロキが居た。

「よっ。ダイン・・・・ダインじゃねぇか」

「ロキこそ元気か。生きて居るんだよな・・・・用は?」

「アングルボダ姉さんに来ただけだ。姉さんは恥ずかしがり屋の姉さんで俺と生き別れだ。俺は基本ガンガンガン突き上げてぶち込む相姦じゃねぇけどよー、姉さんと俺は血が繋がっていても姉弟だ。・・・・・ダイン?行こうか。ガウェインは生きて居る」

 その言葉を聞いただけでダインはホッとした。

ガウェインが姿を消して円卓の墓が並ぶ。

氷結した大地に空洞がある。

ロキも外套を着て煙管を咥えてXVIDEOを観ながら先に進み弾を装填充填してリロード完了後に空洞を抜けると焔が湧き熱帯だ。

龍の騎士団遺跡だ。

龍王の住処だが今は誰も居ない。

 ベルガモット王の消息も知られていない。

ベルガモット・アーヴィングの生死が知らずに蒼天八極神は事実上の解散だ。

ダイン達熱帯を進みロキが援護する中XVIDEOで女性が行為終えるのを見終えると溜息を零し熱帯でフードを被るロキが銃弾を放った。

「魔弾(Wundermittel)・生命反応(Leben Reaktions)英霊弾(Remembrance Kugel)」

 8発放つとシグナル反応をする。

「よっ。本番だぜ。グロマラぶち込んでやろうか?来たぜ。見つけたぜ」

 ロキの眼が人影を見抜く。

「ガウェインなのか?」

「いや・・・・いや・・・・・・いや・・・・あああっ!ベルガモット王」

 熱帯の中白髪灼眼で機敏に振る舞うベルガモット王の姿だ。

民の信頼と円卓の騎士団再興の為に団長ガウェイン・アーヴィングがランスロットの墓に手を合わせた。

「友よ。俺は闘うぜ。」

「二人が生きてて良かった」

「え?俺は辞した身。志がある人間は・・・・・」

「ああ。親父が蒼天八極神を辞したのを知った。辞した事については反省シネェと。俺自身KnghitsOFDarknessに復帰を試みる。・・・・・・ダイン」

 ダイン・ヴェスタニエと対面し再会を果たしたガウェインとダインもここ北極の火山帯の空洞に入り改めてベルガモット王に謁見した。

円卓と龍の騎士団の墓標と墓を通り過ぎてダイン達はこの火山地域にガウェインも本部の立て直しと帝國叛乱軍の動きをしていた。

 ガウェインとベルガモットは生き残った数人でここに居た。

「ここで暫く計画を練っていた。セフィリアの侵攻にもう終わっている。ルーラシアが辞したぞ」

「そうだぜ。・・・・・蒼天八極神が辞したそうだ・・・」

「ダインよ。酌だ。交わそうぜ」

 リオン・ド・グラスティヴという謎起き人物もガウェインの側に居た。

ダインらを探るかのようにワシの目で見詰める。

鋭い眼球の下にリオンはタバコを吸いその長剣の術は優れていた。

「ダインってか?ウチの処の戦力は非じゃ」

「あなたの腕が良いとベルガモットの信頼が激熱リーチと伺っていますよ」

「・・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッウウウ・・・・」

 噎せるベルガモット王は杖をつき酒を飲み息子を見詰めこの空洞に居るとロキも銃を下ろしてダインは剣を置いてガウェインもダインに話した。

「インデックスの足取りが分かる。まっ。辞した蒼天八極神も不明よ。神々の聖地にアマテラスに用がある。ジパング国の伊勢にザイが居る。ザイのヤツ自分を戒めて隠居して伊勢に篭もっている。これ以上・・・・KnghitsOFDarknessも時間が係る。」

「それはなんだ?・・・・・兎に角先に急ごう」

 ガウェインとリオンの他に騎士を率いてこの空洞を出てベルガモット皇国の極北の地からレン平原の古城の遺跡群にストーンヘンジと時計塔の旧魔術協会ロンドン王立協会騎士団総本部の帝国の叛乱軍の準備していた。

ダインも慌ただしく双剣を磨き全員職を辞した蒼天八極神の代理に騎士団壊滅の状態にヴィヴィアンも頭を悩ませて世界が分裂の危機に直面間近だ。

「大至急準備出来次第向かうぞ。俺はこれ以上仲間を死なせない」

「同じだ。インデックスもザイもザーロックさんもサイラスにアシュリーにKnghitsOFDarknessの終末が近い中で代々取るべき行動がある。」

 荒れ狂う霧深い古城の遺跡にガウェインとダインとリオンとロキの四名は十二神将の一人セフィリア・ジーク・アイゼンガルド・ジェラフバルトⅩ世の魔術王神星剣ソロモン・オーダー・オルガズムの神将が相手だ。

ダイン達はベルガモットの関門を通ると旗印と帝国兵が駐屯している。

「斬鬼(Dämon der kann)・斬照天(Nach Tag geschnitten)滅戦神(Blinkt gegen Gott)王牙(Wang Ya)!!!!!!!!!!」

 俺自身今まで良くも観ていないがベルガモット王の実力に愕いた。傷心寸前で沈んでいた王が活き活きとしていた。燃え上がるレヴァンテインを手に帝国兵を斬りあげて全て一瞬で灰と化し久々の故郷に涙がこみ上げてくる。

「俺の国だぞ!還して貰うか。若い連中は先に行け。俺が引き受ける。鬼を斬る。天を斬る。天を穿つ鬼を纏い気を斬る。俺自身どうかしてるぜっっっっ!?」

 全てを燃え尽くし灰と化す敵の旗が燃える中ベルガモット王は武神の剣を見せた。

皇帝に支配を取り上げレ意気消沈で気分を落ち込み王だが帝国兵に囲まれた。

「斬鬼(Dämon der kann)・斬照(Schneiden Sie nach )天滅(freien Tagen)紅蓮爆雷(HL Minenexplosion)絶影翔閃(Shadow of absoluteXiang Flash)!!!!!!!!!!」

 全てを漆黒の焔が燃え上がり黒焔の市中にベルガモット王はレヴァンテインを手に雪の街に王は涙を拭き敵を斬って進んだ。

「還せよ。先祖伝来の俺の国だ。帝国にこの国はお似合いじゃねぇ」

 唾を吐き捨てベルガモットが長剣を携え帝国兵は悉く来電の如し敗れ去りガウェイン達が追う中で雪の吹雪の市街戦を乗り越えて王宮に行くとソロモンが杖をつき魔術王だ。

「これはこれは皇帝に叛逆の騎士か。・・・・・紅蓮の王やら」

「・・・・・・・チッ。俺はこの手で今度こそ仲間を護る・・・俺が決める。KnghitsOFDarknessは俺である。俺自身人生に懸けてもテメェらをぶっ潰す」

 ベルガモット王宮に突入というタイミング

「モードミカエルクロスイグニクションモードエクスチェンジ!!!!!!!!」

 ダインが突然姿を切り換えた。

白銀の道化師の王の姿を纏い大剣を手にミカエルという大天使剣の天使であるミカエルのシンクロにガウェインがレヴァンテインを振るった。

「人様の家を帝国に奪われるなら俺はベルガモット王として駆逐するならお前らの首が!」

「俺も巻き込まれるのはイヤだ・・・イヤだ・・・イヤだ・・・・イヤだ・・・・んでもよっ。帝国は嫌いだ。俺はXVIDEOに誓ってマジで恋する誓って帝国を潰す」

「ハァ・・・ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハアアアアアアア・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッウウウ・・・・間に合った。ベルガモットの王じゃ!ッッッハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」

 ベルガモットの漆黒の焔がソロモンを覆うかのように焔が王宮を燃え尽くす。

「やれだやれだの親が子なら子が親と同じじゃ」

 ロキは真正真正中出しの動画を観ながらフェンリルをリロードして弾を装填してソロモンの射程距離を測りヘッドフォンで音楽を聴くロキはフェンリルのモードを変えた。

《遂に来たか!格変かああっ!激熱激熱来たぜ!?!リーチか!スーパーか!?パチンコガンガンガンガンガン突き上げてくるこの胸騒ぎおおおおおおおおおおおおおおおい、行くぜ!マスター俺がタダの銃と思うな。モードエクスチェンジ・・・・ッハッッイイイイファイイイイヤアア》

「おうし。女が逝っちまうと同じタイミングでスタートと生きましょ」

 ロキの銃弾がソロモンの心臓を狙い撃ちし心臓が再生せずに魔神を砕く心臓でソロモンが応急から転げ落ちて死亡した。

「ベルガモットは取り戻したぜ。ロキ本当に有り難う。これからも頼む」

「いいや。俺は本来なら自由人のKnghitsOFDarknessに手を貸さない姑息で卑劣で性根が腐った根性なっしーふなふなふなふななっしー!?の俺だ。でもねー、オレは今日から改めて銃騎士(魔銃騎士)として世界の為に闘う」

 一礼してフェンリルを担ぎXVIDEOを一時停止してこの吹雪の街から次の行き場所はジパングだ。

ジパング国の伊勢にザイは居た。

あれから3年が経ちアマテラスがザイを引き取り伊勢神宮に彼を鍛え直せるように毎日五十鈴川に禊ぎや浸かって全身清めてその様子にジパングが白装束に白髪に老衰したジパングの手を握るアマテラスに改めてジパングを継ぐザイが天を照らす刀を手にしてKnghitsOFDarknessのコートを着た。

ジパング国にザイは天照の命刀を手に黒コートを着てザイは五十鈴川の神聖な川で浸かりアマテラスもかの伊勢の地から島が点在する。

アマテラスのモードは神霊級の王の器である継承される力だ。

ザイも真打ちの刀を手に髪を下ろしKnghitsOFDarknessの旗印と短刀を拵えて伊勢から出立の日に地図を手にオーウエェ・スラーに立ち寄り船をチャーターして暫くここに留まる。

 ザイは随分と成長して左腕に刻まれた天照刻天印を見詰め蒼空が紅に染まっていた。

「斬るか否やここで決めよう。ダインだよ。オレは忘れない。ダインを探す」

《腹を潜るか先か。ダイン殿は極北の地じゃ。師と居る》

「ガウェインさんと・・・」

「なら決まりだ。刀に誓った。・・・・・・天照」

《戦かね。戦とか。天を巡る星の力とザイ殿?戦場に馳せ参じるのは良いが命だけは大事にしろ。貴殿の兄は誠に武勇に優れ秀でていた。・・・・・ザイ》

「・・・・・・逝こう」

 ザイはその後港から連絡船に揺られ揺られ揺られ荒波の中ベルガモットに着き炭鉱で煙管を咥えているとベルガモット王がザイを迎え入れた。

 ザイが炭鉱に居る間ベルガモット王は炭鉱で視察してザイを王宮に案内するとダインがソファーに座り剣を置いていた。

「よっ。3年ぶりか」

「ダイン。生きて居たか。オレも剣を鍛えた。妻子を目出たことを言い忘れた」

「ウソ!?」

「子供出来たのか。ザイ」

「ああ。ガイ・ジークムント・ジークフリートだ。今後も頼む」

「おおおらあっ・・・・ああっ・・・・ええ」

 ダインも子供は居ないがベルガモットからダーヴァンヴェルグ領の魔法の場がある。

インデックスは魔導士の訓練を受けていた。

「全員揃い次第直ぐに逝く」

「そうだな。生きるのも死ぬもKnghitsOFDarknessはオレが護る」

「・・・・・・・・おお。」

 ダーヴァンヴェルグ領の近海

 インデックスを見つけるのにルルイエに辿り着き酒場でミントビールを飲んでいるとロキの子供でヴァンヴァース・ルルイエ騎士団魔導修道院のダニエル・スレイプニル太尉が姿を見せた。

「お初だな?初か?ダイン・ヴェスタニエか?友が世話になる」

「ん?誰だよ」

「名はダニエル・スレイプよろちくびー」

「ダニエル!?」

 長身で銀白髪灼眼で魔銃を携える人物で有名だと聞いている。

ダニエル・スレイプ其の人だ。

「おうよ。親父が世話になっている。俺も魔銃の使い手だ。」

「ダニエルなのか?」

「ハッハハハハハハハハ・・・・・ヴァンかよ。今はバルムンクか?」

「この様だが、有様だけどよ、俺は俺だ。・・・・・生霊の状態で人格の剣だ。戻れることも出来るがあの頃の俺じゃない。」

 ダニエルがここに来たのはルルイエに行く目的だ。

ルルイエはダーヴァンベルグの領土内に位置する魔導の遺跡都市だ。

ダインも随分と歳を取りルルイエまで同行する。

「十二神将はこっちガヤ担当の俺だ。世界の管理者を炙ってろよ」

「凄いですね。あの軍団を崩せるルーキースレイヤーの新人殺しのダニエルはロキの子。」

 ダニエルと同行するがルルイエの古代都市には人の気配を感じられない。

「ここは人が居ない。用があるのは姉ちゃんだ」

「?」

「?」

「ああー、シヴァ姉だ。ルルイエ騎士団隊長シヴァ・ストライク・スレイプニルだよ」

「遺跡なんざ進もうぜ」

 ガウェインはタバコを吸い遺跡内部の20000年以上前に栄え続けた都市には放射濃度特濃高音の熱気と南半球の熱さと砂漠の街並みに遺跡は崩壊していた。

ルルイエは世界地図に存在しない。

ダニエルはセヴァン・エローラ・ヴィクターシュヴァルツの子で後のグレン・カイザー・クリスタル・スレイプニル卿の実の父。

ダニエルは銃の使い手。

ここの遺跡は放射能が高く外套を着ていても体温が熱く躰がギンギラギンに燃え上がるようにジンジンジンと熱い。

熱い。熱い。熱い!!!!!!

地面はガラス化。

人体の屍もガラスに脆く熱い。

この都市が曾ての都市というのが信じられない。 

遺跡を奧に邸宅跡・宿舎跡に巨乳人妻が抱かれミイラとなっている。

乱交後SEXのミイラだ。

よく見られる画ではない。

兎に角この遺跡を出るとダーヴァンヴェルグとヴァンヴァース魔導修道院を繋ぐ南の位置にダニエルの姉が居るテンプル・オブ・ザ・トード・クトゥルフ神殿の郊外の村に居る。

ダイン達もコートを脱ぎロバに荷物を乗せて村を目指すとシヴァが佇み帝国の旗印が燃え上がりルルイエはもう存在し得ない街だ。

大昔此処は消滅された都市だ。

現実にインドの寺院に封じられるが神話で伝説の武器だ。

インダス文明が突然消されたのがこの武器の説が高いという。

噂レベルに過ぎないが、ルルイエも良く酷似した現象だ。

 シヴァが一人で生きて居る頃ダニエルと再会後直ぐにダーヴァンヴェルグの領土に行く。

魔導士の大陸と錬金術師の世界だ。

幾何学と碩学と魔術と科学が点在する世界だ。

 シヴァが一人で研究していたのは人間だ。

神に創られたと聞く。

創らされたのか?創造されたか。

兎に角シヴァは頭がスパーキングに鬼蓄害に可笑しく人間を調べていた。

シヴァは武神であるが、現在は研究に没頭して人間に興味が湧き受精というのに興味が湧き遺伝子を研究するシヴァに集められたダインとガウェインとザイとダニエルはこの地下壕の研究所の椅子に座っていた。

フラスコの変色したコーヒーを渡した。

「飲め。美味いぞお手製の研究と薬学と碩学のコンビネーションだ。ハッハハハハハハハハハハハハハハハ」

「頂きますわ」

 ッッブウッッハアッウハアッ!!!!!!!!!!!

「ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッウウウ・・・・」

 全員吐き噎せ込みリアルに不味いコーヒーだ。

味覚が可笑しくなり痺れてくる。

ダインも不味いコーヒーに衝撃を受けた。

「貴殿におもしろい話がある。私の論述と論文の成果でダンナと毎日毎晩何度も何度も何度も激しくSEXしても子供が出来ない場合奥の手がある。ウソをつけられないが禁じ手の領域だ。中出しオフ会で他人の精子で孕む受精という選択がある。面白い。面白いぞ。人間とは創造とはこの世界の碩学以上に魔術という科学にゾッコンだ!!!!!!!」

 それからというものの1000時間以上も人間について訊かされたダインは睡眠を我慢して聞いていた。

この論文はダーヴァンヴェルグ国立公文書館の閉架の蔵書の所蔵されてある。

 シヴァの研究所を出てダニエルと別れてから碩学について語られ夕暮れの村を出て山道を歩くとダーヴァンヴェルグに辿り着いた。

「着いたぞ。魔導士の国ダーヴァンヴェルグにようこそだ、とよ」

 ザイが言う。

幻想の空間と白煉瓦の石灰の都市だ。

真っ白の空間に神殿が多い。

ダーヴァンヴェルグ

帝國暦72年秋

ダイン・ヴェスタニエはインデックスの待つ神殿に向かう。

「図書館が多いぞ。此処は嗚呼嗚呼!」

「学術都市が。・・・・・俺達勉強してこなかったらマジで頭悪いから分からないよ」

「そうだな。俺も」

 ここは学問の国で神殿が幾つか建ち並び多神教だ。

男性信仰の宗教では男性の象徴の男性器を崇拝し神殿と銅像が並び道を繋ぐ黄金の寺院・教会・修道院・神殿のシンボルを女性器や女性神を崇拝する・・・・魔術の世界を歩くダイン。

 インデックスの再会。

3年が経つ。

ダーヴァンヴェルグ大聖堂に時計塔にインデックスは居た。

大司教の役職でミサを行っていた。

 幻想の空間を抜けると大聖堂が聳え立つ。

「ここに居るよ」

「聖堂か、俺行くのは・・・初めてだ」

 大聖堂の讃美歌だ。

ガウェインはフードを外しコートを脱いだ。

大聖堂のインデックスは大魔導士と七つの大罪がこの世界の情勢はよく知っていた。

「ダーヴァンヴェルグ卿の大司祭の権限と欲は欲だ。・・・・・私も再会は久しぶりです」

 インデックスは大人びていた。大聖堂に7人の魔導士の銅像が並ぶ。

「7つの大罪と偉大なる魔導士です。この地で生まれダーヴァンヴェルグ卿の祖です」

 インデックスの妹ヒルデガルダも帰郷して司祭に務めている。

「姉妹ですよ。双子で今はここに勤務しています・・・・ダイン」

 ダインも頭を下げた。

・・・・・・ダインは聖堂の椅子に座ると偉大なる魔導士の声が聞こえてきた。

ダインも幻想の霧深い空間に居る。

「おっ。なんだぁ」

「ダイン・ヴェスタニエか?来ると思った。名はエメフィール卿という」

「あっ。聞いたことある。・・・・エメフィール卿」

「偉大なる魔導士に会うべきだ。インデックスを世話してくれ?」

「成る程ね。・・・・インデックスは俺が護る」

「そうか」

 眼を覚ますダインはフードを被りコートを着こなして聖堂から外に出た。

インデックス達にKnghitsOFDarknessを再結集するのにここダーヴァンヴェルグからコパンまでは世界の裏側である。

ヒルデガルダはヴィヴィアンの配下でインデックスとは異なる。

 ダインは歩み続けた。

「ザーロックを迎えに行く。その前に偉大なる魔導士の場所に行く」

「魂の世界か?追々止めておけ。死ぬぞ。アソコは魔術師しか踏み込めない荒修行だ」

「ヒルデガルダ止しなさい。ダインは1度決めたそうは断りません。行ってきなさい。私も大人です。この人らを護れる器なら御座います。」

「ああっ、いいってくるわ!」

 ダーヴァンヴェルグから北に進みクロノス諸島を抜けるとバミューダ・フロスダに着く帝国領の境目に境界線に星の遺跡の跡地の星の世界から魂の門が見える。

「見えたぞ」

 偉大なる魔導士の世界が見える。

死後と現世とこの世界の狭間だ。

ダインは右腕の包帯を外し退魔の腕は魔を滅する。

可笑しくない幻想の世界に門を抜けるとエメフィールが釣りをしていた。

 老いた魔術王がダインを迎えるとヴァンとフィオに二礼した。

「ヴァンか」

「オオッス。・・・・・センセーお久しぶり」

 若きヴァンに魔法を仕込んだのがエメフィールだ。エメフィールがNOAHを知っていた。ダインが正統なNOAHの継承者であることを知った上で重要な話をした。

「KnghitsOFDarknessか。随分と懐かしい」

 エメフィールと6人の魔導士というのは古代神話の時代の魔導士。

ダインもフードを外し桟橋の向こう側にエイボンの両親が居た。

「マスター・・・ゲリュガルド」

 ゲリュガルドと呼ぶ人物はマスターだ。

魔術師の王に君臨する科学者である人物こそエイボン卿の父。

エメフィールがリアカーを押して魚を積み野菜や果物を篭で背負い歩きダインも着いていくと星の世界だ。

「命とは?」

「質問ですよね。命って・・・・生まれてから死ぬまでの生きた証しを在り続ける証明?」

「違う。其れは愚か者が言う言葉だよ。我々魔術師は誰よりも命を知る人種だ。我々は命の期限が起源の創世が男女だ。男と女が出会いSEXで命が誕生する。しかし宇宙の知恵とは一味違う。SEXと限らずクローンや機械で人間を超える天才達が思い描く理想郷の誕生だ!!!!!命がある?その意味は簡単だよ。産まれては罪死して自由になれる間の仮初めの器だよ。生命の根源を男が持ち女を逝かせる事が出来なければ我々魔術の理がない。その聖剣を抜くもの聖槍に貫くものいずれにせよ・・・・命は創れない。喪えば戻ることは出来ない。天才達は死してもその遺志を継ぐ者神々は宇宙の死者。遣わせたものだよ。宇宙は広い。神話と魔法の時代に宇宙人が世界を創り命の根源は宇宙が知る。君達人間が神を殺せないと思え。神を殺せるモノこそ神であり星の王だ。その因子の宿命のサーガにダイン・ヴェスタニエとセフィリア・ジーク・アイゼンガルド・ジェラフバルトⅩ世の叙事詩が始まる描かれた筋書きだ。君達は確かに人間でSEXできる。しかしクレア神を祖とするヴェスタニエと宇宙神のヤハウェー・ディヴェルア神を祖とするセフィリアの家系ジェラフバルト卿とは因果の果て人がを起こそうとする。・・・・これほどとは。ハッハハハハハハハハハハハハハハハハッハハハハハハハハハハハハハハハ・・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッウウウ・・・・ハッハハハハハハハハハハハハハハハ・・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッウウウ・・・・済まない。少々興奮して論じたようだ。要点を云う。キミは神だ。故に生きて死なぬ身。ダインよ。クレア神最期の鉄血にして熱血の思うがクレア書の創世記の神話に存在する人間こそキミだよ。言わばアダムだ。キミは人類史世界史上最初に最古にして最凶の半人半身の王であるのがキミである。」

 杖をつくエメフィールに戸惑うダインにゲリュガルドも頷く。

「命とは!?神に与えられた使命だ。人間が人間を産み命が出来る。俺は・・・俺だよ」

「キミはキミだ。我々魔術師に会う意味とは?」

「ああっあぅ・・えっ・・・それは。世界の理だよ。俺はKnghitsOFDarknessを隊長であってこの世界に闘う。命は全員で決める。それに俺も死ぬよ。神とか不死身じゃないよ。俺だって人間だ。セフィリアで死ぬことも予想がつく。」

「其れがダインの答えだ。受け止めよう。魔術師の知恵を遺志があるNOAHだ。この十字架の剣の使い方を教えよう」

 黄金で創られ十字架の剣を持つダインにエメフィールが剣術を教え込んだ。

ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!

斬撃と閃光の中でダインに強く響き渡る。

「十字架には元々の素質が蘇る。・・・・・我々魔術師の力を見せるか」

「ダインのヤツ。見せるかっ」

 ヴァンが姿を見せるかつて剣術の導師であるアガートラームの異父兄弟の従兄弟である甥のヴァンの剣はバルムンクの前であるダラムだ。

「鋼鉄の魔女十字墓を教え込んだのは俺だ。アンネローゼ・グレイヴは魔法を斬る命の剣だ。アイツ自身命の重みを知るのに俺が俺であるように教え込んだ。なあっああっ!」

「おおおおらあっっつううううううううううううううううううう!!!!」

 響き渡る剣にエメフィールも杖で交わす。

「モードオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!アンネローゼ・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッウウウ・・・・ハッハハハハハハハハハハハハハハハ・・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッウウウ・・・・」

 アンネローゼは偉大なる魔術師にして魔女の王。

非業の最期を送り首を浚われ亡骸は聖地ガンダルディキア皇国ヴァチカンのシスティーナ礼拝堂に埋葬された人物と伝承ではある。

6000人相手に犯されても抵抗し購い奴隷を嫌い娼婦を超え魔女の王は己を十字架の墓で滅した。

ダイン・ヴェスタニエの曾てである時期に魔法を教え込んだ人物こそ最晩年のアンネローゼ本人である。

500人の実子と愛弟子を抱える寺子屋の塾講師で隠者で痴女でド変態の魔術師だが、全員から人望が厚く誰からも愛される人物だった。

俺は先生を護れなかった。

先生の墓前に誓った。

「俺が先生の仇を討つ。人を愛し人を信じ人を護る!どんなゲス野郎も殺さずに護る」

 と自分の過去にアンネローゼはどう答える。

偉大なる魔術王にして魔女であるアンネローゼのモードは魔力全消費の解放する禁忌だ。闇の瘴気に呑み込まれるのをコントロールするのに時間が要する。ダインは遂にアンネローゼ第Ⅳ形態階梯に成功しエメフィールも腰が抜けた。

「これは凄いぞ子供だな。魔術王のモードと事例がないが来いよ。ガンガンピストン運動で押し上げて突き上げてくる言うに私の中を抉る感じできなさい。ご遠慮は要りません」

「しゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

 激しくぶつかる二人に剣と杖の音が軋む。

モードチェンジの限界を超えても自動的に魔力チャージで銀色の左腕がダインを支える。

「アンネローゼ!ぶち込むぜ!モード聖剣魔剣聖槍魔槍・・・・・滅魔の悪を命じる」

 アンネローゼ愛用の分解剣クリムゾンガルドを手に宙に浮かぶ剣がエメフィールを突き飛ばす。

「ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッウウウ・・・・ハッハハハハハハハハハハハハハハハ・・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッウウウ・・・・・・遣るね。生は痛いよ。生は・・・フッ。魔術王は魔術で命じるよ。」

 このジジイは強すぎる。

エメフィール卿はエルセリウス最凶の10人だ。

アレインの師匠にしてアーシェスの親。

マジでこの魔力は俺も死んでしまう気がする。

「これは凄いな。俺の出る幕無しだぜ」

 ヴァンが言うと心配そうにフィオが手を握る。

「あの子を護ると決めた。もう何十年経つのに。大人だね」

「アイツは境遇が違う。俺等がアイツを護ってきたがアイツ自身モードを重みを知っている。アイツ自身初めてだった。人が目の前で死ぬのをガキがその目に焼き付いているのを」

「俺も知っていた。ヴァンヴァースのクソつまらないオナ禁出来ない授業なんて意味なし。クソジジ共の言いなりなんて出来ない俺でもアンネローゼは違った。俺とアイツで語った未来がある。・・・・まだフィオ・・御前が修道院に来る前の話だ。俺とアイツとダニエルの三人が暴れ牛でどうしようもないクズヤンキーの時代だが、ヤンキーで俺も頭悪い分剣だけは優れてアンネローゼは優秀だった。だけどジェラフバルトに拉致られ初めてだった処女をアナルも帝国の連中にハメられナック出し犯され其れ以降アイツは狂った魔術に道を歩んだ。・・・実に哀れだな」

 ヴァンが言うヴァンヴァース魔導修道院時代の60000年前の話しをするヴァンにフィオが聞く。ダインとエメフィールの闘いに痺れを切らしていた。

「・・・・・・・・・・・・・・・。」

 黙るヴァンもアンネローゼの記憶が頭を遮る。

ヴァンにとっては最高の相棒だった。

ヴァンが若い頃アンネローゼを知っていた。

フィオリーナと出逢う前結婚する前だ。

ヴァンが言う。

「なっ。フィオ聞いてくれ?怒らないでくれ?」

「俺には妻子が居た。バツイチを隠して子供も居た。赦せ」

「今更でしょうね。将来の支え合うパートナーバートリーでしょう。」

「俺とアンネローゼは結婚生活300年も続いていた。子供も子作りSEXは続いて100人は居る。俺とアイツの子供はこの世界のどっかシラ生きて居る。気にするな」

「アンタって責任なさ過ぎ・・・無責任ヒーローじゃあるまいし」

「おうよ。俺は天下一天下一品無責任ヒーローだ。ハッハハハハハハハハハハハハハハハハッハハハハハハハハハハハハハハハ・・・・・」

 ヴァンが見詰めるダインの成長と激しく剣で応えるNOAHだ。

「黙ってみてねぇでー出てこいよ。アンネローゼ」

 木陰から黒コートに黒フードを被りスレンダー美人で長い紫紺色の長髪に爆巨乳の魔女は剣を腰に差して杖をついていた。

「アンネローゼとは私のことだ。弟子が成長している」

「おうよ。ここに居たか」

「懐かしいと思うぞ。ヴァン」

「観てみろよ。ダインがこんなにもガンガン逝っている」

「そうだ。だな。ダインのヤツが活き活きしやがるぜっと」

「ああ。御前と再会できて嬉しい。御前が最期十字墓を伝承したのはこの為か」

「私を使える人間は所詮ダインかセフィリアだろう」

「アンネローゼ・アイアン・グレイヴ・クロス・トライデント・グレイヴ」

「おうぅっ。そっちぃちゃぁー・・・だよな。お前さんだあもんっぜ」

「フッ。・・・・・・やるじゃねぇーかっ!?」

 アンネローゼは魔術王の中でも位は高くヴァンと隣り合わせに居ると鼻で笑い消えた。

「言い残したことがある。人間の定理でも逝っておくぞ。言うべきだ。人間は過ちや犯罪を犯す生き物だ。罪深い原罪を背負い・・・・・人にはそれぞれのカルマを背負う。業には業を。人間の定理・・・罪には罪を。人は生きて居るが息をしている。生命の証明。男女がシンクロし合いオーバーに生きて這い蹲って逝くがいい。まっ。これは人であるが証明と輪廻」

 アンネローゼは失踪と消えた。

ヴァンがバルムンクとしてダインの手に戻った。

「よっ。お話し終わり?」

《俺が来た以上遣る気以上だ。俺はバルムンクだぜ。魔を断つ剣よ》

「ハッハハハハハハハハハハハハハハハ・・・エメフィール卿よ!!!!!」

 エメフィール卿が若返りの魔法で金髪長髪の筋骨隆々の好青年で筋肉質の腕で大剣を手に魔崩剣でダインとぶつかり合う。

「ガハハハハハハッ。久しぶりの若者の魔術は無限大の可能性がこの俺のパワーだ!ダイン」

「モードアガートラーム!!!!モードアンネローゼ!!!!!モードアルジュナ!!!!!!」

 これはモードの階梯にダインも自分の左腕を純銀の大剣でエメフィールを弾き返す。

「魔女十字墓(Kreuz Hexe Tomb)滅王牙(Aus Wang Ya)無彩限滅(Keine Farbe ist tabu)応神(Applied Gottes)!!!!!!!!」

 ダイン渾身の剣をエメフィールの心臓を突き刺さり魔力が抜け始め老魔術師に戻り杖をつく。

ダインも剣を構える。

エメフィールがボロボロにダインも力が抜け始めている。

その後何週間か此処に留まりダイン・ヴェスタニエはその後インデックスに合流してザーロックが居るコパンの里に行くのに一旦ルーラシアに戻った。

 ルーラシア帰国後即にクラマノスⅨ世とアルフォートを挟みツヴァイが元気に居た。

「よっ。ゆっ。っとおお・・・ダインじゃん」

「その様子じゃ元気だな。ツヴァイ」

「バリバリ最凶性欲ナンバーワン!!!!!只今ツヴァイ・エルスレイヤー卿KnghitsOFDarknessに復職復帰レッツー、昇天ゴー!!!!皆様に多大なるご迷惑お掛け致しますがガンガンガンガン突き上げていく私も闘うわ。ッッヘエエ」

「御前らしい。なっ。おっさん迎えに行くぞ」

「おうよ。逝こうぜ」

 ツヴァイの復職。

ダインはこうして更なる闘いのためにザーロックが待つコパンに行く。

ルーラシアの港は東西南北果てや世界すら結ぶ貿易の中心。

ダイン達KnghitsOFDarknessは最期のザーロックが居るコパンに向かった。

「我ら来たれり」

「同じくだ。セフィリアを倒すよ。俺はもう弱くない」

 3年間の修行の末にコパンの地に神殿が並び風が躰に冷たく当たる。

KnghitsOFDarknessの再集結の仕事でザーロックはずっしりと槍を構えていた。

神殿の設計に一族再興の計らいにスカサハ・クーフーリン・ルーの礼拝廟に槍が突き刺さっている。英霊の魂をこの場で祀り納めている。

ザーロックもこの場で英霊を護り続けている。

「KnghitsOFDarknessの復職願わくば我とも参ろう。馳せ参じ逝くよ」

「ダイン。俺も会いたかったぞ」

「ああ。俺もだ。KnghitsOFDarknessここに結成だ。」

 本国に戻りサイラスとアシュリーが待っていた。

この兄弟で揃いKnghitsOFDarknessの復職に遂にこの年3年の封印を破りKnghitsOFDarkness人類の叛撃が始まる。

帝國暦73年ダイン・ヴェスタニエは世界の管理者のヴィヴィアンに呼ばれて最上のフロアに行きヴィヴィアンの執務室に行くと珍しいエマが居た。

「神々の餞別だ。鋼鉄の魔女を砕く魂を滅する魔槍にして魔剣のNOAHだ。恐らくこれが最期揃い完成に至る。ダイン?御前には分かるだろ?セフィリアも同じ事ヲする。まっ。後は御前に任せる」

 受け取った十字架の穴に填めて魔槍の十字架だ。

反応が凄い。

鋼鉄の魔女を最期貫き処刑した槍だ。

モードアンネローゼオルタナティブを修得したダインはフードを被り管理者を出てKnghitsOFDarkness復帰のニュースは前世界に届きこれを見たセフィリアは憤慨した。

「野郎共よ。最期になる。ダイン・ヴェスタニエの首は俺が討つ。俺はイキってやる。まっ。こんな簡単じゃ俺は死なない。・・・・・帝国に栄光を」

「はっ。いよいよ終わりと終末の時代に帝国の光が来る」

 フレアが言う。

「アンネローゼ・ゲイボルグ」

 おおおっ!!!!!!フレアは最期の魔女。セフィリアは随分と待ちくたびれていた。

 フレアは緋色の髪で長髪で黄金の杖をつきセフィリアも腰を上げて四騎士を前に剣を突き上げ旗印を掲げる。

「・・・・・・俺は指示するよ。裏切った罪が刻まれてる」

「クラトスは一番俺が信じる人間だ。御前自身に託す。唯一焔で生きる人間だ。」

「焔の俺が皇帝を護ってやるよ。ハッハハハハハハハハハハハハハハハハッハハハハハハハハハハハハハハハ」

 クラトスは眼帯をしていた。焔のように燃え上がっている人物に成長しセフィリアも遂に決戦を迎える。

「行くぞ。俺達が時代を創る」

 セフィリアの旗印にクラトスが忠義を誓う。

帝國暦73年セフィリアがKnghitsOFDarkness侵攻を始める。

 ダイン・ヴェスタニエはルーラシアに帰郷。

待っていたのは復職した復帰を果たしたルーラシアである。

「3年も時間を掛けた。私ら蒼天八極神に復職復帰し帝国を討つ。もう迷わないさ。私らも此処が踏ん張りだ。ハッハハハハハハハハハハハハハハハ・・・・・」

 ルーラシアの復活。

「復帰早々申し訳無いが、君の兄の件を一任する。・・・マジュリア・ヴェスタニエ卿の救出を願う」

「はああっ!!!!!!!」

 こうして帝國暦73年春ダイン率いるKnghitsOFDarknessはセフィリア討伐の為に兄が待ち受ける帝国領ズーイン・ラーシングに向かうのであった。

同暦

 アガートラーム夫妻も約2年ぶりにルーラシアに着き蒼天八極神叙位を復職。夫婦揃いルーラシアに誓い上げ実の兄マジュリアの詳細を知った。

「マジュリアが・・んんなあっこったぁーよっ。」

「だから一番にダインに頼んだ。彼はもう成人を迎えた騎士だ。兄のことだって重く真実は受け止められない・・・・さっうて行きますか」

 ルーラシアの旗を掲げた。

「行こうではないか。エイボン」

「はっ。お待ちしておりました。ルーラシア」

「偉大なる魔術師エイボンだよ。エイボンが居るのなら俺等も俺等で安心だ」

「王を護るのが俺の役目だ。アガートラーム」

 ルーラシアの旗印を掲げると国が大いに盛り上がる。

同暦

 ここネルセリウスの聖霊王の渓谷では門が見える場所でXVIDEOを観ながらロキが銃を抱えながら張り込んでいた。

ギンヌンガガップの異変とラタトスクに危機が及んでいたのだ。

XVIDEOを自動リストにチェックして自動的に更新するように動画を観ながら銃を握っていた。

ロキ自身老いた躰に鞭を打ちギンヌンガガップの亀裂とネルセリウスの門が再び開いたことの関連性が思われる。

帝国の旗印にルーラシアの印が燃え上がりルーラシア兵の屍と剣を杖に突き刺しボロボロで出血痕で大樹に凭れて短剣を地面に起き長髪の髪の毛を切り落とす人物が居た。

「あああああっ!?ッッッッッマッ・・・マジュリア」

 ここは帝国領土ズーイン・ラーシングはネルセリウスの門境だ。

門の境界線の国境警備だ。

つい最近までの戦のお陰で帝国兵を斬り倒しボロボロで死にそうなマジュリアに手を差し伸べた。

「ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッウウウ・・・・ハッハハハハハハハハハハハハハハハ・・・・・ゴホッゴホッゴホッ・・・良いのか?俺は死にそうだ」

「馬鹿か。御前を死なせない。」

 マジュリアを負ぶってラタトスクの泉まで運び治療する。

「もうすごダインが来る。遂に来るよ。ネルセリウスに・・・・死の世界だ」

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