第11話第Ⅰ部3年後(3 Jahre)~英雄再臨(Advent Helden)~前編(Prequel)

第Ⅰ部3年後(3 Jahre)~英雄再臨(Advent Helden)~前編(Prequel)

 帝國暦72年ルーラシア国

一人の男が長い旅路から戻ってきたのだ。

実はこの男死んだと思われていたが、ダイン・ヴェスタニエは満身創痍でこの地に帰ってきた。

全身ボロボロであったこの男名はダイン・ヴェスタニエだ。

久々にルーラシアに帰ってくるまでの間を前編と処す。

帝國暦69年

 世界がセフィリアに堕ちてエルセリウスは塵と化した。

俺は宇宙に呑み込まれて食い止めていた。

今でも俺の内なる躰に宇宙が秘められている。

ダイン・ヴェスタニエは気が付けば島に流されていた。

これは俺がこの3年間も修行の記憶だ。

ダインはボロボロで酷く損傷して島に流れ着いた。

「・・・・・・・・・・ん?」

《よっ。よっ。生きて居るか?ダイン》

「あっあぁー・・・なんとか」

 骨の髄まで痛み動きづらいが上体起こして剣を地面に突き刺した。

ダインが当たりを見渡すと生い茂るジャングルに密林。

どこかに流れ着きダインはもう意識が飛びバルムンクとアロンディーンを鞘に納刀して鞘に納めた。KnghitsOFDarknessもバラバラの今になってここがどこかと歩いているとリンゴの木が実っていた。

「ここがどこじゃ?」

《おうよ。どこだろうな》

《メシだよ。腹減ったな。ダイン》

「そうだな。」

「御前誰だ?それ喰うアホじゃ」

「はい?」

「マジで逝っている意味わからねぇー」

「御主が逝っているのでは無いか?」

《らしいぜ。フッツ》

 バルムンクを握るダインは怖じ気づいた。

「ここは東洋の天照火国リン国じゃぞ」

「!?」

 初めて聞く名だ。

リンの国に辿り着いたダインそこで出逢ったのが島の巫女だ。

「私は巫女のスズです。」

「あっ。俺は。ダイン・ヴェスタニエ」

 ・・・・・ダインが初めて会う女性でスズは白装束の巫女でこの不思議な島国のスズ以外に侍が来た。

「拙者はジパング国リン島領主のリンで御座る。」

「あっ。俺は・・・ダイン・ヴェスタニエ」

「この人が私の使い手です」

 スズは太刀に変わる人格剣だ。

ダインは屋敷に連れられて武家屋敷に連れられて着ている服を全部着替えさせられた。

代わりに和装を渡された。

「狩衣と袴と羽織と草鞋です。」

「どうも」

 ダイン・ヴェスタニエは和服に着替えて囲炉裏に座りリンとスズそれに家臣であるレン・サツの4人がここに住んでいる。

落ち着いたところでリンが問いただした。

「ダイン殿お話を伺いたいと思ってね。どうかね?」

「俺自身よく分かってねぇ。星の遺跡で大爆発に呑み込まれて其れ以降サッパリだ。気が付けばここに流れに辿り着いた。スマねぇ」

「嫌々客人に居候は決行だが、構わない。が、セフィリア十二神将が暗躍するこのご時世によく考えれば分かる。ここは攻められたら潰れる島だよ。今では本土では攘夷と尊皇の決戦だ。若き志士の戦争じゃ」

 リンは長い茶髪に額に十字傷が残り刀には紐で縛り付けて抜けないようにしていた。

スズが鍋を出してくれた。

「食べて」

「忝い。頂きます」

 4人が食べている鍋はこの島に自生している薬草薬膳香辛料と魚と肉の鍋だ。翡翠色のスープに魚と肉は牛・鳥・豚・猪・鹿のジビエも混じっているがジューシーで美味い。ダインもこうして団欒で食べるのが久しぶりだ。

「今日は休んで下さい」

「ああ。サンキュー、助かるわ。俺は結局セフィリアを倒せなかった。マジで悔しい」

「十二神将とは厄介だ。スズ?」

「はい。そうですよね。御父様の仇ですよね」

「うん。父はセフィリアに殺された。俺が本土で人斬りの噂に駆り立てられ幕府側も何千人も斬ってきた。この手はもう人を愛せない手じゃ。」

「んなこったぁー、ねぇーじゃんよ」

 ダインが満月を見ているとクレアが聞いてきた。

《落ち込んでいても前に進め。私もそうだ。男に何十人も顔は知らぬ突然自分の全身を犯される。痛みも苦痛も超える快楽に堕ちた自分もそうだが、ダインは違うだろ?私は創造神だが、ド変態淫乱ビッチメス豚だ。・・・・・正直に躰も人生はやり直せない。ワールドワイドの馬鹿だ。》

「御前がそう思うか?クレア?仲間を捜しに行こう」

《今は止めとけ。世界は帝国が支配している。KnghitsOFDarknessも蒼天八極神も無事では無い保証だ。エマなら知っている》

「言えよ!?言えよ!?言えよ!?」

《やれやれだぜ。エマは私の姉は世界政府の中枢に居る。ヴィヴィアン殿の妻だ。姉は賢明にして知性が良い。・・・・・・私には縁が無い》

「暫くここに居ようぜ。アンタとなら居ても良いと思う」

《口説いているつもりか?・・・・・まぁよかだな》

 クレアと話をしているダインはあの出来事に関して今でも頭が痛む。

「俺はセフィリアを倒すよ。御前等を磨く」

 鍛冶職人の空き家にてダインはバルムンクとアロンディーンを磨き自分で鍛え打ち直した。ダインは一人腰を下ろして剣と向き合った。

《ダイン?元気出せよ》

《そうだよ。また会えるって信じてみよう》

「それは分かる。世界は死んだのだ」

 エルセリウスの蒼空は真紅に染まりアイゼンガルド大帝国の手中であった。皇帝セフィリアを支える12人がこの世界を統べて居る。

「逝こう・俺は明日に」

 武家屋敷に戻ると盃を交わすリンとスズにダインは剣を置いた。

「明日。説明でもしておく」

「おやすみ」

 ダインは剣を抱いたまま寝込んだ。

同暦ルーラシア国

 ルーラシアと蒼天八極神が集まっていた。

「帝国の支配を先手を打つ」

「止せ。ラグナロクの被害が尋常じゃねぇ。御覧の有様だわ」

 アガートラームはダインの父親。アガートラームはこの場に出席して今後の事を想いエイゼンヴェルグも居た。二人はルーラシア国のある場所で会談を行った。

「セフィリア・ジーク・アイゼンガルド・ジェラフバルトⅩ世についてだよな。皇帝だよ。皇帝。あーどうするんだよ?世界はもう滅茶苦茶だぜ。ルー」

「ベルガモット用件は述べる。ここに来て貰ったのに御苦労だ。ご足労だ。」

 ここは随分と荒れている。

「エイボン来ていたか」

 エイボンは魔導の研究に勤しみラグナロクの研究で密かに星の遺跡の水晶を持ち込み自室で研究していた。

「十二神将もチラ見噂だ。最悪だ。セフィリア配下の皇帝を護る騎士団か。」

 このニュースかなり傷痕が大きい。アーヴァンヘルムもダーヴァンベルグ自身もこの会談出席後に用件の判断を任せた。蒼天八極神の領土は帝国が直轄の任で全員追い出されてた。いや・・・・追放されヴィヴィアンが綸旨の職と役職で全員日払いで生きて居る。特にアーヴァンヘルムとダーヴァンベルグにエイゼンヴェルグの女性達はエマが仕事先を発注して生きて居る。ヴィヴィアンの妻にしてクレアの姉であるエマはこの荒廃したルーラシアの北部の古城に居た。

 セフィリア十二神将についてはここの所気をつけていた。

ダイン・ヴェスタニエは明け方の空に井戸で顔を洗い自分自身運が良かった。

朝一番で顔を洗い腕を見上げると幾何学に刻まれた紋章に包帯を巻いた。

「行くか。今日は今日だ。」

《だよな。十二神将という場合になっても俺達が居る》

「そりゃぁ、信じるさ」

 ダインは武家屋敷に入るとリンが待っていた。

「!?3人居ない!?」

 ダインも可笑しい空気を感じて剣に手を伸ばすとリンが武器を見せ付けた。

《これは真の姿だ》

《愕くだろうな。こりゃぁ。この武装状態で敵を斬るのは容易い》

《・・・・・・俺等はこの御方共に存ずる》

 リンという人物は侍であった。太刀に長刀に短刀の装備に身を備える全身真紅の甲冑に六文銭の家紋のリンの姿に蹌踉めくダインは剣を置いて座るとリンが刀を見せた。

「鐵齋殿は俺の親父で極東の人斬りじゃ。・・・・・親父はセフィリアに殺された。無念の塊だけど俺は人は斬らぬ。ハッハハハハハハハハハハハハハハハ・・・・・」

 リンはダインと剣で向き合うことを決めた。

「俺も願いたい。強く願わくば強く強く強く・・・・リン!十二神将に対する力をくれ!」

「相分かった。気持ちを汲み俺が相手する。ようこそこのリン国へ」

「おうよ。頼むぜ。リン」

 この時帝國暦70年リン国に居るダイン・ヴェスタニエはこの島国で修行となった。

「クレア!!!!!!!!!!!!」

《五月蠅いな。耳元で怒鳴るな。心臓に悪いわ。ダイン・・・御主は本気か?》

「おうよ。俺は強くなってやる。クレア?御前自身について語ってもええのじゃねぇか?」

《困るな。機会があれば話してやる。私の30年の人生だ。極めて儚くそして私は守トなり神は死なぬ世。不滅の存在にして創造神じゃどん。じゃ》

「ヘー、クククククククククク。おもしれぇ。俺が強くなったら教えろよ」

《教えてやる。ハッハハハハハハハハハハハハハハハ・・・・・私はこの躰であることに無理も無い。クククククククク・・・ダイン・ヴェスタニエ卿》

「はっ!?おっかしぃー俺が何時卿になった?」

《卿に昇格したのは御主が10歳の時じゃ。私は御前の希望こそセフィリアを完全に倒せる人間は唯一御前だ。Ⅰ代目~Ⅶ代目の願いだ。逝くしか無いだろ?》

「逝くっつうなっ!?」

《それは無いぞ。ダインよ。俺は剣になった時から俺自身お前を護ると決めた》

 ダインはモードを創神化に変えるとリンも決心を固めて刀の鞘を抜いた。

「さぁ。剣を抜け。俺は斬らぬ相手には手を貸せぬ」

《久々ですよ。殿が本気出すの》

 ここはリン国北部の平原。

天照鬼覇抜刀術免許皆伝獄炎(Yan Gefängnis)

 刀から灼熱の劫火を発火してひらり交わして懐から逆刃刀で相手を押し上げるとダインが双剣で弾き返した。

「クロス・ジーザス・オルタナティブ」

 ダインの剣を逆刃刀に軌道をずらすと短刀がダインの首に斬り込んだ。

「ううっがあっうふぁあああっううがあっ!」

 首から滴る真紅の血にダインは転んだ。クレアが笑う。

《情けねぇーハッハハハハハハハハハハハハハハハ・・・・・力を貸してやる。モード超越神化》

 クレア自身秘めたる垣根を越えると神は神でも創造神である限界まで達すると姿が変わった。

「侍に聞くぜ。私はクレアだ。コイツの始祖だ。手荒な真似させて悪い。クッ。弱いだろ?だがなコイツは筋が良い。リンか?見た目は悪くない青年だ。御前にぶち込んでも罪は無い」

「何を仰る?私は不貞は認めぬ。・・・・斬るか。」

 リンは抜刀の構えでクレアもまだ見る姿だ。

「全く私は10歳から17歳の7年間コロシアムに売り飛ばされて1兆勝達成したぞ。それぐれぇー私は強いんだ。・・・・・・・クッ」

 最凶の武神クレアがその大剣を抜くと同時に溜めていた魔力が解放されて空気が一変した。

「ゼロ・インフィニティー・インペリアル・バース」

 真紅の衝撃波にリンには見えなかった。超超神速級の速さでリンの首に剣を押し当て息を殺す。

「はっ・・・あっ・・・強い・・・御主何やつ」

「私はクレアだ。剣の神にして剣神。私は剣による力を生ませる」

 異端者も異端じゃ。クレアの剣筋にリンも三刀流の奥義に瞳を閉じた。

「拙者の人斬り剣。三刀流奥義免許皆伝真獄鬼天殺神剣

 燃え上がる灼熱の劫火に刀が漆黒に染まり鬼と化す邪気や漆黒の焔が全身包み込み天を落とし鬼を斬る地獄を刀で体現する技に欠伸して大剣を向けるクレアにダインが叫ぶ。

「止めろよ!チッ。ん・・・なにやっちょるかが!」

 ダインを振り切ってクレアの剣がリンを堕とす。

「っっぐっがあああっふうううううっはああぁ・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッウウウ・・・・イクイクイジュイクイッ」

 リンが意識が飛んだ。クレアの一振りの剣がリンを堕としスズが地面に突き刺さった。

「まだまだ余興じゃ」

「強い。強い。強い。強い、願い祀る。拙者を訓練させてくれぬか?」

「嫌というわけでは無い。やってやる。久しぶりに若い男をダイン以来だ。扱いて痼って痼り扱き調教プレイだ。ハッハハハハハハハハハハハハハハハ・・・・・」

 クレアが俺に戻った。ダインも起き上がり剣を鞘に戻した。

それから二人の修行の人生が始まった。

「覇気じゃ!?覇気に感覚を纏い神経を集中させろ!!!!?」

 鬼教官以上にドSのクレアに毎日連日連夜に続くクレアの調教にダインとリンの若き英雄達は最初に覇気を修得した。

「覇気にもいくつかある。ダインの場合妾と同じ。C・V・Dの遺志を継ぐ者は必然皇帝の覇気を修得する。偶然にも皮肉じゃセフィリアも同じで否定は出来ない。」

「っあああああああああっ・・・ハッハハハハハハハハハハハハハハハ・・・・・」

 ダインが気が狂うように笑っていられる頃極北のある場所ではガウェインらしき人物が目撃されていた。あの事件以降ガウェインは放浪とKnghitsOFDarknessの事実上の解散にバラバラと鏤められこの地に来ていた。ベルガモットは帝国の貿易地に支配され王位撤廃に断絶された。息子と妻を匿い今は従姉妹の姉に世話になっていた。

 ガウェインはすっかり老いていた。従姉妹の姉に当たるウィンディーネ・エンディブレイダスは氷の古城に住み荒廃したベルガモットを奪還する為にガウェインはベルガモットと城の暖炉を囲み地図を見ていた。

ガウェインとベルガモットの二人に追って故郷を取り戻そうとしていた。ダインはリンの修行に答えるようにダインはこの島で数日も修行していると予想外の人物の訪問だ。

「ダイン・ヴェスタニエが生きて居るか?」

「おうよ。生きて居るよ」

「ガイアス!?」

 ガイアス・ラスト・リアレストは生存していた。

七剣のガイアスだ。

この島に来たのは十二神将ガリアルに侵攻の噂を聞きつけて来たのだ。

「お前が生きて居る以上にあーか・ん・づぅー・う」

 ガイアスも老いているがダイン・ヴェスタニエの生存の一報に世界が待ち望んでいる。

「十二神将を御前が全員倒すのか?」

「そのつもりだよ。俺は仲間を救ってやれなかったし」

「ディゾンが呼んでいる。いい加減に来い」

 ディゾン・リアレストとはエルセリウス教主庁の教皇だ。

ディゾンの教皇の統治は絶賛でガイアスに連れられディゾンの本部教主庁に十二神将はセフィリアの最重要の騎士団だ。

KnghitsOFDarknessが見つからない現在よく考えればダインはバルムンクとアロンディーンを手にしてガイアスが今回ついているのが幸運だ。

「生きて居たのだな。ダイン」

「あっあぁー」

 ダインもここに来るのは久しぶりだそうだ。ディゾン教皇が待つ教主庁の中枢にダインは堂々と歩いた。ステンドグラスと十字架に殉教した聖職者修道女修道士神父の髑髏が並べてある。薄気味悪いこの聖堂を抜けた先にディゾンがギターを手に歌っていた。

♪《FIGHT!FIGHTING!!WORLD》作詞作曲編曲ディゾン

「オッス!!どーうもっー!!!!!ディゾンでぃーす。イェイ。ヤーッ。元気か~い?行くぜ」

 演奏のギター音が耳に響く。

マジ世界は逝っているんだけど大丈夫か?元気か~い?私はディゾン

ガンガンぶち込もうぜ 終わった世界って恐いか? 金無い国に払えない給料さ

ファイト処じゃねぇ こっちはこっちは教主庁 追い払われて 無職だよ まあ

 ・・・・・来たか。

「ヘンな歌うとか、愚痴言うなよ」

「私は教皇だが枢機卿ね。あのハゲの連中今度あったらぶっ殺すぞ」

「御前の気持ち察するわ。」

 ダイン・ヴェスタニエが生きて居るその望みにディゾンはここに呼んだ。

教主庁の中庭にディゾンとガイアスがダインに頭を下げた。

「願わくば十二神将をぶっ潰す」

「だろ。・・・・・ん?」

「まぁ。いい。十二神将は恐らく世界をぶっ壊す・・・・この世界は」

 ダイン・ヴェスタニエの復帰が認められるまでリンの国に留まるのだった。

ダインは神を宿している。

KnghitsOFDarknessの消息を絶ち半年後。

帝国主義の世界に彼は挑むのだ。

ダインは双剣を腰に差してステンドグラスの教会の讃美歌共に立ち去りその前にガイアスとディゾンがついてきた。

「準備できましたか?」

「出来たよ。リン国に戻る」

「おうよ」

 ガイアスと闘うのは初めてだ。ガイアスは剣を背負いマーデル・リンク港から船が出る。ダイン・ヴェスタニエはあの爆発で負傷して生存しているが世界が一瞬で消えた。

「悲しい話しをするつもりは無い。これからが重要だ。ディゾンは俺の実の妹。」

「そうよね。兄さんが来るの久々よ。」

「俺はサイテーだ。家族を捨てた。俺自身が魔神に喰われたからよ」

「七焔獄剣星創星のガイアスと呼ぶべき?」

「古くてダサイ。俺が嫌う。剣術なら俺が教える」

「どうも。」

 ガイアスはダインを船に乗せてディゾンとガイアスも復興最中のルーラシアに向かった。寺院にロキが隠居で入院中だ。大量の宇宙毒を浴び全身に星形の痕が全身に転移して寺院で休養していた。

「ヴェスタニエは無事だ。無事だ。無事だ。十二神将のデータ寄こせ」

 寺院も現在荒廃してルーラシアは経済的に苦しかった。

KnghitsOFDarknessの消息が無く蒼天八極神も行方不明だ。

ダインはその後島に戻るとリンが顔を見せた。

「戻ってきたか。戦闘態勢だ。手を貸してくれないか?ダイン」

「ダイン・ヴェスタニエの神話はかく語りき。これが先触れ」

「え?意味わからねぇ」

 リン国に戻り北側島の森林に行き北側は崖の洞窟しか無い。

「十二神将が一人・・・・オルラサ・・・」

 リンにとって非常事態に急ぎダインも深呼吸した。

「クレア。実戦だ。俺に神の導きを」

《愚直にして愚問。Vの人間はDの遺志か知らぬが仏。ダイン・ヴェスタニエよ》

「行こう。俺は誰一人死なせるつもりねぇーよ」

《いざという場合に考えとく。私の力を貸すが無茶をするな》

 島側北部にリン国の武士に帝国の旗印の艦隊だ。

セフィリアがこの時姿を見せた。

皇帝に即位したセフィリアは世界の神に君臨した。

ダインもバルムンクとアロンディーンを構えた。

「止せよ」

「アイツの強さはこっちが上手だ。・・・・・リンは大将だ。俺が護る」

「忝い。流石英雄」

「俺は英雄の器じゃ無い。」

 ダインが初めて十二神将と対峙するこの年にKnghitsOFDarknessは世界に散らばりダイン一人だった。

島の風が吹く。

ダインはあの事故で宇宙軸の渦を呑み込み呑み込まれて躰に宿す宇宙創生の神々を自身の剣に封じた。

「クレアよ。モードを変えろ・・・・俺自身人間ならざるだ」

「そうか。まっ。私に取っちゃ別問題だ。言うけど私は死んでない。こうして人間時に戻れるが限りがある。今回は特別大出血だ。御前一人だと。手を貸せ」

 クレアも闘うことになった。

《へいへーい、ぶっ込んで逝こうじゃねぇか》

バルムンクの刀身に加工を施し焔属性に氷属性付加にダインも氷を覚え始めた。

クレアは魔法にも精通している。

ダイン・ヴェスタニエがルーラシアに戻ってくるまでに始まる闘いの中で再び騎士団の心が結集する。

《ダインが生きて居る以上に私も遣るわ。お姉ちゃんが遺した生きる価値をね》

 アロンディーンには双刃天滅の加工と打ち鍛え治した刃にアロンディーン本来の味をダインが扱えるようにした。クレアが久々に羽を伸ばし迫り来る艦隊に皇帝セフィリアの一斉に士気を高めた。

「今日この時が我々帝国の初陣。世界は俺の手だ。・・・・」

「魔王焔刃(Blade of devil flame)王牙(Fang Wang)!!!!!!!!」

 セフィリアの漆黒の長刀の衝撃波の波が島を削り取る。

「焔刃(Klinge der Flamme)・焔戒焔(FlammedesGebots von Flamm)獄刃滅(Prison edge off)!!!!!!!!」

 リンの刀か焔を呑み込み吸収した刃の鞘で八岐大蛇が皇帝を落とす。

リンは侍だが、崖を下り戦艦14隻に皇帝の空母に十二神将の一人オルラサだ。

「スズよ。俺の相手だ。焔龍神・水氷刃・風雷槍モードオートオルタナティブ」

 リンの身に次々とモードを変えて4属性無効化のモードで空母に顔を出すと帝国兵が武器を向ける。ダインとクレアも後を追って戦艦を潰しに逝く。

「クロス・オルタナティブ・グレイヴ・グレイヴ!!!!!!!!!!!」

 衝撃波を飛ばし軽々と八艘飛びで空母に行き皇帝セフィリアと初対面だ。

「よっ。その面下げに来たか。生憎俺は生きているけど」

「それはどうでもへえ・・・ダイン」

 ダイン・セフィリアがもう一度ぶつかる。

「滅神雷王(Wang Lei aus Gottes)紅蓮刻(Akai Lotuszeit)天刃(Heavenly Klinge)」

「阿修羅千手観音!!!!!!!!!毘沙門堂閃刃千葬」

 浮かび上がる無限無数の刀剣と満月の夜に光る斬月の一撃に戦艦は沈み座所する艦隊に武家集団の郎党の襲来にオルラサが槍を振るう。

オルラサは無口だが体格が良い銀白髪の色白の男の銀槍がバルムンクを弾き返す。

ダインは戦艦を飛び移ってオルラサが口を開く。

「神世界に用は無い皇帝に仇為すか?」

「しんねぇーよ・・・・・・モードミカエル」

 ダインはモードをミカエルに切り換えた。

《呼んだか?ダイン》

「十二神将だ。俺にグレイヴクレア・クラウン」

 漆黒と純銀のコートに髑髏の王冠を被り左目と右目に真紅の十字架が刻まれたスコープ状で相手を映写して具現化できる眼を持つ力に加えて巨大な十字架の大剣を手にするダインに十二神将は溜息を零す。

「俺はお前らの何よ」

 バルムンクとアロンディーンを握り戦艦を飛び美しくも斬撃舞う旋律に帝国兵が次々と倒されてダインとミカエルのコンビが阿吽の呼吸でオルラサの槍の上に立ち目を睨む。

「・・・・・・・・ぐわあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」

 帝国兵が切りつけたのはサイラスだった。あの大爆発の影響下にサイラス自身辛うじて生き延びてダインとこうして再会できた。

「オレを置いてくなよ。ダイン」

「すまない」

「オレも人格武器秘術解放治癒で生き延びたぜ。・・・・親父らの武器を喪ったが・・」

 手にしているのは黄金の十字架が刻まれた巨大な姓十字型の大剣だ。サイラスは包帯姿でその大剣で帝国兵を斬り上げ飛ばし戦艦八艘飛びにオルラサの軍団がリン国に侵攻の合図に始まった。

サイラスとダインはかつてのコンビがオルラサに挑む。

これはまだルーラシアに帰郷前の旅路である。

ダイン・ヴェスタニエはクラウンで身を守りサイラスもウォーカー家の血筋であるNOAHを使い十字架の剣を変形させた。

「チッ。帝国のツラはキモイ!キモイ!!!デブオタ!!!!メス豚狩りにヒィヒィ言わせるクズをオレは許せない。逝こうぜ。ダイン」

 サイラスはあの事故の影響で宇宙粒子を体内に浴びて遺伝子変異に白髪灼眼十字架が刻まれてその漆黒のコートにダインを見上げた。

「ダインはあのオルラサを頼む。オレは皇帝をぶち込む」

「あいさー」

 帝國暦70年1月リン国タージ・ジハル海峡戦

《サイラスの兄貴!!!!!傷口開きますよ。あの爆発生き延びられるのは無理っすよ》

「うるせぇー、NOAHを頼む。オレは皇帝をぶち込む」

 戦艦は戦場が激変荒れ果て戦艦隊や空母が炎上して沈む船の中に帝国兵とダインとオルラサの闘いが静かに始まった。

「ジーザス・オルタナティブ・アクティブレイド」

 一対のバルムンクを垂直に斬り飛ばし斬撃閃光舞う一撃の必中の業をオルラサの槍が弾き返した。ダインは槍を交わしオルラサが槍が無限に死の槍が喰われる。

《アルスターの英雄世影の国の門を閉めよ。死の女王漆黒に喰う槍に英雄の魂》

《雷光に影を虹の七焔に意志する闇と光の落陽に失墜させて奧に中出しされる双槍の魔剣》

「スカサハとカラロヴォルグか・・・・十二神将の神器に命じる。これはこれは。愛だ。ダイン・ヴェスタニエにはここで命を奪わせて貰う。2度と皇帝殿下に顔を見せぬと誓え」

 オルラサの神器かとダインも戦艦に腕をつき足蹴りから壁を走りアロンディーンを口に咥えた。戦艦隊が座礁して馬に駆け巡る侍と郎党の襲来が次々とリンの本に駆け付ける。

 タージ・ジハル海峡はジパング国の海域内の近海。皇帝セフィリアの空母を足止めするサイラスはエヌア・マリシュを向けた。剣がボロボロの状態だがサイラスも半年振りだ。

「皇帝殿下の首貰っても良い?」

「馬鹿か。ウォーカーのガキに舐めたらイキまへん」

 サイラスは遂に覚醒を解いた。

この姿と良い何にしても自分が自分を認めるのは嫌いだ。

ウォーカーケーの祖に当たる人物ヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカーは救済の騎士。道化師のツラと神の道化にしてダーインスレイヴの製作者。

サイラスの祖。

初代ジャック・ウォーカーである人物後アレン・ルヴィア・グレイヴ・クラウン・ヴァン・ウォーカーという人物の直系筋のサイラスは故にモードを変えると全身幾何学紋と半身半魔の悪魔と龍の力を道化師で分散して皇帝の顔に剣を突き付けた。

「そうか。御前自身・・・・最期のノアの血。ノアか。忌まわしいガキメェー」

「フフフフフフフッ・・・・」

 笑う皇帝の前にサイラスは凄まじい一撃閃光の剣戟剣舞で皇帝をぶっ飛ばした。

「ぐがああああああつうはあぐぅうううううっっがあああああああっ!!!!!!!!!!」

 セフィリアをぶっ潰してサイラスの剣に皇帝の首筋に剣の傷痕を付けて空母の一部が沈んだ。

「よっよおと。モード英雄王・神の退魔剣・滅魔導師・ノア・星の王子!!!!!全解除!!全解放」

 サイラスは言わずと知れたウォーカー家の人間で皇帝セフィリアは命辛々空母の砲台に捕まり目の色を変えた。

「オレは1000年前の人間で同時にオレには弟が居た。ダインだ。転生と再臨の手違いにヴェスタニエの血なんぞ手違いだ!!!!!!!!!俺の弟にして世界を終わらすあの男は最も危険人物。オレを殺せば自然とあのダイン・ヴェスタニエは死ぬ。セフィリア・ジーク・アイゼンガルド・ジェラフバルトⅩ世の名を持つ俺はヴェスタニエ家の導師だ。ダインは4度も死にオレが1度蘇らせ2度はヴァン・ヴィンセント・ヴァン・ヴェスタニエとフィオリーナ・エイゼンヴェルグ・ヴェスタニエが復活させた。そして自らを宇宙粒子の素粒子レベルにすることで生き延びた。」

 衝撃事実を言い残したセフィリアにサイラスも腰を抜かし其れを伏せると隠した。

「あっちゃぁー、ダインね。それでルーラシアがビビっていたか。」

 サイラスは跪き剣を鞘に戻し十字架をぶら下げてオルラサとダインは闘っていた。

その後サイラスはルーラシアに向かいKnghitsOFDarknessの情報に廻った。

ダイン・ヴェスタニエがセフィリアの弟衝撃的だが、ダインという人物は二人居る。

 セフィリアが口に出したダインというのはDINEという名の持つ対人類究極魔導武器魔法の名である。

ネルセリウスに長らく封じられている。

「うぉおおがあああああっうっっっっっっっっっがあああああああ」

「ゲイボルグ・グレイヴ」

 ザアアアアアッウウグオオオオオオオオオオオオオンとダインを貫き血を吐くがダインは宙を舞いバルムンクとアロンディーンで槍を押さえ込みグイッと食い込みオルラサの槍がダインも激闘を繰り返し淡々淡と戦闘が続く。

「クロス・トライデント・グレイヴ」

「ヴェロクトラムラサックラサジ・バシジュガサック」

 漆黒の影を切り離しダインは宙で息を整えた。

「モードルヴィア!!!」

 ルヴィア・ジーザス・ダーインスレイヴ・ドゥ・ヴェスタニエ卿はダインの祖。初代NOAHを持つ女性騎士で双槍の魔力を打ち壊しその影響がダインの左目を呪う。

「ぐがああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

叫びと痛みが自分の目を貫きヴェスタニエ家の呪いが左目に刻まれる聖十字の真紅の十字架の刻印の目がオルラサを抉る。

ダインの異変に元の目ではなくこれぞルヴィア・ジーザス・ダーインスレイヴ・ドゥ・ヴェスタニエ卿の目だ。

「真(wahr)・魔神滅神(Gott zerstören den Teufel)王牙改式(Wang Ya Änderung Formel)」

 拳に溜めた魔力を穿つオルラサを叩き潰しダインも契約を交わした。

《神を喰い神を狩るもの魂の契約に騎士と交わせ!我は神にして天地の王よ》

「クククククウウウガアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!」

 ダインはオルラサを交わし剣戟の素早さにオルラサが甲板で槍を振るう。

「ダイン・ヴェスタニエが終わるとでも言える」

 ダインとオルラサの激闘の中ダインもボロボロだが、バルムンクとアロンディーンを握り深呼吸で息を整えてモードを切り換えた。

《ダインよ。俺達は頃合だ。》

《準備するノ御時間かけすぎ》

「ごめんよ。」

 オルラサの隙を突きダインの双剣が首を刎ねる。

スッパアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン

一瞬でオルラサを討ち取った。

「グレイヴ・ヴィクトリア・ヴェルファーレ・ラヴァーズ」

 双剣の殺神術。

Ⅵ代目が遺した秘技でダインもタイミングを見きりオルラサを倒し船が激しく揺れる。

剣戟で相手を斬る剣術のダインは船が揺れる中十二神将の一人を倒した。

今回の騒動を機にダインはリン国を立ち大海原を彷徨った。

数ヶ月後ゲシュ・ガーデン港のコンテナにいるダインにガブリエルが来た。

「キミが生きて居るのは大分分かっていた」

「ああ。・・・・・ここまで来ちまったワー」

「ヴィヴィアンの待つ場所に来い。エルセリウスの世界はもう終わっている。ハーディアスの働きで反乱軍が結成されて叛撃の機会を伺いつつ君を待っている。」

 ガブリエルは銀白髪の長髪に杖をつきダインは半年間も修行を積み重ねて左目を神の目と化した。その後ガブリエルの戦艦にダインを連れて行きダインを出迎えてくれたのは蒼天八極神と船長がアシュリーであった。

あの大爆発の影響で帝国主義の時代にアシュリー・ウォーカーは船長として大海原を拠点に七つの海に股に掛けてダイン・ヴェスタニエを捜索していた。

「兄さんからの言付けだ。ダインを見たらきちりと保護しとけってさ」

「オレはガキじゃねぇ。大人だよ。」

「兄さんからして見たらダインはまだまだ背の小さい子供だよ。兄さんも死ぬかも知れない」

「はぁ?」

「アレイン様は賢者の顔と予言の顔がある。兄さんはネルセリウスデフし者となりケリ」

「意味不明だよ。アシュリー」

「そうだね。兄さんは死なない。アレイン様が現在床に伏せているのはルーラシアが酷く哀しんでいる」

「そうか。」

 ダイン・ヴェスタニエは戦艦内の部屋に休んだ。

海を越えて神聖ガンダルディキア皇国内領土ヴァチカンに船が進む。

ダインは弱い自分を鍛えるのに涙を大粒の涙を流した。KnghitsOFDarknessをバラバラに哀しませた責任で苦しむ自分を許せなかった。ダインはルーラシアに呼ばれた。

「来なさい。これから大事な話をする」

「はい。ルーラシア王」

「うん。漸くキミの両親の前で誓える。」

 ダインを戦艦の船長室に呼び全員蒼天八極神と五賢帝が待っていた。自分はヨボヨボのボロボロのコートにフードで会わす顔が無かった。

「ダイン?今まで頑張って良く大変だと俺は誇りに思う。」

「そうよ。私達が愛したダインだもの。ダイン?私達はもう蒼天八極神を辞する。国を民を何も出来ない役立たずの時代は終わる。御免ね。」

「謝ることはないよ。母さん」

「え?え?母さんって?」

 抱きつくエイゼンヴェルグにダインは母親を今まで感じずにいた。親子の時間を願わくば欲しいと思ったが自分から其れを拒んだ。

「蒼天八極神は止める必要は無い!!!!!!!!!!辞めるな!?俺が強くなってやる」

「その言葉にウソはないな?」

「ねぇーってば!!!!!!!!」

「相分かった。ここでダイン・ヴェスタニを正一位上の聖天蒼天八極神を叙位させる。エルセリウス最凶の男に選ばれたのだよ、この時点でおめでとう」

「えっ!?」

 ダインも唐突によく分からなかった。自分が聖天蒼天八極神の位と聞いてびっくりだ。ダインは剣を置いてクレアに話した。

「クレア?俺はこれで良かったのかな?」

「そんなわけねぇだろー。私だって・・・ダイン?KnghitsOFDarknessを守り抜き強く強く強く居たいなら応えろよ。私ら神は人間に。人間は神と化す」

「はっ?俺はNOAHを受け継いだ。この力で護る」

「エマに話す。LOVE&KINGのエマ姉に自分から筋を通す。愛と王を愛する前世界を圧巻に包み渋谷・池袋・六本木・銀座を発信覚悟のエマ姉に私は自分から逃げていた。私に力が足りない。黎明の世界に於いてアスナ・エヴァジェリス(フィンヴェルガンベルト・シューヴェルト・ヴェスタニエ)・ガーランド・ヴィン・ヴェスタニエ・オルラ・スッダヴィクトムの4名が神だ。私も姉さんも世界も宇宙も全ては創世の英雄が産み出した産物だ」

「成る程ね。で?強くなるけど何処に行けば会える?」

「ん?居場所は知らぬ。ダインよ。セフィリアを殺せば自分が死んでも良いか?」

「アホか。俺には家族が待っている」

 こうしてクレアと話しダインはアシュリーに伝えた。

「567.0009000.776654.899076654.21に逝きたい。これは世界の遺志だ。恐らくヴィヴィアンに知られたら大目玉食らうし激怒されてお説教Timeだ。でも逝く。強うなるには黎明の世界に逝く。これが座標と位置だ。」

「分かった。熱意に応えるよ。」

 ダイン・ヴェスタニエの新たなる道がここから始まる。

ダイン・ヴェスタニエがルーラシアに帰るまでの時間ここでの修行が新時代を創る。

「行こうぜ。俺は強くなる。」

《おうよ。バリバリズンドコズンドコズンドコ修行だな。ダイン》

《希望の翼だ。自由を掴む為にぃーダインと共に闘う》

 船は大海原を進む。

荒れ狂う嵐の中船は座標を目指す。旧世界の扉を潜り原初世界をまわり無の海を渡り海を目指しダインはいよいよ神の父や母身に会う気分だ。

 黎明の世界は原初と創世の国。

辿り着いたその場所は神が生まれた地。

ダインは小舟で移動して花畑に着くとガーランドに剣を向けられた。

「誰だ?」

「俺はダイン・ヴェスタニエだ。王の遺志を継ぐものよ」

「ほう。見知らぬ男だな。」

バアアアアッン!!!!!!

クレアが乗り込みガーランドに跨がり短剣を首筋に押し付けた。

「お嬢様でしたか。お帰りなさい」

「よっ。ガーランド叔父さん。漆黒銀王よ」

「嘗ての名だ。自分が白銀と純銀の王で漆黒に纏い黒の王。・・・・・世界は王と必要とする」

「止せよ。ダイン・ヴェスタニエを知って居るさ」

「ダイン・ヴェスタニエ!!!!!」

 ダイン・ヴェスタニエの名を知るダインを知るアスナがダインの手を握った。

「ヴェスタニエの宗家にお出でマシ」

 アスナ・ヴェスタニエはクレアの母でダインをよく知る人物。アスナの剣星の王の剣をクレアもエマも全員を産み育て上げた人物。この状況にルーラシアがアスナに頭を下げた。

「これはこれは失礼致しました。」

「ルーラシアか?KnghitsOFDarknessは?」

「さぁー。無事かどうか」

「ダインを拾いここに於いても構わないか?置いてっても?彼の遺志です。王になる素質かどうかアスナ殿エヴァジェリス殿ガーランド殿ダインはこの世界の希望です」

「承った。3年も時間を要するぞ。」

 こうしてダイン・ヴェスタニエは人知れず黎明の世界で修行に励んだ。

「よっ」

 帝國暦70年アーヴァンヘルム城

ここで姿を見せたのはガウェインでユーウェイン・ガラハッド・パーシヴァルの3名はツヴァイ・エルスレイヤーが囚われている情報を嗅ぎ付けて兄弟同士ここに来ていた。

「やれやれだぜ。ツヴァイの詳細は?パーシー」

「ここニックのが御懸命だよ兄さん」

「俺は遠慮する」

「アーヴァンヘルム国皇帝ハインディヴァゲルト・エルスレイヤー・アーヴァンヘルム皇帝。頭が回転速くキレやすい人物でツヴァイの実父だ。アイツの名がエルスレイヤーなのが分かるだろ?」

「ですね。皇帝に謁見って強引ですよ」

 城内にて兄弟で話しているとガウェインは煙管を咥えながらコートに手を突っ込みドアを燃え祓い皇帝の玉座に向かっていた。

「誰だ!?誰だ!?誰だ!?御前は客人を呼んだ覚えがないね」

「ガウェイン君」

「殿下の顔を見るのは久々で。ご令嬢の居場所は?」

 ガウェインは頭を下げて皇帝は顔を出さずに今まで居た。ツヴァイはとても気がかりだ。皇帝には今の情勢を把握してガウェインは王として皇帝と面を向かった。

「ツヴァイの親父さん」

「・・・・・・・・・・・フッ。皇帝にゃ俺もお嬢さんの情報がないどうにも出来ない」

 ガウェインと会い皇帝ハインディヴァゲルト・エルスレイヤー・アーヴァンヘルムは皇后アーヴァンヘルムが消息を絶ちこの情勢にガウェインは溜息を吐き皇帝達のネットワークが・・・・

同暦この時ダインは王の素質かどうか黎明の世界に居た。

 ダインが力を求めている頃単独行動していたサイラスは某所の某拠点にツヴァイが帝国に凌辱調教メス奴隷として生中出しされているのを聞きつけてサイラスはその場所に居た。勿論帝国の拠点で軍事国の兵器開発が進む中ガイアスも駆け付けていた。皇帝セフィリアの権威と四騎士が再結集していた。クラトスもセフィリアに側に居た。ルアウともにこのアイゼンガルドの腕であった。

「可笑しいだろうよ」

「へい?ツヴァイ探すのにこんなに苦労するとは」

「文句言わないで下さいよ、せーんぱいぱい」

「ん?おお・・・俺もジジイだ。無駄に出来ないが御前も出来るような?」

「ハイハイできますよ。モードヴィクトリア」

 仕方なしサイラスは地下牢に鎖に繋がれ十字架に磔され全身白濁液精液塗れこんな姿ダインが見たら絶対に超絶キレルことは間違い無しでサイラスが地下牢をぶっ壊しツヴァイに聞いた。

「いきてっか?ツヴァイ?ツヴァイ?ツヴァイ?今楽にさせてやる」

「紅蓮龍牙(Fang des CrimsonLotus-Drache)絶龍刃(Klinge der absolute Drachen)!!!!!!!!」

 サイラスの剣がツヴァイの鎖を斬り裸のツヴァイにコートを着させて一升瓶のミントビールの回復クスリをツヴァイに呑ませて暫く様子を見ていると帝国兵が近衛兵が来た。

 動けない喋れないツヴァイを抱き抱えながら剣を口に咥えて木刀を片手にするサイラスは近衛兵に囲まれた。

「タイムロスだ。」

 ガイアスが来て七つの剣を抜き蒼い焔が燃え上がり帝国兵が塵と化した。

「行くぞ。・・・・・マジで斬れ」

 ガイアスの蒼焔の腕が近衛兵を喰うサイラス達が脱出すると火山でクラトスが立ちはだかった。

「モード焔獄王紅蓮・俺は身をわきまえた。地獄に転生とはこの事を言う。」

「クウッハハハ・・・・俺自身忘れていたぜ。よーく聞け!サイラス・ウォーカーはSOLDIERCLASS:EMPEROR級の称号と実績さ。・・・・・・・ガキが!!!!!!!!!!」

 サイラスがツヴァイを床に置きSOLDIERである自分を隠すが近衛兵とクラトスにルアウ零とこの焔に囲まれようにガイアスは溜息を吐く。

「やーだーやーだーやーだーやーだー」

「俺だってもう皇帝を裏切れない。モードモルドレッド」

《麗しき叛逆の父の剣鮮血の鋼鐵に契約に限りある願いに聖剣に力を貸せ》

 モルドレッドの契約と復活したルアウの焔の聖剣だ。

《ガイアス殿マジでどうする?》

「降参とか認めないが・・・クラトスと交渉する」

 ガイアスは戦闘回避でクラトスに交渉を持ち掛ける。焔の中でガイアスの七焔の剣が宙に浮かぶ。クラトスも皇帝の腕として裏切れない。

「ツヴァイは還して貰う」

「無理だ。皇帝第一妃だ。孕ませるための道具じゃ」

「おいおい、おい、おい、アホだねーツヴァイを性処理として使うならおま等の首は俺が奪う。」

「止めとけ。皇帝に叛逆すると命が消える」

「全員拘束・束縛・監禁・調教・地下牢に幽閉とする」

「逝け!!!!!!!!!!!」

「はっ!」

「こちらに同行願う」

「来い」

「来い」

「来い」

「全員逮捕だ。皇帝の死の島に送る」

「・・・・・・・・・・クソが。オワコン人生に乙」

 帝國暦70年春

サイラス・ウォーカー・ガイアス・リアレスト・ツヴァイ・エルスレイヤー監禁幽閉と処す。

この情報がいち早くヴィヴィアンの耳に届きヴィヴィアンが発狂が止まらずにゴートを呼んだ。ゴートも歳を取り隠居の身だがヴィヴィアンに頼まれた。

「四騎士復活に皇帝の力が及ぶ。ダインが生きてるなら連れてこい」

「はいはい。人をこき使うとかうぜぇーよ」

「病む得ない」

「其れは違うでしょう。ヴィヴィアン?ダインは見つける。だが、例の3名は?」

「それだ。至急向かわせるよ」

 ヴィヴィアンの件によってゴートは準備を次第ダイン・ヴェスタニエを捜索と囚われた3人の救出の使命でゴートはジャック・ウォーカーに依頼した。何百世紀ぶりにエルセリウスに顔を出し最初の仕事が帝国に潜入だ。

「イヤと言っても断れないな。サイラスが待っている」

「済まないが頼む」

「ツヴァイの様態も一刻を争う。皇帝が妊娠淫語のつもりで彼女を脅してネタにするならアイゼンガルドの市民諸共塵と化せ」

「わってるよ。俺も汚れ仕事だけどとに会えず3人は助け出す」

「では」

 ゴートは政府の艦隊の乗り組みジャック・ウォーカーは颯爽と帝国に向かい始めた。

「うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

 ダインはガーランドとの試練にボロボロに挑みながらも剣を振った。

「弱いな。今まで筋が立ってない」

「もう一度・・・ぐううっ・・・ぐうっ・・・1度・・・・・お願いしいいやアアアッウウシュウウウウウウウす!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 ダインは己を鍛えるのにガーランドも大剣で相手した。

黎明の世界に居るダインはこのニュースが行き届き愕然と怒りの焔が燃え上がっていた。ダイン・ヴェスタニエとガーランドの練習で同時にアスナもエヴァジェリスも憤慨していた。

「ダインよ、ダインよ、ダインよ、ダインよ、ダインよKnghitsOFDarknessの一人聖騎士長ツヴァイ・エルスレイヤーが皇帝に捕まった。残念ながら見る影もない。帝国を孕ます存在と奴隷だ」

「もう俺は助けに逝く」

「馬鹿か。死肉・・・死に逝くか?ダイン」

「俺を超えられろ。セフィリアに殺されるぞ」

「・・・・・・・・ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

 ダインの悲痛な叫びにガーランドが大剣を向ける。

この叫びに大粒の涙を流しこの思いを胸にダイン・ヴェスタニエは剣を構える。

覇気を覚醒獣神化・神化・超神化・創神化・龍靭化の覇気を超える王の力を引き出しダインが豹変した。

「テメェを倒す。」

「やる気を出したか。俺を殺せるかな?ヴェスタニエ」

「ああ。心配な死にやるぜ」

 ダインは銀白髪に灼眼黒コートが大翼とかして巨大な大剣を構えるガーランドも腰が抜ける。

「真鋼鐵魔女(Echte Stahl Witch)紅蓮十字墓(Akai Lotusquergrab)《リヴィクライムヴェント・アーサー・ブラッドモルガン》」

 ガーランドはモルドレッド卿の師匠にして叛逆の大剣の剣術をダインは受け止める。

「クロス・ブラッド・クラウン!!!!!!!!」

 血の王冠で防御魔法だ。

全ての攻撃を無効化にしてダインはコートの隙を突き剣を振るった。

「ツヴァイがセフィリアに種付けされたらーいーやーアイツはアイツじゃ居られない」

 クレアがリンゴを囓りながらアスナと話す。

「皇帝のやり方にツヴァイが100000000発も中出しザーメン奴隷になってみろ。これ以上は帝国の赦しがたい騎士道に反する。皇帝の騎士団は軍事力は強大にヤバイ。・・・・・エマ姉に話すか」

 リンゴを食べながらクレアはユグドラシルの幹から剣を取り出した。

成人後に神となった日にダーインスレイヴをここに隠していたのだ。

「私の愛剣だ。ルヴィアに選別したのはコピー版だ。海賊版というヤツだ。本物のダーインスレイヴを握るとは思ってもなかった。ツヴァイは私らでやる」

「いいのか?迷惑かけるけど」

「へっちゃらさ、KnghitsOFDarknessは世界に遺された希望。セフィリア自身闇の王だ。心も肉体も闇堕ちた。光がない。ダイン?コヤツらに世話になれ」

 クレアと別れダインは一人ここで遺された。

世界に隔離され人知れず一人でここに修行に励み月日が経ちあれから3年後の事である。

現在

 ダイン・ヴェスタニエはルーラシアに帰る帰路についた。

「ルーラシア待っていろ俺はこの時間無駄にしない」

 バルムンクとアロンディーンを腰に差して十字架をぶら下げてルーラシアを目指した。行方知れずのクレアもツヴァイや蒼天八極神の足取りの為に再び英雄ダインの闘いが始まる。

「ダイン・ヴェスタニエ様お迎えに参りました」

「うん。で?誰だよ」

「はっ。クラマノスⅨ世の知り合いだ。ジジイの頼みで来たぜ」

「元気にしてるか?体調悪化で入退院繰り返し行っている。」

 使者のクラマノス家に仕えているファティマ・ロヴェルトだ。ファティマ家の使命はダイン・ヴェスタニエを向かわせることとこの世界を救うのに小舟で移動するダインにファティマは帝国の支配下の地図を見ながらルーラシアを目指す。KnghitsOFDarknessと行方不明から3年が経ち復興を遂げた場所に帰ってきた。

「ここかよ」

「随分と近現代未来チックだろ?ルーラシア王の威光とエイボン卿が設計した。」

「ルーラシア三大魔導士に現在はエイボン卿が就任だ。」

「俺は今すぐにツヴァイを助けに逝く。俺が死んで文句言わないで欲しい」

「はっ。ヴェスタニ家の御霊廟にご案内致します」

 近未来でサイネージが光るハイウェイの大鳥居を曲がりビッグブリッジの向こう側に霊廟の看板だ。

歴代のヴェスタニエ家の位牌と墓が並ぶ。

入り口が狭く暗い地下を進み火を灯すとダインは十字に祈り目を閉じた。

「今から叛逆の始まりだ。KnghitsOFDarkness結成の合図だ」

 ルーラシアの門を潜り国境と県境に跨がる関所をダインが足を踏み込むとエイボンが待っていた。エイボンは伝説の魔導士今回の国の再興設計者の顔を持つ。ダインを温かく迎え入れた。

「お帰りダイン」

「うん。・・・・・逝こうか。俺は仲間一人助けられるように身構えた」

「帝国は危険すぎる。ツヴァイは皇帝の中だ」

「斬りますよ。浄化の剣と浄罪だ。ツヴァイの魔力と子宮を切る。俺には残酷だが皇帝の性奴隷から俺が解放する。」

「キミも成長したね。サポートは任せてくれたまえ」

「いいのか?キミを護るよ。俺だって魔導士さ」

「エイボン相変わらずだな。」

「セフィリア・ジーク・アイゼンガルド・ジェラフバルトⅩ世の世界だね。息子が居る。実の子クリード・ジーク・アイゼンガルド・ジェラフバルトⅠ世の誕生間近だと予言が見える」

「ウソだろ!?」

「本当さ。クラウドを育てろ。ソルジャーに彼はなる。キミが失踪後否応なしに彼は戦闘に参加する。僕の予言はここまでだ。クラウドとクリードは闘う星の定めと処す運命そして死ぬ。残念なことであるガダイン?息子を喪う苦しさは変えられない」

 エイボンの予言はよく言えば当たる。

ダインも心を抑えた。

生まれた息子が自分の子供が死ぬ運命には逆らえない。

クラウド・アガートラーム・ダイン・クレア・ヴェスタニエの運命が決められている。

クラウドを護る道がないなら自分は生きて居る限りKnghitsOFDarknessの責任を取って帝国を根絶やしにと決めたのだ。

「ミントビールでも飲むか?」

 関所を抜けて自販機で購入する。

「美味いね。」

「ガウェインは?」

「分からないね。タダ言うよ。僕が設計中に1度だけがウェイン卿が姿を見せたと聞いた。クラトスがモルドレッドをモードを覚えたと、俺自身アーサーが居ると言い慌てて消えていった」

「そうか。叛逆の紅雷魔聖王モルドレッドのことだ。皇帝に誓ったんや、やむを得ない」

「俺だってこの3年間修行に積み重ねた。モードではなく王の力だ」

「王?クラウンか?クラン?成る程。古の聖霊が英霊召喚秘術に得た方法か」

「らしいなー」

「ツヴァイを斬る道以外見つかる。皇帝の子供が数千と膨らむ。この場合キミ自身が子供を斬ることになる。僕が詳しいよ。受精卵が完成は時間が係る。未完成の受精したての卵を凍らせて消滅は可能だ。妊娠の合図が出たら僕も手を貸す」

 エイボン卿が唇を歪ませた。

「船が来る」

 国境を抜けた先に湊町でレリア海を挟むアイゼンガルドの航路。ダイン・ヴェスタニの新たなる闘いが始まる。遂にツヴァイ奪還編と物語の歯車が動き出す。

 帝國暦72年ダイン・ヴェスタニエが帝国に向かった。

ツヴァイ・エルスレイヤーがセフィリアに囚われ孕ませる調教と性奴隷の仕打ちにKnghitsOFDarknessは為す術もなく行方知れずのまま月日が経った。

その頃先の星の遺跡で惨敗を喫した四人の騎士と魔女もリバイバル・ドライヴとして更なる力を得た。

ダイン・ヴェスタニエとエイボンの二人は帝都に向かった。

 モードモルドレッドの覇王の能力に其れを含めた覇王の能力か。

帝都に向かう船に揺られるダインは緊張していた。

「いよいよだ」

「モードクレア」

 ボソッと言いダインはクレアを纏い神化の獣神化と創神化で包帯を外しダインは遂に帝都決戦の心はしていた。

エイボンが煙管を咥えて船に揺らいで帝都であるジーク=ソル=デル=グリンデルガルドに着くと初めて目の当たりにする。

帝国の帝都に着くと人々が賑わっていた。

太陽と月を信仰する種族と宗教で皇帝セフィリアは現在不在だ。

留守を十二神将が守っている。

 帝都でエイボンが呼び待ち合わせにしたのがディゾンとガブリエルだ。

「久々に見たけど痩せたか?ダイン」

「見えるよ。視るよ。良いかい?俺の目だって歳で見えない。」

 ガブリエルが杖をつき灼眼が帝都を映す。

《視たよ、厄介にツヴァイをセフィリアに連行でマーリュアルベルグに居る。死の都。死と冥府の国。セフィリア自身賢者の石を解放して自分自身覚醒する生け贄をツヴァイだ。やれやれだぜ。ワールドワイドに馬鹿だよ。良いかい?ツヴァイはここに居ない。帝都は国。KnghitsOFDarknessを見つけるのも一苦労だぜ。・・・・・・・・マーリュアルベルグの道はインデックスが知っている。死者の世界はこことは味が違う。良いかい?死ぬよ》

眼を閉じて透視が終わった。ガブリエルは目薬で眼を潤した。この結果帝都で船を探した。

帝都ジーク=ソル=デル=グリンデルガルド

 世界半分の規模を誇る大都市だ。山と海と空に囲まれたこの場にダイン達一行は足を止めた。

今でもツヴァイを思い出すとダインは胸が痛む。

「助けに行けない自分が苛立つ。皇帝の性奴隷に犯された俺が悪い俺の罪・・・くっ」

 バルムンクとアロンディーンをテラスに於いて水を飲みドラゴンフルーツを囓りながらコーラを飲む。

ダインは新聞を読み帝都では当たり前に生活していた人々の日常を壊したくないと思った。

 帝都で滞在して数日ダインはディゾンに呼ばれた。

「御前成人したんだっけ?」

「あぁ。とっくによ。」

「飲めよ、飲んで、飲んで、飲んで、飲んで、飲んで、飲んで!!!!!!!」

「酔っ払いとは付き合えないよ。俺にしちゃ」

「大事な・・・・はにゃ・・・◯■★¥¥¥¥************・・・よっ」

「ああああーマジか」

 ダインが水をディゾンに飲ませて落ち着かせると暫くバーに居た。

「昔から酒に弱いのに無茶するな」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・っっっっはあああああああああああああああああ」

 ディゾンが魘されてダインはバーに居るとディゾンは教皇職と同時にガイアスの実妹。リアレストの名を持つ人間でディゾン自身剣には強いが人斬りを卒業した。

「俺が代わりに逝くし」

「皇帝を倒すのが俺の務めだ。起きろ」

 ディゾンを起こして前に進むダインはマーリュアルベルグに行くのにエイボンと別れた。

「バイバイ」

「KnghitsOFDarknessに宜しくよ」

 ダインは死者の国に向かった。

帝國暦72年夏

 叛逆と逆転につぐ叛逆の物語が幕が上がる。

ダイン・ヴェスタニエはツヴァイ・エルスレイヤー奪還の為にアイゼンガルド帝国の反対側死の海域のマーリュアルベルグに向かった。かつては全ロンドン王立協会鎮守府のコーネリアの出身地とこの荒れ狂う海域の国にセフィリアは鎖に縛り付けたツヴァイに食事を与えた。

「コオオラアアアアアアッ!!!!!!!!!いらねぇ!セフィリア、ッップウゥ」

 セフィリアの顔に唾を吐きツヴァイを顎クイして超刀で斬り付けた。

「痛アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 ツヴァイを斬り痛めつけて血が滲む。ツヴァイはボロボロに地下の悪魔に幽閉の身だ。

「助けてよ・・・ダイン・・・ダイン・・・ダイン・・・ダイン・・・助けてよ!ダイン・・・ダイン・・・ダイン・・・」

 小声で聞こえないが衰弱してツヴァイの下腹部は膨らみ妊娠の臨月だった。このまま死んで楽になりたいと思いツヴァイはそれでもKnghitsOFDarknessを誇りにプライドと思い鎖を解こうとした。爆乳が揺れながらも鎖の上に解きチェーンがついた状態で鉄格子の壁を叩いた。

「ウウウウウッゴオオオオッウウウウウラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 ツヴァイの拳が魔力解放と放出で壁をぶっ壊しツヴァイが脱出脱獄して冥府の門まで辿りツヴァイは自分の服と下着とエクスカリバーを取り戻し囚人用の風呂で体を洗い暫く自分の躰を鏡越しに映る自分を視て愕然とする。

「痩せている。ガリガリガリクソンじゃん。ハァ・・・私も腕が鈍るけど絶対戻ろう。ダインが来る。ダインが強い反面私だって強くなる」

 勘づきセフィリア・クラトス・エターニア・エブリオー・リズルットの四人に囲まれる不遇にツヴァイはエクスカリバーを手にして唾を吐き眼を変えた。

「豚共よ。私に散々中出しザーメン地獄だったな。この苦痛死んでも消えることのない傷痕にテメェーら、ぶっ殺すぞ。この場でKnghitsOFDarknessナメンジャネェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!出来る!!!!!!!!!!!!!!!!!出来る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 ツヴァイがこの剣術が騎士団図一の腕前と聖騎士の名を持ちツヴァイもエルスレイヤーの意味を込めて一人の騎士としてスレイヤーの剣にセフィリアがガッカリする。

「ここで死んでも可笑しくない」

「ツヴァイ?思い直せ。死んで良くない。俺だってこの汚れ仕事しか生きる意味が無い」

「マジかよ!?」

「馬鹿かね。ここで死んでも良いのだな・・・全員抜刀じゃ」

「ツヴァイの終焉・・・・ゴールデンスパーキング」

 流石に状況が不味いのだろうか。

ツヴァイは一人でエクスカリバーを抜きモードを階梯し、自分自身創神化で神化するとセフィリアも覇気に愕く。

「ロンディニウムの騎士か!!!!!!!」

「ああ。皇帝も逝くのか?歓迎だよ。このスレイヤー家の血がゾクゾクドピュドピュッしてるよ」

 ツヴァイの聖剣が変化して魔聖王剣ダモクレイバーとして巨大の大剣からの衝撃波をクラトスが受けてセフィリアも目覚めに超刀での衝撃波を飛ばした。

 ズウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン

死の国に冥府が開かれた。

1歩間違えれば死霊に喰われる。

ツヴァイはアーサー王と円卓の騎士と叛逆の騎士モルドレッドと神の契約と創神化による代償で自分の血を一滴剣に献げた。

《オレを使うことか?親父が愛しタコのブリテンよ。クッ。ツヴァイ?敵はモードでオレを切り換える。んじゃっと、オレの能力を解放してやるぜ!》

「エクスカリバー、掴もうぜ!!!!!」

《心得たわ。まぁーストレスだよ・・・・オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!逝こうぜ、ツヴァイさん》

「はいさ。聖天の名を借りる」

《・・・・・・・・・1度の人生にチャンスゲットザドラゴンゴールデンボール》

 モルドレッド卿の光の部分とエクスカリバーの聖なる王の剣の力で四人を圧巻。迫り来る冥府の魔神達にツヴァイが何故スレイヤーと呼ばれるのが魂を救済刈る者だ。

「・・・・・・ダイン・ヴェスタニエだって・・・・・ダインがいつもそうだったのように私が何時までもお前らクズの言いなりになるか!!!!!!!!!!!!」

 ツヴァイの剣戟とクラトスの焔が焼き尽くしセフィリアがツヴァイを斬る

「がああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

 セフィリアに斬られたツヴァイは冥府の底に沈みかけていた処を誰かが手を引っ張り抱きしめて唇にキスを交わし真紅の剣と蒼白の剣がツヴァイ・エルスレイヤーを斬った。

「遅れて御免な。ツヴァイ」

「ダイン?ダイン?ダインなの?ダイン?ダイン?ダイン?ダイン?ダインでしょ?」

「うん。そうだよ。後は任せろ」

 ダインはツヴァイをコートに被せて自分は四人とセフィリアに対峙した。

「・・・・・・滅神剣(Blinkende votive Schwert)」

 凄まじい血檄と一撃に魔神が砕け散りバルムンクモードバルバドスを階梯。ダインの姿にセフィリアも愕く。

「紅蓮龍牙(Fang des Crimson Lotus-Drache)」

「クロス・アングルボダ・ロンディヌム・グレイヴ」

 ダインとミカエルの連続連撃の閃光と衝撃波に遂にセフィリアを退けてツヴァイを背負い死の国から脱出してエドワード・ティーチが保有する海賊船にお世話になった。

「ティーチとはルーラシアのツテだ。ツヴァイを頼む。マジで逝ってるから当分看病は俺がやる」

「心得た。オレの船は海軍をナメンジャネェ!?」

 ティーチは黒髭の中年で海賊船に居るダインは自分で包帯を巻きルーラシアを目指した。

恐らく帝国が狙うのがルーラシアだ。

今はツヴァイを寝かしておく。

ダイン・ヴェスタニエは黒のストールで口を隠し潮風に当たっていた。

「ルーラシアに着いたらツヴァイ以外に探すよ。この船を借りても良いか?」

「ダチンコの願いや。イイゼ。ダチの願いぐらい簡単さ。オレは国籍がルーラシアだ。海に愛され愛する男だ。海賊という役職だけどオレは王に頼まれてお前らをぶっ込むぜ」

 ティーチは大海原を動きルーラシア沿岸に着くとクレア・サイラス・ガイアスの三人が待っていた。

自力での脱出と帝国から辛うじて生き残りここに居た。

 ・・・・・・

長い沈黙だ。

クレアがダインに戻りサイラスは随分とボロボロにダインもこれから遺された仲間をKnghitsOFDarknessを見つけるのにダインは海賊船を借りて世界に乗り込んだ。

 英雄再臨とはほど遠い。

「・・・・・・・オレは英雄じゃない。スーパーマンとは終わっている」

「ウソだろ!?詐欺って居る人間だぞ」

「人を詐欺師という人間ほど詐欺だぞ。オレは古いよ。」

 ダイン・ヴェスタニエはツヴァイを一人国に遺しKnghitsOFDarknessの行方を捜していた。

3年も月日が経ちダインはKnghitsOFDarknessを見つける為に新しい旅が始まる。

 ダイン・ヴェスタニエはバルムンクとアロンディーンを腰に差して鍛冶職人に打ち直して貰いヴェスタニエ家が代々受け継ぐクラレントを包み背中に背負いティーチのアン女王の復讐号の舵を取り星の航路を進みガウェインを探しにベルガモットに船を進めた。

「KnghitsOFDarknessは全員探す。全員オレが護る。」

 3年後ダインは三度の世界を巡った。

さっ。

逝こうKnghitsOFDarkness仲間を求める旅路に待ち受ける数々闘いを・・・・・。

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