第2話第零章七英雄(sieben Helden)戦争(Krieg)JESUSSOULBRAKEWORLD

第零章七英雄(sieben Helden)戦争(Krieg)JESUSSOULBRAKEWORLD

DT11012月KnghitsOFDarknessが星の遺跡に向けて出発した。

 星の遺跡とはエルセリウス上空に浮かび巨大構造構築の建造物。

太古の遺跡で宇宙空間のように複雑でその頂上には星のクリスタルが眠っている。

KnghitsOFDarknessも遺跡を目指す上で、人格武器の解放をセットした。

遺跡前までゼクセルが飛空挺まで行くとハッチを開けた。

その遺跡は生きているかのように巨大で宇宙まで続いていた。

次元を超える遺跡内部は複雑。

2度と入れば生きて帰ること自体、無理だと言われている。

 飛空挺のハッチを開けると突風の風が巻きこり遺跡内部にエルセリウス上空に存在する星が産まれる地。

星々が産まれる地に星の死が長き眠りに封じられていた。

ジェラフバルトが辿り着きアイゼンガルドの組織化された騎士団も各階層に配置を済ませた。

「魔獄十三神行けよ。蒼天八極神を駆逐せよ。必ず最上階まで生かすな。殺すな。」

「御意」

 13人とも黒コート黒フード姿で男女不明の騎士団が蒼天八極神を迎え撃つのにスタンバイした。

フレアが優しくジェラフバルトの手を握り抱きついた。

龍靭化の秘術は成功した。

自身の肉体を黒龍にさせる事が長年の魔導の研究だった。

自身の名を自身で魔道書を創った。

「よく訊け!!!!!!!俺様を呼べ。俺だよ。ジェラフバルト書最期の秘術召喚を龍靭化に託す。俺が死んでも俺を呼べる。クッククククククククククククククククククク」

 ジェラフバルトの肉体に翼が生えて鱗が覆い邪悪な牙が生え始めてきた。

黒き力の聳動に心臓が押し潰されそうになるが伝説の魔導士が成れの果てだ。

ジェラフバルトは星の力を全身に受けた。

フレア自身高度の魔女で、痴女である。

アイゼンガルドの計画賛同を承諾したボルチオ卿が、懸賞金額に腰を抜かしアイゼンガルドを責め立てた。

「話が違う!!!違うぞ!!!!!!俺の話聞いたか?馬鹿野郎が!!!!!!アイゼンガルドよ、世界の管理者側から出資が消えれば御前の国を潰すぞ。俺がどうして首の金賭けられる?ふざけるな、今すぐ俺は下りる。家族もいる。俺は生きる」

「フッ。ボルチオ卿?御前は既に死んでいる」

 躰中全身ズキズキズキと激痛が走りボルチオ卿が叫ぶ。

「ガアッブウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ」

 ボルチオ卿死亡。

アイゼンガルドは既に暗黒騎士の実力が高まっていた。

星の地に居る以上星の恩恵を受ける。

KnghitsOFDarknessは遺跡の入り口に辿り着いた。

「着いたぞ」

 全員声を合わせた。

星の遺跡 B3F

 遺跡内部の入り口にKnghitsOFDarknessが着き門を開く。

星の世界が拡がり複雑な構造の世界に星が点々と輝き水晶の部屋に辿り着いた。

「お待ちしておりましたよ」

 黒コート黒フードを脱ぎ捨てて槍を構える女が姿を見せた。

「私は魔獄十三神雷風槍のゼローグ∞インフィニティーヴァース卿よ」

「行け。ルーラシア、この女の相手は俺がウケルー」

 コパンが槍を構えた。

ルーラシアを先に行かせて自分が最初に残ることが先決だ。

槍の使い手としてここで足止めすれば時間を稼げる。

《いよいよか?コパン王》

「うむ。ケッツアコアトル・・・行こう。」

《御意だ。コパン王?バスターモード解除何時でも俺が受けられるぜ》

「相分かった。バスターモードINケッツアコアトルディバインモード」

 聖霊王の衣を纏い巨大な槍を構え全身から風を感じる。

右肩にシールド型の剣を装備して遺跡内部に突風が舞う。

「風雷に(Der Donner des Windes)聖霊王の(Des Heiligen Geistes König)槍を殺させる(Ich schlachten Speer)魔導の王に(Der König von Die leitende Mag)終極の槍が(Speer des X-)私の血と化せ(Der Strang mit meinem Blut)」

 ゼローグの魔導の王の槍が雷風を浴びる。

《ゼローグか。俺を呼ぶとか洒落た冗談じゃねぇよ。敵は?》

「あの男」

 ゼローグが指を差すとコパン王が敵だ。

聖霊の衣は全ての攻撃を避けることが出来る。

魔導王の槍は貫通のダメージで聖霊王を殺す秘技だ。

ゼローグと睨み合いコパン王が先制を放つ。

「風族王の(Wind-Gruppe König)雷槍(Spear of thunder)!!!!!!!」

雷の槍を投げるとゼローグが分身の魔槍ゲイボルグがコパン王を掠り傷だが、ゲイボルグは血の槍として魔力を急激に高める。

「聖魔王の(St Teufel)風雷(Donner Wind)血槍(Speer des Blut)」

 コパン王の躰に血が抜かれる槍を受け止めてゼローグの魔槍に魔力を弾き返すのが聖霊王の衣だ。コパン王は槍を地面に突き刺し地脈龍脈から星の力を一身に受けて星の力の槍でゼローグを吹き飛ばした。

コパン王はモードをバスターからセイヴァーに移るとコパン王は星の力で見た目が、長い銀髪で長身真紅の目をした戦士と化した。

ゲイボルグが姿を見せた。

魔槍に蓄積された星の魔力がゼローグと共鳴反応が起こり星の遺跡での魔力の槍にコパンが遺跡の外に吹き飛ばされ爆風と潮風に槍で手を伸ばしゼローグのゲイボルグ化をコパン王の槍に目を閉じた。

「雷王牙(Fang des Donners des Königs)焔龍黒殺(Flammendrachetöten schwarz)風拳(Fist of wind)」

 コパン王の右腕の連続投打ラッシュの闘拳にゼローグを打ち砕き遺跡全体が揺れた。

若い頃コパン王の腕が包帯を巻きゼローグのゲイボルグが空間移動し血を浴びた槍にコパン王の鉄拳にゼローグは血を吐きゲイボルグを突き刺しポタポタと血が零れるゼローグにコパン王は叫ぶ。

「俺はKnghitsOFDarknessのコパン・ザーロックだ。この闘い御前がもう負けだ。星の力は消費すぎると御身に帰ってくる。」

 ルーラシアの後を追いB2Fに向かっていた。

最初に負けたゼローグはゲイボルグを突き薬草の小瓶で傷を癒やして立ち上がると遺跡が揺れた。

星の遺跡 B2F

 アーヴィングが魔獄十三神の一人炎魔剣のソフィア・クラトスと闘っていた。

クラトスの実父。

燃え上がるプロメテウスの業火に自身のレヴァンテインと激しく燃え上がっていた。

 焔と焔がぶつかり合う中でアーヴィングは久々に熱く燃えていた。

「レヴァンテイン!!!!!チョーゼツ、ウルトラ級に燃えてきた。俺がベルガモットの王だ。最凶の炎剣の使い手。」

《焔獄の剣王の俺に力を貸すぜ。クッ》

 燃え上がる煉獄の真紅の刀身に黒衣のコートを纏いながらも緋色の髪に焔に包まれる英霊がレヴァンテイン。

アーヴィングの剣にしてベルガモットの神器。

クラトスも神速の突きと、プロメテウスの激しく燃え盛る劫火にアーヴィング自身星の遺跡は星の力で動く。

場所が変わり魔力の消費も考えるアーヴィングにクラトスが背後に勘づき剣を受け止める。

「ベルガモット国の人間だ。故郷に俺を待つ家族がいる。参る」

 剣戟がぶつかり合いアーヴィングは宙に飛び焔の壁で攻撃を防御した。

「千本桜(Sakura von Thousand)夜桜(Das Wasser stoppt )止水(Nacht von Sakura)命鏡花(LebensdauerdesSpiegelsderBlume)!!!!!!!!!!」

 クラトスの焔の剣が、桜が舞い散り背後から熱く血が蒸発し常世の漆黒に突き刺しされるアーヴィングは危機を脱し掌に焔を纏う焔龍王の拳が遺跡を激しく揺らしクラトスの剣にアーヴィングは焔を灯し周囲が星の水晶で人格武器に影響が悪い。

《焔龍王とかアホだぜ。俺は英霊のみにしか力も無い。まぁークラトスのガキに殺されるのだけは勘弁だ。バスター・セイヴァー・クロス・ドライヴのモードを解除だ。御前自身負荷が大きく耐えきれる力じゃねぇけどやってからさー》

 レヴァンテインが人間状態に戻りアーヴィングと手を繋ぎ互いのSYNCHRONISE同調率が限界を超えた先に焔が高まり同化したアーヴィングの姿だ。

「バスター・セイヴァーモードINレヴァンテイン焔龍王」

 その姿を世に顕した。焔の英雄で焔龍王の鱗に甲冑に身を包み全身燃え上がるアーヴィングは巨大な剣を担ぎクラトスは退けずに剣を構えた。

「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

クラトスが叫びプロメテウスが遺跡の外に転落。

クラトス自身負い傷を負い躰が動かずに這い蹲りクラトスを激しく吹き飛ばし遺跡の内部に亀裂が走り大気の風が内部に押し寄せて焔が消えた。

遺跡が揺れ動きアーヴィングは咳き込みルーラシアを追った。

それぞれが全員遺跡の移動頂点を目指し終わりなき星の世界で闘っている。

 同時にアーヴィングとコパンが合流すると入り組む遺跡に続きの階層に行くのに迷っているとユウヒが来てユウヒが光る矢印に触れると上れる階段が出てきた。

「おっさん等早く来いよ、俺は兄さんが心配だ。兄さんに追いつく」

 ユウヒが飛空挺に間に合いゼクセル自身動く星の遺跡の前まで動かすのに苦労するが、ジャック・ウォーカーも物見で参加して現在は星の遺跡最上部層に居た。

クリスタルが囲み龍の呻きが聞こえる。

ジェラフバルトの止まらぬ龍靭化の影響で龍化してきた自分を鏡で見た。

「俺だ。ハッハハハハハハハハハ・・・俺自身龍王だ。うぅ・・・うぐっ・・・ガアアアアアアアアアアアッ・・・グウウウウウウウッ・・・ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

 躰に全身に痛みが走り込む。

龍の躰として人間で亡くなる前に俺自身が人に戻れる秘技でこの姿を保ちジェラフバルトの用紙が半身龍化してきた。

ゴツゴツの鱗が生えて翼も生え始め、黒コートがボロボロで水晶の上に座っていた。

「フレア?フレア?フレア?フレアアアアアアアアアアアアアア」

「何よ、ジェラフバルト様?大声で叫んどいて」

「俺に最期御前をやらせてくれないか?御前と最期にやる。悔いが無いように龍の俺は2度と御前を抱けない。今まで苦労かけた。クッ」

「私も。もう2度とジェラフバルト様の、フェラが出来ない、挿れて貰えない日々と寂しいだけ。今日は思う存分中に出し尽くして下さい」

 ジェラフバルトは躰を引きずりフレアを壁側にバックで強く挿れた。

「あああっ・・・・ああっ・・・うっ・・・うっ・・・うっ・・・・うっ・・・うっ・・ううううう・・・があああああっ・・・・・・お・・・おおおう・・おっ」

 フレアは魔女の血族。

ジェラフバルトにバックでされてその頃ジャック・ウォーカーは水晶が祭壇に安置され水晶の中人間が眠っていた。

ジャックが祭壇に近づき誰かが近づく。

「誰だ?」

「俺はジャック・ウォーカーだ。魔剣士。通じるかな?今回ほどのKnghitsOFDarknessは流石だけど俺には俺の目的がここにある。」

「俺はアイゼンガルド。星に触るな。触るな。触るな!!!!!!!!」

 感情を露わにしてアイゼンガルドの大剣を手にしてジャックも否応なしに剣を抜く。

「俺は一般人。アニータ・スキルソンの野郎が居るとは間違いか。つい最近俺が倒した魔導士の顔見たら覚え出すけど・・・いいや」

 ジャックは闘わずに下の階に降りた。

アイゼンガルドは水晶を抱き息子を見詰めた。

セフィリアは静かに眠りについてアイゼンガルドを受け継ぐこの男とヴェスタニエ家とは長きに渡る因果の縁を感じさせる。

KnghitsOFDarknessが闘う理由“セフィリア”だ。

この時は知らずアイゼンガルドは自分の息子にキスをしてジェラフバルトが完全に龍に呑み込まれた。 

龍の咆哮が聞こえる。

 アイゼンガルドが奥に行きフレアは下がっていた。

巨体に漆黒の光を失いその黒龍王は翼を広げて咆哮で遺跡全体に揺れた。

「見ろ。あれがドラゴンだ。親爺・・・哀れだ。自ら龍となった王に敬意だけでも送る」

 アイゼンガルド皇帝は最上部の星が産まれる輝きに居た。

その頃ユウヒは慌てて向かっていた。

B1Fではダーヴァンヴェルグとの死闘があった。

ダーヴァンヴェルグは大司祭だが、B1Fでは同じく錬金魔導士のゴルゴダとの闘いにルーラシア達は先を急いだ。ダーヴァンヴェルグも覚悟はしていた。

魔術師エイボン修業時代に共に賢者エメフィール・ドゥ・エトワール・オルガズムの魔導を学んでいたのでここでその魔導を解放した。

 ルーラシアは兎に角急いだ。

同時にジェラフバルトも龍として待ち構えていた。

星の遺跡 B1F

 ダーヴァンヴェルグの魔導にゴルゴダは魔導を魔法に錬金を繰り返す魔術師だ。

「ジーザスだね?お姉さん?僕はワクワクするよ。キレイな躰を傷つけ人体実験で得られる禁忌の秘術を!!!!!!!!!!」

「頭が狂っている。魔獄十三神・・・魔術師ゴルゴダ少年」

 ゴルゴダは星の力で自身を錬成した。

錬成で織り成す武器にダーヴァンヴェルグは地面に手をつけて電撃からの錬金術で鋼の槍が壁を囲む。

遺跡全体に揺れの動きやゴルゴダの短剣を交わすと、ビリビリと電撃が飛び交うが、ダーヴァンヴェルグは杖をつき天空魔法を解き放った。

「聖王神災(König Seong Gott Katastrophe)」

 ドッカーンと空洞が開きゴルゴダは大樹の幹に躰を縛られ業火の底に沈んだ。

体力消費に加え魔導は躰に重くダーヴァンヴェルグの魔導はエイボンに直に教わったのだ。

 遺跡は暗い道を進み1Fではユウヒが闘っていた。

「俺はユウヒ。ルーラシアの弟よ」

「我が名は魔獄十三神が一人シヲンじゃ」

「フッ・・・うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

 強行突破でユウヒが先に行くと遺跡が動き構造が変わった。

ユウヒは遺跡の上に手を伸ばし滝に落下した。

深い地底湖に転落し浸水した場所から泳いで陸に上がった。

「ハァー・・・ハァー・・・ハァー・・・ハァー・・・ハァー・・・ハァー・・・・ハゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッ」

 遺跡全体が見えずに暗い世界にユウヒはエイボンに電話した。

《エイボン?状況確認してくれ・・マジかよ。兄さん達がどこだよ?》

《星の遺跡が宇宙まで登って上昇して行く。ルーラシア王なら4Fだ。安心しろ。何のために全員時間を稼ぎ王のサポートしていくのか?ユウヒ・・・》

《エイボンさん。エイボンさん?》

 電話が切れた。エイボンが予想はしていた。

ゼクセル・ブライアンが左旋回飛空挺を近づかせて宇宙までの成層圏まで行くとエイボンの魔道書を開き助手の青年ノーン・フォルムがこの時エイボンの助手として同じ飛空挺に乗り込んでいた。

「では行こう。俺の魔道書による宇宙空間墜落作戦を行う」

「キタァァァァァァッッッッッッッ!!!!!!!先生、俺も手伝います」

「クフフフフフフフフフフ」

 エイボンはコートを着て魔道書全てを開き成層圏までギリギリの状態に飛空挺も急上昇と急加速で飛び星の遺跡手前にエイボンがハッチを開けて飛び移った。

「ゼクセル?呉々も安全運転、俺を殺すなよ」

「了解ですよ。エイボン卿?俺の運転はサイコーのドライヴだ。飛空挺動かせてくれて感謝だ。エイボン卿?目的地に着いた。ぶっ放しても?ん?」

 ゼクセルが操縦室下のレーダー室に行くとボタンがある。

飛空挺設計のエイボンが星の遺跡の構造を全て把握して遺跡を壊滅させる古代兵器の復元にも精を出した。

「ヤ・・・・ヤッベェーベジーター、何色ボタン?」

「青一回赤三回黄色五回。青二回赤三回。モニター表示飛空挺オートモード起動。古代兵器バスターXフルバーストドライヴシステム搭載確認。・・・・エイボンさん」

「それでいい・・・後は俺の魔法で発動だ。飛空挺全ての砲台充填MAX。火薬七百万倍射程距離を射貫き・・・・頂点に浮かぶ水晶を撃て。水晶の中だよ。」

 エイボンは宙を飛び交う中黒龍に的を絞り黒龍迎撃のシステムを構築。

エイボン自身偉大な魔導士である身で飛空挺搭載究極の黒龍殲滅の砲台用にノーンが駆け付けた。

 黒龍は大きく翼を広げた。

星の遺跡から出てきた巨体の邪悪な龍が咆哮を上げる。

エイボン自身咳払いを済ませて魔道書の設定で龍滅砲をチャージした。

「ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴウ・・・・ゴゴゴオオガアアアアッ!!!!!!!」

「黒龍王ファフニール旧姓人間であった頃最悪な魔導士ジェラフバルトか。」

 飛び交う星の遺跡にエイボンは黒コートを着てフードを被ったまま飛空挺のゼクセルもタバコを吸いながらモニターを見ながら龍滅砲をチャージまで時間が係っていた。

 遺跡内

ユウヒは起き上がり地底湖で湖の真ん中に浮かぶ遺跡内部の地図を見上げるとルーラシアの反応が12Fとポイントが移動していた。

ユウヒはルーラシアを追いかけるように暗闇を移動した。

ダーヴァンヴェルグが水晶に座って水を飲んでいるとアーヴィングに合流した。

アーヴィングは欠伸しながら動く遺跡にルーラシアを追った。

ルーラシアは必死だった。

ジェラフバルトはもう黒龍と化していた。

「龍狩りの時代が終わる。・・・・」

 ルーラシアが急ぎで遺跡を駆け上がるとジパングが足を止めた。

「ルーラシア?済まない。俺は?拙者は下に戻る。」

「ああ・・・手を掛けた。ジパング殿」

 遺跡に構造が大きく変わり現在3Fのルーラシアは上を目指すのに星の路を直向きに歩き下の階ではアーヴィング達が追いかけてきている。

フレアは水晶で見ているとアイゼンガルドが来た。

アイゼンガルドは漆黒の甲冑に身に纏い星の遺跡では息子が目覚めるのを待っていた。

ルーラシアは先に急ぐが、追っ手達も迫ってきている。

 ジパングが下の階に戻りアーヴィングとコパン王に加えてダーヴァンヴェルグは休んでいた。

ジパングが敵を斬り刀だけで斬っていくジパングは侍である。

ジパングの刀に写る敵は全て斬り捨てられ千本桜が星の遺跡に見えてきた。

桜散り日本刀が敵を斬り休んでいるダーヴァンヴェルグにレモン水を渡した。

「あっ・・・ありがとう・・・ハァー」

 ジパングは星の遺跡の上を知らない。

先程から爆発音が聞こえてくるのと飛空挺に居るエイボンは黒龍に龍滅砲をフルチャージ出力で放つと黒龍は人に戻りその龍滅砲を己が呑み込みジェラフバルトが星の水晶に戻り直ちに小瓶に入った薬を飲みグッタリ精根尽きた。

「フレアは居るか?俺の心臓に直接ぶち込んでくれ!!!!!マジだ。魔力の消失にエイボンが龍滅砲を撃ってきた。当分龍靭化は不可能。俺の死にかけた魔導は役に立たぬ」

 弱り切ったジェラフバルトは己自身を書にして星の水晶に眠っているセフィリアを解き放つのに見届けるのにアイゼンガルドが来ていた。

アイゼンガルドの子セフィリア・アノンレッドは世界史上最凶の悪魔にして人間故に記憶が無くこの星の水晶で眠っていた。

アイゼンガルドはセフィリアの目覚めに涙が潤んでいた。

「・・・・・・・」

 見届けるアイゼンガルドはセフィリアが水晶から目覚め覚醒しきった力が遺跡全体を抑えセフィリアの第一声がアイゼンガルドを震え立たせた。

「俺が誰か?誰か?ああ・・・思い出した。セフィリアだ。」

 セフィリアは全裸で目覚めそして水晶から刀を手にふらつきながらも魔力の上昇に覚醒の力が引き起こした莫大に蓄積された星の生命体が無限の力を生ませる。

「セフィ・・・リアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!!!」

 アイゼンガルドの息子の再会とジェラフバルトも珍しく人間らしい涙を流しセフィリアは長い間眠っていた。

星が彼を生み星が彼を死なせる。

例え・・・吸血鬼以上の超える存在である。

不死身と不死身故に産まれる星の生命体が進化した姿。

《世界》の力を持つセフィリアにアイゼンガルドが跪き貌を上げた。

「セフィリア・・・4000年の長き眠りが済まない。この世界だかが創ったのか俺だ。

俺達星が、創り星がこのエルセリウスとネルセリウスの多次元平衡空間世界を創り俺が居る。ずっーと、俺は生き続けている。速くいの一番に会いたいのが居るミカエル!!!!!!!!!!!!!!ミカエル・ヴァーミリン・ヴァン・ヴェスタニエ・ダイン・アガートラーム!!!!!!!!!!ヴェスタニエ家の血筋を俺が根絶やしに一人残らず現世から葬り去る」

 セフィリアが言う。

強気の憎悪が込められ負の感情が抑えられなかった。

ヴェスタニエとの因縁がある中でセフィリアの肉体は星の結晶として少しずつ形成されて見た目の容姿が、長身銀髪翡翠の目をした鍛え抜かれた肉体にジェラフバルトから黒コートを借りて黒のフードを被り、星の地を歩き自ら神の名を英霊召喚した。

「ま・・・・ま・・まさかー!!!!!!!」

 フレアが愕き手を十字に祈り深く頭を下げた。

豊満な胸が星に潰されてねじれ込むくらい下げるとセフィリアは星の遺跡の真の実力を召喚させた。

「お気づきか?エルセリウスを創造させたのがクレアだ。クレア・・・・この世界が今生きて居る世界の全てを創造した偉大な神。ノアの末裔・・・オーディンの娘・・・ゼウスの子。イシュタルから受け継ぎカーリーの予言とシヴァ神の血から創造された最凶の母神。痴女であり、淫乱、その性格故に神から弾圧断罪悲劇の故にガブリエル・ミカエル・ウリエル・ラファエル・セラフィム・ルシフェルの主イエス・キリストの名を持っての粛清・・・さぁ。クレアとはエルセリウスを創造し女神。そのクレアを愛しクレアの死後我々人類の祖となったのが、お気づきだろうか我が祖偉大なる英雄王ネルセリウス創造した神々の王・・・その後人間に帰化。我が王・・・全世界にキングが贈るパーティピーポー!!!!!!!!!!!!!!ヤハウェーだ。ヤハウェーの加護・・・・俺が産まれたのは4000年前。兄であるジェラフバルトは才気ある若き優秀秀逸天才の魔導士だったが現在は黒魔導士。・・・・・・今から俺が出る」

 セフィリアが語った世界の姿にジェラフバルトは嗤い其れに反し急ぎ駆け付けるルーラシアを水晶で見るアイゼンガルドは静かに大剣を握る。

「異常震域が騒ぎを立てる。親爺」

「アイゼンガルド、息子、俺はダメだったのか?セフィリアを創ったのは自分の思いを託すためだ。クレアに会いたかった・・・幼い彼女に俺は出逢い禁じられた恋でセフィリアが産まれた。俺に取っちゃ・・・・ボッチの孤独の俺には愛した弟だが弟が僅か3ヶ月後に死んだ。弟を黄泉がえらせようと復活させようと持てる知識と力で・・・俺は人体錬成で神が出来ない領域をした。当然の報いで俺は死ぬことも生きることさえも赦されずヤハウェーの怒りを買いこの躰だ。だが、セフィリアをこの星の遺跡に再生は出来た。孤独な俺をフレアが支えアイゼンガルド?御前が産まれた・・・・クッ」

 今明かされた黒魔導士の過去とセフィリアの秘密。

これでこの子から闘いが起こる次世代に繋がれた最悪の奇跡にジェラフバルトは杖をつき消えかかる魂と遺されたアイゼンガルドとセフィリアとふれを見て星の水晶が紅く輝き信じられない奇跡が目の前に起こった。

 遺跡内

ルーラシアは必死にフレイア片手に斬り込み駆け上がり最期の階層100階層に辿り着き息を荒げて階段前に倒れ込んだ。

《マスターお体は無事ですか?無茶でした・・・》

「ハァー・・・ハァー・・・ハァー・・・ハァー・・・ハァー・・・ハァー・・・・ハゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッ」

「ハァー・・・ハァー・・・ハァー・・・ハァー・・・ハァー・・・ハァー・・・・ハゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッ」

「ハァー・・・ハァー・・・ハァー・・・ハァー・・・ハァー・・・ハァー・・・・」

 ルーラシアはフレイヤの刀身をさすり最期の扉を開きそこに居たのは、セフィリアが目覚めた姿にボロボロで窶れ細ったジェラフバルトが居た。

扉が閉まりアイゼンガルドの大剣が床に響き渡り宇宙空間に響く。

星の結晶体が周りを囲み巨大なクリスタルが現れた。

星の命と同じで星の魂だ。

フレイヤの剣戟が続き、ルーラシアが吠える。

「剣王封(Siegel des Schwert des Königs)縛獄(Prison Tapir)・永劫殲滅(Eon Vernichtung)無幻閃(Flash freie Sicht)!!!!!!!!!!!」

 ルーラシアのフレイヤの目に止まらぬ斬撃と剣戟光と闇が交差して連続剣からの爆発で無幻に鎖に縛られる殲滅の槍が心臓を潰すとアイゼンガルドが振り切った。

黒い甲冑に皹が入りアイゼンガルドは星の結晶を呑み込みルーラシアも鬼と化す。

アイゼンガルドが牙をむき大剣に闇を集め放った。

「創造剣・魔神天照昇天魂滅創天刃」

 クレアの能力を借り受け纏える範囲の大剣に絶望が過ぎる寸前に扉が壊され、アイゼンガルドを吹き飛ばしたのがユウヒだ。

「ハァー・・・ハァー・・・ハァー・・・ハァー・・・ハァー・・・ハァー・・・・ハゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッ」

《間に合ったぞ。ユウヒ》

「ああ・・・・・・・・・・どぅーなるかっておもうぜ」

 ユウヒがピンチに駆け付けてくれた。自分の弟でティアが認めた男。

言い忘れていた。

ルーラシアの始まりはミカエルが創った国ミカエル自身クレアを崇拝クレアと結びヴァーミリオンが産まれた。

クレア様ご自身その御身寝取り神を殺した大罪人・・・・セフィリアで在りジェラフバルトだ。

ヴェスタニエ一族にとって一番重要且つクレアを使えることだ。

クレアを使えば一時的に神と互角だが制限は15分だ。

15分過ぎれば無防衛丸裸で死亡率が高い。

しかし・・・・今、ユウヒと俺でアイゼンガルドとセフィリアにフレア、ジェラフバルトだ。

圧倒的不利な立場と星の水晶ではモードチェンジは毒だ。

下手にエマを消費するわけには行かない。

エマとは魔法の源で第二の心臓。

騎士と同時にエマに認められる必要もある。

今、ユウヒも俺もヤバイ。

躰に鞭を打って闘っている。

このままでは俺も死ぬ。

ユウヒだけで生き延びろ、心に案じかける。

だが、心が言うことも無い。

ユウヒとルーラシアは頷き剣を地面に刺して全てを解放した。

「クレアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッッッッ!!!!!!!!!!!」

 宇宙まで届きその思いと星の地に二人同時にその神の力が目覚める。

「クレアモードINインフェルンス・オブ・ルーン零式モデルフレイアver5」

「同じくクレアツインヴァルキュリアモードINウェルト・オブ・ワールド・インフェルノ・パラディーゾ・ディオ!!!!!!!!!!!!」

 二人同時のクレアの能力全開に解放しきった王の姿にジェラフバルトは大笑いして杖を投げつけて腰を上げた。

フレアを突き放し魔導士も本気モード全開で星全てを集結させてヤハウェーに赦しを問い神から人間の先祖に全力が魔導士の肉体を究極に進化させた。

ジェラフバルトはゲラゲラ笑いその体に死せることも出来ない躰を解き放ち死せる肉体に戻りヤハウェーの魂を自分に錬成させた。

黒き刀身の大剣と長剣を手に魔導士では無くありのままの自分元々は騎士であるジェラフバルトは全宇宙にその思いと地球に世界が彼に力を与えた。

「俺に力を!!ヤハウェーエェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!俺はキング。キングだ。全宇宙のパーティイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイピーポォオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!ハッハハハハハハハハハ」

 ジェラフバルト降臨。

最凶の魔導士が本気の姿を取り戻しキングである自分に漆黒の刀身から闇の波動に星が粉々に階段手前に大きく陥没した。

崩落遺跡が吹き飛びアーヴィン等も気付き始めてタバコを捨て、アーヴァンへルム達も最期に駆け付けた。異形に異様の姿だ。

ジェラフバルトが己自身究極の形態に進化させた。

 宇宙にその漆黒の騎士をクレアの恩恵を受けた二人にジェラフバルトは漸く人間に戻れた。

「グウウウッガアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!」

 痛みを耐え人間状態のジェラフバルトは褐色肌に床まで届く黒髪に上半身裸で全身刻まれた幾何学紋に十字架が彫られ爪が鋭く尖り牙も犬歯以上の鋭さをしていた。

 まぁ。

この辺りまで行く経緯の道中若きジェラフバルトの話しがジェラフバルトは元々人間で魔導士の前は騎士だった。

エルセリウスとネルセリウスの多次元平衡空間世界が存在上創られたのは、700億年前の前の話だ。二人の神が宇宙空間の微粒子の衝突と隕石の激しさの摩擦が衝突し大爆発が惑星を誕生させた。

太陽の誕生とビッグバンの現象でヒップス粒子・・・ダークマター暗黒物質の集まりと星が一つの核として銀河光年の惑星を誕生させた。

地球形成に近い水素と窒素と二酸化硫化水素の蒸気爆発と地殻変動で水が産まれた。

生物は最初微生物だ。

細胞から産まれた。

細胞は分裂し始めて生き物誕生の進化論は最初古代生物の台頭に恐竜が支配していたが、硫黄と隕石衝突に、酸性雨で絶滅。

氷河期が地球をこのエルセリウスとネルセリウスを氷河が覆い氷河期の終わり、この世界最初に住んで居た小動物猿から人に進化する。

人がこの世界に住んで4000年以上が経過した先史の時代に魔導が存在した世界では既にヴァーミリオン・ヴァン・ヴェスタニエ・ウォーカーが名を馳せて、アニータ・スキルソン時代の英雄はこの世界に勇気と希望を与えた。と、Vの時代がこの世界を創ったのが言われる説だ。

同時期にある少年が生を受け強大な魔力の魔導士の素質を持った。

その若者こそジェラフバルトだ。

ジェラフバルトの才気は全員が認めていた。

その少年を喰わせて狂わせて闇に堕ちたのは弟の死と妖艶淫乱痴女のクレアだった。

ジェラフバルトは当時青年魔導士の評議会を出て修道会を壊滅後にクレアと出会う。女神と介してジェラフバルト自身自分の運命を知る。

クレアはジャック・ウォーカー時代に今現在エルセリウスの創造と世界統一を果たす。

歴史上クレアには姉が居た。

姉はジェラフバルト書最初にして悪魔書の始祖ソロモン72柱神に統べる魔王神ベリアル。

シュトリー。悪魔を創った魔導士の始まりだ。

クレアの思いを諦めずに居たジェラフバルトはヤハウェーを受け入れもう一つの世界ネルセリウスの世界とエルセリウスの世界を境界線上に冥府の門を創った。完全に世界を分裂させて悲痛と悲衰の万感のクレアを追い詰め最期はかつて天上の騎士団にしてヴェスタニエ創始・ウォーカー創始のガブリエル・ミカエルがクレアを捕らえてエルセリウスのルーラシア王国の時計台(旧処刑台)に断頭台で手足を縛りクレアが藻掻き苦しみ泣き喚き散らしながら火炙りからの首を刎ねられた。

長い金髪の首からは血が溢れ落ち、胴体の人類を導き創始惑わした超乳の胴体は灰と化しその一部をジェラフバルトは掻き集め彼女の首を持ち帰り人体錬成を歴史上行い魔導の道を踏み外してジェラフバルトの歴史はここから既に始まった。

 X002~0009

ジェラフバルトという男はクレアを錬成始めて5年の月日が経った頃遂にクレアを蘇生させた。

クレアの記憶とエルセリウス創世の力を得てジャック・ウォーカーが自身の実父アニータ・ジェラフバルト・スキルソン・アノンレッド卿が倒された同時期のその前にアニータ・スキルソンは、クレアを奪いクレアを貫通。

復活神となった彼女の処女を奪い穢し産まれたのが自分にとって生まれて初めての弟だ。

名をセフィリア・・・セフィリアは急な病で世を去るが弟を蘇らす想いで再びクレア同様の人体錬成をするが、セフィリアを復活と同時に自身が万一死んだ場合自分の遺志を継ぎクレアの血が流れる最愛の弟の悪魔書最期の悪魔を人間とした。

セフィリアはその後宇宙の魔力が篭もる水晶に遺跡で長い眠りに着いた。

蘇った一年間はミカエル達天界の騎士団でボコボコにされ、死にかけた覚悟であったが星の遺跡内の水晶に眠りに着いた。

ジェラフバルトはその事を最期思い出して、ルーラシアに衝撃波を放った。

「ッ・・ウウウウッウ・・グッガアッ!!!!!!!」

 衝撃波を回避した。

ルーラシアは受け止めた攻撃の倍に、クレア能力を発動受けたダメージ分倍にしてフレイヤの大剣を天まで届く光の一撃がジェラフバルトにその一撃が魔導士を打ち破った。

15分が経過後に二人ともクレアを消費。

 駆け付けたアーヴィングもジェラフバルト卿最期を見て剣を構えた。

「哀れな魔導士だ。終わっている魔導士だ。この時代には必要すら無い。ア・バ・ヨ」

「俺は終わらない!!!!!!!ラアァァァァァァァメーン!!!!!!!!!!!」

 意識が途切れるジェラフバルトにユウヒが留目を刺すとユウヒにジェラフバルトが笑いこける。ユウヒの肉体を自身の最初の創造の王ヤハウェーの依り代を回避、ユウヒも腹を潜り大剣を手に双剣を握ってジェラフバルトとの激しく強い剣戟が続き最期の一撃が重くユウヒの心臓を突きユウヒは血を大量にこぼれ落ち剣を床に落とした。

「ぐはぁああああああああああああっ」

 ユウヒは星の地で遂に命の灯火が消えかかった。

「ユウヒィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!死ぬな!!!!!!!!!!!死ぬな!!!!!!!!ユウヒ?ユウヒ?ユウヒ帰ろうな?なぁ?死ぬのじゃねぇよ。俺を・・・俺を・・・俺を孤独に、ボッチ、ウォッチにするなぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!俺を一人にさせないでくれよ?うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

 ユウヒはルーラシアの手を握り起き上がりペンダントを握らせた。

「ニイ・・・・・・・・サン・・・・ンン・・・ハッハハハハハハハハハ・・・泣くなよ。これでアンタは王だ。歴史に名を刻める。KnghitsOFDarknessと居られて俺も楽しかった。楽しかった。兄さん?俺は嬉しいよ。兄さんこそ孤独じゃ無い。周りには仲間が居る。これから兄さんはルーラシアを本気で、ホンキーで、ホンキーマンで、ホンキーで、ホンキーでよ!!!!!!!!!!!率いてエスタンスと手を組んで世界護ってくれよ?アイゼンガルドとセフィリアはヤバイ空気だ。俺は一応天で親爺と再会して兄さんを見守る。じゃー」

 遂にユウヒは死亡した。

KnghitsOFDarkness歴史上初めての快挙はルーラシアの弟ユウヒ・ヴェスタニエによる功績だった。

【ユウヒ・ヴェスタニエ】DT50~DT110死す。

同時にあの伝説の魔導士ジェラフバルト卿も死んだのだ。

ルーラシアは涙を拭きアイゼンガルドも十字に祈り冥福を祈りセフィリアを連れて星の遺跡の外に居るエイボンはユウヒの魂を錬成させるのに直で実験室に検体を運び数時間ぐらいかかりルーラシアの手元に紅い刀身の長剣を献上した。

「ん?これは?」

「ユウヒ様の魂を錬成・・・・世界初の人格武器です」

《兄さん?俺生きて居るみてぇーよ。ヒャッハッッッッッッッッ》

「ユウヒが居る。生きて居る。助かったよ・・・エイボン」

 KnghitsOFDarknessは解散。

その後世界は落ち着き平穏無事かと思っていた。

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