第48話断章英雄譚(ルヴィア・ヴェスタニエ)・KnghitsofdatknessoriginSeedHero
Knghitsofdatkness
RebeginningRISINGWORLD
英雄譚(ルヴィア・ヴェスタニエ)・KnghitsofdatknessoriginSeedHero
Knghitsofdatkness始まる前。本編からまだ英雄が居なかった時代。
英雄が居なかったのではなく、英雄がこの世界に誕生していなかった暗黒が支配する時代の話。
ヴェルダ・グランスベルニア(現エイゼンヴェルグ国)
金髪の若き少女が、剣を担ぎ大胆と帰ってきた。
「姫様!姫様が帰ってきたぞ!心配しました!姫」
「五月蠅いジジイだね!トコトコ!シャンシャンボーイ!あー、あっー、くそ!」
「姫様いつの間にそんな言葉づかいを。一国の姫様ですぞ!ご自分の身分を案じてください。爺がどれだけ心労を。御父上もお身体崩して寝ています」
「いいだろうが!燃えてきたっ!ガイジもしゃらくせぇや!私は奴隷じゃない。人間だ!血を通わせている」
金髪の女性が臣下に言うと、少女より目上な男が杖を振り翳す。
「困った妹だ。久々に戻ってきたらこれだ。神と人の子よ。我ながら、困った妹でも13の試練に打ち勝ったな。ルヴィア」
黒髪でこの国を治めている国王のガブリエラ・ルーク・フォン・ヴェスタニエ(グランスベルニア王)がルヴィアを迎え入れる。この少女こそ、ダイン・ヴェスタニエの祖であり、ヴェスタニエ一族の初代として名を遺す。英雄が居なかった時代に、大神ジュリアの子。ルヴィア・ヴェスタニエの母親は、ジュリアである。宇宙創造天地乖離のこの星が生まれるその刻、ルヴィア・ヴェスタニエは神の力があった。その兄、グランスベルニア王は神々の血を認めているが、宇宙を創造してこの惑星はジュリア・クレア・ティアの3神が創り、星を創世したジュリアの姉であるエマ。その創造神の直系であるルヴィア・ヴェスタニエは、齢10代にして冒険の姫である。
「なぁ?ルヴィアよ、大人になれって言わねぇが国の姫だ。俺が死んだ後お前にこの国を託す」
「ダメダメよ、ダメダメよ、私は右から左に人間の血が流れているが、ジュリアの娘だ!んなもん、フィーバーじゃねぇ。私は神の子だ。兄さんは半神半人を理由に引っ込み思案なのだよ。おい、ちったさ溢れる思いをフィーバーにはじけろ!私はジュリアの子だぜ。」
「そういう訳か。了承した。ルヴィアよ、世界の外に行け!お前にしかできないこともある。」
「兄さん、ありがとう」
「爺や、今まで短い分ご苦労。ご足労であった。やらないか♂っていう訳で、おつ」
ルヴィア・ヴェスタニエはこの時10代行くか行かないかである。彼女の旅はここから始まる。
「いいのですか?王よ」
「自由にさせておけ。自由に。」
その僅か3年後王が初代エイゼンヴェルグ国を建国。エイゼンヴェルグ国は、神代の世界では文明を有する国家でその噂を聞いたルヴィアは、果ての西に着いていた。
西の地(ルーメン・サルヴィアス・ドウイィストリアム)
とある義勇兵の青年と行動していた。青年こそ後にヴァーミリオン・ヴァン・フォン・ジャック・トリギメストォリオン・ウォーカー。ウォーカー家の祖。同じくジュリアの血を継ぐ者だ。西に来ていたのは、この地は神に捨てられた地。
創造神ですら見捨てた荒れた世界が神に見捨てられた丘陵。
ルヴィアとヴァーミリオンは、この地に凄腕の偏屈な魔術師が居ると聞いて訪れていた。
西の地 エル・ダヴィンド・ファーラ(亡者の魔窟)
丘陵地帯の山脈を超えて洞窟がある。薄暗い洞窟に着いて、ヴァーミリオンがルヴィアに剣を贈った。
「ルヴィアよ、こいつを使え。ここから、だろうな、剣の一本二本でも持っていろ」
「ありがとう。変わった双剣ね。神が創った武器と言わない?」
「銀の腕(アガートラム(アーシェストラム))がある、と。私には生まれつきだが、この腕が武器だ。輝く光の神を喰らう腕がね」
ヴァーミリオンに贈られた蒼い刀身の剣と真紅の刀身の剣を握らされ、ルヴィアはこの剣が特別だと勘づいた。
「人格剣か?デバイスモデルをインストールした神が創った兵器だ。ヴァーミリオン?これは何処で見つけた?答えろ」
「極北の星の地だ。ここに来るより前に俺は北に来ていた。北のある場所で剣が突き刺さっていたのを引っこ抜いたのだが、この剣は選ばれた者のみしか扱えない。俺にはゴミだ。ほい」
「私に抜けてって?うーん」
双剣を抜いて、一振りすると剣がしゃべった。
《久しぶりに空気が旨いね。抜いた人間が居るのか?神か?あの星の地に突き刺さって幾年だ。ぬいた者は神の血だな。》
《そのようだね。神の血を継ぐ者ね。ジュリアの子よ、私達を抜いたことと剣に選ばれたことに感謝を。人格は神のデバイスインストールデータをその人間がログインできる状態。簡易的に説明なら、私たちは主神ジュリアの子。えぇ、第一世代の神々が巨神を討つべく神を撃ち落とす為に選ばれた魂を擬似人格に封じられた器よ。》
バルムンク【XVM906WAZ1209】アロンディーン【XVS0008LPVAS09021】第一世代の型番。人格モデルは、ヴェルグラシス・ヴァン・ヴェスタニエ後にヴァン・ヴィンセント・ヴェスタニエの祖。ヴァーミリオン・ウォーカーの分解剣も人格ソースだ。ティア神の血を継ぐ半神半人がヴァーミリオンの武器だ。この亡者の洞窟を進んでいくと、空洞が広がって中に人が住んでいる。
「誰だ?ここは神に見捨てられた者たちが影の住まう国だぞ」
年が若い金髪の男性が中から出てきた。ルヴィアよりも若く見えるが、この男が魔術師なのか?疑問に思うが、ヴァーミリオンが頭を下げる。
「こちらこそ、結界を解いた無礼申し訳ありません。エメフィール・ド・エイボン卿」
「そうだな。名前を知っているのはあれだ。ここにいる人間の世話を飼っているのは癪だな。魔術師エイボンの名を冠するその俺ってのが初代だ。エイボンは神に奪われし魔術師の総称だ。」
この男がKnghitsofdatkness史上最強の魔術師エイボンの祖。後にルーラシア国の宮廷魔術師に成り上がるエイボンもこの頃は神に裏切られた地上に堕ちた魔術師として影の国を任じられていた。影の国を任せられているエイボンは、住民たちを支えているこの洞窟の地下都市に魔術工房を展開。人格武器の研究と練成と軍事担当も行っている。
影の国 工房
エメフィール・ド・エイボンは人格武器の研究はそれなり進んでいた。時代は神代。人と神の時代が袂をわかれていない枝分かれの分岐路。エイボンは、ルヴィアス・フォン・ハートルーメンアフィリアのソースをルヴィアに案内した。
「ルヴィアス・フォン・ハートルーメンアフィリアはジュリアとエマより始祖のヴォルス神の子。ルーヴィリアスは13の剣に本来の能力が保たれてない。冥界と天界の剣。」
影の国に保有されているKnghitsofdatknessの時代には存在が消えているヴェスタニエの神器をエメフィールは毎夜研究して苦労していた。
「で?聞きたいのだけど、私たちがここに来たのはあなたを連れ出そうと思ってね。世界はまだ創世の時代よ」
「古臭いな。そんなことで御呼びか?まぁ、ジェラフバルトの動向でも一理あるな」
「最近、世界の暗黒の要因がジェラフバルト卿の悪魔と存じていたのですが。エイボン卿?」
「ジェラフバルト卿の情報を聞きにここまで来たのか、答えの導き過程で、真理は意外に簡単だった。」
「ジェラフバルトについて出来るだけ言う。そして、ルヴィア・ヴェスタニエよ、君は死ぬ。英雄の始祖の誇りとして多くの英雄譚が君の血を継ぐ。座ってくれ」
エイボンが用意したイスに腰を掛けてジェラフバルト卿について話す。
ジェラフバルト卿は黒魔導士で、史上最強最悪の魔術師。天より降りし厄の王。そしてこの世界が未だ暗黒と闇に覆われる理由である。Knghitsofdatknessが誕生する3000年前の神代の時代。ジュリア神の子の物語をエイボンが数枚の紙束をルヴィアに見せる。
「ジュリア神の子供だぜ。神の子だよ。ジェラフバルト卿はね。世界に闇と暗黒を産み史上最強最悪の黒魔導士。ジェラフバルト卿自身死の瘴気の魔力を持っている。触れた者を死なせる。自分自身も死ねない呪いが刻まれている。現状分かっているのはこれぐらいだ。天より降りし力って意味よ。でもなぁージェラフバルト卿が神の血を流れているのは事実だ。英雄が生まれないのではなく、英雄が生まれる時代の転換期だ。ルヴィア?ヴァーミリオン?お前たち英雄の魂が流れている。うしっ」
ジェラフバルト卿は姿が分からずにいる。ジュリア神・クレア神・ティア神の血を継ぐ者。その身に呪われた死の瘴気は大気中のエーテル濃度が濃すぎて、どんな神でも触れれば死ぬ。エイボンは荷物をカバンに詰め込みコートを着て煙管を咥えてルヴィアに言う。
「俺は来られないが、この世界お前たちの背中を後押しするヤツぐれぇいる。探せや、キャツを」
「この場所に?居るのですか?」
「いるよ。英雄の奇蹟を掲げないと世界は暗黒に呑み込まれるね」
【cv6ba90vzx89p0fq11】と書かれた座標のような番号。ルヴィアとヴァーミリオンが、その険しい戦いの幕が上がる。
ジェラフバルト卿は屍の山から身を掘り起こした。風貌は20代前半。体格がよく黒髪の男。黒コートを着てこの人物こそ最強の魔導士。ジュリアの子ジェラフバルト卿。
「目覚めたのかい?英雄は生まれない。英雄は不要なのだよ。誰も殺せはしない」
西の地から行き先は、南の山岳地帯。火山口の傍に南は海洋都市区域。方舟が象徴だ。ティア神は海神で命を創った神だ。南の海洋巨神海洋都市の海域は、光の障壁と大嵐の壁を超えない限りこの世界の海は、辿り着けない。ルヴィアとヴァーミリオンは海岸に来ていた。
海岸 ラ・ドンセージ・ファーブ(命の入江)
「幾年ぶりよ、海を見たのは。海は好きだぜ。ティア神の加護もあるってもんだ!」
「ウォーカー家はティア神の血とジュリア神の血の半々だ。俺は半神半人ってこと。ラージクラブの略称で俺は剣も使うが、基本は拳だ。おいおいおい、ラジクラって便利だぞ。俺は義勇兵であちこち行っているからわかるから、南に行くのも久しいや」
「南って何がある?そこに行ってない。海は越えたことあるが、あそこは火山だろ?神代巨神海洋都市が点在って噂に小耳にはさんだ程度よ。でもさぁ、ティア神の12神って健在よねぇ」
「それは聞いたことあるねぇ。ティアの12神ってあの海域の各守護神殿だ。ハハハハッ、さすがエルセリウスとネルセリウスだ。この世界が最初に海が創られた。海ね。今から行くのは、巨神海洋都市だ。神々の中枢である天空の大樹と巫女の地だ。ルヴィア」
「エルセリウスとネルセリウスってなんぞ?」
「アンタ、それ知らずに周っていたのか?ジュリア神とクレア神の創造の地さ。エルセリウスは俺たちがこの世界で生きている。生きようとする神代普く世界。ネルセリウスは神の世界だ。故に門があって繋いでいる。」
この世界の創造神たちがエルセリウスとネルセリウスを創り、世界は大宇宙小宇宙に7惑星と7天と10000000000000銀河を創造。宇宙の中心核に地球と月と太陽の創世。エルセリウスの神代の海に行くルヴィアとヴァーミリオンは船を待っていた。
「で、船ってどこだ?ねぇーやんけぇ!」
「・・・・・・・・・・ハッ」
ヴァーミリオンが入り江の貝殻を拾って太陽の光を反射させた。
「世界のまだ8割だ。ザーメン風呂に斑かるハイエナの連中共は汁男優と変わらねぇさ。聖杯から工房で作られた天空の巫女の血筋はネメシスの悪魔の眼を透けている。さて、無駄話そこまでで船が到着だ。」
船は海中から浮上してルヴィアとヴァーミリオンが乗船する。
「ティア神の加護だ。あの光の奥と嵐の障壁を突っ込むには海底だ。海底の虚数に潜航するこの方法以外に南に行けない。神の裁量と裁定かぁ。ルヴィア?」
「うん、そうだね。ティア神を感じるわ。そうよね?船長」
「お気づきとかジュリアの子よ。そう、私はティア。海神して世界の海を愛した海と雷の神。南に行きたい?ああ、ジェラフバルト卿を討つ英雄か?」
「気にするな。この船は誰も感知できない。ジェラフバルトはジュリアの子。元は神であったが今は獣だ。かつて神だった獣たちが暗黒を広めた悪魔を創り世界を支配しようと、ジェラフバルト卿を唯一止められるのはルヴィアあなたです。ヴェスタニエの血筋はあなたが続かせる」
「意味が分からねぇよ。私に懸かっているのか?ゲェジか?ヴェスタニエの血は兄上がてっきり、兄上の身に何か?」
「お答えできませんが、エイゼンヴェルグ国とジェラフバルトが建国したアイゼンガルドの問題か。ジェラフバルト卿には13人の騎士が居ます。これから、あなた方には険しい運命と血を流します。ルヴィア・ヴェスタニエ、南の地にて天空の巫女が待っています。」
待ち構える死闘の預言。ティア神は予言と未来視が視える眼を持つと創世の余にいつ会わっていた。若きルヴィアに道を示すティア神は宙を眺めた。光の障壁に差し掛かると、船が急降下で下に潜航し始めて頭が痛い。
「ヴォオオエッ、ガアッ、ファツ!?」
「痛ェ!痛い・・・・なんにも見えねぇ」
「障壁の下です。光を通過していますのでお気分悪い方は申し付けてください。」
「マジで気分悪い。吐きそう」
ヴォエッヴォエ、オエエエエエエッルヴィアとヴァーミリオンは船内で吐いて水を飲みながらも障壁の通貨と嵐の海域を待った。ティアは操縦しながら時々宙を見ていた。
「ディヴェルア神よ、大いなる宙と龍の神よ、天より降りし其の慈悲に感謝を」
「誰だ?我にモノを申す愚かなる種は?主は殲滅。殲滅こそ我。滅せよ!」
「ティアだ!海神のティアだ!我が弟よ!息災か?必ず元の姿に戻す策は姉上たちにも言い聞かせる。素直にこの者たちを巫女の地に案内は出来ないか?お前とて、ジェラフバルトは嫌いだろ?お前はエマの子だ。天空と大地とこの世界の創造における創造神で最初に産み落とされたのが神であり、人であり、竜の子であるディヴェルア神よ。降りて来い」
「うむ。義姉君よ。我は龍の子なり。天空と宙の神よ。嵐の海域に行きたい者か?ジェラフバルトは我が殺す。滅する側が拳。我を人類終末の龍と呼ぶのはいささか機嫌が悪い。」
「ホントだろ?姉上たちがアフィリア・サーガの完成を急かしたのは愚弟の救いよ。ジュリアとクレアはジェラフバルトの殺しに人間の世界で姿を映し身で降りている。ディヴェルア神の下の神としての姿は保証する。」
「我も神だ。他ならぬ神の言葉だ。通してやる。巫女の地に行くのか?我も行こう。我は人だ!」
黒龍の大翼と黒龍の尾を縮ませて黒龍の頭部は不気味な幾何学と紋章の刻まれているその姿は龍。神として戻ったディヴェルアは長髪の青髪に褐色肌で、コートを着て爪が伸びて全身傷だらけの左眼が真紅の眼をしている。体格も含めて4mある身長だ。長い垂れ下がった布を被り、毛皮のコートを被り神々の頭蓋骨のペンダントをぶら下げて、銃剣。銃槍。このまがまがしいオーラを感じながらも神である。
「海域に入る。海神の加護よ!汝らの旅に幸あれ」
しかし、海域に入る前に南の海域全土既にジェラフバルトの狼煙と火の手が上がっていた。
「あーっ、だーっー、クソッ!敵が眼中にジェラフバルトは既に天空の巫女に居る!?おい、俺を先に行かせ路。まだ間に合う。ジェラフバルトは最悪な魔導士だ」
「まだ、海域前だ!ヴァーミリオン、ジェラフバルトの船に突っ込みたくないな!ヴァーミリオン、我が祖の12神の加護と神の加護あれ」
「恩に切らせてもらうぜ。主神様よ!」
勢い良く、駆け出し船から飛び降りてサンダルが浮かび呼吸を合わせた。ティア神の恩恵は「海」水の呼吸とヴァーミリオン・ヴァン・フォン・ジャック・トリギメストォリオン・ウォーカーは水の属性と焔の属性と天空の属性を兼ね合わせ呼吸1つとその魔力解放は戦場で死を超えた義勇兵ならではだ。
「行くぜ。魔力仁義最大解放第五人格擬似停止限定解除—承認」
《ヴァーミリオンの子増か?ようやく出番が回ってきたか。あのテゥエルターナー大戦以来とか。さてさて、このギャラハッドを呼んで損はないのだろうか》
「いいから、ギャラハッド!人格モデルリソース解除。真名武器と軍神アルス・パキナ・アウマーラ!!!!」
ヴァーミリオンの武器で、分解剣。歴代王家の神々の剣を召喚。両手に体験を振り翳し、乗売空に長剣と足の甲で剣を投げ落とし口で剣を咥えこんで船を踏み台に神速の速さで船の兵を蹴散らしていく。
「ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
「ヒェッ・・・ウギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
「イクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイクウウウ・・ウッ」
ジェラフバルトの船団と艦隊に乗り込んで、帝国の兵士を投げ飛ばし、ヴァーミリオンの剣が瞬時に持ち替えてその身体能力とテゥエルターナー生き延びた人間の経験の差だ。
「おうらあっ、アルス・パキナ・アウマーラ!!!!」
《叫ぶな!テゥエルターナー以来の戦の血だ!今日はどんどんと来い。俺の武器はティア神の加護の影響だ!神々の人格ソースは創造神の別面で作られるが、ウォーカーのガキ!しっかり俺をオナニーさせろ、絶倒昇天クライマックスだぜ!》
ジェラフバルト船団の大半を蹴散らして進んでいく、ヴァーミリオンを見てジェラフバルトが動く。船の伝令と号砲が海域に嵐を産む。
「申します!ジェラフバルト卿!敵の襲撃です!」
「こちらでは・・・・・・・」
「申し上げます!一人でセ・・・・・」
兵の声が途切れ途切れに、ジェラフバルトは静かな衝動と深呼吸した。
「その気なら、それ相当で相手しないとね。行こうか。フレア」
フレアとは魔女の祖。アンネローゼ・ヴェルグランスバニア・フォン・ジークアイゼンガルドの娘にして7人の魔女を束ねる女帝。能力は人格のモデルはジュリア自身。
《申してください。私をどうかお使いに。親愛なる陛下の為。私は神々のモデルの武器。》
「陛下呼びとは、未だに慣れないね。まぁ、いいさ、相手ぐらいしてやろう。アフィリア・サーガの魔力は俺が貰う。神の呪いはうんざりだ。あらゆる道を失った。アフィリア・サーガの魔力と世界創世分の溢れ出す夢幻の魔力!ゾクゾクだわ」
フレアを手にするジェラフバルト卿。真紅の大鎌に変形する銃剣銃槍の真紅とギザギザの巨大刃の三枚刃の見掛けとしては生者を狩る魔女の鎌だ。
「狩人開始(ウィッチャーズ・ゲーム・ブラッディア・ディボーノ)」
ヴァーミリオン単騎で、ルヴィアの拳が疼いてきた。察したバルムンクとアロンディーン。ティアの船から身を降り出そうとすると、ディヴェルアの笑みだ。
「ディヴェルア神!?」
竜神が遂にその力を魅せる前に、ルヴィアが船を飛び出して天高く飛び込んで銀腕の威圧で、水しぶきが浸る。
「銀腕・魔神蒼銀焔髄」
ルヴィアの左腕が銀に変化して焔を纏い蒼くエンチャントさせた。ルヴィアのアガートラームと、バルムンクとアロンディーンで敵全体まとめ上げて斬り、叩きつけるスタイル。バルムンクの刀身から斬撃を放ち、ルヴィアの腕が船を壊す。
「どりゃあああああああああああああああああああああああっ!」
「いき、いき、いきいなっ・・・・こいつ!」
ジェラフバルトの兵が次々と倒れ込んでいく。初陣がこれだ。ルヴィア・ヴェスタニエが後に人類初の英雄としてこれはまだ序章に過ぎない。
「終え、終え、このまま増員されたらこっちは手負いに任せられるか!」
「やれ!やれ!やれ!我々帝国の兵器は神を射抜く」
「蒼焔腕・紅蓮龍王十六哮」
青い焔を纏い斬撃を放ち、地を浴びて船を踏み込み、剣と腕で戦うその少女は神の化身。戦闘時にジュリアの血を覚醒させてジュリアの血の影響でバルムンクとアロンディーンを振り回し、ヴァーミリオンに追いつくとジェラフバルトが其の真紅の大鎌を担ぎ呼吸を整えた。
「魔神煉獄王魔三千獅子覇哮」
ジェラフバルトの鎌を振り払い、ルヴィアの鋼鐵の拳が鎌を貫く。
「天翔流星蒼炎象銀弾ッ!」
アガートラームを拡張し、左腕に全ての威力と銀にコーティングされた象のような巨大で蒼い焔が大気中の魔力を吸収しその神を堕とす紅蓮の一撃がジェラフバルトを叩く。
「ゴハアッウ・・・ハアッ・・・ゴハアッ・・・ゴホッ・・・ゴフッ」
「ハァ・ハァ・・・・ハァ・・」
ジェラフバルトはルヴィアによって倒れた。その後中央の大陸に聳え立つ紅い壁と海の向こう側に聖域があるがそこに収監された。
「ヒュー、ナイスゥ」
「こんなもん、こんなもんかよ、まだまだよ。私の腕は神が宿っている。」
嵐の海域を抜け先に、天の巫女の海洋都市が点在する。現在のダーヴァンヴェルグは古代の海洋国家だ。ジェラフバルトは収監され、ルヴィア・ヴェスタニエの腕はアガートラームに多様に変容できる点デメリットはない。その反動が大きくルヴィアの腕は、神に宿られた腕。対価は自分の命だ。まだ終わらない絶望にこの世界は英雄を必要としている。ルヴィアの姿に、ティアとディヴェルアは神代最期のこの崩落の境界にヴァーミリオンとルヴィアに力を継承する。
天空の巫女の地は海域の港に停泊してティアは、神殿の恩恵の加護を求めた。ルヴィアは、最古の英雄王として名を遺すのは後だ。
ヴァーミリオン・ウォーカーは、同期において活躍する英雄。天空の巫女が信託する神殿に着いてエマ神の巨人の神族と大地を創造し、楽園を創りその魂は、ダーヴァンヴェルグの祖となる巫女のエルヴァンが司祭を務めている。
「久々に人間が来たか」
「半神半人だぜ。トロピカルなオフったゼロ人の俺らに用か?」
「間違いありません。ウォーカー、ヴァーミリオンが来た意味はあるよ。テゥエルターナー大戦が始まる。ほならね、天空の神々が巨神の復活とクロノスの錨だ。英雄が生まれる。この時代人類は最初の英雄を目にする。英雄が一番に生まれるのが、テゥエルターナー大戦の役目だ。ウォーカー、神側に就け。」
「ハッ、やだね。俺は人間側に就くよ。神はこの世界に不要になった。人の時代に神はいない。ルヴィア・ヴェスタニエのような人間こそ新しい夜明けだ。」
「ファァ?何言っているのだ?神の血は関係するか?」
「関係します。どうぞ、こちらへ。テゥエルターナー大戦を告げる未来です。再び、世界は地獄に戻ろうか」
テゥエルターナー大戦は神側と人間側の戦争。ヴァーミリオン・ウォーカーは数少ない戦争の経験者だ。神殿の回廊を歩きながらルヴィアに説明したのは戦争のことだ。
「お前と出会う前、俺が北の地に向かって調査していた。テゥエルターナー大戦は、神と人間の戦だ。その戦争が再び起きるのだ。俺は恐らく、ううん」
「アンタ?あの戦争に参加したって歳バレするわよ。ジュリア・ティア・クレアの神々が巨神の達と人間側の英雄集団の戦争でしょ。私もその主神の血を継ぐ人間だから記憶ぐらいは保持しているわよ。テゥエルターナー大戦はこの世界ではあってはならない戦だ」
「着いたぞ。祭壇の門だ。天空の門だ。」
エルヴァン司祭は門に油を撒いて火を灯す。ルヴィアとヴァーミリオンは、門の向こう側は知らない。ダーヴァンヴェルグは冥界と天界を繋ぎ咳止めていると噂は聞いたことがある。
「冥府の水だけは飲むなよ。いいな?」
「うん」
うん。と、冥界の水は死者の魂を蘇生循環させるハデスの水。不死者に人間性を等価交換し永遠の生を与える身では、冥界の奴隷だ。ヴァーミリオンと、長い回廊を歩いてテゥエルターナー大戦の壁画と聖人の骨が囲まれていた。
「向かう前に、原初の創造をご覧ください。」
テゥエルターナー大戦の記憶がルヴィアと、ヴァーミリオンの脳裏に入ってきた。
78億年前だ。何もない宙の天の星。星の遺跡と呼ばれる浮遊の隕石から神は生まれた。ルヴィアの時代は第6世代の神が統べる世。
第1世代の神は巨神たちであり、宙を産み天も創り地を創った。巨神たちは天を創り、8000000000光年の星の惑星と銀河系と太陽系を創世した。神を討つのに1世代の神の子供達は極秘に2世代の神の世に神を殺せる力の人格武器を遺す。1世代と巨神側と人間側のテゥエルターナー大戦が始まる。巨神たちは冥界にて封じられていたが、神をもう一度戻す方法がある。アガートラームも軍神ヌァザの腕を宿し神の首を討ち取ったことでその力ダインスレイヴ・レーヴァンテインが誕生したレーヴァンテインは神を斬る焔の剣。人格を与えられたのは灼眼の男。後、ベルガモット公国の建国し焔王と呼ばれるガルヴェルア・ディア・ヴェルガモット(炎神プロスア)が2世代の神。巨神より生まれてテゥエルターナー大戦の英雄がレーヴァンテイン。ダインスレイヴはアガートラームの弟。巨神たちの産み落とした産物。アガートラームは、テゥエルターナー大戦の原初の戦いにて多くの功績を遺した。レーヴァンテインも神を灼く焔であらゆる命が灰と化す。
「テゥエルターナー大戦の最初の神と人間たちはこの星を創った。78億年も経って今の世代までこの星は創世輪廻破壊と再生を繰り返す終わらない夢の転生が続いた。英雄の時代と人間たちの世界が生まれる。話はもういい」
扉の鍵を開けて大樹の路を抜けて天空の巫女が待っている。神の人格の魂を1世代の遺産が、ジュリアの子ジェラフバルト卿も神の落胤。ルヴィア・ヴァーミリオンは、ヴェスタニエ家とウォーカー家の祖となる人物。
天空の巫女が、インデックス・ヒルデガルダの祖。1世代の神の系譜。神託の預言。大樹を潜り抜けて庭園に座り紅茶を飲んでいた巫女。エルヴァン司祭が鐘を鳴らす。
「お連れ致しました。」
「うむ。よきよき。エルヴァン司祭ご足労であった」
「ようこそ、ダーヴァンヴェルグ大神殿へ。可のオリュンポスと神々の山脈の頂よ」
「デケェよ、って、ガンダルディキア様こそよく息災で。預言と未来の眼を持つ魔眼の巫女。ティア神の子供であり巨神の子孫。ジュリアの従姉妹であり、ジェラフバルトの姪でもあるあなたがこの神殿を統べる巫女。」
ヴァーミリオンが頭を下げて巫女の顔を逸らしてルヴィアに言う。
「顔を見て話せ。テゥエルターナー大戦以来か。時間も早いものだ。確かにガンダルディキアは私の名だ。ハイウィンドウは荒れた血の楽園。うむ。ジェラフバルトは私の兄でもある。兄を殺すというのか?ウォーカーよ」
「いや、いやいや・・・・・ヴェスタニエに言ってよ。俺の家系に差し詰め問題はない。ヴェスタニエこそ英雄の幕開けだ。ルヴィアよ、おまえは死ぬ。」
「いきなり何言っているのだよ、ヴァーミリオン!死ぬってどういうことだ?」
「私が説明する。ルヴィア・エイゼンヴェルグ・フォン・ジュリア・ダイン・アガートラーム・ジェラフバルト・ヴェスタニエよ。それが真名だ。ジュリアの子よ。神々の名を冠する英雄の子よ。ジェラフバルトと決戦を迎え、星の遺跡にて死す。お前の死は英雄の世を草莽させる犠牲だ。ジェラフバルトは世界最強の黒魔導士。帝国を建国する。アイゼンガルドは瞬く間に世界に戦争をひっかける。うむ。Knghitsofdatknessを創れ!作るのだ!対抗策はな。ヴァーミリオン、手伝え。ティアの子よ」
「Knghitsofdatknessそう、来ましたか。いい意味だ。答えを得たのだ。つまり、兵を一から作れって意味だ。世界が集結してジェラフバルトの首を討つ。ハッハハハハ」
ガンダルディキアの預言と未来。Knghitsofdatknessが誕生する3000年前。こうして、神代最期の世にルヴィア・ヴェスタニエは神託を請けた。
神殿から出て、かう場所はベルガモットの国だ。エイゼンヴェルグとアイゼンガルドと交易を交わしながら自由貿易の小国。世界で2番目の王国だ。ベルガモットが焔と氷の囲まれた北の地の入り口。神と人が繁栄する都市。
「だってよ、Knghitsofdatknessに不可欠な人材が待っている。同じ神の子なら、分かるが、ジェラフバルトは脅威だ。世界最悪の黒魔導士。存在してならない闇だ。」
「私の名にもジェラフバルトは生きている。つまり、片割れ焼きだ。ハッハハハハハ」
ルヴィア・ヴェスタニエの名に冠されている神の血と最悪な黒魔導士。ダーヴァンヴェルグの海を渡れるぐらいには可能だ。嵐の海域を超えて西の地に行く。
「西の地はまだあれている。砂漠にいくつか点在するのはテントトのみさ。西に行くのは、もう飽きた。国がない。そりゃぁ、テゥエルターナー大戦の地だぞ。」
ヴァーミリオンは、北の地に行く方法として西を勧める。西の砂漠には、クムラン教団の預言者たちが洞窟で生活している。砂漠のオアシスの前にザガルグレネードはある。新しい風が吹くこの砂漠で、羊使いとしてキング・エルシアス・ジョージ・ヴェスタニエは生活していた。彼も奇遇にヴェスタニエの名を名乗っている。
キング・エルシアス・ジョージ・ヴェスタニエとウォル・エルヴァン・ド・エルシアスス・ジョージ・ヴェスタニエの兄弟がこの砂漠一帯に放牧とテントを張りながら生活している。そして、後にザガルグレネードこそルーラシア国である。西の地はルーラシアが統一するのは、1000年経ってからである。ルヴィアとヴァーミリオンは、この西の地には戻り北の地に行くのに広大な平原を歩いていた。
広大な平原を歩きながらKnghitsofdatknessについて話すルヴィアとヴァーミリオン。
「Knghitsofdatknessに加入する英雄って顔見が視たいぜ!痺れるぜ!最高にクールで、世界から英雄が集結する機会ってそうはない。ベルガモット国にはどんな居るかねぇ」
世界から英雄が集結するその日に備えてだ。エイゼンヴェルグ国・アイゼンガルド帝国よりも2番目に古い神々の再編と人の都市として貿易に勤しんでいる。
ガルヴェルア・ディア・ヴェルガモットは、ディヴェルア神とクレア神の子。クレア神は、ジュリア神と並ぶ大神の直の系譜。第1世代と2世代との間に生まれた子。人に焔を与えて、文明をもたらしその文明が焔により国が誕生した。ベルガモット国は、北の地の入り口。北の国に行く方法はルヴィアとヴァーミリオンは、海岸に居た。
「ベルガモット国は視えるが、視えない。地平線カァンじらぁ」
「Knghitsofdatknessこれは第一歩だ。ガルヴェルア・ディア・ヴェルガモット卿ってどういう人?焔王ッて聞いたことがある」
「せやな、焔王ッて呼ばれるのは事実だ。あの男は、焔という概念で生きている!」
ガルヴェルア・ディア・ヴェルガモットはプロスアの別名。ベルガモット・アーヴィングの祖。ガウェイン・アーヴィングの先祖に当たり龍の騎士団創設にかかわった神。
ベルガモットの門が視えてきた。北の大陸に繋がる場所。ガウェイン・アーヴィングが生まれる3000年以上前。その父、ベルガモット・アーヴィングの祖ガルヴェルア・ディア・ヴェルガモットが、治めている国に踏み込むルヴィアとヴァーミリオン。
「熱いな」
「熱い。本当に焔の国だわ。チョモランマーッ!はいはい。ヤバイ!ここ生物が息しづらい!ウーハッーウーハッー!はち切れそうだぜ」
「ルヴィア、耐えろ。」
2人がKnghitsofdatknessに向けて動いている頃、大陸の壁の向こう側新世界の頂上に聳え立つ黄金の塔と白い巨塔。世界の管理者が設立以前にこの地を治めている天空神ディヴェルアの血の子孫たちエスタンスがこの地にジェラフバルトと世界の統率を目的に世界の管理者の前身パラディーゾを設立。パラディーゾの9人の冠位の称号を持つ英雄が集まっていた。
Knghitsofdatknessの世界では、世界の管理者で活動しながら各国に駐在となっている9人の祖。エスタンスに仕えている英雄の集まり。
後、ルヴィアとヴァーミリオンにも顔を合わせるジェラフバルト卿とも激突する英雄。
聖ヨハネの子ガイアス・ラスト・リアレスト(ヴァチカン教皇・五賢帝ディゾン・リアレストの兄)
アルガ・アラルガンド国皇帝レオンハート・フォン・ブリュゲルド・アラルダンドⅠ世
天魔斬覇光断剣・徳川武蔵守ミヤモト・コジロー
極北の民ルドルフェド・ヴァーミリオン・ウィンスレット・ヴェスタニエ
パコスツィアの伝道法師モストギュラム・マッシリア・サイドウェイ
ヴォルス・ヴァード・ド・ヴェスタニエ寺院アリステラ・フォン・ルヴォア・ヴェスタニエ
鋼鐵の神砕く金色の獅子心王ロベルト・レヴァンス・ロヴェルラ・スプリングフィールド
アイゼンガルド赤龍の魔セフィリア・アノンレッド・アイゼンガルド・ジェラフバルト
ザガルグレネード遊牧の王キング・エルシアス・ジョージ・ヴェスタニエ
後の世界を揺るがす9人が一同に集結し顔を合わせた。エスタンスが直々にオファーしてスカウトして世界のために戦う英雄の頂点に君臨する9人。
キング・エルシアス・ジョージ・ヴェスタニエは、ザガルグレネード認可の為に砂漠から新世界に渡りエスタンスに認められた。
ルーメン・サルヴィアス・ドウイィストリアムという最大解放の魔力を知るキングは、パラディーゾも欲しかった。セフィリア・アノンレッド・アイゼンガルド・ジェラフバルト。セフィリアもこの場に居るのはこの頃は生きているからだ。事実、セフィリアが生きていた時代というのが、神代の最後である。エスタンスは、広間で全員頭を下げた。
「ジェラフバルト卿が監獄から脱獄したのは予想外であった。そもそもあの監獄を破れる囚人はいないとされてぇいた。ジェラフバルト卿が初だ」
「エスタンス様こそご用心ください。万一、ここに聖域を踏み入れる場合もあります。我々が迎え撃つだけの、それに限る。ロヴェルト卿も意はないか?」
「ねぇーよ。キング。アンタは冷静で正しき聡明知己な方だ。ロベルト・レヴァンス・ロヴェルラ・スプリングフィールドを存じているのだ。キング?ジェラフバルト卿の監獄抜けた先は?」
「星の遺跡だろうね。アフィリア・サーガの魔力か。ルーメン・サルヴィアス・ドウイィストリアムを自分自身に取り組みこの世界宇宙ごと書き換える」
キングはザガルグレネード代表で来ている。キングの父オースレヴィル・エリーファムテルム・ジョージ・ヴェスタニエはクムラン教団の預言者。ザガルグレネードを築き上げたジュリア神の子。ジュリアの末子で、西の荒れている地の楽園を創造する半神半人として生かされていた。オースレヴィル・エリーファムテルム・ジョージ・ヴェスタニエは、軍神の鞭であり、巨神の血も残っているのでテゥエルターナー大戦の戦争経験者。その息子で、王位継承第一位のキング・エルシアス・ジョージ・ヴェスタニエは、この集まりにセフィリアは黙っていた。
セフィリアはこの頃人であった。類いまれなる剣の才で、ガイアスですらその剣の重さは違った。セフィリアは、美しい銀髪の翡翠の眼をして背丈が高く誰よりもその美しさの剣士にエスタンスは、ジェラフバルト卿の脅威に備えての作戦会議中だ。
「俺は仕事なら、いかように受けられるぞ。あんまし、イッた口でもないがね。俺はそこまで話せないから疑惑も疑われるが、俺の腕で脅威を狩る。何かあるか?」
「ないよ。ジェラフバルト卿の実弟と周知の事実さ。兄の首を討つことが決まっている。」
アリステラだ。星の王冠と聖遺物の所有者。ヴォルス・ヴァード・ド・ヴェスタニエ寺院の院長を務めているジュリアの長男。ルヴィアの叔父。星の王冠は、星の遺跡に行く必要なカギであり、エスタンスがアリステラを呼んだのは神代の海域に聳え立つ寺院代表とのこと。
ロヴェルトは酒臭いが、腕前は優秀でフリーランスで戸籍も身分もない。金色の獅子心王の異名を持ち、Knghitsofdatkness世界でゴートの祖。鉄の王冠を持っている人物で、ガンダルディキアの神の聖堂に安置し本人がエスタンスに誘われてボディーガードとして呼ばれている。
モストギュラムは伝道法師。ダーヴァンヴェルグから派遣されてきた魔術師だ。頷きワインを飲み神妙な顔つきでセフィリアを視る。
「英雄様に死相が視えるね。死なないように。アンタは生き返るが、世界最悪な外道に堕ちるな。こいつは、忠告だ。警告な」
「そうなのか?俺は死ぬ。俺が悪に堕ちるか。アホらしいねぇ。俺の腕に期待するな」
セフィリア・アノンレッド・アイゼンガルド・ジェラフバルトの壮絶な人生の始まりと、セフィリア配下の四天王の祖でクラトス・イアン・エターニア・リズルッドの先祖もこの時代には仕えていた。Knghitsofdatkness前にセフィリアには4人の部下がいた。
4人は遊撃奇兵隊。クラトス・イアン・エターニア・リズルッドの先祖に当たる人物で、セフィリアはオーク退治とか悪魔を狩っていた。
人間であった時に過去のセフィリアは誰もが憧れる英雄であった。
話を戻すと、ルヴィアとヴァーミリオンは、焔の火口まで辿り着いた。
北の国に行き、だが、ベルガモット国は騒乱でそうでもない。ヴァーミリオンはベルガモットに着くと近衛兵数人が取り囲む。
「誰だ!」
「名を申せ」
「ヴァーミリオン・ヴァン・フォン・ジャック・トリギメストォリオン・ウォーカー」
「ヴァーミリオン様!これは失礼しました」
「近衛兵が取り囲むってヤベェレベルじゃないのか?」
「騒乱です。では、こちらにて」
ベルガモット国・首都アークスフィレルメンア
アークスフィレルメンアの中央の城。ガルヴェルア・ディア・ヴェルガモットが居城の筈が、王は不在。王がいない間、ヴァーミリオンとルヴィアは城に通された。
「勿論知っているさ。その表情だ!王がいないというのは極北の地にて急務で、あ」
「極北の地に魔族と巨神がジェラフバルトの指示で我々も防衛に必死です」
「ジェラフバルト卿が?」
突然の知らせとベルガモット国に脅威が迫っていた。災禍の渦と根源がこの先にベルガモット国はディヴェルア神で栄えて信仰しているが、極北の地に巨神が蠢く。
ガルヴェルア・ディア・ヴェルガモットは、焔王。聖騎士と騎士団が極北の星に。
ジェラフバルト卿が監獄を抜け出し、極北の巨神と魔族に復活を与えるなど世界に関わる問題だ。何名か帰ってこず連日民と遺族の悲しみが膨れ上がっていた。
風が泣いている。エメフィール・ド・エイボン。あのエイボンは、賽を投げてフードを被りながら巨神が叫んでいる。極北の地現在のアガートラーム国周辺は、テゥエルターナー大戦が起こった場所。エイボンは、初代エイボンの冠位の称号。この男は、巨神族のお目覚めに悲観していた。エイボンが、ディヴェルア神が空の虚空を切り裂いて、ジェラフバルトに鷲掴みした。
「いきなり、来たと思いきや竜神か?龍にこの地を統べる資格はあるか?」
「我の天を我の子ごときに好きにさせるか!」
ヴォアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!と叫びながらディヴェルアの心臓めがけてジェラフバルトの鎌が振り翳す。
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
血が飛び散り、腕を失いながらも黒コートでよろけるディヴェルアの眼にジェラフバルトは書を開く。天空の守護者ディヴェルアをジェラフバルトが息を吸い込む。
「我が神と化す!」
「退け!退け!神の権能奪い、自らが神のつもりか!」
一瞬すべての時間が停止し、時間の逆光推測事象の観測を開始。エイボンがディヴェルアを抱いて、奪われた一部はクレア神の血で再生してディヴェルアが人に戻った。
「こうなる算段か。ディヴェルア神よ、無事で何よりだ。ハッハハハハ」
「勃ち上がり3Pせよぉ!クッハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ゴフッ」
ディヴェルアの傷がいえたところで時間が巻き戻る。エイボンはフード被り姿を消した。
ジェラフバルトは神と化した。極北の地に激突する神と人間の戦争。
テゥエルターナー大戦の再来。極北の地に巨神族数戦と魔族数万。流石にこの状況は危険だ。ガルヴェルア・ディア・ヴェルガモットは、奮闘し焔が消えてはない。
「俺の焔は消えない!ゴフッ」
消えない焔の誇りに闘うが、援軍として来たのが、セフィリアだ。セフィリアの魔剣で神を斬り、ジェラフバルトとの対面もこの時が初だ。
「誰だ?こんな戦争蜂起に仕掛けたのは?」
「我が弟よ、慈悲に感謝を。愛だ!何故に愛と思う?弟でもこの手で殺さなくては」
「世界に従ってもらう。」
長尺の刀を構えて息を整い深呼吸で刀から斬撃がジェラフバルトをかすめた。ジェラフバルトにすら避けられない“虚空の斬撃”英雄セフィリアに続いて、ロヴェルトの鉄の大剣で、薙ぎ払いジャンプからのクラッチロックで相手を堕とさせる巨神の呻きが不穏だ。
「0210210210210210210210」
「ダレダ ヲ モトメタ ネムリ サマセタ」
「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
震えと鳥肌。宇宙創世の大神の親である太古の巨神族。
セフィリアは、その剣を解き放つ。
《承認解放 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄フレア》
ロヴェルト・キング・ガイアスの面々もこの極北に来ていた。巨神に掴まれ、聖騎士が絶頂電撃のアヘ顔で倒れている状況ベルガモットの消えない焔の燈火がレーヴァンテインの力を引き出す。レーヴァンテインは焔神の魂の人格剣。
《神を喰らう巨神を恨み、憎み、たっぷり味わい、喰らえる喜びだ!気持ちいーぜ》
「レーヴァンテイン、持ちこたえられるか?ならば、この神を蹴散らす」
赤い鬣の真紅の眼付きの長いウィッシュのストレートの男性。燃える魂の男の剣を構えて、巨神族と魔族も驚く。
「よく、この状況で立て直せる。実に驚く。焔王よ」
「へっ、民も国も守れねぇ王とは呼べない。」
ベルガモットの覚悟とレーヴァンテインの火力が凍を溶かす。初代王として、その焔が巨神を穿つ。紅き髪の漢の一撃を見たヴァーミリオンとルヴィアは圧巻したが、事実焔の神の遺伝子を継いでいるこの男が建国したベルガモット国。巨神が燃え、魔族も灰と化す。
「さぁ、コイや!俺は焔だ。レーヴァンテインよ、モード限界解除。最大魔力展開。」
焔が全身に伝わってくる。世界を炎に包みこむ、地獄の業火の災禍の焔が極北の地に灰と化す。
「くっ、戦場がこれだから苦手なのだ!いやっ、焔神忘れていた」
「ルヴィアよ、もうキメ時だ。念には念を押すが、コイツ持ってけ」
「ん?なんぞのゴミ?ゴミを押し付けるな」
「ちげぇーやっ、ちげぇー、マスターピースだ。おい」
「大神の授かりものだ。」
ルヴィアの右腕は、ジュリアから受け継がれた純銀製の腕。ヴァーミリオンはフードを被りながらジェラフバルトを追っていた。
(神でも、悪魔でも、世界の災厄。災禍を斬る神の子。救世主を求めているのか、お前らよ)
ヴァーミリオンは、ルヴィアの顔をちらちらと眺めてジェラフバルトはジュリアの子。
回想が最初のテゥエルターナー大戦の時だ。
ジュリア・ティア・クレアの神は、男の神で3時間コースでも切れ味ゲージがクソ悪いのだが、男の神と3宙は乱れ合い宇宙で天と地を創造した。テゥエルターナーは、神の錨という意味。ヴァーミリオンは、こんなしょうもない戦争に参加した神々から生まれた子供。
ヴァーミリオン・ウォーカーは、当時の思い出を話す。
男の神の名は、巨神族でイヴェルス・アンカルーナ。彼はこの星の父。ジュリアと最初に性交しディヴェルアとオースレヴィル・エリーファムテルム・ジョージ・ヴェスタニエ(ジェシカ)が産まれた。空と海だ。アヌンナキは、ニビルから外に飛来した人類の祖だ。この世界が誕生したのも惑星の根源の源を創った宙の神と海の神。キング・エルシアス・ジョージ・ヴェスタニエの父親は、オースレヴィル・エリーファムテルム・ジョージ・ヴェスタニエというのは人間の名だ。海の神で、ティアの父親だ。テゥエルターナー大戦は、繰り返されて、神代の終わりに今、この時代は人が神からの独立を旗揚げる時代である。
9人の冠位の英雄達が国を創り上げる次世代の希望の架け橋となる。
聖ヨハネの子ガイアス・ラスト・リアレスト(ヴァチカン教皇・五賢帝ディゾン・リアレストの兄)ガイアスは後にガンダルディキア初代法皇として世界の平和のあらゆる宗教の王として治める。その妹ディゾン・リアレストは代々ヴァチカンの守護として使命を全うする。
アルガ・アラルガンド国皇帝レオンハート・フォン・ブリュゲルド・アラルダンドⅠ世。アルガ・アラルガンド国はルーラシア国建国後にアーヴァンヘルムの国として西の世界の覇となる。アーヴァンヘルムの先祖にして戦乙女を産む。聖剣に愛された地。
天魔斬覇光断剣・徳川武蔵守ミヤモト・コジロー。ジパングを創り上げる志士。天照に、国譲りしてKnghitsofdatknessの歴史上日本人が初のことである。ジパングの祖であり、天照鬼覇の産みの親。
極北の民ルドルフェド・ヴァーミリオン・ウィンスレット・ヴェスタニエ。ヒメールハイト・ヴェスタニエの親。アガートラーム建国の祖。ヴァン・ヴィンセント・ヴェスタニエの故郷。ヴァン・ヴィンセント・ヴェスタニエの産まれ故郷であり、後に極北全土にわたる氷の大陸の重要な要として多くの英雄と騎士を輩出させることになる。
パコスツィアの伝道法師モストギュラム・マッシリア・サイドウェイ。コパン国初代祭祀長官。風に愛され、龍に愛された、ジャガーを相棒としてケッツァコアトル・テスカトリポカを使役し、伝道師はコパン族の祖。密林一帯に天空に立つ天文と星の文明を築き上げる。
ヴォルス・ヴァード・ド・ヴェスタニエ寺院アリステラ・フォン・ルヴォア・ヴェスタニエ。ヴェスタニエ家の寺院を任せられた星の神アストラの子。太陽神ルメフィア・月の神ルナソロアの兄弟であり、ヴェスタニエ一族を代々守っている星の王冠の王。ダイン・ヴェスタニエが英雄の預言を下し代々当主の名は全てアリステラが決めている。
鋼鐵の神砕く金色の獅子心王ロベルト・レヴァンス・ロヴェルラ・スプリングフィールド。ダーヴァンヴェルグ国の初代王としてダーヴァンヴェルグを統一。海域の権利を取得。海の覇者として、大陸に貢献する。王亡き後、その妻がダーヴァンヴェルグを継ぐ。インデックス・ヒルデガルダの祖。
アイゼンガルド赤龍の魔セフィリア・アノンレッド・アイゼンガルド・ジェラフバルト。Knghitsofdatkness史上最悪の悪の王。かつて英雄であったかつて神であった獣に堕ちて、災禍の王として英雄の敵になる。彼が人間であった時は、英雄であった。
ザガルグレネード遊牧の王キング・エルシアス・ジョージ・ヴェスタニエ。ルーラシア国の建国の祖。Knghitsofdatknessは彼失くして存在しないのと、世界の覇権を手に入れて荒廃していた見捨てられていた西の大陸を統一。あらゆる古今東西の英雄と魔術師が産まれる国として有名となる。オースレヴィル・エリーファムテルム・ジョージ・ヴェスタニエ。キングの父亡き後、キングはウォル共にジャック・ウォーカー・セリーヌの冒険に出る。偉大なる太陽照らす獅子の国ルーラシアとして、ルーラシア・ユウヒ・イルヴェルア・ジュリア・ヒトミと、Knghitsofdatknessの世界で英雄の父として静かに世を去る。
世界最強の英雄の祖が極北の地に集っていた。ルヴィアもヴァーミリオンも思いを募らせていた。ジェラフバルトが神の権能を手に入れ、仮もアイゼンガルド国の皇帝である。
イルヴェルア・ジューヌ・フォン・ジョージ・ヴェスタニエは、ルーラシアの姉であり世界の管理者副社長を兼任し、聖都ガンダルディキアの治める一人として有名となる。キングの娘で、ダイン・ヴェスタニエ奪還のセフィリアが謀反後の世界では最前線の指揮として戦った。
ジェラフバルトのドヤ顔に、ルヴィアの腕が輝く。
「今、ここで討った方がいい?」
「止せよ。まぁ、聴かないっていいのだぜ。はい。さっ」
言葉を詰まらせるように聞こえる。ルヴィアの銀腕をじっと見る。
「ジェラフバルトを確かにここで倒すってのもアリだ。」
ヴァーミリオンの人格剣が人間形態に戻る。
《久々に戻るっていい感じだ!》
《あぁ・・これぇっ・・・フレア?フレアよっ?いやっ、ジュリアの子よ!》
「その声は大神の子か?フレアよ、案ずるな。英雄ではないのだからな」
「おい、マスターピースをセットしろ。俺には向かないが、ジュリアの子のお前ならできると信じる」
いきなり、何を言い出すのだ。しかしだ。状況に左右動じる訳に行かない。ルヴィアも気づいていた。バルムンクとアロンディーンに応えよう。刀身の穴に嵌める。マスターピースは、マテリアルだ。極北の鉱山でヴァーミリオンが盗んできた品物らしくバルムンクにセットするとバルムンクの能力が解放される。人格剣のモデルリソースの魔力と精神が数値化されてルヴィアの眼に映る。
「マジっ、パネェーやっ!」
それもそのはず。星の神と太陽神の間に生まれた子供が人格の元。バルムンクの刀身が蒼いのは、星の力を秘めた理由。
《どうするのだ?アンタはその器か?俺を扱える器ならジュリアの子だ。問題ない。》
《大神の子であるならば、私の聖剣で日を輝ける日の立ち昇る星が生まれる刻にアロンディーンの人格はフィオレンティーナ・フォン・エイゼンヴェルグよ。行けるよ》
さすが。ルヴィアが剣を構える。ヴァーミリオンは、ジェラフバルトの神の部分を剥せば勝てる道はある。今、ここで逃せば脅威が世界を支配する。
「ヴァネ!イシュ・ドゥルア・ヴィ」
誰だ?体感の魔力と精神が増幅してゆく。岩場の上に立ち呼吸して、その魔法はエイボンの魔力だ。まさか、エメフィール・ド・エイボンは戦場でヴァーミリオン・ルヴィアに力を貸した。この魔法は対象者に流れている魔力をオーバーにさせる高める効果がある。
(わが師よ、ヴァネ・アインバッシュ・ローレライ卿よ、卿の魔力使わせてもらうよ。)
エイボンに最初の頃教授させた人物。現在は不明で聡明な美人の青髪と雪肌の女性であったが、エイボンが冠位を与えられたころアイゼンガルドに向かう最中に姿を消す。
「往け、英雄よ、迷えば破れる!ジェラフバルトに叩き込めるチャンスだ!全集中で何事も一つ極めればそれは筋が通る資格あるプロの魂だ!かつて、俺も師に言われた。『非凡な才能ほどステータスの限界を超えられる、天才は努力で最初から認められているが、才能は極めるまで昇華するまでが大事なのだよ。一つさえできれば問題ない。そうだろ、誰にでも最凶になれる。私は魔法だ。そうだな、お前が私を超えられる魔法の根源に行きついたらヴァネ・アインバッシュ・ローレライをくれてやる!それが呼吸だ。呼吸はお前の心臓と繋がっている』」
全くあなたという人間は大事な局面ほどその言葉の重みが伝わってくる。若者を死なせはしない。俺に出来ることは、出来ることはあなたの魔法だ。
「ヴァーミリオン、ルヴィア!全集中しろ!お前たちに魅せる。根源に行きついた魔導士のショータイムだ。ガンガンバフかけるから、気を抜くなよ。」
(ヴァネよ、あんたがもう死んだかもしれないが、死を超えられるその瞬間、俺は魔導士にその名を得た。さてヴァネ・アインバッシュ・ローレライの極めた魔法。フッ)
エイボンは地面に降り立ち、結界を張り有り余る魔力を解放した。エイボンに魔法を教えたアストラとルメフィアの娘ヴァネ・アインバッシュ・ローレライ。魔導元帥。神々が見惚れる美しさで、真紅の魔眼は最高位のバロールに値する虹ランクの魔眼。“”境界の直視量子時間の流れの死、未来過去を魅せる眼“若くして魔導元帥であった彼女は、突然姿を消した。
エイボンはその師の弟子。ヴァネ書を開き深呼吸する。
ヴァネ書の全工程全構成を再起動。
Beschwöre denizen Hilden a diesel Ort. Auftrittgenehmigung hier im Namen von Vane Ainbash Lorelei. Die magische Antwort des entfremdeten Sterns auf die himmlische Kette, die Menschen und Gott in Catastrophe vermined, and die dying Menschheit bedrohen
Die Götter meines Vaters, die großen Götter, die zwölf großen Götter des Olymp, wenn Sie diese Kraft wollen, ist der Same der Quelle der Bedrohung der innere Schüler Emmephil de Avon, des Meisters des Magiers von Vane Einbash Lorelei Versprechen Sie hier und gewähren Sie Vergebung von großer magischer Berechtigung
Die kinder des Sterngottes Astra, des Sohnes des Sonnengottes Lumefia, and driven met der Droning von Jerafbalt und Julias Sohn Geraphbalt. De Avon übernimmt den Willen von Vane Einbash Lorelei und schwört dem Marschall und dem Gott
エイボンも体力を割いて膨大な所の書き換えと詠唱に時間を費やした。ここは戦場だ。
ヴァーミリオンも分解剣を解除。歴代王家の剣として再召喚。
「天星獣断・十六連!」
ジェラフバルトよりも、神速で相手をリーチの距離をゼロ距離に13の剣で斬撃を遺さずに攻撃すると、ジェラフバルトは大鎌で一切通じない。
「その程度か?あぁ、つまらないな、ジュリアの子よ!俺に刃を通じないでは英雄は余に居ない」
《ジェラフバルト様?背後に鎌を。私を回してください。誰か一人お忘れではないかと?》
「っしゃ!全集中バルムンク・アロンディーン甲の型ッ!グレン・オルド・ラーヴァンイン」
ルヴィアの双剣がジェラフバルトの隙をついて刃を届けるが、フレアが反射で爆炎の業火をエイボンの魔法の盾が跳ね返す。
「うがああああっぁああっ!?がああっううっ!?っしゃああっ、どりゃああああああああ」
ルヴィアもフレアもそのリアクションは大幅想定外であった。焔のダメージにさらに永続バフの効果でバルムンクとアロンディーンに神を斬る付加が与えられていた。ルヴィアも、ジェラフバルト袴を振り回す。
「ハンターズ・ウィッチャー・アン・ディ・クロウ」
鎌の振動が血を狩る。ルヴィアの血を狩る獣狩りに狩人がその血の一滴を相手に付加させる鎌の威力に押し切らずにルヴィアの手をバトンタッチし、ヴァーミリオンがその固有の結果内に、ジェラフバルトとフレアが其の雪華の雪にヴァーミリオンの剣が貫く。
「フッ。間に合ったぜ。剣式・
ヴァーミリオンが術式で相手を絶対零度の固有結界に封じて無数の剣が相手の魂を削る魔術。
「ハァ・ハァ・・・・ハァ・・ハァ・ハァ・・・・ハァ・・ハァ・ハァ・・・・ハァ・・ゴフッ、おのれ!おのれ!虫けらの英雄崩れが。ハァ・ハァ・・・・ハァ・・ハァ・ハァ・・・・ハァ・・」
ジェラフバルトは自力で、説き伏せたが、神の権能は剥されその身に重度の凍傷と、ルヴィアの鋼鐵の巨躯化した銀腕がジェラフバルトの頭を割る。
「ぶっ飛んでアセロラアアアッ!ジェラフバルト、テメェの時代が訪れない人の英雄の時代はここからだ!ぶっ、アホがあああああっ!覇王象焔紅蓮閻魔十字銀腕ッ!」
ルヴィアの破壊力がジェラフバルトの頭を割り、大地に衝撃が起こり雪が全て雪崩を起こし極北一帯の氷河が割れた。
「ゴオフッゴオオフッゴオオフッガアアアアアアアアッウ、ッッアアアッ・・・ガアッ」
ジェラフバルトを倒した?ルヴィアも力を使い果たしフラフラによろけていたのをヴァーミリオンが肩を貸す。
「ハァ・ハァ・・・・ハァ・・ハァ・ハァ・・・・ハァ・・ハァ・ハァ・・・・ハァ・・ハァ・ハァ・・・・ハァ・・」
「まだっ、終わらぬ!流石に甘く見ていたか。ジュリアの子だ。まさに神が俺に試練を。そうだ、そうだっ、ジェラフバルトの名をここに。死よ、逆戻れ!」
世界が暗黒に沈み生物が死んでゆく。ジェラフバルトは死の魔導士。あらゆる触れる者であるならばその命を砕くという魔導士だ。神々が其の恐れをなして、抑止を架けていたが、ルヴィアの一撃がその抑止を外した。
ジェラフバルトに集う死の瘴気。最悪の二文字だ。
「人よ、感謝だ!俺は逃げない。いつでも来るがいい。神よ、俺の呪いは消えなかった。ハッハハハハハハハハハハハハ、参るぞ。愛しき我妻フレア」
《御意に。行きましょうか。陛下》
フレアッ!魔女の祖。狩人の女帝。このままであった。三日ぐらい寝込んだルヴィアとヴァーミリオン。エイボンは何も話さなかった。ジェラフバルトの脅威がすぐに世界を襲った。本来一つの世界であったが、もう一つの世界の門が開かれた。
ネルセリウス・エルセリウスだ。ネルセリウスは死者の世界。荒れ失われた切られた異聞の漂白し凍てつき嵐の壁と光の壁。虚数の世界。ジェラフバルトが死の魔力を使って、奇跡もない絶望の世界。エルセリウスは光に英雄が生まれる星の世界。
ルヴィア・ヴェスタニエ
いよいよ、英雄が英雄としての時代。ここにエルセリウスの創世に至る。
エイボンは病室ではタバコを吸わないが、水晶玉の連絡には出ていた。
《連絡通りだぞ。先にも言うが、連絡事項の確認次第だ。ルヴィア・ヴェスタニエは鍛えがいがある。ヴァーミリオン・ウォーカーは、異常ない。連絡してきたのは遅かったぞ。キング》
《悪い。悪い。こちらも立て込んでいてね。エルセリウス・ネルセリウスの件で相当混乱しているようだ。エイボン?ジェラフバルトは世界の脅威だ。遅かれ早かれだと思ったのだが、判断を急いでならない。すまない。連絡は以上》
水晶玉砕け散り、エイボンはタバコをコートに戻し、急ぎの仕事だ。世界最強の9人の英雄が集結した時点で察していた。エスタンス一族がもともとエスタンスが支配権を得たのは、ジュリアの子。大神との間に紅い壁側の大地に世界の中心に聖域を治めるようになったからだ。後の世界の管理者誕生の裏に、エスタンス一族が関係する。
クレアの子武器と戦場の神ヴィネェルール。ジュリアの子ヤンデルガルガとの間にエスタンスの祖オルテミアが産まれる。ジャン・ジャック・ド・オルテミアがこの地に英雄を迎える場を創る。ジャン・ジャック・ド・オルテミアの子供たちがエスタンスである。エイボンは、キング側に就きその後の運命を目を覚ました2人に言う立場がある。
目を覚ましたルヴィアとヴァーミリオン。魔力も回復し、上半身だけ動ける。
「おはよう、世界、おはよう」
「3日半も寝ていた。無理もねぇが、ルヴィア?大事な話の前に君たちに会わせる人がいる」
「入ってもいいかい?」
「えぇ、王よ。英雄が目を覚ましました。」
「キングだ。キング・エルシアス・ジョージ・ヴェスタニエ。ザガルグレネードで遊牧をしているものだ。ジェラフバルトをあそこまで追い込んだこと大義。うむ。ルヴィア?ルヴィア?ヴェスタニエの英雄譚の姫よ。これから大事なことをエイボンが話す。もちろん、ぼくにも関係する。」
キングがその予言をルヴィアに言う。
「待て、おい、王よ、その予言は俺が言う。ルヴィアはエルフと結婚し、出産してその娘がヴェスタニエ家2代目当主のアレイン・オルダ・エルシアス・ヴォン・フォン・ヴェスタニエだ。エルフの族長にしてキングの正妻だ。その息子、ルーラシア・ユウヒ・イルヴェルア・ジュリア・ヒトミがこの世界の希望であることだ。」
「気が動転は分るよ。預言を言い出したのは実のところ師だ。ヴァネ・アインバッシュ・ローレライの未来視は100000%で当たる。あの人はエスタンスの、ジャン・ジャック・ド・オルテミアの誘いを断った唯一の人だ。実に師らしいね。」
エイボンと話して、ルヴィアの様態が1か月ぐらいして魔力と機能回復後にヴァーミリオンと一旦は別れることにした。
「短い期間世話になった。案外楽しかったぞ。」
「こっちこそ、楽しかったわ。ヴァーミリオン」
「ハッ、また再会の時来たらナ、俺はここまでだ。為すべくこともある」
ルヴィア・ヴェスタニエとヴァーミリオン・ウォーカーが再会するのは100年後。星の遺跡でジェラフバルト卿との決戦である。それまでは、ルヴィアは英雄譚とヴァーミリオンは、闇を祓うのに退魔剣のことで、エスタンスに呼ばれていた。
ルヴィアにとって、キングにとって、セフィリアにとって、各々が動き出す世界。
英雄譚の拠点に、ザガルグレネードに行くルヴィア。
「ご苦労をかけるね。ルヴィア?君はヴェスタニエの創始だ。我々ヴェスタニエの血族者の始祖である。ルヴィア、君の背中に寄進が宿っている。いやっ、世界が懸かっている。これは父からの願いだ。」
キングはルヴィアをザガルグレネードの広間に案内して地図を広げた。砂漠に機械仕掛けの古城。小国の建屋みたいな場所にルヴィアを連れてきた目的をキングが話す。
「僕と一緒にエルフの里に同行してもらいたい。エイボンが門を開けたが、入るのは整体認証が必要でね。キミさ。君が持っている剣がデバイスだ。エルフの里はこの世界と異世界の次元隔離に質量では物質的介入は無理だ。ジェラフバルトもセフィリアもそして、ぼくもだ。だが、君なら里に行ける。」
「そんな簡単すぎない?理由がへんよ。おかしい理由だらけよ。私が?」
「聖天八極神が国を建国の称号だ。すでに、他七名は動き出している。」
殺風景な王室で話すキングに、ルヴィアはうなずいた。氷・水・火・光・闇・風の時代をサイクル循環してきて今が光の時代だ。
其の頃、エイボンはエルフの門を開き木陰に凭れてタバコを吸っていた。
《バカ弟子?バカ弟子?島に居た頃と比べて生きているか?ゼハハハハハハハハ》
《誰ですか?師匠か?そのゼハハハハハハハって師匠っすね。》師匠?エイボンはタバコを捨てて、切り返す。
《片腕程度の魔力失ったて私は変わらないよ。エメフィール、強くなったな。私を超えたな。エイボン?私がまだ動けないが、ダークエルフの動向に気を抜かすな。正直、ジェラフバルトの直の13騎士が微妙だ。お前たち、聖天八極神がKnghitsofdatknessに入れば補える。》
《それはそうと、はいはい。保険は賭け合っているよ。師匠。最悪、ここが正念場だ。師匠よ》
エイボンとの連絡が途切れる。不安は的中だ。ネルセリウスの死者の境界線上にアイゼンガルド帝国の帝国兵の数70万余。その頂点に君臨する13騎士。
Knghitsofdatknessと対峙する魔獄拾参鬼神兵Knghitsofdatknessの帝国暦では、完全に消えさった兵であり、ルヴィア達初期のエルセリ宇薄の英雄譚が語られる多くの伝説の基盤になった元ネタみたいなものである。
「そちらにいらっしゃったのですか、陛下」
「君か?今でも体が痛むよ。ルヴィア・ヴェスタニエのアガートラームでの一撃、あれは久々に死を味わえた。生を謳歌できる。神は身勝手すぎる。」
俯きながらもジェラフバルトは黒衣のフードを被りながら女性と話をしていた。アイゼンガルド建国後聖天八極神の位をセフィリアに叙位し、帝國が最大の戦力の恐れをなしたからだ。初代皇帝のジェラフバルトは、Knghitsofdatknessの最大の敵として立ちはだかる。
ジェラフバルトは重たい腰を上げて、帝国兵その頂点に君臨する13の臣下も一同にジェラフバルトに頭を下げる。
「皇帝陛下万歳!皇帝陛下!」
「ハッ、皇帝陛下こそ我らよりも英雄と相まみえたと。」
「皇帝陛下の指揮により、これより世界侵攻の始まりだ!帝国の脅威に畏れろ」
「よい、よいのだ。しかし、なぜ?こちら側に来た?我が弟よ、ん?止めに出も来たのか。外が静けさだったが、俺の眼を見ろ!誤魔化しはなさそうだ。クッ、セフィリアよ!指しなしでの一気討ちを引き受けよう。みな、これは兄弟の正式な申しだ。邪魔するな!邪魔するな!」
「御意」
「御意」
「ジェラフバルト卿の御首で世界は逆に変わる。俺は帝国の人間でもエスタンスの人間ではない。兄上の申し出なら、このセフィリア・アノンレッド・アイゼンガルド・ジェラフバルトが直々に剣を手に取り、皇帝の命をもらい受ける」
セフィリアが刀を構える。全身に水の流れに呼吸を整え、風の如くそして焔を纏い、霞の如く朧に相手の懐に幻影のごとし刀を神速に静けさの刃が、ジェラフバルトの剣が押し返す。
「手合いにおいて不足はないな。なっ!俺も本気だ。魔力を解放し切れた状態で、魔力暴発する!セフィリアッ、我が弟でも手加減は出来ぬ」
「無論だ。兄上。俺の斬撃は誰も見えない。世界では俺の見る世界が兄上の負けです」
「刻門」
「赤門」
「四門」
「十六連・紅蓮閃龍慈」
セフィリアがまだ人間であり、英雄と呼ばれていた時代の剣術の様式はバラバラだが、筋はよく相手の斬撃を霞で視えなくして焔を纏い水の流れで冷静に相手の首を討つ剣の腕であった。
「フッ、これしきよ。死魔幻想」
ジェラフバルトの片腕にセフィリアの心臓を掴み魔力の流れを逆に回転させ、セフィリアの魔力をジェラフバルトは奪った。刀で押し返し、ジェラフバルトが立ち上がる。
「ハァ・ハァ・・・・ハァ・・ハァ・ハァ・・・・ハァ・・」
「勝負あり。皇帝陛下の勝利と判定します」
「うむ。実によかったぞ。これに懲りたら帝国に刃向かうな。我が弟よ」
「ハッ、兄上こそ。兄上こそ。あくまで俺は政府側の英雄だ。いずこ、魔獄拾参鬼神兵と相まみえることになりましょう。兄上、魂の転移練成は成功したのですか?神々や英雄の器を再構築。練成すれば甦る、兄上の実験に神は怒りを買った。そうですよね?」
「そうだな。死者は蘇る。俺がこの腕で蘇らす。お前を死なせたくない。万一、我もお前も死ぬ場合があるならば相互の魂と人格と霊魂は再構築。転生を繰り返し一つの躰となろうよ」
「お言葉ですが、兄上は世界最強の黒魔導士。俺は一介の英雄です。この腕が覚えている限りは触れます、鋼鐵の魔法を兄上が構築し、生み出し、私に授けたのは何の問題が?国を建国することの意味は、人の世。3大魔法を兄上が構築したのは周知の事実ですよ」
「出て行け。去れ。鋼鐵魔法は我のみぞ知る世界。うむ。セフィリアよ、今生の別れだ。盃に口づけを」
「御意。兄上。いやっ、皇帝陛下」
セフィリアとジェラフバルトは盃に口づけしてその後、帝国の動乱がエルセリウス全土を巻き込む。セフィリアは、エスタンスの下で魔獄拾参鬼神兵と応戦。迫りくる兵に、聖地ガンダルディキアに兵を進めた。聖地ガンダルディキアの進軍に対して、ベルガモット・アーヴァンヘルムの加盟が決まり、Knghitsofdatkness発足前にキングとルヴィアは西の地の密林に来ていた。エイボンも待っていたか、の反応であり、森の奥の泉を通り過ぎて術式詠唱を始める。
「予想以上に速い展開だね。王様」
「時間がない。エイボン、始めてくれ。ルヴィアもだ」
「いきなりステーキかよ、知らねぇが、やるしかねぇ」
ルヴィアが腰からバルムンクとアロンディーンを振り、デバイスの人格が動き出した。
《久々の空気だ。ルヴィアよ?俺たち髪の人格リソース接続だ。エルフの里でもダークエルフがジェラフバルトに傘下の同盟だ。サキュバスでも呼ぶのか?》
《ヴァン、そのへんにしておいて。変態ギンギンでもそこの魔術師は信用できるわ。それにしてもジェラフバルトはかつて神であったのは神々の子供である私達も認める。》
「何、ビビってるんだ?私はその・・・あのさー、入ろうぜ」
「無論だ。エイボン、術式構築展開。頼むよ、ベルガモット国とアーヴァンヘルム国が現状魔獄拾参鬼神兵と奮戦。セフィリアとガイアスはガンダルディキア聖堂で陣を構えている」
光の時代。ギリシャ海域の聖地の海洋国家から聖地までのルートは、ジェラフバルトと争っていた。セフィリアも傷だらけに(英雄時代であり、人間としてジェラフバルトの実弟セフィリアは、剣を振り、闇と戦っていた。)
聖堂のヨハネの霊廟で、ガイアスが剣を無双にしていた頃、ガンダルディキアにガブリエルとミカエルが現れた。後の五賢帝に関わるガブリエルとミカエル。光の時代において、天使で大神ジュリア・クレアの神の伝道者だ。ガブリエルの美しさは今と変わっていない。
「なぁ、バイブル?ここであっているのか?」
「ガンダルディキアはここだ。ジェラフバルトは手に負えない。聖堂内のスケルトン・サキュバスは君に任せていいか?聖職者のミイラは後で葬ってあげよう。彼らに魂の救済を。アーメン」
ガブリエルは杖柄の剣を一振りし、聖堂内は焔の煙で燃えて黒煙が立ち上っていた。
セフィリアとこの聖堂内は戦場の火が立ち昇り、刀を握り、フレアが肩を貸す。
《無茶をなさらないでください。》
《しかし、セフィリア様こそほかの方が向かうまで待機して来れば?この傷で動くのはお体に障ります》
「フレアよ、気遣い感謝する。ゴホッ」
聖堂内は炎上。ガンダルディキアの聖地奪還に動いたのが、ダーヴァンヴェルグ・アガートラーム・エイゼンヴェルグの三国だ。ジェラフバルトの進軍に、ガイアスとロヴェルとは奮闘。コジローは陽動作戦に港に箱に隠れていた。
トランシーバーで連絡は取っていた。
《応答せよ。こちらヴァルニア港・・・艦隊が停泊中、と》
《コジロー、指示待て。ステイステイ。ジェイソン・ステイサーム。港の泊まっている艦隊に気付かれるな。コジロー、東洋の獅子王よ。》
《安易なことを言うよな。陽動作戦とか激ヤバヤバよ。味方の国旗の艦隊が来るまで待機ね。聖堂がガチ炎上。ジェラフバルトが聖地を簒奪するのは自ら神格の人理創るのか》
トランシーバーが終わって、コジローは樽の中だ。アガートラーム国の極北の騎士が船に乗って港に着いた。後、アガートラームの祖ヒメールハイト・ヴェスタニエの先祖に当たるルドルフェド・ヴァーミリオン・ウィンスレット・ヴェスタニエが従者を引き連れて聖地に着任。
極北の旗印の艦隊。星の民の末裔。コジローが連絡を樽の中で確認をしながらアガートラーム建国のルドルフェドは聖地に繋がる道を歩む。
「酷い有様だ。見てられない」
「王よ、我々9人でもこの状況は惨すぎます」
「さて。参ろう。聖地奪還の準備を整え。兵はすゝめ。ガイアス殿とセフィリアが聖堂と教主庁にて死守。時間がない。ここから最短で落とす。」
極北の騎士は重装備で港に荷物を下ろしてダーヴァンヴェルグの医療班も到着した。聖ヨハネ修道院騎士団は修道会の聖地の救護として派遣された。
「惨劇のドゥーンにありゃぁ、ねぇーっさ。医療班こっちだ。」
「お初ですか?ダーヴァンヴェルグ総司祭長。医療御専門の騎士修道会ですかね。ガンダルディキアのお近くまで同行しますよ。」
「助かります。ルドルフェド卿」
「魔獄拾参鬼神兵の壮絶な追い上げと奮戦。我々も同意か、と」
「ジェラフバルト卿がここに攻めてくるのは随分と前から聴いていた。それは同じだろ。司祭殿」
聖堂を目指して歩く。ルドルフェドの騎士は栄光の加護が与えられている。ヴェスタニエ家源流の地アガートラームは「神殺し腕」聖堂の門を目指すが、セフィリア・ガイアス・ロヴェルトは魔獄拾参鬼神兵の幹部と激闘。
ウォル・ヴェスタニエ。ウォル・エルシアス・ジョージ・ヴェスタニエはキングの弟。ガンダルディキアの教皇の広間に呼び出しを受けて蝋燭の火が灯され魔獄拾参鬼神兵のリストが届いた。ウォルが教皇に13人の顔写真と名前を告示。現在、ザガルグレネードの兵も聖地奪還に動いているのと。ウォルは兄の代理でここにいるが、聖地の8割侵攻が激化している。教皇は、ヨハネの子ヨハカーン・アブヴゥラル・ゲルスニア(ディゾンⅠ世)は、ウォルの情報の下に大聖堂に居る建国の祖を呼ぶ。聖天八極神の出番だ。多くの神々と英雄を上に君臨し、Knghitsofdatkness発足の時代ではルーラシア・アイゼンガルド・ダーヴァンヴェルグ・エイゼンヴェルグ・アーヴァンヘルム・ジパング・コパン・ベルガモットの王として世界を護る始祖たちが教皇の広間に招集をかけられた。
人の時代になって間もないころ。神は死に絶え聖地ガンダルディキアにおける大規模な侵略は、ガブリエル・ミカエルの想像を絶する地獄であった。
「ウォル、来ていたのかよ。状況は聞くものじゃねぇよ。既に知勝者だけでこっちがフリだ」
「分かっているよ。セフィリア・・・策は講じる。セフィリアとガイアスは裏からのジェラフバルトが居るのは神の霊廟の真ん中だ。裏の地下の墳墓から突入する。魔獄拾参鬼神兵の顔と名前をここで言う。すでに先頭に入っているものも聴いてくれ!」
軍神ウォルの異名はここからだ。教皇ディゾンⅠ世は高齢で眼が視えない。ウォルはコートから手を伸ばし水晶玉が映写機として敵の顔が映り込む。
魔獄拾参鬼神兵
エヴァン・ボーン・マルストィアッゾ
ルミカーナ・ヘップヴィストラム
マダ・マラデカズッチカ
剣死影鬼
セプテンバー・アース
オルマーン・コー
スィヴェリア・ド・ジャック・シャルル
アントリウス・サリエリ
ネロミュエルール・ジャハーン・ペドロ・パスア
ガロッド・ベルフェス
ムイ・シレン・ミゾ
フレア
セフィリア
以上の人物。セフィリアはあのセフィリアではない。ジェラフバルトとフレアとの間に生まれた子だ。正式を以てアイゼンガルドの継承者ではなく、皇帝の子供としてセフィリアと対峙する。全員の顔が認証が完了し、聖天八極神の命を賭けた戦いに、と知らずにキングとルヴィアは森に居た。エルフの里に行き、これからのこともある。キング・エルシアス・ジョージ・ヴェスタニエが、ルーラシア建国の祖となる人物はエルフの眼で未来が決まっている。
ルヴィア・ヴェスタニエの命もだ。ジェラフバルト卿との決戦が星の遺跡。
キングとルヴィアが森の前に佇んでいる。
「スプラッシュ潮吹きって、おもれぇやー、師匠よ!はよ開けてくれ」
「ネタで言っているのじゃねぇぞ。聖地奪還は始まる。どうしても英雄が御旗を掲げる」
エイボンが横から口を滑らせる。キングは頭脳がよく戦場のシュミは一気に脳で置き換えることが出来る。森から門が開く。片腕を失ったヴァネ・アインバッシュ・ローレライが、キングとルヴィアをもう一方の手でひっぱり、エルフの秘境に着いた。エイボンは歩いてきたが、エルフの里は幻想的で美しいだ。ヴァネ・アインバッシュ・ローレライは、噂に聞いていたが、エイボンの言う通り白き肌の雪のような女性だ。
「ゼハハハハハハアアアッ!ローレライの祖はアストラの子だ。星の神の末裔。エメフィール・ド・エイボンの名をくれたのは英雄諸君ワタシだ。」
ヴァネ・アインバッシュ・ローレライが、最速にキングに持ち掛ける。
「ルーラシア国の創世かい?ゼハハハハハハアアアッ、私の魔力も回復してきたところだ。エイボン?ダークエルフの件はもう見えているぞ。」
「セフィリアとフレアとマダ・マラデカズッチカと剣死影鬼は向かってくる。キングとルヴィアがここに来てくれたのが決め手だ。フッ」
魔獄拾参鬼神兵の上級幹部の3名か。ダークエルフの連合軍がここに攻めてくるならば、ヴァネはコートで腕を隠しているが大気中のエーテル濃度の密度を集中させてエルフの里は空気と水が旨い。エイボンもここに来るのは初だ。
「火・水・土・風・鉄・氷・光・闇とサイクルが廻り循環するのが今までだった。時代の循環でも唯一護られていたのが、ここであった」
エルフの族長がクラス宮殿に足を踏み入れる。
キングに興味を持っているヴァネは、静かに顔をのぞかせる。
「ザガルグレネード王は息災か?オースレヴィル・エリーファムテルム・ジョージ・ヴェスタニエは、生きているなら無事かどうかは私が見せてやる。老いぼれたく去った先王かい?」
「父は無事です。父は。今は私と弟が国を率いて先刻聖天八極神の称号を叙位しました。」
「なら、そうか。エイボンが今後とも代々エメフィール一族が貴殿の国に仕える。」
「私はどうしたらいい?私ってジェラフバルトに殺されるって言われんですがぁー?」
「ルヴィア、ルヴィア、ルヴィアよ、そうだな・・・・・ジェラフバルトはその首を討ち取られるのはルーラシアの者。ユウヒ・ヴェスタニエだ」
「死ぬぜ。だが、お前は生き続ける。エルフの王宮だ。ほい」
エルフの王宮 静寂な佇まいだ。凍てつく氷の風とエルフの姿が視える。
「客人の姿は900000年以来だ。長いな。」
「千王達ですからね。神の戦いから生き延びた先王たちが始めてきたって意味だ。キングよ、ダークエルフの進軍と魔獄拾参鬼神兵の覇王制圧軍略貴殿ならどうだ?」
「エルフの里自体歪みはない。川と水。水と川と森。橋か。ゲートは術者が開くシステムと分かった。私とルヴィアで応戦できる。策はこの俺に。」
太陽王キングの策に懸ける。ガンダルディキアからエルフの門に時空間の虚数を開けるためにパコスツィアの伝道法師でモストギュラムが詠唱を唱える。モストギュラムも、ヴァネ・アインバッシュ・ローレライが教えた門下生だ。礼拝堂に集められたセフィリア・ロヴェルト・コジローの3人だ。礼拝堂は煉瓦造りの小さくて洞窟の中に位置している。聖ヨハネの墓システィーナ礼拝堂・サン・ピエトロ大聖堂の墳墓の真正面に礼拝堂がある。
「Aufgrund der großen Götter der Sterne und der Zeit des ersten Königs wurde unsere himmlische Kette gesenkt. Öffne die Tore des Vaters und des Sohnes des Geistes, des Geistes des heiligen Johannes, des Schwertes des Himmels, rette die Lebenden. Julia Claire Tia’s letztere erlaubt das Tor hier. Dank an Johannes, der die bösen Geister der Dämonentruppen von Geraphbalt begraben hat, die der Menschheit schaden. Amen」
モストギュラムの詠唱が終わり、礼拝堂とエルフの門に軸が出来る。対象者が瞬間的に内部に行くには、重力と圧がかかり死んでしまう場合もあるが、セフィリア・ロヴェルト・コジローは準備出来た。後任は、アガートラームが責任を果たす。
「では、門が開いたぞ。魔獄拾参鬼神兵の首を討ち取って来い。」
「御意。必ず生きて帰ってくる。教皇様をお守りいたすのが我らの務め。不在の間はザガルグレネードの者に託す。」
「そうだな、あの軍神が居る限り聖地は落ちない。」
「俺は行くぞ。俺の腕は、どーでもいい。兄上・・・ジェラフバルト卿が集めた騎士だ。世界を相手に輪姦強姦凌辱のオンパレードだ。ジェラフバルト卿は初代皇帝。向かう敵に言うが、セフィリアとフレアもダークエルフの軍勢が押し寄せてくる。俺が居ないともう何発も体はモたない。んじゃっ、行くか」
セフィリアにはジェラフバルトの弟以外に、フレアとの間に生まれた子供セフィリアも居る。自分と変わらない容姿人格に魂の在り方。こうして、礼拝堂からエルフの里まで飛んだ。一方事態はダークエルフの女にも耳が行き届いた。ジェラフバルトと手を組み、聖職者も勇敢な戦士の生者の精液・精気が絞られミイラ取りがミイラになる。聖堂を襲撃するスケルトンの軍団は人間であった彼らだ。ダークエルフの食事に、エルフの国境間近だ。
聖天八極神側と魔獄拾参鬼神兵
双方がこの時代にぶつかり、命を賭けて戦争状態に入るこの1000年間は血の時代である。
帝国暦と人の世に最初の暦として帝国暦が使われ始めた。後、Knghitsofdatknessの時代になってもアイゼンガルドが再び帝国暦を呼び起こす。いやっ、帝国暦が蘇った。
ダークエルフたちの動向では勇猛なる戦士たちがダークエルフの手に堕ちていた。
「じゅるるるるるるるるっ・・・んぶぅ・・いい・・うう・・いいぃ、男ね。でも、この場所に来たの後悔しないとね。」
「あっ・・・いくっ・・イクッ・・・・イイイグッ・・・あ?あぁ・・・気分が」
ダークエルフたちは既にジェラフバルト卿と手を組み向かう戦士たちは全員即死のスケルトン兵の大量生産受注だ。森のキャンプで、焚火をしていたのがヴァーミリオン・ヴァン・フォン・ジャック・トリギメストォリオン・ウォーカーだ。ヴァーミリオンはルヴィアと分かれて以降、ここに来たのは魔剣の依頼だ。ダークエルフに気付かれずにここを立ち去る。
「私達にもちょうだいよ!」
「たくましいの持っているのじゃない!」
「あひっ!?あっ・・んっ・・・おぉぉぉっ!?んっ・・・ううううううっ・・ううううっ・・・っううつぅう!・・・あっ!あっ・・・あひっ・・・!んっ・・・んふっ」
数名のダークエルフが咥えて、釘打ちに跨っての好き放題だ。
「んぶっ・・・んぶっ・・・あっ・・・あぁぁっ・・・ひひっ・・・ヴァーヴァイファ・・・ファングッ!んんんっ・・・いっ・・いやっ・・・あっ・・あぁぁあっっ!?」
一人ヴァーミリオンがフードを被りながら静かに気配を消す。
「あぐぅ・・・ひがうわっ・・・ううううっ・・・らめぇ・・・らめえぇ・・・いくいくいくいくいくううっ・・・ダメダ!もう・・・」
あっという間に男は骨の兵と化した。灰と化す。与えられたのは永劫の兵器のおもちゃだ。ダークエルフとここは工場みたいな契約。戦争が徐々に迫ってきている。ヴァーミリオンは、小型の水晶玉を携帯に使いガブリエルと通話した。
《もしもし?あっ・・てすてす・・・俺。ヴァーミリオン・ヴァン・フォン・ジャック・トリギメストォリオン・ウォーカー。ヴァーミリオンだ。ガブリエルさん》
《聞こえているよ。ウォーカー。そちらの聴くには及ばないがどうかな?君の魔剣に手を貸したわけだが。借りは返させてもらうよ。ウォーカー》
《7000人も男は骨の兵と化した。ダークエルフの魅了と容姿に男は骨の傀儡になる。俺は魔剣で来たのだ。ガブリエル?事態は最悪だ。アイツらは男を種のおもちゃだ。俺はキングとルヴィアに手を回す》
《断末魔はこの世の終わりのインスタグラムの投稿だね。喘ぎ声を遠越に聴くのは痛いね。うむ。ヴァーミリオン君、ダークエルフの数は?》
《万だよ。だから女はあらゆる生命の上位に君臨する。ガブリエル?ダークエルフとオークとゴブリンとスケルトンとサキュバスと魔物軍がガンダルディキア侵攻なら打つ手は一つ。3大魔法ぐらい肝に銘じた方がいい》
《なるほど・・・・わかった》
《この辺で。そろそろ感づかれるのはわかる。》
《ヴァーミリオン、事態はわかった。では無事を》
通話が切れた。水晶玉をコートに戻し忍び足で森から出て荒れ地と沼地を超えてエルフ領土の安全圏まで戻って隠しカメラで引き続き動向を探ったヴァーミリオン。
「んっぐうううううううううううっ!?んっ・・・んごっ!!んぶぶっ!!れろれろっ・・・んじゅっべろおおぉんんっ・・れろろっ!!」
「じゅぶっ、んぶっ、んぶっ、んごごごっ・・・おぶうぅっ!!あぐっ、んふぅ~~~~~っうっ!じゅぶぶぶぶううっ・・・じゅぶぶぶぶううっ・・・!!」
ヴァーミリオンが男はダークエルフの食事でこれは多くのエルフと男の光景だ。そして死んでゆく。最期の記憶。ヴァーミリオンは隠していたカメラを壊す。隠し玉だ。
ウォーカー家の眼は魔眼。未来をスクロールさせて過去にピンポイントで固定させた事象を巻き戻しで時間指定の眼。両目を閉じてエルフと男に固定。これで死んでゆく部分も見られる。
一息ついて安全圏でシートを撒いて枝と葉を用意して組み立てて中に入る。
「さて、続きの時間だ。(あぁ、でも、これで視るのも痛いな。こんなもん魔眼使いたくない。勇敢な戦士には礼を。主に。アーメン)」
十字を切り祈り眼閉じた。
「んぐっ、んぐっんぐぅ・・・っ!じゅぶじゅばっ!!じゅぶじゅばあっ!じゅぶぶっ・・・!!んっ、ふぐっ~~~~ふぐっ・・ああああっ・・・ああっ・・!!じゅるっ・・じゅぶれろれ・・じゅぶじゅぶっじゅぶうっ!!」
「んごぉっ!んごぉおんごぉおっ!!おっ、はひっ、あぁぁああぁぁっっあああっあああっ!!そんなっ、らめぇ、らめぇっ!」
ダークエルフと甲冑来た恐らくは戦地に派遣されたと年若い人間が絶頂し、アヘ顔からのスケルトン兵に工場のライン作業の様にダークエルフは淫靡な光景だ。流石にこうも眼で追ってみていると痛くなる。ヴァーミリオンは眼薬で癒し、また続きを見た。さっきまでも兵士が骨の兵としてガンダルディキアに向かう。
「んっはあぁああっはあっ!!!あっ、ああっ!!んくううぅううんくうっ!!!」
「ああっ、ふぐっ!!中で・・・体がっ・・・ビクンビクンビクンと震えて・・・・ああっ、熱いっ!熱いっ!!」
数人のエルフと年老いた老兵が中に完全に入ってそのピストンと脈打つ大きな衝動が体の内側で起こっている。ヴァーミリオンは結末が分かり、そして目を戻す。
自分が視た光景は記憶された。魔剣を一刻も早く入手修理しなければ猶予がなかった。
多くの兵が死んでいき、淫靡と淫乱で光悦な限り「死」とは「快楽」に直結していた。ヴァーミリオンはキングとルヴィアに向かった。この状況の突破口は、キングしかいない。
エルフの領土に思うことは一つ。ヴァーミリオンは全ての出来事をガブリエルに報告した。
孕んだダークエルフも居る。ハーフエルフだが、その魔力は規定値を超えている。
「俺に出来ることはまだある。キングとルヴィアに会い行く」
二人の場所は近かった。エルフの鍛冶職人が先王の時代に創られた剣が岩場に突き刺さっているがメンテナンスが必要だ。
エルフの王と謁見中に飛び込んできたニュースだ。ニヤっと笑みを浮かべて手を叩くヴァネ。
「そらっ、みたことさっ。うっし。準備だ。ダークエルフとスケルトンと魔獄拾参鬼神兵をぶっ壊す。ゲヘヘヘヘヘヘヘ、ゼハハハハハハアアアッ」
ヴァネは魔導書を開き、自らの魔導書の魔導を使う。血の時代の序章。ルヴィア・ヴェスタニエの後世に語り継がれる英雄譚がここで生まれる。
帝国暦元年 ヴァーン・ファルグアイス
エルフ国領土 キング陣営
「師匠?俺も付き合いますよ。片腕の代わりになりますよ。」
「たわけめぇ、セフィリアとフレアと剣死影鬼とマダ・マラデカズッチカが相手か。顔は知らん。まっ、私の魔法は優に超える。エイボンよ、援軍が望み薄いが、お前も力を貸せ」
「了解だね」
エイボンはヴァーミリオンを引き留めた。エルフ側の陣営が遂に動く。ヴァーミリオンの魔剣が突き刺さっているのは境界線だ。あの岩場は聖域。死を踏む者が姓を請ける者のみ引き抜く剣だ。キングは王宮の一室に机を広げて地図を広げた。魔獄拾参鬼神兵の幹部がこちらに来るのは目当てが魔剣という飲み理解できる。
(向こうも魔剣目当てか。ジェラフバルト卿は奴隷でも性奴隷でも娼婦でも駒にする。ガンダルディキアのガブリエルもミカエルも応戦だ。俺が魔剣を抜けばいいのか?原初の乖離に創られた人格の魔剣。創世の剣か・・・)
タバコを吸いフードを外し、ヴァーミリオンに寄り添うルヴィア。ルヴィアもこれが初の戦争だ。自身の腕は気付いていると思うが、神を打ち砕く銀の腕。ルヴィアの場合、バルムンクとアロンディーンも腰に携わっている。
キングの脳裏にピンとくる。
「マダ・マラデカズッチカはバケモノ相手だ。相手を肉壺に固定。食用植物の感じだ。無数の触手と魔物が“穴”を捕食する。あぁ、そうか。魔獄拾参鬼神兵の第二席。マダ・マラデカズッチカはそういう人間だ。捕食する相手は2週間もこの生き地獄を刻まれる。真っ先にこいつから討つべくか」
キングは蝋燭の火を灯して机に駒を用意する。マダ・マラデカズッチカの能力はリストから完全に覚えた。さて、キングは遂に指揮を執る。そこらへん、ルーラシアの父らしくルーラシアも似たような才能がこのごろからキングにはあった。
「マダ・マラデカズッチカを討つには、バックで串刺しで回り込んで討つ。正面から正常位の状態では相手の思惑通りだ。アナルからバックで相手を止める。これが攻略だ。こちらも多くの者を死なせたくはない。次だ。気を付けるポイントは、相手の出方次第。巨大な固有空間?肉壺が来た其の秒で神速に切り込める速さが重要だ。剣死影鬼は、影だ。影の見分けと刀の呼吸で必ず止まる。構えの最中に全集中で動きを抑えられるなら、ヤツは自分自身の強さを誇示している。コジローとか向いている。影が一瞬止まり、見合いの秒速なら相手追い付けて首を刎ねる。セフィリアはセフィリアに任せる。ジェラフバルトの子供だ。そして実弟からクローンを練成した。ジェラフバルトは魂という物質の命を生み出した。フレアは、俺が。魔女の祖であり、大鎌だ。動きとスピーディーにタイムリーに仕留める。」
よく、淡々と説明が出来て味方の兵の動かし方が優れている。キング・ヴェスタニエの能力はその頭脳と指揮官の行動力だ。エルフの兵をかき集めて出陣の時に、ヴァーミリオン・ルヴィア・セフィリア・コジロー・ロヴェルトがこの王宮に入ってきた。間に合ったという感じだ。
「災禍を斬る。その魔剣!?」
ヴァーミリオンがその剣を抜いたということだ。創世の時代に星が生まれた瞬間に創られた魔剣。ヴァネ・アインバッシュ・ローレライがすかさずその剣を取り上げて高速で解析する。魔剣を解析したのはヴァネだ。迫りくる陣営に、急ぎであった。キングも甲冑に身を包みこの場所から移動してルヴィアは銀腕の包帯を解いた。
「ッ!お待ちください!」
「何事だ?申せ」
「王よ、問題が発生しました。生物が朽ち果てて死に絶えています」
「!?」
森が枯れている。湖も水も枯渇だ。どうなっている?この状況に理解が追い付かない。外の風が寒い。泣いている。黒い風が嘆き悲しみ遠来に照らされるこの里の事象がズレを生じている。
この感覚は前にもそうだが、明らかに神代の人の世ではない。
空気でも分かるが、この事象のずれの原因は恐らくは原初の「神」確かに「神」は途絶えた。でもこの感じからして有り得ないが魔獄拾参鬼神兵の中に「神」が生きている。「神」だ。このような真似を出来るのは死の神だ。冥界に居たはずではないのか?冥府は地獄に支えられている。肉壺とかいう固有結界を扱えるのは「神」まさかと思うがテゥエルターナー大戦で死んだとされてその遺体は大鎌で切り刻まれてタルタロスに喰われたのかと頭によぎる。
しかし「神」だ。異常な神経の寒さと子の黒い風が泣いている。「神」の正体マダ・マラデカズッチカは「神」だ。
ヴァーミリオンには血反吐を吐く空気のまずさだ。セフィリアも微妙に感じていた。ルヴィアは特に感じやすかった。マダ・マラデカズッチカが「神」しかも原初のテゥエルターナー大戦でジュリアたち第3世代の神に殺されていたのだが、いまもなお健在であった。
西の大森林に杖を鳴らす音。不気味なほどの帯状に黒い帯の包帯を巻いて「眼」だ。エルフたちの避難はもう済まされている。
「ヒトも生物もいない。何故だかわかるか?英雄よ」
「ここは拙者にお任せください。キングとセフィリアさんはセフィリアの首を狩ってきてください。ジパング国の未来はこの手に。拙者なら後で追ってきます」
「無粋な真似だ。我に挑むとは。」
マダ・マラデカズッチカ。不気味な帯状に撒いている帯なのか包帯なのか。テゥエルターナー大戦で切り刻まれた傷が痛むのを隠しているのか、コジローにとって神を斬るのは人生で初体験だ。
「拙者は負けられない。拙者は折れぬ刀を手に貴様を討つ」
「ほう。サムライよ、20000000000000000の嘆きと憎しみと怒りを背負えるか?我は肉をもたざる者。神だ。冥府に切り刻まれこの仮初が我。」
畏敬の念だ。死の神は宙の物質上で最初に星の粒子で生命という概念を得た。マダ・マラデカズッチカの外套がオープンとなる。
「天照、出番だ。聖天八極神の名は誇りある名だ!」
《長らく戦わせた相棒ぐらいだ。コジローよっ、最期の最期まで折れるまで友だ》
「ありがたいね。相手は神だ。神を斬る」
《天照鬼覇の開祖。あの壱拾参までお前の剣は磨かれている》
コジローはマダ・マラデカズッチカと戦闘中だ。「神」の恐怖感も背筋から伝わる。
天照を握るコジロー。聖天八極神序列2位のジパング国開祖者。卑弥呼の末裔。源氏の遺志を継ぐ東洋のサムライ。天照と息が合い、コジローは呼吸を整えて天照を振るう。マダは包帯を解き漆黒のベクトルを刀で間合いを詰める。
「天照鬼覇拾の
刀を左右に上空に飛び、納刀状態からの瞬時に八連。マダはその動きを外套で読み取った。空中からの納刀でもバレる。コジローは小太刀を頭上に刺すが、マダには効かない。
「無だ。呪え。喰らえ」
本体の暗い球体が吞込み、コジローは焔を放つ。
「ッ!うううっ!?(間合いが出来ない。影が消えている!?)イグッ」
《訳の分からない。何一つだ。これは?こんなことっ、初めてだ。斬れないというより、概念を砕く。コジロー、キングの言うことを。キングの指示だ。想い出せ!》
「あったりめぇーよっ、でもっ・・・・コイツは違う。俺の眼が暗く霞む」
「虎の威を借る狐だ。隙があって我の手に触れた。見たな。コジロー、サムライよ、視界を簒奪した。」
マダ・マラデカズッチカの杖が大地を揺らす。視界を取り戻したのだ。よく見える。コジローは、手で触角と耳の聴覚で“伝わってくる”刀を地面に刺して神には神を。終の型。到達地点。
原初に還す。人格を神に返上し奉る。コジローは視えぬ目を必死に開けた。
「猿か。無駄なことだ。簒奪した視界は永劫に戻ってこない。それとだ。お前が最期だ。我に跪いてみろ。人間が神に勝てると思うな。原初の終わりに人間は我に負ける」
「Der Grund des Himmels und der Erde wird dir vergeben. Das Gleichgewicht der Welt wird gelöst. Mein Sternenkind im Gefängnis. In Reaktion auf die Zustimmung der acht Millionen Götter der Gründung von Zipangu, alle zukünftigen Sitze, wird die Persönlichkeit des Amaterasu-Gottes zurückgegeben. Miyamoto Kojiros Vertrag Amaterasus Feuer Nachkomme von Himiko, dem Sohn von Zipang Siegfried und dem strahlenden Star der Loyalität. Ein heißes japanisches Samuraischwert tötet wieder einmal Gott. Herzlichen Glückwunsch an diejenigen, die Acme geschnitten haben」
コジローの覚悟と決意。
「ほう、天に返上したか。人格剣の天照大御神を高天原に還したか。今更遅いぞ」
「ッフッ!あの詠唱は単に返したわけじゃない。アマテラス再承認。限定人格解除」
!?神を戻すのではない。「神」を「人」に卸す詠唱だ。コジローの先祖卑弥呼。卑弥呼は火の人間。焔を纏い煉獄の焔の刀を手にして起き上がる。
「不知火・天魔断覇武神閃」
マダの黒い帯状の布を解き、鎖が宙に舞う。黒い細長い剣が無数にもそれが束となって一つの剣として、境界線上の視界を歪ませ空に至るその者の命の線を斬る。コジローを拘束。
「いやっ、俺がここに引き下がらないぜ。お初だっけ?ジークフリートの詠唱さ」
「なに?解せない空気だ。ジークフリートと申したか」
ジークフリートは邪龍ファブニールを打倒した英雄だ。
ジパング・ジークフリート。Knghitsofdatknessの時代ではザイ・ジークフリートの父に当たる人物。そのコジローの父ユーリア・ジークフリートはその輝きの中に、神はその光が嫌いだ。ユーリア・ジークフリートその人物だ。コジローの正体。ジパング国の建国にユーリアありと謳われた本人だ。
マダ・マラデカズッチカが鋭く困惑していた。かつて、神を殺した軍神の末裔。そして、マダ・マラデカズッチカが困惑しているのは軍神が自分の心臓を抜き取り冥府に贈ったからだ。
その本人とは是も一興。
ユーリアは剣を担いでマダを見詰める。
「古き神よ、久々だ。ペインだね。ハッ、高田健志は神だ。高田健志は海を割ってこの地上の救世を願った。おい、俺も軍神の末裔だ。おーっと、ジュリア・クレアの血縁にあたるがね。さっ」
「呪いと死の神だ。たびたび言わせるな。これはもう我も本気だ。ユーリア・ジークフリートよ忌まわしき神の顔だ。」
黙っているが両者一歩も引きさがってない。黒い帯が赤く。本来「神」である金色に輝く帯が鎌と化す。鎌を振り回すマダにユーリアは剣を構えてその溜めていた魔力解放する。
「ジパングで鍛えた神を斬る火拳よ!うらっ」
「見抜き。不足。観測よ。獅子神はお前自信持てる魔力でも1回ぞ」
「おい、おい、おい、神よ!俺が何のために修行していた?」
獅子神炎舞・獅子王不知火・・・・・神を穿つ霊剣。東洋の神道世界の神が暮らす高天原の奉納と神楽の型。ジパング・ジークフリートの血族に後に受け継がれる神の奉納。ユーリアの態度にマダは冷汗を流す。
(軍神の子供たちは戦場を業にしている。軍神の子供たちがまた我を冥府に贈るか)
軍神アルス・アレス・アスティア・エルサ・トゥメイレウスの大神から産れた子供たち。人間であった時代の頃の名前は「セラ」「メリージェヌ」「エンスォケイルデス」「ユーリアス」
「アルケイデス」などと呼ばれていた。マダ・マラデカズッチカの刻まれた記憶と魂が呼び起こしている。軍神を超える「死」「冥府」の神としての「あり方」存在意義の間違いだ。
「ほう」
《申し上げます。我が神よ。ユーリアスはまだ馴染んではないか、と。神の時代は既に終わった。最初の神はテゥエルターナー大戦で消えた。神よ冥府に遺されてきたものを用意出来ました。ユーリアスの首を討ち取るというお考えで、ご決断を》
「最後の結末だ。そろそろ、あっ!神よ!」
マダ・マラデカズッチカの全身像。巨躯の体格に彫り刻まれたその筋肉美。全身白い肌に長髪で真紅の眼。両腕に鎖が巻かれて、その外套は死の神性。3Mを超える巨人で、その者こそクロノスと同じくティタノマキアで神に蹂躙された神。
震えあがる。
マダ・マラデカズッチカの回想が神の終わり。
原初の星。天の神エルセリアと地の神ネルセウスが誕生し俺が産まれた。
俺という概念だ。神においても人間でもそうだが「死」「時」の感覚がなかった。
「時」と「死」の神として俺は意味を得た。
世界に降り立った時に俺は視た。
「んっ・・ああっ・・ああんっ・・・んぅんっ・・もうこんらになっひゃってるぅ・・・感じ過ぎで・・・イッチャいそぉ・・・んぅんっ・・・恥ずかじいわっ・・んっ・・ああぁんっ」
「ちゅうっ・・・んっんっんっんっ・・・んぷっ・・・あっ、ああんっ・・・あんっ・・・んっ・・・くっ・・んぅぅん、ちゅぱじゅぱっ・・・じゅるるるるるるるるっ・・・ちゅぱっちゅっぱぁ」
「あんっ・・あああぁんんっ!?んぅ・・・ちゅぴぴぶぶぶ・・・ちゅぶぶぷぷぷぷ・・んんっ!?んぅ・・・んぅぅ・・れろれろれろれろれろっ・・・もうっ・・・あっづぃ・・あっづぃよ!」
「ちゅううううううっ・・・んんっ!?あんぅ・・・じゅるっ・・・んっ・・・あっ・・・んっ、ちゅっ・・・んんんっ・・・あぁあああっぁっっん・・・・ちゅぶぶぷぷぷぷ・・・ちゅぱっちゅっぱぁ・・・っ!?あぁ・・れろれろれろれろれろおぉおっ」
「もっろ?んぐっんぐっううっんじゅっぷぅうう・・・・んぐっ・・・んぐっ・・・うぐっ・・・ふごづじぃるわぁ・・・ふごずじるぅのおおおっ!?んぶぶぶんじゅぶぶうっ」
「んなっ・・・んあふっ・・・あぴっ・・・あぷぅ・・はぷっはぶうっはぷっ・・・あぷあぷぅ・・・あふっ・・んぶぶぶんじゅぶぶうっ」
人間の時俺は「ザッヴァズレウス」と呼ばれていた。王と王妃と年若い少年と少女の「人」の社会本能をよく見た。俺はその衝動で「死」を国にもたらした。そして星から生物が消えた。俺は再び神に還るとテゥエルターナー大戦が最初の戦いだ。軍神と多くの神々の戦に、神から血が流れてく巨人族も図体がそこら中に転がっていた。
(あの時に見た光景は俺を「死」に引き寄せた。エルセリアとネルセウスとの間に生まれた神だ。最悪な俺は軍神たちと壮絶な戦場の出くわしで俺自身多くの神を殺した)
マダ・マラデカズッチカの回想が終わる。そして目覚めた今、漆黒の大鎌を振るう。
「ザッヴァズレウス?その名前は聞いたことがある。アルゴノーツに居ただろ?覚えてねぇけど、覚えてないなら結構だが、アルゴノーツの名だ。」
「なぜにそれをお前が?よりにもよって軍神に覚えられるとはね。」
「互い様だね。俺はもう保てる分はこの剣に懸ける」
「神との再戦希望を願うかぁ」
ため息をこぼすユーリア。全身に全手中させて、神経と魔力を接続。真・天照に進化解放。獣神化にアクセス。アンサモンプログラムキーを入力。本来である以上神を殺すには神殺しの武器が必要だ。俺が少なくとも軍神アレスの子。クレアの子であるが、ジュリアと腹違いの相手に孕まされた子が、ジークフリート家の始まりだ。ジパング国の前になるが、ユーリア・ジークフリートの血筋は軍神を祖とする第1世代の神々だ。アレスの子供たちが、ジークフリートを産みジークフリート家は東洋で国を拓く。軍神の子供が、マダ・マラデカズッチカと立ち向かう。
「インターネットガイジもトコトコガイジもシャンシャンボーイも、ほう。ユーリア?お前ら軍神とクレアの子に我は負けぬ。永劫の闇纏う影よ、死は鏡の使い手。死んだらつまらないが!無論、お前も1個だけで忠告だが、神は其の光る石を使うのもお前たちは神性と心臓を返上した。ゼハハハハハハアアアッ」
「だぁれがっ、ゲェジだよ。ユーリア・ジークフリートは刀剣乱舞の呼吸だよ。このアホが。つうても、俺も歳だ。ジジイを舐めるな。ジジイをいじめるな。50超えているって俺だけだぞ。そこは老いと戦っているが、シャンシャンシャンシャン・・・・イレンジ最高だ!ねもうす!おい、ゴラァシバくぞ!ワイはばちこい沼だけど、初手龍舞や。そんなに低くないが、お前は何を見ている?マダ・マラデカズッチカの首を討ち取って国に還る」
「クチナシだ。口がないと思え。まったくだが、わけぇ、モンに未来は待っているわけだ。」
ユーリア・ジークフリートは過去を振り返ってみた。
ジュリア・クレア・ティア・エマ・ヒトミ・・・・軍神と多くの子供を産んだ神だ。戦の神と女神は、とっとこハメ太郎で大好きなザーメンをジュリア・クレアは子宮や尻穴に出して注いでと懇願の余りにジークフリートの血にヴェスタニエとウォーカーの血が混じっているのはその御蔭だ。ユーリアは遂にアンサモンプログラムのキーコードを入力する。
♪この世の終わりみたいなインスタグラム投稿♪が耳に響く。ユーリア・ジークフリートが、東洋に流れ着いてジパング建国の前に孤高にも東洋で生きていた時代にこの曲が耳にこびりつく。
「なにか?なにか?覇気があるのか?今更神に贖うのか」
「そのつもりだ。おれはここで決着をつける」
ユーリアの長女アーレンシア次女エルヴィラ長男ガイル次男ティンポもユーリアの帰りを待ちわびている。ユーリアの剣をマダ・マラデカズッチカは大鎌で交わす。
「剣にこもっているな!感情が!我を殺すか?アレスよ」
「こっから先に生かせないよ。イカせるか!キングに誓ったものだ。キングは一番年が若い。序列9位だ。年長者の俺が印籠をくれてやる」
アクセスコードキー
【114511458105390001】
アンサモンプログラムオールシステムクリーン
【***************】
認証完了。契約者ユーリア・ジークフリート承認。
軍神議決会議を開始。ジュリアの子よ、クレアの子よ、軍神の名に誓い此処に議決承認。
マダ・マラデカズッチカはそれには焦る。
(さすがは軍神だな。テゥエルターナーで我ら巨人の神々は光となって消えた。星の産まれる時に神々の戦争は予言した。軍神の御旗が我らの敗北と。だが、持てる力合わせてあと1回。さぞ、力に飢えていた。さぞ、まだ魔力と力が残っている。人間如きが神に勝てると思うなよ。神は人に恩恵を与えない。エササニの我らの母の星をテゥエルターナー大戦は神々が起こした戦だ。まぁ、この状況に踏まえたところでコイツは死ぬ。ジパングの首は皇帝陛下の土産だ。)
ユーリアが真・天照を握って深く深呼吸し、残りの自分が持て余った軍神の神性を神に返上。人間として。ユーリア・ジークフリートとして最期の命を使う。なんとしてもマダ・マラデカズッチカを討ち取るつもりなのだ。
軍神議決開始・英雄拘束青天壱参連
軍神を解放し神には神を滅ぼす最終奥義。
《承認》 ジュリア・クレア・ティア・エマ・ヒトミがその問いに対して応える。
ジュリア「これは根源を目指す生者の戦いである」
クレア「魂は穢れなき、導きのままに自由と慈愛の為に」
エマ「永劫の苦しみよ、乖離せよ」
ヒトミ「栄光の根源よ、栄光を欲するものはその精神を打ち砕け」
ティア「大神の愛と海は宙を制する愛はその奇蹟に与えるのではなく神に愛せよ」
アレス「雷撃と焔追は我が御霊の剣と盾が護る」
アルス「自由を求め、自由を憎み、自由に生きろ」
アスティア「英雄は死なずともに英雄は何度だって立ち上がれる」
エルサ「神々の寵愛と軍神を纏う不死身の神性は鉄血にして鉄壁の誇りがある」
トゥメイレウス「神は人に栄光を与えるが、人は神に栄光を与えない」
アストラ「星よ、光が妬け、その暗闇を光に照らせ」
アルケイデス「神は憎い。故に我の拳と鎖が神を拘束する」
ザッヴァズレウス「テゥエルターナーは神々の戦。巨人を打ち砕くのは新世代の神だ」
《承認認証議決を開始。人の子よ、神にその不死と栄光を返上。承認を認証。実行開始》
ユーリアの血が噴出し、草鞋も血だらけだ。数少ない神性を返しユーリアと一人の人間として、マダ・マラデカズッチカの首を刎ねる。
「ぐううっ・・・っ!?あああああああああっぐ!?いくうううううううううううぐぅ!?っやっううっああ・・・うっ・・・・があっ!?」
死闘の末にマダ・マラデカズッチカの首を討ち果たした。動けぬ体にユーリアは立った状態剣を握って目をつぶった。ジパング国建国の祖ユーリア・ジークフリート死す。帝国暦元年のことであった。魔獄拾参鬼神兵の序列2位を倒したことで、ジークフリート家は命を与えられることになる。ユーリアの死をキングやルヴィアが知るのはこの後であった。
消えゆく寸前ユーリアは己の魂に近いこの刀共に遺した。
(ルヴィアよ、キングにセフィリア若い者がこの先をどうか見過ごしてやってくれ。俺が生きた証ってやつだ。キングよ、ルヴィアにあとは任せた)
ユーリア・ジークフリートの死を乗り越えて、キングとルヴィアは進む。
エルフの沼地の峠を越えた先に、剣死影鬼が沼地に陣地を構えて屍を束ねていた。
「マダ・マラデカズッチカ殿が戦死か。序列2位この相応しい最期であった。であるか?」
「おうっ、キングとルヴィアとセフィリアは奥に行け!俺はここで食い止める。」
ロヴェルトこの男は鉄の王冠を持っていた序列3位の男。ヴァネ・アインバッシュ・ローレライが鍛えた弟子であったが、エスタンスの傍に就いた。
「若い奴が生き延びれば、ソンで充分あだ!うっす」
「威勢がイイな。気に入ったぞ。お主」
「我の屍は影の如き」
ッ!?影からすさまじい一閃をロヴェルトの鉄が防ぐ。鉄を操れる王。神代の人間唯一鉄を与えられた人間。鉄の壁で防御するが、剣死影鬼の鋭く刀を交わし、ロヴェルトの拳と拳が、ぶつかり合い影が沼を覆う。屍の骨の兵東国沼地のオークたちの攻撃をロヴェルトの魔法が暴走する。
「くっ、この野郎が!クソアマッ!?ヴァネの魔法をここでか。師匠直伝俺の鉄と組み合わせたオリジナルヴェルタースオリジナル喰らいやがれ」
鉄王の拷問
鉄王の千串
ロヴェルトは大地を鉄で押し固めた。骨が銅像に剣死影鬼は宙を飛び刀を振るう。ロヴェルトの鉄でも剣死影鬼は刀を持ち換えて呼吸を吸う。
「鬼神・天」
「ッシャアッウ!?」
神速の敏捷に追い付けない。地面から斬撃の衝撃を鉄のガードで押し込めた。
(ヴァネはあの魔術師は俺の国を助言した。俺が鉄の能力を分け与えられたって聞いた。さてここからどう巻き返すかね)
拳に溜めていた魔力を一時解放する。鉄の王冠の与えられている神からの贈り物。王冠は七つ。ロヴェルトの聖天八極神としての活躍はガイアスと双璧だ。ガイアスも剣聖と呼ばれているが、ヴァネ・アインバッシュ・ローレライが鍛えた弟子の一人だ。
鋼鐵の防御だけでは間に合わない。ロヴェルトは息を深く吸い込む。鬼を狩る。喰らう。巨躯の体格が翼を生やし自らを龍化。ヴァネ・アインバッシュ・ローレライが教え込み龍の子ロヴェルトをこうして抑え込んでいた。
「面白いな。龍と申すか。では。龍狩りの剣技見事に果たしてもらおう」
この侍マジで理解速度が光NERO並みだ。龍を斬る剣と来たか魔獄拾参鬼神兵序列4位。龍化した分体力は持久できる。
「天地返し・竜神日巫女神楽」
剣死影鬼は刀を抜いて火を纏いその息を吸い、上空袈裟斬りからの抜刀で足を踏み逆袈裟きりで、気配殺しの上段の屑落としでロヴェルトの上半身を斬った。
「ぐうううううううううううっ!?うううっ!?がああああああああああああ」
全身に痛み走る火の痛み。ロヴェルトは龍を解き人間状態で鉄の棒を握り締めた。
ロヴェルトは痛みながらも鉄を掴む。
「ハァ・ハァ・・・・ハァ・・ハァ・ハァ・・・・ハァ・・ハァ・ハァ・・・・ハァ・・ハァ・ハァ・・・・ハァ・・ばちこい、ばちこいっと、やっていくぅ!」
剣の動きに集中。ロヴェルトの腰から剣を抜いて構える。
「流星剣・承認」
ロヴェルトの剣は星の刻印が刻まれている長剣。追い込まれた状態は知っている。
(ぶっ壊れ上等じゃねぇか!俺がまだ責務を果たさなきゃ燃える煉獄の焔よ!俺が不知火と子の炎舞の計らいでこの屍を焼き尽くせる。ガキが舐めていると潰すぞ!しばくぞぉ、ゴラァ)
ロヴェルトが立ち上がる。聖天八極鉄の王冠の保有者。全身に火の魔力を神経に繋げる。焼き尽くす痛みが心臓を炎でコーティングする。
「焔王・竜神焔不知火」
屍が溶けていく。沼地も焔に耐え切れずに干乾びてゆく。
「お?どういう風の吹き回しだ?拙者の刀でもこの空気に還れないな」
「簡単クッキングだぜ。俺は自在に還れることが赦された上位だ。元は神であったが、堕落で人間界に放り込まれていく年と杉田。大地エーテル濃度少し温度を上げた。俺が焔なら、その剣は切れない」
剣死影鬼は刀を握って焔で陽炎は影が認識できない。
「撃っただろう、俺が責務を果たす。誰も死なせるつもりはない!俺が居る以上、お前らの足を止める。俺の血が焔で熱い以上に俺はこの手で限界の一つや二つを超えて見せるぞ」
「面白い男だ。ここんとこで出会ったモノノフ以上に最高に燃えてきた。」
「では魔力を無に還る妙技に参る。拙者の剣に不可能はない。剣を自在にできてこそ覇者となる。」
「せやな、セイロンティーだ。お前の行動は流石にキングさんの言う通りに外れたが、俺がここに来た以上責務を果たす。俺がお前らを一臂も傷つかせない。おう」
ロヴェルトの焔が大地を吸収する。
剣死影鬼は刀を自在に切り替えて、ロヴェルトの焔の魔力エーテルを抑え込む。
「やれやれ、やれッ!燃える焔が爆炎の剣よ、舞!焔舞焔虎」
このロヴェルトは意を決意して剣を構える。屍を燃やし尽くし、沼地に剣死影鬼とロヴェルトだけだ。体内の焔が心臓をコーティングする。
「燃えてきたぜ!痛みもこれぐらいじゃ、俺は死なねぇよ」
「ほう。では、かくごできたのか?」
「粗末な者ぇ。俺は聖天八極神だ。もう、俺が悲しみを終わらせる。シャウトッ」
ロヴェルトが歩むを止めない。剣死影鬼と遂に迎え撃つ。
ッ!?
「焔虎!不知火王九頭龍塵殺ッ!!!!!!」
エーテルを解き放ち、ロヴェルトの焔の剣が剣死影鬼の視えざる顔を穿つ。素顔が露わに。
髪が長く伸び切って白肌の見た目10代前半の容姿の男。
20連の焔の斬撃で全身に痛みが走る。流石だ。ロヴェルトが得意手とする剣技。焔から水に変性。水の魔力反応に対応した。ロヴェルトの魔力が水に変性。剣死影鬼も不安になる。
「みたな・・かっ・・かお・・・・・はぁ」
「その見た目ジパングの人間か?先に戦死した俺ノダチそっくりだ。コジロー」
「忌みの名を口にするな。」
「ん?いやっ、お前?コジローの親類か?」
「ユーリア・ジークフリートは俺の兄だ。」
明かされる秘密。ユーリア・ジークフリートには弟が居た。弟はその才能をジェラフバルトに買われた。その容姿は美しい侍であったが、名をアリシア・ジークフリート。ユーリア・ジークフリートの実弟。ロヴェルトは悲しい悲愴に胸を撃たれたが、拳を握る。
「楽にさせてやる」
アリシア・ジークフリートが剣死影鬼である。ジェラフバルトに剣を認められた才。
「全手中だ。さて」
「兄上の死ってのは実感が沸く。兄上が風になった」
「せやっ、お前の連鎖俺がぶっ壊す」
ロヴェルトは普通に生きてきた貴族かぶれであるが、その努力と高い盗撮力はエスタンスが認めた才能。悲壮感をここで終わらすという想いがロヴェルトを突き動かす。後、アーヴァンヘルム国建国の祖としてこの男の秘技がアリシアを打ち砕く。
「なぁに、兄上の同じ場所に行けないなら俺はこの手で受け止める」
「絶剣?対象者の命を天秤に計っての計算か?侍として死ぬのか?」
「俺ッ!殺しはしない。さて終わりと行こうか」
一人でこの場を引き受けて眼をつぶる。運と実力だけで今までジェットコースターの人生だ。剣を握り締めて全身エーテル濃度と魔力が大地を包み込む。
「竜神剣・絶天斬」
アリシアの見えない剣が竜の息吹を舞い、竜が昇る刀を握り、その小刻みに大地が返されるその一撃から派生される龍の怒りがロヴェルトを呑み込む。ロヴェルトは、笑って片手にエーテルを凝縮して“奥まで貫き一点に奥を壊す”空間に亀裂が生じる。
「九頭龍塵殺・王斬鬼覇魔呼焔舞ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ロヴェルト最大の奥義。拳に込められた焔を纏い20連の斬撃と、アリシア・ジークフリートは虚に還った。
「ハァ・ハァ・・・・ハァ・・ハァ・ハァ・・・・ハァ・・ハァ・ハァ・・・・ハァ・・ハァ・ハァ・・・・ハァ・・」
拳に力はいらず血がにじみ出る。剣もへし折られた。ロヴェルトはボロイ布を広い身に纏い歩き出した。本来この奥義を授けたのは、ヴァネ・アインバッシュ・ローレライが自身の魔法の精製の途中で焔のコントロール過程で失敗作をロヴェルトに伝授した。
疲れ切った。両腕はもうボロボロで、キングの後を追いかける。
キングとルヴィアと、セフィリアはダークエルフの根城に来ていた。セフィリアは序列1位。キングは9位。ルヴィアはまだ称号もない。
ダークエルフたちはエルフと比べて淫靡で淫乱。
「ババアマンコでもババアケツ穴マンコでもあいつらは何でも喰らう。メスガキメス豚腐れビッチド変態のエルフでもこっちがあーだこーだーと、おいっ!デカマラに比べモノじゃねぇ!!!!!」
エイボンだ。エメフィールの最凶魔術師エイボンが間に合った。
「間に合ったか?」
「そりゃぁ、キング王の王命でしたので至急手配は。」
ダークエルフの拠点のエルフの国から最奥の地密林を超えた祭壇。減縮する太陽の幻と死の神殿。生贄を有するこのダークエルフの本陣。祭壇に待ち受けていたのは、魔獄拾参鬼神兵のセフィリアとフレアだ。
「先に進んでいろ、ここから先は俺だ。キングとルヴィアはこの奥に。」
「任せたよ。」
「あの奥に皇帝陛下の?」
「ダークエルフに隠してもらっていたのか?それともこの地で永久的にその復活を待っていたのか?ジェラフバルトについて移動中だが、聴いてもらいたい」
移動中エイボンは皇帝ジェラフバルトにつてを話す。ジュリアの子として生まれたジェラフバルトは巨神族のハーフだ。クレア神もそれを了承して2柱の神は婚姻した。しかし、悲運にもテゥエルターナー大戦でジェラフバルトは死と戦の大いなる災厄をもたらす神として創造の放銃を落胤。それに怒りを神はその激怒にクレア神の半神を人間界と冥界に分断。権能の一部がこの地天界に赦された。ジェラフバルトは四肢の肢体をジュリアの手により、刻まれ冥府に沈んだ。魂だけを自分自身練成して今の姿でこの世界に君臨している。ダークエルフの祭壇に自分本来の心臓が魔力を蓄積しているのは分っていた。それゆえ、一刻も早く祭壇を超えて心臓破壊が優先である。
「その通りだ。見聞ご苦労。ルヴィア?その通りだ」
「私に何の力が?」
「ジェラフバルトを殺せるのは創造神ジュリアの血を継ぎし者だ。神を殺せるのは真なる神性しかありえないって訳だ」
「それ私?正気か?」
「君の父親は聖天八極神序列7位の星の物見の漢だ。祭壇に走れ!」
「キング!君はルーラシアの祖となる人間。生かして見せるのが私の責務だ」
祭壇までは一直線。巨大なピラミッドの建築様式の建造物。祭壇までは陽が昇る。大蛇の石像と石畳の階段を超えて中に入る。
(祭壇でもこの地に踏み越えたこのダークエルフの霊脈は古の神の落とし物。ジェラフバルトの魂と心臓はこの祭壇で眠っている。転生も練成も自ら行い皇帝陛下は自分を探していた。ここは魔獄拾参鬼神兵の上位の六将軍が彼の地を治めている。六将軍は、ルーヴィリアス。ジュリアの子。ヒトミの子。第一世代の神の子供はあの大戦で敗北。追号。追放された。大捕囚だ。魔女が産まれた。魔女がこの世界で生まれた。龍も同じくこの地で混沌から太陽の炉で誕生した。)
祭壇地下の間
巨大な祭壇の地下の入り口。ドクンドクンドクンドクンドクンと鼓動が聞こえる。ドピュッビュルビュルビュルビュルッと熱い音が聞こえる。
「ネズミが侵入した。邪魔者を始末するぞ。六将軍は太陽の炉を守護天使。はっ」
「御意」
祭壇の心臓の太陽の炉に集まる黒衣の集団。
《Die Sonne wurde geboren und die Dunkelheit des Chaos beherrscht das Chaos. Der König und Ritter der Sonne. Der Altar im himmlischen Tempel geht endlos weiter. Unsere alten Vorfahren, die Himmel und Erde trennten, waren der Riesenkönig und der Gott. Der alte Drache wurde mit dem Blut einer Hexe geboren. In unserer Zeit kehrt die Menschheit am Ende der Erneuerung und des Endes der Welt zum Traum des toten Jägers zurück. Unser Anfang in Tuel TurnerDer weiße Drache sucht in der Nacht nach dem Neffen des Königs. Was ist der Vorfahr der Welt? Der Umriss des Universums Das Universum ist unser Vater und unsere Mutter. Das Herz des Königs schläft auf dem Altar. Sir Geraphbalt ist der Gott des Todes und des Krieges und der Sohn von Julia. Die sind mit Claire gefallen. Die Säule Gottes, die großes Unglück bringt. Dies ist ein Solarofen. Das Zentrum des Universums. Die sieben Planeten der Himmelskörper sind die Grenzen der Luft. Der große Sonnenkönig erwacht mit einem leichten Schwert und einem Speer. Sechs Generäle sind Dämonenmädchen. Ein Drachenkind, das nach dem Blut einer Hexe hungert, geht in der Dunkelheit mit dem hässlichen Licht umher》
祭壇から詠唱が始まる。この詠唱は太陽の王の詠唱。六将軍がこの詠唱を唱え始めて祭壇の底が熱く燃え上がってきた。この地は太陽の炉。
キングとルヴィアの目の前に古の六将軍が立ちはだかる。
魔女の子供であり、クレアの落胤。ヒトミの種の果実也。
「一気に空気が重くなってきた」
「ルヴィア?無茶はするな。その銀の腕能力自分でも理解はしてないか?」
どういうことだ?アガートラームの能力がそこに秘められていた。神を唯一殺せる血筋の力。アガートラームを持つ者は真なる神性の覚醒後に太陽に近付ける。
「クムランの預言の一つだ。僕は父子の代からそれを聞かされていた。アガートラームは変形できる。それは義手に非ず。神が力を発揮させる遺物だ。13の型。デバイスがある。君に感じたことは?ゾーンを覚醒して一気にその神の覇気を魔という腕に集中させてみなさい。アガートラームは13の進化が出来る。君はあのジュリアの子だ。」
ここに来て以降でアガートラームの進化と魔改造が出来る。13のデバイスコードにあらゆる進化・神化・獣神化に適用が可能。ルヴィアの左腕が大剣に変った。
「神剣に変形!?」
ルヴィアのアガートラームに巨大な銀の大剣に変形した。スキル追加に神性と回避と全体攻撃が付与。キングのアドバイスを聞いて、ルヴィアが銀腕を動かす。
「嫌な予感がビンビンと股間に響く。ルヴィア?今まで溜めていたデバイスをインストールだ。アガートラームは神が遺した成長ツール。ジェラフバルト卿が復活を止める最大のチャンスだ。」
「うん・・・うん・・・・わかるよ!わかっているのだが、私だって過酷だと思うなぁ」
ルヴィアが覚えたアガートラームに《神性特攻蒼銀星輝》《神速飛天写廻》を習得。この二つのスロットに装填。ルヴィアのアガートラームは普段は義手だが、攻撃時にこのモードを解放する。祭壇を進み、地下祭壇の階段をのぼり、火が灯された。
「ようこそ、原始の神代の祭壇宇宙内界の心臓に。これよりは我々六将軍がお手合わせします。」
黒衣を着た神官。ここにいるのはキングとルヴィアだけ。
「なるほど。ジェラフバルトの心臓がここに。故に惧れを為した魔女はその種をここにまいた」
「え?キング説明して!」
「言い方を変えよう。ジェラフバルトの神代の子供たちだ。ここは太陽の炉」
「あついし、暖かいし、暗いわね。太陽の炉って・・・・うっ」
ここに来て以降何かを察する。魔力とその覇気の違いだ。ルヴィアのアガートラームが大剣に変形。神官が杖を振り回す。
「名は太陽王の第一の子ネロミュエレイル。我は火。」
火の主神。一気に火の温度が上昇する。
其の頃、セフィリアは祭壇の手前に居た。魔獄拾参鬼神兵のフレアとセフィリアが相手だ。
「ガイアスから受け継いだのは序列1位の称号と剣の腕か。」
「我が父の弟と聞いている。遠慮ない」
「妾も入った方がいいですか?セフィリア様」
「ううん。フレアはイイよ。フレアよ、あえて言うが、本気で参るか」
皇帝陛下の実の弟と息子の対峙に、新月の光が辺りを照らす。
《魔神化を?あれほど危険な能力は身体壊します!》
「限界の一つや、二つも、俺はこの手で剣を振るう。うっ」
セフィリアの刀を上下の刀と長剣のぶつかり合いで、セフィリアは月の斬撃をフレアのモードを解除。アイゼンガルド国の王子としてここに立っている。
「どうでもいいがな、叔父上」
「俺は護らなければな。フレアよ、魔神化の詠唱だ。俺のことは気にするな」
《お覚悟決めたのですね。ですが、体の負担はかえって陛下の思うつぼです》
「魔神化の影響で俺は悪魔にならない。まっ。俺はジェラフバルトの弟だ。片霊状態だ。」
《Die Nacht der Dunkelheit, aber die menschlichen Toten, die im Ofen der Sonne versunken waren Der Vater wird die dreizehn begrenzten Beschränkungen aufheben, die das Blut meines Geistes dem Sohn des Vaters aufleuchten lassen und die Geburt der Dunkelheit wird überwältigend sein》
《Demonstriere das himmlische Unglück des Dämonenlords und die Überlebenden des uralten Drachen, die im großen Blutsonnenofen geboren wurden.》
セフィリアの剣裁きに、フレアの魔力も一時限界認識を超える。フレアの巨大な鎌をセフィリアの剣がピタッと止める。本来以上の魔力を上回る。魔神化はその身を神代の旧神の能力を借受けてもう一方のセフィリアにその刃を届けた。
「っしゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!?あっ・・・・ぐっ・・・・・・!」
セフィリアの刃ですら届かずに、さすが魔獄拾参鬼兵のセフィリアなだけある。二刃一剣の繰り出す剣裁きにセフィリアの魔力を無効にする。セフィリアの方例がジェラフバルトの影響下も夜。しかし、セフィリアの刃を受け交わし太陽の炉に遠ざければ勝利だ。
「太陽の炉を気にしているな、見え見えだ。」
時間もその追っかけでフレアに託す。
《フレアよ、魔女の祖として解放せよ。俺のことが心配だとか貫かすな。兄上の弟だ》
「はっ、はい。御意です」
《太陽の炉は魔女の瘴気。神官共は狂気です。》
「神殿の中枢。炉はそこに。ジェラフバルト卿は長らく炉で心臓の修繕を。」
《アガートラームの娘も、6人相手規模可。》
「俺様はもう。ルートでもキングは油断できない。油断も余裕もない。炉は最下層」
《魔女の多くは暗黒に支配、と。ジェラフバルト卿の御霊の命でしょう。魔女に膝まずくのは正統なる後継者か継承という名の血の契り》
「良きことを知れた。イクがいい。イクがいい。天国でも抜こうぜ。俺はここで兄の子を斬る」
《お気をつけて。私はルヴィアの下に。キングが一人で相手していますので》
「うん」
神殿中枢の暗い日の下でフレアはセフィリアを別れてルヴィアに向かう。キングは神官相手に真紅のコートをなびかせた。普段戦に出ることがなく智の将と呼ばれた羊使いの青年がこうして小国だが、ザガルグレネード国の王である。キングが神官の懐に入るのでなく、キングのアガートラームは「概念」の時間差分を差し引きの復元と破壊だ。キング・エルシアス・ジョージ・ヴェスタニエはルーラシアの父親。ため息を漏らし、コートから煙管を咥えて火の御霊の祭壇まで駆け足で飛び込み祭壇の火の心臓が燃え上がっていた。
「なっ、なるほど・・・・火の能力の根源か」
「・・・・・・・・ああ」
キングの神殿内部の太陽の炉のエーテル濃度の濃縮された魔力濃度も中毒問題視だ。火の路を灯された相手は神霊。神代の聖霊。神官が複数の詠唱。
《飛んでくる!?右!?左!?右!?飛んでくる!?魔力の光弾》
《無粋な真似だ。神霊風情と思えないいやっ、想いたくもない原初の魔女と呼ぶべき存在》
《太陽神と海神の落胤。星の顕現の神々の器。火との自然信仰の零体》
「ッ!」
キングは避けようと身体の混じり、剣を投げ飛ばす。アガートラームで魔力を中和。左腕の負荷で暗い火の灯だけで戦うのは不利。ここは炉の中心。キングは深呼吸してモードを切り替える。
「モードチェンジを赦してくれ。」
モードチェンジはこの後のダインの時代に本格的に導入されるシステムの総称。創造神たち第一世代・第二世代・第三世代の神々の子英雄も含まれるがその血の流れをある種のシステムに置き換えて憑依させる。それがモードチェンジの仕組み。現状、キングがモードを切り替えられる。
《ジュリア神の赦しを。キングに父と子の加護を。星よ生まれる刻にキングの罪を祓え》
「モードをスターダスト・バスター・シューティングに変更許可。擬似人格停止。」
キングの装甲に身に付けていたアガートラームが輝き溜めていた魔力解放で神代の聖霊は固有結界で一切身動きが取れない。
《なっ・・・な・・なっ・・・・・・なんだ》
《火の恩恵もぬくもりも感じない》
《原始的な意味だ。心がそうだな。もう一歩さ》
キングの心臓が早く脈打つ。火の祭壇から炉の魔力を斬る。
「ゆっくり休みなさい。祭壇は地水火風の四方の守護だ。クリスタルか」
「よく、見抜いてるか」
キングはその黒い影を振り払う。火の魔力の下がクリスタルであった。神官は杖を地面に置く。
「火の侵攻のクリスタルが消えた。ジェラフバルトの心臓が其の下だ」
「やむを得ない判断だ。」
キングはそのモードを解いて神殿が酷く感じる。旧時代の神代の神殿は暗く炉の高熱が伝わってくる。次は水ということだ。その頃、ルヴィア・ジーザス・ヴェスタニエは心臓前まで居た。
ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン 心臓の鼓動だ。ジェラフバルトは宙から飛来した神々の闘争に負けてテゥエルターナーのその始まりだ。
「こ、これがジェラフバルト⁉うっ、ジェラフバルト⁉うっ」
「手間をかけさせる連中だ。遅くなりました父上」
「レーティス・ケイオスブルーム」
泥の華。フレアが手際に来たのだが、流石最強の剣士セフィリア。セフィリアの剣は心臓を守る姿勢。ルヴィアはバルムンクとアロンディーンを信じて息を飲む。
「不死殺しの魔剣と聖剣、か。テゥエルターナー大戦の産物の兵器相手に分が悪い」
セフィリアはその黒衣のコートを脱ぐ。ジェラフバルト卿の息子。魔力の差をチェンジさせてもそれはルヴィアにとっても油断はできない。フレアは魔女の祖として知恵を加護する。
「カドゥケウス・イリス」
「トリストギメス・ヘルメス」
「トード・ダイバーン」
「ヘルメス・エンキ」
知恵の加護を最大付与。ルヴィアに最大のバフを盛る。フレアにとっても神に知恵を盛るのは想定外だ。セフィリアの剣が心臓の共鳴し出す。
ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン どぴゅぴゅるるるどぴゅるるるどぴゅるる びゅるびゅるっびゅるびゅる どぴゅぴゅるるるどぴゅるるるどぴゅるる ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン
心臓が急に動き出してジェラフバルトが目覚める。目覚めたときは全裸で長髪の黒髪の青年だ。
「ん?ん?ここは?永い眠りだったようだ。君たち名前は?」
「父上!?父上!?父上!!!わたしはジェラフバルトの息子ですよ」
「セフィリア?生きていたのか?セフィリアは僕の子供だ。僕の弟だ!弟だ」
「ジェラフバルト卿の弟にセフィリアは存在します。そしてあのお方にお間違いなく真のジェラフバルト卿の姿。脳が7つ。心臓が8つ。死の魔術師で永久の死と冥界の加護を与えられたマスター」
絶句だろ。ジェラフバルトはセフィリアの脱いだ黒コートを着て体の調整をする。臭いで分かるのか?ジュリアの子供たちに負けてエンリルの子供たちとアヌンナキの臭いがジェラフバルトも敏感だ。本来の姿というのがジェラフバルトが目を覚まし眠っていた分冥界の魔力を解放する。ルヴィアが剣を構えると、抑えきれない魔力のフルカウンターが始まる。ジェラフバルト卿のそうゾイを超える死の能力にルヴィアが歯を食いしばる。
「ジェラフバルト⁉うっ・・・・おらあああああああああっ!」
「ケイオス・アリュツ・ヴァラード」
重力壁の空間断絶の衝動の磁場変動。魔力が吸い取られてゆく。ジェラフバルトは外に出た。逃さないと、剣を振るルヴィアに重たい一撃の剣戟がセフィリアが放つ。
「四門」
水に撃たれた一撃。ルヴィアのアガートラームが巨象のように膨れ上がり、銀の鋼鐵の拳がジェラフバルトを打ち砕く。
「巨象銀弾・天断」
ぐしゃっりと捻りつぶされたのかと思うが、ジェラフバルトは片腕で跳ね返した。アガートラームでさえこの男に無意味だ。復活した割に眠っていた魔力のまだ9割ほども活かしていない。
(今までに感じたことのない絶望感と苦悩だ。このジェラフバルトをここで倒せない。極めてこの男は死の概念を超えた境地がある。黒魔導士)
畏怖の念がある。ルヴィアもピンチな時に、炉を貫きジェラフバルトに一撃を放った人物こそヴァーミリオン・ウォーカーとガブリエル・バイブル(後の五賢帝の開祖=人間時はガブリエラ・フォン・ルスタリオ)と呼ばれていた人物。
「急で申し訳ない。遅くなって悪い」
「ど・・どういう?」
「話なら戻って言う。来たれ我が友よ」
ガブリエラの白き獣が雷でジェラフバルトから煙のように地上に戻った。ダブリエラは杖をつきながら地上の神殿が崩れ去りダークエルフの一件も落ち着きセフィリアが行方を消した。聖地振興の事件を御重く受け取り聖地ハイウィンドウの一帯はガンダルディキア・ルスタリオ・コーデリアス・エスタンス・アルノス・アルガヴァードの5か国の爵位の領地として治めることが決められた。神聖ガンダルディキア教主庁にヨハネス・パウロ・コーデリアス・ヴァン・ウォーカー・リアレスト(ヨハネⅧ世)の就任で教皇の威光で世界を牛耳る形になった。
望んでいた世界のイメージはかけ離れている。
同年キングはエルフの族長と婚姻。ルヴィアも結婚した。
10年後のことであった。ザガルグレネード国はジャック・ウォーカーの冒険譚で不在。世界は闇に呑み込まれようとしていた。行方不明の一件ジェラフバルトは力を身に付けた。ガンダルディキアが警戒をしてジェラフバルトと聖地側の100年間のエルサレム奪還が始まった。
ルヴィア・ヴェスタニエの長女アレイン・ヴェスタニエが賢者の軍師としてガンダルディキアに来たのは、ルヴィアがジェラフバルトと会ってから50年後のことである。
エルフの里はどことでもかけ離れて次元干渉されにくい。キングがウォルと共にジャック・ウォーカーの友をして数十年も経った頃ルヴィアがひっそりと集落で仏像を彫刻して、十字架を建ててマリア像や彫刻をしていた頃ある人物が来訪する。
エルフの集落
ルヴィアが剣に触れていない期間が長い分。世界の半分の英雄が居ない世界でジャックの伝説は”アイツこそが騎士の王子様“だ。ガンダルディキアは聖地を主権している5か国の連合に与するようで聖天八極神もその傘下だ。アイゼンガルド帝国は皇帝グスタリア・シャトーの暗殺とルスタリオンから血縁に結びコースタリア伯爵のフレンがアイゼンガルドに嫁いだ。
ルヴィアが隠居したのはキングの想定外だ。キングとウォル兄弟がアニータ・スキル損討伐に向かい15年の月日が経ちこの集落気付けば一人で彫刻と仏像を彫っていた。
「おまえか?」
「そのイイ癖何とかしてくれあ。ん?不満か?ルヴィアよ、アレインがザガルグレネードに行ったこと後悔してんか?」
「いやっ、別に。」
(黙々と作業をこなしつつも十字架は手を留まらずに彫りつつ話を聞く)ピタッと地面に置いて水を飲む。
「ザガルグレネードに行く。アレインと会う。ジェラフバルトの闇を祓う」
「恩に切るぜ。ルヴィア」
「ヴァーミリオンこそ、昔と変わってないわね。私がもう一度剣を抜く」
英雄の燈火が消えていた時代にもう一度その燈火が燃え上がる。激動の第二章開幕。
英雄たちが生まれて育ってきたこの時代。オリュンポスの聖域では、ジャック・ウォーカーと呼ばれた青年が息を吹き返し英雄譚が産まれて描かれた時代。
ルヴィア・ヴェスタニエは馬を走らせてザガルグレネードに入国。
「アレイン?アレイン?娘は何処だ?久々に来たぞ」
「母上?」
美しい銀髪の月桂樹の長身の女性で下乳胸ブルマの玉座に座って入る女性こそルヴィアの娘。アレイン・オルダ・エーゼリユシュ・エルシアス・ザガルグレネード・ヴェスタニエである。正当なヴェスタニエ2代目の当主にてルーラシア・ユウヒの母。現在はこのザガルグレネード国の騎士として勤めている。キングとウォルが国を出て数十年。アニータは暗躍。アニータ・スキルソンでさえもジェラフバルトが動かしている。セフィリアの生死は不明。
アレインがザガルグレネード国の代理として玉座から指揮をしている。ルヴィアは再び、剣を手に取り世界の外殻の歪みをキングとウォルの兄弟が国に帰ったのは17年後。ジャック・ウォーカーの冒険譚がこの時代に描かれて作られたのは人々がこの英雄譚を待ち望んでいるからだ。
ザガルグレネード国 王室
キングとウォルが久々に会ってみたが別人のような風格があった。
「17年ぶりに戻ってきた。国に変わりは?」
「アリまくりのアリだ。ザガルグレネードの国境は西の大陸。西の大陸が内乱と戦争の困窮貧窮で大恐慌だ。紙類も植物も果実も香辛料も食糧ですら不足と物価のインフレだ。これでは民は愚か我々も生きられない」
「アレイン、よくわかった。内政は私がやる。外交や戦は兄上に任せよう」
キングは内政。ウォルは外交と戦に捲かされた。アレインはその後キングと婚姻。アニータ・スキルソンの討伐から3年後であった。アレインとの間にルーラシア・ユウヒ・ジュリア・ヒトミが生まれた。アニータ・スキルソンの討伐後にジェラフバルトの暗躍と暗闇の時代。
パスト集落
ザガルグレネード北方に聳える霊峰の山脈の麓の集落。パスト(現アーヴァンヘルム領グガンディアヌ公国)にアレインとキングが遠征の導きにルヴィアも選ばれた。アレインが軍神としてこの時代大きく活躍はする。ヴェスタニエの歴史は戦争の中で繁栄と消費の対となる奇跡の主導者だ。アレインが、軍神としてこの時代の現在のガンダルディキア地帯の聖剣の塔(カーディナル・クラウン)にてジェラフバルトの侵攻会議で世界情勢が一気に傾き、逆光の中で聖賢の塔での会議が重く行われた。
「ジャック・ウォーカー君にはロンバルディア領のガンダルディキア権を行使する。聖地での暮らしをここに許可する。ウォーカー家を神の下に歓迎する。ヴァーミリオン、それでいいんだね?」
「ああっ、ってことさ」
「ヴェスタニエの意見は?」
「ジェラフバルトの行動は眼を配る。最悪、世界意識の宇宙の意識が変化を迎える。戦う相手がAOなら?AIなら?敵は違う。この時代の行く末で会議を議決承認する意味がある。」
アレインだ。アレインはエルフのハーフエルフだが、森の叡智の眼で未来を観測。ここ、カーディナル・クラウンをルーメン・イストリアム・アニムスフィアに接続。
(やれやれ堅苦しいな。政権の使い手よ。アレインの眼を信じる。アニータ・スキルソンの概念=戦場の未来の概念は我々兵器の殲滅。本来害なる悪を討つための最終鬼畜戦争のマニュアル。人類が外の世界の領域外に人理の楔にネガキャンでも何でもありだが、ジャックの言う通りだ。アレインとルヴィアの選択で運命を変える。うむ。うむ。せやかて)
キングは眼をこする。ザガルグレネード国の王であるキングは窶れ顔色が悪いが、未来の叡智の眼は変えられる。戦場の人類悪を討つために守る力があるなら、キングは真紅の鞘を抜く。
キングは西に兵を進める。
ザガルグレネード国 国境 グラスインゴルフィールド
光の時代の最後。闇の時代の始まりを告げるのにこの丘にベルガモットが来ていた。
ベルガモット・アーヴィングは初代のベルガモット国の王。貿易を主力に国力を生産。当時は島国で鍛冶職人輩出第一位のベルガモットでは刀を鋳造受注生産していた。
キングの目の前に布に包まれて鬼箱から取り出した美しい刀。
「沙羅だ。ウチん国の剣は魔を斬る。悪を斬る。人は生きる。ほい」
「君のところか。面白いが、ここで商談はない。ジェラフバルト卿は絶対悪の存在。ルヴィア?君の腕が鈍っていないことを祈る。」
「しゃーねぇ、まっ、いいんだけどな」
ルヴィア・ヴェスタニエの腕は鈍っていない。研ぎ澄まされていた。15年も彫っていた分感覚が伝わってくる。ヴェスタニエ家宗家にして初代ルヴィア・ジーザス・アガートラム・ダイン・ヴェスタニエの出陣だ。本来では、ルヴィア・ヴェスタニエはアレインに当主の権利を譲ったのだが、聖都ガンダルディキアの港町アネブラエ(現マーデル・リンク)で大きな戦禍の渦に海神ポセイドンの嫡子トリトン・海王龍リヴァイアサンの襲撃と防衛戦線に、北國“炎帝”の異名を持つ初代ベルガモットが港に着任。硬い城壁と市街地の帝国の防衛に2カ月が過ぎた。
アネブラエ・ザガルグレネード・ベルガモット陣営
「兄じゃ!兄じゃ!報告です。ジェラフバルトと思わしき人物北壁にて」
「北壁壊滅。至急兵を退けと命が!」
「教皇の命だ。キング?お前の知恵はどうしたもんかい?」
ベルガモット王は炎帝の異名を持つ焔に愛された王様。焔を自在に操り、炎帝本来のオリジナルのスキルレーヴァンテイン・スルト・ニブルヘイムが児童に魔力と攻撃を増す。そして、なによりも死なないという意味ではある意味人の域を超えている。
「キング、意見が聞きたい?」
「約2カ月の硬直と均衡の接戦。ジェラフバルトがこっちの戦力が疲弊してると思ったのか」
(なっ、訳ねぇだろうが。王様よ、いいか?エルフの叡智の眼だ。炎帝には聞こえない。じぇらぐばると京の陣営にセフィリアが居る。おそらく、最大の攻撃と戦力だ。ジェラフバルトは祖の魔術しかない。あれでも300000年も生きてる。魔力がオーバーフローしたらパンクする。キング、私が北壁と城外に行く。まったく、面倒な案件だ。母上も来る。キングはウォルと出陣。アネブラエの陥落は如何にか避けれる。ガンダルディキアは聖域。聖域を闇に呑まれたら世界の権利はあのジェラフバルトだ。)
アレインは銀の甲冑を着こなしてバルムンクとアロンディーンを再度鍛え直して初代るヴォアの剣ダインスレイヴに生まれ変わった。
ダインスレイヴは神と不死を斬る聖なる魔剣。
アレインは崩れ落ちた北壁の瓦礫に立っていた。降り注ぐ血の雨と雨。洪水の水しぶき。水が支配する北壁の城郭に足を延ばすと、フードを被った青年と刃を交わす。
「何者だ!」
「ジェラフバルト卿の実弟ヴェスタニエの闇セフィリアだ!兄と王を止めに来た。甥だ。私は貴殿に手を出さない。」
「あっ・・・がぁ・・・はぁ」
気付いてもないが、後に世界の悪と化す運命のセフィリア。アレインはこの時成人したばかりで状況に置いて把握していないが、セフィリアは気付いた。何世代か後になって自分を倒す者がヴェスタニエから産れる。
アレインが改めてこの区域を進む。
「しっかし、ひでぇや」
「血の臭いが鼻にツンする」
「慣れだ。慣れだ。行くぞ」
キングの弟ウォル。軍神の拳ウォル。この男が居るなら安心だ。まだルーラシアになる前の頃。ルーラシアという国が西大陸統一しヴェスタニエ叙事詩が創られ語られるその遙かなるときの前触れだ。セフィリアは2人居る。ジェラフバルトの弟と息子だ。
時代が流れてサイクルが終わり、英雄譚の1ページが書き綴られる頃だ。アレインとキングの息子ルーラシア・ヴェス屋に絵が生まれた。
幼いルーラシアに代わり、キングが統治してきたザガルグレネードはいよいよ西大陸統一まで進む。いよいよ、ルーラシア統一の寸前キングが姿を消す。
エイボンは影であり、西のはずれの洞窟に耳を澄ませていた。
(ルーラシアの国か。いよいよ、ルヴィア?君の幕引きの時間だ。安心はした方がいい。)
「おいっす!おいっす!セイー、チャンネル回すなよ。ルヴィア?いよいよだ」
「ヴァーミリオンか、どこにいるんだ?」
「ガンダルディキアだ。ほかの蒼天八極神もドドドドドドッドリフの大爆笑だぜ。」
ヴァーミリオンはジャックの父。ウォーカーの祖。ジェラフバルトが侵攻のさなか聖地で集まっていた。ザガルグレネード国が成績に西大陸統一後にルーラシアに開祖するが、認可の最中にジェラフバルト卿の13人の皇帝の軍勢にヴァーミリオンはリンゴをかじりながらこの円卓会議に呼ばれて席に座りながら考えによっては他の国が世界政府に連盟軍に加入し、ルーラシア創世に至る。キング王の時代にルヴィアは死ぬ。
ヴェスタニエ初代の死亡説は囁かれていた。
アレインの子供ルーラシアとミカエルミカエルが3代目のヴェスタニエを継いだ。
ルーラシア国は西大陸一の国として繁栄して、ブラッドの時代まで続いた。現在は白紙化して、人類は未曽有の危機と人類の脅威に立ち向かっている。
長い話が終わった。ととても長い回想であったが、それを踏まえて聴いたダインが静かに息を漏らしコートに袖を通す。KnghitsOfDarknessとして、モニカとモーギュストを討つ。
ダインはバルムンクとアロンディーンに腰に差して打ち直しで初代のモードチェンジを解除できるダーインスレイヴをもって光の神殿に向かう。
現在光の時代 エターナルフォース 光の神殿
セフィリアとその配下の応戦。
モニカとモーギュストはAIによる機械による進撃。人類は機械に負けるのではなく、それ以外にも疫病。死。病気。闇。
今、KnghitsOfDarkness最大にして最期の英雄の終わりの戦いが始まる。
立ち上がれ!ダイン・ヴェスタニエ
「俺の出番か。長い夜明けになりそうだぞ。俺の剣が俺の心が折れるまで戦い続ける」
ダイン・ヴェスタニエの真の最後の戦いが始まる。
光の時代が闇の時代のサイクルに廻る瞬間、ルーラシアの決断も蒼天八極神もこの人類の戦いに、あらゆる英雄の最後の物語が始まる。
To Be continuity
断章 とある国
「7大兵器調達の次第出来ました。主」
「ウォーカーくんご苦労ね。7大兵器の隠しと設計は人類の希望だ。」
「へっ、マスター」
マスターとなる人物とウォーカーの会話だ。まだ聖地になる前の神殿が建っているガンダルディキア地方の丘陵。
3人のエイボンがこの時代にソロモン王に謁見のお目通しがあった。海上民族のフェニキア人のアラム=サラム。ソロモン王の知恵とエイボンがこの時代に7大兵器の説明をしたならこの時代の神殿に埋もれている。
モニカやモーギュストも血眼で兵器破神に夢中なのは、人類に”アレ”は早すぎる。
『寿命』測定後にエーテル還元と魔力測定の規定値を限界時にシャウトして放つのは相手の寿命と引き換えに事象の生命を終わらす意味があるからだ。
モーギュストも魔術師の研究科目と腕がある人物。あの7大兵器は最上級のこの世界で存在してはならない禁じられた救世主の事象概念破神兵器である。
ヴァネはエイボンの家系エメフィールに遺した書に『詠唱』も書いてあった。
『寿命』を終わらす概念事象の魔弾”バスター・クレアバレル”存在を厭わず理において『寿命』という概念と『死』の概念が固定されていない。
・黒き弾丸は真紅の弾丸の焔として相手の軌道の心臓と脳を直撃に相手を撃つ。
エメフィールがこの事実を承知してガンダルディキアの神殿に埋葬した。
最初のテゥエルターナー大戦が起こった際に神々と神々の争いに持ち込まれてジュリア側の勝利となった。敗れ去った神々は血の人類と化す。破れ神は地に落ちた。
エルセリウスとネルセリウスは勝者側のジュリアと敗れ去った破神の神々が創った世界。あとの兵器も説明と入るが、それは追々とする。
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