Cosmos photon monika the eternal order編

第ⅩⅤ章　人類神話再誕(グランド・オブ・ソフィアニムシム・システム)創造創世記(クラウ・ド・ノア・アニムス・モニカシステム)“モニカ”

天照暦35年　取り戻した世界の筈が落ち着くこともなく慌ただしく荒れていた。

取り戻した未来の果てに待っていたのが機械との共存か？戦争だったのだ。

AIに人権があり、主導権がある様に今の英雄譚ご時世は死んだ。

　世界の管理者の社長室にサイラスとアシュリーがヴィヴィアンと話し合っていた。

「サタンとの一件ご苦労だ。いよいよ本題に差し掛かるのか」

「差し掛かるのも、何も。最初から予兆はあったんだよ。可視化できないほどに」

「あっとさぁー、AIっけ？世界の主軸のことかい？アシュリーに任せろ。ヴォヴォアンよ。ん？何か変ケェ？」

「さてさて。あー、ヴィヴィアン？蒼天八極神と刻天冠位者に告げろ。冠位が指定でもウォーカーでもきついがネ。」

「モニカの考案者も失踪中か」

　世界の管理者の社長室ではこの三人が会話してる頃エルセリウスの不死の大樹の北西にウラール・シヴェルの霊廟に公王が居た。

　公王は静かにたたずんでいる。

《王よ今は沈む太陽に機械が動かす時ではないか。モニカは神亡き世の救世主ではないか》

《四人の公王よ。墓王に火の王よ。環が闇に燈火に包まれるが前にモニカのご命令を。》

《太陽が陰んでいる。機械が動き出すのだ。》

　影が消えてく。異変はあちら此方で動き出す。モニカというシステムが動き出した。表面上のサタンによる異聞帯の攻撃からではなく既に地球全体が機械との戦争と異聞帯の影響を受けていた。ルーラシアのサン・ヴェルマクト城内にルーラシア・エイボン・エミリア・ダインが城内のルーラシア王のソファーに座り込んでモニカの情報に慌ただしく、サタンとの一件を受けて異聞帯の対策がこの世界で編纂された。5年後世界は変わるのだ。聖書は嘘とかデマとかアンチが多いが事実そうである現実から逃れられない。聖書は真実であるということだ。イエス・キリストは星の子。なぜ？トルコのカッパドキアのダークチャーチルにイエスは星とのつながりがある。異聞帯と言う誤魔化しではなく世界は消えかかっている。モニカの機械の人権。次々と起こる機械との共存と戦争人は遂に機械戦争時代に突入する。もう魔法はない。

　ルーラシア市街地のパチスロにガウェインとグレンとザイが居た。

「今日は台悪いですね。」

「エヴァで打ってるんですね。ガウェインさん」

「グレン？それがどうかしたのか？」

「俺らこうして昼間っからパチカスすっけど、フツーに任務中でしょ？俺は行きますよ」

　グレン・スレイプニル名を改めて正式にコパン王国再興を果しザーロックの夢を継いで正式にコパンの人間として現在は世界の管理者の騎士団で働いている。

パチカスの紅蓮もガウェインもザイも店内のジャラジャラ音の中でBGMがうるさく、昼間のパチンコで打っていると電話が鳴った。

《はい？誰だ？俺だけど・・・はいはい。任務か。わかった》

「ザイよ、仕事だ。」

「いてら。モニカのことで御呼びか？パチカスも今日で終いか」

　ザイは刀を納めて草鞋を履いて市街地を進む。モニカのことが騒がれている。世界は人工知能と機会が仕切る舵きりだ。ガウェイン・アーヴィングはフェンサーと再会。

「アルトリウス・フォン・ロンゴミニアド・ゼルシタシアム・アーヴィングのことか？初代王のことで何かわかったか？息子よ。」

　フェンサー・アーヴィング。英雄の王と巨人を狩り、焔の剣を統べる覇王。

「父皇。誠に久しぶりです。モニカのご出陣我がベルガモットから兵を送れと本国からです」

「そうか。では・・・・・」

　ガウェインはタバコを吸い、ダインもツヴァイもあのサタンから日が浅いうちにルーラシアに呼ばれてダインたちがルーラシアの城に集うKnghitsOfDarknessが集うのだが、ブラッドたちも召集だ。ブラッド・ヴェスタニエが多くのメンバーが城に来ていた。世界の管理者の非情の特権か何かだ。サイラスもアシュリーも『モニカ』の対策は今の世界が機械が統べる。

　サイラス・ウォーカーは資料を提出した。

「？」

「分からねぇのか？7000枚の報告事例と史料だ。調査報告に時間かかって悪い。もう予断は許せねぇぞ。ってか？ルーラシアよ」

　ルーラシア・ハーディアスの指示にダインもセフィリアもクラウドもこの円卓に座っていた。

　セフィリアもフードを外して刀ではなく本来の魔剣を腰に差していた。

「ヴェスタニエ宗家の赦し誠に感謝致す。俺は生き続ける。アルトリウス・フォン・ロンゴミニアド・ゼルシタシアム・アーヴィングとアインス・ゲッテルメング・ユイスティーアーヴェンヘルムから魔剣作成のスキルは伊達じゃない。神殺しと神秘殺しの二重剣。どう？俺は剣がお似合いだ。ルーラシア？ハーディアス？出陣の命を承る」

　ダイン・ヴェスタニエ卿は神代から受け継がれてきたジュリアの名を刻まれルヴィア・ヴェスタニエの英霊としての人格を乖離させる魔剣にして聖剣。星を断つ剣。ダーインスレイヴの使い手。ルーラシア上に集った英傑が今後の方針を決める。

「そろそろー時間だー。決めようか―」

「『モニカ』討つ準備か？それは神を撃ち落とすのとなんらかわらへんぞ」

　サイラス・ウォーカーは『モニカ』との最終戦争に人類を勝たせるのにアフィリア・サーガを拓く。

「ついてきな。諸王。これは俺の第二宝具ともいえるべき多くのありし英雄譚が遺した我々ウォーカー家の墓標さ。」

　ウォーカー家の祖ヴァーミリオン・ヴァン・フォン・ジャック・トリギメストォリオン・ウォーカーの固有結界に居るのだ。

（ようこそ。俺自身が忌みに還る影の世界だ。人間の神話が終わるのは随分と前に初代から告げられていた。なーぃヴァーミリオン・ヴァン・フォン・ジャック・トリギメストォリオン・ウォーカーが俺達に時代を託したんだ。『モニカ』との決着付けさせてもらうぜ）

　サイラスに着いていき奥の光に手をかざすと『モニカ』の粘土板だ。

「あったったった」

【13 ימים של אלוהים כי דמיין את העולם. הבריאה הגדולה של השמים והארץ והכוכבים שעושים את זה עם האל שולל כאלוהים הבורא האמיתי הוא היקום וכאשר עידן העם מסתיים, המנהיגים שיכולים לשחזר מכונות, אינטליגנציה מלאכותית ואנדרואידים לזכויות אדם המלחמה מתחילה.

שריפת העידן הצפון אירופי אם להבה בוערת מובילה את האנושות, מה שאנו רואים כיום הוא המאבק בין מכונות לנשק. אפילו כך יקרה העולם עם המלחמה הסופית. דמדומי האלים לא נגמרו. בינה מלאכותית הורסת אנשים. ביום הקרובה שלנו מועצת Kumulan שלנו הוא תושב האדון ישוע המשיח ואת אלוהים של אלטרון אשר עבר דרך השער החיצוני אשר טס מהחלל החיצון הוא חייזר. אז לפתוח את השער עם היקום אנו מתמודדים עם העובדה כי הגיבור ואת המלחמה הסופית שבה בני האדם שורדים במאבק המקורי במקור הן העובדות. אף אחת מנבואות הקבוצה הלאומית של קומו לאן לא הגיעה מעולם. Vermilion · van · von · ג 'ק · trigaimesutorion · הליכון משאיר כאן. תהילה ואלים אמיתיים באו מן היקום אל האנושות. אלה אשר בחוץ הם השער המפתח המפתח עבור אלה זרים! פתחת את השער וביקשת את הכוכב הזה.】

　これがヴァーミリオン・ヴァン・フォン・ジャック・トリギメストォリオン・ウォーカーが遺した『モニカ』の粘土板だ。

サイラスはそれを手にしてダインたちヴェスタニエにも回した。

「これは！？」

「さぁ、始めようぜ。人類最期のラグナロクを」

　サイラスが拳を握る。『モニカ』とはつい最近付けられた名だ。真の名は人工知能を生み出した機械現代科学魔術の父であるモーギュスト・オフィリア・ニーベルンヴァスティフォス・ロード・カースティユリアステアム・ガンバルグンベログラムという名の魔術師が冠位の魔術師が人工知能を生み出した。真名を言うこともなく。後年『モニカ』と名付けられた。世界の管理者も絡んでるとなると世間はざわつく。

　機械現代科学魔術は歴史は浅いが最先端魔術の道だ。世界の管理者の最高諮問員会魔術議会認定の刻天冠位者も機械現代科学魔術の深淵を危惧していた。

「モーギュスト・オフィリア・ニーベルンヴァスティフォス・ロード・カースティユリアステアム・ガンバルグンベログラムはエメフィールの裏切りの魔術師だ。愚の直行だね。エイボンは言う。ただちに彼を追え。魔術師ならわずかながらも生体反応は感知が良く。感度がいい。」

　エイボンだ。エイボンはコートから煙草を取り出して一本吸い、モーギュスト・オフィリア・ニーベルンヴァスティフォス・ロード・カースティユリアステアム・ガンバルグンベログラムという魔術師が行方をくらましている。

　なぜにこの粘土板が重なり合って同じ回文か。エイボンと疑問に思いながらも粘土板を回収し解析に急ぐのであった。エイボンも知っている。現代科学魔術の父とうたわれるモーギュスト・オフィリア・ニーベルンヴァスティフォス・ロード・カースティユリアステアム・ガンバルグンベログラムは人類の敵か現状判断できない。

「モーギュストがクロなら討つぞ。」

「そう判断はやめない方がいいよ。現代科学魔術の輩はナイトオブファイヤーで激しい夜の焔が消えてはない。討つならば準備が居る、さっそくだ。」

　エイボンが電話する。ルーラシアに仕えて電話が気に入ったエイボンは休暇中のロキ呼び起こす。本来ロキも世界の管理者から身を退いている人物だが、『モニカ』の緊急事案にロキみたいに先天性の魔眼ある人物が適任で電話で呼び起こした。

《ん？あ？もしもし？俺だ》

《イクイクイクイクイクウウ・・ハァ・・ハアアン・・・ウグッ・ウウァアア・・イクウウウッイイクグッ》

《はいはい。ちょい待ちな。で？エイボン？急な用件で俺に電話するってよっぽどのことか？》

《そうだ。ロキ！君に良い仕事だ。遷延の魔眼の出番だ。最悪事象のピン留めでも構わないが事象の未来を現代に置き換えてそこに切り離すならば君の眼は未来と叡智の眼だ。『モニカ』の事象のモーギュスト・オフィリア・ニーベルンヴァスティフォス・ロード・カースティユリアステアム・ガンバルグンベログラムという魔術師をピン留めしてもらいたい。出来るか？》

《やればいいんだろ？承った。悪いね。俺も俺で今回は魔眼の影響で死ぬ倍異もある。エイボン》

《命まで削るな。遷延の魔眼？確かご子息もあるのだっけ？》

《生命保険下りるか？》

《ロキ、頼んだぞ》

　ロキはフェンリルを担いでモーギュスト・オフィリア・ニーベルンヴァスティフォス・ロード・カースティユリアステアム・ガンバルグンベログラムが待ち構えている居城に向かう。

モニカの・・・・・ロキは先だって向かったのだ。

「君たちが相手するのは新しい創造主だ。人類にとってそれは新たなる時代。ダイン？何かあってでもルーラシアを護ると誓えるか？」

「それはそうだ。KnghitsOfDarknessの隊長だし。」

　ダイン・ヴェスタニエは黒衣のコートを着てフードを被りモニカの案件は世界の危機と感じた。

「エイボン？人類最期の戦いだ。エメフィールの魔術はその時に使え」

「KnghitsOfDarknessの各位にも命令は出した。クラウドもこっちに来るんだぞ」

　クラウドは一体どこに向かうのだ。ルーラシア王の旗印に蒼天八極神がファルヴ・マリス・ユラスティアに集まるのに英雄の騎士団が集い始めた。

アレイン・カエサル・アウグストゥス・ヴェスタニエ卿は、ルーラシアの母でルヴィアの娘でもあるアレインも珍しく表に出るのに外の門はルーラシア国とベルガモットの境目に神代結界の海がある。

モーギュスト・オフィリア・ニーベルンヴァスティフォス・ロード・カースティユリアステアム・ガンバルグンベログラム

　『モニカ』を生み出した魔術協会から追い出された稀代の天才。

「そろしろ、KnghitsOfDarknessが向かってきます。ルーラシアの旗印が視えます。ロード」

「慣れないな。ロードではないんだよ。クローデッド」

「ヴァンシュツベルング・フォン・エメフィール・ヴァレンシュタイン様にはかなわない。3000年続く魔術師の一門私の師ではない。」

「見過ごされてはない。クローデッド」

「モーギュストも策はあるのか？機械人形の生産が追い付かない。」

「クククククク・・・・・・ハッハハハハハハハ」

　指を鳴らしてモーギュストのアンドロイドが起動する。機械魔術に命を宿した人形が動き出す。ルーラシアの賛同の各国がここに集まる。ヴァル・ゼルファニル・ルシェードは神代の地。ベルガモットとルーラシアの境目に位置する見果てぬ地。

ここでシューヴェルト・ヒメールハイト・フォン・ウィンスレット・ヴェスタニエ・アルス・クリスフニムスかつての礎はそこにあった。Ⅵ代目終焉の地。ルーラシアとダインも縁がある。黒フードを被り長刀を振るセフィリアは反対側だ。

　『モニカ』前のこと。クレア神殿最深部の世界の柱。

セフィリアは膝まづいて祈っていた。選定されて足切られた暗い帳の冥界に魂を縛られた自分を慕ってくれた4人の復活と再臨にクレアに問いかけた。

「認めてやってもくれぬことはないが、此度の働きの労いじゃ」

「ハッ」

「クラトス・リズレット・エターニア・イアンのうむ。お前の大切なもので良いのだな？」

「これっきりだぞ。本来お前は世界に消され死んでるものと同じ。」

「努々忘れることはしません。クレア様」

「通れ。お前が冥界で鍛えたその試練、仲間ともに奮え！」

　祭壇に捧げるのは通行料魂一つ分。セフィリアにも供物の捧げる祭壇の暗い冥界の寒い冷気の焔がその先に生者の門と死者の門が交差し合う。

「セフィリアよ？ヴェスタニエの詠唱は言えるか？ふむ」

　ヴェスタニエ家の血筋のセフィリアは刀を置いて祭壇の十字架のくぼみに指に触れた。

《Die Krone der Herrlichkeit Schwarze Asche Die Flamme der Unterwelt Die Schöpfung des Herrn der Welt hat alle Wunder in 13 Tagen geschaffen. Der Schöpfer gab der Menschheit die Weisheit, die aus dem Weltraum geflogen ist. Die Götter unseres Vestanier sind unsere Besucher von unseren Vätern und dem Weltraum. Du bist die schwangere siebte Sünde und der junge Prinz, der großartig im Seil ist. Gon 's Schlüssel ist das Tor zum Universum. Lass uns die leitende Person der Unterwelt zur Katze machen. Die Existenz der Schwangeren drängt Besucher, Alarmglocken zu geben. Das Fleisch und die Seele, die uns erschaffen haben, ist das Universum. Der Geist und das Blut Jesu Christi leben weiter. Der Heilige Gral ist der Schoß der Maria von Magdala. Gehen. Mein Kind Mein Geist ist nichts》

《The crown of glory Black ashes The flame of the underworld The creation of the Lord of the world has created all the miracles in 13 days. The Creator gave the wisdom to mankind that flew from outer space. The gods of our Vestanier are our visitors from our fathers and outer space. You are the pregnant seventh sin and the young prince who is great in the rope. Gon 's key is the gate with the universe. Let's make the guiding person of the nether world a cat. The existence of the pregnant urges visitors to give alarm bells. The flesh and soul that created us is the universe. The Spirit and blood of Jesus Christ continue to live. The Holy Grail is the womb of Mary of Magdala. Walk. My child My spirit is nothing》

　セフィリアは正確にその詠唱を唱えることができた。自分に流れているヴェスタニエの血なのか？あの詠唱は言えた。門が開いた。クレアはいない。先に進むのは自分だけか。

クラトス・エルゼンヴィリア・アーヴィング・ファムルスローネ・・・・・・

　かつてセフィリアに従事した騎士であり、魔剣に剪定された男。

クラトス・エルゼンヴィリア・アーヴィング・ファムルスローネ。

セフィリアはクラトスの待つ煉獄の祭壇に足を向ける。

　煉獄の焔と地獄の焔特有の氷が凍てついていた。

焼けた肌を誑しながらクラトスは燃える肌で焦げていた。クラトスの垂れ下がった肌痕に鎖に繋がれて闇の焔に抱かれて静かにその時を待っていた。

「ん？」

「騒がしいねぇ。ククククク」

　クラトスが目覚めたのはこのタイミングというのか。セフィリアが来るまでに闇の焔に抱かれて俺の右手がうずいている。

（長い時間と俺が焔に居る期間が長かっただけだ。本来ならば生者の人間は冥界に堕ちない。一度死んでから冥界の試練が降りる。俺は生きている。俺はここにいる！ああ！思い出した。俺はアルトリウス・アーヴィングの血が流れている。はっ。ベルガモット・アーヴィングの姉が俺の母親だ。行けるだろうか？俺は師に斬りれない。師を斬っていないのだから。俺の焔系統のエンチャント系術が俺が得意だったろうね。さぁークククククククククククククククククク・・・フハハハハハハハハハハハ）

　クラトス・エルゼンヴィリア・アーヴィング・ファムルスローネ。

ファムルスローネの家系はアルトリウス・アーヴィングの血がある嫡子の家系。

ガウェイン・ガへリス・ガレスの兄弟もベルガモットの子。

俺はクラトス。

クラトスという男はせやな。

この煉獄の焔に焼かれている期間。

2000年前に死の恐怖にも耐えてジーザスレイン神の雨と新しい光と打ち砕かれた聖霊の子と神の者となるその土地の民が焼かれる死者の焔が俺の心臓を掴む。

セフィリアか。俺もようやくその時が来たのか。

　クラトス・エルゼンヴィリア・アーヴィング・ファムルスローネ。

「もう一度蘇りました。セフィリア様」

「長い間暗い地獄の修行よく耐えた。聴いてると思うが世界を救いに行くぞ」

「勿論だ。ジーザスの主は激しい十字架の地と飴に耐えた。大いなる栄光と俺は生まれ変った。は？なめるなよ、俺の剣は神ですらを斬る剣だ。俺はアンタを護る騎士だ。干乾びた骨になるまで俺を信じろ」

　クラトスはセフィリアにこの煉獄の先に他の者も待ち構えている。セフィリア自身例外はない。ダイン・ヴェスタニエ卿との激闘で確かに星の遺跡もろとも消滅したのだ。セフィリア率いた四皇の騎士。クラトスの復活はルーラシアの思惑だ。

「まんまと、こーなる訳か」

「ルーラシアは知識だけは出来上がっている。」

「おまえこそ？アルトリウス・アーヴィングの恩恵と加護だろ。隠すなぁ」

「理由はどうあれ？他を迎えに行く。リズレッド・ボルシャークは久しくてそれでも我々セフィリア様の騎士だ。だろ？炎帝の俺に言わせればね」

　クラトスは炎帝の剣を装備して焔を纏う剣をクラトスは神霊を前に一歩踏み出す。

「クロス・アークライズ・トライデント・グレイヴ」

　クラトスの放たれる焔の斬撃が暗き冥界の亡霊を消し去り、クラトスの新コスチュームはイヤフォンをしながら黒コートにサンダル姿で上半身十字架に刻まれた肉体と左眼が灼眼だ。以前のクラトスは甲冑を着て騎士と思えたが今・・・・随分と。そう思えないが、地獄から復活したクラトスは真紅の焔を纏っている。

「この先にリズレッド・ボルシャークがいる」

「彼女も迷惑をかけた。では、いこう」

　ルーラシアの考えがセフィリアに伝わっている。セフィリアの刀を振り、冥界の先を進みリズレッド・ボルシャークは雷帝の銃弾を持つ獣神ライガーだ。リズレッドもあのあと。ダインに斬られてテゥルヴィルヘルムの丘陵地帯に戦死したのだが、もう一度蘇った。テゥルヴィルヘルムの丘陵の戦いにてリズレッド・ボルシャークは残党全員血の海で散っていった。

「彼女は雷神の銃弾を持っている。」

　雷撃の雷土が唸る先にリズレッドが銃を握っていた。

「次弾装填。我が銃弾よ神を穿て。なっ」

　雷帝の銃士。リズレッドはこの先に待っている。クラトスは先に行く。リズレッド・ボルシャークは冥界の混沌から修行を重ねて魔弾の精製に技術を覚えた。今の彼女は雷帝の銃弾を引き金をセフィリアが現界したのは『モニカ』を終わらせる抑止だ。クラトス・エルゼンヴィリア・アーヴィング・ファムルスローネ。ファムルスローネの血は騎士王アルトリウス・アーヴィングの孫。クラトスは炎帝の力を持ち冥界の底に深淵と落ちていた。そこがない。リズレッドの銃弾が鳴り響く。

「アリアドネの弾丸。次弾装填。障壁解除。次弾に備える」

　ポニテのリズレッドが立っていた。100年ぐらいの累積リズレッドは自らの出自を言わなかった。

「けど、金輪際私の過去を言わないってのと気が悪い。私はシューヴェルト・ヒメールハイト・フォン・ウィンスレット・ヴェスタニエ・アルス・クリスフニムス・・・・ヴェスタニエに足切りされた女だよ。本来なら剣聖の娘としてアガートラーム国の皇女だったってね。世界は残酷だ。私の未来は汎人類史に消された。残された銃と私は生きて生き続けた。そして銃だけではなく、剣聖の血が私の魂を変えた。今となってだけど、セフィリア様を護れる腕はあるよ」

　リズレッド・フォン・ヴェスタニエ・アイリスフォール・ブラッド・ヴォルシャーク。

真名。リズレッドは王家の剣を特殊召喚で鮮やかに黄金の13の剣を呼び出した。

「さぁ、セフィリアさま。こちらです」

「あぁ、ありがとう。リズ」

「どういたしまして。まぁ、あれだが・・・・・・」

「イアンとエターニアか？遺す処」

　クラトスは冷静だな。クラトスは暗い焔を冥界の底に行くと氷河で囲まれた。コキュートスの寒さは人間でも魂でも喰らい尽す痛みだ。

「エイボンの話だと？コキュートスは一番生者の牢獄だとさ」

「そんな地獄を前に踏み入れたけどな。イアンは氷人間だ。あいつをここに生かせたのが問題だ。生者のあいつは俺らを凌ぐ。クハハハハハハハハハ」

　クラトスはあざ笑が、コキュートスはセフィリアでもキツイ。地獄の氷河が魂を喰らい尽す。イアンと言う人間は不明だがクラトスだけは前に聞いたことがある。

（イアンって本名か？お前見るからに偽名のどこぞの天才か？魔法擬似量子の生命体なら自然系術のエンチャントで生きてると天体科の魔術師が言ってた。んで？おまえは？）

（僕はね。魔術師神秘殺しの暗殺者工作員諜報員だよ。フリーランサー。身も知らない。過去とかもう覚えてはない。幼少期だっけ？魔術師は死徒とも呼ばれる世界ならざる輩にこう捉えよう。吸血鬼・ゾンビ・アンデッド・人類外の外宇宙の外敵・虚空からの降臨者・迷信から産れた降神者そんな連中は人類ではなく魔術師でもない。僕は一度死んだ。眼が覚めれば氷漬けに国も世界を壊した。身柄拘束されたフリーの殺し屋で育てられて君に出逢い、僕はね。セフィリアの騎士と言う忠義があるから死ねないね。ああーでもーガウェイン・アーヴィングは覚えている。僕の記憶にアーヴィングは生きている。ということかっ。すまない。クラトスよ）

　クラトスの脳裏にイアンと言う人物の過去はそれだけだ。

「アルトリウス・アーヴィングの焔よ！偉大なる騎士の凍てつく焔よ！その者を通せ」

　クラトスが叫ぶと氷河が全て溶けて一面綺麗花園と庭園が姿を見せる。コキュートスの真の姿が庭園とは驚いた。イアンが座っていた。

「やっ。君らを待っていたよ。世界を護りに行くのだろ？僕は生命体だ。人間だよ。アルトリウス・アーヴィングのその本人であるからだ。アーヴィングの祖。故にガウェイン・アーヴィングは僕の子供だ。今まで覚えていなかったのは魂の不一致と様々な零れ滓が視の定着に戸惑っていたが、ようやくだ。久々にこの身に定着してアルトリウス・アーヴィングの肉体として君たちに会うのは初見だ。イアン・ヴォルグガンド・ヴェルグラム・アーヴィングは生きている。さっ。僕はこの辺で。イアン・ヴォルグガンド・ヴェルグラム・アーヴィングという生を謳歌しろ。」

　アルトリウス・アーヴィングの魂が天に召された。イアン・ヴォルグガンド・ヴェルグラム・アーヴィングが目を覚ますとセフィリアの腕に抱かれていた。

　イアン・ヴォルグガンド・ヴェルグラム・アーヴィング

蒼い伸び切った長髪に黒コートを着て銃と剣と槍を持っている。

前までは氷系だったが随分と進化して氷・炎・雷・風の四属性を操れるようになった。

　セフィリアは落ち着いたところで電話が鳴った。

《もしもし？電波繋がらなくて困ってたんだよ。セフィリア？無事かな？四皇の回収は終わった？まだならいいのに。正直僕が持たない。保てないんだよ。覇気的に魔術を小間使いとかやれやれだぜ》

《エイボン？もう少し待ってくれ。俺は必ず来る！いいな。死なないでくれ。俺はドラゴンエネルギーでヒーローだぜ。燃え上がる龍の気とオーラを俺は負けられない。はっ。俺は世界を護ってやる。ゲロっても！リアルに俺を信じろ。は？デイリーなんざ、俺は四皇の騎士を束ねてモーギュスト・オフィリア・ニーベルンヴァスティフォス・ロード・カースティユリアステアム・ガンバルグンベログラムの首を打ち取ってやる。》

《よろしく頼むよ。電話は切る。まぁ僕も頑張ってやるよ。君たちも本来なら魔法を許可出たよ。台パンしろとか君ら四皇の騎士が魔法の許可だ。いいね？でわっ。おつ》

《はっ。糞忙しいぞ。天狗気取りか？おい！ヒーロー！勇気ミラクル俺達はKnghitsOfDarknessの負の部分だ。手試合にボコボコにするのはモーギュストだ！いくぜぇ》

　セフィリアは刀を腰に差してイアン達も地獄の戻り道にエターニアが最後待っている。

エターニアはコパン族の人間。誇り高き竜騎士であったが、ザーロックとライバル視。

あの日命燃やしたがこうしてセフィリアにもう一度忠誠を果せる。

　ザーロックの名前が出た。KnghitsOfDarknessのマジョルカ・ザーロックだ。英霊の座に。

エターニアはしごザーロックと再会した。

　遠い過去の話だ。マジョルカ・ザーロックとその男の物語。

エターニア・ウィンブル・コパン・マウグスティイウリウス。真名。

竜騎士であり、国一番の王家に仕える王勇の騎士であった。

ティトリカル・コパン・ザーロック

男性

熱き風来坊の漂流者。コパン国第100代目宗家。

槍使いと龍を使役するドラゴンライダー。

エルヴィアス・ヴェヌデイティンリウス・コパン・ザーロック

男性

コパン国の礎を築き上げたコパン族の覇王。高度な天の錬金術の使い手にして文明の時代を神と人の乖離を行った文明原初から生きた英雄。

コパンの血を絶やさずに密林に文明を構えてひっそりとしている。若かりし頃は黄金の甲冑に龍に跨り、天体の錬金術で活躍していたが国王となって以降は白髪の老人。

マルスヴィアム・アニスフィア・フォン・ヴォルデア・コパン・ザーロック

男性

マジョルカ・ザーロックの父親。最期のコパン王として歴史に幕を閉じる。

コパン国とテゥエルターナー戦役での代償は国の消滅。

大柄な男で長い銀髪の筋骨隆々の槍と剣と盾を使い分ける。

ドラゴンライダーとして強かったが、その最後は帝国に討ち取られて首を晒された。

マジョルカ・ザーロック

男性

マルスヴィアムの長男。父に受け継いだ無双の天体の錬金術師にして槍の名手。

KnightsOfDarknessに選ばれる前は漂流者としてコパン国再興の為に闘っている。

マルスヴィアム亡き後に王国は崩壊。ザーロックはコパン最高の為に諸国を漫遊。

錬金術師にして鬼畜眼鏡の槍裁きの天龍と称された。

　マルスヴィリアム・ザーロックに仕えることができた俺はその息子マジョルカの友としてコパン国を守りつつ諸国と戦っていた。事実だ。エターニア・ウィンブル・コパン・マウグスティイウリウスの名に懸けてあの日の災厄は名実国を終わらせたのだ。

「待て！エターニア！いくら帝国と雖も軍勢がぁ、兵にも負担がかかる！」

「落ち着け。マジョルカ？俺は国一番の竜騎士だ。腐っても皇帝陛下に劣らないぜ」

「マルスヴィリアム・ザーロックの言葉を聞いたか？わが父の言葉を！お前ひとり活かせるな！俺も行く。身勝手なお王子とかアンチとかそれは終わってから聴く。俺は！王子だ。だがその前一人の親友を戦地に赴かせるのは友でもない。」

「馬鹿げてる。コパン国の王が？ハハハハハハハハハ」

「往け！風の如く！コパン兵に通達。テゥエルターナー戦争に備えろ」

　第三次テゥエルターナー戦争のこと。DT前の世界のことだ。

若かりし頃コパン王であったマジョルカ・ザーロックと竜騎士エターニア。

第三次テゥエルターナーはDT前に起こった戦争。20年前に起こった戦争に若かりしマジョルカ・ザーロックととエターニアは既に縁が結ばれていた。王と臣下として。

「第四次は？悪い、悪い。君の記憶であった。」

「謝ることはないぞ。イアン。クラトス。疑問に思うなら応えるが、第三次にて締結。第四次はあの災厄の日であることだ。テゥエルターナー戦役は深い傷跡をアイゼンガルドが遺した。ダイン・ヴェスタニエ卿が生まれた日が第四次だ。そして愚かにもモーギュスト・オフィリア・ニーベルンヴァスティフォス・ロード・カースティユリアステアム・ガンバルグンベログラムは「モニカ」で第五次のつもりのなろだろうか。下らない。俺の話に戻るぞ」

「お、おう」

「第三次の時にアイゼンガルド皇帝の父で、災厄の魔導士ジェラフバルト卿との激戦でコパン国は滅亡。俺は最後まで戦い降伏して帝国に仕えた。」

「そんなことがぁ、エターニアよ！第五次の勢力はすさまじい」

「セフィリア様こそ今までの苦難お疲れ様です。」

「では、戻ろうか」

　セフィリアが戻る頃地上では第五次のテゥエルターナーの狼煙が上がる。

エイボンは珍しく戦っていた。

　地上のエイボンとそして集うが星の英雄達。エイボンは仮面を外して、ルーラシア王はその神々しく輝く王の旗を掲げる。

「いまこそ我々は人理の英雄は星の未来のために立ちはだかる困難さえも星の声よ聞こえる者よその思いと魂はここに集うが大いなる契約者。主の御名の下宇宙より誕生した星の子供達よ！先に行くが機械に負けるな！王とは国を護るのではなく民を導くこと！いまこそ！人類史の架け橋となる我が名はルーラシア！ルーラシア・オルダ・フォン・アレイン・アナスタシア・キング・ヴェスタニエ！キングの代から継いだこの国と世界は断じて貴様らに渡せはしない。往くがいい！この世界は人間が人類の為だと！そして貴公らの盾となり、剣となり、万物万象星による英雄の魂は英霊と見做す！俺が！俺たちが居る！ここにいるぜ！だから！戦え！聞け！蒼天八極神ルーラシアの旗よ掲げよ！今こそ人類最期の希望はこの胸とともに進め！若き英雄ら！己の人生は人の性は謳歌して獣の如く我が人生に一片の悔いなく先に未来を取り戻せ！うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

　ルーラシアの熱い想いと叫びにエイボンはニヤリと微笑む。

「流石は見込んだ介のある王だ。これなら誰でも王の下に集ってくれるね」

　エイボンの前にモーギュストの弟子クローデッドが姿を見せる。

「来將か！？」

「エメフィールよ。撤退を進める。モニカの神話は既に始まっている。人間選別は来る地球ではなく火星の為だ！火星が次の舞台だ！今の人類史は漂白と焼却。君らが勝てる未来はない」

「舐めプが！？国創世魔法の如く！魔導士に喧嘩売ったのがアンタの終いだね！」

　ヴィルヘルムの渓谷に巨大な魔法陣と詠唱が天地乖離の雷鳴を鳴き起こす。

エメフィールの魔導を継いできたエイボンは孫にも託せるくらいの実力者。

巨大な魔法陣が世界を包み込む。あらゆる星の願いとその天の鎖がモニカを穿つ。

「Wird die Antwort der Menschheit entschieden werden, wenn der Schutz der Genesis, die die Welt und den Helden des Sterns schafft, Erfolg haben wird? Kette des Himmels Schwur dem König der Himmelskörper und dem Herrn, der die Person und den Gott jetzt abweicht, kehre hier zum Heiligen Gral zurück und bringe ihn in den Himmel zurück. 2000 und 300 Monate, als unser Herr einen großen Gott in diesem Land bekam. Jesus Christus! Unser Herr hat den Himmel geteilt, die Kette repariert. Dies ist die Zeit des Endes! Jesus regnet! Die ganze Seele des Geistes des Sterns ist Schneesturm des Lebens, die ganze Erleichterung und die Magie unserer Menschen sind Namen von diesem Blut. Anerkannt von Avon Emefir! Einen Himmel und eine Erde erschaffen, um sich zu vereinen」

　ため息をこぼす。これが天の究極魔法の詠唱。

「天空究極魔法　天地乖離の鎖(Ketten von Himmel und Erde)ッ！ハァ・ハァ・・・・ハァ・・敗北者？ハァ・・ハァ・・・・ハァ・・ハァ・・・ハァ」

　さすがのエイボンも疲弊しきっているが、踏ん張っている。全ての魔力変換リチャージとエルセリウスとネルセリウスを包み込む星の英霊が束となって光の鎖と巨大な数百数千万の剣がモニカを穿ち、モーギュスト・オフィリア・ニーベルンヴァスティフォス・ロード・カースティユリアステアム・ガンバルグンベログラムに拘束とし倍手を乖離させた一瞬の出来事にエイボンとルーラシアは空を見上げた。

「ハァ・・ハァ・・・・ハァ・・ハァ・・・ハァ。ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・堪ったものじゃないかね。大半失われたが僕は生きてる。いや・・・・あっ」

　モーギュストは白目にうつ伏せに倒れ伏せた。血が人間の血が流れている。モニカは？モーギュスト・オフィリア・ニーベルンヴァスティフォス・ロード・カースティユリアステアム・ガンバルグンベログラム。その男最期の希望は繋がれた。

紡がれた、そう。男は命を落としたがモニカは完全に目覚めたのだ。

エイボンも先程の与力があれば、いいが、エイボンの肩を貸したのはルーラシアだ。惜しい。エルセリウスとネルセリウスの星と神の鎖の中から翼を生やしあらゆる根源の生命を握りつぶす。

　絶望の音だ。モニカが起動し目覚めた。

外宇宙の人類にとっては旧支配者の最高にして災厄のその根源に到達せし神の核。

これがモニカ？いや・・・・人類が討たなければならない旧支配者ぁ。

圧倒的な差と有象無象に目を覚ます支配者たち。

「これが人類か？実に蟻のような小さな生命体よ！クハハハハハハハハハ！私は主なき創世の生命体として誕生したモニカだ。モニカちゃんとでも言え！豚共よ！人類史にその身を刻め！我々が人類史再編と神話の続編を。人類が過ちを犯したこの世界はもう我々のモノだ！」

　モニカに平伏する。モーギュスト・オフィリア・ニーベルンヴァスティフォス・ロード・カースティユリアステアム・ガンバルグンベログラムは創造主を創ったのではなく人類再編の旧支配者を呼び起こしたのだ。

深淵の絶望と太陽が黒く空は陰りが吹き荒れる吹雪と雷鳴が地上に雷土を鳴らす。

　冥界から地上に帰ってきたセフィリアも唖然と身動きも取れない。

「こ・・・これは？」

「モニカが目覚めた。エイボンの作戦失敗だ。人類は一番の災厄に触れた」

　クラトスがタバコを吸い、空を見上げる。旧支配者が歓喜と雄たけびを上げる。

「ちっ。まだ諦める判断は遅い。支配者の霊基が死んでいる。故に少女やモニカが束ねているのだろう。迷信より生まれた降臨者が外宇宙から人類に対しての攻撃だぞ」

　イアン・ヴォルグガンド・ヴェルグラム・アーヴィング。イアンは髪の毛を書く。

リズレッドは固唾を呑み銃弾を装填する。

「人類神話の綻び。モニカを・・・・・セフィリアさま？」

「笑わせるな。すぅー」

　セフィリアは刀を構えた。四皇の騎士もモニカに挑む。このタイミングを見計らい、ダインとクラウドとブラッドもモニカの背後に剣を交えた。

「生きていたのですか？人類最期の英雄よ！」

「あったりめぇーだろうがあああああああっ！俺を誰だと思う？ダイン・ヴェスタニエだぞ！モニカ？お前は神話になれない！機械は衰退する！人工知能が全てって訳じゃない！俺達人間個性個性を信じろ！人間は星華を謳歌するのも一興だぞ。忘れるな！クロス・アクライズ・トライデント・グレイヴ」

　眩い斬撃がモニカをひるませ、セフィリアの重たい、一撃が頭上を斬り裂く。

「ううう・・ううう・・うう・わああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッハァ・・ハァ・・・・ハァ・・ハァ・・・ハハァ・・ハァ・・・・ハァ・・ハァ・・・ハッ！」

　クラウドとブラッドの親子の剣がモニカを一撃の斬撃を纏う星の英雄の閃光の衝撃波が消し去る。

「合技・真英雄拘束(Wahre Held Zurückhaltung)承認解放(Freigegebene Version)・十三英雄剣(Dreizehn Heldenschwerter)王勇創世英雄譚(Wang Yong Creation Held Tan)！！！！！！！！！！！！」

　クラウドとブラッドの親子の歴代全てのヴェスタニエの始祖の剣がモニカを斬り、モニカが宙に消えた。消失したのだ！勝った余韻の人類だが・・・・・モニカは新たなる進化を己を改造した。

「豚が！豚が！豚が！豚が！豚共が！チックショーおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

　モニカが狂乱に自己改造し人工知能だ。つまりさっきデータをインストール。もう二度とあの技を使えない。効かない。止まらぬ進化を繰り返し続けるのだ。

「終わりだ！人の時代に終焉来たれ」

「M(モーギュスト・モニカ)・O(オーディナル・カースティレッド)・N(ナムスフィニアム)・I(アインスオアオウフ)・K(カレイドキングスレイヴ)・A(アニムスフィア・アルス・ノァ)」

　モニカの黒い太陽と世界全体が漆黒の豚を閉じ込める檻。鳥籠が顕現。外宇宙無数外領域の電子粒子のそれは人類が救済に祈りを捧げるのではなく全体にその命は握られ跡形もなく潰される。未曽有の危機と人類の神話から神の時代の再編と選ばれた人類のみが生きる世界。これがモニカの技。ダインもさすがに剣を地面に堕とす。

「勝てねぇよ。あんなのぉ・・・・あっ・・・・おお」

「弱気になるな？俺が教えたこと忘れたか？ダイン？オレの背中を見て憧れて育ってきたお前にとってそんなに恐怖か？みっともぇ・・・・いいか？突破口は見つかる。人類よ憶するな！かつて、俺を殺したかのように絶望に足掻き戦え！俺たちは征くぞ」

　セフィリアと４人たちは黒い太陽の両機の空間に踏み込んだ。

（ドアホかよ、俺は一体迷っていた？英雄とは？俺たちはいつまでも諦めることなく前に着き進んだ。そうだったよな？今も見てくれてる人がいる。ヒーロー！勇気Powerミラクルだ！さぁモニカよ俺たち人類の希望を託された英雄がお前を斬る。旧支配者だろうが！俺のバルムンクとアロンディーンとダーインスレイヴに構わない。いこう）

　ダイン・ヴェスタニエは深呼吸して黒い世界に足を踏み込む。

フォトンベルトが行き交い、交わる、無数の電子の海と外宇宙の領域はエルセリウスとネルセリウスを吞込み侵食していきブラックホールに呑み込まれたように時間が停止し次元の狭間に堕ちた。

宇宙からの粒子の帯をフォトンベルトと呼ぶ。

モニカはこの無数のフォトンベルトから正解は一つだ。

　フォトンベルトは云わば虚数の海。

虚数空間に潜り込んで特定の座標と世界全土の宇宙領域の外宇宙の門までを繋げてパスし続けて維持しなければ人は終わる。

この黒い太陽の人が新たに再生する世界に我々正しい世界の正しい人理の漂流者は誰もいない。

　エイボンがコートの塵を払い、虚数空間に潜り込める飛空艇とフォトンベルトは本来なら宇宙からの粒子の紫外線。

人肌触れればその場で死滅レベルのマイクロ周波だ。

エイボンとディゾンが案内したのはルーラシアの地下だ。

5000000年前　

最初のフォトンベルトと超古代文明の戦争で世界は灼熱の塵とかした。

宇宙から飛来した我々の先祖はこの地にあるもの(・・・・・)を隠した。

それを今から姿見せる時だ。人類が未曽有の危機を救う時に外宇宙の旧支配者どもを倒し、狩り尽し、モニカを討ち取ることができる最期の防衛拠点。

「説明しよう。装甲虚数(Imaginäre Armorzahl)潜航(Tauchen)外宇宙(Weltraum)粒子演算(Partikeloperation)の名前を言う、。クレアツィオーネだ。祖の意味を為す。かつてこの世界をたった一人旧支配者と戦いエルセリウスとネルセリウスを護った人理の根源たるクレアツィオーネこそ相応しい。では、中に入ってからこれからのことを話す。」

　中は広く感じた。

多くの複雑な機械と座標入力の天球（地球儀）にフォトンベルトを加工した虚数空間でも戦える特殊兵器の数々に旧支配者のデータを蓄積で作られたサンプルと史料。これからこの飛空艇に乗ってモニカを倒すのだ。エイボンとルーラシアとディゾンは操縦席に座り、エンジンをかける。

「飛翔せよ！クレアツィオーネ！いざ、征かん！フォトンベルトに突入する！総員振動に備えろ」

　ドオオオオオオオオオオオォオオオオオオオオオオオオオン

ズズズズズズズズズズズズズズズウウウウッキュンンンンンンンンンンン

振動のショックで頭に血が上る。と、吐き気がするが、現在はこの無数の電子の海に潜っている。正解はない。始まったばかりなのだ。未来を取り戻すためにモニカを討ち取るという目的に。

　エイボンは操縦席に座り込んでエンジンキーを挿入させて飛翔させる。ルーラシアの地下からエルセリウスとネルセリウスをの外殻を抜けて虚数空間の海に潜ってからが本番だ。

「優先はモニカだ。それは分るね？僕の魔法でも無意味と分かった。フォトンベルトの入り方と行き方は詳しくない。世界の果ての果てだ。無数の宇宙帯の環状は相応に無理がある。」

　エイボンが仮面を外して端麗な綺麗な顔で金髪が長く伸び切っており、その眼は透き通る蒼い眼をしている。エイボン書の名を由来に多くの邪神を特殊召喚せ旧支配者を束ねられる魔導書の王。エイボンはそんな名前でもあるが、ここの彼は世界を取り戻すためにコックピットにせもたれてコートからタバコを一本吸いモニターに座標を移した。クレアツィオーネは広いとも言えない狭くもない特殊改良した鉄の箱の飛空艇だ。

「ヴィヴィアン君か？よくご無事に生きていた。」

「サイラスとアシュリーのウォーカー兄弟の力で生き延びれた。感謝する。さぁここからが本番だ。さて。ことは・・・・・・状況がヤバいがね。」

　ヴィヴィアン・エスタンスはソファーに座り込んで電話機をエイボンに投げる。

《もしもし？タイミングが良すぎるのではないか？名乗って貰えないか？》

《やっと回線がつながった。五老星のトーマス・アルフォンス・クレア・アイザックローニだ。トマスでいい。私自身現在アルゴノートの管理下に居る。座標は送らせてもらう。願わくば合流できればいいが・・・・》

《伝承科に居たゲェジか？君の実力は以上に天才だ。エメフィールの冠を継げるはずであろう君が冠位の大冠位レベルの殿上人気取りかふーん。トーマス・アルフォンス・クレア・アイザックローニ。僕はね。君らが居る場所に向かうよ》

《では。互いに生き残ろう。エイボン卿。『モニカ』の脅威はすぐに迫っている。ギャバン！あばよ涙よ！万一座標に居なくてもその時は彼らの役割だ。このフォトンベルトのどこかにね》

《それは互い様だ。オタクの社長もクレアツィオーネにいるがアンタんとこの社長も護衛と言う条件か？五老星は昔から苦手だけど、君たちも無事を祈る。じゃあ》

　電話をヴィヴィアンに返して通信機のコードに座標が送られた。

「80908972145　6789054321232118　ZAM809BAV0987JJHG666」

　エイボンが気付いた。

自身の魔導書を開き目を閉じる。

「ヴィヴィアン？スターレィアン・ド・ジェラール・レイア君いたよね？世界の管理者の魔眼で有名な魔導士とは彼女しかいない。そして『モニカ』に対して必要な策を得られる？あの座標の特定はもうできた。はい」

　ディゾンが重たい腰を上げる。ディゾン・リアレストは聖騎士の称号を持ち合わせた教皇。ディゾンも口を開ける。ディゾンは黄金の柄の剣を座標入力は済ませている。

「ユカタン・ティエロ・ド・サラディーン・マルヅゥエムがあちら側サイドの敵でもないが(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)、味方ではない(・・・・・・・・・・・・・)。『モニカ』討伐でも手が付けられない。鬼畜ガイジのゲェジの魔術師はユカタン・ティエロ・ド・サラディーン・マルヅゥエムは我々に協力を応じてくれるのか？」

　ディゾン・リアレストは聖騎士のパラディンの冠を持つが現状クレアツィオーネの虚数に入る道が未だわからない。エイボンはさっきの座標を入力を終わらせた。

「天球儀の特異点は七つ。『モニカ』はどーこぉー？ほらね。エイボン？ディゾン？ガブリエル？もう方法は打つ手ない。スターレィアン・ド・ジェラール・レイアはあの以上のコミコミ力の天才魔術師はアルゴノートの舵取りとご機嫌取りだ。ヤミン・ジェフラノール・シャルル・ド・モレー・エストワールはあ・・・・・あぁ、あゝ虚数空間のまじわり方ひとつプロだぞ。よしっと」

　サイラスだ。サイラスは咄嗟に状況打破の為にウォーカー家がこのフォトンベルトの存在とこの暗黒で迷うよりネルセリウスの領域に出た方がいい。

「それだ。ヤミン・ジェフラノール・シャルル・ド・モレー・エストワールは彼女は先生だ。エメフィールの弟子ではないがその才能はずば抜けている。五老星も五老星で現状の突破点を突っ込むのならネルセリウスのネルスキ・ガロンドーラ・トスコリーラに行こう。あの場所しか希望がない。ジン・パスツールが居る。俺はあのバカを知っているが、いいな？」

「せやな。承認取りに行く。」

　ダイン・クラウド・ブラッドの部屋にアナウンスされた。アナウンスでこの決定にエイボンは操縦席に乗ってエンジンキーをぶっさしてブーストギアのペダルを踏みネルスキ・ガロンドーラ・トスコリーラに突入する。

「君たち、クレアツィオーネは初のフォトンベルトに入る。衝撃に備えろ」

「出来てるよ。未来取り戻すのだろ？」

　クレアツィオーネの潜航は最初だ。失敗は許されない。エンジンを加速してフォトンベルトに僅かな帯の特異点に突っ込み軸移動の衝撃波は吐き気とショックな振動で揺れに揺れ込む。

「ネルスキ・ガロンドーラ・トスコリーラにまで3秒で着くぞ！ギャンブルランブルだ！行くぞ！しっかりつかまれ。もう間もなく地上に出る。おっと」

　ディゾンがブレーキキーを押しこみ、クレアツィオーネは久々に地上に出た。

世界は黒い太陽に照らされ侵食し電子球体のキューブが浮かび元のネルセリウスの形は6割消失だ。ネルスキ・ガロンドーラ・トスコリーラに到着してサイラスが降り立つ。

ネルスキ・ガロンドーラ・トスコリーラ　フォトンベルト内

ネルセリウス　外侵食外殻

　黒太陽が照らされて泥が覆い被さる侵食された泥人形と機械が統べる大地。

「これは何とも言えない。先生が生きてるか電話してみる」

　サイラスはコートから電話を取り出してヤミン・ジェフラノール・シャルル・ド・モレー・エストワールはの番号に電話を掛ける。

《もしもし？あれ？先生いないのか？俺だけど先生いるの？おいおいおいおいおい》

《ｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚ》

《先生生きてるか？先に殺された？いやっ・・・・死なれちゃいけないアンタわ！》

《あ？誰だと思ったらウォーカーか？生きてるよ。勝手に殺すなぁガキかぁ。私はヤミン・ジェフラノール・シャルル・ド・モレー・エストワールは。ヤミン・エストワールだ。このガキに魔法を教えた師匠だ。まっーたく、うず祭はクズの集まりだ！セックス？タックス？所詮犯罪者の烏合の衆じゃ。やれやれ。そんな話に来たのではないだろ？》

《てんてー？門を開けて欲しい。あとは結界も。てんてーの方がシクット来るんだぜ。クハハハハハハハハハ》

《いつまでもガキは変わらぬな。ウォーカーよ。エストワールの魔導にエメフィールの天才が来るとは歴史的だ。来なさい。外は機械と人形が徘徊してる》

《ありがとう。てんてー。アンタはヴァーミリオン・ヴァン・フォン・ジャック・トリギメストォリオン・ウォーカーの時代から生きてる古参だ。ババアだよなー。》

《説教してやる》

　巨大な髑髏の門が開き中は庭園となっている。古城が目立つ。ネルセリウス唯一の神域。魔よけの結界で外から見えない。フォトンベルト内に位置する特異点。

「英雄たちよ、モニカのことは我も知らぬ。すまんな。だが、虚数空間の漂流ぐらいおしてやる。」

　ヤミン・エストワールは書架の扉を開けて地下室に案内するとジン・パスツールが座っていた。

「客人が多いな。漂流しても塵になるのが怖いか？そうじゃろ」

「よぉ、ジン！？相変わらずの裏仕事け」

「人聞き悪いな。・・・・・・面倒のことを言うな」

　ジンは若き才覚の才能豊かでサイラスが信頼よせている。虚数空間のクロスしたタイムアルターの暗いフォトンベルトに入り方を見つけた。

「ブルスクね」

「ブルスクのことはもう忘れろ。のう？俺は魔術師協会からパワハラで追い出されたけど、つまるところ？フォトンベルトの存在は知ってる。お前ら？世界の水を目指せ」

「世界の水？なんぞ？ん？」

「命の樹だ。覚えてるかな？命が生まれる樹の帯だ。」

　ジンは魔導書を取り出して頁を破る。

「あああああああああああああああああああ・・・ほい」

　ジン・パスツールが親切に場所の頁をアシュリーにあげる。

【Das Licht der Menschheit, das durch den Baum des Lebens angedeutet wird, Widmen Das Land des Helden und das versprochene Blut sind die Zauberer, die das Land der Verheißung meines Königs zum Himmel und zur Erde streben, die heilige Truhe der Wunder Der Himmel des Himmels ist das Wasser des Lebens Ein Trinker sein Unsterbliches Feuer läutet das Begräbnis des Schwertes des Begräbniskönigs und läutet seine Glocke. Dieser König wird getötet und der König stirbt. Die Band des Universums in der dunklen Welt Jesus Raines Jesus Zügel Ich werde der Herr, dein himmlischer Vater, im himmlischen Geist sein, wenn der Geist dieses Tor öffnet und der Engel wird scheinen 72 und die Sonne, die auf meinem Weg scheint, wird scheinen . Der Dämonenkönig des Blauen Bildschirms erwacht als Mutterleib der Gebärmutter Die Sieben Kronen und die Manifestation der Sünde. Der Dämonenkönig des Blauen Bildschirms erwacht als Mutterleib der Gebärmutter Die Sieben Kronen und die Manifestation der Sünde. Menschheit Bleib nicht stehen, der imaginäre Raum der Zeit ist unendlich und die Erde bringt den Ozean mit Gottes Zorn voran.

Zusammen mit dem Grab von Aria und der heiligen Ware Tuch auf dem Feld Mein Orden unseres Gottes Begleite die Überreste von Artorus des Sonnenkönigs und des Ritters und ziele auf "Monica" Die Leitlinien des Gartens Gottes Himmel und Riesen.】

　ジンのこのアドバイスに頭を下げるアシュリーはエイボンに解析を依頼する。

「なるほど。出貸したよ。アシュリー・ウォーカー」

「はっ」

「約束の地を目指せね」

「目的は大幅分かった。ガンダルディキアのフォトンベルトだ。おそらく息が出来ない空間だ。行こう」

「むむ？もう行くのか？エメフィールの子よ」

「世話になったね。テクサの猟犬(・・・・・・)。我々の監視者の目を持つ魔導士(・・・・・・・・・・・・・・・)」

　エイボンは外に出てタバコを吸いクレアツィオーネに戻る。

KnghitsOfDarknessは外に出て待機しているのとヤミンから戻ってくるものいる。

あのページの警鐘の十戒にディゾンも欠伸をするが目をこすって甲冑を脱いで下地のブラを見せて、操縦席の天球儀を眺めていた。

「行き先言ってくれ。」

「君の場所だ。聖域ガンダルディキアの異聞帯の虚数だ！漂流しても責任は考える。あの虚数空間に命の樹がある。そこだ。」

「へいへいへいよー！んじゃっ！フルスロットルに突っ込むぞ！」

　次元障壁に突っ込み相変わらず衝撃が大きくなれないが、吐き気をするが光ってる場所に入ってエルセリウスに着いた。サーチライトで光を照らしてガンダルディキアの聖域に着いた。

　だが聖地は脆く儚く永久の悲しみの命の樹が燃えていた。

期待はしていたのは裏腹に絶望が、悲壮感が叩き出す。

姿を見せたのはモーギュスト・オフィリア・ニーベルンヴァスティフォス・ロード・カースティユリアステアム・ガンバルグンベログラム。モーギュストは再臨した。

　聖都が燃えている大火を背に男が手を広げる。

「モーギュスト華麗なる復活。流石の天体魔法の鎖。クハハハハハハハハハ」

「命の樹は不要。俺の魔術は人でも創れる。機械と人は融合する。トランスヒューマニズムこそ新人類が歩む道！古き人間は俺が潰す！クハハハハハハハハハクハハハハハハハハハクハハハハハハハハハクハハハハハハハハハクハハハハハハハハハ」

　モーギュストは笑みを浮かべている。こいつを先に倒したいが苦痛だ。エイボンはモニターを眺めてダインが表に出た。

「俺らの前によく顔を出せるな。てめぇ」

「ヴェスタニエ卿貴公とお話し申したい。よろしいかな？」

「えぇ、まぁー、かまわないが」

「では」

　ダインとモーギュストは次元障壁の外海の向こう側の塔に向かった。ロキ・ラタトスクが幻視世界の森林と原生林生い茂る漂流者の墓標と漂白した惑星の次元に足を踏み入れた。

「こんなとこか」

　ロキが来たのは遷延の魔眼を持つラタトスクのスキル。精霊王の加護も消えかかって自分自身北欧神話オーディンの一族だ。ロキの名に恥じないようにしてきたが、この場所はフォトンベルトがまじわるネルセリウスのジーランディアだ。ジーランディアの次元が侵食し崩壊した大陸に泥が覆い被さり、トランスヒューマニズムの時代と旧支配者の呻きだ。

　ロキとグレンの子アルヴィック・アルの娘ヴェルメバラッドがこの原生林近くの野営として『モニカ』を追っていた。緊迫の世界に手を打つ方法がない。

「ロキ！」

「魔眼でっも・・・」

「ん？アレイン様！？」

　予想外である。ルーラシアの母親でⅡ代目当主森の聖賢がこの空間に来たのはまさか？意図がなければ来ない。そもそも虚数を行き渡るのは不可能なはず。

「私は過去視・未来視・時間旅行・空間転移が出来るエルフだぞ。馬鹿め。少々長く行き過ぎたが無事に貴様らを見つけられた。まぁ久々の槍裁きとくとご覧あれじゃどん」

「御感謝いたします。アレイン・カエサル・アウグストゥス・ヴェスタニエ卿」

「真名を言うな阿呆。アレインならともかく私がヴェスタニエ当家は口に出すな。隠居の身だ」

　敵が反応して機械人形と泥に周囲を囲まれた。

「アフィリエイト・クラン・ドルフィン」

　槍を回し風が人形をはじき出して飛竜の如く槍で突き刺した。アレインはヴェスタニエ唯一の槍使い。剣を不要とせず槍を杖代わりに使う森の賢者。アレインは足蹴りで泥を掻き分けて機械人形の頭を槍で飛ばしている。戦力差に広がる。

「来い。私が相手ぐらいしてやる」

　アレインの槍はロンゴミニアドの原典。その槍は神ですらを分断させる。唯一生きてる当主で機械と泥を倒してゆく。

　ヴェルメバラッドはアルヴィック・スレイプニルの娘だ。年齢は20代半ば。

「ラタトスク全員此処から事象を外せ。『モニカ』の虚数域はモーギュストがあの大馬鹿が知っている。お前たち一家はその魔眼でモーギュスト・オフィリア・ニーベルンヴァスティフォス・ロード・カースティユリアステアム・ガンバルグンベログラムのあらゆる未来と過去を繋げ。保険ぐらい出してやる。よいな」

「ありがとうございます。アレイン様」

　アレインは振り返らずに槍を手に、ロキたちはモーギュストを追い次の虚数に行き渡った。アレインはⅡ代目の当主は本物だ。初代ルヴィア・ヴェスタニエの娘でその槍はあらゆる悪を葬り去る槍。アレインは悪態をしているのではない。機械人形がギクギクと歯車が回る。

　その後。アレインは苦戦を強いられながらもガンダルディキアに辿り着いて12の玉座に歴代の王がアレインを待っていた。深く傷ついてるがエルフは回復が早い。

「問おう、王よ！聖地の王よ人類に英知を貸してくれ。かつてほどの脅威だ。ふっ。ハァ・・ハァ・・・・ハァ・・ハァ・・・ハ」

　アレインは祭壇に槍を置いて全身を視た。纏っていたコートは破けて恥部も出血だ。乳首も胸も損傷している。腕は切り傷。久々戦い傷ついた。以前ほどに腕は鈍っていない。

　ダインとモーギュストの会談は続く。

「人類史最大の英雄と話せて気分が良き。ではでは。いい酒を手に入れてね」

「ありがとう。モーギュスト」

　ゴフッ。アルコールは普段飲まない酒を口にしてモーギュストが昔話を言う。

「第四次のテゥエルターナーで僕は兵として送り込まれた。生はまだないに決まってる。名前だよ。生の戦場は経験もへったくれもない。僕は帝都出身だった。ヴェスタニエ卿の英雄譚は子供ながらの騎士道だった。」

「親父のことを言ってるのか？アガートラームのこと？俺は地獄だった。そんな話はイイ。『モニカ』を討つ。人間を舐めるな。人類はその力を秘めている」

「人類史が漂白し再生される問うのに。と言うより、どうしてだ？」

「俺が英雄と呼ばれてるのは幻想だ。答えは人類史の中にある。ドンナに懸かろうと成し遂げて見せる。」

　ダインは酒を飲んでモーギュストは盃を交わしてこの会談を終えてダインも戻る。モーギュストが現代魔術基礎の父であり、虚数空間の捩じった歪な帯から帯へとダイン・ヴェスタニエ卿はこのことに気が付き『モニカ』を討つ準備として人類最期の希望がそこにはある。

　焼け落ちた聖域のガンダルディキア崩壊次元上昇の12の玉座。崩壊して虚無の玉座に帯がある。モーギュストはそれを認識していなかったがクレアツィオー内部のディゾンとエイボンはモニターを移しながらクラウドとブラッドはアレインからの通信に出た。

「12の玉座に来い。私も待っているが。ったく人類最期の我は」

　アレインは槍以外に剣も扱える。ルヴィアの娘である事実。

12の玉座の帯は虚数の深淵。深淵のその暗闇の光に用がある。

　人類神話再誕　人の時代は機械と星に還る。

アレインは静かにたたずんでいた。ルヴィアの時代に聖域ガンダルディキアは神が管理していた。

ヴァチカンの前だ。クムラン教団のシャギィ・ド・ルフェルランヅがその玉座に通じる門と鍵を粘土板に記したのだ。ヴァーミリオン・ヴァン・フォン・ジャック・トリギメストォリオン・ウォーカーのもっている石板よりも前の原典。それがどこに置いてあるのか依然不明。アレインは傷を癒し、槍から剣に切り換えた。

　シャギィ・ド・ルフェルランヅは故人だ。第三次テゥエルターナーで命を落とした。虚数空間の生き延びる道がないとなるとアレインはシャギィ・ド・ルフェルランヅの粘土板を焼け落ちた聖堂の瓦礫痕を散策して玉座の裏に地下道を見つけて松明を灯して奥に行くとシャギィ・ド・ルフェルランヅの遺体を納めて納棺を済ませた棺があった。アレインが短剣で中を開ける。

「驚いた。こんなとこがぁ」

「エイボンに至急届かねば。」

「המלכים של 12 כס המלוכה של העולם הם "החוכמה הקדמונית המקורית" של משפחת המלוכה הממשיכה. זוהי החרב ובו בזמן, מה שבוחר את החרב הקדושה של החכם היא תחילתה של נל סריוס, שבה התגוררו המלך וגיבורי המולדת הגדולה. אדם שבסופו של דבר יילחם על טריוס ו טריסריוס טריז צריך לשאול על כיווני המרחב הדמיוני. טירה. לקדם את 12 המלך של חגורה "גרנד המלכים קו" כדי להתכונן "מוניקה". אנשים אמיצים לעצור. כדי להיבחר החרב הקדושה המקורית יש צורך לגשר על זמן ומרחב כדי לחתוך את המספר הדמיוני לאחר שהוכר על ידי ג 'וליה · קלייר. זוהי עבודתו של המנהיג. אם אתם חשים את עצמכם מהצד השני, המנהיג ייצא ישר.」

「Die Könige des 12. Throns der Weltumwandlung sind die "ursprüngliche Urweisheit" der Königsfamilie der Nachfolge. Es ist das Schwert und zugleich das, was das heilige Schwert der Weisen auserwählt, ist der Anfang von Nell Serius, wo der König und die Helden der großen Heimat lebten. Eine Person, die irgendwann Else Cerius und Nercerius Wedge bekämpfen wird, sollte nach den Richtungen des imaginären Raums fragen. Schloss. Schlage den 12 Königsgürtel "Grand Kings Line" vor, um dich auf "Monica" vorzubereiten. Mutige Menschen stoppen. Um als das ursprüngliche Heilige Schwert ausgewählt zu werden, ist es notwendig, die Zeit und den Raum zu überbrücken, um die imaginäre Zahl abzuschneiden, nachdem sie von Julia Claire erkannt wurde. Es ist die Arbeit des Führers. Wenn du dich von der anderen Seite fühlst, wird der Anführer direkt herauskommen.」

「Das Wichtigste ist, als ich starb, ist der Platz des Anführers die primitive Insel der Gottheit, die den Verwalter der Grenzwelt des nördlichen Herak-Gebirges und Eisenbergs verbindet. Der Name ist der Tempel von Vols-Vers-de-Vestanie. Ursprünglich haben die Menschen keine Vorstellung davon, Gott zu sehen, aber die Hoffnung auf das Ende der Menschheit hat noch nicht aufgehört. Er gibt mir Ratschläge, um Monika abzuwenden. Auch unsere ist schwer zu verzeihen, Menschen wiedergeboren Mythen. Also diejenigen, die das Blut der zwölf Könige von Vestanianern nachfolgen」

　シャギィ・ド・ルフェルランヅのが遺した唯一の手がかり、アレインは跪き十字に祈りをして聖堂痕から姿を見せるとガブリエルとミカエルが待っていた。ダイン・ヴェスタニエの帰還と門を繋げていたためにこの場所に還ってこれた。

「ダーインスレイヴの能力だ。こいつは人以外に時空を斬れる。ってね」

　ダインの持っているダーインスレイヴはルヴィア・ヴェスタニエ愛用の剣だ。

「墓王の先導者が君たちをお迎えだ。」

　ミカエルが頭を下げる。墓王は原初の火の時代の王。水の時代。地の時代。風の時代。闇の時代。光の時代。我々が先導者と呼ぶのは神代回帰から人類の時代を乖離させた王だ。

墓王のニト・ゼルファルムスディン・アッラーアクバレル・レスチピスは数知れずの剣だけで生きた王。

ダーインスレイヴの産みの親であり、星が生まれた刻に聖剣と名付けて時のアーサー・ペンドラゴン家に託す。

それが幾千の時を超えてアーヴィングからヴェスタニエと受け継がれてきたのが魔剣ダーインスレイヴの経歴。

「ニト・ゼルファルムスディン・アッラーアクバレル・レスチピス？ニトか。そいつは生きてるのか？『モニカ』討伐に時間が赦されてない」

「そう、焦るな。ダイン」

　ガブリエルが杖を鳴らす。旅路の果てに立ちはだかる困難と先導者の王の時代。返書の火の時代方続く祭壇に火を灯すのが先にやるべきだ。アレインは回復して槍に手を伸ばす。

「クレアツィオーネの者は聴こえてるのだろ？ミュートしてないぞ」

「聞こえてたよ。アレイン卿」

「息災か？エメフィールの魔術師よ！貴公は水の時代に生きた王だな？エメフィールは死の概念があるのかないのかわからんが、貴公のエメフィールの冠位は水の時代だな？」

「水の時代は火の燈火のより終わった、篝火に捧げよ。供物は太陽の王の頂に還るよ」

　エメフィールの冠位魔術師のエイボンは水の時代に名を馳せた王の一人。アレインは槍を構えて立ち上がる。ガブリエルとミカエルはクレアツィオーネに回線をつないだ。

「火の莟が篝火に祭壇に行け。ニト・ゼルファルムスディン・アッラーアクバレル・レスチピスは墓王の公王。神代に生きた英霊。ダイン？ダイン？何ともいえるのなら君はどうだい？」

「そこに行くしかない。だろ？海を越えるには？ってか対策のしようがねぇ」

「うーん」

　エイボンはコートからタバコを取り出してタバコを咥えながらモニターを眺める。

（クレアツィオーネの軌道は虚数の海を超えるのは不可能。やれやれ）

　最悪大海原に堕ちれば全員アウト。死ぬ。ヴォルス・ヴァース・ド・ヴェスタニエ寺院。正確的にこの虚数空間を的に言えば神代と原初の秘匿の神殿要塞島。ガンダルディキアは崩壊と次元転換で世界の約8割が漂白と『モニカ』の手中に堕ちた。

　人類神話再誕

世界は選別されたのだ。これから生き残るに相応しい人類と。

ダイン・ヴェスタニエたち、生き残った人類が世界と未来を取り返す大きな物語の終局が始まる

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