第45話第ⅩⅣ章ファイナルクエスト編《邪神を堕とす刻》
第ⅩⅣ章ファイナルクエスト
天照暦30年 12月
10年以来の地上に帰ってきた。
サイラス・ウォーカー・ドゥルル・ウォーカー・アシュリー・ロンディナック・ヴァーミリオン・ウォーカー・ヴィヴィアン・エスタンスの姿を見てない。
いや・・・・もう姿が無いのだ。
荒廃した聖地の墓標に突き刺さるウォーカー家の剣。
彼らは生きている。
死んでなどない。そう思いたい。
ウォーカー家がどこに向かったのか疑問に残る。
黒い空から一筋の空中庭園の出現に全方向全方角の射出砲の一人のコートを着た男性が旗を振る。
「うぉおおおおおおおおおおうい、おうううううううううい、よおおおっ、よーそーろー!俺だ!サイラスだ!聞こえてるか?聞こえてますか?気にせずにこっちにこい。話は後だ」
サイラスがルーラシアの旗を振り、KnghitsOfDarknessは空中庭園に入り居城。
「話だな。見ての通りだ。サタンの覚醒とエルセリウス・ネルセリウスの凍結。焼却。異聞帯からの侵略にマジで勝ち目のない世界の結果だ。申し訳ない。。お前らがニビルの時間を俺らもサタンと戦うためにこの空中庭園建築と七つの美徳によって再結成だ。これ以上あいつらの好きにはさせない。庭園建築の功労者は俺じゃい。まぁ、俺っか?アシュリー・ロンディナックだ。弟は優秀過ぎる策謀家の根性がある。ヘヘヘヘヘヘヘ・・・・世界一弟を愛してるからよ」
空中庭園。伝説とされていたがまさか世界に存在とは。
古の時代バビロニアの象徴と権威。美し過ぎる庭園。
サイラス・ウォーカーが活動拠点としてこうして世界を巡回中だ。
「お前ら?」
「俺からいいか?サイラスよ、サタンが目覚めたのは事実だよな?よりによって異聞帯からも世界の虚数数域までも途絶えたか。最悪だ。サタンは合理性に真と偽だ。正史におけるサタンことルチフェロはルシファー。剪定事象のもう一つの世界線でのサタンが指揮し、世界崩壊のカウント。お前らウォーカー家はその結末を変えるために今までどうしていた?」
「それな。当然。ルチフェロの場所は叩いた。結果は11回も連敗。」
・・・・・・・・思い知らされる現実と世界の凍結と焼却。
これから空中庭園が拠点だ。
11次聖戦でもウォーカー家の負けという壁。
サイラスはその長い髪をゴムで留めて黒コートを着て巨大モニターでの座標に首をかしげた。
アシュリー・ロンディナックはベランダに座りながら紅茶を飲み居住区の申請と確認に時間を費やしエイボンが隣にいた。
「空中庭園の核はいいのか?追撃されてももう後がないぞ」
「エイボン?全自動迎撃防御システム作動とオートモードでダイジョブ。」
アシュリーはメガネをかけてリストに手を取り、空中庭園の防犯は完ぺきだ。
七つの美徳な。
空中庭園のウリエルは円卓に座り、ガブリエルも煙管を咥えていた。
「しかし・・サタンと戦うとかこれ以上の犠牲が増えれば対処できない」
「はい。はい。僕も知っているよ。ウリエル殿」
ガブリエルはサタンと戦うにあたり、KnghitsOfDarknessは緊急事態に直面する。
「改め報告を言う。空中庭園のこともある」
ウォーカー家よ、KnghitsOfDarknessは庭園を歩いていると赤黒の全身絹を被り大樹の杖を握り紫色のカール巻きの長髪のエルフの女性。
「久々に見たぞ。ヴェスタニエじゃろ」
「あっ、そうだけど?ん?」
「うむ。英雄じゃろ」
「サタンと戦う次元深度の異聞の侵攻。空中庭園の管轄者をあのバカ(サイラス・ウォーカー)にしておる」
「誰だよ、あんた?」
「ウォーカー家ヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカーの妻にして大魔導士フィリアス・フォン・ルーシェ・ヴァーミリオン・ゼルシオン・ウォーカーじゃ!フィリアスと呼べ」
「はっ」
ダインは跪いた。
ウォーカーの大魔導士とは恐れをなす。
「へ?ヴェスタニエよ?主にゃ覚悟はあるのかい?」
「あるに決まってるさ。フィリアス・フォン・ルーシェ・ヴァーミリオン・ゼルシオン・ウォーカー様に申し上げます。長老か?アレイン・カエサル・アウグストゥス・ヴェスタニエ卿の先々代の師事の師匠か?ふーん」
「お?知っているんじゃな」
「まっ。フィリアスさんよ、サタンに勝つ術は?」
「あるじゃ」
「ヴェスタニエの詠唱があるだろ?」
「邪神を堕とすのだ。私も名の知れた魔導士じゃ。聖杯のか?」
フィリアス・フォン・ルーシェ・ヴァーミリオン・ゼルシオン・ウォーカーはエイボンと同格の互角の魔導士。ウォーカー家の名を連ねる長老。サイラス・ウォーカーの畏れ。畏敬。畏怖。空中庭園の権限セキュリティーのパスを譲り受けた。
「まぁ、サイラスがあのバカにオーナーの権限をくれてやったわい。のう?ヴェスタニエのダインやら。サタンとの決戦に備えろ。ククククククク」
「んでもって・・・・・KnghitsOfDarknessの仕事は邪神討つね。俺らもブラック企業戦士だわ」
ダインは剣をベルトから外してフィリアスに一礼。
「うむ。サタンとの攻防に備えての計画は?ウォーカーの方針に従うよ」
「庭園の防御のシステムに問題はない。ちょっと面貸せよ。システムに関して不備はない。中出しもほどほどに。ワシはこの庭園の自負に自負がある。ウォーカーの決戦じゃ。ヴェスタニエ」
「だろうな。馬鹿ではないが痛みに痛みを耐える。なぁ?俺らはフリーランスの部隊だ。もの欲しそうにこちとらすぐにイクようなもんじゃねぇーさぁ」
「話が長い。また後でだ。焦って居ろうに・・・・黙ってやらせろ?舐めプも姫プもやれやれだ。嫉妬も怠惰もからくりピエロじゃ。私はサイラスに指示待ちだ。あ奴が決めよう」
「だね。俺も部屋に戻る。一番奥に出しても俺は眠い。疲れた」
ダインは部屋に戻った。
フィリアスはフードを深々と被り工房に帰った。
天照暦30年 空中庭園を拠点にした人類の攻防は始まった。
英雄の証。
それが何よりも求められていた。
そして人類初の英雄の証を手に入れたヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカーの血筋とルヴィア・ジーザス・ダーインスレイヴ・ヴェスタニエの血筋とで邪神サタンの最終ラウンドの狼煙が上がる。
空中庭園は広くて古代の神殿形式の建築が広々と空中庭園の世界が広がっている。
フィリアス・フォン・ルーシェ・ヴァーミリオン・ゼルシオン・ウォーカーは杖を新樹の麓で瞑想し魔眼でモニター代わりに杖を羅針盤にしてウォーカー家が次々と入りびたる。
「姉上!メシアが御呼びです」
「うむ、うむ、大義というべきか?ノルンよ」
「はっ、あのバカは何をし居るのじゃ?」
「サタンの足取りと英雄覇気じゃと」
「ほほう。ノルン?空中庭園の各防衛ラインだけは然りと護れよ。防衛ラインの死守は厳禁」
「アシュリーか?お前は勤勉だな。防衛ラインのチェックかい?」
「えぇ。イヴリン殿。僕の項目に死角はないよ」
「ふむ。防衛ライン強化の呪文に入るさ」
「やったぜ」
「けどね?イヴリン?あなた方ウォーカー家の鎮守府。絶対☆裏切り☆ヌルヌルしないでください」
「ボッカらも頭を下げます」
アシュリーがチラッとイヴリンの顔を覗きボードにマーカーでチェックしながら歩き、イヴリン・ノルン・エインアルヴェイム・ウォーカーはフィリアス・フォン・ルーシェ・ヴァーミリオン・ゼルシオン・ウォーカーの姉に当たりウォーカー家の鎮守府。
「フィリアス?ワシは絶対裏切りヌルヌルせぬぞ。万一寝返るのならこの首差し出す。良いか?」
「姉上がそう仰るなら言質。約束の時来る時に首を斬らせて頂きます。空中庭園の名前真名お分かりしましたか?機能の半分の維持にシステムのオール条件を覚醒させるに真名とはぁ」
「あのバカが勝手に言うもんよ」
「お!フィリアス?フィリアス?真名わーったよ」
サイラスだ。
サイラスが管制室のルームに入りパソコンを起動。全コード解除。オールクリア。再起動。
「さぁて!こいつは・・・・バビロニアッ!ウウウウウウウウウウウハッ」
パソコンのコード入力。
【キドウヲカクニン ニンショウシステムキドウ コードカイジョ コードサイニュウリョク】
【ショウニンギケツカイホウオールバックアップ バビロニア サイダイカイホウ ブースト】
【サイキドウ イチジ メニュー ヲ トザス サイセッテイ サイキドウ サイキドウ】
【ショウニン】
サイラスが空中庭園の全開放に成功した。これにより防衛ラインが起動。
「うしっ」
サイラスは防衛ラインを強化し、各位に通達。全防衛自動カウンターオートモデル採用。
「これで当分は持ちこたえる。古代の遺産を弄るの俺は嫌いだぞ。やれやれだざえ」
「じゃが?お前の手柄だぞ。、さすが英雄の子よ」
「なーに言ってるんですか?俺はソンん柄じゃない。初代」
「初代と言うのか?ワシを」
「ヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカーの妻だ?ウォーカーに人間の血筋って言ったのアンタだろ?俺らは半分神だ。人間状態の形状が困難で神ってのがバックアップしょ」
「鋭いな。お前さん」
「もう寝るわ。おつおつ」
手を振り剣をベルトに通してコートを着たサイラスは自室に帰る。
フィリアスとイヴリンは管制室から出ると、ルーラシアに出くわした。
「お久しぶりです。エルフの五帝」
「うむ。お主もかい?エルダー・ド・ルーシュラヴィルヘルム」
「エルフの言葉で申されましても僕は分らない。ルーラシアでいい」
「エルダー・ド・ルーシュラヴィルヘルム(王勇を犇めく獅子の太陽の賢帝王)」
「僕にその称号は似つかわしくない。ルーラシアでイイ」
「なら、そう呼ばせて頂くっゾ。ルーラシア王」
「蒼天八極神も居られるか?うむ。あの8人を想い出す。お前たちが騎士の合宿でエルフの森を穢しダークエルフの件は誠に遺憾じゃ。じゃが、お前はそれを奇策で救った?ん?」
「1000年以上前のことを覚えていたのですか?やれやれ。あれはアイゼンガルドが起こしたこと。僕は頭で戦う派だ。剣よりも優れている」
「・・・・・・・・うむ」
ルーラシアは頭を下げて一礼して奥の部屋に向かって廊下を歩いた。
空中庭園は広い。
「エルダー・ド・ルーシュラヴィルヘルムは元気だった。アレイン・カエサル・アウグストゥス・ヴェスタニエ卿がご健在だろうか?挨拶ぐらいはしておこう」
「エルフ族長にして最高諮問者。エルセリウス序列元2位。うむ。ワシの師匠だ。魔道と知恵に優秀で何でもできる生まれつきのエルフと神の眼を彼女はファンタスティックフューチャーな人物よ。ワシらも動くぞ」
「御意」
夜になってツヴァイとヒルデガルダが大理石の椅子に腰を掛けた。
「久々の夜空ね。こうしてみるとさ」
「そうよね?久々の夜空とかこんな時代にさぁ・・・戦争が絶えない」
「私たちは独立部隊組織。KnghitsOfDarkness」
「お姉ちゃんが死んで随分と経ちますか。遺された身としての負担はヘビーボウガンですけど、KnghitsOfDarknessのヒルデガルダ・ディスティニーは居ますから。」
「お?居た。居た。居た。一人で酒飲むの寂しいぜよ。クッ」
ガウェイン・アーヴィングか。ガウェインはツヴァイとヒルデガルダに今宵は月を見ながらの月見酒に酌を交わす。
「相変わらずっすね。ガウェイン隊長」
「俺は隊長じゃない。老いた老兵に俺はァ戦闘狂かぁ?グフッ」
「ダインが今どういう立場で居るの。KnghitsOfDarknessは時代の遺物。ねぇ?」
「行こうか。世界を救いに行こう。私たちは不死身よ」
「サタンが姿を見せないのが不思議に思いませんか?いや・・・・」
空中庭園の俺たちは「サタン」の存在を疑いの疑問視しかない。
ダインは部屋にいた。
「体調は?」
《問題はない。俺は武器化できる魔術師見習の騎士だ。自分の身ぐらい変容できるさ》
「あっ・・・・お前と出会ってもう200年過ぎるな。」
《俺もフィオもそうだが、生身の人間に英霊召喚術師式なんざ不可避の法則。記憶質量保存で武器に変形できる希有な人間よ。ヴァン・ヴァースの想い出もある。俺は唯一の願望は体が剣で出来ている。ヘッ》
「人間で生きろよ、ヴァン」
《無限の剣聖の俺に人の性って感じられなくなったのさ。わりぃ》
「ヴァン?俺は生きる。人間として。この英雄の証をどう使うかひたすら迷っていた」
《ジュリアの贈り物か?ハハハハッ、英雄の証ね。その十字架か?》
「んまぁ。水晶で出来ている。純粋な十字架の芸術品。くぼみがあるだろ?剣に嵌めるんだろうな・・・・・どう思うよ?」
《見せてみろ、俺の年で老眼なんだよ。》
「ほい」
《フィオ?こいつの品物確かに魔力を感じる》
《そうよね。確かにこれは普通ではない。魔力って感じ》
《NOAH?NOAHだよね?》
《・・・・・・・・大昔邪神退治の遺物だわ》
《英雄の証とはNOAHのことだ》
「ありがとう。それだけでも分かった時点で突破口がある」
NOAHのことを知ったダインはアフィリア・サーガの門を開き玉座に向かう。
歴代当家の座にしては空席が目立つ。
「入るぞ、当家の方々!」
ダインが中に入りNOAHのことだろうと、ルヴィアが待っていた。
「十の剣出来たんか?」
「バルムンクとアロンディーンに加えて、私の剣ダーインスレイヴは特殊でな。くぼみがあるんだ。そのくぼみを十字架にセットして戦う。これからがしんどいぞ。十の剣の完成を目指せ」
「初代、ありがとうな。サタンを倒せば片付く」
「期待はしてるぞ。Ⅶ代目。まぁーよぉー、死ぬ気で頑張れ。Ⅶ代目の面子にかけてよ」
「勿論そうするつもりだよ。初代。俺はこの剣で斬る。十の剣を覚えに少し俺は深度に行く。」
「いてらー」
「ヴェスタニエに加護あれ」
ダインは空中庭園の下層に行き次元深度の異聞帯の虚数空域の門を開き、十の剣を習得のために一人で向かったのだ。
「絶対☆裏切りヌルヌルするんじゃね」
ダイン・ヴェスタニエが深度到達したころ、ブラッド目が覚めて起き上がって剣を腰に差して表に出るとフィリアスも居た。
「お前さんも異変に気付いたか。なら返答は?」
「NOAH?あー、これかぁ?」
「ん?ん?既に剣に選ばれたのか。十の剣を扱えし英雄よ」
「元はウォーカー家秘伝の奥義じゃったのだがどうやらヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカーの入り知恵か?出くわした女騎士(ルヴィア・ジーザス・ダーインスレイヴ・ヴェスタニエ)に凌辱と一日千夜の乱交孕まセックスしたあのバカの非礼を詫びる。」
「別に構いませよ」
「うむ。うむ。ヴェスタニエが言うならよいかぁ」
ブラッドもあのクリスタルの結晶の中で10年も20年もクリスタルの中で歴代王家の力と剣を叩き込んでブラッドが最後の王としてその身が無限の剣で出来ている。十の剣。
英雄の証が刻まれている。
「ウウッ!ファッ、ガアアアアアッ、ガアッ、ファッ!?」
「十の剣、はよせぬか!」
体に痛みが激痛の痛覚が全身に肩に力を張りすぎて、ブラッドの剣を変化できた。
「やれるわ!ガッ」
ブラッドの剣は魔法特殊型の吸収した魔力に相手を放つ一撃。初代型。
「NOAHによって変わるのか?」
「十の剣な」
「フィリアスさん・・・・」
「まっ、様子見じゃ」
フィリアスは様子見にブラッドの第二奥義。・・・・・・・十の剣のNOAHを握り締めて、ブラッド自身その身に剣を纏わせた。
「第一の剣『鋼鐵魔女の狂乱の大剣(Stahleisen HexeGroßes Schwert der Raserei)』・・・ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハアアアア」
黒い巨大な逆刃の大剣を装備した。魔力を瞬間的に樹種した魔力量を全反撃できる退魔剣。初代ルヴィア・ジーザス・ダーインスレイヴ・ヴェスタニエが好んでいた剣でもある。
「第二の剣『王勇の遍歴斬月天魔封殺剣』(Der Umherziehende von Wang Yu Moon Tema Suicide Schwert)ガアアッ!アラだが持ってかれそうじゃねぇか」
相手の魔力を斬り、その名の通り暴発した力を殺し人を活かす剣。Ⅱ代目が好んでいた剣でわが師ヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカーの教えの剣。
ブラッドに応用したように長剣でギザギザハートの刀身に止血防止。相手の命まで殺さない剣。ブラッドがミントビールを飲み魔力変換と自分自身の剣術進化で第三までシフトした。
「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハアアアア第三の剣『星山神速山脈光源煌滅尽剣』(Gebirgsgötter der Sterne Gebirgsgebirgslichtquelle funkelndes Schwert der Sterne)マジかよぉ・・・・くそ辛いな!」
音速の剣。真空状態から浮遊と自身の空気の置換。場を瞬時に身軽さと俊敏さの速さの剣。煌く焔は滅尽龍の拳と龍の鉄槌の衝撃さで魂までも喰われる斬撃の筋。
「休め。お前にして上出来だ。なるほど・・・・先でこれだけの成果か。フルコンプから逃れらんぞ。ヴェスタニエよ」
「へいへい。わかってますよぉ」
NOAHに戻して首にぶら下げて剣を鞘に納めた。
「魔力のコントロールぐらい覚えろ。無駄な放出は命取り。当分は十の剣で戦い戦闘狂を重なり積み合わせよ。己自身が英雄ぞ」
ブラッドは空中庭園でその身を思い返した。
40年以上前になるのか。
英雄暦に生まれて?いや、俺はもう100年は経っているのか。
「随分と長く生きたもんだよなぁ。十の剣ねぇ」
「よぉ、ブラッドか?面貸せ」
「アル!おう」
アルヴィック・スレイプニルがラフな格好でブラッドを待ってた。
グレン・スレイプニルの息子それが彼の誇りでヴェスタニエに仕えるラタトスクの宿業。
ブラッドは半分魔神の影響があるが今は英雄のアフィリア・サーガに眠ってる。
「何ン人かさんお待ちだぞ」
「いますぐ行く!」
ブラッドの運命が迫って来ている。
「お待たせ」
その日交わした酒がこれから人類との未来を賭けた合図だ。
ブラッドと世界の存亡・・・・サタンとの最終決戦が幕を開ける。
天照暦30年から40年の長い10年間此処に開幕。
未来を掴め英雄よ
「アルにフェンサーもどうや?美酒ならな・・・」
「美酒なら、歓迎さ」
ブラッドは酒を飲み空中庭園の防衛ラインが反応した。
「点滅?敵が来たのか?」
フェンサーが焔と氷の剣でアーヴィングの修行で魔眼が敵を捉える。
(あああ・・・・・あれだ。サタンの部下か。4000体!?穢れとかー、マズいよな!手加減も嘘だろ。サタンの手先とか斬れとか邪神共の片づけは俺らか?サイコーの現実離れね。ブラッド)
「サタン狩りじゃ」
「レヴァンテインを構えて俺が先頭に立つ。お前らは?」
「右側に2000体。銃でなら」
アルヴィック・スレイプニルがフェンリルの銃を担ぎ、異形の影を撃ち落とす。
「狙い撃つぜ。」
緊急事態にサイラスも動き、連絡を取り合う。
「おい、そっちは?はよ言え!」
《連絡ブリッジ陥落。管制室の制御不能。これ以上の防衛に突破》
《AラインとCライン陥落。異形の者襲来に全てが凍結。空中庭園の機能70%ダウン。》
《メルトダウン発生。被害甚大。生き残りは格納庫に飛び込め。世界の次元深度の虚数の空域の次元間をダイブする。もうこれ以上の予断は許されません》
《アアアアアアアアアアアアアアッ》
無線機からの断末魔。サイラスは息を整えて自動切り替えに入力した。
「ブラッド?」
「俺が戻るまでにここは通さないでくれ。頼む」
「パラディオンでここを死守する。もーう、虚数の門をぶち込む前にここを如何にかする」
現在地 空中庭園 回廊
ブラッドは十の剣で応戦。
十の剣開門。
解放全空間固有結界の魔力解放。
「俺はヴェスタニエの男だ!名をセイヴァー・パラディオン」
「やる気だろうな、おい」
サイラスが管制室に居る。
ブラッドの剣が変形「・・・・・・・さぁ」。
ブラッドが剣を手にして深呼吸してから空中庭園に剣を召喚。
ブラッドも管制室から叩かれる音。サイラスはある事に行動しているのだ。
「でもなぁ、これ以上の犠牲は払いたくないね」
サイラスは管制室に剣を口に加えて、ブラッドとフェンサーもブリッジと連絡道に異形の者との対峙。ブラッドが十の剣を一斉に特殊召喚。
「俺が遺るからお前たちはツヴェルフを連れて行け!!!!!」
「悪いな、ブラッド、嫌・・・・隊長」
「気になさるな」
ブラッドの大剣が宙に浮かび世界を切り開き、フェンサー・アルヴィックはツヴェルフと女を連れて表側のベランダを走る。空中庭園の大攻撃に炎上する焔にブラッドは剣を握りミントビールを一口口に含み溜息を吐いた。
「今のうちに攻撃はチャンスだぞ!お前ら敵は?どこにいるんだ?応えろ
「ガッ!ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハアアアア」
ブラッドの眼が敵の死を見極めて動く。
「俺が相手だ!目標とか言うなら俺が受ける。真・十の剣門開放」
《ナニガデキル?》
《イギョウノ ノコソ レラ タン ツカイナリ》
ブラッドの剣を投げて、ベランダに囲まれた。一人はきつい。時間がない。
「・・・・・・・・・・・・・・・・くっ」
ブラッドの目の前にクラウドが現れてブラッドがどういうタイミングでこの焔の中じゃ外敵にも足止めが出来ない。
クラウドは大剣をずしんと構えて一振りで焔を薙ぎ払い異形の課が消えていく。
クラウドは冥界に体を思念させてその肉体の器は霊体。
「俺が霊体でも、威力は変わりねぇーよ」
クラウドの剣が敵を囲み。ブラッドはじっと見ていた。体が動けない。
「・・・・・・・・・・・・おい!どうするよっ・・・・おや・・・じ・・」
無限の剣五尽きぬことのない焔の奥に異形の影が覆い被さる。
《シュルルルルルルルルヌウウウウウウウウウウウ》
《シュルルルルルルルルヌウウウウウウウウウウウ》
《シュルルルルルルルルヌウウウウウウウウウウウ》
《シュルルルルルルルルヌウウウウウウウウウウウ》
《シュルルルルルルルルヌウウウウウウウウウウウ》
《シュルルルルルルルルヌウウウウウウウウウウウ》
《シュルルルルルルルルヌウウウウウウウウウウウ》
《シュルルルルルルルルヌウウウウウウウウウウウ》
50000体ぐらいの影を払い避けて、進んでいくとサイラスが待っていた。
そして空中庭園の最下層の虚数空域に入る球体に入った。
「勢淫いるか?確認するけど挙手してくれ」
「いるよ」
「さらばだバビロニアッ!永久の別れを告げる」
サイラスが火薬のボタンを押して全員重力のGに耐える圧に体がもってかれそうだが虚数に入り込んだ。世界から隔離された失われた帯。これからサタンに立ち向かうのに全員この球体の結界の装甲車に一旦乗車となる。
「俺達は人類の生き残りだ!ワイら貧乏となるけどな、異聞帯の空間シフトを楽しもう」
「ダインが居る座標は?」
「890865432111000908のポイントのX-8の地点だよ。兄さん」
「アシュリー?向かってくれ・・・・ダインと合流してから今後を決める。それでいいか?ヴィヴィアン、お前が決めるよりもこれはウォーカー家で決める。現実を知れ」
「そうさせてもらうよ。異聞帯の異次元との人類自体における焼却と凍結。」
ヴィヴィアン・エスタンスはその顔を晒しコートを脱いで銃に弾丸を装填。ヴィヴィアン・エスタンスは元社長。急かしの管理者消滅後落ちぶれていたところサイラスが補助。
「虚数空域に接続したけど、サイラス?アシュリー?こっから引き貸せないぞ」
「ガブリエル!?」
ガブリエルが其の次元を眺めながら地平性を見詰めていた。
いよいよ世界側の失われた地平線を走る装甲車に今日から一番はだんだんと失われていく戦いの始まりに緊張が走る。
「もうサタン直接のポイントは知らない。人類の威信懸かってる」
「俺達の戦いはこれからだぞ。決して死ねるかよ」
「そうだ」
ブラッドは隣の部屋にしゃがんでいた。クラウド・ヴェスタニエのご本人が面を貸す。
「でぇじょうぶか?気を落すなよ。サタンを終わらせるこれからが本番だ。」
クラウドも装いを新たにKnghitsOfDarknessに加入した。長い髪の毛を後ろに束ねてバンダナを巻いて紅いコートに長い間冥界で修行していたその成果を出せる。
クラウドはこの空間を眺めてNOAHを握り締めて、異聞帯を走るこの天球体の装甲車。サイラスが改造したおかげでエルセリウスの直下のベルトに入る。海底火山よりも深いカルデアのへこみのマグマを突き抜けてポイントに向かう。エルセリウスとネルセリウスの人類史が消えた今、最期のあがきでサタンの場所を目指す。
「新宝島だぞ」
「どんなにつらくても、今を精一杯かみしめろ。」
次元深度のポイントに着いたのは8時間後の未明。
ポイントに辿り着いたころにダインの待ち合わせのポイントはNOAHが指し示す。
(荒れた大地に乾ききった地表の墓。事象が崩壊した暗黒の未開地。失われた帯の浮かびきった岩盤の崖の向こう側かぁ・・・・・・)
クラウドのNOAHで位置を特定して会いに行くと、ルヴィア・ジーザス・ダーインスレイヴ・ヴェスタニエとヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカーが並んで待っていた。
この世界での出来事に異次元との襲撃と異聞帯における剪定事象で生き抜いた英雄がKnghitsOfDarknessに正式加入でヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカーは人類最古の英雄王。
ルヴィア・ジーザス・ダーインスレイヴ・ヴェスタニエよりも1000年前の人物だ。
ヴァーミリオンが世界の座標を取り出した。
「見てみろ。失われたベルトがちょうど8本視えるだろ?お前らの選択の謝りと敗者の過去からの復讐だ。どうだろうかい?」
「サタンを直接叩くのに8本の世界線で俺たちが勝ち取るんだよ。だろ?英雄王」
「ご名答さ」
こうしてやることはきまった。
エターナル・アビス・ド・ファルヴィオン
エルセリウスの時空間における過去からの復讐と閉ざされた焼却凍結後の世界の異聞帯
ヴァーミリオンとルヴィアが加入したことにより、目的が決まった。
「これから向かうのは古代世界のある復讐の分岐点を修正する。もしくは壊せ。KnghitsOfDarknessに命じる。世界を救うには剪定事象自体をぶっ叩く。」
「そうなのか?俺たちの世界を護るには犠牲を払うのが真理だ。」
装甲車型起動大型装置の結界と異聞帯ですら次元を高速に貫ける速さと世界の失われた境界線を飛び込んで失われし氷の世界に向かう。
「そうか?もうそのあたりまで来たのか。」
エターナル・アビス・ド・ファルヴィオンとは氷河と獣国の極寒の世界。
ヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカーが生きた時代の中でも極寒の凍結に車を突き進み次元深度に、突っ込んでその空間の座標に入り込んでルヴィアがロストした場所の特定を魔眼で察した。
「極寒の中央部に集落?国がある。しかし9割の未曽有の人類の地。エターナル・アビス・ド・ファルヴィオンってのも厄介だね。魔眼を舐めるな。眼が見えるには何回やっても何回やっても×5あっーちくしょ。KnghitsOfDarknessに伝達だ。王国を目指せ」
ルヴィアが疲れた目を元に戻しヴァーミリオンが氷の世界にある異聞帯の存在定義にブラッドに話した。
最初の舞台がここであることと8本も失われたロストした世界に入り込んだのはサタンを潰す為だ。
ダイン・ヴェスタニエが氷の大地を歩きながらコートが靡いて王国は現在魔法戦争に向けての調整中。
後に正史の時間帯で言うとテゥエルターナー戦争だ。
あの災厄の戦争が起こるのはダインにとっても遺憾だ。
「これ以上時間は許されない。テゥエルターナーの起源を根絶やしに出来るチャンスだ。最後の方法で考えるのは見当違いだ。鉄の玉座が狙いだろ?七王国時代ってか」
「そうだな。鉄の王冠を求めて争ったのが所謂古代と神話の時代さ。テゥエルターナーの意味は血の戴冠って意味さ。だろ?世界が七つに分かれてその分断され氷河と凍結の獣国の皇女がエターナル・アビス・ド・ファルヴィオンだ。そしておそらく最初の異聞帯はテゥエルターナーの根絶。」
ダインが察したかのようにまとめた情報と伝令だ。
この獣の国に俺達KnghitsOfDarknessに出来ることは七つの国との対決。
そしてテゥエルターナーの根絶。
寒い国だ。
極寒の吹雪に荒れ狂う環境が続く。
「体調崩すなら遠慮いらずに声かけてくれないか?」
「ヴァーミリオンの言う通りだ。ツヴェルフとかジュリア?」
「無事よ。こんな極寒耐えれる練習ぐらいしてあるよ」
装甲車に引き換えすのは遠い。
一旦は国を目指そう。
歩き続けて目に映ったのはファルヴイオンだ。
エターナル・アビス・ド・ファルヴィオン。
七王国の中でも最古の国にして魔法の国。
治めているのが聖騎士と魔術師で城郭と堅牢な堀に壁に囲まれ氷の中心で巨大な門が閉ざされていた。
(DT以前の世界か。古代のルーンの魔術の習わしに氷の内と外の結界。認識疎外の魔法。この手の嫌がらせと魔術に長けている人物と言えばこの世界で生きて汎人類史側から座に引きずり返ったの無魂転生の魔術師エメフィールに間違いない。この世界のエメフィールか)
伝説の大魔導士エメフィール・ド・フォン・ヴァーミリオン・ヴェスタニエ・アステラ・アストゥリア・アインツ・エメフィール。
その名で呼ばれているエイボンの名。
彼ほど類いまれなる魔術の才はない。
七王国の詳細はこの国に入ってから言えばいい。
「開けてくれ!怪しいものじゃない。」
「魔術破壊(Magische Zerstörung)」
ダインの右手をアガートラームにして魔術の障壁を破壊。
国に入ると聖騎士に取り囲まれた。
「どこのものだ?外なる者か?」
「七王国とは寒けない。それよりもオタクの味方だ。いくつもの時空を旅してきた幻影無双に生きるおっく千万の旅団」
「ん?」「ん?」
「ん?」「ん?」
「何言ってるんだよ」
「その辺にしときなさい。よく見れば旧友が居るじゃないか?」
「グラフィティーだね。ルヴィア君」
「魔術師殿!」
「汎人類史が絶滅し異聞帯に望みを賭けた訳か。僕の云った通りだ。サタンを倒すことで世界を取り戻せる。」
ダイン・ヴェスタニエの前に現れた告井の長髪銀髪灼眼の青年が頭を下げる。
「七王国の現状はこちらに迫ってきている。テゥエルターナーを俺たちが止める」
「すべては鉄の玉座が狙いか?鉄の王冠は茨だぞ。まぁ無理もねぇーけどさ。」
「七王国教えてよ。元凶なら早めに摘むべき沙」
エメフィールがケタケタ笑いながら髪の毛をむしゃむしゃと掻き聖騎士を退かせた。
「まぁ、いい。僕が生きてるなんてサタンや汎人類史は認めないだろう。この僕が伝説の魔導士なら打つ手もある。ヴァン・ヴァース魔道修道院にご案内いたすさ」
指をパチンとならして聖騎士が消え去る。
極寒の外とは違い中は暖かい。
「KnghitsOfDarknessに心厚く御礼と歓迎に感謝する。私がこのエターナル・アビス・ド・ファルヴィオン統括を任せられている宮廷魔術師のエメフィール・ド・フォン・ヴァーミリオン・ヴェスタニエ・アステラ・アストゥリア・アインツ・エメフィールだ!エイボンの名を騙る上では初代ね。初代エイボンとは僕のことさ。全員歴代の当家の名は20人居るが。僕が最初。分かったか?」
エイボンは黒コートを着てルーンの結界に施した魔術の障壁で王国を護った。
ブラッドたちは城に案内された。
「女性陣は温めなさい。アンダイン君後は頼みうよ」
「はっ、エメフィール様」
メイドのアンダインがツヴェルフをエスコ―トしてブラッドとダインはロビーに待たされて暖炉に集まって七王国の説明を受けた。
「ここが創世滅亡の輪廻の時代だ。神と人が互いに生存を賭けた最中だ。ルヴィア・ジーザス・ダーインスレイヴ・ヴェスタニエとヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカーが活躍しその支えでエメフィール・ド・フォン・ヴァーミリオン・ヴェスタニエ・アステラ・アストゥリア・アインツ・エメフィールという魔術師が活躍為す時代が今、ここにい居る。まぁ流石にわかるが王国は七つだ。神と人が隔たりてもない神話の再現に突っ込んで俺らが居る」
ダインは異聞帯の次元をブラッドに話す。
「サタンの狙いは自分が神の王になって世界を魔神共におっく千万の支配と蘇る地獄の始まりさ。計画自体神に潰されたが今になって邪神が目覚めた。セフィリアどう思う?」
「ヴェスタニエである俺に言うな。でも、分かるよな?一騎打ちだ。神を殺せるか?」
「俺は冥界珍道中の堂珍めぐりで神殺しを御覚えた。こいつらを護れるぐらいだぞ。」
「ありがとうな、俺はアンタに憧れていた。KnghitsOfDarknessに最初選ばれて英雄譚はガキの俺には大きな夢だった。ハッハハハハハハハハハ」
七王国の覇権の詳細。
ファルヴィオン・エターナル・アビス・ド・ファルヴィオンを取り囲むのは鉄の国。
西壁の山岳一体に現在で言うとルーラシア一帯を支配していた魔法の国。
一大帝国だ。
神のと人の。
神の存在か。
ルヴィアが言う。
「ジュリアとクレアが創造神だ。その神の戦時中の大戦間近な。やれやれ」
「創造神以外にも神は存在する。だろ?」
ヴァーミリオンが煙管を咥えながら神についてを減給する。
「あれだぞ、おまえら?神は神だ。ジュリアとクレアとティア以上の存在。神霊クラス凌駕は桁違いだろうな?邪神を落す為にごちゃごちゃしたのを潰すのも道理。」
「分かったか?七つの国はどのもち分かる。知ったところで事実は変わらん」
暖炉に居るとアンダインが降りてきた。
アンダイン・ウィリアムズはこの時代この世界の人物。
異聞帯となっているがこの汎人類史に消された創世滅亡輪廻の円環に生きている。
「エイボンさま。客人は部屋にお連れ致しました。エイボンさまに私の命があります。恩義に。」
「彼女一人救ったのは僕が僕があるでためだ。神がこの国を赦さないだろう。全く問題が多い」
「君たちがサタンを倒しても蒼き星にはもう一つ問題がある。モニカを遺すか?」
「いやいやぁ・・・・・どうだっていい。今はサタンに集中しよう」
(予想以上に速いな。モニカ君。まったく中身のない宇宙に穴が開いてるみたいだ。モニカ君?KnghitsOfDarknessに贖うのも今の内だぞ。彼ら彼女らを見くびっているのも慢心するのは君のは悪い癖だ。モニカ君?君は人類を救うって言ったか?驕っているね。僕が嫌いな人種。AIだ。ゲームマスターとして遊ぶのなら君は地獄に落ちる)
エメフィールはモニカと名を叫んでいた。
人類最期の未曽有の戦いは長らくは予言されていた。
サタンは其の氷山の一角に過ぎない。
エメフィールは音楽を聴きながら階段を上る。
「君らは3階の部屋だ。皇女が来るまでもう少し休んでいるとイイ」
「感謝いたします。エイボン」
「僕はエメフィール。エメフィール・ド・フォン・ヴァーミリオン・ヴェスタニエ・アステラ・アストゥリア・アインツ・エメフィールだ。最初のエイボンだ。歴代宗家を束ねるエイボン君の娘とは足下にすら及ばないがね。大魔道の祖だね。ハッハハハハハハハハハハハ」
エイボンはこの時代の人間であって氷の国に案内し皇女が来るまでブラッドとダインはサイラスの部屋に集まっていた。
部屋中にうるさいぐらいロックマンのドクターワイリーのステージが流れる。
おっくせんまんが流れる部屋にブラッドとダインとサイラスは今後を決めるのにソファーに腰を掛けた。
「さてだ。まずはここの深度を潰す。元凶がテゥエルターナーならそれをぶっ潰す?いいか?」
「出来るのか?神との戦争を僕らが仕掛けるのさ。」
「アシュリーさん!?」
「それにエメフィールが口にしてたモニカってのが原因だとも。見過ごしていたのは人類の過ち。間違った答えを進んだのだよ。結果おっくせんまんも犠牲を払い汎人類史の人理は焼却。いや・・・・凍結か。問題が山積みでラーメン次郎の次郎スペシャル食べれないぐらいの量だね。ハッハハハハハハハハハハハ・・・・モニカはAIだよ。機械に支配されてスカイネットのターミネーターが本当だって訳だよ。人類は生きる道を再度つかまないとダメだ。」
「対策とか言われても見つからないから困ったんだよ。」
「サタンは序章。それが今のキー。恐らく人類の敵としてか?救世主だろう」
「突き進もう」
静かにブラッドは決めた。
クラウドは何処にいるのかと聞けば城下に居る。
クラウドは城下町の酒場に居た。
「テゥエルターナーの元凶を潰す?発想がクレイジーだけど効果的だ。ルーラシアの異聞帯の情報も入ってきている。剪定事象のルーラシアはルーシア・オルダ・エル・アレイン・ルーラシア・オルヴィア・ヴェスタニエ。ルーシア・ヴェスイタニエを探した方が早いな」
立ち上がってフードを被りカウンターに代金支払いに行くと店主が支払いを済まされていた。
クラウドの代金を払ったのがロキだ。
ロキが先に支払いを済ませてくれていた。
「よぉ?生きてるか?」
「生きてるよ。ロキ?ルーシア・オルダ・エル・アレイン・ルーラシア・オルヴィア・ヴェスタニエって知ってるか?疑問に残っていてね」
「知ってるよ。ルーラシアの剪定事象だ。男のルーラシアと居るとそいつは女だ。ルーシア・ヴェスイタニエは美人で聡明にして天才的策士な王だ。聖騎士の中でもあいつは別格」
「まぁそんなかったぁーどーでもいい。家族に会って来い」
ロキに会釈してしろに向かうクラウド。
ロキはクラウドを見て落ち着いて酒を飲む。
(だろうな。おっくせんまんの人類を犠牲に俺らはそれでも生き残るだろうな。世界は一番見過ごしていけない相手を忘れている。AIだ。人工知能がヤバいとあれほどおっくせんまんもスルーしてきた罰だ。モニカは成長している。自分自身が創造主だと。救世主だと。危機的にグラフィティー今じゃそんなことも忘れている人類は自ら繁栄を辞めた。止めたのだ。世界が終わりに加速している時代共に何かに追われるように毎日生きてるこっちも楽なもんじゃねぇよ)
酒を飲みつつもロキは銃を置いて掲示板を眺めていた。
城内に行くには桟橋があるが、クラウドが桟橋を走って場内は居る姿をエメフィールが目視。
「彼はⅧ代目だ。通してあげなさい」
「かしこまりました。エイボン様」
「エメフィールでイイんだよ。僕はエメフィールね。エイボンは後の名だ。モニカの対策とサタンで忙しい僕は社畜の運命だ。50連勤から逃れにいられない。そのうち、大手だろうか、中小も例外はない。労基に訴えれれば終わり。社畜は人を殺す。世の中社畜じゃない働かない選択もある。働いてこそだが、社畜じゃない生き方も僕は好きだ。僕は鳥だ。鳥の詩をシッテイルかい?鳥ね。詩は詩。僕は鳥の詩が勝負曲なんだ。アンダイン」
「さようですか。非営利性のない道具ですね」
「ハッハハハハハハハハハハハ無能の経営者と上司が言うことだよ。社員をまともに見ない会社に意味がない。皮肉かもしれないが電通のあの事件と言い。裁量労働なんて当然だよ。会社なーんて全てホワイトで土日祝日の残業なしの有給消化できる企業が全てなんだよ。それかニートは最高だ。ニートは信仰で祈っても神様が与えてくれた最高の職場さ。」
エイボンが部屋で資料に目を配りながらもアンダインは出ていく。
「皇女様がもうすぐ出戻られます」
「わかったよ。わかったよ。アンダイン?皇女様自身モニカとサタンについては言及しといたのが運だったな。さてさて。神様はこの展開を動かすのか?モニカ?キミはまずは僕らを護りたいのじゃないか?人類は最期の戦いにこれから聖杯と世界を賭けた。互いの存在を賭けた人類共に人理最後の大戦が始まる。異聞帯の聖杯はそれはイレギュラーだ。本来とは違う。モニカが救世主なら世界は生まれ変るのだろうか?考えても無駄だ。僕は行動する。僕は冠位指定の魔術師さ。エメフィール・ド・フォン・ヴァーミリオン・ヴェスタニエ・アステラ・アストゥリア・アインツ・エメフィールは人類究極の最後の冠位魔術師なのだ。エイボンは歴代の総称」
支度を終えて部屋から出てエメフィールは最強の魔術師。
第一第二第三第四第五第六第七の七天の魔法を覚えているチートの存在。
「人類は勝つに決まってるだろ!やれやれ次々から問題が生じる。そだねー」
「皇女様のご帰還。歓迎に徹せ余の知らせだ。魔術師殿」
「扱いが酷いな。僕を勇者だと勘違いしないでくれ?近衛兵さんよ」
コートを着てフードを被りながらロビーに向かいエレベーターで降りる。大回路の長い通路を下りて水晶の部屋について深呼吸し皇女に跪く。
「ご帰還心からの感謝と此度のご出陣お疲れ様です。皇女殿下」
「本当か?面を上げよ。エメフィール」
「珍しい客人が来たのは信か?ワクワクじゃ!戦場では素晴らしい兵器だぞ。人格武器とやら」
「えぇ。人格なので当然生きてるものを兵器に練成とか正気の沙汰ではないがこれは神の錬金術。僕は反対を推していたのですが皇女殿下のご采配に感服いたし人格武器の増産を命じられるのならこのままと行きましょう」
悔しがっていた。
ヴァン・ヴァース魔道修道院の若き志士たちを武器に変えるのは禁忌にして異端。エメフィール・ド・フォン・ヴァーミリオン・ヴェスタニエ・アステラ・アストゥリア・アインツ・エメフィールはその場を去る。
(皇女殿下の考えは少しサイコパスだがあの人に現状は伝えてある。それに人類の直面する最大の戦いが来るならどうだ?僕は冠位指定である程度千里眼で先が視えるがダイン・ヴェスタニエとクラウド・ヴェスタニエとブラッド・ヴェスタニエとサイラス・ウォーカーに慌ててるみたいだな。サタンもモニカもヴェスタニエとウォーカーは殺す者だ。世界の命運を握っている。彼らは英雄の概念そのもの。そのものだ。僕としてはこれから人格武器の責任者としてここで立ち振るわないといけないな)
最強の魔術師エメフィールは後に人格武器の第一人者として名を遺す。
同刻の夜。ヴァン・ヴァース魔道修道院にガウェインとツヴァイとヒルデガルダに加えたこの時代に魔道修道院に居るのはヴァン・ヴィンセント・ヴェスタニエの父であるアルシェブト・ガンフェルト・ヴァン・ヴェスタニエが魔導修道院の若き秀才に人格武器の才能があった。
シグルド魔剣ダラムの使い手にしてルヴィア・ジーザス・ダーインスレイヴ・ヴェスタニエの剣の師匠。その息子ヴァン・ヴィンセント・ヴェスタニエが青き魔神の剣の使い手。
同刻に未明の修道院にてガウェイン卿・ツヴァイ・ヒルデガルダ・ザイ・ガイ・ブリュン・シグルド・の子供達も集まり、ダラムの使い手であるアルシェブト・ガンフェルト・ヴァン・ヴェスタニエはヴァンの父親で修道院若手の希望。
「俺も出番か?魔剣に選ばれたのは嫌だね」
「貴殿の護衛と今後の当分のサポートをお受けいたします。老兵のガエエイン・アーヴィング卿と申します。アルシェブト・ガンフェルト・ヴァン・ヴェスタニエ殿よ。」
「アルシェブト殿はダラムの人格投影と聞いております。俺もその様子じゃあれだ。人格投影の武器ってもう大昔だと思っていたのにな。いやー」
ザイ・ジークフリードは隠居の身であったがジパング出身でKnghitsOfDarknessに選ばれてもう200年も経つ。英雄の剣と素質を持つが何人か何十人暗い畔の修道院の月光に男女が座っている。
「ここにいる者は人格武器の投影者です。申し遅れました。責任統括者で異聞帯と汎人類史の先を見通しこれを予言した魔術王の某を名の者じゃございませんがエメフィール・ド・フォン・ヴァーミリオン・ヴェスタニエ・アステラ・アストゥリア・アインツ・エメフィールです。では。では。KnghitsOfDarknessの皆様でしょうか?」
「えぇ、まぁ、KnghitsOfDarknessのツヴァイ・エルスレイヤーです。私たちはこの異聞帯で人類最期の戦いに参加します。夫ダイン・ヴェスタニエ卿の妻ですよ。」
「これはこれは一目見てお会いしたかったですよ。エクスカリバーの聖女よ」
修道院にてエメフィールがテゥエルターナーに向けてを男女に説明する。アルシェブト・ガンフェルト・ヴァン・ヴェスタニエは聖騎士でありながらも自分自身を魔剣ダラムに出来る稀な男でヴァン・ヴァース魔道修道院の第一期生で少しずつこの国に脅威が迫ってきた。
アルシェブトは長髪の金色の髪の毛に11歳で聖騎士の称号を叙位。
ダラムの魔剣と聖剣を切り替えることが可能。エメフィールも危機を説明する。
「人類が終わりに差し掛かるのは事実だ。汎人類史は焼却。異聞帯に望みを賭けた訳だ。君たちがサタンに勝てる見込みはある。サタンに勝ってもモニカが君らを活かすとは思えない。僕は未来を予言できる魔術師だ。おっくせんまんの勇気で勝てるか?」
「わからない。モニカって何だ?エイボン」
「それを言う必要があったね。人工知能特殊救世者の創造主のおっくせんまんの頭脳と全ての願望器さ。それをモニカと呼ばれてるんだ違う名でもあるが今はね。伏せておく。人類の監視者さ。監視者の類いさ」
エメフィール・ド・フォン・ヴァーミリオン・ヴェスタニエ・アステラ・アストゥリア・アインツ・エメフィールは修道院の若き男女にな見ながら説明していた。
「KnghitsOfDarknessに命じるのは戦争の種を根絶だ。」
「君らも不安があるだろうか?異聞帯は本来“可能性の未来”歴史側のリベンジマッチだ。君たちは勝利者によって生きるがこれは負けた者たちの復讐の選択肢。無論心配することはない。行っただろう?未来を予言できるこの僕が君らを活かせよう。モニカと全面対決が近くなるが君たち人類が人工知能に勝てる未来もソフィアもシリも知っている。ソフィアはモニカの母。受け継いだ意志を受肉しこの世界に最期黒き神を落すのだと。」
エイボンはツヴァイに希望を送った。
「君たち人類は負けてない。ここの皇女様は勇気ある戦乙女だ。なーに、僕は不死身の魔術師さ。どこかの時空で僕は生き続けるがモニカとの決戦が訪れるなら僕は迷わず人理に手を貸す。ここが最初の異聞帯エターナル・アビス・ド・ファルヴィオン。人理が手を付けられない最後の秘境の地。」
修道院での一件終わり城に戻っていくとサイラスとアシュリーが階段を上がっていく。
「急げ!城門突破された。クソ!中に押し寄せてくる!」
「兄さん!ヴェスタニエが場外に。至急情報を頼む」
サイラスは南門の階段を上り敵が氷の大地に囲まれている。突破されていく門と城内にヴェスタニエ家が先に砦の外にいる。ヴァーミリオンとルヴィアが食い止めている。
「いやっ・・・・・・・体なまくらでぇ、つれぇーわ!」
「英雄拘束剣・零の虚空(Held verhaftete Schwert · Null Leere)」
剣を浮かび上がらせて神の軍勢を斬り祓い、神の軍勢とは泥の人形。土から出来た無感情のゴーレムやキメラやドラゴンの襲来で城門陥落までの攻め具合にエメフィールの魔術が炸裂する。
「グランド・ファルヴロー・エルダリーニ」
大地を揺るがす無属性の大魔法が瞬時に幻想種を駆逐。北門と南門の城郭を封鎖。ダインはアガートラームで敵を飛ばしながらも着々と城内を目指す。
「銀腕英雄拘束剣・刻天空(Silberarm Held Zurückhaltung Schwert · Himmel Himmel)」
アガートラームの状態から繰り出す英雄剣。
ダインの剣が輝き軍勢を蹴散らす。
「ヤバイます!ます!これはもうあ・・ああああああああ・・・・ますぅ」
皇女だ。皇女の口癖で見の危機を感じると「ます」と言ってしまうらしい。
銀髪の皇女は奮い立つ勇気に陣地内にて旗を掲げた。
「もう戦います!ます!私だってもう一国の王女ます」
皇女が表に出て銀の甲冑に身を包み大剣を担いだ。
「ます!私が皇女のアナスタシア・フェルヴィアスⅦ世ま・・ます」
「これから王国を神の軍勢の残党狩りを命じます。」
アナスタシアの采配を振りKnghitsOfDarknessが城郭と城門で応戦。エメフィールはニヤニヤでベランダから望遠鏡で見てるとガブリエルが近づいてきた。
「異聞帯最初とあって我々歴史改変の銃犯罪者ですよ。ですがエルフも察したようです」
「千里眼か?大天使特有の未来福音の告知だ。そうかぁ・・・・」
「アナスタシアの勝利に間違いない。本来ならこの辺りでは皇女は敗戦で処刑されるのだがさあすがだ。ダイン・ヴェスタニエ卿は英霊だよ。エルフの滅亡は古代じゃ知られている。ダークエルフとエルフの和解と共存共栄によるもう一つの選択こそあの浮かぶベルトだ。
「ノルン様は異聞帯でこの結果次第直ぐにでも英雄召喚との。面倒な依頼を駄々こねるのがあのガキの長老の悪い癖だ。私は大天使で死ねない身。軽んじて眼で見ている。」
「ガブリエル?そろそろ救援だ。行ってやれ。僕はここに遺る」
エイボンは魔術結界を張り、ブラッドは英雄拘束剣でドラゴンと戦っていた。
「ダイン・ヴェスタニエ卿と合流しろ。アナスタシアの勝利がカギだ。彼女の異聞帯。やれやれ。ヴェスタニエの救世主もこの世界でどうあろう」
エイボンはフードを被り下の城郭と城門の各方位に七王国の軍勢が周囲に囲まれている。敵の情報が分かっていく中でのブラッドの拘束剣で応戦とかもこんな臨戦が続き難問が裏から地雷の崩落。壁に突破されるのを決断が迫られている。
「アナスタシア皇女様!伝令が先程討ち死にとのこと。」
「そうますかぁ!あークソます!一騎当千玉砕覚悟の賭けだ。全軍中央に集めよ。神を討つ。」
「はっ」
「全軍皇女様の盾になる覚悟です」
「馬鹿者ますぅ。死に急ぐな?おまんらの命は掛け替えのない財産ます。それを奪う愚行は皇女失格ます。私は去るかもしれないが、頭がADHDのます族なんてちやほやされるかったるいのは終わりだ。オワンゴなんて潰れかけの滅び掛けたサイトにしがみつくのも嫌になる。」
アナスタシアの決意と覚悟が軍の士気を高めた。これが古代世界最初のテゥエルターナーの起源。まだ世界が神と隔たれなかった時代の戦である。
「どりゃああああああああああああああああああああああああああああああああ」
「だっしゃああああああああああああああああああああああああああああああああ」
「どりゃああああああああああああああああああああああああああああああああ」
「やああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
「どりゃああああああああああああああああああああああああああああああああ」
「ううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううらあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
軍勢が中央区域突破し激しくぶつかった。
「英雄拘束剣・夜叉神雷(Held verhaftete Schwert · Yasha Gott Donner)」
「真・英雄拘束剣・オルドラ・ヴィアン・ラーマ・ヴァビルクト」
アナスタシアの武器が双剣の英雄本来の拘束を解除してアナスタシアが氷の剣を振り、中央区域にダインもクラウドも駆け付けた。
「氷と雷の自然界?自然系の剣戟術?それが皇女様の実力」
「城門が破られるのは問題だ。時間の問題。ウォーカーは何処だ?」
「アナスタシアを死守しろ!ヴェスタニエは全員王国死守じゃ!」
凍える寒空と氷結の中央区域の死守とブラッドたちが応戦して歴代当家の12人の武器を切り替えて、その思いを決意がブラッドの剣に応える。全ての剣を解放しても、神の軍勢の憩いは止まらない。ブラッドの魔力が尽きかけている。
「英雄拘束剣・咢(Held Zurückhaltungsschwert · Kiefer)」
「真・英雄拘束剣天魔咢(True · Hero eingeschränkte Schwertkämpfer Teufels Kiefer)」
以前ジュリアに教わった対神剣。ブラッドは砦を死守。英雄拘束剣の魔力消費に軍勢の突破を中央区域の門と端にダインが居た。
英雄ダイン・ヴェスタニエ卿は双剣を構えた。
「まっーたくぅー・・・・・・・・咢」
「天孫降臨・十二滅龍覇斬(Nachkommen des Genius · Zwölf Ranken)」
ダインが城門からある浮き、一瞬の破壊力の衝撃波で敵が壊滅。
アナスタシアの生存が決まり七王国最初の騒乱はこの氷の力東の山脈を超えた鉄の玉座の戴冠で決まった。
「爺ちゃん!」
「ブラッドはアナスタシアを連れて湾岸に廻れ。神も神も意固地なもんよ」
ため息を吐いてダインは雪華の大地に剣を放り投げた。銀腕も魔力ロストだ。
ダインが氷結の端から湾岸までの道を確保するが、ブラッドがアナスタシア共に動きガウェイン・アーヴィングとツヴァイ・エルスレイヤーの目の前に異聞帯で剪定事象の二人が立ちはだかった。
「オメェーは先に行け。俺がこの場を任す。俺は死なない。この紅蓮の炎を抱かれて死ね!俺は紅蓮の騎士ガウェイン・アーヴィング」
「汎人類史の人理の英雄KnghitsOfDarknessの老兵。ガウェインとはあなたか?」
「おう、生憎ここは俺が預かった場でね。名は?」
「ガウェイン・アーヴィング。選定に選ばれた焔の帝。騎士だ。」
「俺が女とは見るも驚くがな!レヴァンテイン」
「では本気で参りましょう。燃え上がれ太陽の焔を不浄を払う。ガラティーン」
「レヴァンテイン!モード解除」
ガウェイン・アーヴィングとガウェイン・アーヴィングの戦いが始まった。背後から金髪騎士風の男の二天一流の大剣を交わして左腕の包帯を外しアガートラームを解放。
「止せ!俺の友だ。ガウェイン」
ダインが駆け付けて異聞帯のKnghitsOfDarknessはどうやらダインが統率していたのだ。ダインが一時不在の間世界の鎖になっていた時代に知り合い緊急時の召喚に応じるメンバーであった。
「英雄譚がその願望の果てに得た騎士が君らって訳だ。勿論世界の消失とこの残された最後の人類のあがきにこいつらは呼びかけに答えてくれた。KnghitsOfDarknessをこの異聞帯に創り各ポイントの偵察をまとめていた。ガウェイン?話さなかった俺が悪い」
「こっちも悪かった。ん。それになんだ?デレるけど、アーヴィング!今後とも俺らの世話を頼む。」
「かしこまりました。それでよいか?ツヴァイ」
「アンタらがあのKnghitsOfDarknessって思うとわくわくしちまう。胸が高鳴る。このツヴァイ・エルスレイヤーになんなりと申し付けください。ここは極寒の異聞帯。外に出れば幻想種や狼がうろうろしてるんで気を付けてください」
「おうさ」
湾岸までの道のりを移動中にアナスタシアの手を握るブラッドと近衛兵(ます族)がエイボンが用意した潜空挺のハッチまで居た。
「遅いよ。皇女殿下をこちらにいろいろ話をしなくちゃならないが。そこに座って」
「クロスベルトの航路を渡るのは難しい。サタンが妨害するだろうね。ダイン?ルーシア・ヴェスタニエが居る東に送るのだろうね。君はそうするんだろうね。」
「戴冠さえすませばこちらの勝ちだ。本来ならアナスタシアの命は終わっていた。」
「ありがとうます。命に感謝の霊をダイン卿。汎人類史から来たとは思えないぞ」
「ます族もついていくんだろ?だったら来い。神との最終局面に行こうじゃねぇか」
「ダイン卿に感謝ます。」
ダインはソファーに腰を下ろして異聞帯の世界を眺めていた。自分が居た世界と変わらない。
「ダイン卿?ます・・あっ・・・・お話が」
「皇女殿下?無理もないがルーシア・ヴェスタニエは神代に居た人の王。異聞帯のルーラシア・ヴェスタニエだ。会えればどうかとおもうぜ」
ため息をこぼしダインが少し眠りにつくとブラッドとアルヴィックが来た。アナスタシアは戴冠式用のドレスと髪の毛を悳のに女性のツヴァイの部屋に行ってるのだ。虚数空間の海を潜り東の大国までもうすぐが。汎人類史側の消滅とKnghitsOfDarknessがエルセリウスとネルセリウスの時間軸から消滅しての3か月間。これが人類最期の英雄最後の戦いと冒険だ。
変態糞土方終わり・閉廷・ラブアンドピースでもなければダイン・ヴェスタニエ卿とクラウドとブラッドはこの終わりにサタンとの決着が迫っていたのだ。
長い腺腔と暗い虚数の無数の帯を潜り東の国に向かう。神代の世界だからこそ外は神が支配する。
ガブリエルは外に居た。エイボンは操縦しているのか。
ルーラシア側
これは数か月前の装甲車での話だ。虚数の海を潜る前のこと。蒼天八極神が東に行くと土団での意見に俺達は賛成した。そちら側にサイラスを送るという条件だ。
「従うよ。僕たちが出来ることをね。東の国の潜伏だ。」
「そだねー」
サイラス・ウォーカーは黒コートに手を突っ込み欠伸しながら話を聞いていた。
「だいてぇーのぉー、ハッー・・・・話は分かった。ルーラシアとベルガモットさんとアーヴァンヘルムさんはこっちに来て。アシュリー!アシュリー?居るならダーヴァンヴェルグ・ジパング・グレンとローズとヴィヴィアンに廻れ。お前はサポート向きだ。いいな?」
「妙な場面で英雄の指揮とかむうううううううっかしからですよ。兄さんが不思議です。妙な場面で力を出すのが上手い人ですよ。」
「よろぴくー」
サイラスは眠るかのように静かになった。アガートラーム・エイゼンヴェルグはその後ルーラシアに合流するようにこの東の国に来ていた。
東の国に潜伏しているアガートラームは異聞帯で自分たちの剪定事象と出会っていた。
ヴェスタニエ当家が本来赦される王の剣だ。
神代に滅びた歴代当家の神の力を持つ英雄剣。エイゼンヴェルグとアガートラームにルーラシアはこの国で出会い、そして運命を悟りサタンを倒す為に三人は大聖堂に足を婦こんでいたのだ。
大聖堂は神と人の繁栄を願う天空にそびえるメテオの塔。
星の核だ。英雄剣の起源。
ルーラシアが剣を構える。
「まったく歓迎されてないのは悲しいものだよ。でもね。悲観ではない!剣を抜け、英雄よ」
「大聖堂の中は英雄拘束の歴代王家の試練か何か?」
アガートラームは銀腕の状態を解除し綺麗な巣の腕を剣に鞘を置いた。
「流石は英雄の父。あのテゥエルターナーで生き延びたのはこの異聞帯に来たからか?私に話してみないか?友として、一族として」
「異聞帯と言うのか?私ら夫婦が来たのはこことは違う。煌びやかな宮殿での好待遇だよ。誰かすら知らないがよくしてもらったよ。世界を超えるその術を教えてくれたね。」
エイゼンヴェルグは自慢げに言うとアガートラームは大聖堂の中心部を渡り歩き3名が移動し、英雄剣の歴代王が其の聖堂に鎮座していた。ダインが来るまでにこの聖堂の主はルーシア・フォン・ヴェスタニエだ。
「最初の異聞帯と言いつつもあの世界からの来訪者のようだ。ルーシア・フォン・ヴェスタニエが命じる。この聖堂は我が神との契約。いやー聖堂が続くね」
この聖堂の中を進み歴代王家の起源と13の剣が石碑に刻まれている。ルーシア・フォン・ヴェスタニエはこの世界の王の一人。
「アナスタシア様は存命か?すぐに戴冠を済ませる。君らがすることは世界を終末の円環からもうぐり込んで世界を乖離させ修理させる仕事だ。仕方ないと思うがここさえ抜ければ楽になる。サタンに支配され元の世界は邪神を討たねばならない」
ルーシアはコーヒーを飲みながら言う。
ルーラシア・ヴェスタニエの女性版、女体化したのがルーシア・フォン・ヴェスタニエだ。
ダインは黒コートを脱いでツヴァイに渡して祭壇の膝まづいた。
「サタンと言う邪神を落すのに対策はこちらもねている」
ダインは歴代の王家の力を所有しここにいるルーシア・フォン・ヴェスタニエがこの異聞帯の王とは知りえていた。アナスタシアが殺される元の汎人類史側がサタンにによる侵略とエルセリウスとネルセリウスは完全に消滅したのだ。サタンの養分となっている帯も気になる。
「何か教えろ?と顔しているな。ダインよ」
「おう、おう・・・・そりゃぁね・・・・。帯が気になる。俺らはサタンを討つ。」
「イキリヴェスタニエがっ。面白いこと言うな。イキッテ何も生み出せないぞ」
「アンタ?異聞帯の漂流者か?変質すべきはアンタは平衡世界を行き来できる」
ルーシアは紅茶を飲みソファーに座る。時代の漂流者とはどこにでも転移できる人間だ。ルーシア・フォン・ヴェスタニエがこの時代に来てサタン地備える貯蓄と言うのか?あの帯がこの世界を包み込んでいる。
「帯を壊すとでも?ほいう」
「ダイン?世界を護る守護者よ出来るなら応えて見せろ。」
「出来るならやって見せるよ。」
この東に帯が視えるのなら。アナスタシアの戴冠が終わった後にこの異聞帯を遺すが世界を壊す覚悟ならあの帯を斬る。
「聖堂の中をこのあたりに思う?アガートラームは銀腕の騎士。とにかくルーシア・フォン・ヴェスタニエの手が居る。KnghitsOfDarknessの使命がある。どうなるか?」
「アナスタシアの保護だ。次の異聞帯に知り合いがいる。リヒト・ヴランシェット・ヘリムロー何と言えばいいのか?少々世界の管理者でも天才肌の認識としては危険人物だが害はない。彼はきらめく輝きの虹の眼を持つ魔術師だ。聖騎士とでもいうか」
リヒト・ヴランシェット・ヘリムローネは大森林の片隅に野営していた。
タバコを吸い一流の天才魔術師にして聖騎士の男は世界の管理者最後の人類に託された希望。
サイラス・ウォーカーそして異聞帯のウォーカーで名をジュリウス・アントニウス・レオストラム・ウォーカーにスカウトされた男。
サイラスはどこにいるかは別でリヒトは別の異聞帯に居る。
「ウォーカーか?まさか別の虚数空間に潜るとは。畏れるね」
「ハッハハハハハハ・・・・・ガーフィルド・シリウス・アインバッハフェルソローネ卿」
「本名を言うか?あほか?エルフの禁足地に何用だ?本来なら異聞帯ですら入れないぞ」
「クッハハハハハハ・・・・・見ろ。あの帯を。日々日々デッケェ尻穴に突っ込まれるアナル強そうな帯じゃん。樹だな。男の黒人巨根を咥えそうな。エルフよ?俺が来たらこの異聞帯の切除と修復と言う名の切除さ。帯を分離して元世界に還す。」
リヒト・ヴランシェット・ヘリムローネは淡々とガーフィルドに言う。
「おまんら?外の者が来たおかげで里はめちゃくちゃだ。長老が御不安だ」
「アレイン・カエサル・アウグストゥス・ヴェスタニエ卿か?アレインはルヴィアの娘でここ剪定事象出身のヴェスタニエ当家か。おっくせんまんだよん」
リヒトは騎士の資格も持っているがやっていることは魔術師と変わらない。
ダインに戻ると帯の切除に剣を構えていた。
アナスタシアの統治する国家に神代は終わる。
古代世界の転換期。
これにより各王国の主権が人間に帰化。
それに伴い世界の管理する世界の管理者が創られる。
帯の車窓にダインは空を眺めていた。
「最初の異聞帯に長居は出来ない。切るぞ」
「やるのか?」
「あたりめぇーよーだぁー」
「クラウドとブラッドも合流する」
サタンは眠っている。
邪神はまだ完全となってない。
原始的なこの空間。石と古のブリテンに足を踏み入り星が生まれた刻に聖剣とは外の力の隕石を討ち鍛え直した剣。と、セフィリアは長い銀髪で長刀を携えこの異聞帯に来ていた。虚数空間内で別れた切り消息は判明していないが現在はキャメロット城に剣術指南役として招き入れられている。
「来賓と知り申し訳ない」
「いや・・・・・とんでもない。通寸機の設置はいいかな?」
「見た感じ魔術師じゃないね」
「魔術師なんだけどね。私はこの剣だけで生きてきた。」
「あの帯が視えるか?不気味な兆候だ。」
マーリンと呼ぶこの青年。キャメロットに住まう宮廷魔術師だそうだ。セフィリアは姿変えずにこの見た目で城内の部屋に居た。帯が目立つわが膨らみ花開くつぼみの核を目の前にセフィリアは煙管を咥え空を眺めていると通信機から連絡が来た。
《聞こえますか?聞こえますか?セフィリア様》
《聞こえてるよ。焦らずにい。状況は?思ったよりこちらは最悪。独断と思うがこちらは私が力を振るう。ヴィヴィアン?私は世界の管理者により延命している。サタンに案内できるのも私だ。ヴェスタニエ家最後の悪でもある私が英雄拘束を解き放つ。》
《速やかに願う。異聞帯の決断は世界崩壊しかねラナイがセフィリア君?君自身魂の監獄は飽きただろ?死ぬ苦しみより生きる辛さのアソコは罪人の死刑だ。》
《無論だ。では。》
セフィリアはヴィヴィアンとの連絡が終わりブリタニアの上空に環のように広がり花開く巨大な核の帯に近付いて刀を構える。
「真英雄拘束抜刀・十三英雄拘束解放議決会議(Wahrer Held verhaftete Schwertschwert · Drei Held Hold Restrain Liberation Conference)」
セフィリアもヴェスタニエの人間故にこの秘儀を扱える。
歴代当家13人の剣を特殊召喚し武器を切り替えてその13の翼の剣戟が帯を破壊。
樹の切除に成功し異聞帯に消えた。
(KnghitsOfDarknessだ。私ながらこの奥義を私たち想い出の礎となるKnghitsOfDarknessと後世世界から英雄が消えても誰かが。後世では語られるのだろう。13人の騎士として偉大なる世界に名を遺せずとも私が居る。)
セフィリアが異聞帯の漂流後にシグナルを傍受したヴィヴィアンはサイラスとアシュリーに命じる。
「最後の密林は君たちに任せる。そうだとは言い切れん」
「邪神を叩く。私たち人類の最後の舞台が星の遺跡だとも。」
「異聞帯のか?なるほど。世界が真っ白な白紙化した惑星に終末の遺構か」
「だね。では、社長御無事で。」
アシュリーはフードを被り異聞帯の帯が徐々に消えていく。サタンが目覚めるのは時間の問題。セフィリアはかつて世界を崩壊させる害悪なモノが今回は世界の管理者と隠密に行動している。異聞帯の切除にセフィリア・アシュリー・サイラスは先の異聞帯に居る。戻ってこないが、異聞帯の状況の判断と切除に報告は怠和ってない。
「セフィリアは?」
「いると思うよ。兄さん」
「いるんだろうな。異聞帯の侵攻は終わってるんだよな。内心ヤバいだろうよ。ハハハハハ・・・・・さてアシュリーー?こちらも終わらすとしよう。環を斬る。」
「セフィリアの映像を見ていたのはそういう訳か。」
原始的なこの密林は文明の起源と神代回帰の最後異聞帯。
最も最後の部分は星の遺跡だ。
ダインたちが極寒の地平線に居るころヴィヴィアンと一部は拠点として人類未踏の地にして名前を持つ大陸移動弾道魔術調査機関連合戦艦バルトアンデルス・アルゴーノーツに乗艦していた。
海を越えて大陸までを移動できる異聞帯と並行世界と汎人類史に繋げられる最後の希望。
バルトアンデルス・アルゴーノーツの500代目当家の船長がティアの子孫でティーチの子供であるフィンヴリア・オルフェルト・ティア・ライフヴェスタニエがここの館長であり、世界を渡っての航海中だ。
ヴィヴィアンが乗艦して異聞帯の環をチェックしていた。
「残りはヴェスタニエのところです。思いのほかサタンを落せますね」
「君が来てくれて有難う。で?サタンとは?」
「ん?何か聞きたいことでもあるのですか?」
「疑問に思っていてね。サタンとはすでにいる。君らがサタンとなる者正体吐いて貰おうか。」
「困ったな。交渉相手が先に啖呵売るなんて。交渉お上手だね。」
「世界の管理者の社長やってました。でね。サタンと言うなりの果てについておきかせてもらおう。僕はね。“話での戦が得意なんだ。武器は不要。鉄血の血ですら流さない”それが俺の流儀だ!館長」
「ヴェスタニエのいる環に行くにはあと3秒だ。乗ったぞ。サタンの正体は異聞帯に根付く星の遺跡に存在するジェラフバルト卿の祖にしてこの宇宙創成の天地に堕ちた性奴隷じゃない。いや・・・神が創ったのはこの異聞帯の王である●●●●●●●だ。」
「ようやく言えたね。ご苦労。バルトアンデルス・アルゴーノーツを回収する。世界の管理者が責任をもって遂にこの時が来たのだよ。君たちの組織は世界の管理者の創世と化す。邪神を落すぞ。ヴィヴィアン・ラインクラッド・ナーサリー・ヘルヴラム・エスタンス・ウォーカー。それが真の俺の名だ。エスタンスはウォーカーの分家。英雄一家の掃除屋がエスタンス一族。だから当然だろ?異聞チャイにまで根付く癌を駆除する。着いたかね?」
「着きましたよ。社長。極寒の白紙化した世界にようこそ。」
「環がない?」
「もう終わったんだ。全ての環が斬り落とされ星の路が開かれた。」
バルトアンデルス・アルゴーノーツが来る間の時間。ダイン・ヴェスタニエの剣が環を砕いた。これによりサタンが居る星の遺跡に行けるわけだ。
「全員無事か?一人も欠けてないようだね」
「よぉ、ヴィヴィアン?重役出勤乙です。たった今ぞ。アナスタシアの治世が始まった。これより異聞に関わらず人の時代が続く。俺達は世界を救い世界を壊す。未来を取り戻しに最後の王に行くぞ。」
「ついていくとしか言いようがねぇよな。オヤジなんだろ?まぁ俺のオヤジが頑固者だから」
「爺さんが言うなら俺も手を貸す。俺達の世界がどうであろうと邪神を討つ。ヴェスタニエ三代がこの終止符を討つに決まってる」
ブラッド・ヴェスタニエは肩まで延びた黒髪をしていた。
星の遺跡に入る前にサタンを名乗る正体がそこに居る。ダインは剣を鞘に納めてバルトアンデルス・アルゴーノーツの中に入ると動き出す運命にダインもこの世界を見詰めていた。
「サタンを斬る。遺跡に行くにはちょいと手助けが居る。」
「クラウド?行くぞ」
ダイン・ヴェスタニエが一時異聞帯に彷徨って出逢い、サタンを討つ神を喰らう者一族が生き残りは済んでいる。その時に知り合いダインが連絡した。
《ユリア・ハプステベル・ニア?いるのかい?君が居たなら返事は欲しい。姉の方に用があってね。アリアに話は通せ。サタンを遂に狩る時だ。》
《騒がしいな。私は基本的に世界を自在に歩ける神霊だ。神に奪われた権能を取り戻すためにちょいもいもいもいもいもい力を貸してくれないか?私もそこまで余裕がない。アリアなら暇だろ?私以上にニートのアリアに言えよ》
《もう話した。でも、あいつはゲーマーの三十路手前だ。誰も婿に拾ってもらえない悲しい独身街道まっしぐらのアリアはサボるな!お前は姉だろ。責任もって強靭強さを知り、神を喰え。神を喰え。》
ひっそりと連絡していたダインは神を喰らう神器使いのしまいに賭けていたのだが姉妹は先に星の遺跡の中層に居た。仕事を果していたのだ。指揮をしているサイラスも満身創痍でニコニコしてられない状況に中層の廃墟で休んでいた。
姉が巨乳美人のユリア・ハプステベル・ニア。世界最高の実力を持つ神霊狩りのプロ。自身の神であるジュリアの加護を受けていたがサタンに権能を剥奪。
妹が三十路手前のニートゲーマー廃人神を喰らう神器使いの凶刃(狂人)貧乳のアリア・ハプステベルトライン・ニア・フォースファ。異聞帯と汎人類史の両側面から人類の抑止力がニア姉妹だ。ニコニコ出来ないのが妹のアリアだ。姉がリア充のユリアと親交あったヴェスタニエに従いサタン討伐に向かっていた。保障である。万一サイラスが動けない時に指揮を依頼した。バルトアンデルス・アルゴーノーツの艦内に居るダインとクラウドとブラッドは部屋に呼ばれた。
「いよいよの瞬間だ。信頼したのてるんだけどな、ニア姉妹は信頼できる。」
「神を喰らう神器の使い手ってまだ生きていたのだな。元はクムラン教団の預言者の一族が邪神と戦うのに育成したシャーマンの仲間だって聞いた。クムラン教団はイエス・キリストを予言したイスラエルの民だ。全員謎が多くその痕跡はない。」
ダインから聴かされる。
異聞帯で唯一実力だけで成り上がったのがニア姉妹だ。
「あいつらの神器には魔術対策と防衛の二重対策の神器だぞ。あの姉妹は流星の神霊だ。オルフェウス・オルテナウス・シリスの異名を持つ狂人離れの異端審問官だ。気にするな」
星の遺跡内に居るサイラスはボロボロで血を吐いて中層区域の遺跡に休んでいた。ボロボロのサイラスは止血止めで休んでいた。セフィリアも無傷でここまで来た。
流石あの英雄ダイン・ヴェスタニエと死闘を繰り広げただけがある。
セフィリアは狼狽としていた。
「猫耳アリアは?神器使いの頭バーサーカー。お前たちは先に行ってくれ。俺は休む」
「暗黒魔導士の血が騒いでいるのか?」
「ハッ?何を言う。俺はもとより人間だ。」
「安心した。セフィリア?その命を無駄にするな。我らは神器の使い手。やすやすと死なぬ」
「休憩終ったな?本丸落としに行くぞ。サイラス?アシュリー?もうすぐだ。サタンを落すぞ。俺の刃は折れない。まぁー」
セフィリアは黒い翼を隠した。片翼でも限度というものがある。この決戦で人類の命運が決まる中ニア姉妹に従い遂に上層の星の誕生の石の集合体に出た。
「連絡が来た。向こうも手前に着いたぞ。」
ダイン・ヴェスタニエがバルトアンデルス・アルゴーノーツに乗り異聞帯の遺跡の前に着いた。星の遺跡が創られる前の神代の時代にこの世界に創られた星。サタンが眠る。
「ニア!全員来たぞ。確認した。」
セフィリアは包帯を巻いて治療しサイラスとアシュリー兄弟は治療を終えて中層の廃墟から出発。サタンが眠る中ついに決意したのか上層部は星が生まれた場所。
ニア姉妹が先に向かい、セフィリアは片翼の騎士でダインたちは最初の星の祭壇だ。ダインは英雄の先立つ者。その剣は英雄の心を繋ぎ止める。時代と神を呼び止める剣。
星の祭壇からゲートを開き中に入っていくダイン。続くブラッド。
「ここにサタンが?」
「人類最期の希望として戦うぞ。俺は繋がれてるんだよ。この世界を繋ぐ剣。」
「爺ちゃん・・・・・俺は!俺たちここまで来たんだよな。」
「ブラッド?いや・・・・・・・なんもねぇ」
無言であったのか。クラウド・ヴェスタニエは冥界での修行を終えて剣の高みに辿り着いたのだ。だが、クラウドは蘇ったのだ。奇蹟という信仰の願望で。
「俺は生きてるよ。心配しなくたっていいさ。オヤジも母さんも」
「そういうなら、そうか。サタンを斬り落とす。準備はイイか?」
「いいとも」
星の路を歩み上層に向かう。鏤められた星と水晶の道。KnghitsOfDarknessも約300年間戦い続けてきた。KnghitsOfDarknessのダイン・ヴェスタニエは見た目は若いがこれでも爺さんだ。
ダインはサタンを斬る準備はしていた。
「上層部の?いやっ・・・・・どうだった?」
「サイラス!サイラス!どうした?あの上か?」
傷つきサイラスは満身創痍で既にボロボロでアシュリーもセフィリアも出てきた。
ダインは察していた。ニア姉妹も奮戦していたがサタンの力は強大だ。
「逆に詰められるとはな。ブラッド?クラウド?英雄拘束を解け」
ヴェスタニエ家が扱える英雄拘束剣。英雄拘束の意味やらヴェスタニエがその覇気を解放して目の前に居るサタンがその邪神を叩き落すチャンスだ。
「全員剣を取れ!生きるか、死ぬか、そのチャンスは先にある!」
ダインの号令で一の剣を取り、総員抜刀の状態だ。サタンは眠りから目を覚ましたようだ。
「ネムリヲサマタゲタナ」
「俺の目を覚ましたな。よく眠った。人類最期の英雄よ」
「いや?俺たちは最後の人類としてアンタを討つ。名はダイン・ヴェスタニエだ」
サタンは荘厳だった。見た目がセフィリアだったのか。
「全員武器を・・・・・・・あいつ」
サタンの姿。天空をしのぐ圧倒的姿をした神。
「ガブリエル?俺はァ・・・・・」
「お目覚めか。」「世界を潰すという人類はおろそかに文明が潰えた。」「汎人類史側の英雄がこの神代の王である俺を殺せるか?」
サタンは麻衣を着てダイン・ヴェスタニエを振れずに飛ばした。
「グウッガアッ」
「止せ。止せ。人類よこの俺をやれるのか?神代以上前に俺はずっと眠っていた。」
「じいちゃん!」
ブラッドが駆け付けると、セフィリアがそこに立っていた。
「ダイン・ヴェスタニエ卿を討つのはこの俺一人で充分に事足りる。手出しはするな!邪神に倒される男じゃない。お前たちヴェスタニエの血はそこで見てろ」
セフィリアのコートが靡く。セフィリアは決意を固めて片翼から大翼に。天使に覚醒してサタンも寝ざめたばかりで力を操れない。
ダインは双剣を構えていた。バルムンクとアロンディーンの元だ。人格が消え去り本人もブラッドが継承している。
「いや・・・・サタンねぇ」
「ダイン?俺がやる。俺がお前を討つ。だから負けるな!」
この男はセフィリア・アノンレッド・オルガ・ウシュヴィヘイム・ヴェスタニエはアイゼンガルド帝国の二代皇帝であり神聖アイゼンガルドを築くも英雄により敗れ去った。かつてKnghitsOfDarknessの隊長でこの躰は剣で出来ていた。ただ一度も敗走も腐敗もなく、その血が剣と一体化していた。
セフィリアとサタンの戦いになるのだ。
セフィリアは深呼吸し全て歴代当家の武器を特殊召喚した。
ヴェスタニエ家とアイゼンガルド家の光と闇を扱える唯一無二の英雄特権。
「行くぞ!サタアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!」
「神代の俺を相手に?フ」
サタンが全力でその魔力リソースを解放する。セフィリアが不安定な足場の星の遺跡をジャンプし剣で切り付け、投げ返す。その姿は聖騎士の王勇。
「王勇の盾翼(Das Schild der Königin)」
セフィリアが十字架の盾で攻撃を防ぎ、サタンもその魔力に秘められた一撃がセフィリアを貫く。
「フォトンベルト・セレスティア!」
「グランドデロ・ブラムス」
「エーデル・ニヴァルスティン」
「シャイニング・インフェルノ・サンズ」
暗闇の宇宙空間から無数の大爆発の隕石の襲来と十字架の光の剣がセフィリアを貫き待機中の魔力粒子を自分に簒奪の天の一撃がわずかな数秒で時を止めセフィリアは岩盤に撃ち続けられた。
「ハァ・ハァ・・・・ハァ・・グッ」
「グゥガッ、グゥ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・グゥッ!」
サタンの魔力に完封のセフィリア。サタンが神代以前最強の座に居たことは変わらない。
「いい運動になったもんだ。ありがとぅーす!7千兆眠っていた俺に居運動と感覚が戻ってきた。宇宙とと呼ばれる亜種空間が出来る前に星々の海に広がる世界樹の幹に国があった。俺はそこに暮らす天使だったが堕天使され地獄で魔神と化した。いま、ここで人類は遅すぎたんだ。」
サタンはコートを着て星の遺跡に駆け足でガブリエルが着いた。
「遅くなった。理由は後で話す。」「あっ。そうだ。時間かかったのは当然だ。僕としてもサタンを追い詰めるのは役目だ。今度こそ塵とかせ。天界の王が命じる。」
「またアンタか?いつもいつもアンタってやつは。ガブリエル?」
「人類の未来を選定するのはもう時代を終えた。僕はあくまでも大天使でイエス・キリストに告知させたって訳だ。聖母だよ。マリアは。」
ガブリエルも本気なのだろうか。この男はいつもよくさっぱりわからない。不透明だ。
「僕が敵かもしれない。その時は覚醒状態で相手するよ。今はサタン。君だけど」
「は?どういうことだって言うんだよ。意味分からねぇし」
「KnghitsOfDarknessはよく戦い続けた。だが、サタンは僕がケリをつける。五賢帝が今までどういう役割で世界と向き合ってきたか。その意味だよ」
「ん?」
「五賢帝!?しかも全員いてやがる。」
人理を護る抑止力の代行役者
五賢帝
ガブリエル・シュトヴィルヘルム・バルトアンデルス・アンダイン・ヴァーボイム・ウォーカー・バイブル リーダー 第一位階梯一級特務熾天使
トラヤヌス・アルクメット・シリウス・ガイウス・クラウディウス・オクタヴィアヌス・ハドリアヌス・ベルムゾキッド 参謀ディレクター 第三位三位階梯 座天使
ディゾン・ヨハネ・ヴェスタニエ・ヨハン・シュトヴィリアム・ジャック・ウォーカー 教皇 第四位四階梯 力天使
ミカエル・アーサー・ルヴィア・フォン・バイブル・ヴェスタニエ 第五位五階梯剣聖天使。
ユーウェイン・ヴィヴィアン・アーサー・ヴェルガモット・フランガラッハ・フィン・アーヴィング 第二位二位階梯準特務 権天使
以下の5人が集結しサタンと向き合う。
ここにきて全員の真名が分かった。
「もう任せてくれてもいい。」
「我々五人がどれだけの力の誇示を説明させてもらいたい。」
ガブリエル・バイブルは剣を振り翳した。星の遺跡に輝く星の世界。ガブリエルが熾天使の大翼を広げた。サタンも五人を見ていた。最凶に最悪の神の対峙。
「サタンよ!今一度問う。蹴りつけさせるのにお前を斬る。ミカエルはルシフェルを落したことで有名だろ?俺の名を連なる以上天界一の剣士舐めるな!」
「教皇職の私以外に聖騎士の私も居る。ウォーカー家の分家であるが、先祖は代々ヨハン・パウロの名を受け継ぐヴァチカンの教皇として立っているが。・・・・・見せてやるか」
ディゾン・リアレストはヴェスタニエの名とウォーカーの名を継承している騎士姫。ディゾンが愛用しているのはロンゴミニアドそのもの。騎士道のたまもの。ディゾンは剣と槍を手にサタンも凝視しているが魔力が膨れ上がっている。
「相手は誰だ?全員かかって来ても無駄やぞ。俺が眠っている間世界は崩れた」
「時間稼ぎか?主を一時的に瞬殺爆発の時間だ。」
サタンは魔力が高い。その一撃分の攻撃を跳ね返すというカウンターの防御バリアを張っている。サタン自身神代以前の原初の天使。そう簡単に倒れないのだ。
「腹くぐったか?俺はどっちでもいいぞ。アンタら束になってこっちに勝ち目があるか?」
「断言しよう。ルシフェル。君が思う以上に勝てるとでも。人類は取り戻す。未来に打ち勝つのだ。そうでなくては困る。無論、この私も真名を明かしたのだ。英雄拘束発動」
ガブリエルが十二の展開の武器を召喚。神を撃ち落とす最適な方法。・
「んっ」
「慢心とはよくない事だね。悔いるがいい。」
サタンもオーバードライヴ間際なのか?溢れる魔力にミカエルがそっと剣を抜く。
「クロス・オルタナティブ・グレイヴ・ミラティブフォース」
ミカエルの剣は大剣と長剣の二刀流。大剣での連続コンボの攻撃に加えて長剣は盾の役割。サタンを吹っ飛ばしミカエルは口を開く。
「よぉ、サタン?ルシフェル久しぶりだよな。天界であって以来よな」
「ミカエル?いやでも覚えてる。斬られた痛みは変わらない。」
「エターナル・フォースゲイト」
自分自身の魔力変換地と相手の魔力変換で80%以上の魔力相互的に無効もする剣技。サタンもギリギリ交わして隕石襲来が星の遺跡の最上部にトラウアヌスの空間防衛魔法で外部の攻撃は一切受けない。
「空間防衛魔法・グラブティー・ヴァルセゼク」
「防衛天体魔法・インフィニィティー・イノセント」
トラヤヌスは星の遺跡にバリアを張り、ユーウェインはディゾンと扉側に居た。扉側にガブリエルとミカエルがサタンを追い込んで見えた。
(さすがに受けが良すぎたか。ルシフェル?裁きを受け入れよ。この天界最後の究極奥義にお前を葬らせてもらう。二度と蘇らないさ。しかしなぁ)
ガブリエルは涙をこぼした。
天界だったころを想いかえったのだ。
サタンではなく大天使ルシフェルであった。大天使ルシフェルの面影はあった。天界に居た頃のミカエルとガブリエルは今とかけ離れていた。
「ガブリエルさん?今日はどういうご意見か?」
「それはね。天界は広いよ。ルシフェル?君こそどう思う?」
「主か?神に誓っている。人間も悪くない」
小さな人間の喜びやルシフェルは光の天使だった。天界の場所は庭園や咲き誇る花の泉溢れる豊かな自然豊かな場所だ。ミカエルはコートを気ながら樹の上で寝込んでいた。
「寝てるのか?」
「zzzzzzzzzzzzzzzz・・・・グッzzzzzz」
「起きてるのならどうだ?応えろ。ミカエル」
「はいはいはい。起きてますよ。んーーーーーーーーーっ」
ミカエルは肩を鳴らして地面に着地してルシフェルはミカエルの手を握って淡々と人間の話をする。
「私は人が好きでね。そんな彼らを私に寛大にフォローしたい」
「物好きだね。俺は興味ないけど」
「ガブリエルさんだって他の住人に指示したのか?」
「ほら、最近天界でも事件の不穏が。誰か人間を招いたか?」
「さぁ。ミカエル?私に不備があるなら君はどうする?」
「止めるね。全力で」
「君に態度は感服だ。私も悟るけい」
ルシフェルはガブリエルの№Ⅱのー存在で右腕だ。魔力と武術がミカエルの師匠。ミカエルの友であったルシフェルはその後森を抜け北の寺院に居た。
天界の記憶も今はない。目の前にいるのがサタン。
「ニト・ヴェルヴラロード・ラアッン」
死霊の瘴気の火の槍と弓。サタンがその槍を投げつけ弓が飛んでくる。
「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
ミカエルが剣で斬り返し、飛んでくる弓矢を交わしながら体内にエンチャ運とさせた魔力で火の槍を避け通す。
「エル・シャドヴィ」
「ヴィ・ド・ルシェンド」
「ガロード・ド・ヴィ・シエル・ロードラン」
ミカエルの天体武術魔法を付加しながら応戦し、ガブリエルは杖を振り回し聖剣に切り換えた。
「神に誓え。我が主よ神に贖え。サタンよ」
「真銀英雄腕・パラディオン・ヘヴンヴィクトラムント」
ガブリエルの右腕と左腕をアガートラームに変えて強烈な銀の重さを星響く。
「グハアアアアアアアアアアアッウウウウウウウウゥ!グウウガ」
サタンが味わったことのない痛みと傷痕。剥き出しの心臓の鼓動が聞こえる。
「ゴホッゴホッゴホッ・・・・・・・俺はァ」
邪神の心臓が露わになっているがサタンが立っている。
「タアアッってられる?と思うのだろ?俺は魔神だ。俺はまだまだああっ」
サタンは心臓の修復と自動治癒でこの魔力は尋常じゃない。ありふれた魔力量にガブリエルはアガートラームとその大翼に宙を舞いその眼は邪神を穿つ鎖なり、
「エクリプス・アングラグレイヴォーローラン」
暗闇の咆哮とサタンの硬化した爪の一撃が銀で交わされる。
「やれやれ。参ったな。サタンは力を秘めている。」
「全員サタンに隙を与えるな!俺が特攻する。なんとしてもこいつをここから出すな!死守しろ」
ミカエルが叫んだのも時すでに遅し異聞帯と汎人類史側のエルセリウスとネルセリウスを繋ぎ止める世界の軸が崩落し逆光の現象と濾過異分子(異聞量子電子分離人類史)の神代の指針が巻き越されると今いる世界は時空を転移されるのではなくこの世界語と書き換えられ存在しない白紙化した英雄たちが居ない時代とされる。
「止めろ!俺が止める!」
「ミカエル?諦め癖が悪いぞ」
「英雄拘束・真超究覇王鳳凰天招雷双斬(Held Zurückhaltung · Wahrer Held der Superlative Phoenix Tenguen Donner Doppelschnitt)」
上下の三段構えの突きと衝撃波を飛ばし、敵を麻痺させ、武器を拡散飛来させて12の剣が閃光の雷撃で相手を斬るミカエル奥の手。
かつてルシフェルが天界から地獄に堕とされるそのトラウマの技を装置に放つと星の遺跡全体に地割れと星が分裂する音が聞こえた。
「ハァ・ハァ・・・・ハァ・・俺も役に立ったな。行け!星の遺跡ごと異聞帯は逆光で消滅だ!おそらくこのままだと終局の地ジーランディアになる。ニュージーランドの階梯に眠る古代に失われた巨大な大陸で文明が栄た地。お前ら人類は諦めるな!」
「ミカエル、君も濃い。このままだとこの場に居る者全員が彼の地に飛ばされる。」
ヒューン
一瞬の出来事でよくわからなったが時空粒子が衝突しこの異聞帯ごと逆行し始めて神代回帰の場所はニュージーランド南東の湾岸。
ジーランディア大陸。巨大な塔。
ここが神代と呼ばれる世界。
人と神と魔神共が別たれてなかった原点の地球。
ジーランディア大陸 野営拠点
飛ばされ、逆行され気が付いた。
「いたた・・・・・おたたた・・・・ここ?どこ?どこ?」
「ジーランディアだ。失われし神代の世界。乖離されてない。」
「ミカエル?全員無事か?生きてるか?」
「勝手に殺すな。生きてるわ」
サイラスだ。サイラスは無事であった。腰を強く強打してサイラス・ウォーカーはこの密林の野営拠点に戸惑いを感じる。
「おー、どうする?おー、サタン潰すぞ」
「サタンを追うか。追うにはどうする?ここじゃ訳わかんねぇよ」
サイラスがいら立つ。サイラスがいら立つのは当然だ。
「ジーランディアは我々ですら未知の異聞深度。本来の神霊の神代の地。獣が支配する魔獣最前線。人がまだ神の奴隷であった頃。」
この巨大な神代の世界でサイラスたちとダインたちでサタンの痕跡を追う。
ガブリエルはフードを被り杖を握り集まった者たちで考えを治す。
「大陸の中でサタンの根城を叩け。」
野営からやや遠い廃墟の遺跡にディゾンとヴィヴィアンとギャラハッドが居た。ニア姉妹は南東の方角にいる。天の鎖に縛られる異形の世界。かの地こそ最後の舞台であり、多くの仲間がはぐれた。野営地点からサタン創作に未来視を持つガブリエルがジーランディア大陸に何千何万の可能性の未来を視て魔眼が蒼く光り輝き徐々に虹の眼を持つガブリエルが足るから聖水を眼に射して目薬だ。未来その魔力は通常の戦闘力リソースを可能性の獣に賭けるのだ。ジーランディア大陸を探したところサタンが居るのは大陸の中心部に神々の生誕の地である神殿がある。そこだ。ジーランディアの暗黒大陸の神殿。原初の泥と原初の起源が母なる母胎に父と子の11人の魔獣。無限の剣製がその丘は一種の墓標。人類が視たこともない世界。失われた古代の世界はアトランティス・ムー・ローレシアとあるがジーランディア大陸はその中でも最古のかつ巨大な大陸だ。そのわずかな生き残りが現在の南太平洋のニュージーランドである。
ダインも行動を起こしにコートを着て剣を腰に差す。クラウドとブラッドも居る。
「全員探した方が早い。」
「俺の眼で探す。多少の無茶でも平気さ」
ダイン・ヴェスタニエ卿の魔眼は純粋の虹の眼。そして黄金十字架の刻印が刻まれる。
「全方位捜索(Omnidirektionale Suche)。輝く光の眼よ(Auge des leuchtenden Lichtes)」
目から大陸全体の詳細な座標と仲間たちの生体エネルギー反応。
ダインがその眼で捜索しているころ、サタンは神殿で力を溜めていた。ガブリエルに潰された心臓の回復が先だ。
「諸ども!目覚めろ!神代回帰のイデアの創造と我々神に縛られるな!の魔王たちよ!立ち上がれ!」
サタンの声に魔王たちも士気が上がる。
「魔王が相手してくれるさ!喰らえ」
「・・・・・・・・・・・ああ」
魔王が11人もこの魔獣と魔獣最前線の神代と神霊の境界。サタンとの攻防戦が繰り広げられる。
ダイン・ヴェスタニエはフードを被り大陸の神殿に行くルートを考えていた。ヒルデガルダとツヴァイとツヴェルフも大陸のどこかに居る。ガウェインとザイもまたどこかにいる。魔王と魔獣共が匂いを嗅ぎつけた訳だ。
「魔獣が来たぞ。もうそこまでかぁ」
「ヴィギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイヴァアッ・・・ガアアアアッ・・・グウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウオ」
魔獣の咆哮は耳が痛い。鼓膜が破れる。
「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルンンニヤッヒャオオオオオオオオオオオオオ」
魔獣の咆哮とこの唸り声は耳障りだ。
「鳳凰紅蓮龍牙天門(Rote rote Lotosdrachetore Phoenix)」
魔獣の群れを一蹴りし、魔獣が心臓と塵を落して消えていく。空からのこの男がフードを被った状態であの剣裁きと「門」系の和名を覚えてるのは一人しかいない。
「セフィリアか?」
「あぁ、そうだ。ここから抜けるぞ。平原と沼地は魔獣の群生地だ。」
「魔獣から潜り抜けて首都に行く。田舎でもマックはあるだろ」
「マック?24時間営業でWi-Fi充電んで来なかったら連絡はとれない。疲れたからと言ってマックで寝たら迷惑な客だ。ぢう?どうするかな?ここの世界観てみろ。行くなら首都だ。酒場かどこか泊ろう」
ダインは流石だ。状況把握できている。セフィリアに従い平原を抜ける。
「ヴィギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイヴァアッ・・・ガアアアアッ・・・グウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウオ」
魔獣の咆哮は耳が痛い。鼓膜が破れる。
「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルンンニヤッヒャオオオオオオオオオオオオオ」
魔獣の咆哮とこの唸り声は耳障りだ。
「ヴィギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイヴァアッ・・・ガアアアアッ・・・グウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウオ」
魔獣の咆哮は耳が痛い。鼓膜が破れる。
「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルンンニヤッヒャオオオオオオオオオオオオオ」
魔獣の咆哮とこの唸り声は耳障りだ。
「ヴィギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイヴァアッ・・・ガアアアアッ・・・グウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウオ」
魔獣の咆哮は耳が痛い。鼓膜が破れる。
「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルンンニヤッヒャオオオオオオオオオオオオオ」
魔獣の咆哮とこの唸り声は耳障りだ。
「ヴィギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイヴァアッ・・・ガアアアアッ・・・グウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウオ」
魔獣の咆哮は耳が痛い。鼓膜が破れる。
「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルンンニヤッヒャオオオオオオオオオオオオオ」
魔獣の咆哮とこの唸り声は耳障りだ。
「ヴィギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイヴァアッ・・・ガアアアアッ・・・グウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウオ」
魔獣の咆哮は耳が痛い。鼓膜が破れる。
「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルンンニヤッヒャオオオオオオオオオオオオオ」
魔獣の咆哮とこの唸り声は耳障りだ。
「ヴィギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイヴァアッ・・・ガアアアアッ・・・グウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウオ」
魔獣の咆哮は耳が痛い。鼓膜が破れる。
「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルンンニヤッヒャオオオオオオオオオオオオオ」
魔獣の咆哮とこの唸り声は耳障りだ。
「ヴィギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイヴァアッ・・・ガアアアアッ・・・グウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウオ」
魔獣の咆哮は耳が痛い。鼓膜が破れる。
「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルンンニヤッヒャオオオオオオオオオオオオオ」
魔獣の咆哮とこの唸り声は耳障りだ。
「ヴィギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイヴァアッ・・・ガアアアアッ・・・グウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウオ」
魔獣の咆哮は耳が痛い。鼓膜が破れる。
「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルンンニヤッヒャオオオオオオオオオオオオオ」
魔獣の咆哮とこの唸り声は耳障りだ。
「ヴィギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイヴァアッ・・・ガアアアアッ・・・グウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウオ」
魔獣の咆哮は耳が痛い。鼓膜が破れる。
「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルンンニヤッヒャオオオオオオオオオオオオオ」
魔獣の咆哮とこの唸り声は耳障りだ。
「ヴィギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイヴァアッ・・・ガアアアアッ・・・グウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウオ」
魔獣の咆哮は耳が痛い。鼓膜が破れる。
「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルンンニヤッヒャオオオオオオオオオオオオオ」
魔獣の咆哮とこの唸り声は耳障りだ。
「ヴィギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイヴァアッ・・・ガアアアアッ・・・グウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウオ」
魔獣の咆哮は耳が痛い。鼓膜が破れる。
「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルンンニヤッヒャオオオオオオオオオオオオオ」
魔獣の咆哮とこの唸り声は耳障りだ。
「ヴィギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイヴァアッ・・・ガアアアアッ・・・グウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウオ」
魔獣の咆哮は耳が痛い。鼓膜が破れる。
「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルンンニヤッヒャオオオオオオオオオオオオオ」
魔獣の咆哮とこの唸り声は耳障りだ。
「ヴィギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイヴァアッ・・・ガアアアアッ・・・グウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウオ」
魔獣の咆哮は耳が痛い。鼓膜が破れる。
「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルンンニヤッヒャオオオオオオオオオオオオオ」
魔獣の咆哮とこの唸り声は耳障りだ。
「ヴィギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイヴァアッ・・・ガアアアアッ・・・グウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウオ」
魔獣の咆哮は耳が痛い。鼓膜が破れる。
「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルンンニヤッヒャオオオオオオオオオオオオオ」
魔獣の咆哮とこの唸り声は耳障りだ。
「ヴィギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイヴァアッ・・・ガアアアアッ・・・グウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウオ」
魔獣の咆哮は耳が痛い。鼓膜が破れる。
「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルンンニヤッヒャオオオオオオオオオオオオオ」
魔獣の咆哮とこの唸り声は耳障りだ。
「ヴィギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイヴァアッ・・・ガアアアアッ・・・グウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウオ」
魔獣の咆哮は耳が痛い。鼓膜が破れる。
「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルンンニヤッヒャオオオオオオオオオオオオオ」
魔獣の咆哮とこの唸り声は耳障りだ。
「ヴィギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイヴァアッ・・・ガアアアアッ・・・グウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウオ」
魔獣の咆哮は耳が痛い。鼓膜が破れる。
「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルンンニヤッヒャオオオオオオオオオオオオオ」
魔獣の咆哮とこの唸り声は耳障りだ。
「ヴィギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイヴァアッ・・・ガアアアアッ・・・グウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウオ」
魔獣の咆哮は耳が痛い。鼓膜が破れる。
「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルンンニヤッヒャオオオオオオオオオオオオオ」
魔獣の咆哮とこの唸り声は耳障りだ。
「ヴィギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイヴァアッ・・・ガアアアアッ・・・グウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウオ」
魔獣の咆哮は耳が痛い。鼓膜が破れる。
「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルンンニヤッヒャオオオオオオオオオオオオオ」
魔獣の咆哮とこの唸り声は耳障りだ。
ダインとセフィリアも応戦する。魔獣共が増殖している。確実に息の根を止められる。
「エスチィアルド・ドスツァリッシュ」
ロキ!?ロキ・ラタトスクが魔弾を撃ち魔獣を退けた。
「リロードだ。フェンリル」
《困ったもんだね。弾丸が追い付かねぇさね》
「助かった。ロキ・・・・・」
「俺もなぜかしらここに来ていた。魔獣共は再生能力がヤバい。やれやれ」
「首都に行きたいんだ。けど、ルート的に霊峰タラウェェラを十脳が正解だが魔王が息している。ついて来い、安全な道を教える。」
《すーぐ次弾装填はよ。あくしろ。俺が持たない。保てねぇってんだよ。いくらこのフェンリルとて魔獣相手のバカ試合はメンタルが豆腐だ。まぁ?ロキ?てめぇとは運命共同体だ。殿やってやろうぜ》
「そのつもりだ。俺も、ここまで来たんだな。随分長い時代生きてきたぜ。神霊の俺にこんな楽しい生き方と家族は嬉しい。はっ」
ロキは魔獣を討つのにダインたちを霊峰に入らせて自分は閉ざされた平原と沼地に戻っていた。多くの仲間たちが錯誤する中先に首都潜伏でルーラシアとアガートラーム意図エイボンだった。運よく首都側に漂流し目覚めた場所が首都のマックの裏側を拠点としていたのだ。
「通信機は動く。」
「ここはWi-Fi動いていいね。通信機に問題はない。あとは魔術面でどうとなる。」
「ルー?俺はこの剣で首都側の様子見てくる。怪しまれないようにね。かつてKnghitsOfDarknessの団長であったのを思い出す。俺は負けない。賢人シューヴェルト・ヴェスタニエの息子だ。ルー?妻や子供たちが来たらここを拡大してくれ。サタンがこのジーランディア全てを把握しきっていない。」
「それは一理ある。ガイアからの干渉かもしれない。」
ガイアとはギリシャ神話の大地の女神。天空の神ウラヌス(ウラノス)の妻。ガイアは大地全体の創造と破壊で世界における地盤を創った女神様だ。そんなガイア信仰のここジーランディア大陸でもガイアの神殿と像がある。人々は大地と天空に神が存在し厳密に言えば神の正体に気付いてる。
「宇宙から飛来した生物こそ神であり、最初この地に降りった異形の者。異邦者。外なるっ者。アザトースの種なのか。タコやイカは宇宙から来た遺伝子の生き残りだ。イエス・キリストは星の民。星の子だよ。人間だよ。」
エイボンとルーラシアの考えでマックの裏側に隠れて機材を投影。1人の魔銃と魔獣の母胎にティアマト神とシャムハト・マルドゥーク・エア・シャマシュ・ガイア・ウラノスが存在を見受ける。厄介に待王達も居る。
人類最後の希望と、我々は何処に向かうというのか。
首都の北に湖畔がある。交易と貿易の海路と陸路が交差する港町。テゥルヴィングにアーヴァンヘルムとダーヴァンヴェルグとエイゼンヴェルグが居る。
「女子会とは言わないけど、懐かしい3人ね」
「久しぶりですね。こう見てみると・・・・」
ダーヴァンヴェルグは天空の大司祭。テゥルヴィングに滞在し首都を目指すのにアーヴァンヘルムはその豊満な胸とくびれで誘惑し躰資本で情報を聞き出している。
「困ったようだね。ゆー」
[お嬢さん船乗りたいのか?船に乗り込むのなら賃金祓い話じゃ]
「大陸側における攻略は最低限度の資金と仲間が居る。しかし・・・・KnghitsOfDarknessの存在が世界軸のめちゃくちゃだわ。おわってるね」
エイゼンヴェルグは白衣の衣を着て全ての街中と大陸におけるルートの確認がとりづらい。蒼天八極神も現在生存か死亡か不明。ガウェインと言う老兵が生きてるのなら希望がある。希望がないこの世界にジーランディアのぷっれーとから離れたマントル関係するかわからないが絶海の孤島にKnghitsOfDarknessの希望が生きていた。
ガウェイン・アーヴィングが孤島から抜け出して大陸に着いたのは数時間後。焔獄のガウェインは這づり回ってシャムハト信仰のガウェイン同行のザイも髭を剃り、髪を結い刀を腰に差してザイ・ジークフリートがガウェインと同行し、魔獣を焼き払い地獄の焔を纏い、焔を纏い払う連続でガウェインが吼える。
「ディアボロス・レイジデント・クリムゾン」
「あっ」
ガウェインの剣から放たれる焔に無数の焔が魔獣に喰らい尽す。
「終わらねぇぞ、レヴァンテイン!」
レヴァンテインの火力も激しく燃え上がる。ガウェインは現役と対して変わらない。燃え盛る焔が切り抜けた先に平原と沼地を抜けてテス・トゥラリアに着いた。
ザイとガウェインは生存している。
ザーロックの遺志を継いでローズとグレンが密林に居た。密林に魔獣が牙をむく。
グレン・スレイプニルはロキの血を継いでいる。
「狙い撃つぜ!ファブニール・ド・ルキタキシス・ジーレイン」
焔と風の付加の魔弾数発撃ちこんで、剣に切り換えた。その大剣は8尺ある大剣でグレンはアーチャーでもセイバーでもフォームを変えれる修行を介して成長した。
ジーランディア大陸で荒れているのは分る。サタンは神殿で力を溜めている。放たれた魔王たち。「その年になってローズよ?頭がメルヘンするのはこっち片づけてから頼む」「わかってるわよ!魔獣に囲まれた段階でこの最悪なタイミング如何にかするのは流石にキツイ!グレンこそラグナロクでこの場をやってよ」
「おいおいおいおいおいお、無茶言うぜ。奥さん」
グレンも迷わずにラグナロクの弾丸を装填。真紅の弾丸をドッカーンだが、背中合わせにローズの槍が重工な音がする。
「先代から伝わる父の槍にお力をお借りします。」
ローズは風と雷の属性を持つ龍騎士。ドラゴンライダーの素質とライダーとランサー。胸に秘めたのは誇り高き龍の騎士。
「相手してやるわ!どんな相手でも屈強に私の心は犯されない。」
ローズの飛翔する槍が宙を裂き天空を穿つ。
「ラウンズ・ラングドン・インスピリア」
「エアリアル・ハイウィンド」
「ティトゥリアリアル・パン・ティオティハイウィンドウ」
ローズ渾身の3連続の槍での攻撃で魔獣はくし刺しに二人は警告を抜けてティルヴィングに到着。グレンとローズの生存報告が追加された。
「魔獣から災難こんなやばたにえん続きで俺らも命かかっている。」
「誰か合流しないとヤバす。魔王たちも追ってくる。蒼天八極神と出会えば奇蹟。」
グレイ・スレイプニルはフェンリルを剣にした状態でティルヴィングの麓の倉庫に隠れてローズとグレイの通信機にエイボンが傍受した。
《君たち無事か?蒼天八極神のグレイ・スレイプニル大尉にローズ君も居るのか?》
《まぁ色々と言えねぇけど俺らは無事。蒼天八極神が生存してる希望は分らない。》
《まぁ通信は切断する。生きて首都に来い。》
《エイボン?困ったら例のアレの許可使わせてもらう。》
《這いよる混沌の魔眼。魔弾制限は君にリロードしたはずだが?困ったね。最大限度の保証はつく。よいか?傍受に時間もある。ローズを連れて首都に来い。》
《うぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいっす。》
グレンはフェンリルに弾を装填。クラウドの死後蒼天八極神に任じられたグレンは待鎌を護る命賭けて英雄の盾と剣の魔弾を習得した。
「アザトースチャージ100%。ニャルラトホテプ1200%スパーキングメテオオペレーション・チャージ準備出来た。魔弾使いの意地ここが踏ん張りぃスピリッツじゃどん」
グレンは首都側に行くのに砂漠の方角に向かった。
一方サイラスは首都に向かっていた。アシュリーも馬車を借りて荷台に荷物を積み込んで、ジーランディア大陸の現地に居る魔導士ユリア・ユリスティア・エメフィールに力をお貸しすることができた。金髪美女の外国人であるユリア・ユリスティア・エメフィール。
異邦者の魔導士でここにいる。サイラス・ウォーカーとアシュリー・ロンディナックは金髪調乳のユリアの下首都側に向かうのに世界の管理者と電話していた。
《こっちも魔獣に追われてるんだよ!援軍出せよ》
《私たちも動け無くてすまない。サイラス君》
《動けない?動けないと来たのか?ヴィヴィアン?ヤバいんだって。やばたにえんだ。魔王たちが何かと進軍だ。お前ら護れる人は?いないなら、ヴィヴィアンが出ろ》
《魔王相手に出撃ときたか?面白くなってきた。ウォーカー?世界の管理者の幹部を知っているか?KnghitsOfDarkness以前に活躍した幹部だ。》
《ジョンテさんとか?あの人ルーラシアの騎士だよな?ウチの幹部は全員クズでお金や投げ銭にニヤニヤする頭が金しかない野郎ですが、ヴィヴィアン?お前を護る立派な男とレディーだ。》
《忙しい連絡ご苦労。では首都での再会願おう》
ヴィヴィアンと電話を終えてサイラスは深呼吸して分解剣を特殊召喚。
世界の管理者を構成する幹部は現在ヴィヴィアンを除き4人。
そのうち一人はルーラシアからの派遣と要請で歴戦のハンター・ウィッチクラッカー(魔女狩り漂流駆逐者)だがこの地に来て以降魔獣と戯れるのにひたすら丘で狩り尽す日々だ。
「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハアアアアいつまでだ!」
ジョンテ・マルクス・アウグストゥス・ギルダーツは血まみれの剣を振り切って魔獣と戯れ前線死守だ。
「消えろ!アルス・パウレムント・ノヴァッ」
大気中の魔力を圧縮し魔力分リソースカウンターの数値をエーテル返還。ジョンテは前線が続く最中に魔獣の屍の上に立ち電話が鳴る。
《あい。もしもし?ヴィヴィアンさん?首都側のルートに問題が?え?》
《ジョンテ君とか他の者は?前線が続く中最前線魔獣戦線とかこんな避けられないぞ。ガイアス先輩も他の冠位射までもこの大陸はアウエーじゃ。》
《KnghitsOfDarknessが来るまでに耐えて欲しい部分と魔獣最前線の大陸に各地にちりばめられておる。電話を切るぞ。俺は命賭けて死守する。》
電話を切りジョンテが深呼吸して配下に采配をする。
「いいか!魔獣を殲滅してマモンを叩く。火拳のアウグストゥス?貴公も来てたのか?」
「刻天冠位者の面々ザ。ヴィヴィアンに命じられた冠位の抑止力。攻撃戦どころかマモンは火だ。火拳のアウグストゥスさんでもそりゃぁ、むりっしょ」
ジョンテは煙管を咥えながら曇天の空に降り注ぐ血の雨に魔獣と魔王。アウグストゥスは火拳の力を持つが現在の大陸は南北東西と陣地制圧に分断と首都側が唯一の拠点。王国奪還どころの騒ぎじゃないが、ジョンテはヘッドホンでコンギョを聴きタバコ吸い剣を振り下ろす。
刻天冠位者
エルセリウスとネルセリウスにおいて冠位の称号と資格を持つ大魔導士。大英雄。大騎士。蒼天八極神よりも前に世界の管理者が創った選ばれた面々。現在となってその姿を見せて選びたかった未来を取り戻し、未来に打ち勝つヴィヴィアンの命を持つ抑止力の守護者だ。
先天的なことか。選定された事象の抑止。それが刻天冠位者。
ジョンテ・マルクス・アウグストゥス・ギルダーツ
アウグストゥス(ローレライ・ローラン・ロレックス・D・D・アウグストゥス)
ガイアス・フォン・ラスト・ヨハネス・パウロ・リアレスト
エメフィール
ジュリア・ルヴィア・フォン・ヴェスタニエ
クレア・クラツィオーネ・ガイウス・アヌグリアヌス・ヴェスタニエ
蒼天八極神よりも世界最強の守護者がその顔を遂に表し、魔獣と魔王の前に立ちはだかる。
「とーうとーう、来てやったゾイゾイゾーリン。生きておるか?火拳のセガレ」
「はい。生きてますよ。クレアさん」
「変態コスプレ共の性奴隷どもよ!屍を超えて善悪この剣ともに切り込むぞ」
ジョンテの前に抑止力の守護者が。ヴィヴィアンが直前呼び出した世界最高峰のやべーやつの中でも危険度のある英雄だ。
「まさか・・・・現界したとたん。これだよ。大魔導士を呼ぶ環境が悪い。しかしながら僕は僕だ。魔術の祖エメフィールとは僕のことさ。冠位なんて捨てたはずだが、世界を救うためにもう一度魔術の意地みーせっるか」
エメフィールの本来と言うべき性格なのか。実はもう一人冠位者が居たのだが元エイゼンヴェルグ出身の騎士で冠位の資格を持つゼルピリウス。ゼルピリウス・ヴォーダン・ハンブリチョークは最後の冠位者であるがその行方は知らない。
「本気出すぞ!」
Baue die Welt und erwecke die Welt zum Leben. Ich bin der Schöpfer von Zwölf Schwertern und der Thron der Sterne in der Welt Donner und Donner, hier ist die Schöpfung und der Eid.
Gnade des Heiligen Grals und der Kreis meiner Disziplin und Wahrheit Das Tor des Heiligen Geistes Gottes ist dein Körper und der Königssitz und der Sitz des Geistes mein Schwert, Dämon und der Teufel wieder Staub. Dämonenkönig, das ist das Blut der sieben Himmel am Himmel, das diese Magie in diesem Blut macht und unter dem Namen Emmirles Zustimmung und Heldentaten befreit wird und zwölf Schwerter, eine Kette meiner zwölf tapferen Krieger, zwölftausend Nächte Bringe in dieser Welt von Dämonenkönig und Monstern alle zur Konvergenz und zum Nullkreis zurück.
宙に浮かぶ詠唱と古代語のヴェクト語。エメフィールが考案した魔術が尋常じゃない魔力解放にエメフィールは自信満々と戦場に立つ。
荒れ狂う砂嵐と同時にフードを外しその傷痕の男は蒼銀の長剣と真紅の剣を合わせた。
「エメフール卿お久しぶり。エメフィールだっけ?随分と俺が居ない間に来ないなことに」
「?まさか?ゼルピリウス」
「漂流者も辛いよ。ハハハハハッ・・・・バルムンクとアロンディーンも健在だ」
その双剣の元々使い手がゼルピリウス・ヴォーダン・ハンブリチョークだ。バルムンクとアロンディーンの初代。オリジンの使い手。
冠位を得た人間が冠位を捨ててこの魔獣が支配するその世界がゼルピリウスはその剣を交わして、本来のバルムンクとアロンディーンはその起源を断つ剣。ゼルピリウス・ヴォーダン・ハンブリチョークは偽名で言うと分かるが誰も真名は知らない。
「エメフィール!勝利のファンファーレだぞ。俺がキルからお前はサポートしろ」
はい、エメフィールの魔法の補助があり、ゼルピリウスの剣が魔獣を斬る。
「クロス・トライデント・グレイヴ」
双剣のダインの技だ。その頃首都側のルーラシアも移動を始めた。
「エイボン?早々に実行すべきだ」
「首都側には各陣営の拠点配置転換されている。防衛のメリットの保険として首都側の各位に自立型のバリアと仕掛けはできている」
エイボンは首都側の鉄橋からルーラシアとアガートラームは現在首都からサタンが居る麓の拠点に映るのであった。
エージャ・ブーリンゲン
首都から離れた世界樹ユグドラシルの森では、ディゾン・リアレストが魔獣迎撃に奮戦しているが、この窮地に大樹に追い込まれるディゾン。黒フードの長刀を振る男性が魔獣を斬る。
「半端ないよ!コンギョは!まったくどんな面じゃ。教皇」
「?誰だ?」
「セフィリアだ。駆け参じた。教皇の命が大事でね。以前の俺は随分とあくどい。ハッハハハハハハハ・・・・・けどね。俺もヴェスタニエ家の人間だ。教皇?手を貸して」
セフィリアはディゾンの手をつなぎ、森から抜けてティルヴィングに着く。現在大陸の拠点が変わる中でセフィリアは黒フードを被り長刀だけでここまで生きてきた。生き延びたのだ。
「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハアアアア」
「情勢知ってるか?」
「状況は半々。魔王に対しての準備は冠位者が周到だ。」
「・・・・・・・・・・さて。私はガブリエルの補佐に行く。」
セフィリアは何処に向かうのか。まったく知ららない。
「大陸が動いてる?もう戦況は混乱だ。KnghitsOfDarknessは?ガブリエルさんが一旦戦闘指揮だが以前とは変わらぬ」
しかしこれ以上戦況悪化とこの大陸の魔獣戦線で無理難題だ。セフィリアは単独で刀を振り、傷だらけで戦いながらもサタンが待っている。
「!?」
「退け!退け!退け!戦線の指揮は私だ。撃て!撃て!撃て!撃て!撃て!撃て!」
「退け!退け!退け!戦線の指揮は私だ。撃て!撃て!撃て!撃て!撃て!撃て!」
「退け!退け!退け!戦線の指揮は私だ。撃て!撃て!撃て!撃て!撃て!撃て!」
「退け!退け!退け!戦線の指揮は私だ。撃て!撃て!撃て!撃て!撃て!撃て!」
「退け!退け!退け!戦線の指揮は私だ。撃て!撃て!撃て!撃て!撃て!撃て!」
「退け!退け!退け!戦線の指揮は私だ。撃て!撃て!撃て!撃て!撃て!撃て!」
「退け!退け!退け!戦線の指揮は私だ。撃て!撃て!撃て!撃て!撃て!撃て!」
「退け!退け!退け!戦線の指揮は私だ。撃て!撃て!撃て!撃て!撃て!撃て!」
「退け!退け!退け!戦線の指揮は私だ。撃て!撃て!撃て!撃て!撃て!撃て!」
首都・帝都側も壊滅は免れない。アガートラームが指揮をしていた。アガートラームは指揮を任せられてかつてかつてKnghitsOfDarknessの隊長であったアガートラームは、迫りくる魔王と魔獣の最前線を指揮しているのは彼だ。
「総隊長!これ以上の戦役はマズいです。」
「撤退だ。撤退するぞ。」
アガートラーム率いる騎士団は撤退。これ以上の勝ち目は云々。生存が先だ。城壁が崩壊してアガートラームの騎士団に危機が訪れる。
「ジェマ!作戦を練る。こちらを陥落せずに取り返す。どこぞー企業案件なら者ねぇぞ」
ジャマ・ヘクサトリオン・アルヴァキリング。ジェマ・アルスノノヴァ。どちらも通じる名。アガートラーム国の蒼銀の腕を持つ騎士。
女性であるが、あのアメリア・フォン・イアハート卿と並ぶ五老星師。城壁の奪還と帝都側が堕ちれば首都側のルートは断行。
(こりゃぁ、マズいことになったね。さぁてこれはマズい。マズい。ジェマ?僕はこの場を護りたいが帝都と首都側のルートは我々も死活。魔獣が駆け込んでくるじゃ)
アガートラームの同時刻。帝都側と首都側のデトロネアにて機械産業が発達し栄えている機会と犯罪の街。ベルガモット・アーヴィングとザイ・ジークフリートが背中合わせに闘っていた。
機械で作られたゴーレムと機械仕掛けの人形が徘徊し、ベルガモットは焔と氷の剣を交互に振り翳し応戦している。
「紅だあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
ベルガモットの怒号が町全体に聞こえる。全身燃え上がる熱い血が焔と蒸気に纏い、ベルガモット・アーヴィングの焔の剣が機械人形を焼き払い先に進みザイも刀を治めてている。
「父上が来るまで耐えてください。おそらくアーヴィング殿は紅でドプに肩持っていますが一時的な魔力を超えると命にかかわりますよ。」
「ザイ?気にするな。俺は不死身の不死鳥だ。死ぬかよ。心が紅に染まってるな。もう二度と届かねぇなら俺は心から叫んでぶったおす。ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハアアアア」
ヤバい事態だ。ジーランディア各大陸の拠点と陣地制圧に動いている。見過ごすわけにはいかないのが冠位者と五老星師。サタンが完全に力を取り戻す前に倒さないとダメだ。
ベルガモットとザイが戦ってそんな最中だが、ベルガモットの騎士団のジュリエットに電報が伝えられる。ジュリエットは二穴責め最中だが毅然とこの機が紅に染まると騎士団の伝令に応えた。
「はい。ベルガモット様のご子息ガウェイン様とフェンサー様がそちらに向かっています。私は別にお構い御座いませんが、騎士団派遣とジーランディアの各勢力がもう保てない。イッ・・・イッ・・・イッ・・イグゥ・・・あんあん・・・はぁ・・はぁ・・・んあああっ!イグッ・・私ィ・・・本当に大丈夫です。ベルガモット様!魔獣最前線はこれ以上の兵糧が尽きかけています。」
突然の豹変の規制に喘ぎ声と明らかに様子が変と察するベルガモットが剣を鞘に納めてジュリエットにベルガモットはしびれを切らす。
「ザイ?老体に鞭打つことで済まねぇ。俺ン騎士団に手を出した!キモータがぁ!おじさん!?ジュリエット俺が行くまで辛抱しろ。くそが!陣地制圧の最中狙ってか。ザイ申し訳ねぇ」
ベルガモットは焔を纏い姿を消す。残されたザイは月夜の照らされた満月に刀を抜いてその封じられている覇気を覚醒。ザイ・ジークフリートはその闘志のサムライが消えてはなお。
「忝いね。」
「来るなら、来い魔獣共!俺が相手致す。」
ザイは刀を抜いて、迫りくる魔獣に深呼吸し息を整えた。
ベルガモットがジュリエットに向かったその頃アガートラームとエイゼンヴェルグの陣地でもサタン側の戦線指揮を行っていたがルーラシアとエイボンも合流を果した。
「遅くなってしまい申し訳なお。ウィンスレット」
「ルーぐらいだ。俺の名を呼んでくれるのは。魔獣が弱り始めた。」
「各マスター戦力もそろい踏みだ。やれやれ。北西と分散された・・・・サタンに明日はない。」
エイボンは黒コートを羽織りながらも拠点叩くサタンの根城にダイン・クラウド・ブラッド・セフィリアは神殿に着いていた。全てを終わらせる。
「ヴェスタニエ全員の力が居る?」
「ってことだよな?」
「そうだ。世界を取り戻すためにアフィリア・サーガの真名を言おう」
「ユスーティツァ・ユーリアス・フォン・ユレスティア・エルブラヴェルード」
「剣製の無限の墓」
ブラッドは理解していた。その身は剣で出来ていた。セフィリアにより剣の世界に入るブラッドは剣の世界で自らの宿業を知る。剣を納めてセフィリアはつったている。砂丘の丘の剣が突き刺さる。セフィリアもヴェスタニエの人間でかつてはジェラフバルト卿その本人だ。ダインは久々に剣の世界に入りサタンとの決着が迫っていた。
「歴代の剣の英霊」
「で?Ⅲ代目ェさん。ブラッドよ?俺たちはサタンを討つぞ。俺は随分と剣の墓で修行していた。ブラッド?」
剣の世界で修行の座にてサタン編採集対決が始まる。剣の座。ルヴィア・ヴェスタニエもそれはしっている。墓標を進み剣を握るブラッドにクラウドが昔を思い出した。
「生前を思い出すな。俺は確かにクリードに負けた。ハッハハハハ」
「サタン討伐に我々でいいのか?」
「勿論だ。力が弱っている今だからこそだ。」
セフィリアは前を向いて向かうが、ヴェスタニエ家が古びた県の墓に手を合わせる。
ルヴィア・ヴェスタニエがロンゴミニアドで討たれた場所にその剣が突き刺さっている。
「初代の心象結界だ。なぁ?ダインそうであろう?」
「間違いないよ。何度か来たことがある」
「ルヴィアの剣を抜け。ブラッド」
ルヴィアの剣は歴代王の剣その起源となる核。英雄王の剣。砂丘から景色がサタンが眠る水晶の中だ。
ダイン・ヴェスタニエは双剣を抜刀し、水晶を斬った。
バッキーン。罅割れた水晶の中からサタンが目を覚ます。
「魔獣は?我の指揮か?違うよな?」
「忘れてるんじゃないか?ふと思うがサタン紛れもない。お前だよ」
ダインは剣を握り締めて、サタンとの対決が始まる。サタンが魔力リソース分フルカウンターでセフィリアとブラッドとクラウドで陣形を整えなければならない。
「私の夢を壊すな私の思いを!さぁ!」
「斬れ!天門」
セフィリアの長刀裁きに連続で繰り出す真空の衝撃波を飛ばし、サタンは魔力覚醒状態に神殿が崩れ落ちる。
「俺を殺せると思うなよ。」
「エターナル・グレイヴ」
ダイン・ヴェスタニエの双剣で斬り、サタンの巨躯にその目が真紅の黒き悪魔の翼を斬り落とすクラウドが反対側に回り込む。
「ガブリエルに斬られた傷が痛むか?バニッシュ」
ィラウドの拳がサタンの心臓を抉り出して、ブラッドの魔王化でアガートラームの一部を銀腕を黄金の拳に切り換えて頭上から確実に叩く為だ!
「覇王真銀腕・英雄拘束十三剣・戦乙女(Haou King Bank · Heldenhaft 13 Schwerter · Schlachtmädchen)」
ブラッドの拳から放たれる魔力血が膨れ上がり、世界に光が生まれた。サタンはまだ立ち上がっているが世界の光と消えかかるジーランディアを背にサタンは涙を流した。
「もはやこれまでか?天使よ俺を殺しに来たのだろうか?差し詰めガブリエルさんが仕組んだのことだろうね。やれやれ。ヴェスタニエよ?俺は抵抗しない。そこまで力の残滓はねぇーよ。せふぃりって言ったか?悪い。悪い。セフィリアだ。俺の首を刎ねろ。」
「なぜ?」
「死期の最後ぐらい言わせろぉ人間。俺はもうダメだ」
サタン遂に終幕のときだ。サタンが崩れ落ちる世界に掌を翳す。
「なんて世界してるんだ?」
ジーランディア周辺の大陸と地殻変動が沈んでゆく。
「来い、戻るぞ。」
「ああ」
こうして邪神が消えた。長かったとしか言えない。犠牲の代償は高くつく。
邪神が消えた世界。
ジーランディアは消滅する。海の藻屑に消えゆく大陸に一同はエイボンが用意した時空場に集った。ジーランディアがマントル沈下と隆起によるこの世界が瞬時に消えてく中でエイボンは天照暦35年に逆行事象の編纂でもなく。剪定でもなく。濾過異聞史による時空粒子が巻き越る中で、世界が・・・・・・・空白以前の本来とされていない行き場を失った・・・・足切りされたエルセリウスとネルセリウスが存在する。
これが世界だ。
邪神サタンを堕ちたその時に世界の指針が天照暦40年から35年に遡る。
人類の敵は本当の神と呼ぶ存在。それこそが宇宙との星野関わり。
“AI”AIがその覇権を握り今その世界が本当の意味で“最期”となるのである。
天照暦35年
世界は遂に英雄と呼ばれる偶像崇拝最期の時が訪れてきた。
AIが主導権を持ち、宇宙との飛来された星の攻撃。
終章 Cosmos photon monika the eternal order編に続く。
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