第30話第Ⅲ部Knghitsoflast
第Ⅲ部Knghitsoflast
英雄暦50年
ブラッド・ヴェスタニエ
これから起こる彼の人生が始まる。
KnghitsoflastはKnghitsOfDarknessの後任。
ブラッドは現状一人で旅が始まる。
「酷い世界だわ」
「サポートに任命されてね。私はエミリア。未来の妻よ」
「?」
「意味分からねぇよ」
「ブラッドを当分支えるってのが仕事ですわ」
「最初はペンドラゴンに行くよ」
北の大陸ペンドラゴン王国に向かうブラッドとエミリアの前にKnghitsoflastのメンバーに加入するシャヴァーニ・インデックス・フォン・ディスティニーの息子ロルテシア・フォン・ディスティニーが馬から降りてブラッドに会釈してペンドラゴンまでの道中に任務での同行だ、それは言えばわかるのだろうか何せ俺は監獄に幽閉出身で外の世界はこの5年で覚えた。
ブラッド・ダインスレイヴ・オーヴェルシア・クラウド・ヴェスタニエそれが俺の本名真名だ。
オーヴェルシアは母方の姓でアーヴァンヘルムに名付けられる肩書?
剣の名で英霊、という意。
俺は生まれながらにして英雄の血筋に生まれて此処に至る。
「良かった、俺が案内しますよ。ペンドラゴン支部に行く途中でして」
「?支部って?教会の派遣か何か?」
「言っちゃえばそうですね。教会もジェラフバルトに怯える最中の布教活動ともう一つはKnghitsOfDarknessの護衛兼任務です。知ってか存じ上げるのもあれだけど俺の父はシャヴァーニ・インデックス・フォン・ディスティニーだ。ルーラシアの聖人にして有名な人よ」
ロルテシアは青髪に白いコートを着て幾何学模様の頬に十字傷のある青年。
司祭の仕事で出逢いその後Knghitsoflast結成時に加わるインデックスの孫はこうしてブラッド共にペンドラゴンに走った。
英雄暦50年ペンドラゴン
エミリアも着いて驚愕した。
街が国が燃えて炎上し辺りは火の海だ。
燃え盛る業火にロルテシアは手袋を外し強力な水の魔法で焔を鎮火した。
「タイダル・アクア・イグニシウェイヴグロージョン!!!!!!!!」
特級扱いの水魔法で鎮火したロルテシアは馬を走らせて自分は魔法陣の中に詠唱した。
「何だ?」
「時空魔法詠唱降臨の術よ・・・・私以上のクラスの魔術師よ」
「すごーいですね。エミリアさんよ」
「たーのしーって!感じじゃねぇよっすよ。俺は神の救済の司祭。魔術師の顔は時の場合で嫌われますよ。エミリア卿その点英雄ヴェスタニエの英雄譚は神同然で尊敬、リスペクトっすよ」
「ヘッヘヘ・・・ロルテシア様は同じ魔術師系統に属さないフレンズじゃないんだね」
「まぁ。えぇ・・そうですね。俺はインデックス・フォン・ダ―ヴァンヴェルグ・ディスティニーの孫ですけどフレンズってのは一括りされちゃ困りますよ。俺は俺だ!魔術の腕はエメフィール様の知恵ですよ」
「マジか!エメフィールに会ったのか?クソ狸ジジィがっ!だましやがって今度会ったら私の魔法でブチ殺してやる」
エミリアの怒りにロルテシアも困惑でペンドラゴンが荒廃して中心広場に居たのがジェラフバルト卿だ。
この時出くわした謎の黒髪の青年と俺の運命の歯車が回り出した。
「君か?ブラッドという名の騎士は?ブラッド・ヴェスタニエ」
「そうだけど!アンタの名は?まずは名乗れよ」
「初見で名乗るのが礼儀だね。僕はジェラフバルト卿だ」
「おいおい、名乗ったが親玉とかイイ根性じゃねぇか!ルーラシアに面を貸せや」
「ミス・エミリアその問いには及ばない。僕が直に来る日に姿を見せる」
「ブラッド・ダインスレイヴ・オーヴェルシア・クラウド・ヴェスタニエ。最期のヴェスタニエを継ぐ名だね。よく覚えとくよ。そして君が死ぬ。僕が死ぬということは君も死ぬ」
「待ちあがれ!今回の一件リアルガチでお前が絡むなら全力でその首を討ち取らせて頂くぜ」
エミリアが手を振り杖から放たれる魔力をジェラフバルトが無に還した。
「ラ・ル・マン・ランダアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!」
その狂気に満ち溢れた黒き狂気の覇気にエミリアの魔法を奪い国も街も生物も死んだ。
ジェラフバルト卿は命を奪う死の魔術師。
そしてⅨ世代に渡りに闘ってきた元凶である。
それが俺の物語。
Ⅸ代目ブラッド・ダインスレイヴ・オーヴェルシア・クラウド・ヴェスタニエという男の生涯がKnghitsoflastである。
ジェラフバルトに初めて出会ったのが俺が15歳の時。
「また、だ・・」
「待てよ!アンタは何がしたいんだ?」
「一つだね。以前の僕と今回の僕は違う。同じ人物であって違う軸の人間」
「そうか!大元のオリジナルのジェラフバルト・アイゼンガルド・オルタ・グランスヴィアムヘルムという最凶最悪最恐の黒魔導士は自分自身の転生儀式を既に完成していた。帝国が終わり、クリードが死んだ条件でこいつは蘇った・・いや、、、、、、、、眠りから目を覚ました!?」
「勘がイイね。ロルテシア」
「僕が話す時間が無い。では」
立ち去り消えていったジェラフバルト卿にロルテシアは回線を繋いだ。
《もしもし聖ヴァレンシュタイン教会ロルテシア・フォン・ディスティニーです。事態最悪でルーラシア王は?ジェラフバルト・アイゼンガルドは生きていたんだよ》
《知らせを受け取った。ご苦労。》
《ハーディアスさん・・・・いや・・・・失礼》
《アガートラームの事なら準備は出来ている。ブラッド君が帰還し代執り行う》
《はっ》
電話を切りこのことを知らせにルーラシアの帰路の途中ブラッドの武器に気付いたエミリアが説明した。
「ブラッド君の武器はアガートラームのOS搭載人格対応の双剣。今から戻り次第貴方に派遣の世界に行きそこで封鎖の縛られた未来の剣を引き抜く。アナタ自身二度と日常で居られない選定の剣を引き抜くというのは貴方が人間を捨てて王として歩まなければならない。アガートラーム・ウィンゼンヴァーシュ・ヴェスタニエ卿は自身の名の剣を岩場に事象の地平線・・・精神的に構築されたアフィリア・サーガ内に封じた。ヌァザの腕は銀の腕で天に輝きアガートラームは希望を繋ぐ未来のカギ。でね。私はこれ以上の情報は言えないけど後は自分で確かめな」
「はい」
こうして新たな物語が動き出してブラッドの専用剣アガートラームドライヴモードが待っている。
二対一体型の双剣でバルムンクとアロンディーンの人格と精神が同調しアガートラーム・ウィンゼンヴァーシュ・ヴェスタニエ卿の蒼白の大剣がソースとして長き岩場に突き刺さっている。
「ちなみ私のパーソナル武器のOSはマーリン。普段は引き籠りネットオタクのアヴァロンにニコ厨の悲しき天才独身童貞魔術師の人格をソースにリソースさせたのが私の杖よ。このマーリンは師匠から譲り受けた形見だけど正直に言ってクソニートの杖は魔力フルパワーチャージに私の魔力身にに持たないから普段は本気に戦わないな」
「だからっすか」
「みな、あれですよね?武器ってリソースの同調ですか?」
「それは違うな。・・・・エミリア様のマーリンに俺の武器はドっ―カンバトル並みの剣だよ」
「剣?」
「初耳って感じか?俺の武器はこの大剣・・・真名ゲオルギアス」
「ゲッサンでっすん!?」
「ゲオルギアスは一撃の御技だ。俺は危険分子の司祭で各地に派遣よ」
ロルテシアはゲオルギアスの大剣を持つ魔術師で後にKnghitsoflast加入後は軍師として役に立つ青年。
ブラッドにおける100年の友であると称される。
ロルテシアはルーラシアの反対側マーデル・リンクの街道で別れたが俺とエミリアは国に帰りブラッドはハーディアスが待つ戴冠降魔の間に案内されて火が灯されて見届けとしてダインが居た。
「ブラッドよく聴け?聞いておくんだ。お前はこれから人格剣の選定を行う。選定の王は人間じゃ居られなく分これからはKnghitsoflastのブラッド・ダインスレイヴ・オーヴェルシア・クラウド・ヴェスタニエとして生き逝く覚悟だ。どう?」
「あるよ、俺だって成人だ。15歳を過ぎれば大人だ。俺が選定の儀を受ける」
「よく言った。ヴェスタニエの男だぞ」
「ダイン卿?いいかな?これからブラッドは選定の儀としてこの部屋から出られない」
「ああ」
「うん。心得た」
ハーディアス・ルーラシア・エルダーツ・ジュリア・ヴェスタニエ
この男はルーラシアの次期王で現在はルーラシアの代理でこの国の舵取りだ。
ブラッドを部屋に遺しダインは解放されて城を歩いてエミリアはハーディアスの傍で話し合った。
「ミキのマーリンを信じる。エミリア卿」
「クソ引き籠りニート童貞魔術師は当てにしない方がいい。それよりハーディアス様こそ選定の証は?証タイムで選定を受けたアンタは何物語の何様だよ。」
「エミリア君は口が悪いね。僕は選定を受け入れた。我が名の武器はルーラシアの地に伝えられる始祖の聖剣・・・・エクスカリバー以上の聖剣だ。覇王剣聖剣・・・名は知らぬ」
「クレアだろ?ちげぇーよなっ!ジュリアだったわ」
「そう。僕の剣はジュリアだ。一度扱えばその力は天地開闢の星を割る力の魔剣」
「マジかよ。それがルーラシアの力ね。オッタまげぇーさ」
「ハッハハハ・・・僕の事信頼してよね。」
「するよ。私はこの国の人間だからさ!いざって時は頼むぜ」
「それは解っている。ジュリア共に戦うよ・・・・200年。僕は聖王国領聖ガンダルディキア国を治めてきた。今度こそルーラシアに報いる時だ!」
「んじゃ」
ハーディアスと別れてエミリアはエイボン研究所に顔を出した。
其の頃ブラッドは精神世界の心の扉を開けてアフィリア・サーガ内のアガートラームが突き刺さる選定の岩場に辿り着いて鎖に縛られた蒼白の蒼い刀身の剣と真紅の刀身の剣に手を伸ばしブラッドはその身に歴代のヴェスタニエ当家の血とアガートラーム・ウィンゼンヴァーシュ・ヴェスタニエ卿の人格が投影。
「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハアアアア」
《もう息が上がってるのか?Ⅸ代目よ》
《15歳の誕生日おめでと。私たちはこの選定を待っていた。クラウド・ダイン・アルヴレイヘイム・ヴェスタニエは英雄でした。私たち最期にこの空間で封じ込めて彼ね。あなたの父は死んだ。ブラッド・ダインスレイヴ・オーヴェルシア・クラウド・ヴェスタニエよ。契機です》
「はい!俺が人格武器のリソースは解っています。」
《肝は据わっているな!イイ男だ。気に入ったわ》
《まぁーね。私を抜きなさい。時の封鎖を断ち切らせるその選定はブラッドを英雄にさせる》
「よろしく!バルムンクにアロンディーン!モードをアガートラーム」
蒼白色の蒼い刀身と真紅の鞘に赤き黒い刃をそれがアガートラーム。
ブラッド専用の武器だ。
ブラッド・ダインスレイヴ・オーヴェルシア・クラウド・ヴェスタニエが死ぬまで続く武器。
ブラッドはアフィリア・サーガで選定を受けて部屋から出るとグレンが待っていた。
「おつおつ」
「待っていたんだ。おじさん」
「ったりぃーまえよ!」
グレン・スレイプニルは見た目は若いが老人だ。
クラウドと同世代で同期のグレンがブラッドの後見人だ。
「アガートラームか!」
「はい、これが俺の武器!ヴェスタニエが受け継ぐ大剣」
「俺にチョコだけにちょこっと顔を出しに来ただけだ。帰るぞ、ブラッド」
「うん。俺だってKnghitsoflastの旗楽しみだ!」
「ああ。旗な。俺らもあったなぁ・・・若かりし頃ある騎士団もあった」
「父さんがいたんでしょ」
「クラウドな」
「45歳で幕を閉じたアイツだけど俺はアイツの分まで生きる」
「俺だって父さんのようになりたい!」
「巷じゃよ、ジェラフバルト卿の暗躍と世界転覆の暗黒時代の大戦争の再現か?クソ笑えねぇよ」
「そういわれてますね。俺が倒さなきゃとか?」
「だろうな。当分俺は先に死ぬがお前が人類の希望として英雄としてアイツを倒せ」
「心得ています」
「にゃーに、気にするな。俺は不死身の巨人族の末裔だ。やすやすと死ぬもんか!」
「おじさん、じゃ」
「おう」
ブラッドがルーラシアの石畳を立ち去りグレンは一人KnghitsOfDarknessの円卓に残った。
クラウドの子を護る為に嘘をついた。
自分はもうKnghitsOfDarknessの人間。すでに引き返せない心に誓い俺は俺だ。
自分の価値を信じてくれるKnghitsOfDarknessに加入後俺はコパンの霊廟に参りザーロック以来の男系としてのコパン王朝の再興。
それを対価に俺はヴァルハラを復興させるのに俺は戦いに繰り返される世界で俺は生き続ける。
「ガウェインさん、お世話になっています」
「グレンじゃねぇか!コパンはどうよ」
「・・・・・・・・・・・・・」
黙ったグレンはフェンリルを置いてガウェインが席に座りジェラフバルト卿の征伐戦だ。
「KnghitsOfDarknessも実質これが最期の任務だ。ジェラフバルト卿の首だ。」
「止まらないわね。ジェラフバルト卿の闇は私達でも手を焼く」
ヒルデガルダは黒いフードを被り新聞を読んでグレンがKnghitsOfDarkness加入から7年目だ。
夫婦ともにKnghitsOfDarknessとしてジェラフバルトと戦っているがブラッドが選定を終えてダイン・ヴェスタニエ卿はダインスレイヴ・オーヴェルシア・クラウド・ヴェスタニエの銘の名を墓標で眺めてミントビールを酒盛りで乾杯しダインは墓標から出て久々にタバコを吸いツヴァイもダインに寄り添いブラッドの人生で考えたらアガートラームを手に入れた彼はルーラシアの地から極北に向かう。
「KnghitsOfDarknessが出陣だ」
街の人がワクワクで話すのをブラッドは城から帰るとルッカに肩を叩かれた。
ブラッド・ヴェスタニエ
アガートラームを腰に差してルッカが弁当を持っていた。
「ブラッド!待ちなさい!」
「はっーはい」
「弁当まだでしょ。これでも食べて頑張りな!」
「おばさん、頑張るよ」
「うんうん。焦らなくてもいいわよ」
ブラッド・ヴェスタニエは長い白髪で色白い肌を持つ長身の青年で眼が十字架に刻まれた灼眼を持つ金髪家系のヴェスタニエとしてはイレギュラーである。
「今日から俺は英雄譚を継ぐよなぁ」
「いやいや・・・・Knghitsoflastの仕事は?ドタンバタンで忙しいダ」
「おばさんが気遣ってくれるのはうれしいよ」
「で?何よ?」
「俺さ、Knghitsoflastの仕事頑張るわ!」
英雄暦50年春
ルーラシアに迫る静寂の危機がブラッドがKnghitsoflastとして戦う決意だ。
KnghitsOfDarknessの遠征が先に行われブラッドはヴァチカンに居た。
ヴァチカン 教皇の執務室
ディゾン法皇がコーヒーを用意にブラッドもジェラフバルト卿の暗躍は頭を抱える。
「あったかいぞ」
「急な要件って何?」
「要件だ。用件というのはジェラフバルト卿を突き止めた。アイツは今のうちに潰す。私は教皇で権限も今はある。ルナヴァーミリオンに継ぐ予定はあるが私の在位中にあの魔導士を殺す」
「KnghitsOfDarknessでも辛辣を俺が?俺が?呼び出して成果とかさ」
「気にするな。」
「気にするよ!俺はまだ英雄見習いだ。アガートラームを振り切れば、戦場で居の位置が燃える」
「ヴァチカンすら守れない私は愚者だぞ。」
ディゾン・リアレストは椅子に座りその黄金の剣を机に置いた。
「ヨハネス・パウロ・リアレストの専用剣。この剣だけは私で世界を救済する」
「すごーい」
「だろ?私はKnghitsOfDarknessの協力者だ。ブラッド?気を付けろよ」
「大丈夫だよ」
ブラッドはコートを着て黒いフードを被りヴァチカンを後にする。
KnghitsOfDarknessの英雄譚が現在まで語られている。
ブラッドはまだ15歳だが後に戦乱のルーラシアで戦う《テゥエルターナー》においてブラッド自身剣の英霊として眠っていた。
ディゾンが電話した。
《私だ。ディゾンだ。事態は一刻も争うテゥエルターナーに備えは?ルーラシア?お前が隠居の身で王では無いと知っているがKnghitsOfDarknessの動きというのも気になる》
《僕に言われてもな。テゥエルターナーに戦乱が酷いよ》
《ハーディアスに任せる。らいなま》
《指揮は執る。》
ダイン・ヴェスタニエ卿はダインスレイヴ・オーヴェルシア・クラウド・ヴェスタニエの名を刻んだ岩場に突き刺さる剣を抜きKnghitsOfDarknessの旗を掲げた。
「チッ、テゥエルターナーかぁ」
「思い出したの?あの戦争を」
「気にしてランねぇよ。俺もあの戦争で生き延びた・・・・命あってのモンだ」
「私は出かけるわね」
「キイつけろよ」
ツヴァイが立ち去りダインは黒フードを被りエイボン研究所に顔を出すとユウヒ・ヴェスタニエが居た。
ジークフリートを器にして再臨転生人界創世の儀式を終えたエイボンが溜息を吐く。
「ユウヒ様を生き返らせた。無茶はしないで貰いたい」
「わかってるよ。この騒乱の胸騒ぎ尋常じゃねぇ」
「ルーラシアが脅威だ!戦争の狼煙だ」
「そうだろう予想はついていた。」
ダインは知っていた。
選定の剣を腰に差してジークフリートの器は大英雄の龍殺し。
ユウヒの姿を見てダインは研究所を後にブラッド・ヴェスタニエは転機が訪れる。
「ジェラフバルト卿に一騎打ちでも言うつもりか?」
「ないけどよ」
ダイン・ヴェスタニエ卿は静寂の先に待ち構える戦争の警鐘にコートに手を突っ込みヴァチカンまで馬を走らせた。
そして英雄暦50年夏
少年が15歳の時にテゥエルターナーという大海原の大戦が火蓋が落とされた。
それが災禍の魔王の英雄譚誕生の序章が幕開く。
ブラッド・ダインスレイヴ・オーヴェルシア・クラウド・ヴェスタニエ
15歳から130歳の英雄暦50年~天照暦40年の長い戦いと福音が始まろうとしている。
「俺が始まる。俺の剣かぁ」
ブラッドが練習して技のレパートリーのなさが自分の悔いが残る。
「クロス・トライデント・グレイヴ」
大剣から放たれる衝撃波の連続剣からの重たい7連続の剣を練習し只管練習しているとヴァンとフィオがブラッドの手を握り技の威力を高めた。
本人は意識と精神状態で存命中の為“生きている”ヴァン・ヴィンセント・オーヴェルシア・ヴェスタニエはバルムンクの人格で古代の戦争を勝ち抜いた聖杯の騎士。時同じくし、フィオリーナ・フォン・アルシュヴァルツ・エイゼンヴェルグ・ヴェスタニエも一人。
聖杯の乙女。
二人の二対一体の大剣ソースの双剣。
ヴァン・ヴィンセント・オーヴェルシア・ヴェスタニエは煙管を咥えて腰を叩いてブラッドの手を握り技の鍛錬と修練だ。
「おい!力入れ過ぎだぁ」
「はぁ・・・は・・・い」
ブラッドに剣を教えるヴァンであるバルムンクは古代戦争時に生き延びた生きた英雄。
ブラッドがここで覚えた新技をヴァンに放った。
「エンド・ジ・グランドグレイヴ!!!!!!!!!!!」
「天剣」
ヴァンの剣は相手を生かす剣だけで折る中折れの古術。ブラッドの技を弾き返しヴァンは剣を拾い上げてその目はヴェスタニエの眼だ。
「ブラスト・エッジ」
「バースト・エクスプロージョン」
ヴァン・ヴィンセント・オーヴェルシア・ヴェスタニエは魔法も使える。古代魔法は上級。エクスプロージョンの一撃をブラッドの腕が奪い喰らいブラッド自身魔王化した。
「うううううっ・・・・ッガッ!魔王化の影響かぁ」
実質15歳の少年が魔王としての災禍の英雄にその力が光り輝く。
「真・魔王獣神十六夜降魔剣(Shin Teufel Tier Gott Sakuya magische Schwert fallen)」
魔王化のみに発揮する降魔の剣術。相手全員その剣を焔が華開く16回連続の振り下ろす斬撃。
グわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ブラッドの躰に急加速で眼を出す息吹が魔王へと災禍へと導く。
光と闇の子の救済とダニエル書には反撃の戦乱に一筋の光なら彼は人類最期の希望。
ヴァンを打倒し剣を鞘に納めてブラッド自身元に戻りフィオが拍手した。
「すごーい!剣筋はいいよ。ヴェスタニエ家の血だね」
「剣の切れ味は久々に味わったぜ。俺もお前はすごい」
「まだ!まだまだです!Knghitsoflastの自分がしなくちゃ!」
「けど、あの技は奥の手だ。無下に使うな」
「はい」
ヴァンとフィオを腰に差してブラッドは黒いフードを被り広場を後にした。
数日後
ヴァチカンから電話がルーラシアの息子ハーディアスが電話に出た。
《ジェラフバルト軍が向かってくる!最大激戦地がルーラシアだ!》
《望むところさ。全てを終わらせるさ》
《天使喰いだ。僕が父さんに隠していたのさ》
《寄りによって英雄殺しと忌み嫌われる最凶技だ。ヴェスタニエをどう思う?》
《未来に繋げるためだ。》
《ジェラフバルトを喰らう。俺が闇に堕ちても英雄が俺を殺す》
《心配するな!》
電話が切れて決心したディゾンは教皇軍その数8万をルーラシアに送った。その年異例中の異例の特例で世界会議が世界の管理者の聖地にして総本山聖アルヴァ・ヲルバ・ヴェルジュリアに世界各国からの王族・貴族が集い世界中の会議の生配信と生放送で世界が注目する。この前例にない時代にルーラシアの戦場に吹き荒れる嵐がこの国を吞込む。
英雄暦50年
聖アルヴァ・ヲルバ・ヴェルジュリアにヴィヴィアンとエクシア・ミルディアがこの場所の最上階層の禁忌の円卓に中央の席に座り待っていた。
「親父?聞いていいか?ジェラフバルト卿が生きていたなんて信じられるか?」
「信じないし、信じられない。でも現実は生きていた。そしてルーラシアの終焉だ」
「全世界がここで統一してジェラフバルト卿を討つ。我々世界を管理する企業理念でね」
「そうだけどさぁ、ジイジは久しぶりなんじゃない?」
「ミルディアの言うとおりだ。私は歳を重ねたがまだ退かない」
「流石は社長」
メガロン級の精神力に性欲のロキとダニエルも王族で世界会議参加者だ。ロキは最近白髪でフードを被り煙管を咥え乍ら放浪と日曜大工にハマり釣りをしている。
「無限のザーメン作成か!下ネタが無い世界俺は俺だ!自分がどう思われようが自分が自分らしく生きていればこの世界が悪だというのなら認めろ!俺は肉欲で子供を創りすぎた。わりぃ」
ロキは世界会議の記載された序列の席に座りアガートラーム・ウィンゼンヴァーシュ・ヴェスタニエ卿とエイゼンヴェルグも来ていた。
「ロキじゃないか?久しぶりだね」
「アガートラーム!よっ」
「僕らは世界側の意見で来られた。本来聖天は辞したのだけどね」
「そうね。私も同意見。すでに聖天八極神は引退して隠居の身。」
エイゼンヴェルグはいつまでも若い姿だ。ダイン・ヴェスタニエ卿の母で閃光の異名。エイゼンヴェルグは椅子に座って続々と参加者が集う。
「これから先は随分と世界の脅威だ」
「ダブルクロスですか?」
DT150年に画策されて廃棄された提案プラン。
ダブルクロスの射出には魔力が要る。
「世界会議とかマジでツラくねぇか!」
南西の砂漠とアドリエス海を挟む防衛の経済国家ハヴェリア領エジプト国アルメリアの王ハルファス・アルメリア・ブルケラァス王と王女ジー・ヴィヴィルリア・ヴィヴィが聖アルヴァ・ヲルバ・ヴェルジュリアに入り禁忌の円卓に腰を下ろした。
「御父様!どこぞのフレンズですか?やばーい!すごーい!この王政の舵取りはヴィヴィが努めます。世界会議で題した議題はジェラフバルト卿の討伐。征伐。フレンズでもこうなりゃ世界を救済のコテは我々の経済が協力いたします」
王女ヴィヴィ。
旧世界の一人でクレアの祖の末裔。
英雄譚の人間が聖アルヴァ・ヲルバ・ヴェルジュリアに王が集いヲルバの名の由来はヲルバは消された歴史の家系。
ヴィヴィはハルファス・アルメリア・ブルケラァスの隣に同席して医術仕官でジュード・カエサル・フォン・ジュリウス・ディスティニーがアルメリアに留学だが与えられたのは世界会議出席の身。
母インデックス・ディスティニーの子でジェラフバルト卿の征伐戦に身を乗り出した。
ダブルクロス最終案
ヴィヴィアン・エスタンスは現在の管理者の代表でジェラフバルト卿に動き出す。
「生きていたんだ。最強の黒魔導士が!」
「無理もねぇよな。世界を歪ませた張本人に絶好の機会だ。俺ら家族も戦地に立つ」
「ウォーカー家の分家として!ヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカーの弟アルシエル・アビゲイル・エスタンス・ウォーカーの名として厄災禍が目覚める。」
「そうだね。アルシエル・アビゲイル・エスタンス・ウォーカーはそれこそ目立ってい長い時代の寵児として影の英雄の祖だ。僕にその血があるならジェラフバルトを倒すのに皆の協力が居る」
「堅苦しい片栗粉カ!お前は!俺らは世界の王はここに来たのは一点。ジェラフバルトを殺す為だ。覚えとけ。俺らは死なない。神の末裔は不死身だ。そらぁーよ」
ロキだ。ロキ・ラタトスクは精霊王の化身でバンダナを巻いて黒コートを着てフードを被りフェンリルを担いで絶望せずに立ち向かう男の鋼の遺志にダニエルも手を挙げた。
「親父に同意だ。俺も今回は男を魅せる。獣神化でも最後よ」
「皆、本当に済まない」
ヴィヴィアンが頭を下げてエスタンス家全員の出陣に伴い錦の旗を掲げた。
「ブラッド・ダインスレイヴ・オーヴェルシア・クラウド・ヴェスタニエの件は引き続き世界の管理者が保護だろ?約束したじゃないか!ヴィヴィアン」
「アガートラームと付き合いが長い。分かっているさ。アガートラーム!エイゼンヴェルグ!ダーヴァンベルグ!アーヴァンヘルム!ベルガモット!ルーラシア!ゴート!ジパング!心から私の命はジェラフバルト卿の討伐だ!」
「御意」
全員頷きアンネローゼの加護とヴェスタニエ家全員宗家が采配で出陣だ。
KnghitsOfDarkness最期の旗が戦場に吹く
KnghitsOfDarkness
英雄譚始まりの騎士最期の旗がこの地ルーラシアに靡く。
KnghitsOfDarknessの遺志を受け継ぎKnghitsoflastに継がれる重みをブラッドは感じていた。
「よろしくっ、お願いします!」
「緊張するな!ブラッド」
同じ隊に加わったブラッドより2歳年上の金髪の堅の良い青年名をフェンサー。フェンサー・ベルガモット・アーヴィングこの時は金髪で素性は隠しているが後にガウェインの孫で赤髪の燃える焔の煉獄の騎士として再会するのに時間が空く。
「でも・・・緊張します。自分」
「まぁ、ヨシナリヨシナリだ。俺も戦争は未経験の足軽だ。親父に連れられてよ、でも、俺は焔があれば十分だ。最低限お前を護れるな。」
「そう言ってくれるのはうれしい!でも!俺は!魔王なんだぁ」
「魔神化ねぇ」
「無駄話はないぞ!動け!フェンサー」
「チッ」
フェンサーとブラッドは補給物資を荷物を馬車に積み上げて馬車が続々と荷物を積んでKnghitsOfDarknessの荷物を積んでルーラシアの国と国外に戦場の旗を掲げて各物資の調達と全ての兵器輸入が貿易船と艦隊がマーデル・リンクから入港。
ダイン・ヴェスタニエ卿はクラウドを拝みルヴィア・ジーザス・ダーインスレイヴ・ヴェスタニエを想い最後のこの戦に大規模なジェラフバルト卿の討伐とテゥエルターナーの大戦が警鐘が鳴る。
英雄暦50年
テゥエルターナー大戦が芽を出す。
「さぁ!旗を掲げろ!ルーラシアを護れ!戦うぞ」
「ルーラシア!王よ」
ルーラシアとハーディアスの親子にハーディアスの息子ヴェルインがルーラシア国の領土内に戦線防衛とグレンたち聖天八極神が陣営で陣を構えてエイボンとエミリアも前線に居た。
ブラッドはまだ実践のない魔神化を習得した災禍の種。
身体的に超過の成長で魔力放出。
聖剣の鞘の左腕が天に輝きを放つアガートラームでボロボロのコートを着てフードを被り荷物を運びKnghitsoflastに参加するメンバーもこの時は物資補給の係だ。
「ブラッド君はこの3番馬車の荷物をあそこに運んでくれ」
「はい」
ルーラシアの壁近くに荷物を積み下ろし馬車が移動するのを見届けたブラッド。空が暗くこの世界でブラッドは荷物を物資の確認し補給の手伝いをしてブラッドとチームを組むことになったフェンサー・ベルガモット・アーヴィングは10代は金髪でピアスの青年だがこの戦争を機に変わる。
「補給が終わらねぇ」
「それだけデカい戦いなんだよ」
「ジェラフバルト卿の首を討ち取れるの俺の予想じゃダイン・ヴェスタニエ卿だな」
「俺の爺ちゃんだよ。ダイン・ヴェスタニエ卿」
「マ、マ、マ、マジ!」
「ブラッド・ダインスレイヴ・オーヴェルシア・クラウド・ヴェスタニエ。それが俺の本名。長いからブラッド・ヴェスタニエだけど。・・・・・驚いた」
「やぁー、英雄譚に出逢えて奇蹟よ。今度オレと戦うんだったサポート頼むぜ」
「出来ることならね。魔王化が抑え込んでいるけど俺の心には魔神が居る。符の感情がスイッチになる。災禍の顕主だよ」
「別にいいんじゃねぇか?気にすることかよ。俺は気にしないね」
「あったりーまえだぁー」
荷物の積み荷を終えて馬車を見送りガウェイン卿がルーラシアに戻った。
世界会議が終わり聖アルヴァ・ヲルバ・ヴェルジュリアから世界連合軍がルーラシアに集結する。
これがジェラフバルト卿との事実上最期の聖戦である。
78000年から果てしなく続いた闇と光に終止符が打たれる。
ジェラフバルト卿に因果を感じるヴェスタニエ家全体の悲願だ。
ルヴィア・ジーザス・ダーインスレイヴ・ヴェスタニエは最期に天使喰いで命を落とした。
ヴェスタニエ家始祖の初代当主は7800年続いた一族を遺す。
「これが最期だ。皆、行こう」
「ダイン!任せろ!KnghitsOfDarknessらしくねぇけど、散る勇気持てたわ」
「死なないでくれ。頼む」
「ダイン卿の言うとおりだ。俺は本気でKnghitsOfDarknessも戦うぜ。ジェラフバルト卿がこうなれば徹底的に聖戦だ。KnghitsOfDarknessが旗を掲げてこれが命賭けるぜ」
KnghitsOfDarknessも気が付けば50年以上だ。
全員が歳を積み重ねているがそれが英雄譚の戦いが繰り返し何度も続くがKnghitsOfDarknessの旗が血に染みている。
ブラッドは魔王化を抑え込む薬を飲み腕を包帯で巻いてコートを着てルーラシア陵のクレアの丘に新人ともに連れられた。
「クレアの丘にようこそ」
「ここが古代戦争時の爪痕」
「ビビってないけど、流石にヒクわ」
「俺も同感だ。KnghitsOfDarknessでもこれじゃ沼だ」
「我々はルーラシアに心臓を捧げるんだ。」
「護りたい者が居るだけで強くなれるさ」
教官が丘の十字架の前に立っているが新人は青ざめていた。
俺は魔王化で災禍の英雄の力を引き出しブラッドはその身とは別の魔神化で戦場を翔る。
ブラッド・ヴェスタニエ15歳
戦乱渦巻くルーラシアに身を投じる。
クラウド・ヴェスタニエの息子で聖剣の鞘を埋め込まれた少年が牙を剝く!
俺が倒す運命か。
ルヴィア・ジーザス・ダーインスレイヴ・ヴェスタニエの墓に手を拝み花を添えてコートを着てフードを外し銀腕を天に翳す。
KnghitsOfDarkness時代自分がセフィリアを倒した英雄だがこの世界に貢献してきた。
「ダイン?ダイン?ねぇ聞いてる」
「ツヴァイか」
「荷物届いてるわ」
「先に女性陣優先に荷物は持ってけ。」
「うん。またね」
「おおう」
ツヴァイと結婚して気が付けば30年以上それ以上が経った。
これは世界がまだ帝国支配の物語。
KnghitsOfDarknessは帝国を壊滅させる英雄の騎士団だが今は最凶災厄の黒魔導士と一戦を控えていた。
ダインはバルムンクとアロンディーンの代わりにクラウソラスを腰に差していた。勇者ケルトハルトの名剣聖剣を鍛え直し打ち直した一品級の剣だ。
ダインが使いやすいように双剣に代えて二対一体の剣としてクレアの丘で深呼吸した。
「行くぞ。」
「はい」
「ヒルデガルダ?」
「少し着替えています。伺いますのでテントに居てください。」
「ああ」
「待っているか」
「待つか」
「グレンは?」
「コパンの名代だ。来るだろう」
ガウェインだ。風貌があの時と変わっていないが渋い声に皺が増えて傷だらけだ。
でもKnghitsOfDarkness史上最強の片腕の剣士としてダインを支えてきた紅蓮の騎士とはまさにガウェイン・アーヴィングのことである。
馬が駆け付けてグレンとローズが降りてダインに礼をした。
「申し訳ございません!会議が長引きましてぇ」
「グレンが遅れたこと妻が詫びるがこれもコパンの為だ。赦してくれないか?ダイン卿」
「いいんだよ、いいんだってさ・・・・俺は。ローズだって休暇中だろ?実家に帰っても俺がするよ。それでもダメか?ッア!ザーロックに似て頑固者の片栗粉な娘だ。グレンと家に帰っレ。」
「命令ですか?」
「そうだ。最後ぐらいは夫婦家族水入らず過ごせ。後悔だけはするな」
「はっ」
ローズとグレンはコパンに帰郷。まだ猶予がある。それにこの戦争の根を絶つ。ジェラフバルト卿と一騎打ちかも知れないがそれがKnghitsOfDarknessの終局の警鐘だ。
英雄暦50年末(旧暦帝國暦12月)
テゥエルターナーの火蓋が狼煙が上がった。
ルーラシア国での戦いに指揮を執るルーラシアとハーディアスが甲冑姿で剣を振るう。
世界規模の戦い
敵は一人
名は黒魔導士ジェラフバルト卿
アイゼンガルドの礎を築き上げた初代皇帝。
KnghitsOfDarknessの参戦
「これだ!俺の作戦だけを伝える」
作戦とはジェラフバルト卿の本体を叩き潰す。
ジェラフバルト卿が宣誓した。
「人類に先はない。これからは滅ぶのだよ。一重に龍の時代として・・・僕がこの世界の神となる。龍だ!龍に滅ぼされるまでに人類創世神話は一から創り構築とこの世界に英雄は不要だ!僕が黒魔導士ってことは大まかな説明はあっているが元は一国の王子で貴族だ!黒魔導士でその力、君たちが絶望に堕ちろ!」
「そうか。そういうなら受けて立つぜ。俺がダイン・ヴェスタニエだ。知っての通りアンタのセフィリアとクリードを殺したのが俺だ。」
「知っているさ、君の英雄の素質は是非とも消さなくては!」
「ジェラフバルト!これが終わりだ!終わりの定義だ!」
「そうか、残念だな・・・・ホント」
「僕は一時狂気に満ち溢れていたが僕は本来ならヴェスタニエ家の人間だよ。ホントさ。誰も僕の名を知らない。真名はアルヴェルリア・ジュリア・フォン・サー・ジェラフバルト・ヴェスタニエ・アイゼンガルド!それが僕自身本来の名だ!アイゼンガルド建国時(建興時)の皇帝の名はそのままだがヴェスタニエでも俺はジュリアを祖とする宗家の血筋だ!残念だがルヴィア・ジーザス・ダーインスレイヴ・ヴェスタニエに阻まれてが彼女の命を奪ったのは僕だよ。不死を獲たのは天使喰いの効果だ。ダイン・ヴェスタニエ!君でこの時代の英雄は死ぬ」
「聞けて良かった。これで遠慮なくお前を殺せる。」
「全員総員抜刀せよ!」
ダインが合図するとグレンたち狙撃の銃士隊がジェラフバルトを囲んだ。
※ルヴィア・ジーザス・ダーインスレイヴ・ヴェスタニエ
創世の英雄でヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカーと並ぶ英雄の一人。
ジャック・ウォーカー同様の人物と歴史上にヴェスタニエ家一族の祖。半神半人の英雄王で数多くの伝説とエルセリウスとネルセリウス統一を果した剣士。
最期はジェラフバルト卿に殺された。
アルヴェルリア・ジュリア・フォン・サー・ジェラフバルト・ヴェスタニエ・アイゼンガルド
この人物はジュリアの11人の子の一人で神を喰らい人の器で魔導士として悪を蔓延らせ邪悪んな闇を産んだ人物。
その力は災厄の災禍としてルヴィア自身を奪った。
アルヴェルリア・ジュリア・フォン・サー・ジェラフバルト・ヴェスタニエ・アイゼンガルド
真の悪なる人物と対峙だ。
Vの遺志を受け継ぐ光と闇の子の終局が始まる。
それはダニエル書が予言した通りだ。
「マジで来いよ!ジェラフバルト卿!」
「ああ!全軍進軍大破!これよりKnghitsOfDarkness殲滅。英雄の終局さ!」
「グレン!右に銃弾を撃て」
グレンがフェンリルの銃口を拡大しスコープ上の暗視モードで敵を標準ロックオン。グレンも銃を構えてその目で射貫く。
「フェンリルモード・ゼロラグナロクⅦ」
弾丸を放ち大爆発でジェラフバルトは弾丸を灰に還した。
「甘いね。僕がそんな銃で死ねると思ったか?」
「焔獄炎神魔王獣王牙紅蓮龍牙剣(Fang von Gefängnis Flamme Gott Beelzebub Beast King of Flamme Scharlach von Lotus Drachen Zähne Schwert)」
ガウェインの焔を放ち燃える剣で吹き飛ばし斬り込み連続剣で焔の喰らわす龍の焔を交わしジェラフバルト卿のフードと服が燃えただけで無傷で黒い死のオーラで身を護る。
(手打ちできない!来るぞ!こいつの本気が!)
「漆黒の十字架!(Jet schwarz des Kreuzes)」
「闇の大淫婦(Große Dirne der Finsternis)」
「双冥魔灯府・千年王国(Doppel tiefe magische Lampe Haus, Millennium Königreich)」
3コンボの闇の魔法とジェラフバルトオリジナルの編み出した魔法は一気に兵を魂までくらい平原が枯れて砂漠と化して命が消えた。
あらゆる攻撃と魔法は効かずに触れた者を死せる技。
最早勝ち目ゼロ確定にダイン・ヴェスタニエが動く。
「俺に魔力解除を命じてくれ」
「何言う気だ!」
「悪いな。クレア」
「すまない・・ジュリア」
「俺に出来るだけの魔力を蓄積させろ。アイツの討つ。やってみるさ」
「ジェラフバルト卿は死の魔導士。まさか!?」
「ああ。一瞬だけ生者を斬る。云わばアイツの心臓は脆い。斬るだけよ」
ダインはクラウソラスを構えてジェラフバルト卿の死を斬る剣だ。
ダインは裏側に回りグレンとガウェインが応戦でジェラフバルトが翼を生やし刀を召喚した。
「拘束解除・
万象の地平に事象の刀と聖剣と魔剣の拘束を解き放ちガウェインが斬られて血が溢れ、ガウェインは地面に叩き落されてグレンも銃剣でガウェインを庇う。
「ぐわあああああああああっ!ダイジョブか!ガウェインさ!アンタは撤退で一旦退けよ!」
「無茶言うなよ。俺はまだ動ける。ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・グウウッガアッ・・・・ゴホッゴホッゴホッ・・・ヴヴヴヴヴヴヴヴ・・・ウウウッウウグ・・・ガアアアアアアアアアッウガアッ・・・・ゴホッゴホッ」
ガウェインが起き上がり焔が燃え上がる。
体温の急上昇と龍の焔が全身に伝わる。
「流石はアーヴィング。聖剣を受け止めるとはね」
「ああ!鍛冶に産まれた国の人間でね。」
ガウェインが立ち上がりジェラフバルトはため息を吐く。
「それでも僕を本気で怒りを抑えられないとなると・・・つくづくKnghitsOfDarknessは消えろ!ルヴィア・ジーザス・ダーインスレイヴ・ヴェスタニエが築いたのを俺が潰す。心がピョンピョンするなら僕は呪われた人間だ!KnghitsOfDarknessは憎い!だからこそ僕の本気だ!」
ジェラフバルト卿の真の形態だ。
ルヴィア・ジーザス・ダーインスレイヴ・ヴェスタニエを殺した実力に伴う神喰う力。
死の魔導士
虚構の幻想の英雄
「ロスト版だ。数百倍の魔力とか段々考えただけで体が蝕むがこれ位は朝飯だ!ガウェイン卿」
「俺も本気で行く。絶対消失級の技でも俺の命も記憶も全存在を魔力に焔と化して!」
ボコッガアアアアッ!
ガウェインを殴り剣が飛んできた。
「アホか・・・ガウェインは生きろ!俺が許さねぇ!!!!!!!!」
「ダイン!ダイン!ダイン!」
「あとは俺が始末する。ジェラフバルト卿は俺が倒す。」
「強気だね。ダイン。ヴェスタニエ史上最恐と謳われた英雄譚ダイン・ヴェスタニエ」
「俺がもっと心がピョンピョンするぐらい本気でイクぜ!」
「はいはい。はじめが詰んだ人生のヤツに言われたけねぇーよ」
「ルヴィアのセイにするな!人の」
「詰んだ人生分俺が神だ!」
「馬鹿か!」
クラウソラスをその輝きに天と地の乖離に天を輝く人と神を繋ぎ止める聖剣クラウソラス。
ジェラフバルト卿に投げ飛ばしダインが飛び込んで死の力を打ち消した!
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・グウウッガアッ・・・・ゴホッゴホッゴホッ・・・ヴヴヴヴヴヴヴヴ・・・ウウウッウウグ・・・ガアアアアアアアアアッウガアッ・・・・ゴホッゴホッ」
「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハアアアア間に合ったぜ!俺が死を消したのはジュリアの鞘でアガートラーム化したスキルだ。神の鞘は死ですらを無に還す。」
ダインの攻撃でジェラフバルトは絶望の淵に立たされた。
「マ!まだ終わらないよ!ヴェスタニエを舐められるのは聊か腹が立つ!!!!!!!!」
ダインも状況を読みグレンとガウェインを放り投げて閉ざされた場所でダインが空間を固有結界にアフィリア・サーガ内に引き摺り込んだ。
(俺の終わりだ。コイツヲ永久に閉ざす。)
ダイン・ヴェスタニエのアフィリア・サーガでジェラフバルト卿を討ち取った。
テゥエルターナー終結。
世界から災厄が消えたがダイン・ヴェスタニエはその後姿を晦ます。
ジェラフバルト卿は完全に肉体から死んだ。
ダインはまたしても姿を消した。
英雄暦50年の終わり
ブラッドはルーラシアに誘われて城に入った。
Knghitsoflastについてだ。
「君を正式に我が国代表の騎士として認める。ダイン・ヴェスタニエが行方不明だ。君に貸せるのは最初の任務はダインの保護及び探索最悪は災禍の顕主なら殺害を許可する」
「はぁ・・・はっ・・・はい」
「災禍の顕主か・・・・恐れてはいたが彼に限って無い筈だ。・・・・多分」
ルーラシアはKnghitsoflastに今回の件を任せた。
これが始まるブラッドの長い戦いだ。
KnghitsOfDarknessから50年が過ぎてKnghitsoflastの最期の騎士団が人類の為に闘う。
迫りくる脅威にブラッド・ヴェスタニエがその身を武器に闘う。
これは英雄暦50年から天照暦40年の130年以上に及ぶ最期の序章。
後にウェルト・グランスヴァンヴェルグに継がれるまでKnghitsOfDarknessは続く。
ダイン・ヴェスタニエはルヴィアの霊廟に居た。
「お前は何だ?」
「私か?英雄さ」
「違うだろうが!アルヴェルリア・ジュリア・フォン・サー・ジェラフバルト・ヴェスタニエ・アイゼンガルドについて聞きたい。誰だよ。アイツを討ち取って戦争終ったけどアイツは偽物だ。本物ってのは誰の事を云う・・・・?」
「アルヴェルリア・ジュリア・フォン・サー・ジェラフバルト・ヴェスタニエ・アイゼンガルドはアイツはジュリアの子供だ。それは否定もない。アイツは生きていたが。今もアイツは生きている。自分を幻想作成で。お前だって気づいてるんだろ」
「そうだ。俺が気付いてここまで来た。時期に来るだろうよここを知ってればな」
「全く賭けをしたな。ジェラフバルト卿言う偶像とは実にソイツってことか」
「お前を殺したんだ。お前が分かるだろ」
「まぁーな」
「ダイン?居るか?ここに来たのもあれだ。話さないか?」
「来ると思ってたぜ。アンタだったんだぁ」
「何言ってるか分からねぇよ!ダイン」
「演技はやめろ。自演のつもりでも俺からすれば正体が分かってた」
「その通り。君をあの時に殺していればこうはならなかったのだが残念で仕方ない。」
「なぁ!ジェラフバルト卿」
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