第17話第Ⅱ部Knights ‘OFStern
第Ⅱ部Knights ‘OFStern英雄暦10年~40年
クラウド・ヴェスタニエ享年45歳
これは30年間に及ぶ星と帝国の戦いを描いた物語である。
クリード・ジーク・ジェラフバルトが今作の最凶の皇帝のラスボス。
前作セフィリアの実の息子で現在は神聖アイゼンガルド帝国の初代皇帝。
クラウドは元ソルジャーだが後にKnights ‘OFSternの隊長を務め総勢8名の騎士団と旧時代の英雄KnghitsOfDarknessも参加し壮絶な戦いが始まる。
Knights ‘OFStern
第Ⅱ部英雄暦10年~40年
クラウド・ヴェスタニエと新たなる騎士団の闘い。
KnghitsOFDarknessの約17年後に受け継がれて行く。
Knights ‘OFSternが新時代を切り拓く・・・
その始まりは5年前に遡る。
英雄暦5年
ミッドガル北部ソルジャーEMPERORCLASSのクラウドと同期のグレンとアリーヤの3名が調査研究と探索に出かけていた。
ルーラシアとベルガモットの国境に連なるミッドガル山脈の北部に訪れていた。
「うっわー寒い。寒い。寒い。寒い。サミーィ」
「だから言っただろ?防寒着着ろって。誰がアロハシャツにコート着てサンダルなんだろう」
「言いじゃねぇかよ。ファッションは個性だ。俺スタイル」
「アンタら話してないで前向きなさいよ。ったく近頃モラル低下に頭がバカな鬼畜でネジがズレているなんじゃもんじゃの野郎でもソルジャーってさ。」
アリーヤは俺等よりも7歳年上の女性で珍しい騎士を叙位されたソルジャーである。
クラウドとグレンはこの北部の山脈に来た理由は“アルモノ”が存在を確認されたことである。
「クラウド?アンタのお父さんってどういう人?」
「父さんは知らない。俺が生まれてから一度も会ってない」
「そっ・・・そうなのね」
雪山を歩くこと数時間後拡がった山中の洞窟に3人が着いた。
「ここか?本当に存在するのかよ?デマだったら俺たち死ぬぞ!」
「止しなさい。私が付いているわ。さっ」
この先広まった空間を進んでいくと双剣が突き刺さっていた。
「ひょっとしてこの事か?」
「らしいわね。クラウド」
「あっ・・あぁ」
双剣に近づきそっと手を伸ばすと魔力が全身に伝わってくる。
「キタ!キタ!キタ!キタァ!キタ!キタ!キタ!キタ!キタ!キタ!キタ!!!!!!!」
全身にビビット来る感じにその双剣を力一杯抜くとクラウドはヴェスタニエ家の秘宝人格武器バルムンクとアロンディーンを手に入れたのだ。
ミッドガルの洞窟に存在していたのは予想外であった。
《初めましてだよな?クラウド・・・俺はヴァン。見ての通りバルムンクだ。ダインに頼まれてお前を命懸けで護ってやる。俺の剣は魔法を斬る。フィオ?お前もよ》
《プハァ~眠いな。眠いな!ダインか?ちげぇーか。クラウドか?宜しく。私がフィオ。真紅の長剣アロンディーンさ。これから私たちがあなたを支える》
ゴクリと固唾を呑み挨拶する。
「此方こそご挨拶が遅れて申し訳ない。ルーラシア
《礼儀正しいのはエイゼンヴェルグ譲りだな。後は顔がダインに似ている。ツヴァイの部分はその金髪がカール巻いて肩まで長いところか》
《成る程ね。異議なし!ね。ダイン似ているのは顔で髪の毛はツヴァイに似ている。ツヴァイがKnghitsOfDarkness時代にカール巻いて肩まで長いくせ毛の金髪だったし。》
「そういわれます」
雪山に異変を感じ外に出ると雪山の大ボスミッドガルの支配者ガルボ・ボルグファングの超大型の二足歩行の哺乳類のゴリラが襲い掛かってきた。
「ヴヴヴヴヴヴヴッヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴガアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
威嚇と胸板を叩く。
「あちゃー」
「グズッとするな。闘うぞ」
グレンもアリーヤもクラウドも武器を構えるのに実戦経験と訓練を積んできたこの3人だが、バルムンクとアロンディーンを構えるクラウドに息をのむ。
「真正中出(Authentizität vaginale cum sho)蒼炎魔神(Blaue Flamme Genie)焔獄剣(Prison Schwert der Flamme)」
クラウドが瞬間的に繰り出す双剣技で焔を放ち連続剣で斬り上げて焔が爆散する初期の技だ。
クラウドも応戦でガルボ・ボルグファングが吠える。
「ヴヴヴヴヴヴヴッヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴガアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
「連続魔弾(Kontinuierliche magische Kugel)射精改式(Samenerguss überarbeitete Form)ヘヴン・オルディアッゾ・ディアツッオーニ」
グレンの愛用の武器フェンリルVer5は祖父ロキ父ダニエルの改良型を加えた加工修正し可動式の銃をグレンが放った魔弾がゴリラの分厚い肉を貫き砕き細胞を貫きゴリラが倒れた。あっという間に倒し終えたグレンは一息ついた。
「ハッッハハハハハハハハハハハハハ・・・ハハハハハハハハ・・・俺もコイツと同じCLASSはEMPERORっすよ。」
「ヴヴヴヴヴヴヴッヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴガアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
ゴリラが倒れるとゴリラが徐々に若い青年が噎せ返した。
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・グウウッガアッ・・・・ゴホッゴホッゴホッ・・・ヴヴヴヴヴヴヴヴ・・・ウウウッウウグ・・・ガアアアアアアアアアッウガアッ・・・・ゴホッゴホッ」
吹雪舞う雪山に若い青年に近寄るアリーヤが槍を首に突き付けて尋問した。
「名は?」
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・グウウッガアッ・・・・ゴホッゴホッゴホッ・・・ヴヴヴヴヴヴヴヴ・・・ウウウッウウグ・・・ガアアアアアアアアアッウガアッ・・・・ゴホッゴホッ・・・名は。名は。名は・・・グランディヴァー・ジャン・ジャック・エクシアです」
「その名聞いたことあるぞ。ヴィヴィアンのガキか?確認するがお前はあの殺し損のヴィヴィアンの息子か?そうとは思いたくないが聞くぞ。吐け!吐け!吐け!吐け!吐け!吐け!吐け!」
「そうだよ。これを見ればいいか?」
世界の管理者副社長の許可証のICカードをアリーヤに見せつけた。
「本物だ。どうしてケダモノになっていた?」
「そいつは。俺がオヤジに依頼されて監獄時計塔の調査しにイッ最中に魔導士に獣に変えられたんだよ。あそこに行くのをやんるとは言い切れない」
「らしい」
この青年グランディヴァー・ジャン・ジャック・エクシアは現社長ヴィヴィアン・エスタンスの長男でギルド連盟の総長に当たる。
ルーラシア始め先の時代所謂蒼天八極神がギルドを設立その後ソルジャーとアヴェンジャーが作られた。
ソルジャーを擁護するグランディヴァーは銃剣の名手。
クラウドとグレンよりも15歳年上だ。
「グランディヴァー様」
クラウドとグレンは頭を下げて礼をした。
アリーヤは煙管を咥えて雪山の道を確保するのに神眼を使った。
幼いころに巌窟王に拉致られ実験台にされた影響で左目に幾何学の十字架が刻まれ万物の生と死が区別できる眼らしい。
アリーヤは片目を瞑り神眼で雪道を探索。
クラウド自身この同行にグランディヴァーがクラウドの手を握る。
「クラウドか?この仕事が終わったら管理者に来てくれ。父の頼みことさ」
「フェ?」
「ガチ。ガッチリだ。クラウド」
「なぁ!?ああああっ!!!!!!!!!おおおおおおい!?グランディヴァー」
「何様だって言いたいところだが要件は何だい?グレン中尉」
「止して下さいよ。グランさん。俺はCLASSEMPERORに昇格し立ての病み上がりのソルジャーよ。中尉の時代は死にました。」
「それは悪かった。失礼」
だがこの続きに置くがグレンの父親ダニエル・スレイプニル卿がフェンリルを息子に預けた理由というのが元々フェンリルがルヴィア・ジーザス・ダーインスレイヴ・ヴェスタニエの時代魔銃の女性でその女性の子供が現在のフェンリルであることをグランディヴァーが嗅ぎ付けたことに魔導士の呪いを受けて自分自身醜い獣の姿で4年間この雪山に潜んでいた。
「フェンリルは狼か。フッ。グレン中尉?その魔銃・・・」
「お気づき遅いよ。グラン兄さん・・・そう。オヤジのフェンリルだ」
「グラン!無駄話なんかしてる暇ないぞ。さっさと行くぞ」
「おう」
こうしてミッドガル山脈を下り下山してルーラシア領土のアヴルヘルム・ルーラシアに立ち寄りアリーヤも目を閉じて荷物を下ろした。
「クラウドが別件だが君達にも仕事がある。監獄時計塔だ。・・・・宜しく」
チップを払いグランディヴァーが帰ってゆく。
残された3人が馬車に乗り換えてルーラシアのギルド本部に帰ってきた。
「おかえりなさい」
「お帰りなさい。クラウドさん」
「グレンも帰ってきたぜ!呑もうぜ!呑もうぜ!呑もうぜ!呑もうぜ!」
「うっす。また仕事あるんでお暇させて頂きます」
頭を下げてコートを着て口元をストールで隠しフェンリルを担ぎマーデル・リンク港に向かって歩き出した。
クラウドとアリーヤが奥の部屋のルーラシアに顔を出した。
「クラウド無事でよかった?」
「これのこと?」
「まさにその通りだよ。君の父親が愛用の専用剣。バルムンクとアロンディーンだ」
《その声はあれか?ルーラシア王か?》
《10年前のご再会久しくお感じています。ルーラシア王》
「もう10年か。クラウド?10歳の誕生日何がほしい?」
「親父に会いたい。」
「それは僕でもできない。母さんに会ってきなさい」
「はい!!!!!!!!!」
クラウドは史上最年少ソルジャーEMPERORCLASSの資格を持っている。
その母親ツヴァイ・エルスレイヤーは近郊の街外れのルーラシア領と旧アラルガンド国の国境沿いのレスプ・トゥワールに住んでいる。
20人の村で自然豊かな秘境の隠里だ。
ツヴァイとルッカはそこに居る。
クラウドは村まで歩いていた。
ルーラシアの街自体にも近未来化の文明でネオン街はチカチカする。
街に電車が通り新時代のエネルギーである《星粒子次元波》を質量を伴う星の粒子での生活文明だ。
電車も車もバイクもビルやオフィス街に高層マンションが立ち並びオフィスが並んでてネオン街では女性の進出に夜な夜な喘ぎ声が聞こえてくる。
ルーラシアの首都の一角にギルド本部が聳え立つ。
《戦乙女の守護者(Guardian of Valkyrie)》
帝國暦78年4月29日設立マスターはルーラシアだ。
構成人数はアヴァロン大陸では最大規模を誇る西大陸の要にして十賢者の一人ルーラシアが治めている。
クラウドもグレンもアリーヤは違うがアリーヤは世界の管理者第一師団ギルド監査機構ソルジャー・グランド・オーダーの人間。
説明すると全大陸中のソルジャーとアヴェンジャーをサポートする役所の役員。
今回はルーラシアに派遣で来ていた。
出身はアーヴァンヘルム国でヴァルキリーを祖にする戦乙女の家系の女。
クラウドも最初ソルジャーに合格後はアリーヤに鍛えられた。
「アリーヤってどういう人?」
「アリーヤ君は役人だからさ。分からないよ。美人で残念だな」
「よく言うわ。」
クラウドはギルドを出て実家に里帰りする道中にこの出会いが俺を突き動かすとはつい知れず今になってみれば俺がこのことで無かったらこうはならなかった。
「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!助けて!!!!!!!!!!イッ・・・うわぁアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
敵に追われて坂道を転びクラウドの目の前で倒れて足から出血で顔も血塗れ口元から出血で泣き叫び大粒の涙を零し乍ら迫りくる敵に帰省帰りのクラウドも剣を抜き、構える。
手を差し伸べた。
「手を貸しな。ハイッ」
「ハヒィイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!助けて!助けて!助けてください」
「綺麗な顔が台無しだ。右に行って階段上って真っすぐストリートを挟んでの大聖堂とオフィスビルの間に金の獅子が置いてある4階建ての神殿がある。そこまで振り向かずに走りな。いいから。ここは俺が相手する。じゃ」
優しく背中をさすって肩を叩き女性が全力でギルドに向かった。
帰省帰りのクラウドは名前も理由も知らずに神聖帝国軍の御旗を掲げる数人の帝国軍が銃と槍と剣を構える。
全員漆黒のコートにフードを被り馬に跨っていた。
街中の白昼堂々だ。
「お前は誰だ!?」
「追え!追え!!!追え!!!!!!追え!!!!!!追え!!!!!!追え!!!!!!!!!追え!!!!!!!!!誰だ」
「俺はクラウド。クラウド・アガートラーム・ダイン・ヴェスタニエ。ソルジャーEMPERORCLASSだ。ここでお相手願う。俺は帝国が嫌いだ。ここでお前らを斬ったところで罪に問われない」
「生意気のガキが!!!!」
「ガキはホザケ!俺ら相手に死ぬぞ」
「いいよ・・・・俺は死なない。母さんにも・・・父さんにだって会えるしね」
「死ねや!!!!!!!」
「クウウラアアアアアアアアアアアアアアウウウウウ」
状況が理解できないクラウドに神聖帝国軍の数人が馬に跨って武器を構える。
ヤバイ。
白昼に敵が来るとか予想だにしなかった。
「バルムンクとアロンディーンよ。頼む。ここで食い止めるぞ」
手に握る感触に殺気が俺を奪ってしまう。
《クラウドよこのまま剣で振れ!》
《ぶち込んでハイパーに遣れよ!やっちゃえよ、クラウド》
「DT真正中出(Authentizität vaginale cum sho)神喰牙(Fang Das Ate Gott)一閃刃(Klinge ein Flimmern)」
ソルジャーの基本理念と最初の9か月間は死ぬ気のサバイバル研修と試験だ。
DT・ED・TSTの三段階を基本に覚え叩き込ませられたソルジャー自身その一人もクラウドはダイン譲りの剣術に優れている。
身体能力も生まれつき高い。
クラウドは双剣を握り帝国兵が襲撃してきた。
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・グウウッガアッ・・・・ゴホッゴホッゴホッ・・・ヴヴヴヴヴヴヴヴ・・・ウウウッウウグ・・・ガアアアアアアアアアッウガアッ・・・・ゴホッゴホッ」
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・グウウッガアッ・・・・ゴホッゴホッゴホッ・・・ヴヴヴヴヴヴヴヴ・・・ウウウッウウグ・・・ガアアアアアアアアアッウガアッ・・・・ゴホッゴホッ」
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・グウウッガアッ・・・・ゴホッゴホッゴホッ・・・ヴヴヴヴヴヴヴヴ・・・ウウウッウウグ・・・ガアアアアアアアアアッウガアッ・・・・ゴホッゴホッ」
まとめて15人を斬り込み連続剣で神速の速さで相手の懐に寝首を掻かれ全員吹き飛ばした。
クラウド自身最初のサバイバル研修でこの技を覚えて以降自分の得意技になっていた。
クラウドは剣を鞘に納めてギルドに戻るとアリーヤに治療されてるのを見て安心した。
「アンタどうしたの?このことは追って報告させてもらうわ。現役のソルジャーが女性に手をかけるというのは如何ものか、と」
「ちょちょちょちょちょ・・・・・ちょ・・待てよ!!!!!!!ずっちぃーな!俺じゃない。ソルジャーは護っただけだ。アリーヤ?俺をクビにでもしたいか?」
「さぁ」
アリーヤは治癒だけは行いA4サイズの紙3枚を手にクラウドに渡して説明した。
「監督不届きの始末書と報告書と被害届だ。、くれぐれも問題は起こさないでくれ」
「えっ!?」
ダメだ。
ダメだ。
ダメだったわ。
俺はソルジャーの終わりを覚えたがアリーヤがクラウドの肩を叩いて奥の部屋に指さした。
「あの子は元気だ。顔を見てやれ」
「はっ・・・はっ・・・・はい」
クラウドは奥の部屋に入るとコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンと入る。
「入りなさい」
「あっ!」
「無事だったのですか?」
「あっ・・はっ・・・はは・・・・はい」
よく見れば長身で長い青髪に灼眼の女性にクラウドは頭を下げた。
「私の名はラフィーナです。フォルトゥナから来ました。」
「俺に何か?」
「助けてくれたお礼にと一つ予言が御座います。」
「英雄暦40年クリード・ジーク・ジェラフバルトにクラウド・アガートラーム・ダイン・ヴェスタニエの死が視えます。それと英雄暦10年に自身に大きな壮絶な運命があなたに啓示してそして多くのファイトを繰り返しそして女性をストライドして!ライドオンで思い出せです。ジェネレーションしてあなたはヴェスタニエを貫きます。兎も角死ぬことは前提ですが、ドライ・アインス・アーヴァンヘルム・エルスレイヤーにあなたは出会い恋をします。結婚は遠のきますがその子供が無限の夢を紡ぐ最期の幻想に終止符を打つことになるでしょう。クラウド・アガートラーム・ダイン・ヴェスタニエ?助けてくれたこのご恩は後に必ず返します。あなたは正真正銘唯一無二のヒーローになるのです。代償として死にますが神聖アイゼンガルド帝国とこの星の戦いにソルジャーである基よりこれより幾度の試練を得てKnights ‘OFSternになってゆくのです。では失礼致します。」
「送っていくよ。帰り道どこ?」
「俺は気にしてないよ。占いとか神の御言葉って曖昧にしてフェイクだよ。さっ」
「不思議な方ですね。私も安心しました。帝國に首を晒されるのは一生の不覚。クラウドがいてこそ助かった命です。・・・・・・・私は神の言葉を申す術師。」
ラフィーナは不思議系の女性だ。
クラウドは死の啓示を受けたことを気にしなかった。
ラフィーナを港まで同行すると最後に啓示を受けた。
「クラウド?貴方はまだまだ子供の子供よ。自然を愛し動物を愛し人を愛し良い言葉を発しなさい。言霊は神の御言葉を授かり誰かの為に祈り自分が生まれた本当の意味を知ります。ダイン・アガートラーム・ヴェスタニエは世界の柱として生きています。クラウド?貴方が死ぬのは決められています。自分が本当に生まれた意味を知ったときにこの世界がわかります。と、この不条理極まりない。奇奇怪怪魑魅魍魎天上天下唯我独尊明鏡止水鏡花水月な穢れた世界は全ては神の為。クラウドよ。私はこれより世界が生まれ変わるのをこの目で見届けます。クラウド?悪いが英雄暦10年が一つの分岐点。あなたは絶対にソルジャーをやめる。クラウドの良い人生と神のご加護を。アーメン・ラーメン・つけ麺ハイッ!!オーケー」
クラウドは頷いていたがこの機を機に事件が起こったのは三日後。
ラフィーナを無事に港に連れて大陸まで送ったこと世界の管理者の社長室に来たことであった。
グランディヴァー・ジャン・ジャック・エクシアとヴィヴィアン・エスタンスが待っていた。
「急な用件で来てくれたこと誠に感謝致すよ。クラウド君」
「で?要件は?」
「要件は監獄時計塔に調査を依頼する。極めて危険だが頼める腕を持つ君だけだ。」
「はっい」
「それと同時にお父上から連絡が来た。」
「お父さんから?」
「そうだ、彼らしいよ」
「クラウド?ソルジャー歴は何年だ?」
「5年です。」
「うん。15歳になったら成人の儀で君は立派な大人だ。所帯で持つとよい」
「俺は今まで女性と付き合ったこともいないし彼女なしですよ。童貞を捨てるのも自由なはずじゃないかって・・・まっ。思いましてですけど」
「そのことだけだ。帰ってもいいよ」
「失礼します」
部屋を出るクラウドはため息を零し封筒をコートに入れてオフィスでエレベーターを待っているとアリーヤが来た。
「会議で来ただけだ。クラウド?」
「ん?何よ」
「父上からの連絡だろ?なんて書いてあった・・・」
「アリーヤに気を付けろ!ってハッハハハハハハ」
「そうか。あの男らしくもないが私は何もない。ただの役人さ」
実は本当のことを教えてはない。嘘である。クラウドはコートに手を突っ込み世界の管理者を後にする。クラウドはこの世界を眺めた。
「行こう。監獄時計塔に」
西大陸アヴァロン・北大陸ヴェルファーレ・南大陸ロンヌ・アヌラザッィーニの中間軸に監獄時計塔がある時を境に世界に忽然と姿を現した。
天まで届く塔に塔自体一つの監獄だ。
調査研究の名目でクラウドが選任だ。
クラウドが実家に里帰りすると明かりがついていた。
「母さん・・・・ただいまー」
あれ?久々にルーラシアから帰っても誰も返事しない。
クラウドはリビングに座って新聞を読む。
新聞を読んでいても記事は神聖帝国絡みの事件や要人暗殺の記事だ。
クリード・ジーク・ジェラフバルトという人物は高いカリスマ性がある。
クラウドは3階のロッジの部屋に向かい扉を開けるとツヴァイが居た。
「母さん!居るなら返事してくれよ、何勝手にオナニーしてんだよ!!!!」
「ゴメン。ゴメン。ゴメンね~クラウド。元気そうじゃない?あっ・・・ルーラシア元気にしてる?随分年取ってる爺よあれでも。ダインが居ない分セックスレスは仕方ないわ」
「そうっすか」
「明日から仕事でグレイゼリアルに行くよ。母さん?もう暫く我慢してね。俺。逝ってくるから」
「ちょっと来なさいよ」
「?」
「いい・・・・・いいいいい・・・いきなり何する気だよ」
強く抱き締めるツヴァイから涙を零す。
「クラウド?生きなさい。生きることだけは絶望しないで」
「わってるよ」
この時のクラウドは監獄時計塔を目指すのだがその後待ち受ける悲劇でクラウドは決心する。
クラウド10歳。
監獄時計塔には運命が狂わすことになっていた。
実家に別れを言い世界の管理者に来た。
「世界に管理者にようこそ・・・安全安心世界平和の企業へ」
アナウンスが聞こえるロビーにクラウドが来るとグランディヴァー・ジャン・ジャック・エクシアがエレベーターから来た。
「君を呼んだのは監獄に行くのにお供を紹介しよう」
「その為かよ」
「死なれちゃ困るからね。・・・・・十賢者がドタキャンのドキュン死らしいね」
「嘘だろ!?」
ボッチになるクラウドを心配したグランディヴァーが部屋に呼んだのは北大陸ヴェルファーレのラザレルティア国のニューハーフ銃士のダルタニアン・ジュドレインド卿の御待ちだ。聞き慣れない人物を前にクラウドが聞く。
「ワタシがダルタニアーンでゅーす!!!とっつぁんファッキューよろしんこ。剣と銃に自信満々。ヤリマンだぜっス。」
「キャラ個性ガチスゲェー人じゃん」
クラウドとダルタニアンの初対面だ。
「よろしく」
「最速最年少ルーキー童貞ソルジャーか」
「一言よっ。ケイジャン」
クラウドはダルタニアン・ジュドレインドの隣り合わせに座らせれ遅くなってグレンが帰ってきた。
今回でグレンは昇格間違いなしのエリートだ。
ダルタニアン・ジュドレインドはヴェルファーレでは屈指のソルジャーでベルガモット国第二皇子ユーウェイン・アーヴィングの騎士団を任せられている剣士で今回は監獄塔動向も志願したらしい。
クラウドは部屋に座ってるだけでダルタニアンの兄であるアトス・アラミス・ボトムスの三人いる兄で今回同行は特別待遇だ。
「監獄時計塔とかよく調査で行くよな。なんてキザッつうかっ監獄は帝国領の管轄だ。クリード・ジーク・ジェラフバルトが威風堂々としていたら俺等も仕事パクられてオワコンのゲスの極みのゲスの五体不満足だわ・・・・ダルタニアンよ」
「ワタシに言う?兄さんこそ何よー」
「ケッ。クラウドってのはどこの誰よ」
「俺だ。今回時計塔に行くのはこの俺だよ」
「腕はダイン・ヴェスタニエと引きを取らない才能。ヨロ」
「こちらこそ」
グランディヴァーが地図を魅せて羅針盤を置いた。
「ここだ、」
「孤島じゃん」
「クリードのお墨付きでダインが失踪した場所の座標だ。父上も重傷を負って現実舵を切っているのはこの俺だ。クラウド?グレン?今回は四銃士に付き添って同行を願う」
「行ってらっしゃい」
「行ってくるよ」
英雄暦5年9月
クラウドは監獄時計塔に向かった。
「ここから先は危険がつきものだ。気を抜かないで」
「おうよ、わっーてるよ」
グレンはフェンリルの使い手であるがソルジャーとしてはプロに相応しい。
クラウドもバルムンクとアロンディーンを腰に差して監獄時計塔に行くにはアヴァロン海峡を渡り孤島に着くとここからの領土は現帝国領だ。
10年前にセフィリアが死に即位したのが息子のクリード・ジーク・ジェラフバルトである。
監獄時計塔は複雑な構造と世界の管理者が探さねばならぬ者が居た。
「君らがまだ小学生じゃないか?ソルジャーも若いね。大英雄ダイン・アガートラーム・ヴェスタニエ伝説上の人物だ。皆そう言い回しで成り立つがガウェイン卿の場合俺等を推しメンにしてくれた何とかわかる気がする」
ボトムスだ。
銃士一グレンよりも銃の使い手だ。
モジャモジャ頭にバンダナを巻いてサングラスをかけて黒コートにサンダル姿の30代後半の男性。
ガウェインの名を言うとグレンが答える。
「任務中だっけ出会ったよ。髪が緋色で長髪で全身傷だらけの長剣の騎士。全身熱かったにきまってるだろ。デラーあっづぃよあの人さ」
「母さんから聞いてる。ガウェインさんは父を誰よりも支えていた騎士団の騎士だって。ガウェインさんが無事なら他の人らも生きてるよ」
「ザーロックも生きてるじゃねぇか。ダルに剣術を教えてくれたあの頑固爺」
「そうねぇ~ジジィうざかったわー」
「もうすぐ岸に着く。武装を構えろ。兄さんら何も考えずに特攻で頭がクレイジーにスパーキングするからこの僕が兄さんらの面倒看るのを押し付けられるよ。ハッハハハハハハ」
アラミスはイケメンで長身で他の銃士と比べても天才の頭脳と世界の管理者の認定付きの腕だ。
大昔ガウェイン・クラトスと
長い肩まで届く青髪に隻眼で毛皮を羽織り双銃剣を腰に差している。
この人の覇気がクソヤバい!とクラウドが悟る。
全身から放出される覇気に周りの生物が卒倒し失神してしまう覇気に関してクラウドも実地研修の4日間で習得し覇気を受け流すコツを掴んでいた。
監獄時計塔はこの島全体だ。
現帝国が領土を持ち探してほしい人物がここに居る。
「誰よ」
「ユーウェインさんもその人物は答えられなかった。」
「KnghitsOfDarkness関係かとも言えるよな」
「グレン?空気読んでくれよ」
「ワリィー」
「良いさ。黙っておくのもアレだ。そうさ。グランディヴァー・ジャン・ジャック・エクシアが君らを此処に向かわせ調査を依頼したのはサイラス・ウォーカーの保護だ。10年前に姿を消し悲願の探索も虚しく心成しか、世界の管理者が探してほしい人物だ。唯一彼なら君の父さんを知っている。」
衝撃的なことを言うダルタニアンにクラウドは顔を下向けに頷いた。
その頃監獄の最上階の鉄格子の檻に鉄の鎖に縛られてサイラスが息をしていた。
「あっ、クソが!・・・・・・アリーヤ」
アリーヤが現帝国幹部であったという事実に釘を刺すサイラスは幽閉であった。
「死にたくなかったら吐きなさいよ。ダインがどこに?」
「教えねぇよ。いい躰だ。良いボディーだ。すぐさま俺とやりてぇがお前はクリードの幹部か。皇帝に伝えろ。俺は死ねない。残念だったな」
「ハッハハハハハハ・・・・鋼鉄の魔女を舐めていると地獄にぶち込まれるよ」
「サイラス?ネズミが来たぞ。」
「クラウド!やっぱアイツか・・・親父似てクールだな。俺の子供をお前ら帝国は鋼鉄の魔女送りにした。その事は赦さないに決まってるだろ。ハートもスペードもジャックも俺の子を如何わしい最凶最悪の魔女集団に見せしめと思いぶち込みやがってよ」
サイラスはアリーヤに幽閉されていたのはダイン・ヴェスタニエの居場所を吐かせるためだ。
「アンネローゼがアンタの上司だろ?クッ。淫乱雌豚魔女が出しゃばりやがってよ。ダインは世界の為の犠牲になった。アイツ自身自分の為すために命を賭けた。クリードがボスで悪かった。セフィリアみたいな存在でもゴメンメンゴだよ」
「私はネズミをぶっ殺しに行く。下手な真似はするなよ。」
「ハッハハハハハハ」
笑いながらサイラスは冷たい壁に凭れこんで鎖につながれているので自分が動けない。
(気を付けろよ。クラウドおめぇさんはダインに似て強い。あのアリーヤはマジで強い。ガン反りで俺の肉棒聖剣がお前を相手の中抉じ開けて200%で孕ませるとかどうにこうにもねぇ無い話よ。クラウド!生きて来いよ!!!!!!!!!!ダインに会わせるメンツがねぇよ)
この奥まで遥かに遠い。
サイラスは最上階の巌窟王の檻に監禁されている。
サイラスは空元気で随分とやせ細り皮膚が垂れ下がって無精髭に髪の毛がボサボサの床まで伸びきっていた。
「アリーヤ以外に居るわ。こりゃ」
サイラスが幽閉の頃アトスが誰かと電話した。
《アーイ、アーイ、アーイ、アーイおう、相変わらず元気そうだな。》
《居るのか?何人いるよ》
《俺含めてアラミス・ボトムス・ダルタニアン・グレン・クラウドよ。そっちに行くよ。ハッハハハハハハ糞嗤えねぇジョーダンよ。アンタの目的はダインのガキの首か》
《サシでー来いよ。》
《無理だぜ。黙っていろよ。俺は銃士でベルガモットに忠義に誓う騎士だ。約束は守るから妻と子供は返せよ。秘境で姑息で根っこから腐ってやがる魔女の部下が!》
《では待っているぞ。ガキは私が手を下す》
《ずっちぃーな!ずっちぃーな!ずっちぃーな!ずっちぃーな!アーイ、アーイ、アーイ、アーイ・・・・・・・最期にお前はなんじゃもんじゃってずっちぃーな!》
電話を切りアトスは監獄塔を見上げた。
「ずっちぃーな!」
こうして監獄塔に行くと門が聳え立っていた。
《Wir, Sie vererben nicht diese vorher gedrückt, die Person jeder Hoffnung geben. Hier ist die Hölle. Gefängnis gibt es keine Hoffnung. Es stirbt nie, sondern bezieht sich auf den Tod》
明らかにこの門に刻まれた古代文字はヤバい!と思わせる。
「ようこそ、地獄の塔に。フフフフフフフフフフフフフ」
「DT・TST・EDの状態は常時やっとけよ。お陀仏に死んであの世に逝っちまうぞ」
「アトスさん流石に経験豊富な男はちぃますな」
ダルタニアンが茶化す。
「アホンダラの野郎が!俺はアヴァロンの銃士だ。何か事があったら責任が取れねぇ」
「成る程っすか」
監獄塔に入った瞬間に意味が分かった。
「来たのか。ネズミたちよ。ようこそ地獄へ」
そこに姿を見せたのはアリーヤだった。
「アリーヤ!?どういうことか説明しろよ」
「黙れ。ダインの子よ。お前は最期のメインとして呼ばれる。」
クラウドは動揺が隠せなかったが、アトスやアラミスは予想通りであった。
「アリーヤ・シュトルツベヘレイル卿本名アンネローゼ・ガルグライム・アウシュッツガルドを逮捕するよ。容疑はゆっくり世界の管理者で吐いてくれ。魔女の鋼鐵か。マジで俺等はこのために派遣されされたのだけどよ」
この地獄からは生きては帰れない。
アリーヤが消えて暗闇が続く回廊に扉が建っている。
(どういう事かってそいつは思うな。アリーヤがアンネローゼ・ガルグライム・アウシュッツガルドという事実はガキの俺に判別できないがヤバイ事態だ。DTで行くぜ)
《心の迷いは剣でも現れるぞ、クラウド》
《確かに酷なことをするよね。アンネローゼを斬る覚悟はできている?》
《二択だぜ?》
《父さんなら考えた。俺は父さんの息子だ。・・・そう考えるのはらしくねぇぜ》
《ダインだって世界の為に戦い犠牲になったわ》
「斬るよ。生かしてね。」
《ダインそっくりだな。クラウド》
《うん。お父さんそっくりすぎて引くわ~》
「鋼鐵の剣術は伯父さんから教わった。」
「行くよ。DTモードチェンジクレアァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」
最年少僅か10歳にしてクレアをモードチェンジ出来る才能はダインから受け継いだ力だ。
全身煌く黄金の甲冑に黄金の大剣を手に目が灼眼で背中に白き翼を羽搏かせる。
「これが俺だよ。・・・・・・アリーヤを斬るよ。生かし」
「俺も・・・・・」
グレンが深呼吸し自身にフェンリルの弾丸を撃ち込むとモードを切り替えた。
「ED・DTツインオーバーシンクロモードチェンジフェンリル・オリジン」
グレンに狼の巨体の毛皮を羽織り巨大な銃を構える形で装甲モードと武装のモードでグレンらしい遠距離中距離型に特化した銃撃のモードでこの監獄塔のクラウドの後ろに居た。
三銃士のモードも個性がある。
「TST・ED・エイシェントゼロモードブラスト」
「DT・モードチェンジドラゴン・スレイヤーパラディーン」
「TST・TSTモードエクストラブートチェンジガンディアボロス・ダルタニアン」
「モードエクストラブートチェンジアンネローゼ・グレイヴ・アイゼン」
初めて見てみるが四銃士のモードチェンジは歴戦を掻い潜ってきた新時代の力だ。
「行こうよ。敵全員殺さないで。魂の監獄全員を収監。最下層はコキュートスさ」
「ハイハイ」
その頃ダイン・ヴェスタニエは世界の御柱に居たがサイラスを救いに発った頃だ。
ダインはサイラスが居る最上階に空間転移で瞬間に移動鋼鉄の鎖に触れて深呼吸する。
「よっ。10年だな。・・・・サイラス」
「ダインか?アリーヤ…やったわ」
「うん。知っている。俺の痛みは世界の痛み。俺の任期が終了するまであいつ等のことはサイラスにお願いしたいと思っている。俺も今回はここまでだ。サイラス?任せたよ」
「分かったぜ。」
サイラス・ウォーカーの完全とも呼べる復活に肩を鳴らし分解剣を手にコートを着てフードを被りモードチェンジの魔力分をミントビールを飲み癒して最上階から出た。薄暗い監獄の檻に10年以上も幽閉されてこの巌窟王の間もお別れだ。
サイラスは敵を薙ぎ払い監獄の時計塔裏に行き、時計台が回り始めている。
「フーンタイフーンバニーちゃんだわ。右旋回からの左旋回に鍵かっ。これは随分とカラクリ好き・・・・イコカ。逝こうぜ。俺はキングだ!英雄王の名が泣くぜZZZZZZZZZ」
サイラスはコートから電話をを探り上級執行常務役人のアシュリー・ロンディナック現在はアシュリー・イシュガルド・ヴェスタニエと名乗っている。
ヴェスタニエ家との婚姻後にVの姓を名乗ることになったアシュリーは電話に出た。
「電話するか・・・・アシュリーに迷惑かけちまったわい」
《オッハー!サイラスだよ!オッハー!ずっちぃーな!ずっちぃーな!ずっちぃーな!ずっちぃーな!ずっちぃーな!ずっちぃーな!オッハー!サイラスだよ。もしもし?アシュリー?アシュリー?》
《兄さんなの?兄さんが生きているって信じたけど今は大丈夫なの?》
《今兄さんを迎えに行こうとしたけど僕には・・・・如何することもできない》
「そうか」
《だったらさ・・・・エイボンの電話教えろ。・・・ハッハハハハハハ》
《09-066-7564だよ。これは一部の貴族の御提供できる回線だからね。無駄なくように》
《恩に着るわ。アシュリー、道は違えど俺ら兄弟はウォーカー家の男だ。んじゃっよ》
電話を切りカラクリ機械の時計が複雑に絡む。
「だってよ」
サイラスは時計の中に潜り込んだ。
その頃最初の扉を開きクラウドが先頭に歩いていた。
「アンネローゼ・ガルグライム・アウシュッツガルド・・・魔女の鋼鐵で先の大戦時に戦死したフレアのその上を超える超越した超魔導剣士よ。仮でも俗世の戸籍上神聖帝国のパラディーンだ」
ダルタニアン・ジュドレインド卿が口を開く。
「本当は俺は銃士に成れなかった。出来損ないの銃士ナンザここに来るべきじゃなかったが俺の目的はアンネローゼにある。俺の躰を返してもらう為にも来た訳よ。」
「ということで言うよ。俺は実の処ユーウェイン卿の姉さ。偶然に運が悪いことを機にベルガモット戦時中にあのパラディーンに躰を斬られこんな様だぜ。」
「あれか?その女の躰ってもしかして・・・・・」
「悪いよな、此奴は器だ。俺の躰は本体はアンネローゼが持っている。・・・行こうぜ」
ダルタニアン・ジュドレインド卿は現国王ユーウェイン・アーサー・アーヴィング王の姉である事実にアトスも安心した。
「そうか、隠さなくてもいいことだぜ。お前さんの苦しみよくわかった。」
これで心置きなく進める。この監獄の先に捜し者がいる。
「真正中出(Authentizität vaginale cum sho)獣王鉄拳(Iron fist des König der Tiere)銃王弾(Gun der König Kugeln)」
グレンの放った弾丸が全てを射抜き扉を貫き壁を壊すと第一の部屋に居たのは監獄の魔女リベール・リュシテミオン・ダルクだ。
「ここが先触れ前触れ兆し、ようこそ我が軍へ」
「トリシュキラスの戦乙女にして革命の聖女!!!!!!!!!!」
アラミスが答える。
「お気付きであったか。」
アトスはこの者を知っていた。
クラウドはまだ子供でこの戦記の時代の話は分かっていないがリベール・リュシテミオン・ダルクが微笑む。
「そなたらに訊ねる。Jの遺志を継ぐ者こそ世界から忌み嫌われ存在しない者」
「分かりやすく言うならジャック・ウォーカーやジュリアだろ?けったいだね~だが、あんた自身Jの名じゃない。理由がないじゃじゃ説明ねぇーよ」
「小僧に聞くぞ。ジャン・ジャック・ジャンヌ・カルティアシウスそれが本来の真名。Jの人間は今から5000年前に絶滅し語らずに居たが奇跡的に残っていてな。世界はこういう。Jの人間は神の天敵で天を穿つ救世主ともいう」
「その話なら親父から聞かされたよ。」
グレン・スレプニルが銃口を圧縮させリベール・リュシテミオン・ダルクが剣を抜きクラウドが黄金の門を開き全ての剣が宙を舞いその目は神の目つきだ。
「王の門よ開け(Durch den König des Tor geöffn)!神の剣よ(Schwert Gottes)万象の敵を(Der Feind aller Sternen Gastge)打ち砕け(Crushed out)!!!!!!!!!天地乖離(Himmel und Erde Divergenz)の星よ目指せ(Ziel von den Sternen)開闢し王の(Der Beginn der Zeit des Königs)地に平伏せ(Hirefuse zur Erde)!」
クラウドの魔法にリベール・リュシテミオン・ダルクは魔法が消えた。
一瞬で剣が自分を向き剣がクラウドを襲い掛かる。
軍神の一撃をアトスが受け止めた。
「死ねなよ!ウラああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
剣を弾き返し短剣で突き出しアトスは蹴り上げて拳を銀化した。
「アガートラームッ!」
銃士の勢いにダルクは余裕であった。
「エル・ロヤック」
長剣の衝撃波を受け交わしクラウドは地面の龍脈から御柱を召喚。
「我(mir)、ここに希望を(Die Hoffnung hier)渇望せよ(Craving Fall)!地獄の焔よ(In der Hölle brennen)虎の威を(Der Tiger von Autorität)狩り得る(Kann genommen werden)龍の咆哮(Roar of the Dragon)」
クラウドの詠唱はクレアのモードチェンジでエルセリウスの御柱の威力でダルクを退けたが、ダルクがなぜJを封印したのかこの時気付いた。
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・グウウッガアッ・・・・ゴホッゴホッゴホッ・・・ヴヴヴヴヴヴヴヴ・・・ウウウッウウグ・・・ガアアアアアアアアアッウガアッ・・・・ゴホッゴホッ」
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・グウウッガアッ・・・・ゴホッゴホッゴホッ・・・ヴヴヴヴヴヴヴヴ・・・ウウウッウウグ・・・ガアアアアアアアアアッウガアッ・・・・ゴホッゴホッ」
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・グウウッガアッ・・・・ゴホッゴホッゴホッ・・・ヴヴヴヴヴヴヴヴ・・・ウウウッウウグ・・・ガアアアアアアアアアッウガアッ・・・・ゴホッゴホッ」
「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハアアアア」
「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハアアアア」
両者共に息を切らしリベール・リュシテミオン・ダルクはジャン・ジャック・ジャンヌ・カルティアシウスの本来の力を発動し覚醒した。
5000年前にヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカーの子初代ジャック・ウォーカーの時代にJの名を持つ世界は繁栄と蔓延しJの人間が神と崇め世界の均衡を保ってきた。
徐々にヴェスタニエの一族が台頭しVの名を持つ者が世界を護る側に映った。
一つはウォーカー家の現在の当主がサイラスでJを捨てたというのが大きい。
ジャン・ジャック・ジャンヌ・カルティアシウスが全霊に賭けて魂を賭ける覚醒の覇気が空間を支配した。ダルタニアンが舌打ちする。
「ギリギリでリアルにしたくないだろ?死にたくないやつは最大防御展開を開始!」
「ルメール・ド・エルアスカルディアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
四銃士が防御展開の魔法でグレンとクラウドも二歩下がって防御した。
「神狼真正(Wolf Authentizität Gottes)中出閃光(Vaginal cum shot Flash)防御治癒弾(Defense Heilung Kugel)」
グレン自ら心臓に樹弾をぶち込み全身に防御魔法であらゆる攻撃を無効化に出来る。
クラウドもクレアをモードを切り替えた。
「TST・DT・グランドオーバーブラスモード・ジュリア・ジーザス・ジークジュリア」
クラウドの第二段階後のモードチェンジでヴェスタニエの人間がJを使えるのはダイン・ルーラシア・アガートラームの三名に限るがその血を受け継ぐクラウド自身いとも簡単に出来たのだ。
「主よ喜べ愛を(Der Herr Rejoice Liebe)神の加護に(Um Gott segne)我らに慈悲を(Willkommen in der Barmherzigke)罪を祓え(Zahlen Sie die Sünde)!穢れを給へ(Der unreine auf das Blatt)!創世の加護を(Die Genesis segnen)」
見た目が甲冑が解除され翼が生えて麻衣一枚を纏い両腕が銀化しジュリアは宇宙の創世の神々の第一世代の宇宙という粒子の神である。
その遺伝子を受け継ぐJの一族は体内に超再生の細胞と素早さがダントツ優れている。
攻撃が不向きだがサポートでは最凶のクラス。
クラウドが全てを防御しジャン・ジャック・ジャンヌ・カルティアシウスは息を躊躇う。
「神に裁きを赦しを問え。ガーディアン・オブ・ヴァーチェ」
四方から巨大の極大中の剣と銃口からのビームで空間が灰と化した。
防御魔法に罅が入り全員が爆発に巻き込まれたがクラウドは自力の魔法で凌いだ。
「サン・デル・チィッアーノ・ヴェル・ダサ」
真空状態の鉄の拳がクラウドを抉った。
「グウウウウウウウウウハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ」
クラウドの躰が吹き飛ばされモードチェンジを解くとコートが血に染まりフードもボロボロで立って居られない状態がクラウドは双剣を握り締めてその目は父親譲りの真っすぐな目付きだ。
グレンも起き上がり自分自身銃口に神経を研ぎ澄まし五感にドカンと的中だ。
「ずっちぃーな!どんな女でも孕ませるのが俺の仕事の流儀だ。フェンリル?最大シールド展開と極大射撃を行う。激おこおこプンプン丸だぜ。スタンドアップ!ライド!ジャン・ジャック・ジャンヌ・カルティアシウスの動きに合わせろ。攻の回数で隙が出る。俺の弾丸がダンカンがギンギンに銀ぎらギンにさりげなく起って居るぜ!!!!!!!!!!!!ギラギラに燃え上がっている興奮状態の一発が子宮の奥を抉じ開けて直接に発射準備OK!確実に妊娠受精よ、オラッ!」
グレン・スレプニルの銃の攻撃が1000000%の確率で敵の心臓を打ち抜く。
普段は腕と足を狙い命は奪わないが戦場の最前線で生と死を経験すると微妙に価値観も変わるらしい。
深呼吸し息を整えシールド解除と超極大射撃のスコープと最大6発が限界のラグナロクの弾丸。
真紅と漆黒の斑模様の銃弾をセットしタイミングを計る。
(爺ちゃんの場合はXVIDEOを観ていた。俺も爺ちゃんにあこがれを抱いていた。このタイミング心臓が飛び出そうに怖いがジャン・ジャック・ジャンヌ・カルティアシウスを仕留めて犯してが男の本能とイケメンが…イケメンである・・・イケメンが故の力さ!)
グレンはその弾丸を撃ち放った。
「蒼天(Blue Sky)聖天(Der Himmel von St)神葬(Beerdigung Gott)真正中出(Authentizität vaginale cum sho)神殺喰(Gott Tötung essen)最終戦争弾丸(Der letzte Krieg Kugel)!!!!!!!!!」
10歳のグレン・スレプニルがこの時にロキ・ラタトスクの遺志を受け継ぎその込められた弾丸がジャン・ジャック・ジャンヌ・カルティアシウスの心臓に命中し全身が燃え上がる焔に包まれ氷で瞬間的に冷凍され全てが凍て付いた境地の冷気を放った。
空間が氷河期に凍り付きグレンもため息を零した。
「イヤー苦労したぜ。流石アンネローゼ・ガルグライム・アウシュッツガルド卿の愉快痛快のお友達だ。俺のダンカンも突かれちまった。・・・というか?つじゃれたわ」
クラウドはグレンとハイタッチした。
次の階段を上り植物が生い茂る密林の部屋だ。
「ここはジャングルだな、ジャングルポケットだぜ!」
「ジャンポケ・・来たわ」
「ジャンググルのターザンとかターちゃん思い出すな」
「古いネタ知ってるな?ずっちぃーな!」
「ずっちぃーな!」
「ずっちぃーな!」
「ずっちぃーな!」
ダルタニアンたちが陽気であったがグレンは先の戦いで魔力が戻らくなった。
「いきなりフルスロットルでやるからだ。戦いに慣れてないと加減が出来ない。覚えとけ」
「ヘイッ。すいやせん・・・・アトス先輩」
「俺にゃ家族が待っている。アンネローゼの捕虜だ。取引しに来た。アイツの今後の身柄をベルガモット国の当局が責任をもって預けるのと身柄の際にあいつを魂の監獄の最下層に凍り付かせる。二度と溶けない氷漬けにしてあいつをコキュートスに堕ちた魔女の生贄だ。」
「だがしかし、あの攻撃を編み出したのは上手かったな。ラグナロクの特性を掴んだ業だ。クククク」
アトスはベルガモット国の銃士だが10年前になるのか?セフィリア死亡後各地の修行で世界を回って居た時にダイン・ヴェスタニエと偶然にその姿を目撃し熱く熱くファンになったそうで彼の技を真似した奥義もある。
この奥に敵がいる。モードチェンジは限りある能力を限界を越えるのは躰を壊す要因に値する。
ダルタニアンたちはミントビールで体力を回復した。
アトス・アラミス・ボトムス・ダルタニアンの4人は固い結束とベルガモット王の威信がある。
全員帝國暦に生まれて帝國暦で荒波を掻き分けて生きて生き延びた来た騎士である。
現在はベルガモット・アガートラームの2国が設立し協定を結び同盟国でもある北大陸最大級の規模と構成人数を有するギルド《龍焔の尾(Schwanz des Drachen)》《晴天の銀腕(Arm des schönen Wetters Silber)》の一員として仕事はしている。
密林の奥の古びた神殿に待ち受けていたのは民族衣装にへそを出し美脚を露わにするスレンダーな褐色肌のエルフであるが闇の深淵の魔導のダークエルフだ。
「お前たちに素晴らし(Sie uns an Pracht)騎士の祝福を(Der Segen des Ritters)!死の祝福を(Der Segen des Todes)!おおおおおおおおおおおおおおおおおお」
ボトムスが殺気を察知し周りには虎・獅子・豹・ジャガー・大蛇が群を為す百鬼夜行の列に唇を歪ませてアラミスもアトスも木に登って息を整える。
「私は古の混沌の死の魔導のエルフ。お見知りおきを」
「ジェラフバルト卿は魔導士の祖。私は死の魔法を使える」
「おい!ちょちょちょちょちょ・・・・・マジかよ!なんじゃもんじゃってふざけるなよ!なんじゃあるまいき・・・ジョーダンじゃねぇよ。マイケル・ジョーダンでも助けてくれねぇよ」
クラウドが思考が鈍るが冷静であったのはアトスだ。
「お久しぶりです。姉上。随分と闇に染まり身も心も魔女に心酔したようですな」
「可愛い弟よ。お前には死ぬことは望まない」
「ハッハハハハハハ・・・ハハハハハそれがずっちぃーな!っすよ。姉弟同士ケリ付けましょうよ。ねぇ?俺だって銃士は出来損ないの童貞は卒業し家族がいる。仲間がいる。俺に出来る事はこいつ等を悲しませねぇっことよ」
アトスは剣と銃を構えるが銃口の自分の脳に突き付けてぶっ放すと覚醒を引き起こし自分自身急ぎ足気味だが実の姉相手にこれ以上の能力を覚醒すると自分が死ぬ可能性もある。
だがしかし、姉は不敵に微笑みダークエルフの魔力は限界を限界の超越した先に魔法の起源はJの一族が握っていた。
「お前ら!逃げるな!視るな!聞くな!信じろ!生きろ!犯せ!遣れ!これ以上は俺のルールに反する。俺はJの一族の末裔だ。Jの人間は世界から忌み嫌われその名を騙ること自体禁じられ大量虐殺や拷問やJ狩りの時代に生きた俺らを自棄に虫唾が走るくらいに毛嫌いするこの世界で・・・俺は自分を偽り演じて続けてきた。Jはなっ!帝国も世界も天を穿つ神を喰らい神を喰らう神を殺す者が!!!!!!!!!Jの名を持つ世界最悪最凶最強のV(ヴェスタニエ)・C(クレアツィオーネ)・D(ダイン(ダーインスレイヴ))と並ぶ一族の四帝の頂点に値するさ。・・・・フフフフフフフフフフフフフ・・・ハッハハハハハハ俺の実の名はジャック・ジョーカ・エルスニアストレイヴっつうのがおれの真名。俺の一族は800年前に死んで俺ら姉弟だけが何百年と生き続けてきた。神に叛旗を翻し叛撃の狼煙が神の逆鱗を買い俺ら姉弟は二度と死ぬことも生きることも死ぬことですら叶わない不死の化け物になっちまったよ!俺は化物語で哀れな自分を哀れで愚者の真骨頂!愚か者が語る愚物語俺物語な自己主張の激しい自意識過剰な自分を此処で終わらせる!」
衝撃な告白にボトムス・ダルタニアン・アラミスが固まり言葉を発せられない。
「嘘でしょ?マジで言ってるのですか?」
「マジでこれはリアルだから。リアルガチだから。」
「Jの人間がこんな間地かに身近にしかも銃士のリーダーってこれはびっくらぽんよ」
「脅かせて悪い。悪い。俺はケリをつける。」
「可愛いジャックよ。エルスニアストレイヴ家の一族は最もJに近い存在」
「姉さん。Jの名をこれ以上は・・・ここで時代が終わりを告げるのもいい。」
「後のことはここに居るクラウドが託してくれる。クラウドはⅤの名を持つ男だ。セフィリアを殺し世界の御柱と化した英雄ダイン・ヴェスタニエの息子だぞ。」
「それは認めるぞ!認めない!認めない!認めない!認めない!Jが最凶だ!」
「頑固だな。姉さん・・・確かにジョーカー・ジャック・ジュリア・ジャン・ジークの名を騙るのも名乗るのも自由だけどもう世界は誰一人受け入れようとはしない。現実世界(Die tatsächlichen Welt)が死んだのさ」
こうしてダークエルフの対峙にアトスは剣と銃にその真紅に漆黒のコートとその目に映る姿こそJの本来こそアトスが超進化の先に獣神化した姿こそ双剣と双銃を握る純銀に銀の甲冑と全身が焔に包まれ氷の剣と焔の銃だ。
「これが俺で俺自体よ」
アトスはJ最期の遺志を継いでここで決着のつもりだ。
(言い忘れたぜ。銃士の卒業は俺が決める。銃士は生きろよ。その一言だぜ。俺はJはドロップアウトした。リアルでもギリギリのようなワールドワイドな大馬鹿だ。ダルタニアン?俺のことは後釜でもいいけど何かあればお前が継げ。アラミス?ボトムス?俺が居なくても王を護れ。Jは誰一人受け入れなくてもたった一人さえ受け入れてくれて愛してくれるのなら文句はない。俺の運命とはそういうことさ。J・・・流石ジョーカーだぜ)
と前に言ったことを思い出し改めてアトスは姉と対峙した。
「DT・ED・バーストトランスモード解除Jの遺志を継ぐ者」
ジャック・ジョーカ・エルスニアストレイヴという男は帝國暦にこの世界に出現したが生まれは暗黒暦元年ベルガモット国の旧市街地の某貴族の子として生まれた。
イシュガルド・アーサー・ミカエル・ヴェスタニエが世界の闇を終わらせV・J・Dの時代とも呼ばれこの頃のモードチェンジをアトスは姉に対して発動した。
全身燃える痛みに凍える痛みが心臓に突き刺す。
アトスは焔と氷を纏い全身から伝わる焔の銃と氷結の剣で密林が凍る。・・・・・アトスはこの姿で居られるのは時間がない。
「焔獄氷刃(Gefängnis Eiskufe der Flamme)乱舞(wilder Tanz)」
焔と氷の刃が舞う。
姉であるダークエルフにして死の魔導士Jの名を継ぐ魔導の王がその力を発揮する。
「モードチェンジTST・ジェラフバルト」
「我にこの詩に素晴らしき祝福の時間を!」
「与えようではないか。弟よ。死ぬことはできないが苦しみを与える」
「では、始めよう。ジャック」
「ジュリア・アスティアルデ・アレイン・ジェラフバルト卿・・・・えらいゴツイ感じの名だ」
「私は選ばれた者で力の無かった某辛く没落落魄れ皇子に魔導を教えたのみ。」
アトスは剣を地面に突き刺し銃を握り宙に放つと隕石が落下し降り注いだ。
「エル・アスティ・ルーメン・イレイユ」
完全なる魔法は無に還る。
無効化ではない。
自身の魔法防御を極限に上げて魔法に対する抗体を作ったのだ。
クラウドはどうすることも出来ずに居た。
ジュリアが面白いことを言う。
「Cの一族が来た時に世界という世界は一新され創世後は生まれ変わる。Jの者はこういうのだ。『Cに気を付けろ。人を超え人を進化し人類のその先の新人類がCである。機が熟し我々の死こそCの夢・・・ヴェスタニエのガキよ。最も恐れるのがCである』と」
「お気遣いどうも。俺は警告を真に受ける。アンタこそ?アトスは見た感じ強いよ」
「だな。私の弟だ。さっ。全力で来るがいい」
その頃サイラスも時計台の裏に登って時計の機械仕掛けのカラクリをエイボンに説明した。
《よっ?エイボン居るか?死んでねぇよな?居るか?オレオレオレオレオレオレだよ》
《俺とは?サイラスなのか?生きているならなぜ言わない?》
《幽閉中というか監禁されていてね。今は無事は無事よ。というか?エイボン?》
《どうした?電話とは珍しい》
《問題が少々あってね。時計台に上るとすごいね。Cって誰だ?》
《C?》
《監獄時計塔が表向きに裏に只管隠していたのがJの一族の生きた証とCに対する警鐘だ》
《四帝のことを言うよ》
《ハッハハハハハハ・・・》
《Cの人間は何処に潜んでいるのかって?知らねぇよ。おれは、Jの神髄を継ぐウォーカー家の当主よ・・・クソッタレのバカが余計なことをカラクリのデータを送る。解析頼む》
《用件は呑んだよ。任せておいて。》
《9008.90009.6667754.9000.444332.900987この数字とAsshole kommen von Genesis der Apostel, in der authentischen vaginal cum shot Waretomo J ist unerwartet perishの文字の暗号だ。エイボン?アンタは研究者で魔導のパイオニアだ。何か分かったアシュリーに伝えろ》
《無難だが、分かったよ》
《じゃあ、いっちょJとやらに本気で殴りに行こうじゃねぇか。振り返れば奴がいる。ヤーヤーヤーヤーヤーヤーヤーヤーヤーヤーヤーヤーヤーヤーヤーはチャゲアスの曲でいい曲だ》
《逝ってらっしゃいな。サイラス卿》
《必ずルーラシアに帰ってくるからよ。KnghitsOfDarknessの案件答えでも言うよ。》
《ハイハイ、僕は忙しくなるよ。電話を切るよ》
《ヘーイヘーイ。Jよ!ガチの殴り合い俺も交ぜてさ3Pでも4Pでもやろぜ!》
サイラス・ウォーカーはそのままカラクリの奥に行き姿を絶った。
その頃アトスと違い桁違いのジュリアに苦戦を強いられていた。
Jの血族に新たに浮上したCとは?
「良い話の続きだ。Cとはクレアツィオーネの家だ。祖はオリヴィア・グランヴァンベルグ・クレアツィオーネがCの者。及びオリヴィアが先祖と崇め最も神に近く神を喰らう者こそ第四の創造神ジュリアを上回り万象と万物を生み宇宙ですらその粒子も物質を産み落とし何もないゼロの空間から有を生み最初の起源神こそオー・カルディア・カルデア・カルシスが起源神。その家の者をCと呼ぶ。何処に分かるだろう。ヴェスタニエのガキが成人を迎え死す時に意味が分かる。お前はCと出会う。そしてその娘と契りを交わし肉体関係を持ち深く愛しその子はCとVを持つ最凶にして最悪の・・・英雄王が誕生するのさ!ハッハハハハハハ・・・」
「そうかい。俺はまだ子供だからわからねぇけど・・・そんな関係俺が潰してやるよ」
クラウド・ヴェスタニエこの時10歳。
後に英雄暦30年にクラウドはある人物と出会い妻以外に愛しその子供を孕ませてしまうのであった。
アトスにとってクラウドに言い辛かったことをジュリアが話した。
「アルストニア・スツゥオウ・イ・プリーナ」
ジュリアの大魔導クラスの特級魔法で神殿が吹っ飛び全ての生物が灰と化し塵の世界に部屋が煉獄と化す。
生物が死に達する焔の中でアトスは獣神化を覚醒した氷が焔を凍らす。
全身凍傷と火傷で視力が落ちたが腕はまだ使える。
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・グウウッガアッ・・・・ゴホッゴホッゴホッ・・・ヴヴヴヴヴヴヴヴ・・・ウウウッウウグ・・・ガアアアアアアアアアッウガアッ・・・・ゴホッゴホッ」
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・グウウッガアッ・・・・ゴホッゴホッゴホッ・・・ヴヴヴヴヴヴヴヴ・・・ウウウッウウグ・・・ガアアアアアアアアアッウガアッ・・・・ゴホッゴホッ」
「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハアアアア」
「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハアアアア」
「焔獄刃(Gefängnis Klinge Flamme)・氷祓(Ice Bezahlung)真正中出(Authentizität vaginale cum sho)神喰獣神(Gott essen Tier Gott)鉄銃獣(Gun Tier aus Eisen)王拳(Faust des Königs)!!!!!!!!!!!!!」
アトスは焔の刃が両腕に全身から燃え上がり心臓が焔に包まれ鼓動を感じる。
氷を祓い鉄のように鋼鉄の鋼の拳が重量と覇気を纏い片手に全ての力を圧縮させて神を喰い獣の王の拳が全ての火と氷がグルグル渦を巻いて全ての力を込めた拳をジュリアにブチかませた。
「うっおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・グウウッガアッ・・・・ゴホッゴホッゴホッ・・・ヴヴヴヴヴヴヴヴ・・・ウウウッウウグ・・・ガアアアアアアアアアッウガアッ・・・・ゴホッゴホッ」
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・グウウッガアッ・・・・ゴホッゴホッゴホッ・・・ヴヴヴヴヴヴヴヴ・・・ウウウッウウグ・・・ガアアアアアアアアアッウガアッ・・・・ゴホッゴホッ」
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・グウウッガアッ・・・・ゴホッゴホッゴホッ・・・ヴヴヴヴヴヴヴヴ・・・ウウウッウウグ・・・ガアアアアアアアアアッウガアッ・・・・ゴホッゴホッ」
ジュリアが昇天しアトスも光の粒子と化した。
この突然の別れに涙を流した。
「アトスさん!アトスさん!アトスさん!アトスさん!アトスさん!アトスさん!アトス・・・アトス・・・・アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
ダルタニアンとアラミスとボトムスの叫びがクラウドにも胸の悲痛で涙を流す。
長い長い監獄塔だ。
巌窟王が居たのだから尚更だ。
この塔が本当の意味はJの生きた証だ。
アンネローゼ・ガルグライム・アウシュッツガルドがどうしてクリード・ジーク・ジェラフバルトに仕え命令を下しこの塔の管轄でサイラスを幽閉拉致監禁したのか?ずっと引っ掛かり続けたがジュリアが遺した言葉にヒントがあった。
「Cじゃないかな?」
「クリード・ジーク・ジェラフバルトはCの名を持つ皇帝だ。その命で俺のオヤジの首欲しさにこの塔を創りJを迎え入れたのか?」
「考えすぎだよ。Cの連中は頭がスパーキングして鬼畜鬼畜鬼畜で狂い狂気の沙汰に走った一族だ。それゆえ新人類のCは剣の腕が鋭く魔導にも天才だ」
「グレン?良く知っているな」
「当たり前だのクラッカーだよ。真の成功者とは遊ぶことだ。遊んで遊んで遊んで遊んで遊んで遊んで遊んで遊んで遊んで遊んで遊んで遊んで続けることで人脈が築かれ人が増えて縁も出来る。人脈の中でも原石やとびっきりのダイヤモンドや運命の出会いもある。偶然必然奇遇の出逢いから人とは買われて変わるのだよ。その方が価値が高くつく。と言うより女をハンティングするのが遊んで遊んで遊んで遊んでゲットするのさ。クラウド?遊び慣れてないお前は成功者に慣れない。成れないのか?だが、俺と居ればそんな運命はないぜ。クラウドよ、お前が真の成功者となった暁には俺等は最大級の進化じゃ!・・・・・ずっちぃーな!ずっちぃーな!ずっちぃーな!ずっちぃーな!クラウド!借り物言葉でもお前自身の言葉や自分自身のアクションを起こせ!俺が・・警鐘だ。クラウドは生真面目で真面目な性格が困難と無難だわ。」
「帰ったらゆっくり聞くよ。俺は真面目で悪かったよ。母さんみてぇーに遊んで遊んで遊んで遊んで遊んで俺を面倒甲斐なく他人の男とビッチな母さんもやれやれだぜ。」
「まっ。ドンマイだわ。先に逝こうぜ」
長い長い回廊の先に螺旋階段を上り次の部屋に着いた。
「アトスさんの分まで生きようぜ。アトスさんが泣く真似は出来ねぇ。ダル!お前が2代目だ。銃士も今回限りで全員卒業し各々の活躍に任せる。」
「アラミスの兄さんが言うならやるしかねぇよ」
ダルタニアンが決意を露わに次の間を進むと魔法陣の中だ。
「ここから先は絶対に死なないでくれ。本当にだ。誰一人死ぬことは俺が護る」
「いいっすよ。先輩見え張り過ぎ。・・・・俺等はソルジャーの誇りに賭けて戦いやすよ」
「それは俺も同じ。俺の剣はオヤジの剣だ。バルムンクとアロンディーンは俺を護る」
「これから先はダインの息子クラウドと呼ばせないよ」
「俺はクラウドだ。最凶の英雄として俺は天下を目指す」
「そこはまず遊んで女とやって・・・・童貞卒業しぃ」
「・・・・・・・・・・・・」
「誰だ!」
Jの人間が登場した。
「遂に来たか。Jを継ぐこの物語・・・」
「名は?」
「ジェイク・ジャクラバータ・エルバヌア」
「カルディア・ディストラークの魔導士兼超魔導剣士さ」
カルディアの剣士という。
大魔導クラス級の魔法剣か。
Jの名を持つ剣士にダルタニアンが指揮をする。
「アトスさんが遺した俺等を俺らがここでアトスさんの分まで死ぬ気で闘うぜ!」
「よく見れば実態を失った借り物のダルタニアンじゃないか?アンネローゼ・ガルグライム・アウシュッツガルドに刃向かい反旗を翻し哀れにも己の躰を失った・・・・」
「笑いたきゃ嗤えばいいさ。俺は自分の躰を取り返すぜ」
「止しな。ダルタニアン?自分の正体に気づかないとか驚か者だぞ」
「ハァ?」
「Cの者よ。シルヴィア・グランスヴァンヴェルグ・クレアツィオーネは息災か?死んでないと限るぞ。初期のころにKnghitsOfDarknessの前身セフィリアに仕えオー・カルディア・カルデアスを見た張本人。神を見た人物は彼女が初だ。」
「嘘でしょ?ダルがC?」
「正確にはCからの来訪が言い回しがいいな。俺の出身地はカルデア・セントラ」
「グランスヴァンヴェルグ公爵家の落胤よ」
「親父は俺を実の子として育ててくれたさ」
「ジェイク・ジャクラバータ・エルバヌア?余計なことは口を挟むな。」
「ここでケリをつけるぜ」
「モード・オー・カルディア・カルデア・カルシスDT・ヴァージンソウル」
「これがダルの覚醒」
アラミスが驚く。
「こいつがCか?」
「C・・・・クレアツィオーネの家として俺が責任を果たす。誰も」
「そうか?そうか?そうか?笑える話よ」
エルバヌアの魔法剣は万象を斬る剣。
「クラウド!・・・・・・・・・・」
クラウドは剣を構える。
D・V・J・Cの名を持つ者は神を喰らう天を穿つ神の天敵。
神により産まれし創造神と起源神から人への進化を繰り返し神化と進化の先に超越した人間の御臨界点に達した境地を悟った者に獣神化を得られるのだ。
クラウドはまだ子供で事態が理解に及んでないが、晩年ブラッド・ヴェスタニエを遺しクリードに殺される寸前この男が2代目ダイン・ヴェスタニエを凌駕する功績を遺し世を去る。
英雄暦40年45歳の若さでクラウド・ヴェスタニエはこの世を去る。KnghitsOfDarknessから60年後のことであった。
ガウェイン・ザーロック・財・ヒルデガルダ・ツヴァイ・サイラス・アシュリー・ダインらはブラッドに託されるのだ。
クラウドはこの時に自分自身の仕事にしか頭の無い生真面目なガキだった。
グレンはフェンリルを大事そうに抱えていた。
この男は同年代ながらもバチバチのエルバヌアを眺めていた。
超魔導剣士とは聞き慣れないが、魔剣士の最上級職の極稀な称号を贈られる剣士。
「グレイヴ・ガーデン」
「憤怒の地獄(L'inferno di rabbia)走馬灯の弾丸(Proiettile lanterna girevole)・死氷の盾(Scudo di ghiaccio morte)」
ダルタニアンの剣が双銃として地獄の弾丸を放ち全身とダルタニアンを囲む形で氷の盾が浮いている。エルバヌアの魔法剣は全体魔法が多い。
「J・ジェネシス!!!!!!!!!!」
大気中の魔法粒子の結合と素粒子の摩擦から生じる重力並をエネルギーに変えて大爆発を引き起こし大量殲滅凶星の宇宙の隕石にダルタニアンがため息をつく。
《目覚めよ我が(Awake meine)虎よ地獄の(Ich Tiger der Hölle)顕現が魔を(Äusserung ist die Magie)喰らい神を殺す(Tötet die Gott Eaters)》
「Cで後悔させるよ」
「止めとけ。私の魔剣士の王だ。これで経ますれば・・・・ダル死ぬぞ」
「獣神化は俺の命と引き換えだ。ギザギザで俺レ流の命のやり取りだ。」
「そうかい?Cの者はクレイジーじゃ」
ダルタニアンが剣を抜き獣神化は自分の命の対価で発動する。
「うううううううッ・・・うううううううううううううううぐっ…ぐううううう・・・・がああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
姿と形が変化してダルタニアンが閃光に輝き青髪に灼眼で翼が生えてセヴンスパックに割れた腹筋に大剣を手に焔と氷を纏いその目はオリヴィアから受け継がれている。
ダルタニアンの異変に気付きクラウドも目を閉じてダルタニアンが命を削りエルバヌアの超魔導にダル隊にあんが神速の動きに合わせて武器が浮かび上がる。
「水晶次元(Kristall Dimension)武器(Waffe)・正義の法(Gesetz der Gerechtigkeit)」
ダルタニアンが全員を剣戟と武器が全てを打ち破り同時にダルタニアンが燃え尽きた。
ダルタニアン死亡。
監獄塔の最期に逝き付きアリーヤが待っていた。
「ようこそだ、と言えるか」
「なぜ?こうなったのか?俺が聞きたい」
「アリーヤ・シュトルツベヘレイル・・・」
アラミスとボトムスも居るが動ける人間がグレンとクラウドだけだ。
「ソルジャーの遺志に威信よ」
「止せよ。JとCとDとVの神を穿つ神を喰らう者が皇帝の首を討つ。」
「ワタシ・・・・・」
クラウドも何も言わなかった。
「うっ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・グウウッガアッ・・・・ゴホッゴホッゴホッ・・・ヴヴヴヴヴヴヴヴ・・・ウウウッウウグ・・・ガアアアアアアアアアッウガアッ・・・・ゴホッゴホッ」
サイラスが埃まみれに時計台から出てきて思念体の残留思念のダインが口を開けた。
「アリーヤ・シュトルツベヘレイル?下手な芝居させて悪かった。お前を3重スパイの苦労えらく迷惑かけた。・・・クラウドもグレンも申し訳ない。俺がお前らを迎えに遣れないのを公開する。悪い。ワリ。・・・・サイラス?いよいよだ・・・・」
「ヴェスタニエ卿とウォーカー卿もこの度は世話になりやす」
「・・・・・・・サイラスよ」
「こいつ等の後見人を頼みたい」
「おうおさ」
こうして俺の長い1日が終わった。
クラウド・ヴェスタニエ10歳。
初仕事を終えるとそのままソルジャーを引退。
ギルドに戸籍を遺し隠居。
その後消息は一切不明。
この5年後に世界は本当の意味で動き始める。
クラウドは決意をしルーラシアを出て行った。
グレンも己を鍛えるのにヴァルハラで修業を積んだ。
アリーヤ・シュトルツベヘレイルは正式に世界政府最高幹部室の顧問に登り詰めた。
世界の中心軸でヴィヴィアンとグランディヴァーが二世代の政権が樹立。
そしてダイン・ヴェスタニエは今もなお世界の柱に居る。
「やるならガンガン行くのはアイツらに任せる。逃げて行ったて将来後悔するし最悪だよ。逃げても意味はない。やるなら死ぬ気で死に物狂いで突っ込んでもガンガンガンと来いよって話。」
「責めても責められてもMじゃあるまいし。Sの人間が縛る世界が良いか?私はお前を犠牲にした。ダインよ。言い忘れていたがあと10年したら任期が終わる。」
「おうよ、サンキュー、俺はセフィリアを倒し漸く終えたさ」
「ここで俺は・・・・息子らを」
言葉を詰まらせ続きは話さずにダインは背が伸び長髪で無精髭が目立ちクレアも背が伸び巨乳が引き立つようになった。
ダインとクレアは数十年前を思いにふけるが、後のことはクラウドに託されたのだ。
その後時が経ち英雄暦10年に本作は始まる。
今までは少年時代のクラウドがグレンと出逢い監獄塔の仕事であったが時代が5年もたちクラウドは仕事は職業便利屋として幼馴染が経営するバーの3階を借家としてグレンと暮らしている。
グレンとクラウドはクラウドが生まれてから幼馴染でピンチな時は駆けつけて助けてくれるヒーローと思い世界は残酷だった。
幼馴染の名はティファール・ド・クレアツィオーネ・ヴェスタニエで名にVとCの遺志を継ぐ者でダインの実兄マジュリア博士の娘に当たる。
ティファールと俺は幼馴染でつい最近バーの2階をオフィスとして便利屋として働いている。絶体絶命の時にクラウドはこれまでもソルジャーを引退しギルドには顔を出している。そして、クラウドは英雄暦10年にいよいよクリード・ジーク・ジェラフバルトと長い戦いが始まるのであった。
本篇開始
”英雄たちに告ぐ、英雄はその世界の御柱を壊すことを禁じる”
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