第26話 第2のユニコーン見つかるその12

ダイヤモンドは、ハナシにハナシしている。昼の光が弱くなってきた。


「ダイヤモンドくん、ちょっと灯りをつけてから、窓を閉めるよ」


西園長ヤン・ハーマンが、立ち上がって、部屋の灯りをつけてから、窓の扉を閉めた。


「あぁ!アレキサンドライトの瞳が赤になった」


一番近くのダイヤモンドがビックした声を上げた。


「何でなの?」


もう何回めの質問になるだろうか?ダイヤモンドはアレキサンドライトに何気なく聞く。

 

「アレキサンドライトだからに決まってるじゃん」


子ユニコーンは何事もなかったようにつんとすましている。

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