第11話 ダイヤモンドと中世でその5
そんなある日、ディランの息子のサイラスが旅から帰ってきた。
サイラスは吟遊詩人であちこちの国や村を歌を歌って旅をしている。
父親のディランはサイラスを騎士にしたかったので仲が悪い。癒しの歌声と評判のサイラスの歌も聞いたことがないらしい。
なずなは妹のユーリに誘われて、サイラスの歌を聞くことにした。
なずなが夢心地で歌を聞いていると窓の外からサイラスの歌声に合わせて、美しいソプラノの歌声が聞こえてきる。
なずなは窓の外をのぞいてみると、馬小屋から身を乗り出して歌うダイヤモンドだった。
一人と一頭の歌声は美しい調べを奏で天にも上る気分になった。
これを一騎討ちの時にみんなに聞かせるといいわ。
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