第10話 ダイヤモンドと中世でその4

一騎討ちが引き分けの場合は1ヶ月後に同じ騎士同士の再試合に決まった。


なずなとダイヤモンドは仲介者のディランのところに滞在することにした。

タイムマシンでは手狭だし、合成食しか出せないからだ。


ディランもアーティクル国の一軒家に仮住いだったが…。

なずなはディランの娘のユーリの服をきて、ダイヤモンドは馬小屋だが、他の馬と離れたところで世話はユーリだったのでちょっとは快適なようだ。


アーティクル国とナズナスタン国は1ヶ月ごとに戦争をやっているということだった。そのため国土は荒れ果て、若者は死んでしまって年寄りばかりになってしまっていた。そもそもの争いは今、タイムマシンがある国境線の争いが発端だ。


なずなはユーリに聞いてため息をついた。バカみたい。なんかいい方法はないかな?毎回引き分けって訳にはいかないしなあ。

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