第49話 翼人と龍とその13
「お疲れ様!はい、コーヒー」
吟遊詩人のサイラスが、なずなにコーヒーを勧める。
「ありがとう。いただくわ」
なずなは、ウサギの顔のコーヒーカップを口に運び、一口すすった。
「八割以上、激励、ひやかしで残り一割が問い合わせ。そして、残り一割中、紙が見つかって、読んだことは読んだが、書き留める前に焼失が一名、書き留め成功が、三名だったわ」
「わかった謎はどんなの?」
「せいじゃくのいずみがときをつつむとあかつきのよぬえがいざなうやみのなかとあかつきのへのみちはひらけんよ」
「ほう? 今度は謎ときが、大変だね」
「それは真夜中さんに頼むわ。先に、明日、もう今日だわね。焼失した家へいってもらってからになるけど」
「じゃあ、僕は寝るね。お休みなさい」
「私もここ片づけてから寝るわ。お休みなさい」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます