第47話 翼人と龍とその11

リン・イワサキは、電話を切った。


そうだ!確か、前に探偵の名刺もらったことあったっけ?(ゴソゴソ、電話機の下の引き出しを探る)あった!


真夜中 ちわわ

真夜中ちわわ探偵事務所、所長

電話番号○◎×○

裏には、手書きで格安で承りますと書かれてある。


リンは、電話をかける。


「はい、真夜中 ちわわ探偵事務所の真夜中ちわわです。依頼ですか?」


「だいぶ前に名刺いただいたリン・イワサキです。ロボット調律師の。真夜中さんに謎を解いてもらいたんです」


「はい、どんな謎を?」


「お手伝いのロボット失踪事件知ってますよね?そのお手伝いロボットの製作もとのなずな・マジックドアさんちのロボットも失踪したんです。そして、水がない花瓶に謎が書かれた紙が入ってたんです。読みますね。せんねんのあかしにひかりがおちるとき、です」


「なるほど!あたしだったら、失踪した全ての家の花瓶か何か入れ物から謎の紙を探しますね」


「そうですか!なずなさんが絵新聞に謎を載せるそうなので、全ての家の花瓶のことも伝えて載せてもらう手はず整えます。あとの連絡は僕が渡した名刺の番号にお願いします。ではまた」


さあ、面白くなってきたぞ! 

  

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