「そう、だったと思うわ。ダイヤモンドはお利口ね」

「うん。一回読んだ本とかも暗誦できるよ」

二人が会話してる間にドーラはポケットから取り出したレシートの裏にサラサラとダイヤモンドが言った言葉を書きとめて、思案し始める。

「漢字に直すと千年の証に光がおちる時、かしらね？全然わからないね。ちょっと村の古老たちに相談してみるわ」

ドーラはそう言うと、立ち上がり、ではまた明日と言って帰っていった。

なずなもポケットから財布を取りだし、レシートの裏にダイヤモンドが言った言葉を書きとめる。

「そうだわ。ダイヤモンド、絵新聞にこの言葉の謎解き求むって出してみようかしら？」

「いいね、そうしよ！それよりご飯はまだ？」

「そうね。ご飯食べてからにしましょ！」

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