第43話 翼人と龍とその7

ピチチー


ダイヤモンドは、鳥の鳴き声で目覚めた。


お腹すいた。昨日は夕飯何も食べなかったもんな。


低いベッドから起き上がって、 乱れたシーツを口に加えてキチンと整える。


キレイに整えないとなずなに叱れちゃうし。さて、シチュー食べよっと。


ダイヤモンドは、部屋出る。ちゃんと、ドアの横にはダイヤモンドがくわえられるとってのついた鍋にシチューが入って置いてあった。


ダイヤモンドは、とってをくわえて、ゆっくりと階段を降りて、台所へ向かう。


おはよー


ダイヤモンドは、鍋を火にかけて、台所の棚にのった花瓶に入ったチューリップに話しかけた。


「あれ?お返事ない!いつもお返事あるのにどうしたんだろ?」 


ガチャ


台所の勝手口のドアを開けてなずなが、朝の散歩から帰って来た。


「おはよう、ダイヤモンド。どうかしたの?」


「チューリップさんがお返事しないの?」


「チューリップは話さないでしょ!」


「おはよーって僕が言うとおはよーってお返事返してくれるんだい!いつも!」


「そう、それならどうしたのかしらね」


なずなは、花瓶を手にとりよく見る。 

 

「水がないわ」


なずなは、台所の流しのところへ行き、花瓶からチューリップを引き抜き、水を入れようとする。


カサッ


丸まった紙が転がりでた。


なずなはテーブルの上へ行き、紙を広げてみた。


   

 


  





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