黒ずくめの男たち

 夏生が振り向きかけた、そのとき――。


「夏生。前向いたままで聞いて」


 背後から真琴の声が小さく響いた。

 首に手が回される。後ろから覆いかぶさってきながら、真琴が耳元で言ってくる。


「まわりに人。けっこう大勢。取り囲まれてるかたち」


 ぎゅっと抱きついてくる腕に力がこもる。耳たぶにかかる声が熱い。

 志津よりぜんぜんナイがそれでも柔らかな膨らみの感触が、夏生の思考をひどく妨げる。


 邪念に邪魔されながらも、夏生は言葉の意味を懸命に考えた。


「どんな連中なんだ? ――視えるだろ?」

「それが変。人なのはわかるけど、透視できない。志津も心が読めないって言ってる」


 やはり頭は止まっていたようだ。


 普通でない事態だということが、ようやくわかってくる。

 邪念が遠ざかり、夏生の思考は鮮明になっていった。


 真琴が抱きついてきたのも、じゃれているように見せかけるためだろう。


「どこいらへんだ?」

「こっち。ゆっくり、向いてね」


 真琴がじゃれあいを装いつつ、夏生の首をぐりんとねじる。


「あそこの森の切れ目のところに一人いる。ほかにもたくさんいるけど、いちばん近いのは、あのあたり」

「いないぞ」

「やっぱ目じゃ見えないんだね。でもあたしには視えてる」


 真琴はそう言った。

 夏生の目には、ただ森の木が映るばかりである。


「――小鉄。みんなを呼んでこい。ここに集めろ」

「うん」


 足下に来ていた小鉄が、そう返事を返す。

 これまた見事に、自然な子供っぽさで甘えにいって、腕を絡めて皆を引っぱってくる。


 夏生のもとに皆が集まってくる。


「姫はいま大鉄君がおんぶしてる」


 あいかわらず背中にへばりついたまま、真琴が夏生に言ってくる。

 前を見たままで後ろも視れるとは、すこし驚いた。

 それにしても、彼女の呼び名は〝姫〟で確定してしまったようである。


「一人、近づいてきた」


 夏生は手の中に小石を握りこんだ。足下から念動力で引き寄せた小石だ。

 真琴に渡しておいたほうが良いかとも思ったが、考えてみれば、真琴はどえらいノーコンなのだった。


「左。十五メートルくらい。これでちょうど真横」


 真琴が耳元でささやきながら、体の向きを微調整してくれる。


 夏生はセットポジションをとった。

 そこから、いきなり動作に入る。

 ランナーを刺すような鋭い送球で、小石を見えない相手に向けて投げつける。


 放り投げたあとは、石の飛んでゆく方向に目を凝らした。


 石はなににも当たらず、まっすぐに飛んでいったように見えた。

 だが真琴の言った距離、十五メートルほどの地面に動きがあった。


 透明なまま近づいてきていた何者かが、石を避けようとして動いた跡なのか――土の上に足のかたちが一瞬だけ浮かびあがる。


 そして空中にノイズが走った。


 夜の暗闇が切り取られて、人の形をしたノイズが浮かんでいる。

 夏生の投げた石は、命中はしなくとも、かするくらいはしたらしい。


「見つかってしまいましたか」


 人の形をしたノイズが、とぼけた口調でそう言った。


「地元の学生さんですかな。なかなかに勘のよろしい方々だ」


 ノイズはしばらくすると収まった。

 人影が消えたが、気配はそこに残っている。


「ここは危険です。爆発が起きるかもしれない。探険と冒険はこのくらいにして、早くお家にお帰ったほうがよろしいと思いますよ」


 なにもないように見える空間から、また声だけが響いてくる。


「まず姿を見せたらどうなんだ」


 夏生は言った。


 親切そうな口ぶりだが、まるで信用できない。

 姿を消して近づいてきたということからして気に入らない。


「これはどうも」


 声は言った。


 ふたたび人型のノイズがまたたいた。数秒をかけてゆっくりと、人型のノイズは実像へと変わっていった。


 全身黒ずくめの男がそこに立っていた。


 黒いスーツ。黒い帽子。黒い革靴。

 さらに異様に感じるのは、こんな薄暗い場所だというのに、真っ黒なサングラスを掛けているということだった。


 黒ずくめの男は、十メートルほど離れたところで立ち止まった。

 両腕を広げて夏生たちの視線に身をさらす。


 黒いソフト帽を目深にかぶり、大きなサングラスのせいで目も隠されている。

 口調だけは親しげだが、表情は乏しく、なにを考えているのか、まったくといっていいほど掴めない。


 夏生は視界の端で、志津の顔色をうかがった。


 真剣な面持ちを黒服の男に向けている。

 テレパシーで心を覗こうとしているが、読めていないという顔だ。


「光学迷彩だな。どこの軍でも、まだ実用化には成功していない、とされるものだ」


 秋津が言ったことの意味は、夏生にもなんとなく伝わった。

 目の前の無気味な存在が、すくなくとも軍――あるいはそれ以上の組織に属しているということだ。


 警察と消防までしか予想していなかった夏生としては、にわかには信じられない話であるが、げんに目の前にUFOが落ちているわけだし、宇宙人の少女が大鉄の背中におんぶされているわけだし、いまなら、なんでも信じられそうな気がする。


「おたく、警察の人? それとも消防関係? UFOが落ちたときの管轄って、どこになるものかな?」


 夏生はとぼけたことを言ってみた。


「なんと言いますか。まあ、国の者であるとだけ、お答えしておきましょう。あまり詳しく説明しないほうが、あなたがたのためになるのでしょうし……」


 会話の最中から、背中の真琴が、ぎゅっと身体を押しつけてきていた。


(右から一人、左からも一人。……近づいてきてる)


 夏生は身を強ばらせた。

 長話に注意を向けておいて、こっそりと近づいてくる作戦か。平和的解決は望めないらしい。


 夏生は心の準備をした。真琴の合図を待つ。

 手の内を見せたくはないのだが、超能力なしの単なる高校生には、少々重すぎる事態である。


(来た――左右同時っ)


 夏生は右と左、両方同時に、PKサイコキネシスを爆発させた。

 相手の位置がわからないので、広範囲に力を放つ。


 飛びかかってこようとしていた最中だったのだろう。人のかたちをしたノイズが空中に生まれた。


 だが車に跳ねられたかのような勢いで、地面の土もろとも吹っ飛んでいった。


 やりすぎたか、と、一瞬は後悔したものの、跳ね飛ばされた男が何事もなかったかのようにむくりと起きあがってくるのを見て、もっとやっておけばよかったと、べつの後悔をする。


 新たに姿を現した二人は、はじめの男とよく似ていた。

 帽子と黒メガネとが吹き飛んで、その素顔が晒される。


「――三つ子?」


 真琴がつぶやく。


 ただ「似ている」というだけではない。

 起きあがってきた二人は、はじめの男と同一人物と言ってよいほどにそっくりな容姿をしていた。


 帽子が脱落した下からは、つるりと毛髪のない頭が現れていた。

 サングラスが吹き飛んだ下からは、人工的な物体のはまった奇妙な眼が見えている。

 義眼かなにかのようにも見えるのだが、連中の動きは、目の不自由な者のそれとは違っている。


「動くな」


 右手と左手とを、それぞれ牽制するように相手に向けつつ、夏生は言った。

 PKサイコキネシスはべつにてのひらから出てくるものでもないが、体を動かしていたほうがイメージが伴う。


 背中からようやく真琴が離れる。

 周囲にさりげなく目を光らせている。その様子から、とりあえず近くに潜んでいる透明人間はいないとわかる。


「やれやれ。事を荒立てたくはないのですがね」

「仕掛けてきたのはそっちだろ」


 夏生が超常的な力を使ったことは気づいているはずなのに、相手はなんの動揺も見せていないということが、無気味であった。

 そのことがどんな意味を持ってくるのか、夏生の乏しい想像力では、よくわからない。あとで秋津にしたり顔で説明してもらう必要がある。


「よろしい。では話せるところまでは、お話ししましょう。じつはこれは政府の極秘プロジェクトなのですよ。この機体は政府の所有物なのですが、事故が起きまして、まったく予定外の、こんな場所に不時着してしまった次第でして――」


 男はそう言ってきた。淀みなく言葉を続ける。


「民家に落ちなかったことは幸運でした。そちらの彼女の功績でしょう。そちらの少女も、この実験に関わっている人間でしてね。まあ、パイロットのようなものと思ってください。見ての通り、既存の航空機の概念からは、かけ離れた機体ですから……。その運用には特殊な才能が必要となってくるわけですよ」


 男が話しているあいだに、志津が後ろにやってきていた。


 真琴がやっていたように、ぴったりと夏生の背中に貼りついて――真琴とはぜんぜん違うその体積にビビりぎみな感動をしつつ、きっとくるであろう、志津からの言葉を待ちうける。


(全部。嘘)


 志津のささやき声が、夏生の耳に吹きこまれてきた。

 その途端、男の顔色が変わった。十メートルも離れた場所から、どうやって志津の囁き声を聞いたのか――。


「思考波スクリーンを確認しろ」


 声はあちこちであがった。そこに立っている一人からだけではない。いたる場所から、同じ口調で、同じ言葉があがっていた。


 あちこちでノイズがまたたいた。身を隠していた男たちが、次々に姿を現してくる。


 男たちの数は、ざっと見ただけでも二十人以上はあった。そのどれもが、同じ姿であった。同じ顔、同じ服装、同じ声で――。


「思考波スクリーンを確認」


 男たちは同じ仕草で胸元を確認すると、同じ声でそう言った。だが男たちのうちでただ一人だけ、動きがシンクロしていない者がいた。

 男たちは無機質な動きで、その一人に視線を集中させた。


「今回の回収任務に思考波スクリーンは必要ないと判断した」


 その一人の声は、どこか言いわけめいて聞こえてきた。

 ほかの男たちよりも人間臭く感じる。


「イレギュラーを確認」


 男たちが口を揃えて、そう言った。


「イレギュラーは抹消」


 全員の手が一斉にスーツの胸元へと入ってゆく。

 取り出されてきた物は――たぶん銃なのだろうが、手のひらに隠れてしまうようなサイズで、ピカピカと銀色に光るおもちゃのような物体でしかなかった。


 男たち全員の手が、一人に向けられる。


 ためらいもなく、引き金は引かれた。まばゆい光線が夜の闇に閃く。

 何本もの光線が一人の男に集中する。


 光が消えたとき、はじめは、なにも起こっていないように見えた。

 男は光線を浴びたときと同じ――身をかばうような姿勢のままで立っていた。変化が現れたのは、数秒もしてからのことだった。


 男の輪郭がおぼろげになってゆく。

 空気に溶けるようにして、外側から徐々にていった。さらに数秒もするうちには、男の体だったものは、空気の中に完全に拡散してしまった。


 男がそれまで占めていた空間には、ただ濃密な煙だけが漂っていた。


「ひ――」


 志津が短くひきつった声をあげ、夏生の背中にしがみついてくる。


 夏生たちは動けずにいた。


 人が一人、目の前で消滅した。

 あまりにも非現実的な光景だった。

 死体でも転がっていたなら恐怖も感じられるのだろうが、日常とかけ離れすぎた光景に、感覚の受け皿をなくされてしまっていた。


「テレパスとサイコキノは確保。残りは排除」


 男たちが言った。

 誰が言うでもなく、全員が同じことを言っている。


 手が胸元に入りこみ、ふたたび現れる。


 その手の中にあったのは、夏生たちも知っている普通の拳銃だ。

 人間を消滅させる光線銃よりは、まだしも見慣れた物体に、ようやく感覚が戻ってくる。拳銃への恐怖は現実的で、その脅威は想像の付くものだった。


 男たちの銃が夏生たちに向けられる。

 今度もためらいがなかった。


「待――」


 伸ばした腕は無視されて、銃火があがる。


 夏生は慌ててPKサイコキネシスを使った。飛来する弾丸を受け止めようと試みる。


 銃口を飛びだす瞬間から、弾頭を補足しにかかる。

 もとより目で追い切れる動きではない。

 触覚に近い念感覚に、夏生は無意識のうちにスイッチしていった。


 ほんの指先ほどのサイズの物体に、PKサイコキネシスを集中させてゆく。


 超能力の練習は色々とやっていたが、こんな高速で動く物体を、しかも複数同時に扱うようなことまではやっていない。


 銃弾の重量は数グラム程度で、それはパチンコ玉とほぼ同じ重さである。

 しかし発射される速度は尋常ではない。

 炸薬量の少ない拳銃弾でさえ、その速度は音速に達する。時速に換算するなら、それはおよそ千キロ――。


 時速千キロという音の速さで突き進んでくるパチンコ玉を停止させるためには、全力疾走してくるアメフト選手を瞬間的にストップさせるだけのパワーが必要となってくる。


 それが同時に二十数発――。


 PKサイコキネシスで銃弾を止めるという初めての試みに、夏生は全力を振り絞った。


 ひとつ、ふたつ、みっつ――と、近いものから、銃弾を空中で静止させてゆく。

 だが数もわからなくなってきたあたりから、徐々に苦しくなってくる。


 エネルギーの発生が追いつかない。

 そして認識も追いつかない。


 人間の意識は二十を超える物体を同時に認識できるようにはなっていない。

 そしてパワーを分散しては止められなくなってしまう。一度に一つずつ止めてゆくしかなかった。


 夏生に与えられた時間は、わずか〇・二秒であった。

 最も遠方から発射された弾丸が、到達してくるまでの時間である。


 肉体による動作では、まばたきしか行うことができない短い時間であるが、視覚に頼らない直接知覚と、思った瞬間に作用するPKサイコキネシスのまえには、弾丸の接近もスローモーションのように感じられる。


 しかしそれでも時間が足りなかった。


 夏生は死力を尽くした。すでに十数発の銃弾は空中に静止させ、残るは数発だけとなる。


 しかしその数発が、どうしても間に合わない。


 スローモーションで死の気配が迫ってくる。

 銃弾の狙いに夏生と志津の二人は含まれていなかった。他の四人が狙われている。


 知覚はできても身動きのできない夏生の前に、誰かの大きな背中が立ち塞がった。


 その男は、スローモーションの世界のなかで悠然と動いていった。

 銃弾の進路上に、その大きな体を置いた――。


 夏生の意識は、そこで一瞬、空白になった。


「夏生君――、夏生君っ!」


 志津に後ろから揺さぶられて我に返る。


 猛烈な疲労感が襲ってきた。

 べっとりと嫌な汗をかいている。自分の足だけで立っていることが難しく、背後の志津に支えてもらっている。


 酸欠に陥っているようで、息が勝手に荒くなってしまう。

 目がかすんで、視野も狭くなっている。


 一瞬のあいだに超能力を使い過ぎた反動なのだろう。


 貧血のときのような泡立つ視界のなかに、夏生は大鉄の背中を見つけた。

 皆の身代わりとなって、大鉄は銃弾を浴びていた。夏生が防ぎきれなかった銃弾を、自分の身を盾にして――。


「大鉄……」


 大きなその背中に向けて、夏生は声をかけた。

 銃弾を受けた大鉄は、立ったまま死んでいた。


「夏生君……、勝手に殺しちゃ――」


 志津が言う。


「……効かん」


 大鉄の声がする。


「鍛えあげた俺の肉体はまさに鋼――ッ! 銃弾など、効っかーん!」


 ポーズをつけて胸を張ると、止まっていた銃弾が弾き飛ばされてゆく。


 ふたたび銃火が閃いた。


 二回目の斉射は大鉄一人に集中した。

 鋼鉄で出来たロボットのように、大鉄は銃弾の雨を浴びながら、平気で前へと出ていった。


 それが大鉄の能力のようだった。

 単なる怪力ではなかったらしい。


 前々から頑丈なやつだと思ってはいたが、銃弾を浴びても平気でいるようになるとは、まさに超能力と呼ぶにふさわしい領域である。


「アニキかっこいー。いけー! アニキっ!」

「……突っ走るぞ」


 銃撃が大鉄に集中しているあいだに、夏生は皆に言った。

 肩を貸そうとする志津から身を離す。すこしの時間だが、歩けるくらいには回復している。


「アニキー! 大前進ーっ!」

「応――っ!」


 妹の音声操縦によって、大鉄が走り出す。


 男たちのなかに突っこんでゆく大鉄を追って、皆で遅れずについてゆく。

 気を失ったままの少女は、秋津と真琴とが運んでいた。


 飛んでくる銃弾はほとんどが大鉄に命中した。

 何発か逸れてきたものは、夏生がPKサイコキネシスで処理をした。


 銃弾を止めるだけのパワーはまだ回復していないので、飛来する弾丸に真横から力を加えて、進路を必要最小限なだけ逸らすようにする。


 とても楽だった。さっきから、そうしていればよかった。


「うおおおお――!」


 大鉄が腕を振り回して雄叫びをあげていた。

 腕に引っかかった男が、空中に放り上げられる。

 行く手を塞ぐ者をすべて交通事故のように跳ね飛ばして、人間戦車大鉄が進む。大前進だ。


 夏生たちは来た方向に戻っていった。

 溝の縁を走り、森を抜けてゆく。


 途中で大鉄が通りすがりに木を何本かへし折って、追ってくる男たちの道をふさいだ。

 夏生のパワーも回復してきていて、さすがに木はへし折れないものの、枝を落として妨害の手伝いをする。


 丘を昇りきると、サイクリングロードが見えてきた。

 バイクと自転車はその場に残されていた。

 それと、来たときにはなかった黒塗りの乗用車が何台か停まっていた。


「アニキー! 鉄ダンゴー!」

「応ッ!」


 なにを命じたのか。なにをするのか。

 ――見ていたら、なんと、大鉄は自動車をしまった。

 鉄ダンゴを次々と丘から転がして、追ってきた男たちでボウリングをする。


 ストライクが二つばかり取れた。


「乗れ――!」


 夏生はバイクにまたがった。志津が後ろに飛び乗ってくる。


 気を失ったままの少女は、夏生がPKサイコキネシスで運びあげた。

 腕の中に横抱きに抱える。心の手で少女を抱いて、左右の手ではグリップを握りしめる。


 2ストのエンジン音を軽やかに吹け上がらせて、その場から逃走した。

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