超能力の目覚め

 どこかで、知っている音が鳴り響いている。


 それが目覚ましのベルであることに気がついて、夏生は頭ごしに腕を伸ばした。

 時計はなぜか指に触れてこなかったが、アラーム音は止まってくれたので、よしとする。


 腕がぱたりと落ちると同時に、目がぱちりと開く。


 見慣れた天井が視界の中にあった。

 寮の自分の部屋だった。


「な~んだよ!」


 叫ぶなり、飛び起きていた。


「――夢かよっ!」


 これからなにかが起きる――そのいいところで、目が覚めてしまった。


 それにしても、やけに生々しい夢であった。

 リアルだった。色付きなのはいつものことだとしても、手触りや匂いにいたるまで、まだはっきりと覚えている。


 やたらと長い夢であった。


 朝、真琴のやつに、いかにも夢らしいアリエナイ起こされかたをするところに始まって、話したことのない女子と仲良くなって名前を呼びあうようになり、朝食を食べ、大鉄や小鉄まで引き連れて、洞窟探検まで――。


 と、足音がする。


 夢の中身を思い返していた夏生は、廊下を慌ただしく近づいてくる足音を聞いた。


 寮舎を揺らす勢いで駆けてきた足音は、夏生の部屋をだいぶ行き過ぎていってから、その同じ勢いで引き返してきた。


 ああそうだこんなこと夢の中でも――と、夏生が考えていると、破壊される勢いでドアが開かれる。


「夏生っ――!」

「あのな朝っぱらから――」


 デジャヴを覚えつつ、夏生は踏みこんできた女子高生に言いかけた。


「わわわわっ、わーっ! わあぁーっ!」


 女の子らしくない野太い悲鳴とともに、真琴はいきなり壁にびたりと貼りついた。


「――なにやってんだ、おまえ? ……おい真琴?」


 文句を言ってやろうとした気勢を削がれて、夏生は壁に貼りついたままの真琴に問いかける。


「あ……、朝っぱらからぁ、変なものぉ――見せるなぁ!」

「なにを?」

「だから隠せバカそれ早くっ!」


 真琴は手で目を覆い隠しながら叫んでくる。


 まるで夏生が裸でいるかのような反応であるが、夏生はきちんと寝間着がわりのスウェットを着ているし、布団を引き寄せて腰回りもガードしてあるし。


「だからなにをだっつーの」

「もおおっー、それだってばー! 臨戦態勢のそれえぇ!」


 真琴は床に落ちていたクッションを手で引っつかんだ。


「しまえーっ! それえ!」


 クッションが投げつけられてくる。つづいて雑誌が宙を舞い。なぜそこにあったのか目覚まし時計までもが編隊飛行に参加してくる。


「うわばかやめろっ!」


 とっさに身をかばったが、着弾の衝撃が、いつまで待ってもやってこない。


 頭をかばっていた腕を離し、おそるおそる目を開けてみる。

 クッション。雑誌。目覚まし時計。

 投げつけられてきた順番通りに、編隊飛行の最中で、空中に静止していた。


「な……」


 夏生は絶句した。


「え……」


 壁際の真琴も言葉を失って、空中に浮かぶ物体を見つめている。

 見間違いや目の錯覚ではないかと思ったが、まばたきを数回繰り返すあいだも、物体はずっと宙に浮かんだままだった。


「これ……、なに……?」


 真琴の声が聞こえる。


「な、なにって……」 


 空中にある物体から目を離すことができないまま、夏生には、そう答えるしかなかった。


 ――と。


 物体が、すうっと動いてゆく。

 クッションが自転しながら横に動き、雑誌のページがぱらぱらとめくられてゆく。

 目覚ましは逆さまになったままで、ぷかぷかと浮き沈みを繰り返していた。


 いま何時だろ――と、この状況とまるで関係のない考えが、夏生の頭にふと浮かぶ。


 その瞬間。

 時計がくるりと回った。文字盤の位置が正しくなって、夏生のほうへと向く。


「え?」


 秒針が一秒ずつ動いていた。

 いま――。目覚まし時計が考えた通りに動いた気がした。


「えっと」


 夏生は宙に浮かんだままのクッションを見つめた。


 そのクッションを、真琴のほうへ向けて、ゆっくりと――。

 ふわふわと宙を漂ってゆき、真琴のポロシャツの胸元に、ぽふっと軟着陸を果たす。


「これ……、夏生が?」


 クッションを胸に抱きしめて、まじまじと見つめてくる真琴と視線が重なる。


「そう……、おれみたい」


 夏生は言った。


 夢の続きでも見ているのかと思う。


「すごいすごいすごい――すごいよ夏生!」


 真琴が歓声とともに飛びついてくる。


「もっとやって! もっとなんかやってみて! 夏生って物を浮かばせるだけ!? もっと重い物でも出来る?」

「まて」


 夏生はそう言って、真琴のからだを、まず引き剥がしにかかった。


 クッションが二人の合間に落下する。

 部屋の中に首をめぐらせると、目覚まし時計と雑誌とが、部屋の中にまだ浮かんでいるのが見えた。


 自分が浮かべているのだという確信を持ってみると――。

 目覚まし一個と雑誌一冊分――それだけの重量を支えている心の部位が特定できた。


 その見えざる心の手を自覚して、夏生は時計と雑誌とを床に静かに下ろしていった。


「つぎっ! つぎっ! そこのベッドとか! あっ――なんなら、あたしでもいいから! 浮かべてみせてみせてみせて!」


 さあ飛ばせ、とばかりに、真琴は手をぱたぱたと振り回している。


「落ち着け」


 エキサイトしている真琴に、夏生はまずそう言うことにした。


 いまの感触からすると、自分の生身の腕力とそう変わらないパワーのようだった。

 ベッドなんて無理だろうし、真琴を「高い高い」してやるのは無理ではないにせよ骨が折れそうだ。


 ――ではなくて。


「おまえ、夏生――って、そう言ったか?」


 ばたばたと振り回される真琴の手を掴みに行きつつ、夏生は訊いた。

 女の子だけあって、掴んだ手首はどきりとするほど細いものだった。


「あ。うん――そう。あたしにも変なチカラが」

「おまえは、どんな?」

「あたしのは物が透けて見えるチカラで……。X線みたいなカンジ? あっ――やだ。また見えてきちゃったよ。――たはっ」


 真琴は視線を横に振り向けた。


「ちょっと待って。いまコントロールして……、っと、えっと、これでオーケー……。だけど男の子って、朝って、それが、いやその、まあなんだ」


 その顔が赤くなっているのは、興奮して上気しているだけではないだろう。

 真琴が悲鳴をあげていた理由を知った夏生であるが、いまはそれどころではなかった。


 冷静になってゆく自分を夏生は感じていた。


 自分だけでなく、真琴の身にも異変が起きていると知って、すうっと興奮が冷めてゆく。


「それで――、ほかは? なんともないのか? どこか変わったことは?」

「だから、視えるんだってばー。色々と」

「そうじゃなくて」

「もーっ! 夏生ってば。なんだか冷静ーっ。おもしろくなーい。ぶうー」


 真琴が口を尖らせる。


 話しているうちに興奮が冷めてきたか、真琴のほうもまともに話ができる状態になりつつあったので、夏生はずっと握ったままだった手首を解放した。


「夏生ってば。ドキドキしてないの? こんなすごいことが起きたっていうのに」

「いや。だから」

「ほら。――あたしなんて、ほら」


 と、真琴は夏生の手を掴み、ぐいと引いてくる。


「――ね? ドキドキしてるでしょ?」


 なにを考えているのか、自分の胸に押しあてる。


「うわぁ!」


 夏生は飛びすさった。


 手のひらにありありと感触が残っている。

 別の意味におけるドキドキが収まるのを待ってから、夏生は真琴に口を開いた。


「……洞窟の中でのこと、夢じゃなかったんだな?」

「なあに? 夢だと思っていたわけ?」

「そりゃ。いきなりベッドで目が覚めれば……って。待てよ――」


 夏生は額に手をあてた。


「――どこから夢だ。どこまでが現実だ?」


 夏生は真琴に質問をした。

 自分と真琴とが、同じ記憶を持っているとは限らない。


「ええと。昨日、あたしは夏生を起こしにきて、野球やるって口実で、志津のごはん作り作戦を決行してフラグ立てて――」

「あれ口実だったのかよ。――って、ごはん作り作戦ってなに?」

「黙って聞く。で、フラグ立てのそのあとで、洞窟探検に行くことになって、秋津君と大鉄君と小鉄ちゃんも一緒に、六人で裏山に行って――」


 夏生はうなずきながら聞いていた。

 なにか細かいところが気になるものの、夏生の覚えていることと、大筋で違いはない。

 とりあえず洞窟探険に出かけたところまでは、共通する事実と考えてよいらしい。


「――洞窟をどんどん降りていったところに部屋があって、床が光ったでしょ。そのうえに全員で乗っかってみたところで……」

「……ところで?」

「そこから先、あたしも覚えていないんだよねー」

「なんだよ」


「ああでも、なにかすごい音がしたような気がする。――本当の音か頭の中の音か、区別つかなかったんだけど。それから、すごい頭痛がキタよね。頭のなかに誰かが――ちがうかな。誰かじゃなくて、なにかが、手ぇ突っこんできて、配線変えていったようなカンジ」

「配線? なんだそりゃ」


「あんまり痛くって、あたしすぐ気ぃ失っちゃったから、そのあとはあたしも知んない。ねえ――物が見通せるようになったのは、そのせいなのかな?」

「家に帰った時間は? おまえのうちのお袋さん、なんて言ってた?」


 真琴は通学生で、家は近所の一軒家の農家である。寮生である夏生たちと違い、家には家族がいるわけだ。


「おやつの前だったって。おやつも夕飯さえもパスして寝てたって、すっげえ、驚かれてた」

「だろうな」


「そこ。うなずくな。――あ。夏生もご飯食べてないんだね。おなかのなか、からっぽだよ」

「どこ視てるどこを」

「腸のなか。……で、あたしのほうは、ふらりと帰ってきて、そのまま寝ちゃってたんだってさ。声かけても返事がうつろで、夢遊病みたいにふらふら歩いてたって。でもパジャマには着替えてたし、下着だって換えてたし……」


 おやつの前に帰宅したのだとすると、あのあとすぐ、歩いて帰っていったことになる。


「夏生もこうして部屋にいるってことは、ちゃんと帰巣本能が働いたってことだよね。ぱんつ換えてた?」

「しるか」


 夏生自身は頭痛のことは覚えていない。

 寮に帰ってきた時間も定かではない。


 夏休み中には点呼もないので、何時に帰ってきたのかもわからない。

 そもそも誰かに聞いてみようにも、寮に残っている人間といえば、夏生と、あとは――。


「あ――」


 今頃になって気がついて、夏生は口をぽかんと開けた。


「――秋津」

「志津――」


 真琴と二人で顔を見合わせる。

 慌ててベッドを降りて、ドアへと向かう。


「ぱんつ穿け! 夏生っ! ヘンなもん揺らして走るな!」

「穿いてるだろっ!」


 真琴と二人、寮の廊下を疾走した。


 肩を並べてラウンジへと駆け込んでゆく。

 窓際のテーブルで、新聞の朝刊を広げながら、ティーカップでいつものように紅茶を嗜む青年の姿がそこにあった。


「秋津君っ――! あのさっ! どんな力が――」

「こら真琴」


 いきなり核心に踏み込みかけた真琴を、夏生は後ろから羽交い締めにした。

 いったん廊下へと引きずり出してゆく。


「なっ、なによー! はーなーせー……、てばー!」

「ばか。ちょっと聞けばか」

「だからなに? バカバカ言うなこのバカ」


 秋津から見えないところでしゃがみこみ、小声になって真琴と話す。


「だから冷静になれっての。おまえ。秋津にもなにか能力があると、そう決めつけてんだろ?」

「そうなんでしょ? だってあたしらがそうだったわけだし」

「だから」


 夏生はことさらに低い声で、密談をするように言った。


「もしあいつに能力がなかったら、どーすんだよ? だまってたほうがよくないか?」

「なんで?」


 至近距離で目をぱちくりとさせている真琴は、本当にわかっていないという顔をしていた。


「だから――」


 まるでわかってくれない真琴に対して、夏生は「だから」と何度も連呼した。


「――思っただけで物が動かせたり、物を透して視えたり、そーゆーのって、ふつー、気味悪がられたりするもんだろ?」

「そうかな?」

「そうだよ」


 夏生は自信を持ってうなずいた。


 夏休みに入るすこし前、季節柄か、テレビで怪談をやっていた。

 超能力者の少女が、予知のできるせいで気味悪がられ、井戸に投げ込まれて殺されてしまうが、怨念となって蘇り、ぜんぜん無関係の者を呪殺しまくって復讐をする――という、たいへん怖い筋書きの映画であった。


「そっか。もし秋津君になにも起きていなくって、あたしらだけだったら……。羨ましがらせちゃったら、わるいよね。ならとりあえず黙っておくってことで、オーケー?」

「いやおまえ、おれの言ってることぜんぜんわかってないと思うけど……、まあとりあえずそれで、だいたいオーケー」


 真琴と話がついたところで、ラウンジに入ってゆく。


「やあおはよう秋津六道君。きょうもいい朝だね」

「おっはよー。ぐっもーにんぐはろーえぶりばでー」


 夏生は肘を直角に曲げて挨拶をした。

 真琴は背伸びでもするように腕をあげて、元気この上なく歩いていった。


 ふたり――極めて自然に、ラウンジへと入ってゆく。

 秋津はなにも気づいていないようで、静かに紅茶を口元へと運んでいる。


「よ、よう……」


 反応が薄いのはいつものことだが、いまはそれがたいへん無気味で、夏生は思わず声を掛けてしまう。


「五チャンネルだ」


 秋津が言った。

 机の上の新聞を折りたたみながら、壁際のテレビに視線を向ける。


「なにか観たいのでもやるの?」


 真琴が普段にないような親切さを発揮して、テレビをつけに行く。

 夏休み中の学生には関係のないことだが、そういえば今日は日曜であった。

 秋津とは長い付き合いであるが、朝の子供向けアニメに張りつく輩であることまでは知らなかった。


 ラウンジにあるご老体のブラウン管は、スイッチを入れてもしばらくは暗いままで、音だけが先に聞こえてくる。


「――この新発見された遺跡の年代は五世紀後半であると考えられ、これまで知られていなかった形態の古墳であると見られています。山自体が古墳である可能性も高く、発掘調査に先立って、文化庁指導のもと、全面立ち入り禁止となりました。では次のニュース……」


 画面が見えるようになった頃には、もう次のニュースに移ってしまっていた。


「あの裏山だ」


 画像を見ることはできなかったが、秋津がそうコメントしてくる。

 その物言いに、夏生は気がついた。


「あ――。おまえ、覚えてんのか」

「君でさえ覚えていることを、私が忘れるはずもなかろう」


 なにかムカつく。


 能力のことを秋津に言うべきか。

 聞いてみるべきか否か。夏生が立ったままで迷っていると――。


「あ……、大鉄君たちだ」


 真琴が例によって壁面を見つめる目付きをする。

 つられて目をやるが、小鉄とオマケの大鉄とが、いっこうに姿を見せてこない。


「……?」

「まだ玄関」


 真琴はそう言った。


「へー。へー」


 壁に視線を向けながら、なにか感心した声をあげている。

 遠くの玄関から歩いてくる大鉄たちを視ているのだろうが――。


 夏生としては秋津の視線が気になって、隣の真琴を、肘でこづいた。


「まあまあ。焦んなくても、すぐ来るって」


 合図を誤解して、真琴がそう言ってくる。

 やがて大股で歩いてくる足音が廊下を近づき、大きな影がぬっと戸口を抜けてきた。


「おおい!」


 入ってくるなり、大鉄は声をあげた。

 ふだん物静かな男が、興奮して、声が大きくなっている。


「みろ――。これをみろ――」


 大鉄が妹の小鉄を、片手でぶらさげている。

 いや――。

 こいつならデフォルトスペックで、そのくらいのことができることはわかっている。あまり発育がいいとはいえない小学生の体を、片手一本で支えるくらいのことは――。


 だがいま大鉄のやっているのは、指一本で人間ひとりをぶらさげるという荒技だった。


 ちょっと普通の人間にできることとは思えない。


「ぶら~ん」


 小鉄が口で言って、実際にぶら~んとやっている。

 掴まっているのはだった。

 さらに掴まる指を変え、小指一本でぶらさがるに至って、夏生は大鉄もなんらかの力に目覚めていることを確信した。


「日々の鍛錬の成果がいまここに」


 ちがうって。


「先生っ。俺は。俺はっ」


 だれだよ先生って。

 どうだみたか、とでもいわんばかりに、大鉄は人間離れした超パワーを見せつけて、胸を張ってみせている。


「あたしもあたしもー」


 真琴も飛びついて、小鉄と反対側の手にぶらさがりにいく。

 その人間ブランコを見ているうち、妙な心配をしていたことが馬鹿らしくなってくる。


「……あのっ」


 小さな声がした。

 聞き落としてしまいそうなその声が聞こえてきた方向に顔を向けると、青ざめた顔で立ちつくす志津の姿があった。


「お……。おはようございます」

「あ。志津……」

「いえ。なんでもありません。へいきです。なんにもないです」


 顔色が気になって声を掛けようとしたのだが、彼女は先回りするような返事を返してきた。


 顔を下に向けて、ぎくしゃくと夏生の前を歩いてゆく。

 平静を装おうとしているが、激しく動揺しているということが、周囲からはモロバレであった。


 そんなところも可愛らしい、とか思って見守っていると、秋津の横を通りすぎようとしたところで、彼女はいきなり横を向いた。


「えっ――あっ、はい。ごめんなさい」


 何も言っていない秋津に、志津は独りごとめいた返事を返した。

 そしてぺこぺこと謝りはじめる。


 ずっと注目していたからわかるが、秋津はなにも言っていない。

 彼女が勝手に謝っている。


「どうした?」

「いや。それはもう夏生と春日がやった――と、彼女にそう告げただけだが」

「言ってねーじゃん」


「だから告げたと、そう言った。告げるための方法はなにも声に出して言うだけとは限らない」

「なんのこっちゃ」


 意味がわからず、夏生は肩をすくめた。

 それに――おれたちがなにをやったというのか。「それ」とはなんのことだ?


 あのバレバレの様子からみて、志津もなにかの能力を身につけて、それを自覚してきているらしい。


 たぶん全員がそうなのだ。


 なにか安心した気分になって、夏生は席に腰を下ろした。

 志津がそそくさとミニキッチンに姿を消す。


 どうやらまた朝食を作ってくれるらしい。

 急ぐ気分にはなれず、夏生は大鉄たちに顔を向けた。

 人間ブランコをやっていたのは昔の話。いまは人間メリーゴーランドとなっていた。

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