禁忌と規律 #23 この世界のロジック

「提携先のメイ・ボヌゥド医科大が優先的にうちに血液を回してくれてるの。こうして、私たちは魔法を使うことが出来る。医科大に足を向けて眠ることはできないわね」

目元は笑っているがロキの表情は真剣だ。

「それって血液が対価だからなんでしょ?」

「そう、体内に流れる血液を媒介にして、ね」

ノエルが喉を鳴らす。


初めて聞いた時もにわかに耳を疑ったが、その時以上にその言葉の物々しさを正面からリアルに捉えることができるのは、ライムの一件があったからに他ならない。

「いつ起きるか分からないリバウンドに備え、血の消失に耐える。魔法につきまとうリスクは術者に直接跳ね返ってくる諸刃の剣でもあるわけね。覚えてる?いつかあんたに言ったことがあるわよね。使える人には使える人の苦労があるって。それがこの答えよ」


科学の進歩は日進月歩の勢いで人類の夢を叶えていく。

ノエルがこの世に生を受けて十八年。

昔なかったものが次々と誰の手にも行き渡るようになり、毎日をより便利により快適に過ごせるようになった。

船舶に汽車、刃物に薬に爆薬などは社会を大きく変えてくれた。

使い方を誤らなければ基本的に問題は起こらない。何より使用者が善人であれば尚更だ。


だが、魔法は根本からして違う。

扱う人間が善であるか悪であるかは関係ない。

魔法の前では全てが平等だった。

「何かを得たいなら何かを差し出す。それはこの世界のロジックよ」

その対価は術者の命とも言うべき血液。

だが、無情というなかれ。

イーギスの魔術師たちはこの冷徹な禁忌を咀嚼し終えた者たちだ。


「許可制最大の理由はここにあるのね。血を失えば血を入れなければいけない。簡単な理屈よ。血を対価にしたイーギスの魔法を発現させる以上、術後の輸血は欠かせない。命綱でもある輸血体制、それが整備されていない学外で魔法を使うことが、どれだけ危険なことかは言うまでもないことよ」

「命の保障ができないから、なんだね」

ノエルの言葉には直接答えず、ロキは明るい花柄のソーサーにカップを置いた。

「死と隣り合わせなのは何も最前線に立つ武芸科だけじゃない。ルカやライが私たちを剣や銃弾からどれだけ守ってくれても、対価を差し出す以上、私たちもまた無事ではいられないのよ」


魔術を使えない自分がこの苦痛を味わうことは金輪際ないだろう。

だが、午後のライムがそうだったように、自分ではない誰かはそうではない。

出来損ないのスローモーションがノエルの脳裏で巻き戻されていく。

目の前で力なく崩れ落ちていく光景をこの先あと何度目にすることになるのだろうか。


一発で戦況をひっくり返すことのできる魔術の戦術的価値は計り知れない。

そこに意義を見出したのが、現在ノエルが席を置くイーギスグランカレッジだ。

二つの大国に東西の国境線を隣接する聖シオンは歴史的にも数多の緊張を抱え、今年で聖鴎歴1674年を迎えた。

だが、人間と同様に国もまた去年から年を一つ重ねただけで何かが好転したわけではない。

そんな中で首都アヴァンテに拠を構えるサイファーイストハイムに続き、西のオルヘ、東のイーギスの存在価値は日増しに高まる一方なのが昨今。

イーギス内の根深い問題もまたそれとは決して無関係ではなかった。


ふいに肌寒さを感じたノエルは窓の外に目を向けた。

緞帳が下りたような暗闇の中に星明りは見えない。

明日は雨が降るだろうか。そう思うと少し気分が滅入った。

「血液を人の手で作り出すことは不可能だし、医科大から無制限に輸血してもらえるわけではないから。血液が不足すれば助けられる命も助けられなくなる。血を欲する人はたくさんいるのよ」

ロキもまた外を見ていた。

改めて思うが、このテーマは重過ぎる。


しかしこれがこの世界の現実だとしたら、直視を避けるのはイーギスの人間として無責任だと思えた。

気づかぬ内に額に汗が浮かんでいる。

汗を冷たいと感じたのは初めてだった。

ノエルは自分の中で芽生え始めていた疑問を率直に口にした。

ここまでの会話の流れでロキの回答には察しが付く。

しかし、彼女の口から直接聞きたかった。


「あのさ。素朴なことなんだけどね、どこから血液を賄ってるの?だって、十人やそこらじゃ済まないよね?」

ノエルに向き直ったロキが背筋を伸ばす。

そして彼女の答えはやはり即答だった。

「マーセル市民からの提供よ」

思った通りだった。

ノエルは今日、午後になってからライムと街に出掛けた。

ロフタスパークに到着するまでに三番街と十九番街で献血現場の前を通っている。

その時は熱心な市民がいるなと呑気に考えていたが、あれはきっとこういうことだったのだ。


自分たちが何に生かされているかを思うと、自然身が引き締まる。

「献血はどこの地域でもあるわ。ただマーセルほど献血が日常に根付いた街はないでしょうね」

「うん、なんとなく分かるな。けど、どうしてそこまで?」

魔法と血液が切っても切り離せない関係であることは理解した。

魔法を使うのはイーギスの魔術科の生徒であってマーセル市民ではない。

だが、イーギスだけで量を賄うことなど到底不可能だ。


だから、人口五十八万人と言われるマーセル市民の協力が欠かせなくなる。

しかしノエルにはそれとは違う何かがその背景にある気がしてならない。

理由はきっとそんな単純明快なものではないという予感めいたものがあった。

そんなノエルの表情を知ってか知らずか、次のロキの言葉には含みがあった。

「それを知るのは、さ来週の火曜まで取っておきなさい。あんたの疑問に応えてくれる絶好のシンポジウムが開催されるから。特別スピーカーに市民も来るし、一度生の声に触れてみるのもいいわ」


「それから、ライムだけどあんたが心配するようなペナルティはないわ」

「不問ってこと?」

「悪いことをしたという前提でしょその言葉の意味で行くと。違うわ。去年一年歴史科にいようが倫理科にいようが魔術規約はイーギスの根幹を支えるものよ。あの子が知らないわけがないし、事態がこうなることも予測できていたはず」

ロキの言葉に咎める響きはない。

「イーギスとして彼女は正しい対応をした。大変だったでしょ。あんたもよくやったわ。ご苦労様」

労われたノエルは笑みを零し、カップの中の珈琲を飲み干した。

気がかりだった最後の心配が氷解し、ノエルはほっと胸を撫で下ろす。


とはいえ、今回のようなトラブルに直面することは今後も幾度となく起こるだろう。

自分はそれを解決しなくてはいけない。

だからこそライムに抱くのは感謝の念ばかりだ。

身分を証明できるナイフの支給を待たず、街に出たのは返す返すも迂闊だった。そもそも、これ一つがあればライムを医務室に運びこむ必要も生まれなかったのだから。

マーセルは華麗な飛躍を遂げる中で様々な影を生み出した。

そして時としてそれは日常に不穏な牙を向ける。


自分たちがいたからこそロフタスパークの悲劇は避けられたとも言い換えられるが、ノエルには慢心できる余裕などこれっぽっちもない。

ノエルの中には、ロキはともかく、他の人間でもより丁寧な幕引きを期待できたに違いないという思いがある。

その域に自分はまだ掠りもしていないのだ。


「慌しくて悪いわね。もう出なきゃいけないから最後に一つ。魔法は強力な対抗手段になるけど、ひとつ使い方を誤ると本人が命を落とすリスクに晒されるだけじゃなく、市民からいただいた血を無駄にするばかりか、守れたはずの仲間の命さえも危ぶめることになる」

黒のジャケットに袖を通す姉の言葉にノエルは神妙に無言で頷く。

覗き込むような姉の双眸はノエルをずっと捉えたままだ。

立ち上がったロキはノエルの頭に優しく手を置いた。


慣習や形式を重んじた剣術道場での日々に血生臭い命のやり取りは発生しない。

だが実際の現場は綺麗事が一切通用しない無慈悲な世界だ。

ノエルが大切にしてきた道理を相手が呑む義理もない。

相手に向けるのは潰れた刃先でもない。

身を守れなければ、そこにあるのは死だ。

禁忌と規律の両方を口にするロキの言葉は重い。

非日常の世界にノエルはこの身を投じた。

寸止めや峰打ちに明け暮れた日々はすでに過去のものだ。


ノエルがこれから扱う武器は人を殺めることのできる凶器。

使い手の心が悪であれば殺人剣となり、善であれば活人剣になる。

自分がどちらかなど今更考えるまでもない。

自分の後ろに刃は通させないし銃弾は弾いてみせる。

魔術を使えない自分は剣を片手に己の本懐を果たすだけだ。

「了解、ロキ姉」

身体の中で躍動する赤い血が熱を帯びたように感じた。




医務室に到着したノエルは目当ての部屋の前でドアを静かにノックする。

間を開けず中からどうぞという声が聞こえた。

入室する前に笑顔を念入りに確かめたノエルは明るい声を振り絞った。

「やっほー、どう具合は」

「うん、なんとか。少し気分はマシになりましたよ」

ベッドから上半身を起こし、こちらを見る病衣姿のライムの表情は確かに血の色が通っているようだった。

運び込んだ時の青白かった顔とは違い、正常を取り戻しつつある友人の顔はノエルを安心させてくれた。


「そっかあ、早く良くなってね。あそこまでテンパったの久しぶりだよ」

ノエルはベッドサイドの横にある丸椅子を手繰り寄せ、気軽な調子で安堵してみせた。

「迷惑かけて本当にごめんなさい。わたしなんかのために輸血の貴重な血を使ってしまったし」

眉根を寄せたライムの顔は申し訳なさでいっぱいだった。

「こういう時のためにあるんでしょ。気にしすぎだよライムは」

「でも」

自己嫌悪で謝り倒そうとするライムを制し、ノエルは半ば強引に話題を変えた。


「いま、赤髭先生は?」

「トニーオ先生はさっき私用で出かけたみたいです」

医務室を通ってここに来たが、ここの主の姿は見なかった。

メイ・ボヌゥド医科大から招聘されたトニーオ=エルマーは親しみを込めて赤髭先生と呼ばれている。

彼の印象はまさに衝撃的と呼ぶに相応しい。

文字通り、目の前に星が散ったのはつい数時間前の話だ。

貧血で倒れたライムをおぶり、ベッドに横たわらせたノエルはあろうことか毛深い拳骨をいただいている。

ノエルの危なっかしい運び方に激怒し、ド素人が!の罵声と共に一撃を食らわせてくれた容赦なき外科の御人だ。

思い出すだけで涙目になれる。


「はい、これ」

紙袋の中から蓋付の紅茶のカップを差し出す。

寄る途中の購買で調達しておいたのだ。

「あ、ありがとう。あ、これわたしの好きなの」

「朝飲んでた紅茶に近いかなって。味とか匂いが。このマシエン風味に近いでしょ」

「むしろどんぴしゃです。すごいです、ノエル」

素直な賞賛に照れくささを隠せない。

「へへ。ささ、熱いうちに飲もうよ」

中身がこぼれないよう慎重にライムの小さな掌に紅茶を手渡す。


手元が狂って超高温の液体を病床のライムにぶちまけようものなら、赤髭先生の拳骨とロキの説教を甘んじて受け入れるしかないだろう

そんな戦慄の光景を頭の隅から追いやり、ノエルはもう一つの紙袋の中に再度手を突っ込んだ。

「あとこれもお土産」

ノエルは色取り取りの包装紙にくるまれた小さなお菓子を汚れ一つないシーツの上に並べていく。

「うわあ」

感嘆声のライムも同じ気持ちのようだ。

数にして二十個が整然と並ぶとちょっとした感動を覚える。


「さっきまでロキ姉と一緒にいてね、もらってきたの。あたしよりもいっぱい食べてね」

「うん、ありがとうノエル。でもどうして?」

「あはは、ニキビが気になるお年頃なので」

苦笑いのノエルだ。

甘いもの数個ならまだ大丈夫だが、見境なく食べていられた時代はとうの昔に終わっている。


「まあ、ロキ姉もお菓子好きだからねー。引き出しの中さ、掴み取りできるくらいお菓子で溢れてたわ。あれでダイエットしなきゃとか言ってるしさー、意味わかんないよねほんと」

「その前にダイエットが必要な体型とも思えませんけど」

意地の悪い笑みを浮かべるノエルにライムが笑みで肩を揺らせた。

「色々苦労してんのねー、あの人も」

二人でケラケラ笑いあう。


姉をダシに使っているところを見られたら、でこぴん以上の災厄を受ける羽目になるだろうが、幸いにして彼女はここにはいない。

姉ネタはロキに憧れるライムには鉄板である。

「今度お見舞いに来るときは楽しみにしてていいよ。もっとくすねてくるから」

「あ、でももう大丈夫ですよ。安静にしてれば明後日には復帰できるって先生が言ってましたから」

思わぬ返答にノエルが腰を浮かせる。

復帰にはもうしばらく安静を要すると思っていたからだ。


「え、そうなの。てかそんなもんなの?」

「うん。血入れは終わってるし、少しの量で済んだみたいだから」

「そうなんだ。良かったね。尋常じゃなかったしあの時は」

「ごめんね、大げさに倒れたりして。本来は血がなくなる感覚に慣らしていくものなんですけど、私の場合それをせず転籍したので」

あの時を思い出したのかライムの表情に陰りがさす。

「あ、それは気にしないで。てことは魔法を使ったのも実はかなり久々とか?」

「はい、オルヘの学芸院以来ですね。でも、二年になってから授業の中で何度か魔法を使っているので感覚的に思い出してはいたんですが」

血が魔法の燃料になる関係である以上、魔術科の生徒たちは血の喪失に耐えねばいけない。


イーギスでは自ら体験することでその身に覚え込ませる手法を採用している。

自分と同学年の魔術科の学生はそれを現在進行形で体験している最中なのだろう。

ノエルは何度かその光景を目にしていた。

だが、一年を他学科で過ごしたライムはその過程を踏んでいない。

いくら故郷で魔術に触れていたとはいえ、試運転がほぼない状態で数年ぶりに発動させた結果がこれだった。

「そっかあ。でもやるねライム。一年間違う科にいてもすぐにぱぱって使えるなんてさ」

「いえいえそんな。基本落ちこぼれですから、わたし」


チョコの包みを開けたノエルはライムにいくつかを手渡した。

決して自分を大きく見せようとしないのは彼女の美点だが、ルゼルのライブで見せたときの弾けぶりとは百八十度違って見える。

「てことは、あれまさか独学でやったの?」

「え?…はい、そうなりますね。あ、でも去年ロキ先輩がアフレツ祭で披露してたのを近くで見ていたので、やり方はなんとなく覚えていましたから」

学生課の掲示板にアフレツ祭の案内が貼られていたのを思い出す。


それは魔法の技を芸術点で競い合う大会だ。

生活に実用的なものから戦闘に特化したものまで幅広く目に出来る展覧会的な側面もあいまってギャラリーは多い。

出場者を選別せず一般参加も含め広く募っているため、敷地内に医療班が多数待機しているのはマーセルならではの光景である。


「ふーん」

魔術科のカリキュラムを知らないノエルにすれば、痺痛ヒポセシアを学ぶ時期は分からない。

難易度の高い魔法でもないが、安易に再現できる魔法でもない。

それはノエルがまだ小さい頃にロキに教えてもらったことだ。

ここまで聞いて胸の中に一つ疑問が生じた。

「ライム、一個聞いていい?」

「どうぞ」

ライムの表情が少し強張ったのをノエルは見逃さなかった。

「あれさ、ぶっつけ本番だった?」


ライムが次に口を開くまでに口の中のチョコは溶けていた。

「…威力を絞れませんでした」

魔法の強度をコントロールするのは確かに難しい。

使い慣れたものなら自在に出力を操ることも可能で、血の喪失量も減らせる。

ただノエルの眼前で絶叫したシシリー・マッツの男は明らかに少々常軌を逸していたように感じていた。

それに、ヒポセシア一回で倒れてしまうほどイーギスの魔術科の生徒がヤワな鍛え方はしていないはず。

だとすれば、そこから導かれる答えは明白だった。


「やっぱり。加減が分からなくて、マックスでいっちゃったんだね」

ノエルはわざと体感したことがある。

予備知識があったとはいえ、ライムの”あれ”は度を越えていた。

「はい」

「まあ状況が状況だからね。仕方ないよね。結果オーライだけどみんな助かったし。でも、うーん、ちょっと危ないよ。剣術科のあたしがあえて言うことじゃないかもしれないけど」

ライムは病衣姿だ。


輸血を終えたばかりで今日明日は確実に安静が必要な体である。

長居するつもりはなかったノエルだが、そうもいってられなくなった。

確かに絶体絶命な状況はライムの魔法一発で救われた。

改めて魔法の持つ威力を思い知らされた思いだ。

だが、同時にロキとの会話の中で口にした暴発が思い出される。

制御不能の最大出力でよく起こらなかったものだ。

ノエルの中では今やそちらの安堵の方が大きくなっていた。


室内に少し風が流れるのをノエルは頬に感じた。

ふいに雨音が耳に届く。

本降りになるかもしれない。

頭の中にあるのは雨の残響のみ。

一分近い無言が続く中で夜の帳は雨と風に支配されてしまったらしい。

大きくたなびいたカーテンが室内に微かな明暗をつけた。


重苦しくなりそうな雰囲気に耐えられず、ノエルは少しだけ声を張った。

「あ、ごめんごめん。責めてるわけじゃないんだ」

ずっと俯き加減で押し黙っていたライムが顔を上げる。

何かを決意したような表情は今日一日で見たことがない顔をしていた。

「ライム?」

「…今日一日すごく楽しかったです。ノエル、最後に本当にありがとう」

「え?」

たとえ神話に出てくる救世主や神様でも、一連の会話の流れでこの言葉を聞くことになるなど予想できたとは思えない。

ノエルは完全に虚を突かれた。

「こんなに良くしてくれたのはここに来て初めて。本当に嬉しかった。だからノエルには知ってもらいたいの」

ライムの大きな瞳がまっすぐ自分を捉えている。

その時始めて彼女の瞳の色彩が左右で異なっていることに気が付いた。

そして、瞳孔の大きさも。


「わたし、来週でイーギスを辞めようと思ってます」

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