短い言葉の中に、独りで過ごす寂しさとどこか可笑しみのある情景が凝縮されていました。古風な言葉遣いが醸し出す雅な雰囲気と、「たなばたのみに」という表現の洒落っ気が印象に残ります。七夕という年に一度の逢瀬を重ねることで、待ち続ける時間の長さまで感じられるのが面白いところです。しんみりした題材でありながら重くなりすぎず、どこか粋で艶っぽい余韻も感じられました。わずか三十一音から情景や背景をあれこれ想像したくなる、味わい深い作品です。
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