概要
『さくらかり 雨はふりきぬ──』 桜の陰で濡れたのは、誰にも渡せぬ恋心
BLです。春、主君の桜狩りに供奉することとなった直道(なおみち)は、久しく会っていなかった唯輔(ただすけ)と再会する。去年の秋、密かに心と体を重ねて以来の再会に胸を躍らせる直道だったが、主君の牛車から衣を乱して出てきた唯輔の姿に、酷い嫉妬を覚えてしまう。 やがて降り出した雨の中、桜の下で妖しい色香を放つ唯輔。『どうせ濡れるのであれば、桜から滴り落ちる雫を眺めていたい』滴る雫に誘われるまま首筋へ口づけた直道だったが、彼は嘲笑うように主導権を奪い、夜の密会を約束して去っていき――。 雨と桜が織りなす、二人だけの甘く密やかな執着を描いた王朝BL。
『拾遺和歌集』に収められた作者不詳の恋歌
『さくらかり 雨はふりきぬ おなしくは ぬるとも花の かげにかくれむ』をモチーフに描く、雅で情熱的な一夜の物語。
『拾遺和歌集』に収められた作者不詳の恋歌
『さくらかり 雨はふりきぬ おなしくは ぬるとも花の かげにかくれむ』をモチーフに描く、雅で情熱的な一夜の物語。