このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(83文字)
日本人は「おんがえし」が好きです。美談です。昔話にもよく出てきます。鶴のおんがえし、かさじぞうのおんがえし。舌切り雀のおんがえし。でも、こと人間に関しては。そんな美談ばかりでは、ないようで。大切な「おん」は、絶対に返さなければなりません。どんな方法を使っても。どんなに時間をかけても。自分の納得がいくまで。「おんがえし」の、美しいシーンが複数、出てきます。おそらく最高に美しい笑顔、最高に美しいラストシーン。タイトルとキャッチフレーズの意味を、じっくり噛み締めながら読んでいただきたい。疾走感、爽快感を味わえる作品です。
短編モノをたくさん執筆されている作者様とのことで最新作を拝読させていただきました。短編好きなんですタイトルと概要欄を見て「気持ちよさそうな話だぁ」と思い、冒頭部分を読んでも「不出来だけど爽やかな奴だぁ」なんてノンキしながら読み進めていきました。今思えば、タグまで見とけばよかったですねはい、思いっきり仕掛けにハメられた読者です!短い文章でしっかりバックボーンを説明した上で、余韻を残して終えられる作者様の技術の高さにやられたのかもしれません。しっかり考えられた面白い短編でした。オススメです
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