概要
敵を倒せとは、どこにも書いてない。
鳴尾湊。
探索者適性試験で与えられた評価はEランク。
彼のスキル《ルール確認》にできるのは、目の前の状況に適用されている「ルール」を読むことだけだった。
戦闘力は上がらない。
敵の弱点も分からない。
未来も、正解も教えてくれない。
どう見ても、探索には向いていない能力だった。
――未知の特殊領域が出現するまでは。
閉じ込められた探索者たち。
襲いかかる門衛ゴーレム。
誰もが強敵を倒す方法を探すなか、湊は別のものを見ていた。
【勝利条件:《階層鍵》を所持した参加者一名が出口へ到達する】
そして、その下に表示された一文。
【門衛ゴーレムの破壊は勝利条件に含まれない】
「倒さなくていい」
敵を倒す力はない。
けれど、そもそも敵を倒す必要があるのか?
これは、戦闘ランクEの青年
探索者適性試験で与えられた評価はEランク。
彼のスキル《ルール確認》にできるのは、目の前の状況に適用されている「ルール」を読むことだけだった。
戦闘力は上がらない。
敵の弱点も分からない。
未来も、正解も教えてくれない。
どう見ても、探索には向いていない能力だった。
――未知の特殊領域が出現するまでは。
閉じ込められた探索者たち。
襲いかかる門衛ゴーレム。
誰もが強敵を倒す方法を探すなか、湊は別のものを見ていた。
【勝利条件:《階層鍵》を所持した参加者一名が出口へ到達する】
そして、その下に表示された一文。
【門衛ゴーレムの破壊は勝利条件に含まれない】
「倒さなくていい」
敵を倒す力はない。
けれど、そもそも敵を倒す必要があるのか?
これは、戦闘ランクEの青年
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