概要
換算攻撃力ゼロ。ただ「今」を止めるだけ――それが、勇者の剣より強かった
「換算攻撃力ゼロ」。鑑定式の数字ひとつで、四年間支えた勇者パーティから追放された雑用係ジーク。
授かった外れスキル【固定】は「触れたものの今の状態を維持するだけ」――のはずだった。
狼に襲われた夜、焚き火を固定したら、水を掛けても消えない火になった。
燃える火は消えず、飛ぶ矢は落ちず、傷は広がらず、切れる綱は切れない。理屈で使い倒すほど「世界の理」そのものを止めていると気づいたとき、維持時間は少しずつ伸びはじめていた。
数値では測れない男が、辺境の街で「止めの人」と呼ばれるまでの、理詰めの成り上がり。
授かった外れスキル【固定】は「触れたものの今の状態を維持するだけ」――のはずだった。
狼に襲われた夜、焚き火を固定したら、水を掛けても消えない火になった。
燃える火は消えず、飛ぶ矢は落ちず、傷は広がらず、切れる綱は切れない。理屈で使い倒すほど「世界の理」そのものを止めていると気づいたとき、維持時間は少しずつ伸びはじめていた。
数値では測れない男が、辺境の街で「止めの人」と呼ばれるまでの、理詰めの成り上がり。
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