概要
私が私であることはあらかじめ決まっていた――
八千年間生きた亀が放った鳴き声に符合する名前を持つのは、五歳の少女、ガスパチョただ一人だった。十年後、命を狙われる身となった彼女と叔父のホセは、世界政府のイサベラに連れられて宇宙へ逃亡することになる。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!圧倒的な筆力と引力のある世界観
物語や構成、節々の文章表現に至るまで、すべてのレベルが高すぎて震えました。
語り口調がとにかくプロで、最初から最後まで隙なくかっこよかったです。Web上の小説で、ここまで先を読みたいと思った作品は初めてでした。文字を追わせる力が本当にすごいです。
どのように生きてきたらこんな世界観を描けるのか、どのように思いついてどんな風に構想を練ったのか本当に気になります。クライマックスの落とし込み方も本当に好きで、見事としか言いようがありません。
硬めのSF小説は少し苦手で読むのに時間がかかってしまうこともあるのですが、本作は抵抗なく読み進められ、何よりすごく面白かったです。この作品の魅力をうまく…続きを読む