概要
港区女子、大阪の港区へ。
東京・港区で働き、港区のタワマンに住む男と付き合い、年収も学歴も会社も住む場所も――人間の価値はだいたい数字で測れると思っていた式真理子。
ところが突然の転勤でやってきたのは、同じ「港区」でも大阪市港区。
古びた社員寮、冴えない町並み、知らない文化。
おまけに恋人からは、あっさり「損切り」される。
最悪だった。
そんなシキが近所のコンビニで出会ったのは、金髪でミニスカート姿の店員・キム。
距離感がおかしい。馴れ馴れしい。しょうもないことで笑う。
そして、シキが大切にしてきた「価値」を、まるで気にしない。
「東京いう町はな、価値でできとんねん」
なら、この町は何でできているのだろう。
東京の港区と、大阪の港区。
値札のつくものばかり選んできた女と、「好き」に理由なんかいらないと
ところが突然の転勤でやってきたのは、同じ「港区」でも大阪市港区。
古びた社員寮、冴えない町並み、知らない文化。
おまけに恋人からは、あっさり「損切り」される。
最悪だった。
そんなシキが近所のコンビニで出会ったのは、金髪でミニスカート姿の店員・キム。
距離感がおかしい。馴れ馴れしい。しょうもないことで笑う。
そして、シキが大切にしてきた「価値」を、まるで気にしない。
「東京いう町はな、価値でできとんねん」
なら、この町は何でできているのだろう。
東京の港区と、大阪の港区。
値札のつくものばかり選んできた女と、「好き」に理由なんかいらないと