★
0
概要
子育てが一段落したので、神話存在が外へ出てきた。
人間社会にとって幸いなことに、神話存在エルマは長いあいだ、妻として、母として、穏やかに暮らしていた。
その子育てが、一段落した。
そこでエルマは、第二の人生に治癒術師《ヒーラー》を選んだ。
「傷んだところを食べて、足りないところを編み直せば治りますよ」
本人に悪意はない。
むしろ、お淑やかで世話好きな奥様である。
ただし、人間ではない。
人の姿は、巨大な身体を人間一人分へ折り畳んだもの。
本来は触手群を身体の主体とし、長く留まれば土地と身体の境界さえ曖昧になっていく、かつての立入禁止級の上位存在なのだ。
そんな奥様が、小柄で生真面目な盾役ルル、怪異にめっぽう弱い剣士ジン、研究欲の強いエルフ魔術師オクタヴィアとともに、冒険者として各地を歩き始める。
待っているのは、大型魔物に奇
その子育てが、一段落した。
そこでエルマは、第二の人生に治癒術師《ヒーラー》を選んだ。
「傷んだところを食べて、足りないところを編み直せば治りますよ」
本人に悪意はない。
むしろ、お淑やかで世話好きな奥様である。
ただし、人間ではない。
人の姿は、巨大な身体を人間一人分へ折り畳んだもの。
本来は触手群を身体の主体とし、長く留まれば土地と身体の境界さえ曖昧になっていく、かつての立入禁止級の上位存在なのだ。
そんな奥様が、小柄で生真面目な盾役ルル、怪異にめっぽう弱い剣士ジン、研究欲の強いエルフ魔術師オクタヴィアとともに、冒険者として各地を歩き始める。
待っているのは、大型魔物に奇
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?