タイトルから想像できるのかもしれないが、火と光に関する連作短歌である。しかし単に激情の比喩というわけでもない。たとえば花火の火をもらって自分の花火をつけるといった日常の切れ端への感情に面白さがある。人間は一面的ではないので重層的で矛盾のある行動をするし、愛も憎しみも一方的な思いをぶつけているだけなのかもしれない。そういったことが日常のふとした発見と結びついて、独自の感性が表現されている十の短歌。【レビューコンテスト応募】
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