概要
メイクは苦手。でも化粧品なら作れる。すっぴん白衣が化学で陰謀を破壊する
化粧品会社アルカサスには、目に見えない社内カーストがある。
頂点は、「化粧品は見せ方が九割!」を信じる花形部署《キラキラ組》。そして最下層、ラボで化粧品の“中身”を作る研究開発部――《白組》。
白組の研究員・湊川由芽は今日もすっぴん。髪は雑なひとつ結び。前髪は放置ぎみ。ファンデは選べない。ビューラーは、まつ毛専用ギロチンに見える。
なのに、人の肌を見れば悩みを一発で見抜き、成分表を読ませれば社内で右に出る者はいない。
そんな由芽は画期的な新素材に『アルフレッド』と名前を付けて、を完成寸前まで育てていた。
――そのすべてを、たった一日で奪われる。
ある朝、会社の前にパトカー。ラボは封鎖。尊敬する上司・西城蘭子は、機密情報を外部へ流した容疑で連行。研究データはキラキラ組に
頂点は、「化粧品は見せ方が九割!」を信じる花形部署《キラキラ組》。そして最下層、ラボで化粧品の“中身”を作る研究開発部――《白組》。
白組の研究員・湊川由芽は今日もすっぴん。髪は雑なひとつ結び。前髪は放置ぎみ。ファンデは選べない。ビューラーは、まつ毛専用ギロチンに見える。
なのに、人の肌を見れば悩みを一発で見抜き、成分表を読ませれば社内で右に出る者はいない。
そんな由芽は画期的な新素材に『アルフレッド』と名前を付けて、を完成寸前まで育てていた。
――そのすべてを、たった一日で奪われる。
ある朝、会社の前にパトカー。ラボは封鎖。尊敬する上司・西城蘭子は、機密情報を外部へ流した容疑で連行。研究データはキラキラ組に
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!諸君、化学とは実に恐ろしい武器である
諸君。
私は今回、ひとりの研究員の戦いを確認した。
メイクは苦手。
だが、化粧品の中身については誰よりも強い。
湊川由芽という研究員である。
《白組》と《キラキラ組》。
「見せ方」を重んじる者たちと、「中身」を作る者たち。
この対立だけでも興味深い。
さらに研究データの流出、不審なサンプル、そして少しずつ見えてくる真相。
化粧品研究の知識が単なる飾りではなく、謎を追い、状況を覆すための武器として使われている点も実に良い。
ザマス王子との掛け合いも忘れてはならない。
重くなりすぎず、話は軽快に進んでいく。
「見せ方」と「中身」。
最後にものをいうのはどちらなのか。
…続きを読む