概要
エイムでは勝てない。読めるだけの元控え捕手が、世界一を狙う。
正しく読めていた。それでも、その読みが勝利になったことは、一度もなかった。
牧野慧、十七歳。名門野球部の元控え捕手。
配球は読めた。打者の狙いも読めた。試合が動く瞬間も、見えていた。
それでも、試合に出るのは自分ではなかった。
野球をやめた慧が次に立ったのは、五人制FPS『ゼロライン』のオープン予選。
エイムは平凡。反応速度も人並み。
慧にあるのは、敵の癖、音、時間のズレを拾い、「次に来る場所」を読む力だけだった。
抽選で組まされたのは、名前も知らない野良の四人。
最初は、誰も慧の声を信じない。
だが、一度当たれば、一人が動く。一人が動けば、情報が勝利に変わる。
野球では使われなかった「読む才能」が、やがて一人の武器ではなく、五人の力になっていく。
これは、控え捕手だっ
牧野慧、十七歳。名門野球部の元控え捕手。
配球は読めた。打者の狙いも読めた。試合が動く瞬間も、見えていた。
それでも、試合に出るのは自分ではなかった。
野球をやめた慧が次に立ったのは、五人制FPS『ゼロライン』のオープン予選。
エイムは平凡。反応速度も人並み。
慧にあるのは、敵の癖、音、時間のズレを拾い、「次に来る場所」を読む力だけだった。
抽選で組まされたのは、名前も知らない野良の四人。
最初は、誰も慧の声を信じない。
だが、一度当たれば、一人が動く。一人が動けば、情報が勝利に変わる。
野球では使われなかった「読む才能」が、やがて一人の武器ではなく、五人の力になっていく。
これは、控え捕手だっ
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?