概要
吊るし上げの壇上が【笑い】に変わる、人たらし世話焼き溺愛コメディ。
大阪の下町で五十年、飴屋「てるや」を守った難波照子、享年六十八。
風呂上がりにぽっくり逝って、気がつけば金髪縦ロールの公爵令嬢テレージア(十七)――しかも目の前では、婚約者の王太子が満座の夜会で婚約破棄を叫んでいる真っ最中である。
震えて泣く男爵令嬢の顔が、店の常連だったみっちゃんの泣き顔に重なった瞬間、前世の記憶がドッと戻った。
ここは、みっちゃんが毎日レジ前で語っていた乙女ゲーム『きらめき王立学園』の世界。うちは追放されて野垂れ死ぬ悪役令嬢。
せやけど――まあ、それはそれとして。
「あんた、泣いてるやん。はい、飴ちゃん」
断罪の場は飴と説教で井戸端会議に変わり、婚約破棄は快諾(「もろときますわ」)。罪状は帳面につけて、やった分は謝る、やってへん分は引き受けへん。
翌日から悪
風呂上がりにぽっくり逝って、気がつけば金髪縦ロールの公爵令嬢テレージア(十七)――しかも目の前では、婚約者の王太子が満座の夜会で婚約破棄を叫んでいる真っ最中である。
震えて泣く男爵令嬢の顔が、店の常連だったみっちゃんの泣き顔に重なった瞬間、前世の記憶がドッと戻った。
ここは、みっちゃんが毎日レジ前で語っていた乙女ゲーム『きらめき王立学園』の世界。うちは追放されて野垂れ死ぬ悪役令嬢。
せやけど――まあ、それはそれとして。
「あんた、泣いてるやん。はい、飴ちゃん」
断罪の場は飴と説教で井戸端会議に変わり、婚約破棄は快諾(「もろときますわ」)。罪状は帳面につけて、やった分は謝る、やってへん分は引き受けへん。
翌日から悪
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