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概要
能力は罪じゃない。安全な手順が、まだないだけだ。
他人の心へ侵入する。壁をすり抜ける。触れた物を爆破する。危険指定を受けた異能者は、就職も住居契約も拒まれる近未来。能力管理庁の事故調査官だった真壁朔は、失敗の責任を負わされ地方の「運用審査室」へ左遷される。彼自身に異能はない。あるのは事故記録を読み、現場を測り、本人と一緒に安全な手順を作る技術だけ。最初の相談者は、どんな密室にも侵入できる少女だった。これは危険な力を善意で美化せず、責任ある仕事へ変えるための実務と再出発の物語。
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