概要
満ち潮の摘みたるごとく赤散りて母に忌まれし重き曙
家族に潜む象徴性の深層を短歌に記録しました。
父の獣性、母の呪詛、その二つの系譜に挟まれた語り手の身体の記憶を、三章構造で編んでいます。
暴力と言葉、拒絶と美が時間の底に沈殿し、なお響き続けるありさまを追いました。
過去と未来のあわいに立つ現在地の自分を、ようやく肯定できた気がしています。
父の獣性、母の呪詛、その二つの系譜に挟まれた語り手の身体の記憶を、三章構造で編んでいます。
暴力と言葉、拒絶と美が時間の底に沈殿し、なお響き続けるありさまを追いました。
過去と未来のあわいに立つ現在地の自分を、ようやく肯定できた気がしています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!壮絶なる嘔吐!
いきなりのドギツイタイトルでみなさまスミマセン。でも、これが一番心に浮かんで、かつ、この十首短歌、いや、イエロウ氏が作品を著す原動力なんだと思ったからこそ、そのまま書きました。
イエロウ氏の作品をご覧いただくと、壮絶な家族という閉じた世界における人間模様が描かれているのが分かります。
人間、吐くとスッキリすることありますよね?そう、これは、イエロウ氏が長年溜め込んできた「心に溜まりに溜まった澱」の嘔吐なのです。
古代ギリシャ人は愛には4つの形態、すなわち、フィリア(博愛)、アガペー(隣人愛)、ストルゲー(家族愛)、エロス(肉欲)があると言いました。
このうち、ストルゲーがすっぽりと抜…続きを読む