概要
膝を壊した元バスケ選手。プロ野球の戦力外を決める数字を作り、酒蔵へ。
元バスケ選手の星野くるみは、大学一年の春に膝を壊し、競技を断念する。
残ったのは、コート全体を読む目と、数字を数える癖だった。
統計とデータ分析を学んだくるみは、やがて東京でプロ野球のデータアナリストになる。選手を勝たせるために作った数字は、いつしか戦力外を決める資料にも使われるようになった。
数字は正しい。けれど、数字だけでは読めないものがある。
仕事を離れたくるみが次に向かったのは、地方の小さな酒蔵だった。
バスケットボール、プロ野球、酒造り。三つの現場を通して、一人の女性が自分の仕事と居場所を選び直していく長編お仕事小説です。
人をさばく数字と、誰かを生かす数字。同じ数字が、聞き方で変わる。
残ったのは、コート全体を読む目と、数字を数える癖だった。
統計とデータ分析を学んだくるみは、やがて東京でプロ野球のデータアナリストになる。選手を勝たせるために作った数字は、いつしか戦力外を決める資料にも使われるようになった。
数字は正しい。けれど、数字だけでは読めないものがある。
仕事を離れたくるみが次に向かったのは、地方の小さな酒蔵だった。
バスケットボール、プロ野球、酒造り。三つの現場を通して、一人の女性が自分の仕事と居場所を選び直していく長編お仕事小説です。
人をさばく数字と、誰かを生かす数字。同じ数字が、聞き方で変わる。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!神の視点を得た天才が、数の洗礼を受けて真の覚醒を始める最高の展開
怪我によってプレイヤーの道を絶たれたくるみが、二階の特等席からコートを俯瞰することで、自身が持つ「異常なまでの大局観と分析力」に自覚的になっていく過程が鮮やかです。
そして、競技プログラミングの怪物・水瀬詩織との邂逅。「数は、平気で嘘をつくよ」という冷徹な指摘によって、くるみが心の拠り所にしていた「パスを出していれば勝てていた」という1年前の後悔が揺るがされるシーンの緊迫感は鳥肌モノでした。
走れなくなった絶望の場所から、誰よりもコートの真実を見抜く「アナリスト」としての才能が覚醒していく対比が熱いです。黒部が「あんたは起きる前に見えてる」と恐怖すら覚えるほどのくるみの異質さが、スポーツ描写…続きを読む