概要
六桁のロックを破るのに数十万日。なら、宇宙を百万個つくればいい。
六桁のロックを破るには、人の寿命では足りない。だから、その部署は宇宙を百万個つくる。各宇宙で一度ずつ番号を押させ、解除された宇宙の答えだけを回収する――入社初日の新人が、その装置を初めて目にした夜の話。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!神はサイコロを振らない『宇宙仮説』作品の集い、企画ご参加のお礼
人間の脳って、本当に不思議ですよね。
一つ一つのシナプスが、まるで一つの銀河系のようです。
では、どうすれば一瞬で別の銀河系へ渡れるのでしょうか?
まばたきを一つ。
まぶたが擦れ合う、その一瞬に生じたエネルギーだけで想像力は起動し、一つの宇宙が誕生し、そして終焉する。
……え?
エネルギー保存則?
突然生まれて、突然消えたんだから、差し引きゼロ。
そういうことでいいですよね?
気づくより先に、もう宇宙は跡形もなく消えている。
あとからゆっくり思い返してみると、さっき何かあったような気がする。
ありましたよね?
……ありましたっけ?
ところで、何の話でしたっけ?
ああ、そうだ…続きを読む